JP2019020294A - 回転角センサ−デジタルコンバータおよび回転角センサ−デジタル変換方法 - Google Patents

回転角センサ−デジタルコンバータおよび回転角センサ−デジタル変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回転機器における回転角度の演算精度や演算速度を向上させること。【解決手段】レゾルバ−デジタルコンバータ1は、A/D変換部10と、デジタルデータ処理部20とを備える。A/D変換部10は、レゾルバから出力される2相のレゾルバ信号SIN+、COS+を、それぞれ2つのデジタル信号SINAD、COSADに変換する。デジタルデータ処理部20は、復調回路22と、センタリング回路23と、角度演算回路24とを有する。復調回路22は、2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて2つの復調信号SINPH、COSPHを生成する。センタリング回路23は、2つの復調信号SINPH、COSPHに基づいて2つのセンタリング信号SINθ、COSθを生成する。角度演算回路24は、2つのセンタリング信号SINθ、COSθと、予測角度φに対する正弦値および余弦値とに基づいてデジタル角度信号ANGLEを生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転角センサ、特には、位相が90度ずれた2相の正弦波信号を出力する回転センサ(例えば、レゾルバ、MRセンサなど)についての回転角センサ−デジタルコンバータおよび回転角センサ−デジタル変換方法に関する。
従来、回転角センサ、例えば、レゾルバに関して言えば、回転機器に装着されたレゾルバへ励磁信号を出力し、レゾルバから入力されるレゾルバ信号に基づいて回転機器の回転角度を算出し、かかる回転角度をデジタルデータとして出力するレゾルバ−デジタルコンバータが提供されている。
特開2000−353957号公報
しかしながら、従来のレゾルバ−デジタルコンバータはもとより、MRセンサも含めた回転角センサの出力信号を処理する回転角センサ−デジタルコンバータでは、回転角度を算出する処理の中にアナログ処理が含まれているため、演算精度や演算速度については向上の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転機器における回転角度の演算精度や演算速度を向上させることができる回転角センサ−デジタルコンバータおよび回転角センサ−デジタル変換方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る回転角センサ−デジタルコンバータは、A/D変換部と、デジタルデータ処理部とを備える。前記A/D変換部は、回転角センサから出力される2相の正弦波信号を、それぞれ2つのデジタル信号に変換する。前記デジタルデータ処理部は、前記A/D変換部から出力される前記2つのデジタル信号に基づいて回転機器の回転角度を算出し、算出された前記回転角度をデジタル角度信号として出力する。また、前記デジタルデータ処理部は、前記2つのデジタル信号に基づいて生成された2つの復調信号に対応する信号と、予測角度に対する正弦値および余弦値とに基づいて前記デジタル角度信号を生成するとともに、前記2つの復調信号に対応する信号は、前記A/D変換部で生成された前記2つのデジタル信号または前記デジタルデータ処理部で生成された前記2つの復調信号に基づいてセンタリングされた信号である。
本発明の一態様によれば、回転機器における回転角度の演算精度や演算速度を向上させることができる。
図1は、実施形態に係るレゾルバ−デジタルコンバータの構成を示すブロック図である。 図2は、励磁信号およびデジタル信号の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る検波タイミング生成処理および同期検波処理を説明するための図である。 図4は、実施形態に係るセンタリング処理を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る別のセンタリング処理を説明するための図である。 図6は、レゾルバ−デジタルコンバータが実行する処理の手順を示すフローチャートである。
以下、回転角センサの一例をレゾルバとし、実施形態に係るレゾルバ−デジタルコンバータ(回転角センサ−デジタルコンバータの一例)およびレゾルバ−デジタル変換方法(回転角センサ−デジタル変換方法の一例)について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態によりレゾルバ−デジタルコンバータの用途が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。
(レゾルバ−デジタルコンバータの構成)
まず、実施形態に係るレゾルバ−デジタルコンバータ1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るレゾルバ−デジタルコンバータ1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、レゾルバ−デジタルコンバータ1は、A/D(アナログ/デジタル)変換部10と、デジタルデータ処理部20とを備える。かかるデジタルデータ処理部20は、励磁信号生成回路21と、復調回路22と、センタリング回路23と、角度演算回路24と、ループカウンタ25と、記憶回路26とを有する。また、復調回路22は、検波タイミング生成回路22aと、同期検波回路22bとを有する。
なお、復調回路22は復調部の一例であり、センタリング回路23はセンタリング部の一例であり、角度演算回路24は角度演算部の一例であり、記憶回路26は記憶部の一例である。また、検波タイミング生成回路22aは検波タイミング生成部の一例であり、同期検波回路22bは同期検波部の一例である。
さらに、図1には図示していないが、デジタルデータ処理部20を構成する各回路には、外部からクロック信号とリセット信号とが入力されている。
励磁信号生成回路21は、図示しないレゾルバに励磁信号EXCを出力する。かかるレゾルバは、図示しない回転機器の回転軸に接続される。そして、レゾルバは、入力される励磁信号EXCから、回転機器の回転角度θに応じて励磁信号の正弦波sinωtが振幅変調された2相のレゾルバ信号SIN+、COS+を出力する。
A/D変換部10は、レゾルバから出力される2相のレゾルバ信号SIN+、COS+を、それぞれ2つのデジタル信号SINAD、COSADに変換する。ここで、上述の各種信号のうち、励磁信号EXCと2つのデジタル信号SINAD、COSADとについて、図2を参照しながら説明する。
図2は、励磁信号EXCおよびデジタル信号SINAD、COSADの一例を示す図であり、図2の(a)が励磁信号EXCを示し、図2の(b)がデジタル信号SINADを示し、図2の(c)がデジタル信号COSADを示している。図2の(a)に示すように、励磁信号生成回路21で生成される励磁信号EXCは正弦波(たとえば、sinωt)である。
また、レゾルバから出力されるレゾルバ信号SIN+は、回転機器の回転角度θに応じて励磁信号の正弦波sinωtを振幅変調している(たとえば、SIN+=sinθ・sinωt)。そして、図2の(b)に示すように、デジタル信号SINADは、かかるレゾルバ信号SIN+を、たとえば、0からA(Aは所定の正数)までのデジタル値に変換している。
また、レゾルバから出力されるもう一方のレゾルバ信号COS+は、回転機器の回転角度θに応じて励磁信号の正弦波sinωtを振幅変調している(たとえば、COS+=cosθ・sinωt)。そして、図2の(c)に示すように、デジタル信号COSADは、かかるレゾルバ信号COS+を、たとえば、0からAまでのデジタル値に変換している。
図1の説明に戻る。復調回路22の検波タイミング生成回路22aには、励磁信号生成回路21から励磁信号EXCが入力される。そして、検波タイミング生成回路22aは、図3の(a)に示すように、入力された励磁信号EXCのピークタイミングを検出する。図3は、実施形態に係る検波タイミング生成処理および同期検波処理を説明するための図である。
たとえば、検波タイミング生成回路22aは、図3の(a)に示すように、励磁信号EXCが極大となるピークのタイミングを検出する。そして、検波タイミング生成回路22aは、検出された励磁信号EXCのピークタイミングを、検波タイミング信号TIMPとして生成する(ステップS01)。
具体的には、検波タイミング生成回路22aは、励磁信号EXCのピークタイミングをサンプリングして、サンプリングされた検波タイミングを検波タイミング信号TIMPとして出力する。
図1の説明に戻る。復調回路22の同期検波回路22bには、A/D変換部10から2つのデジタル信号SINAD、COSADが入力されるとともに、検波タイミング生成回路22aから検波タイミング信号TIMPが入力される。
そして、同期検波回路22bは、図3の(b)に示すように、入力されたデジタル信号SINADに対して、検波タイミング生成回路22aで生成された検波タイミングで検波を実施する(ステップS02)。すなわち、同期検波回路22bは、検波タイミング信号TIMPとして送られる検波タイミングにおけるデジタル信号SINADの値を、復調信号SINPHとして抽出することにより復調する。
同様に、同期検波回路22bは、図3の(c)に示すように、入力されたデジタル信号COSADに対して、検波タイミング生成回路22aで生成された検波タイミングで検波を実施する(ステップS02)。すなわち、同期検波回路22bは、検波タイミング信号TIMPとして送られる検波タイミングにおけるデジタル信号COSADの値を、復調信号COSPHとして抽出することにより復調する。
したがって、2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて同期検波回路22bで復調される2つの復調信号SINPH、COSPHは、それぞれ離散的な値となる。
図1の説明に戻る。センタリング回路23には、同期検波回路22bから2つの復調信号SINPH、COSPHが入力される。そして、センタリング回路23は、送信された2つの復調信号SINPH、COSPHに基づいて、2つのセンタリング信号SINθ、COSθを生成する。
図4は、実施形態に係るセンタリング処理を説明するための図である。図4に示すように、センタリング回路23は、0からAまでのデジタル値に変換された離散的な値である復調信号SINPH(図4の(a)参照)を、かかる復調信号SINPHの中央値(すなわちA/2)をゼロとするセンタリング信号SINθに変換する。
たとえば、センタリング回路23は、復調信号SINPHからA/2を引いた値をセンタリング信号SINθとして生成する。これにより、センタリング回路23は、図4の(b)に示すように、破線で示す回転角度θの正弦波に対応するセンタリング信号SINθをデジタル処理で生成することができる。
図5は、実施形態に係る別のセンタリング処理を説明するための図である。図5に示すように、センタリング回路23は、0からAまでのデジタル値に変換された離散的な値である復調信号COSPH(図5の(a)参照)を、かかる復調信号COSPHの中央値(すなわちA/2)をゼロとするセンタリング信号COSθに変換する。
たとえば、センタリング回路23は、復調信号COSPHからA/2を引いた値をセンタリング信号COSθとして生成する。これにより、センタリング回路23は、図5の(b)に示すように、破線で示す回転角度θの余弦波に対応するセンタリング信号COSθをデジタル処理で生成することができる。
すなわち、図4および図5で示した2つのセンタリング信号SINθ、COSθは、2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて生成された2つの復調信号に対応する信号の一例である。
図1の説明に戻る。角度演算回路24には、センタリング回路23から2つのセンタリング信号SINθ、COSθが入力される。また、角度演算回路24には、ループカウンタ25が接続される。
かかるループカウンタ25は、角度演算回路24から指示信号NEXTが入力される毎に、予測角度φを0(°)から所定の値毎に360(°)までカウントアップして出力する。なお、ループカウンタ25は、予測角度φを360(°)から所定の値毎に0(°)までカウントダウンして出力してもよい。
ループカウンタ25で生成された予測角度φは、角度演算回路24に出力されるとともに、記憶回路26にも出力される。かかる記憶回路26には、予測角度φに対する正弦値SINφと余弦値COSφとが記憶されている。そして、記憶回路26は、ループカウンタ25から予測角度φが入力される毎に、かかる予測角度φに対する正弦値SINφと余弦値COSφとを角度演算回路24に出力する。
ここで、回転機器の回転角度θと予測角度φとが一致すれば、予測角度φが実際の回転機器の回転角度θということになる。すなわち、角度演算回路24は、
θ−φ=0 ・・・(1)
となる予測角度φを求めればよい。
すなわち、角度演算回路24は、式(1)から三角関数を利用して、
sin(θ−φ)=0 ・・・(2)
となる予測角度φを求めればよい。
そして、式(2)を加法定理で展開すると、
sin(θ−φ)=sinθ×cosφ−cosθ×sinφ=0 ・・・(3)
となることから、かかる式(3)に基づいて予測角度φを求める。
具体的には、角度演算回路24は、ループカウンタ25により予測角度φが0(°)から360(°)までカウントアップされる毎に、センタリング回路23から入力される2つのセンタリング信号SINθ、COSθと、記憶回路26から入力される正弦値SINφおよび余弦値COSφとを用いて、式(3)に基づいた「SINθ×COSφ−COSθ×SINφ」を算出する。そして、角度演算回路24は、式(3)が成り立つ予測角度φをデジタル角度信号ANGLEとして出力する。
ここまで説明したデジタルデータ処理部20は、レゾルバ信号SIN+、COS+をA/D変換したデジタル信号SINAD、COSADから、すべての処理をデジタル処理で行うことにより、デジタル角度信号ANGLEを出力することができる。したがって、実施形態によれば、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、回転角度を算出する処理の中にアナログ処理が含まれないことから、ノイズの重畳、データ遅延、レベルシフトなどの不具合が発生しないため、高精度な角度検出が可能であるともに、従来のレゾルバ−デジタルコンバータで構成される補正(補償)機能は不要となる。
さらに、実施形態にかかるデジタルデータ処理部20は、すべての処理をデジタル処理で行うことから、1チップIC(Integrated Circuit)で実現することができる。したがって、実施形態によれば、小面積化が可能になるとともに、低消費電力化が可能になる。さらに、実施形態によれば、小面積化および低消費電力化に伴って、低コスト化が可能になる。
なお、上記の実施形態では、レゾルバ−デジタルコンバータ1に入力されるレゾルバ信号としてSIN+とCOS+とを用いていたが、レゾルバ信号としてSIN−とCOS−とを用いてもよい。また、レゾルバ−デジタルコンバータ1に入力されるレゾルバ信号として、SIN+と、COS+と、SIN−と、COS−とのすべてを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、励磁信号生成回路21がデジタルデータ処理部20に含まれる構成について示したが、励磁信号生成回路21はデジタルデータ処理部20に含まれなくともよい。この場合、デジタルデータ処理部20は、外部に別途設けられる励磁信号生成回路から、励磁信号EXCが入力されるようにすればよい。
また、上記の実施形態では、算出された回転角度θの変化率に基づいて、回転機器の回転速度を算出してもよい。さらに、上記の実施形態では、記憶回路26に記憶された正弦値SINφおよび余弦値COSφと、センタリング回路23から出力される2つのセンタリング信号SINθ、COSθとを比較して、レゾルバの故障を診断してもよい。
また、記憶回路26に記憶された正弦値SINφおよび余弦値COSφは、外部から変更できるようにしてもよく、また、読み出しできるようにしてもよい。
なお、記憶回路26に相当する記憶部は、デジタルデータ処理部20の外部に配置し、記憶部のデータをデジタルデータ処理部20の内部に取り込むようにしてもよい。
また、復調回路22の同期検波回路22bから出力される2つの復調信号SINPH、COSPHは、外部に出力するようにしてもよい。
また、式(3)の計算結果を外部に出力するようにしてもよく、その計算結果を正常/異常の判定基準に用いるようにしてもよい。
また、上記の実施形態におけるセンタリング処理(2つのセンタリング信号の生成)は、復調回路22の後段に配置されたセンタリング回路23により行うようにしているが、センタリング回路を復調回路の前段において、復調処理の前にセンタリング処理を行うようにしてもよく、また、A/D変換部10にセンタリング処理の機能を有するようにして、A/D変換部10にてセンタリング処理を行うようにしてもよい。
(レゾルバ−デジタルコンバータでの処理の手順)
つづいて、レゾルバ−デジタルコンバータ1が実行する処理の手順について、図6を参照しながら説明する。図6は、レゾルバ−デジタルコンバータ1が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、A/D変換部10は、レゾルバから入力される2つのレゾルバ信号SIN+、COS+をA/D変換して、それぞれ2つのデジタル信号SINAD、COSADを生成する(ステップS101)。また、かかるステップS101と並行して、検波タイミング生成回路22aは、励磁信号生成回路21より入力される励磁信号EXCから、検波タイミングを生成する(ステップS102)。
次に、同期検波回路22bは、A/D変換された2つのデジタル信号SINAD、COSADを、生成された検波タイミング毎に検波することにより、2つの復調信号SINPH、COSPHとして復調する(ステップS103)。
次に、センタリング回路23は、復調された2つの復調信号SINPH、COSPHにセンタリング処理を行う(ステップS104)。これにより、復調信号SINPHから回転角度θの正弦波に対応するセンタリング信号SINθを生成するとともに、復調信号COSPHから回転角度θの余弦波に対応するセンタリング信号COSθを生成する。
次に、角度演算回路24は、生成された2つのセンタリング信号SINθ、COSθと、予測角度φに対する正弦値SINφおよび余弦値COSφとに基づいて、デジタル角度信号ANGLEを生成する(ステップS105)。そして、角度演算回路24は、生成されたデジタル角度信号ANGLEを出力して(ステップS106)、処理を終了する。
以上のように、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)は、A/D変換部10と、デジタルデータ処理部20とを備える。A/D変換部10は、回転角センサ(レゾルバ)から出力される2相の正弦波信号(レゾルバ信号SIN+、COS+)を、それぞれ2つのデジタル信号SINAD、COSADに変換する。デジタルデータ処理部20は、A/D変換部10から出力される2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて回転機器の回転角度θを算出し、算出された回転角度θをデジタル角度信号ANGLEとして出力する。また、デジタルデータ処理部20は、2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて生成された2つの復調信号に対応する信号(センタリング信号SINθ、COSθ)と、予測角度φに対する正弦値SINφおよび余弦値COSφとに基づいてデジタル角度信号ANGLEを生成するとともに、2つの復調信号に対応する信号(センタリング信号SINθ、COSθ)は、A/D変換部10で生成された2つのデジタル信号SINAD、COSADまたはデジタルデータ処理部で生成された2つの復調信号SINPH、COSPHに基づいてセンタリングされた信号である。これにより、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)において、デジタルデータ処理部20は、2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて2つの復調信号SINPH、COSPHを生成する復調部(復調回路22)と、2つの復調信号SINPH、COSPHに基づいてセンタリングされた2つのセンタリング信号SINθ、COSθを生成するセンタリング部(センタリング回路23)と、2つのセンタリング信号SINθ、COSθと、予測角度φに対する正弦値SINφおよび余弦値COSφとに基づいてデジタル角度信号ANGLEを生成する角度演算部(角度演算回路24)と、を有する。これにより、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)において、復調部(復調回路22)は、2つのデジタル信号SINAD、COSADと、レゾルバに出力される励磁信号EXCのピークタイミングとに基づいて、2つのデジタル信号SINAD、COSADのそれぞれについてサンプリングして、2つの復調信号SINPH、COSPHを生成する。これにより、復調処理をデジタル処理で実施することができることから、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)において、復調部(復調回路22)は、励磁信号EXCのピークタイミングを検出する検波タイミング生成部(検波タイミング生成回路22a)と、2つのデジタル信号SINAD、COSADのそれぞれについて、励磁信号EXCのピークタイミングでサンプリングする同期検波部(同期検波回路22b)と、を有する。これにより、復調処理をデジタル処理で実施することができることから、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)において、センタリング部(センタリング回路23)は、2つの復調信号SINPH、COSPHそれぞれのオフセットを除去して、中央値をゼロとする2つのセンタリング信号SINθ、COSθを生成する。これにより、回転角度θの正弦波と余弦波とに対応する2つのセンタリング信号SINθ、COSθをデジタル処理で生成することができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)は、予測角度φに対する正弦値SINφおよび余弦値COSφを記憶する記憶部(記憶回路26)をさらに備える。そして、角度演算部(角度演算回路24)は、2つのセンタリング信号SINθ、COSθと、記憶部(記憶回路26)に記憶される正弦値SINφおよび余弦値COSφとを用いて、デジタル角度信号ANGLEを演算する。これにより、角度演算処理をデジタル処理で実施することができることから、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタルコンバータ(レゾルバ−デジタルコンバータ1)において、回転角センサはレゾルバまたはMRセンサである。これにより、レゾルバはもとより、MRセンサも含めた回転角センサの出力信号を処理する回転角センサ−デジタルコンバータにおいて、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、実施形態に係る回転角センサ−デジタル変換方法は、A/D変換ステップ(ステップS101)と、復調ステップ(ステップS103)と、角度演算ステップ(ステップS105)と、を含む。A/D変換ステップ(ステップS101)は、回転角センサ(レゾルバ)から出力される2相の正弦波信号SIN+、COS+を、それぞれ2つのデジタル信号SINAD、COSADに変換する。復調ステップ(ステップS103)は、2つのデジタル信号SINAD、COSADに基づいて2つの復調信号SINPH、COSPHを生成する。角度演算ステップ(ステップS105)は、2つの復調信号に対応する信号(センタリング信号SINθ、COSθ)と、予測角度φに対する正弦値SINφおよび余弦値COSφとに基づいてデジタル角度信号ANGLEを生成する。また、2つの復調信号に対応する信号(センタリング信号SINθ、COSθ)は、2つのデジタル信号SINAD、COSADまたは復調信号SINPH、COSPHに基づいてセンタリングされた信号である。これにより、回転機器における回転角度θの演算精度や演算速度を向上させることができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、回転角センサの具体例として、レゾルバを例に説明したが、回転角センサは、レゾルバに限定されるものではなく、位相が90度ずれた2相の正弦波信号を出力する回転センサであれば(例えば、MRセンサなど)、適用可能である。
1 レゾルバ−デジタルコンバータ(回転角センサ−デジタルコンバータの一例)、10 A/D変換部、20 デジタルデータ処理部、21 励磁信号生成回路、22 復調回路(復調部の一例)、22a 検波タイミング生成回路(検波タイミング生成部の一例)、22b 同期検波回路(同期検波部の一例)、23 センタリング回路(センタリング部の一例)、24 角度演算回路(角度演算部の一例)、25 ループカウンタ、26 記憶回路(記憶部の一例)、SIN+,COS+ レゾルバ信号、SINAD,COSAD デジタル信号、SINPH,COSPH 復調信号、SINθ,COSθ センタリング信号、φ 予測角度、SINφ 正弦値、COSφ 余弦値、ANGLE デジタル角度信号

Claims (8)

  1. 回転角センサから出力される2相の正弦波信号を、それぞれ2つのデジタル信号に変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部から出力される前記2つのデジタル信号に基づいて回転機器の回転角度を算出し、算出された前記回転角度をデジタル角度信号として出力するデジタルデータ処理部と、
    を備え、
    前記デジタルデータ処理部は、
    前記2つのデジタル信号に基づいて生成された2つの復調信号に対応する信号と、予測角度に対する正弦値および余弦値とに基づいて前記デジタル角度信号を生成するとともに、
    前記2つの復調信号に対応する信号は、前記A/D変換部で生成された前記2つのデジタル信号または前記デジタルデータ処理部で生成された前記2つの復調信号に基づいてセンタリングされた信号である、
    回転角センサ−デジタルコンバータ。
  2. 前記デジタルデータ処理部は、
    前記2つのデジタル信号に基づいて前記2つの復調信号を生成する復調部と、
    前記2つの復調信号に基づいてセンタリングされた2つのセンタリング信号を生成するセンタリング部と、
    前記2つのセンタリング信号と、予測角度に対する正弦値および余弦値とに基づいて前記デジタル角度信号を生成する角度演算部と、を有する、
    請求項1に記載の回転角センサ−デジタルコンバータ。
  3. 前記復調部は、
    前記2つのデジタル信号と、前記回転角センサに出力される励磁信号のピークタイミングとに基づいて、前記2つのデジタル信号のそれぞれについてサンプリングして、前記2つの復調信号を生成する、
    請求項2に記載の回転角センサ−デジタルコンバータ。
  4. 前記復調部は、
    前記励磁信号のピークタイミングを検出する検波タイミング生成部と、
    前記2つのデジタル信号のそれぞれについて、前記励磁信号のピークタイミングでサンプリングする同期検波部と、を有する、
    請求項3に記載の回転角センサ−デジタルコンバータ。
  5. 前記センタリング部は、
    前記2つの復調信号それぞれのオフセットを除去して、中央値をゼロとする前記2つのセンタリング信号を生成する、
    請求項2〜4のいずれか一つに記載の回転角センサ−デジタルコンバータ。
  6. 前記予測角度に対する前記正弦値および前記余弦値を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記角度演算部は、
    前記2つのセンタリング信号と、前記記憶部に記憶される前記正弦値および前記余弦値とを用いて、前記デジタル角度信号を演算する、
    請求項2〜5のいずれか一つに記載の回転角センサ−デジタルコンバータ。
  7. 前記回転角センサはレゾルバまたはMRセンサである、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の回転角センサ−デジタルコンバータ。
  8. 回転角センサから出力される2相の正弦波信号を、それぞれ2つのデジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記2つのデジタル信号に基づいて2つの復調信号を生成する復調ステップと、
    前記2つの復調信号に対応する信号と、予測角度に対する正弦値および余弦値とに基づいてデジタル角度信号を生成する角度演算ステップと、を含み、
    前記2つの復調信号に対応する信号は、前記2つのデジタル信号または前記復調信号に基づいてセンタリングされた信号である、
    回転角センサ−デジタル変換方法。
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