JP5662176B2 - 角度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、角度検出装置に関する。
モータ等の回転軸の角度検出装置では、レゾルバから出力され、回転角度に応じて励磁信号を振幅変調した信号が用いられる場合が多い。レゾルバを用いた角度検出装置は、レゾルバが比較的高価であり、励磁信号が必要である。このため、比較的安価で、且つ励磁信号が不要であるホールセンサなどの角度検出用センサを用いた角度検出装置が多用され始めている。
角度検出装置では、入力にオフセットが入ると角度精度が低下するという問題点がある。また、レゾルバを用いた角度検出装置或いは角度検出用センサを用いた角度検出装置だけでは、種々の用途に対応できないので、レゾルバ及び角度検出用センサを用途に応じて適宜使い分けすることができる角度検出装置が要望されている。
特開2009−276261号公報
本発明は、回転軸の角度検出を高精度にすることができる角度検出装置を提供することにある。
一つの実施形態によれば、角度検出装置は、レゾルバ或いは角度検出センサを用いて、回転機器の回転軸の角度検出を行う。角度検出装置は、励磁信号発生部、第1のAD変換部、第2のAD変換部、第1のオフセット補正部、第2のオフセット補正部、スイッチ、及び検波部が設けられる。励磁信号発生部は、レゾルバが回転機器に取り付けられた場合、励磁信号をレゾルバに出力する。第1のAD変換部は、回転機器に取り付けられたレゾルバ或いは角度検出センサから出力される第1の信号が入力され、第1の信号をアナログ・デジタル変換する。第2のAD変換部は、回転機器に取り付けられたレゾルバ或いは角度検出センサから出力される第1の信号と直交する第2の信号が入力され、第2の信号をアナログ・デジタル変換する。第1のオフセット補正部は、第1のAD変換部から出力される第3の信号が入力され、第3の信号が所定値の範囲外のときに第3の信号をオフセット補正する。第2のオフセット補正部は、第2のAD変換部から出力される第4の信号が入力され、第4の信号が所定値の範囲外のときに第4の信号をオフセット補正する。スイッチは、励磁信号及び固定値のいずれかを選択する。検波部は、レゾルバが回転機器に取り付けられた場合、スイッチを介して入力される励磁信号に同期した同期検波を行い、入力信号に含まれる励磁信号の成分を除去した信号を出力し、角度検出センサが回転機器に取り付けられた場合、スイッチを介して入力される固定値と入力信号の積を出力する。
第1の実施形態に係る角度検出装置を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る比較例の角度検出装置を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る入力にオフセットが入った場合の角度検出を説明する図である。 変形例の角度検出装置を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る角度検出装置を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る角度検出装置を示すブロック図である。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る角度検出装置について、図面を参照して説明する。図1は角度検出装置を示すブロック図である。図2は比較例の角度検出装置を示すブロック図である。本実施形態では、モータの回転軸の角度検出を行い、AD変換部の出力側に設けられたオフセット補正部によりオフセット補正を行っている。
角度検出装置90では、回転機器としてのモータ1の回転軸の角度検出に角度検出手段としてのホールセンサ2を用いた場合は、スイッチ18により固定値が検波部10に入力される。ホールセンサ2の場合、励磁信号RSは不要である。モータ1の回転軸の角度検出に角度検出手段としてのレゾルバを用いた場合は、レゾルバに励磁信号RSが入力され、スイッチ18により励磁信号発生部17から励磁信号RSが検波部10に入力される。
モータ1の回転軸の角度検出にホールセンサ2を用いた場合について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、角度検出装置90には、ホールセンサ2、AD変換部3、AD変換部4、オフセット補正部5、オフセット補正部6、乗算部7、乗算部8、減算器9、検波部10、角速度算出部11、積分器12、COSテーブル13、SINテーブル14、バス15、マイクロプロセッサ16、励磁信号発生部17、及びスイッチ18が設けられる。
ホールセンサ2は、回転機器としてのモータ1に取り付けられ、モータ1の回転軸の回転角度Φに応じた信号SINΦ及び信号SINΦの直交信号である信号COSΦを発生する。信号SINΦはAD変換部3に入力され、信号COSΦはAD変換部4に入力される。AD変換部3は、ホールセンサ2とオフセット補正部5の間に設けられる。AD変換部4は、ホールセンサ2とオフセット補正部6の間に設けられる。
ホールセンサ2から出力される信号SINΦ及び信号COSΦは、その原理からもゼロ点の調整が必要となる。このため、角度検出装置90にはオフセット補正機構としてオフセット補正部5、オフセット補正部6、マイクロプロセッサ16、信号Sks1、信号Sks2、信号Sos1、及び信号Sos2を設けている。なお、レゾルバを用いた角度検出装置90でもオフセット補正は必至なものである。
AD変換部3はホールセンサ2とオフセット補正部5の間に設けられ、信号SINΦが入力され、アナログ信号をデジタル変換した信号を出力する。AD変換部4はホールセンサ2とオフセット補正部6の間に設けられ、信号COSΦが入力され、アナログ信号をデジタル変換した信号を出力する。AD変換部3及びAD変換部4は、例えばΔΣAD変換器及びデシメーションフィルタが設けられる。
オフセット補正部5はAD変換部3と乗算部7の間に設けられ、オフセット補正部6はAD変換部4と乗算部8の間に設けられる。オフセット補正部5は、AD変換部3から出力される信号に適切なオフセット値を付加する。オフセット補正部6は、AD変換部4から出力される信号に適切なオフセット値を付加する。
具体的には、オフセット補正部5から出力される信号Sks1とオフセット補正部6から出力される信号Sks2がバス15を介してマイクロプロセッサ16に入力され、定期的にモニターされる。マイクロプロセッサ16は、例えば、信号Sks1及び信号Sks2にオフセットが加わり、信号レベルが所定値の範囲外と判断すると、バス16を介して信号Sos1をオフセット補正部5に出力し、バス16を介して信号Sos2をオフセット補正部6に出力する。オフセット補正部5及びオフセット補正部6は、マイクロプロセッサ16の指示(信号Sos1、信号Sos2)に基づいて、それぞれオフセット補正を実行する。
なお、信号Sks1だけが所定値の範囲外の場合、オフセット補正部5のみオフセット補正を行う。信号Sks2だけが所定値の範囲外の場合、オフセット補正部6のみオフセット補正を行う。
乗算部7は、オフセット補正部5と減算器9の間に設けられ、オフセット補正部5から出力されるオフセット補正された信号が入力される。乗算部7は、COSテーブル13により帰還入力される前回演算結果である回転角度θに対する余弦関数値COSθをオフセット補正された信号に乗じた信号を出力する。
乗算部8は、オフセット補正部6と減算器9の間に設けられ、オフセット補正部6から出力されるオフセット補正された信号が入力される。乗算部8は、SINテーブル14により帰還入力される前回演算結果である回転角度θに対する正弦関数値SINθをオフセット補正された信号に乗じた信号を出力する。
減算器9は、乗算部7及び8と検波部10の間に設けられる。減算器9は、乗算部7の出力信号から乗算部8の出力信号を減算し、信号SIN(θ−Φ)を生成する。
検波部10は、減算器9と角速度算出部11の間に設けられる。検波部10は、スイッチ18を介して入力される固定値である“1”と減算器9から出力される信号SIN(θ−Φ)の積を出力する。つまり、ホールセンサ2を用いた場合、検波部10は信号SIN(θ−Φ)をスルーして通過させる。
なお、図示していないがモータ1の回転軸の角度検出にレゾルバを用いた場合、検波部10は、減算器9から出力される信号Kex(t)・SIN(θ−Φ)の出力をサンプリングし、スイッチ18を介して入力される励磁信号RSに同期した同期検波を行う。つまり、減算器9から出力される励磁信号RSの成分が除去され、検波部10から信号SIN(θ−Φ)が出力される。
角速度算出部11は、検波部10と積分器12の間に設けられる。角速度算出部11は、検波部10から出力される信号を積分して、回転機器であるモータ2の角速度Vを算出する。
積分器12は、角速度算出部11から出力される角速度Vを積分し、回転機器であるモータ2の回転角度θを算出する。
角度検出装置90では、検波部10から出力される信号SIN(θ−Φ)を制御偏差εとすると、出力角度である回転角度θと入力角度である回転角度Φとがθ=Φの状態で制御偏差εがε=0(ゼロ)となり、平衡状態が維持される。入力角度である回転角度Φが変化してΦaとなると、制御偏差εがゼロではなくなり、制御偏差εの極性に従って出力角度である回転角度θがθ=Φaとなるようにフィードバックされ、制御偏差εがε=0(ゼロ)となり平衡状態となる。
図2に示すように、比較例の角度検出装置100には、レゾルバ30、AD変換部3、AD変換部4、乗算部7、乗算部8、減算器9、検波部10、角速度算出部11、積分器12、COSテーブル13、SINテーブル14、及び励磁信号発生部17が設けられる。
本実施形態の角度検出装置90に対して、比較例の角度検出装置100ではオフセット補正部5、オフセット補正部6、及びスイッチ18が設けられていない。また、モータ1の回転軸の角度検出にレゾルバ30のみを用いている点が異なるので、異なる点のみ説明する。
レゾルバ30は、回転機器としてのモータ1に取り付けられる。レゾルバ30は、励磁信号RSとしてKex(t)が入力されると、回転機器としてのモータ1の回転軸の回転角度Φに応じて励磁信号RSを振幅変調した信号Kex(t)・SINΦ及び信号Kex(t)・SINΦの直交信号である信号Kex(t)・COSΦを発生する。
信号Kex(t)・SINΦはAD変換部3に入力され、信号Kex(t)・COSΦはAD変換部4に入力される。AD変換部3は、レゾルバ30と乗算部7の間に設けられ、アナログ・デジタル変換した信号を生成する。AD変換部4は、レゾルバ30と乗算部8の間に設けられ、アナログ・デジタル変換した信号を生成する。これ以降は、レゾルバ30が設けられた場合の角度検出装置90の動作と同じなので説明を省略する。
次に、角度検出装置90のオフセット補正について図3を参照して説明する。図3は入力にオフセットが入った場合の角度検出を説明する図、図3(a)はオフセット発生を説明する図、図3(b)はオフセット補正を実施しない場合の波形を示す図、図3(c)はオフセット補正を実施した場合の波形を示す図である。
図3(a)に示すように、オフセット発生とは、時刻T1で、ホールセンサ2から出力される信号SINΦ及び信号COSΦに対して10%のオフセット(1.2Vp−pに対して0.12Vのオフセット)が発生した場合である。
図3(b)に示すように、オフセット補正を実行しない場合、オフセット発生前の角度精度が+0.36°(+4LSB)乃至−0.36°(−4LSB)以内に充分収まっているのに対して、オフセットの発生の影響により時刻T1以降角度精度が+5°乃至−5°と+4LSB乃至−4LSBの範囲をオーバーして大幅に低下する。
図3(c)に示すように、オフセット補正を実行した場合、オフセットの発生が生じた時刻T1以降でも、角度精度がオフセット発生前の角度精度と同等レベルに大幅に抑制することができる。
上述したように、本実施形態の角度検出装置では、マイクロプロセッサ16は、信号Sks1及び信号Sks2を定期的にモニターし、信号Sks1及び信号Sks2にオフセットが加わり、信号レベルが所定値の範囲外と判断すると、信号Sos1をオフセット補正部5に出力し、バス16を介して信号Sos2をオフセット補正部6に出力する。オフセット補正部5及びオフセット補正部6は、マイクロプロセッサ16の指示に基づいて、それぞれオフセット補正を実行する。
このため、入力にオフセットが入った場合でもモータ1の回転軸の角度検出を高精度に行うことができる。また、角度検出にホールセンサ2などの角度検出センサやレゾルバ30を適宜使い分けすることができるので、角度検出装置90を種々の用途に対応することができる。また、ホールセンサ2などの角度検出センサのみで角度検出を行う場合、励磁信号発生部17や高価なレゾルバ30が不要となり角度検出装置90のシステムコストを大幅に低減することができる。
なお、本実施形態では、角度検出装置90は、モータ1の回転角度Φに応じて信号SINΦ及び信号COSΦに変換した信号を検出するセンサに対応できる構成となっており、角度検出にホールセンサ2を用いているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図4に示す角度検出装置90aに示すように、MRセンサ31を代わりに用いてもよい。また、ホールICなどを代わりに用いてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る角度検出装置について、図面を参照して説明する。図5は角度検出装置を示すブロック図である。本実施形態では、検波処理後にオフセットを補正している。
以下、第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
角度検出装置91では、回転機器としてのモータ1の回転軸の角度検出に角度検出手段としてのホールセンサを用いた場合は、スイッチ18により固定値が検波部10a及び検波部10bに入力される。ホールセンサの場合、励磁信号RSは不要である。モータ1の回転軸の角度検出に角度検出手段としてのレゾルバ30を用いた場合は、レゾルバ30に励磁信号RSが入力され、スイッチ18により励磁信号発生部17から励磁信号RSが検波部10a及び検波部10bに入力される。
モータ1の回転軸の角度検出にレゾルバ30を用いた場合について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、角度検出装置91には、レゾルバ30、AD変換部3、AD変換部4、検波部10a、検波部10b、オフセット補正部5、オフセット補正部6、乗算部7、乗算部8、減算器9、角速度算出部11、積分器12、COSテーブル13、SINテーブル14、バス15、マイクロプロセッサ16、励磁信号発生部17、及びスイッチ18が設けられる。
レゾルバ30は、回転機器としてのモータ1に取り付けられる。レゾルバ30は、励磁信号RSとしてKex(t)が入力されると、回転機器としてのモータ1の回転軸の回転角度Φに応じて励磁信号RSを振幅変調した信号Kex(t)・SINΦ及び信号Kex(t)・SINΦの直交信号である信号Kex(t)・COSΦを発生する。
信号Kex(t)・SINΦはAD変換部3に入力され、信号Kex(t)・COSΦはAD変換部4に入力される。AD変換部3は、レゾルバ30と検波部10aの間に設けられ、アナログ・デジタル変換した信号を生成する。AD変換部4は、レゾルバ30と検波部10bの間に設けられ、アナログ・デジタル変換した信号を生成する。
検波部10aは、AD変換部3とオフセット補正部5の間に設けられる。検波部10aは、AD変換部3から出力される信号の出力をサンプリングし、スイッチ18を介して入力される励磁信号RSに同期した同期検波を行う。検波部10bは、AD変換部4とオフセット補正部6の間に設けられる。検波部10bは、AD変換部4から出力される信号の出力をサンプリングし、スイッチ18を介して入力される励磁信号RSに同期した同期検波を行う。
オフセット補正部5は、検波部10aと乗算部7の間に設けられる。オフセット補正部5は、検波部10aから出力される信号に適切なオフセット値を付加する。オフセット補正部6は、検波部10bと乗算部8の間に設けられる。オフセット補正部6は、検波部10bから出力される信号に適切なオフセット値を付加する。オフセット補正部5及びオフセット補正部6のオフセット補正は第1の実施形態と同様に行われる。
本実施形態のように、検波部からの信号をオフセット補正すると、例えばレゾルバ30での振幅変調前にモータ1の角度にオフセットは入った場合でもオフセット補正を適切に実行することができる。また、角度検出センサを用いた角度検出装置91でも同様である。
上述したように、本実施形態の角度検出装置では、AD変換部3から出力される信号が検波部10aに入力され、検波部10aから出力される信号がオフセット補正部5に入力される。AD変換部4から出力される信号が検波部10bに入力され、検波部10bから出力される信号がオフセット補正部6に入力される。オフセット補正部5及びオフセット補正部6は、マイクロプロセッサ16の指示に基づいて、それぞれオフセット補正を実行する。
このため、入力にオフセットが入った場合でもモータ1の回転軸の角度検出を高精度に行うことができる。また、角度検出にホールセンサ2などの角度検出センサやレゾルバ30を適宜使い分けすることができるので、角度検出装置91を種々の用途に対応することができる。また、ホールセンサ2などの角度検出センサのみで角度検出を行う場合、励磁信号発生部17や高価なレゾルバ30が不要となり角度検出装置91のシステムコストを大幅に低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る角度検出装置について、図面を参照して説明する。図6は角度検出装置を示す回路図である。本実施形態では、検波処理後に変化率を検出して信号補正を行っている。
図6に示すように、角度検出装置92では、回転機器としてのモータ1の回転軸の角度検出に角度検出手段としてのホールセンサ2を用いた場合は、スイッチ18により固定値が検波部10a及び検波部10bに入力される。ホールセンサ2の場合、励磁信号RSは不要である。モータ1の回転軸の角度検出に角度検出手段としてのレゾルバを用いた場合は、レゾルバに励磁信号RSが入力され、スイッチ18により励磁信号発生部17から励磁信号RSが検波部10a及び検波部10bに入力される。
モータ1の回転軸の角度検出にホールセンサ2を用いた場合について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、角度検出装置92には、ホールセンサ2、AD変換部3、AD変換部4、検波部10a、検波部10b、変化率検出部32a、変化率検出部32b、乗算部7a、乗算部8a、減算器9、角速度算出部11、積分器12、COSテーブル13、SINテーブル14、励磁信号発生部17、及びスイッチ18が設けられる。角度検出装置92は、第2の実施形態のオフセット補正部5を変化率検出部32aに置き換え、第2の実施形態のオフセット補正部6を変化率検出部32bに置き換え、バス15及びマイクロプロセッサ16を用いていない。このため、異なる点のみ説明する。
変化率検出部32aは、検波部10aと乗算部8aの間に設けられる。変化率検出部32aは、検波部10aから出力される信号SINΦが入力され、信号SINΦの変化率を求める。変化率を求めるとは、検波部10aから出力される信号SINΦを微分して信号COSΦを生成することである。検波部10aから出力される信号SINΦにオフセット成分off1がある場合、変化率検出部32aは、(SINΦ+off1)を微分するのでオフセット成分off1の項は消え、COSΦ成分のみ出力する。つまり、変化率検出部32aは、オフセット補正された信号COSΦである信号Soh1を生成する。
変化率検出部32bは、検波部10bと乗算部7aの間に設けられる。変化率検出部32bは、検波部10bから出力される信号COSΦが入力され、信号COSΦの変化率を求める。変化率を求めるとは、検波部10bから出力される信号COSΦを微分して信号−SINΦを生成することである。検波部10bから出力される信号COSΦにオフセット成分off2がある場合、変化率検出部32bは、(COSΦ+off2)を微分するのでオフセット成分off2の項は消え、−SINΦ成分のみ出力する。つまり、変化率検出部32bは、オフセット補正された信号−SINΦである信号Soh2を生成する。
乗算部8aは、変化率検出部32aと減算器9の間に設けられ、変化率検出部32aから出力されるオフセット補正された信号Soh1が入力される。乗算部8aは、SINテーブル14により帰還入力される前回演算結果である回転角度θに対する正弦関数値SINθをオフセット補正された信号Soh1に乗じた信号を出力する。
乗算部7aは、変化率検出部32bと減算器9の間に設けられ、変化率検出部32bから出力されるオフセット補正された信号Soh2が入力される。乗算部7aは、COSテーブル13により帰還入力される前回演算結果である回転角度θに対する余弦関数値COSθをオフセット補正された信号Soh2に乗じた信号を出力する。
減算器9は、乗算部7a及び乗算部8bと角速度算出部11の間に設けられる。減算器9は、乗算部7aの出力信号から乗算部8bの出力信号を減算し、信号SIN(θ−Φ)を生成する。
上述したように、本実施形態の角度検出装置では、AD変換部3から出力される信号が検波部10aに入力され、検波部10aから出力される信号が、変化率検出部32aに入力される。AD変換部4から出力される信号が検波部10bに入力され、検波部10bから出力される信号が変化率検出部32bに入力される。変化率検出部32a及び変化率検出部32bは、それぞれ入力される信号を微分することによりオフセット成分を消してオフセット補正された信号を生成する。
このため、入力信号の変化率が変わった場合でもモータ1の回転軸の角度検出を高精度に行うことができる。また、角度検出にホールセンサ2などの角度検出センサやレゾルバ30を適宜使い分けすることができるので、角度検出装置92を種々の用途に対応することができる。また、ホールセンサ2などの角度検出センサのみで角度検出を行う場合、励磁信号発生部17や高価なレゾルバ30が不要となり角度検出装置92のシステムコストを大幅に低減することができる。
実施形態では、AD変換部から回転角度θを出力する積分器までを別構成にしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、DSPなどの専用プロセッサで構成してもよい。また、角度検出装置とマイクロプロセッサを同一半導体集積回路チップに形成してもよい。また、角度検出装置とマイクロプロセッサを同一パッケージに搭載してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) レゾルバ或いは角度検出センサを用いて、回転機器の回転軸の角度検出を行う角度検出装置であって、前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、励磁信号を前記レゾルバに出力する励磁信号発生部と、前記回転機器に取り付けられた前記レゾルバ或いは前記角度検出センサから出力される第1の信号が入力され、前記第1の信号をアナログ・デジタル変換する第1のAD変換部と、前記回転機器に取り付けられた前記レゾルバ或いは前記角度検出センサから出力される第1の信号と直行する第2の信号が入力され、前記第2の信号をアナログ・デジタル変換する第2のAD変換部と、前記励磁信号及び固定値のいずれかを選択するスイッチと、前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記励磁信号に同期した同期検波を行い、前記第1のAD変換部から出力される第3の信号に含まれる前記励磁信号の成分を除去した信号を出力し、前記角度検出センサが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記固定値と前記第3の信号の積を出力する第1の検波部と、前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記励磁信号に同期した同期検波を行い、前記第2のAD変換部から出力される第4の信号に含まれる前記励磁信号の成分を除去した信号を出力し、前記角度検出センサが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記固定値と前記第4の信号の積を出力する第2の検波部と、前記第1の検波部から出力される第5の信号が入力され、前記第5の信号を微分して前記第5の信号をオフセット補正し、オフセット補正された前記第6を生成する第1の変化率検出部と、前記第2の検波部から出力される第7の信号が入力され、前記第7の信号を微分して前記第7の信号をオフセット補正し、オフセット補正された第8の信号を生成する第2の変化率検出部とを具備する角度検出装置。
(付記2) 前記第1及び第2のAD変換部は、ΔΣAD変換器及びデシメーションフィルタが設けられる付記1に記載の角度検出装置。
1 モータ
2 ホールセンサ
3、4 AD変換部
5、6 オフセット補正部
7、7a、8、8b 乗算部
9 減算器
10、10a、10b 検波部
11 角速度算出部
12 積分器
13 COSテーブル
14 SINテーブル
15 バス
16 マイクロプロセッサ
17 励磁信号発生部
18 スイッチ
21、22 ΔΣADコンバータ
23、24 LPF
25、26 デシメーションフィルタ
30 レゾルバ
31 MRセンサ
32a、32b 変化率検出部
41、42 デジタルフィルタ
90、90a、91、92 角度検出装置
Fos オーバーサンプリング周波数
RS 励磁信号
Kex(t)・SINΦ、KeX(t)・COSΦ、SINΦ、COSΦ、Sks1、Sks2、Soh1、Soh2、Sos1、Sos2 信号
Vofs1 オフセット値
θ、Φ 回転角度
V 角速度

Claims (4)

  1. レゾルバ或いは角度検出センサを用いて、回転機器の回転軸の角度検出を行う角度検出装置であって、
    前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、励磁信号を前記レゾルバに出力する励磁信号発生部と、
    前記回転機器に取り付けられた前記レゾルバ或いは前記角度検出センサから出力される第1の信号が入力され、前記第1の信号をアナログ・デジタル変換する第1のAD変換部と、
    前記回転機器に取り付けられた前記レゾルバ或いは前記角度検出センサから出力される第1の信号と直交する第2の信号が入力され、前記第2の信号をアナログ・デジタル変換する第2のAD変換部と、
    前記第1のAD変換部から出力される第3の信号が入力され、前記第3の信号が所定値の範囲外のときに前記第3の信号をオフセット補正する第1のオフセット補正部と、
    前記第2のAD変換部から出力される第4の信号が入力され、前記第4の信号が所定値の範囲外のときに前記第4の信号をオフセット補正する第2のオフセット補正部と、
    前記励磁信号及び固定値のいずれかを選択するスイッチと、
    前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記励磁信号に同期した同期検波を行い、入力信号に含まれる前記励磁信号の成分を除去した信号を出力し、前記角度検出センサが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記固定値と前記入力信号の積を出力する検波部と、
    を具備することを特徴とする角度検出装置
  2. 前記オフセット補正は、マイクロプロセッサ或いはCPUからの指示にもとづいて実行されることを特徴とする請求項1に記載の角度検出装置
  3. 前記角度検出センサは、ホールセンサ、ホールIC、或いはMRセンサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の角度検出装置
  4. レゾルバ或いは角度検出センサを用いて、回転機器の回転軸の角度検出を行う角度検出装置であって、
    前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、励磁信号を前記レゾルバに出力する励磁信号発生部と、
    前記回転機器に取り付けられた前記レゾルバ或いは前記角度検出センサから出力される第1の信号が入力され、前記第1の信号をアナログ・デジタル変換する第1のAD変換部と、
    前記回転機器に取り付けられた前記レゾルバ或いは前記角度検出センサから出力される第1の信号と直交する第2の信号が入力され、前記第2の信号をアナログ・デジタル変換する第2のAD変換部と、
    前記励磁信号及び固定値のいずれかを選択するスイッチと、
    前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記励磁信号に同期した同期検波を行い、前記第1のAD変換部から出力される第3の信号に含まれる前記励磁信号の成分を除去した信号を出力し、前記角度検出センサが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記固定値と前記第3の信号の積を出力する第1の検波部と、
    前記レゾルバが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記励磁信号に同期した同期検波を行い、前記第2のAD変換部から出力される第4の信号に含まれる前記励磁信号の成分を除去した信号を出力し、前記角度検出センサが前記回転機器に取り付けられた場合、前記スイッチを介して入力される前記固定値と前記第4の信号の積を出力する第2の検波部と、
    前記第1の検波部から出力される第5の信号が入力され、前記第5の信号が所定値の範囲外のときに前記第5の信号をオフセット補正する第1のオフセット補正部と、
    前記第2の検波部から出力される第6の信号が入力され、前記第6の信号が所定値の範囲外のときに前記第6の信号をオフセット補正する第2のオフセット補正部と、
    を具備することを特徴とする角度検出装置
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