JP2019019954A - 高圧タンクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク肩部の強度が高い高圧タンクの製造方法を提供する。【解決手段】高圧タンク1の製造方法であって、ライナー300を準備する工程と、フープ層11を形成する工程と、ドーム部310の頂部および胴体部320の中心軸の方向についての中央部には繊維を巻き付けず、フープ層11の端部を覆うように、繊維を胴体部320の中心軸AXに略垂直な向きに巻き付けることにより、胴体部320とドーム部310とが接続された部分であるライナー肩部上に端部フープ層20を形成する工程と、を備える、高圧タンク1の製造方法。【選択図】図2

Description

本発明は、高圧タンクの製造方法に関する。
従来、高圧タンクの強度を向上させるための技術として、フィラメント・ワインディング法(以下、「FW法」とも呼ぶ)が知られている。具体的には、高圧タンクのガス容器となるライナーの外周表面上に、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維(以下、「繊維」とも呼ぶ)を巻き付けて層を形成する。そのような層の形成が繰り返されることによって、繊維巻層が形成される。繊維巻層の繊維に含浸された熱硬化性樹脂が熱硬化されることによって、補強層が形成される。FW法は、高圧タンクの強度を補強層によって向上させる技術である。
国際公開第2011/154994号パンフレット 特開2014−133304号公報
FW法による繊維の巻き付け方法は、フープ巻きとヘリカル巻きの2種類に大別される。フープ巻きは、以下のような巻き付け方法である。円筒状のライナー胴体部の表面上に、ライナー胴体部の中心軸に略垂直の向きに繊維を巻き付ける。繊維の巻き付け位置が、ライナー胴体部の中心軸に略平行の向きに移動されることによって、繊維巻層が形成される。これを繰り返し、繊維巻層を積層させることによってフープ層が形成される。以上の処理を行う巻き付け方法がフープ巻きである。ヘリカル巻きは、ライナー胴体部の中心軸方向に対して予め定められた角度で、ライナーの胴体部およびドーム部の外表面上に、繊維を螺旋状に巻き付ける方法である。これを繰り返し、繊維巻層を積層させることによってヘリカル層が形成される。
高圧タンクにより高い充填圧で燃料ガスを充填するためには、高圧タンクの強度を向上させる必要がある。フープ層は、主に高圧タンクの周方向の強度を確保するために用いられる。ヘリカル層は、主に中心軸方向(長手方向)の強度を確保するために用いられる。
高圧タンクには、ライナーの胴体部と、胴体部の両側に形成されたドーム状のドーム部とが接続されている部分(以下、「ライナー肩部」とも呼ぶ)における外表面の接線が不連続となるように、ライナーの胴体部とドーム部が接続されているものがある。一方、そのような態様においても、ライナーのドーム部とフープ層の端部の境界における外表面の接線が連続となるように、ライナーの胴体部の表面上にフープ層の端部が形成されるものがある。特許文献1においては、フープ層の端部の外表面とライナーのドーム部の外表面によって、等張力曲面が形成されている。その結果、フープ層の端部の外表面とライナーのドーム部の外表面上に低角度ヘリカル巻きを行いやすくなる。このような態様においては、フープ層の端部は、繊維巻層が積層されるにしたがいタンク胴体部の中央部に段階的に近づくように傾斜して形成されている。
補強層が形成された高圧タンクは、フープ層の一部と、ヘリカル層の一部と、ライナー肩部と、を含む範囲(以下、「タンク肩部」とも呼ぶ)では、補強層の厚さに変化が生じたり、剛性に変化が生じたりする。そのため、高圧タンクのタンク肩部において、応力集中が発生する場合がある。曲げ応力を受けたタンク肩部の繊維巻層の内部には、面内引張と面内圧縮の応力が加わり、層間剥離が引き起こされ繊維巻層の強度が低下してしまうこととなる。そこで、高圧タンクのタンク肩部の強度を向上させる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、高圧タンクの製造方法が提供される。この高圧タンクの製造方法は:胴体部および前記胴体部の両側に配されたドーム部を備えるライナーを準備する工程と;繊維を前記胴体部の中心軸に略垂直な向きに巻き付けて前記ライナーの外表面上にフープ層を形成する工程と;前記胴体部の中心軸の方向についての中央部には前記繊維を巻き付けず、前記フープ層の端部を覆うように、前記繊維を前記胴体部の中心軸に略垂直な向きに巻き付けることにより、前記胴体部と前記ドーム部とが接続された部分であるライナー肩部上に端部フープ層を形成する工程と;を備える。
この形態の高圧タンクの製造方法とすることにより、フープ層の端部のライナー胴体部の中心軸方向における単位寸法あたりの繊維の量が、フープ層の端部以外よりも多くなる。このため、層間剥離の要因となっていた曲げ応力を緩和でき、高圧タンクのタンク肩部の強度は向上される。
(2)本開示の他の形態によれば、胴体部およびドーム部を備えるライナーと、前記ライナーの外表面に繊維が巻き付けられて構成されている補強層と、を備える高圧タンクであって、前記補強層は、前記繊維が前記ライナーの外表面上を覆うように巻き付けられている繊維巻層が、前記胴体部の中心軸に略垂直の向きに積層されているフープ層と、前記胴体部の中心軸の方向についての前記フープ層の端部に配される端部フープ層であって、前記繊維巻層の前記胴体部の中心軸の方向に対して略垂直な向きの厚さが、前記フープ層の厚さよりも厚い端部フープ層と、前記フープ層、前記端部フープ層および前記ドーム部の外表面上において、前記繊維が前記胴体部の中心軸に対して予め定められた角度で螺旋状に巻き付けられているヘリカル層と、を備える、高圧タンクが提供される。
このような態様とすることにより、フープ層の端部のライナー胴体部の中心軸方向における単位寸法あたりの繊維の量が、フープ層の端部以外よりも多くなる。このため、層間剥離の要因となっていた曲げ応力を緩和でき、高圧タンクのタンク肩部の強度は向上される。
(3)本発明の他の形態によれば、高圧タンクが提供される。この高圧タンクは:胴体部およびドーム部を備えるライナーと、前記ライナーの外表面に繊維が巻き付けられて構成されている補強層と、を備える高圧タンクであって、前記補強層は、前記繊維が前記胴体部の外表面上を覆うように巻き付けられている繊維巻層が、前記胴体部の中心軸に略垂直の向きに積層されているフープ層と、前記胴体部の中心軸の方向についての前記フープ層の両側端部に配される保持層であって、前記繊維が前記フープ層の端部を覆うように前記胴体部の中心軸に略垂直の向きに巻きつけられている保持層と、前記フープ層、前記保持層および前記ドーム部の外表面上において、前記繊維が前記胴体部の中心軸に対して予め定められた角度で螺旋状に巻き付けられているヘリカル層と、を備える。
このような態様とすることにより、フープ層の端部のライナー胴体部の中心軸方向における単位寸法あたりの繊維の量が、フープ層の端部以外よりも多くなる。このため、層間剥離の要因となっていた曲げ応力を緩和でき、高圧タンクのタンク肩部の強度は向上される。
上述した本開示の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果を達成するために、上述した本開示の一形態に含まれる技術的特徴を上述した本開示の他の形態に含まれる技術的特徴と組み合わせて、本開示の独立した一形態とすることも可能である。
本開示の一実施形態における高圧タンク1の構造を示す断面図である。 端部フープ層20の構成を表す断面図である。 フープ巻きを示す説明図である。 1層目のフープ単層111が形成される工程を示す説明図である。 保持単層211および212が形成される工程を示す説明図である。 補助保持層213およびフープ単層112が形成される工程を示す説明図である。 フープ層113、保持単層221、222および補助保持層223が形成される工程を示す説明図である。 ヘリカル巻きを示す説明図である。
A.第1実施形態:
図1は、本開示の一実施形態における高圧タンク1の構造を示す断面図である。高圧タンク1は、補強層10と、ライナー300と、口金330と、を有する。
ライナー300は、凸球面状のドーム部310と、円筒状の胴体部320と、を有する。ドーム部310には、胴体部320の一端に設けられたドーム部310pと、他端に設けられたドーム部310qと、が含まれる。ドーム部310(310p、310q)は、胴体部320の中心軸AXの方向に沿って、胴体部320から離れるに従い縮径する凸球面状に形成されている。ドーム部310(310p、310q)の頂部は開口されており、開口には口金330が設けられている。口金330には、ドーム部310pの開口に設けられた口金330pと、ドーム部310qの開口に設けられた口金330qと、が含まれる。なお、口金330pの形状と、口金330qの形状は異なる。
また、ドーム部310(310p、310q)は、胴体部320との境界上における外表面の接線が不連続となるように接続されている。ライナーの胴体部320とドーム部310(310p、310q)との境界の位置は、中心軸AXに略垂直な破線Bで示されている。なお、破線Bとライナー300の外表面を表す実線との交点が、ライナー肩部である。
補強層10は、フープ層11と、ヘリカル層12と、端部フープ層20と、を有する。フープ層11は、以下のように形成される。中心軸AXを含む面であって、繊維がフープ層11または胴体部320から離れて伸びる方向に平行な面の面上に繊維を投影したときに中心軸AXに略垂直の向きになるように、繊維がフープ巻きによって巻き付けられる。繊維の巻き付け位置が中心軸AXに略平行に移動されて各位置に巻き付けられた繊維によって、繊維巻層が形成される。フープ巻きによって巻き付けられた繊維巻層が繰り返し積層されることによって、フープ層11が形成される。
ヘリカル層12は、フープ層11、端部フープ層20およびドーム部310の外表面上を覆うように繊維が巻き付けられて形成される。具体的には、中心軸AXに対して予め定められた角度で、繊維がヘリカル巻きによって螺旋状に巻き付けられて、繊維巻層が形成される。ヘリカル巻きによって巻き付けられた繊維巻層が繰り返し積層されることによって、ヘリカル層12が形成される。
端部フープ層20は、中心軸AXの向きについてフープ層11の両側端部に形成されている。具体的には、ライナーの胴体部320とドーム部310との境界Bを含む範囲であって、フープ層11の一部とヘリカル層12の一部とを含む範囲であるタンク肩部40に形成されている。また、端部フープ層20は、端部フープ層20の外表面とドーム部310の外表面により等張力曲面が形成されるように、形成されている。具体的には、端部フープ層20の端部は、端部フープ層20が積層されるにしたがい胴体部320の中央部に段階的に近づくように傾斜して形成されている。端部フープ層20の端部の外表面とライナーのドーム部310の外表面上に、低角度ヘリカル巻きを形成しやすくするためである。端部フープ層20の具体的な形成方法については後述する。
図2は、タンク肩部40に形成された端部フープ層20の構成を表す断面図である。フープ層11、端部フープ層20およびヘリカル層12は、ライナー300の胴体部320とドーム部310qの外表面に形成されている。なお、図2において、技術の理解を容易にするために、ヘリカル層12は図示されていない。
フープ層11は、ライナーの胴体部320およびドーム部310qの外表面上に、フープ巻きによって形成されたフープ層の単層(以下、「フープ単層」とも呼ぶ)が順に積層されることによって形成されている。本実施形態においては、具体的には、1層目のフープ単層111、2層目のフープ単層112および3層目のフープ単層113が順に積層されて形成されている。なお、フープ層11は、境界Bを越えて、ドーム部310qの外表面上にも一部が形成されている。フープ層11は、高圧タンク1の周方向の強度を確保している。
端部フープ層20は、保持層210、220と、補助保持層213、223と、を有する。保持層210は、フープ単層111を覆うように形成された保持層の単層211と、ドーム部310qを覆うように形成された保持層の単層212によって形成されている。保持層220は、フープ単層113を覆うように形成された保持層の単層221と、補助保持層213を覆うように形成された保持層の単層222によって形成されている。保持層の単層211、212、221、222を、保持単層とも呼ぶ。補助保持層213は、保持単層211、212を覆うように形成されている。補助保持層223は、保持単層221、222を覆うように形成されている。
端部フープ層20は、フープ層11の端部を覆うように繊維巻層が積層されることによってライナー肩部上に形成されている。すなわち、高圧タンク1のタンク肩部40には、フープ層11の厚みよりも厚いフープ層(フープ層11および端部フープ層20)が形成されている。以下、例を用いて具体的に説明する。
中心軸AXに平行な向きにとった範囲において、補助保持層223の一端から他端までの範囲を、範囲W1とする。範囲W1のうち、中心軸AXに平行な向きにとった単位寸法を、単位寸法X1とする。一方、中心軸AXに平行な向きにとった範囲において、フープ層11は形成されているが端部フープ層20は形成されていない範囲を、範囲W2とする。範囲W2のうち、中心軸AXに平行な向きにとった単位寸法であって、X1と同じ単位である単位寸法を、単位寸法X2とする。単位寸法X1において、中心軸AXに垂直な向きに占めるフープ層(フープ層11および端部フープ層20)の繊維量は、単位寸法X2において、中心軸AXに垂直な向きに占めるフープ層11の繊維量に比べて、多い。
これにより、タンク肩部の補強層の厚さおよび剛性の変化の発生が抑制される。そのため、応力集中の発生は抑制される。すなわち、層間剥離の要因となっていた曲げ応力を緩和でき、繊維巻き層の強度の低下は抑制される。その結果、高圧タンクのタンク肩部の強度は向上される。
なお、端部フープ層20は、フープ層11の端部にのみ形成されており、ドーム部310の頂部および前記胴体部の中心軸の方向についての中央部には形成されない。このため、繊維の巻き付ける量を低減することができ、高圧タンク1の作製工程の短縮、コストの低減、総重量の低減といった効果を得ることができる。
図3は、フープ巻きを説明する図である。図3は、フープ巻きによってライナー300に繊維51が巻き付けられていく様子を示している。はじめに、円筒状の胴体部320と、円筒状の胴体部320の両側に接続された凸球面状のドーム部310を有するライナー300を準備する。なお、図3は、技術の理解を容易にするために、ライナー300の一部に繊維51が巻き付けられた状態を示している。フープ巻きは、繊維51を中心軸AXに対して略垂直になるように胴体部320の表面上を巻き付けると共に、中心軸AX方向に略平行の向きに巻き付け位置(ガイド50の位置)を移動させる方法である。ガイド50の送り方向Tは、中心軸AXに略平行にドーム部310p側から310q側に向かう向きと、中心軸AXに略平行にドーム部310q側から310p側に向かう向きをとりうる。繊維51は、ガイド50の送り方向Tを変更させることにより、予め定められた順序で巻き付けられ、積層されることができる。なお、図3においては、ガイド50の送り方向Tは、中心軸AXに略平行にドーム部310p側から310q側に向かう向きで示されている。ライナー300の材料には、アルミや鉄といった金属材料や樹脂材料が適用されることができる。
図4は、端部フープ層20形成前に1層目のフープ単層111(図2参照)が形成される工程を示す説明図である。なお、図4から図7は、端部フープ層20の形成過程を示している。図中の矢印iは、フープ巻きによって繊維を巻き付けるガイド50の方向と距離を示している。また、図中のローマ数字は、ガイド50が移動される順序を示している。
なお、技術の説明の便宜のため、図4から図7において、フープ層11および端部フープ層20は、ブロック形状を用いて表現されている。しかし、実際の仕上がりの形状は図2に示されているように形成される。このため、図4から図7は、保持層およびフープ層のそれぞれの層の幅や厚みの関係を、必ずしも正確には反映していない。たとえば、繊維の断面形状が略円形である場合には、最密充填構造を構成することによって、繊維量の密度が高い保持層を形成されていることがある。また、繊維の巻き付け張力は、例えばフープ層および端部フープ層が形成される場所や層の違いに関わらず、一定である。
1層目のフープ単層111は、フープ巻きによってライナーの胴体部320の表面上および境界Bを越えたドーム部310qの一部の表面上に、繊維が巻き付けられて形成される。具体的には、フープ単層111は、繊維が巻き付けられながら、ガイド50が中心軸AXに略平行する矢印iの向きに移動されることによって、形成される。
図5は、保持単層211および保持単層212(図2参照)が形成される工程を示す説明図である。なお、図5において、技術の理解を容易にするために、以上に説明した手順によって形成が完了した層のハッチングの図示を省略している。ガイド50は、1層目のフープ単層111が形成された向きとは反対の向きに、繊維を巻き付けながら予め定められた距離を移動される(図中iiの矢印参照)。具体的には、ガイド50は、フープ単層111のドーム部310q側の端部を始点として、境界Bを越えて予め定められた距離について移動される。なお、ガイド50の移動は、胴体部320の中央部に至らない。また、矢印iから矢印iiの処理に移行するためにガイド50の移動方向が反転される箇所は、1層目のフープ単層111のドーム部310q側の端部である。しかし、1層目のフープ単層111の端部の直上に保持単層211は形成されない。以上の工程により、1層目のフープ単層111の表面上に、保持単層211が形成される。
次に、ガイド50は、保持単層211が形成される向きとは反対の向きに、繊維を巻き付けながら予め定められた距離を移動される(図中iiiの矢印参照)。具体的には、ガイド50は、保持単層211のドーム部310p側の端部を始点として、境界Bおよびフープ単層111のドーム部310q側の端部を越えて予め定められた距離を移動される。なお、ガイド50の移動は、ドーム部310qの頂部に至らない。また、矢印iiから矢印iiiの処理に移行するためにガイド50の移動方向が反転する箇所は、保持単層211のドーム部310p側の端部である。しかし、保持単層211のドーム部310p側の端部の直上に保持単層212は形成されない。以上の工程により、保持単層212は、保持単層211、保持単層211に覆われていないフープ単層111のドーム部310q側の端部およびライナーのドーム部310qの外表面上に形成される。換言すれば、1層目のフープ単層111を形成後、ガイド50が1層目のフープ単層111のドーム部310q側の端部の近傍を一往復されることによって、保持単層211および保持単層212は形成される。
図6は、補助保持層213およびフープ単層112(図2参照)が形成される工程を示す説明図である。なお、図6において、技術の理解を容易にするために、以上に説明した手順によって形成が完了した層のハッチングの図示を省略している。ガイド50は、保持単層212が形成される向きとは反対の向きに、繊維を巻き付けながら予め定められた距離を移動される(図中ivの矢印参照)。具体的には、ガイド50は、保持単層212のドーム部310q側の端部を始点として、境界Bを越えて予め定められた距離について移動される。なお、矢印iiiから矢印ivの処理に移行するためにガイド50の移動方向が反転される箇所は、保持単層212のドーム部310q側の端部である。しかし、保持単層212のドーム部310q側の端部の直上に補助保持層213は形成されない。以上の工程により、補助保持層213は、保持単層212および保持単層212に覆われていない保持単層211の外表面上に形成される。
次に、ガイド50は繊維を巻き付けながら、向きを変えることなく続けて移動される。ガイド50は、他端であるドーム部310pまで移動する。これにより、保持単層212に覆われていないフープ単層111の表面上に、2層目のフープ単層112が形成される。換言すれば、ガイド50が図中のivの矢印の向きに繊維を巻き付けながら移動されることによって、3層目の補助保持層213と、2層目のフープ単層112は、順に形成される。
図7は、フープ単層113、保持単層221、222および補助保持層223(図2参照)が形成される工程を示す説明図である。なお、図7において、技術の理解を容易にするために、以上に説明した手順によって形成が完了した層のハッチングの図示を省略している。ガイド50は、2層目のフープ単層112を形成した後、他端で反転される(図7において図示しない)。ガイド50が、2層目のフープ単層112を形成する向きとは反対の向きに繊維を巻き付けながら補助保持層213のドーム部310p側の端部まで移動されることによって、3層目のフープ単層113は形成される(図中vの矢印参照)。
次に、ガイド50は、3層目のフープ単層113が形成される向きとは反対の向きに繊維を巻き付けながら予め定められた距離を移動される(図中viの矢印参照)。具体的には、ガイド50は、フープ単層113のドーム部310q側の端部を始点として、境界Bを越えて予め定められた距離について移動される。なお、ガイド50の移動は、境界Bを越えるが胴体部320の中央部には至らない。また、矢印vから矢印viの処理に移行するためにガイド50の移動方向が反転する箇所は、フープ単層113のドーム部310q側の端部である。以上の工程により、保持単層221は、補助保持層213のドーム部310p側の端部および3層目のフープ単層113の表面上に形成される。
次に、ガイド50は、保持単層221が形成される向きとは反対の向きに繊維を巻き付けながら予め定められた距離を移動される(図中viiの矢印参照)。具体的には、ガイド50は、保持単層221のドーム部310p側の端部を始点として、境界Bを越えて予め定められた距離を移動される。なお、ガイド50の移動は、補助保持層213のドーム部310q側の端部を越えない。また、ガイド50の移動方向が反転する箇所は、保持単層221のドーム部310p側の端部である。しかし、矢印viから矢印viiの処理に移行するために保持単層221のドーム部310p側の端部の直上に保持単層222は形成されない。以上の工程により、保持単層222は、保持単層221、保持単層221に覆われていない補助保持層213の表面上に形成される。換言すれば、3層目のフープ単層113を形成後、保持単層221および保持単層222は、ガイド50が3層目のフープ単層113のドーム部310q側の端部の近傍を一往復されることによって、形成される。
次に、ガイド50は、保持単層222を形成した向きとは反対の向きに繊維を巻き付けながら予め定められた距離を移動される(図中viiiの矢印参照)。具体的には、ガイド50は、保持単層222のドーム部310q側の端部を始点として、境界Bおよび保持単層221のドーム部310p側の端部を越えて予め定められた距離を移動される。なお、ガイド50の移動は、胴体部320の中央部に至らない。また、矢印viiから矢印viiiの処理に移行するためにガイド50の移動方向が反転する箇所は、保持単層222のドーム部310q側の端部である。しかし、保持単層222の端部の直上に補助保持層223は形成されない。以上の工程により、補助保持層223は、保持単層222、保持単層222に覆われていない保持単層221および保持単層221に覆われていないフープ単層113の表面上に、形成される。
なお、図4から図7において、技術の理解を容易にするために、ライナーの胴体部320とドーム部310との境界Bを含む範囲であって、フープ層11の一部とヘリカル層12の一部とを含む範囲であるタンク肩部40を例に説明した。胴体部320の一端に接続されたドーム部310qと、胴体部320の他端に接続されたドーム部310pは、境界Bにおける胴体部320との接続方法は略同一である。すなわち、胴体部320とドーム部310qが形成する境界Bを含む部分の断面形状と、胴体部320とドーム部310qが形成する境界Bを含む部分の断面形状は、中心軸AXの中点における垂線を軸に略線対称である。従って、フープ単層112の形成後に(図6参照)、胴体部320と他端であるドーム部310pとの境界Bにおいて、以上に説明した手順と同様の手順に従ってガイド50が移動されることにより、フープ層11および端部フープ層20は形成されることができる。
図8は、ヘリカル巻きを説明する図である。なお、図8において、技術の理解を容易にするために、フープ層11および端部フープ層20は図示されていない。ヘリカル巻きは、胴体部320の中心軸AX方向に対して予め定められた角度αで、ライナーの胴体部320およびドーム部310に、繊維51を螺旋状に巻き付ける方法である。繊維51は、ガイド50の送り方向Tが変更されることにより、予め定められた順序でライナーに巻き付けられ、積層されることができる。これを繰り返し、繊維巻層を積層させることによってヘリカル層12が形成される。ヘリカル層12は、フープ層11および端部フープ層20の形成後に、ヘリカル巻きによって、ドーム部310、フープ層11および端部フープ層20の外表面上に形成される。なお、図8は、ライナー300の一部に繊維51が巻き付けられた状態を示している。
以上、説明した手順によりフープ層11、端部フープ層20およびヘリカル層12は形成される。これにより、タンク肩部において、補強層の厚さおよび剛性の変化の発生が抑制される。そのため、応力集中の発生は抑制される。すなわち、層間剥離の要因となっていた曲げ応力を緩和でき、繊維巻き層の強度の低下は抑制される。以上により、高圧タンクのタンク肩部の強度は向上される。
なお、図3において円筒状の胴体部320と、円筒状の胴体部320の両側に接続された凸球面状のドーム部310を有するライナー300を準備する工程が、胴体部および前記胴体部の両側に配されたドーム部を備えるライナーを準備する工程に対応する。図4において1層目のフープ単層111が形成される工程と、図6において2層目のフープ単層112が形成される工程および図7において3層目のフープ単層113が形成される工程が、胴体部の外表面上において、繊維を胴体部の中心軸に略垂直な向きに巻き付けてフープ層を形成する工程に対応する。また、図5において保持単層211および212が形成される工程と、図7において保持単層221および222が形成される工程が、胴体部の中心軸の方向についてのフープ層の両側端部を覆うように繊維を胴体部の中心軸に略垂直な向きに巻き付けることにより、端部フープ層を形成する工程に対応する。また、図8においてヘリカル層12が形成される工程が、フープ層、端部フープ層およびドーム部の外表面上において、繊維を胴体部の中心軸に対して予め定められた角度で螺旋状に巻き付けてヘリカル層を形成する工程に対応する。
B.他の実施形態:
B1.他の実施形態1:
上記実施形態においては、フープ層11および端部フープ層20の形成において、繊維は、一定の張力によって巻き付けられている。しかし、繊維が巻き付けられる張力は、繊維が巻き付けられる位置や層によって変更される態様とすることもできる。例えば、フープ層11を形成する場合に比べ、端部フープ層20を形成する場合の繊維の巻き付け張力を大きくすることもできる。これにより、タンク肩部40の剛性が向上され、高圧タンク1の強度の向上が得られる。そのような態様においては、端部フープ層20がフープ層11の端部を覆うように構成されていることが好ましい。
B2.他の実施形態2:
上記実施形態においては、フープ層11は、ライナーの胴体部320に加えて、ドーム部310qの外表面上まで形成されている。しかし、フープ層11は、ライナーのドーム部310qの外表面状には形成されず、胴体部320の外表面上にのみ形成されている態様とすることもできる。そのような態様においても、端部フープ層20がタンク肩部40内に形成されていることにより、高圧タンク1のタンク肩部の強度は向上され得る。
B3.他の実施形態3:
上記実施形態においては、フープ層11は、フープ単層が3層に積層されることによって形成されている。しかし、フープ層はフープ単層が1、2層もしくは4層以上に積層されて形成されている態様とすることもできる。
B4.他の実施形態4:
上記実施形態においては、端部フープ層20は6層に積層されることによって形成されている。しかし、フープ層は、3層から5層もしくは8層、10層など7層以上に積層されて形成されている態様とすることもできる。
B5.他の実施形態5:
上記実施形態においては、ヘリカル層12は、フープ層11および端部フープ層20の形成後に、ヘリカル巻きによって、ドーム部310、フープ層11および端部フープ層20の外表面上に形成されている。しかし、ヘリカル層は形成されない態様とすることもできる。例えば、高圧タンクは、アルミライナーといった金属製のライナーを用いることにより、フープ巻きのみによる補強層が形成された態様とすることもできる。
B6.他の実施形態6:
上記実施形態においては、保持層210は、ガイド50がフープ単層111のドーム部310q側の端部の近傍を一往復されることによって、形成される。また、保持層220は、ガイド50がフープ単層113のドーム部310q側の端部の近傍を一往復されることによって、形成される。しかし、保持層は、複数のフープ単層を形成した後に、ガイド50が複数のフープ単層のドーム部310q側の端部の近傍を一往復されることによって、形成される態様とすることもできる。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…高圧タンク
10…補強層
11…フープ層
111、112、113…フープ単層
12…ヘリカル層
20…端部フープ層
210、220…保持層
211、212、221、222…保持単層
213、223…補助保持層
40…タンク肩部
50…ガイド
51…繊維
300…ライナー
310、310p、310q…ドーム部
320…胴体部
330、330p、330q…口金
AX…中心軸
B…ライナーのドーム部と胴体部との境界
T…ガイド50の移動方向
W1…補助保持層223の一端から他端までの範囲
W2…フープ層11が形成されている範囲
X1…範囲W1のうち、中心軸AXに平行な向きにとった単位寸法
X2…範囲W2のうち、中心軸AXに平行な向きにとった単位寸法

Claims (1)

  1. 高圧タンクの製造方法であって、
    胴体部および前記胴体部の両側に配されたドーム部を備えるライナーを準備する工程と、
    繊維を前記胴体部の中心軸に略垂直な向きに巻き付けて前記ライナーの外表面上にフープ層を形成する工程と、
    前記胴体部の中心軸の方向についての中央部には前記繊維を巻き付けず、前記フープ層の端部を覆うように、前記繊維を前記胴体部の中心軸に略垂直な向きに巻き付けることにより、前記胴体部と前記ドーム部とが接続された部分であるライナー肩部上に端部フープ層を形成する工程と、を備える、高圧タンクの製造方法。
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