JP2015152017A - タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】小径部と大径部の接合部分における応力集中の発生を抑制すること。【解決手段】タンク1は、高圧で利用されるタンクであって、端部に配置された小径部11aと、小径部11aに対し軸方向で接合し、小径部11aより大径である大径部11bと、を有するタンク本体11と、タンク本体11の外側において、ヘリカル巻きにより形成されたヘリカル層13と、タンク本体11の小径部11aとヘリカル層13の間に設けられ、フープ巻きにより形成された第1のフープ層12と、ヘリカル層13の外側に設けられ、フープ巻きにより形成された第2のフープ層14と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明はタンクに係り、特に車両に搭載して運搬する異径タンクに関する。
従来、このような分野の技術として、特開2013−184725号公報がある。この公報に記載された異径タンクは、外槽の大型化を抑制しつつ内槽の容積を拡大できる、異径の可搬型液化ガスタンクである。
運搬に用いられるタンクには、LNG等の液化ガスが充填される。タンクにより一度に搬送できる容量は、タンクの容積により決定される。ここで異径タンクは、軸方向にわたって同一径である直胴タンクに比べて、車両のデッドスペースを削減することができ、搬送効率を向上させることができる。
特開2013−184725号公報
しかしながら異径タンクでは、内圧が付加された場合に、タンクの形状が滑らかな曲線となるように膨張する。すなわち異径タンクでは、径が変化する箇所において小径部と大径部の径の差が小さくなるような曲げモーメントが発生し、その結果、小径部と大径部が接合された箇所に応力が集中しやすい。タンクにおいて、特定の箇所に応力が集中すると、疲労破壊等の起点となる場合が有る。しかし、小径部と大径部の接合部分における応力集中の発生を抑えることは難しい。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、小径部と大径部の接合部分における応力集中の発生を抑制するタンクを提供すること目的とする。
本発明にかかるタンクは、高圧で利用されるタンクであって、端部に配置された小径部と、前記小径部に対し軸方向で接合し、前記小径部より大径である大径部と、を有するタンク本体と、前記タンク本体の外側において、ヘリカル巻きにより形成されたヘリカル層と、前記タンク本体の前記小径部と前記ヘリカル層の間に設けられ、フープ巻きにより形成された第1のフープ層と、前記ヘリカル層の外側に設けられ、フープ巻きにより形成された第2のフープ層と、を備える。
これにより、小径部と大径部が接合された箇所の曲げモーメントの発生を抑制することができる。
小径部と大径部の接合部分における応力集中の発生を抑制することができる。
実施の形態にかかるタンクの正面図である。 図1のI−I断面図である。 タンクの製造過程における、タンク本体の形状示す断面図である。 タンクの製造過程における、小径部の外側に第1のフープ層を設けた状態を示す断面図である。 タンクの製造過程における、ヘリカル層を設けた状態を示す断面図である。 タンクの製造過程における、第2のフープ層を設けた状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかるタンクの変形シミュレーションにより作成された図である。(a)は変形倍率1倍で作成した図である。(b)は変形倍率20倍で作成した図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るタンクの好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、タンクの正面図である。
ここでタンクは、LNG等の液化ガスが充填され、車両搭載され運搬に用いられるタンクである。図1に示すように、タンクは、軸方向の両端部の径が小さく、中央部の径が大きく形成されている異径タンクである。タンクは、軸方向が車両の前後方向となるように搭載される。このとき、車両の形状に合致する異径タンクを用いることにより、車両のデッドスペースを減少させることができ、液化ガス等の運搬効率を上昇させることができる。
図2は、図1に示したタンクのI−I断面図である。タンク1は、液化ガスなどの内容物を蓄積する容器であるタンク本体11と、タンク本体11の外側においてフープ巻きにより設けられた第1のフープ層12と、タンク本体11の外側においてヘリカル巻きにより設けられたヘリカル層13と、タンク本体11の外側においてフープ巻きにより設けられた第2のフープ層14と、タンク本体11の先端部に設けられた開閉部である口金15を備える。
タンク本体11は、小径部11aと、大径部11bと、接合部11cを備える。タンク本体11は、タンク1の本体部である。タンク本体11には、内部に高圧の気体等が充填される。
小径部11aは、タンク本体11の端部に設けられている。小径部11aは、略円筒状であり、大径部11bに対して軸方向で接合している。
大径部11bは、小径部11aに対して軸方向で接合している。大径部11bは、略円筒状である。大径部11bの直径は、小径部11aの直径よりも大きく形成されている。小径部11aと大径部11bは、同心に配置されている。
接合部11cは、小径部11aと大径部11bとを接合する箇所である。接合部11cは、タンク本体11の軸方向に沿って勾配が設けられており、接合部11cの大径部11b側の径は、小径部11a側の径より大きく形成されている。
第1のフープ層12は、小径部11aの外側にフープ巻きにより生成された層である。典型的には第1のフープ層12は、フィラメントワインディング法により、繊維質素材をタンク本体11の軸に対してフープ巻きすることより形成される。第1のフープ層12は、小径部11aと大径部11bの接合部から、小径部11aの先端部方向の近傍領域Aにおいて形成されている。また第1のフープ層12は、第1のフープ層12の外側の径と大径部11bの外側の径が、略同一となる厚みで形成されている。言い換えると第1のフープ層12は、接合部11cではその勾配に沿って、徐々に厚みが薄くなるよう形成されている。また第1のフープ層12は、小径部11aの先端側では、第1のフープ層12が形成されない箇所の小径部11aの径と、第1のフープ層12の径の大きさが略同一となるよう形成されている。言い換えると、第1のフープ層12は、小径部11aと第1のプープ層12によりR面を形成するために、小径部11aの先端側では先端に近づくにつれて徐々に薄く形成されている。
ヘリカル層13は、ヘリカル巻きにより生成した層である。典型的にはヘリカル層13は、フィラメントワインディング法により、繊維質素材をヘリカル巻きすることにより形成される。ヘリカル層13は、小径部11aの外側に第1のフープ層12が形成されていない箇所では、ヘリカル層13の内側が小径部11aの外側に接触するよう形成されている。またヘリカル層13は、小径部11aの外側に第1のフープ層12が形成されている箇所では、ヘリカル層13の内側が第1のフープ層12の外側に接触するよう形成されている。さらにヘリカル層13は、内側が大径部11bの外側に接触するよう形成されている。なおヘリカル層13は、口金15の外側の一部を覆う状態となるよう、形成されていても良い。
第2のフープ層14は、ヘリカル層13の外側にフープ巻きにより形成された層である。典型的には、第2のフープ層14は、フィラメントワインディング法により、繊維質素材のフープ巻きすることにより形成される。具体的には、第2のフープ層14は、小径部11aと大径部11bの接合部から、大径部11b側方向の近傍領域Bに形成されている。また第2のフープ層14は、近傍領域Bにおける大径部11bとヘリカル層13と第2のフープ層14の厚みの合計が、近傍領域Aにおける小径部11aと第1のフープ層12とヘリカル層13との厚みの合計と、略同一となるよう形成されている。また第2のフープ層14は、接合部11cにおいて、小径部11b側が徐々に薄くなるように形成されている。具体的には第2のフープ層14は、接合部11cが設けられている接合領域Cにおいて、タンク本体11と第1のフープ層12とヘリカル層13と第2のフープ層14の厚みの合計が、近傍領域Aおよび近傍領域Bの厚みと、略同一となるよう形成されている。
口金15は、タンク本体11の先端部に設けられた開閉部である。典型的には、口金15を介してタンク本体11内への燃料の挿入や、タンク本体11からの燃料の送出を行う。
次に、タンク1の製造方法について説明する。図3は、タンク1の製造過程を示した図である。
図3に示すように、小径部11aと大径部11bを有するタンク本体11に、口金15が設ける。
次に、図4に示すように、小径部11aと大径部11bの接合部から、小径部11aの先端方向に、第1のフープ層12を設ける。
次に、図5に示すように、小径部11a、小径部11aの外側に設けられた第1のフープ層12、大径部11bの各々の外側において、ヘリカル層13を形成する。
次に、図6に示すように、ヘリカル層13の外側であって、大径部11bの外側にあたる近傍領域Bに、第2のフープ層14を形成する。ここで、第2のフープ層14の膨張率は、第1のフープ層12と等しくなるように形成されている。
次に、タンク1に内圧負荷を行い、接合部にかかる応力を確認するシミュレーションについて説明する。
図7は、ミーゼス応力のコンター図である。積層繊維強化プラスチックの積層をモデル化し、内圧を負荷した状態をシミュレートしている。図7(a)は変形倍率1倍としたときの図であり、図7(b)は変形倍率20倍としたときの図である。なおいずれの図も、タンク本体11の記載は省略している。
ここで図7のコンター図では、応力の変化する箇所ではグラデーション表示となる。図7において、ヘリカル層13は、近傍領域A、近傍領域B、接合領域Cにわたってグラデーション表示になっているとは認められ難く、応力集中が起きていないことがわかる。
これにより、第1のフープ層12を小径部11aの外側に設け、大径部11bの外側あたる箇所であってヘリカル層13の外側に第2のフープ層14を設け、第1のフープ層12と第2のフープ層14の膨張率が同じとなるように設計を行うことにより、ヘリカル層13に応力集中を抑制した異径タンクを実現することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
11 タンク本体
11a 小径部
11b 大径部
12 第1のフープ層
13 ヘリカル層
14 第2のフープ層
15 口金

Claims (1)

  1. 高圧で利用されるタンクであって、
    端部に配置された小径部と、
    前記小径部に対し軸方向で接合し、前記小径部より大径である大径部と、を有するタンク本体と、
    前記タンク本体の外側において、ヘリカル巻きにより形成されたヘリカル層と、
    前記タンク本体の前記小径部と前記ヘリカル層の間に設けられ、フープ巻きにより形成された第1のフープ層と、
    前記ヘリカル層の外側に設けられ、フープ巻きにより形成された第2のフープ層と、を備える、タンク。
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