JP2019019583A - 枠組みパネル製の引戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂製の型材を枠部材とする枠組みパネル製の引戸において戸車装置を設けたものを提供する。
【解決手段】左右の縦枠(4)を上横枠(5)と下横枠(6)で連結することにより枠組み形成された枠体の枠内空間にパネル(7)を嵌入して成る引戸の前記下横枠(6)に戸車装置(20)を設けた構成であり、前記戸車装置(20)は、第1連結部(23)と第2連結部(24)を一体成形して成る車台(21)と、該車台に軸支され前記収納溝(16)の開口から下向きに突出させられる車輪(22)を備えており、第1連結部(23)を下横枠に設けられた袴部の収納溝(16)に嵌入することにより引戸の支持を可能にし、第2連結部(24)を縦枠の保持溝(10)に嵌入して該保持溝に設けられた弾性リップ(12)で保持することにより戸車装置の固定状態での取付けを可能にし、車台(21)により下横枠(6)と縦枠(4)を連結固定する連結手段(25)が構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、合成樹脂製の型材を枠部材とする枠組みパネル製の引戸に関し、戸車装置を設けることにより、引戸のスライド移動の円滑性を向上すると共に、スライド移動時に応力が生じる縦枠の下端部と下横枠の接合部を強固に連結可能としたものに関する。
本出願人は、下記特許文献に開示する通り、合成樹脂製の型材から成る枠部材を開発し、この枠部材により形成した窓パネル等の枠組みパネルから成る引戸を提案した。
特許第5322189号公報 特開2015−59393号公報
上記特許文献により提案した引戸は、それぞれ合成樹脂製の型材により構成された左右の縦枠を上横枠と下横枠で連結することにより枠体を枠組み形成し、該枠体の枠内空間にパネルを嵌入することにより構成されている。
前記型材は、枠内空間に向けて開口する保持溝を備えた内枠部と前記保持溝の溝底部を形成する外枠部を一体成形しており、更に、前記保持溝に挿入されたパネルの縁部を保持する弾性リップを該保持溝の溝壁から一体に突設している。
従って、前記保持溝にパネルの縁部を挿入すると、前記弾性リップが弾性変形され、パネルの縁部を好適に保持するので、接着剤や、ビスによる締結手段等を必要としない利点がある。このため、型材とパネルをセットにしたDIYキットをホームセンター等で提供することにより、ユーザは、家庭において簡単容易に枠組みパネルを組み立てることができ、しかも、安価であるので、現に好評を博している。
ところで、枠組みパネルが接着剤等を必要としない理由は、矩形に枠組みされた左右の縦枠と上下横枠が相互にパネルを介して連結されるからである。つまり、縦枠と横枠が交差して接合されるコーナー部に位置して、パネルの縦縁部と横縁部がそれぞれ縦枠と横枠の保持溝に挿入された状態で弾性リップにより保持されているので、パネルのコーナー部分によりその両側に位置する縦枠と横枠が相互に連結状態で固定され、枠組み状態を保持させられる。
そこで、小型ないし中型の枠組みパネルから成る引戸の場合、全体が比較的軽量であると共に、縦枠及び横枠が比較的短尺であるから、窓枠等のサッシ枠に装入された引戸を軽い力で好適にスライド移動させることができ、特に、問題を提起することはない。
ところが、大型の枠組みパネルにより引戸を構成する場合、比較的大重量となるので、軽い力で円滑なスライド移動を可能にするためには、下横枠に戸車を設けることが好ましい。
しかしながら、大型の引戸の場合、当然のことながら、縦枠及び横枠が長尺化することにより、引戸の背丈が高くなり、スライド移動させる際に、ユーザが縦枠の高位置の部位に手を掛けて横向きの力を与えることになるので、長尺の縦枠に比較的大きなモーメントが生じる。このため、特にユーザが手を掛けた高位置から遠く離れた縦枠の下端部において、パネルの縁部を保持した弾性リップがずれ動き、縦枠の下端部が下横枠の端部から位置ずれ移動するおそれがある。このような位置ずれは、縦枠と下横枠の相互の接合部を離反させ、隙間を生じる等、引戸の建付けを悪くする。
更に、戸車を設けた場合、引戸のスライド移動が円滑化するので、ユーザが乱暴に移動させると、引戸がサッシ枠の縦サッシに強く衝突し、縦枠に衝撃が与えられる。このような衝撃は、縦枠の下端部において、パネルの縁部を保持した弾性リップをずれ動かせる原因となる。
この点に関して、縦枠の下端部と下横枠の端部の接合部を位置ずれしないように強固に固定する課題は、接着剤や、ビスによる締結手段等を設ければ解決可能である。しかしながら、本発明は、接着剤等を必要とせずに、簡単容易に組み立てることができる枠組みパネルを目的とするものであるから、接着剤等を使用することは、目的に反することになる。
このため、本発明は、戸車により軽い力で好適にスライド移動させることができる枠組みパネル製の引戸を提供するに際して、ユーザが接着剤やビスによる締結手段等を必要とせずに戸車装置を簡単容易に取付けることができ、しかも、取付けられた戸車装置を有効に利用することにより、枠組みパネルにおける縦枠の下端部と下横枠の端部の接合部が強固に固定されるように構成することを課題としている。
そこで、本発明が上記課題を解決するための手段として構成したところは、それぞれ合成樹脂製の型材により構成された左右の縦枠を上横枠と下横枠で連結することにより枠組み形成された枠体の枠内空間にパネルを嵌入して成る引戸であり、前記下横枠に戸車装置を設けており、前記型材は、枠内空間に向けて開口する保持溝を備えた内枠部と前記保持溝の溝底部を形成する外枠部を一体成形すると共に、前記保持溝に挿入されたパネルの縁部を保持する弾性リップを該保持溝の溝壁から一体に突設して成る構成において、前記下横枠は、下向き開口状の収納溝を備えた袴部を前記外枠部の下側に一体成形し、該袴部の端部を前記縦枠の下端部に接合すると共に、前記収納溝を保持溝に連通させており、前記戸車装置は、第1連結部と第2連結部を一体成形して成る車台と、該車台に軸支され前記収納溝の開口から下向きに突出させられる車輪を備えており、第1連結部を前記袴部の収納溝に嵌入し第2連結部を前記縦枠の保持溝に嵌入した車台により、下横枠と縦枠を連結固定する連結手段を構成して成る点にある。
前記車台の第1連結部は、前記袴部の収納溝に嵌入された状態で該収納溝の溝底に当接する支持部を備え、該支持部の下側に設けられた下向き開口状のポケット部に車輪を収納すると共に回転自在に軸支することが好ましい。
本発明の第1実施形態において、前記車台の第2連結部は、前記縦枠の弾性リップを受入れる細溝を設けており、第2連結部を縦枠の保持溝に嵌入した状態で、前記細溝により弾性変形させられた弾性リップを該細溝の内面に弾接させるように構成している。
本発明の第2実施形態において、前記車台の第2連結部は、前記縦枠の弾性リップに抗して保持溝に嵌入される押圧面を備えており、第2連結部を前記保持溝に嵌入した状態で、前記押圧面により弾性変形させられた弾性リップを該押圧面に弾接させるように構成している。
本発明によれば、戸車装置20は、接着剤やネジ手段等を必要とせずに、簡単容易に、枠組みパネル2(引戸1)に取付けることが可能である。
戸車装置20を取付けた状態において、車台21の第1連結部23と第2連結部24が好適に機能と役割を分担しており、第1連結部23により枠組みパネル2(引戸1)の支持手段を構成し、第2連結部24により戸車装置20の取付けと位置決め固定手段を構成する。
そして、車台21は、第1連結部23を下横枠6の収納溝16に嵌入すると共に、第2連結部24を縦枠4の保持溝10に嵌入することにより、縦枠4と下横枠6の連結手段25を構成しているので、枠組みパネル2(引戸1)における縦枠4の下端部と下横枠6の端部の接合部が強固に固定され、スライド移動の繰り返しや、衝撃等を受ける場合でも、接合部の不整状態を招来して枠組みパネル2(引戸1)の建付けが劣化するようなことはないという効果がある。
本発明に係る戸車装置を備えた枠組みパネル製の引戸の使用状態を例示する斜視図である。 枠組みパネルにおける縦枠と上横枠の接合部と、縦枠と下横枠の接合部を示す斜視図である。 引戸と戸車装置に関して、縦枠と下横枠と戸車装置を分解状態で示す斜視図である。 戸車装置の第1実施形態を示しており、(A)は戸車装置の外観を示す斜視図、(B)は断面を表した車台と車輪を分解状態で示す斜視図である。 第1実施形態に係る戸車装置を示しており、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図、(E)はA−A線断面図、(F)はB−B線断面図、(G)はC−C線断面図、(H)は斜視図である。 引戸に第1実施形態の戸車装置が取付けられた状態に関して、車台の第1連結部と下横枠の嵌合部を示す縦断面図である。 引戸に第1実施形態の戸車装置が取付けられた状態に関して、車台の第2連結部と縦枠の嵌合部を示しており、(A)は嵌合部の横断面図、(B)は弾性リップの変形状態を示す拡大断面図である。 戸車装置の第2実施形態を示しており、縦枠と下横枠と戸車装置を分解状態で示す斜視図である。 第2実施形態に係る戸車装置を示しており、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は左側面図、(E)は底面図、(F)はA−A線断面図、(G)はB−B線断面図、(H)はC−C線断面図、(I)は斜視図である。 引戸に第2実施形態の戸車装置が取付けられた状態に関して、車台の第2連結部と縦枠の嵌合部を示しており、(A)は嵌合部の横断面図、(B)は弾性リップの変形状態を示す拡大断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1に示すように、引戸1は、枠組みパネル2により構成されており、例えば、窓枠等のサッシ枠3に装入することにより、引違い戸として使用される。
図例の場合、枠組みパネル2及びサッシ枠3は、内窓装置を製作するためのDIYキットとしてホームセンター等で提供され、サッシ枠3は、それぞれ所定長さに裁断された合成樹脂製の型材から成る縦サッシ3aと、上サッシ3bと、下サッシ3cを枠組みすることにより組立てられる。例えば、ユーザが自宅において、工具等を必要とせずに、既設の窓の縦框に縦サッシ3a、上框に上サッシ3b、下框に下サッシ3cをそれぞれ両面粘着テープ等で固着するだけで、図示のようなサッシ枠3が形成され、引戸1をスライド移動自在に嵌め入れることにより、簡単に内窓装置が構築される。
図1及び図2に示すように、引戸1を構成する枠組みパネル2は、それぞれ所定長さに裁断された合成樹脂製の型材から成る縦枠4と上横枠5と下横枠6を接着剤や工具等を必要とせずに、枠組みすることにより枠体を形成すると共に、枠体の枠内空間にパネル7を嵌入することにより組立てられる。
前記縦枠4と上横枠5と下横枠6は、共通する構成として、内枠部8と外枠部9を一体成形している。内枠部8は、前記枠内空間に向けて開口する保持溝10を形成しており、該保持溝10の溝底の近傍に位置して両溝壁から対向状に突出するガイドリブ11を突設し、更に保持溝10の開口部の近傍に位置して両溝壁から対向状に突出するフィン状の弾性リップ12を一体成形している
前記弾性リップ12は、図示実施形態のように、保持溝10の開口縁から対向状に突出する第1リップ12aと、保持溝10の溝内部で溝壁から対向状に突出する第2リップ12bから成る複数列のリップにより構成することが好ましい。
前記外枠部9は、前記保持溝10の溝底壁13を形成しており、該溝底壁13を含んで図示のような角筒状に成形されることが好ましく、これにより前記溝底壁13と平行な額縁壁14を形成する。
このような合成樹脂製の型材は、押出成形により形成され、押出成形に際して、プラストマー等の硬質合成樹脂(例えば硬質PVC)とエラストマー等の軟質合成樹脂(例えば軟質PVC)による2色押出成形が行われ、前記ガイドリブ11を含む内枠部8と、前記溝底壁13を含む外枠部9は、硬質合成樹脂により成形され、前記弾性リップ12は、軟質合成樹脂により成形される。
図示のように、縦枠4と上横枠5は、同一の型材により兼用されており、前記弾性リップ12を備えた内枠部8と外枠部9を一体成形している。
これに対して、下横枠6は、外枠部9の下側に袴部15を一体成形しており、該袴部15により下向き開口状の収納溝16を形成し、該収納溝16の開口縁に位置して溝幅を狭める係止リブ17を突設している。このような下横枠6は、縦枠4及び上横枠5と同様に2色押出成形により成形され、その際、形状が異なるダイスを用いることにより、外枠部9から袴部15を延設するようにして成形される。図示実施形態の場合、内枠部8と袴部15の間に位置して成形される外枠部9により、前記収納溝16の溝底壁18が形成されている。
左右の縦枠4を上横枠5と下横枠6で連結することにより矩形の枠組みパネル2を枠組み形成する際、パネル7の縁部19のうち、側縁部19aが縦枠4の保持溝10に挿入され、上縁部19bが上横枠5の保持溝10に挿入され、下縁部19cが下横枠6の保持溝10に挿入される。パネル7の縁部19は、弾性リップ12を変形させながら保持溝10に挿入され、ガイドリブ11によりセンタリングされた状態で溝底壁13に当接させられる。これにより、パネル7の縁部19は、弾性リップ12により保持され、保持溝10の内部に抜止め状態として固定保持される。
従って、縦枠4と上横枠5は、縦枠4の保持溝10に保持された側縁部19aと、上横枠5の保持溝10に保持された上縁部19bを介して、パネル7の上コーナー部7aにより連結固定される。同様に、縦枠4と下横枠6は、縦枠4の保持溝10に保持された側縁部19aと、下横枠6の保持溝10に保持された下縁部19cを介して、パネル7の下コーナー部7bにより連結固定される。
パネル7の下コーナー部7bにより連結された縦枠4と下横枠6は、縦枠4の下端を下横枠6の袴部15の下端に合致させて整合しており、従って、下横枠6の収納溝16と縦枠4の保持溝10が相互に連通させられている。
そこで、このような枠組み作業と同時に又は枠組み作業の後に、図2に示すように、下横枠6の袴部15に戸車装置20が取付けられる。
戸車装置20は、車台21に車輪22を回転自在に軸支しており、車輪22の外周一部を収納溝16の開口から下向きに突出し、枠組みパネル2(引戸1)の好適なスライド移動を可能にする。
更に、戸車装置20は、車台21に第1連結部23と第2連結部24を設けており、第1連結部23を前記袴部15の収納溝16に嵌入すると共に、第2連結部23を縦枠4の保持溝10に嵌入することにより、車台21が下横枠6と縦枠4を連結固定する連結手段25を提供するように構成している。
(第1実施形態)
図3ないし図7は、戸車装置20の第1実施形態を示している。車台21は、第1連結部23と第2連結部24を硬質合成樹脂により一体成形している。
第1連結部23は、前記袴部15の収納溝16に密嵌状態で嵌入可能とされる盤状に形成され、収納溝16に嵌入されたとき前記溝底壁18に当接する支持部26を備えると共に、該支持部26の両側縁にガイドテーパ面27を形成しており、更に、支持部26の下側に車輪22を収納するための下向き開口状のポケット部28を設けている。従って、車輪22は、前記ポケット部28に収納された状態で回転自在に軸支され、該車輪22の外周一部をポケット部28の開口から下向きに突出させられる。
第2連結部24は、前記縦枠4の保持溝10に密嵌状態で嵌入可能とされる盤状に形成され、保持溝10に嵌入されたとき前記ガイドリブ11を受入れる受容溝29と、前記弾性リップ12を受入れる細溝30を形成している。図示実施形態の場合、第1リップ12aと第2リップ12bにより弾性リップ12が構成されているので、これに対応して、細溝30は、第1リップ12aを受入れる第1細溝30aと、第2リップ12bを受入れる第2細溝30bにより構成されている。
図6は、袴部15の収納溝16に第1連結部23を嵌入した状態を示している。第1連結部23の支持面26を収納溝16に向けて進入させると、図示鎖線で示すように、ガイドテーパ面27が係止リブ17を押圧することにより、袴部15の可撓性を介して収納溝16の溝幅を押し広げ、進入を可能にする。支持面26が溝底壁18に当接するまで第1連結部23を収納溝18に進入させると、係止リブ17の押圧が解かれ、袴部15の復元力により収納溝16が元の溝幅に戻り、溝の両側壁により第1連結部23を挟持する。
この状態で、車輪22の外周一部が袴部15の下方に突出させられており、枠組みパネル2(引戸1)のスライド移動に際して好適に転動する。枠組みパネル2の荷重は、溝底壁18に当接した支持部26を介して車台21により好適に支持される。
図7は、縦枠4の保持溝10に第2連結部24を嵌入した状態を示している。保持溝10は、縦枠4の下端に開口しているので、縦枠4の下端の下側から第2連結部24を保持溝10に嵌入させることができる。嵌入に際して、係止リブ11が受容溝29に沿って摺動しつつ進入し、弾性リップ12の第1リップ12aと第2リップ12bがそれぞれ細溝30の第1細溝30aと第2細溝30bに沿って摺動しつつ進入する。
図示実施形態の場合、第2連結部24は、保持溝10の内部において、横方向、つまり、下横枠6の長手方向となるX方向に対して移動が阻止された拘束状態で保持されるように構成している。図7(B)に示すように、受容溝29は、ガイドリブ11のX1方向に臨む片面に接する当接面31を備えており、第1細溝30aは、第1リップ12aのX2方向に臨む当接面32を備えている。これにより、第2連結部24は、X1方向とX2方向の移動を阻止される。
更に、第2連結部24は、縦方向、つまり、保持溝10の溝長手方向に対して移動困難な状態で保持されるように構成している。図7(B)に示すように、第2細溝30bは、第2リップ12bに対して偏位させた形状に形成されており、第2リップ12bを弾性変形させた状態でのみ第2細溝30bに進入させることができるように形成されている。これにより、弾性変形させられた第2リップ12bが第2細溝30bの溝壁に弾接され、摩擦抵抗を与えるので、第2連結部24は、縦方向の移動が妨げられる。
以上の構成によれば、戸車装置20は、車台21を下方から挿入することにより、接着剤やネジ手段等を必要とせずに、簡単容易に、枠組みパネル2(引戸1)に取付けることができる。
そして、取付状態においては、縦枠4の保持溝10の内部に位置ずれ移動不能な状態で保持された第2連結部24が戸車装置20の取付けと位置決め固定手段を構成し、下横枠6の収納溝16に嵌入された状態で支持部26を溝底壁18に接支した第1連結部23が戸車装置20による枠組みパネル2(引戸1)の支持手段を構成する。
特に、車台21は、第1連結部23を下横枠6の収納溝16に嵌入すると共に、第2連結部24を縦枠4の保持溝10に嵌入することにより、縦枠4と下横枠6の連結手段25を構成しているので、枠組みパネル2(引戸1)における縦枠4の下端部と下横枠6の端部の接合部が強固に固定され、スライド移動の繰り返しや、衝撃等を受ける場合でも、接合部の不整状態を招来して枠組みパネル2(引戸1)の建付けが劣化するようなことはない。
(第2実施形態)
図8ないし図10は、戸車装置20の第2実施形態を示している。車台21は、第1連結部23と第2連結部24を硬質合成樹脂により一体成形し、第1連結部23に車輪22を軸支しており、第1連結部23の構成は、上述の第1実施形態と同様であるから、上述の説明を援用することにより詳述を省略する。
第2実施形態において、第2連結部24は、第1実施形態に関して説明した受容溝29や細溝30を設けておらず、第1連結部23よりもやや細幅とした厚さの盤状に形成されている。つまり、第2連結部24は、パネル7の厚さと同様の厚さに形成された盤体を構成しており、盤体の両側面に押圧面33を形成している。
図10は、縦枠4の保持溝10に第2連結部24を嵌入した状態を示している。保持溝10は、縦枠4の下端に開口しているので、縦枠4の下端の下側から第2連結部24を保持溝10に嵌入させることができる。第2連結部24を強く押し込むと、弾性リップ12の第1リップ12aと第2リップ12bがそれぞれ弾性変形されるので、リップ12a、12bに対して押圧面33を摺擦させることにより、第2連結部24を保持溝10の内部まで進入させることができる。
第1連結部23の支持部26が収納溝16の溝底壁18に当接すると、第2連結部24の保持溝10に対する嵌入が終了し、これにより、第2連結部24は、押圧面33に第1リップ12aと第2リップ12bを弾接させた状態で、保持溝10の内部に保持される。
1 引戸
2 枠組みパネル
3 サッシ枠
3a 縦サッシ
3b 上サッシ
3c 下サッシ
4 縦枠
5 上横枠
6 下横枠
7 パネル
7a 上コーナー部
7b 下コーナー部
8 内枠部
9 外枠部
10 保持溝
11 ガイドリブ
12 弾性リップ
12a 第1リップ
12b 第2リップ
13 溝底壁
14 額縁壁
15 袴部
16 収納溝
17 係止リブ
18 溝底壁
19 パネルの縁部
19a 側縁部
19b 上縁部
19c 下縁部
20 戸車装置
21 車台
22 車輪
23 第1連結部
24 第2連結部
25 連結手段
26 支持部
27 ガイドテーパ面
28 ポケット部
29 受容溝
30 細溝
30a 第1細溝
30b 第2細溝
31、32 当接面
33 押圧面

Claims (4)

  1. それぞれ合成樹脂製の型材により構成された左右の縦枠(4)を上横枠(5)と下横枠(6)で連結することにより枠組み形成された枠体の枠内空間にパネル(7)を嵌入して成る引戸であり、前記下横枠(6)に戸車装置(20)を設けており、
    前記型材は、枠内空間に向けて開口する保持溝(10)を備えた内枠部(8)と前記保持溝の溝底壁(13)を形成する外枠部(9)を一体成形すると共に、前記保持溝に挿入されたパネルの縁部(19)を保持する弾性リップ(12)を該保持溝(10)の溝壁から一体に突設して成る構成において、
    前記下横枠(6)は、下向き開口状の収納溝(16)を備えた袴部(15)を前記外枠部(9)の下側に一体成形し、該袴部(15)の端部を前記縦枠(4)の下端部に接合すると共に、前記収納溝(16)を保持溝(10)に連通させており、
    前記戸車装置(20)は、第1連結部(23)と第2連結部(24)を一体成形して成る車台(21)と、該車台に軸支され前記収納溝(16)の開口から下向きに突出させられる車輪(22)を備えており、第1連結部(23)を前記袴部の収納溝(16)に嵌入し第2連結部(24)を前記縦枠の保持溝(10)に嵌入した車台(21)により、下横枠(6)と縦枠(4)を連結固定する連結手段(25)を構成して成ることを特徴とする枠組みパネル製の引戸。
  2. 前記車台の第1連結部(23)は、前記袴部の収納溝に嵌入された状態で該収納溝の溝底壁(18)に当接する支持部(26)を備え、該支持部の下側に設けられた下向き開口状のポケット部(28)に車輪(22)を収納すると共に回転自在に軸支して成ることを特徴とする請求項1に記載の枠組みパネル製の引戸。
  3. 前記車台の第2連結部(24)は、前記縦枠の弾性リップ(12)を受入れる細溝(30)を設けており、第2連結部を縦枠の保持溝に嵌入した状態で、前記細溝により弾性変形させられた弾性リップ(12)を該細溝(30)の内面に弾接させるように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の枠組みパネル製の引戸。
  4. 前記車台の第2連結部(24)は、前記縦枠の弾性リップ(12)に抗して保持溝に嵌入される押圧面(33)を備えており、第2連結部を前記保持溝に嵌入した状態で、前記押圧面により弾性変形させられた弾性リップ(12)を該押圧面(33)に弾接させるように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の枠組みパネル製の引戸。
JP2017139754A 2017-07-19 2017-07-19 枠組みパネル製の引戸 Active JP6877276B2 (ja)

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