JP2019017959A

JP2019017959A - 折りたたみ携帯便座

Info

Publication number: JP2019017959A
Application number: JP2017150252A
Authority: JP
Inventors: 康子池邉; Yasuko Ikebe
Original assignee: Asterisk Inc Japan
Current assignee: Asterisk Inc Japan
Priority date: 2017-07-14
Filing date: 2017-07-14
Publication date: 2019-02-07
Anticipated expiration: 2037-07-14
Also published as: JP6953656B2

Abstract

【課題】海外旅行などで、便座の設置されていない洋式便器の上に敷いて使用する、衛生的かつ快適な折りたたむ事のできる携帯用便座を提供する。【解決手段】便座の背面部Ｒと前面部Ｆは、柔軟で折り曲げられる平たいシート状をなし、臀部支持部の左右にそれぞれあるＣ１、Ｃ２は、臀部と臀部から続く大腿が便座と接地する箇所にあり、臀部と臀部から続く大腿を支えられる程度の厚みと弾力性を持つクッションを有する。臀部支持部Ｃ１とＣ２の間の溝Ｌ１で、便座は、二つに折りたたむことができ、その二つ折りの状態から、背面部Ｒと前面部Ｆをさらに折りたたみ、その状態からさらに背面部Ｒと前面部Ｆを折りこむことで、携帯が可能な大きさにすることができるようにした。また、便座は、背面部Ｒに紐状の設置用持ち手Ｓ１を２本有し、臀部支持部Ｃ１とＣ２の間の外周にある紐状の取り外し用の持ち手Ｓ２を２本有する。【選択図】図１

Description

本発明は、携帯用の折りたたみ可能な便座に関する。

海外では、便座が設置されていない洋式便器があるが、便座が設置されていない洋式便器にそのまま座る事は、衛生上の観点から望ましくない。
前記の衛生上の理由から、座位で洋式便器を使用するにあたり、トイレットペーパーや、既存の紙製あるいは不織布製の薄い便座シートを便器の上に敷いて利用するが、便座のない状態の便器は、内周側の穴部が大きいため、前記のトイレットペーパーや便座シートでは薄く、臀部を支えることができず、臀部が落ち込んでしまう危険がある。
女性は、座位で洋式便器を使用するため、便座のない洋式便器を利用する事は、大変難しい。

臀部を便器から離して、中腰姿勢で利用する方法も考えられるが、足腰が弱い人には困難である。

下記の特許文献１には、四つ折りできる携帯用の便座が開示されている。
この便座によれば、快適に便座が設置されていない洋式便器を使用することができる。

特開２００８−１２５９８８

しかしながら、前記の特許文献１に係る発明は、合成樹脂を基材としているため、重く、四つ折りよりも小さくたたむことが不可能なため、携帯するには不便であるという問題点がある。

以上の課題を解決するために、第一発明（図１）は、既存洋式便所の便座外形形状と同等か、やや上回る大きさで提供され、便座の背面部Ｒと前面部Ｆは、軽く柔軟で折り曲げられる平たいシート状をなし、便座の左右にある臀部支持部Ｃ１、Ｃ２は、臀部と臀部から続く大腿が便座と触れる位置にあり、臀部と臀部から続く大腿を支えられる程度の厚みと弾力性を持つクッションを有し、臀部支持部Ｃ１とＣ２の間に二つに折りたたむための溝Ｌ１を備えることで、便座としての臀部を支える機能を保ちながら、小さく折り畳めるようにした事を特徴とする便座である。

第二発明（図２、図３）は、第一発明に加え、便座の本体は、布様の表シートＡと裏シートＢを重ね合わせ、その左右それぞれの内部に臀部を支える事が可能な程度の厚みと弾力性を持つクッションＣ１、Ｃ２が挟み込まれ（図２）、そのクッションＣ１、Ｃ２は、左右の臀部を支える位置に配置され、クッションＣ１、Ｃ２の位置がずれないように、クッションＣ１、Ｃ２のそれぞれの両脇のＬ２の位置と溝Ｌ１の位置で表シートＡと裏シートＢを縫い合わせるか、あるいは接着して留め付けた事を特徴とした便座である。

第三発明（図４）は、第二発明に加え、第二発明に記載のクッションＣ１、Ｃ２を出し入れするための出し入れ口Ｎとそこから逸出しないような機構Ｖを設けたことを特徴とする便座である。

第四発明は、第一発明と第二発明と第三発明に加え、使用時の展開と便器への設置を容易にする紐状の設置用持ち手Ｓ１を２本有し、使用後に便器や前述の便座の便器と接していた箇所に触れることなく、容易に取り外し、容易に折りたたむための２本の紐状の取り外し用持ち手Ｓ２を備えた事を特徴とする便座である。

第一発明、第二発明によれば、便座が小さく折りたたむことが可能になり、軽い素材を使用することで、重くならず、バッグやリュックサックに入れてもかさばらずに便座が携帯でき、旅行に便利である。

第二発明と第三発明よれば、便座の中のクッションＣ１、Ｃ２が出し入れが可能なので、クッションＣ１、Ｃ２が破損した際に交換が可能になる。

第四発明によれば、使用前の折りたたんだ状態の前述の便座の展開と便器への設置が容易になり、使用後の前述の便座の取り外しと折りたたみが、容易になる。
また、便器及び前述の便座の便器と接していた箇所に触れることなく、取り外し、折りたたむことができるので、衛生的である。

携帯便座（実施例１）携帯便座（実施例２）携帯便座平面図（実施例２）クッションの出し入れ口（実施例２）二つ折りにした携帯便座四つ折りにした携帯便座３と背面部Ｒと前面部Ｆを折りこんだ携帯便座４

図１は、本発明の１実施例図であって、素材をＥＶＡやウレタンフォーム、厚みのある不職布やパルプを一体成形で作成することが、望ましい。

図２は、本発明を便座の形に裁断した２枚の布やシート（それぞれを表シートＡと裏シートＢとする）で左右のクッションＣ１、Ｃ２を挟み込んで、Ｌ１とＬ２の位置で表シートＡと裏シートＢを縫いとめてある。
紐状の設置用持ち手Ｓ１を背面部Ｒに留め付け、紐状の取り外し用持ち手を外周のＣ１とＣ２の間に留め付けてある。

本発明は、便座を有さない便器に設置して利用することが目的だが、高齢者等、臀部の肉が薄くなり、小さくなってしまうことで、便座があっても臀部が落ちそうな場合に、本便座を便座の上に敷いて、臀部が落ち込みを防ぐという用途や、他人が座った便座が嫌だという人のためのマイ便座という用途にも適用できる。

また、暖房便座で臀部が低温火傷になった場合に、実施例２のクッションＣ１、Ｃ２を抜き、代わりに冷たくした保冷剤を入れ、その上に座ることで、臀部を冷やすという用途にも適用できる。

１携帯便座
２携帯便座（実施例２）
３四つ折りにした携帯便座
４四つ折りをさらに折りこんだ携帯便座

Claims

既存洋式便所の便座外形形状と同等か、やや上回る大きさで提供され、背面部Ｒと前面部Ｆは、軽く柔軟で折り曲げられる平たいシート状で、左右にある臀部支持部Ｃ１、Ｃ２は、臀部と臀部から続く大腿が便座と触れる位置にあり、臀部と臀部から続く大腿を支えられる程度の厚みと弾力性を持つクッションを有し、臀部支持部Ｃ１とＣ２の間に二つに折りたたむための溝Ｌ１を備えることで、便座としての臀部を支える機能を保ちながら、小さく折り畳めるようにした事を特徴とする便座。
請求項１に記載した便座の特徴に加え、その便座の本体は、布様の表シートＡと裏シートＢを重ね合わせ、その左右それぞれの内部に臀部を支える事が可能な程度の厚みと弾力性を持つクッションＣ１、Ｃ２が挟み込まれ（図２）、そのクッションＣ１、Ｃ２は、左右の臀部を支える位置に配置され、クッションＣ１、Ｃ２の位置がずれないように、クッションＣ１、Ｃ２のそれぞれの両脇のＬ２の位置と溝Ｌ１の位置で表シートＡと裏シートＢを縫い合わせるか、あるいは接着して留め付けた事を特徴とした便座
請求項２に記載した、クッションＣ１、Ｃ２を出し入れするための出し入れ口Ｎとそこから逸出しないような機構Ｖを設けたことを特徴とする便座。
請求項１と請求項２と請求項３の各便座に加え、使用時の展開と便器への設置を容易にする紐状の設置用持ち手Ｓ１を２本有し、使用後に便器や前述の便座の便器と接していた箇所に触れることなく、容易に取り外し、容易に折りたたむための２本の紐状の取り外し用持ち手Ｓ２を備えた事を特徴とする便座。