JP2019016823A - 中継装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 不要な通信異常の報知を無くすことができる中継装置を提供する。【解決手段】 住宅設備機器の一例である給湯システム2と通信を行う通信アダプタ11と、通信アダプタ11及び管理サーバ3と通信を行う3Gルータ12とを備え、通信アダプタ11は、3Gルータ12との間の通信を行うための通信処理を実行する通信処理部11bと、3Gルータ12との間の通信状態が異常である旨の報知を行うための報知灯Lbと、自身が起動後に3Gルータ12との間の通信が初めて成立した後の通信処理について、通信処理を実行するたびに通信が成立したか否かを判定し、通信が成立していないと判定したときには報知灯Lbに異常である旨の報知を行わせ、自身が起動後に3Gルータ12との間の通信が初めて成立するより前においては、報知灯Lbに異常である旨の報知を行わせないよう制御する報知制御部CLbとを有する。【選択図】 図2
Description
本発明は、住宅設備機器と管理サーバとの間の通信を中継する中継装置に関する。
例えば、特許文献1には、熱源機を含む1又は2以上の機器に接続されるとともに、機器の監視や遠隔制御を行う管理センターに接続され、機器と管理センターとを中継する中継アダプタにおいて、機器の制御装置との間の通信が異常であるか否かを判断し、異常である場合にはそれを報知すること、および、管理センターとの間の通信が異常であるか否かを判断し、異常である場合にはそれを報知することが開示されている。
ところで、従来、複数の給湯器を連結して運用する給湯システム等の住宅設備機器の遠隔監視を行うシステムとして、例えば、給湯システムに接続された中継装置から、給湯システム内の各機器の動作状態等の情報が、3G(第3世代)携帯電話網の基地局を経由してインターネット等の通信ネットワークに接続された管理サーバへ送信されるものがある。
このような中継装置では、筐体内に、給湯システムと通信可能に接続された通信アダプタと、通信アダプタと通信を行うとともに、管理サーバと通信を行う3Gルータ等が収納されている。そして、例えば、通信アダプタには、3Gルータ等との通信状態を監視して通信異常が検出されれば、そのことを施工者等に報知するためのLEDが備えられている。
この中継装置では、通信アダプタの動作用電源として、給湯システムから供給される直流電力が用いられる一方、3Gルータの動作用電源として、給湯システムの外部の商用電源から供給される交流電力を、中継装置の内部で所定の直流電力に変換したものが用いられる。
この中継装置を給湯システムとともに所定場所に設置して試運転を行う際、まず、給湯システムの電源プラグをコンセントに差し込むことにより給湯システムへ電源供給を行って起動させた後、3Gルータ用の電源プラグをコンセントに差し込むことにより3Gルータを起動させるという手順になっていた。そのため、先に給湯システムが起動して給湯システムから通信アダプタへ電源電圧が供給されて通信アダプタが起動した後で、3Gルータに電源供給が行われて起動されることになる。
このように通信アダプタが3Gルータよりも先に起動されるので、通信アダプタが3Gルータとの間で初期通信を行おうとしても3Gルータは起動しておらず通信が成立しないので、通信アダプタでは通信異常と判断し、3Gルータとの通信が異常である旨を報知してしまう。そのため、施工者が故障や不具合が発生していると勘違いをするおそれがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、不要な通信異常の報知を無くすことができる中継装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る中継装置は、住宅設備機器と、通信ネットワークに接続された管理サーバと、の間の通信を中継する中継装置であって、前記住宅設備機器との間で相互に通信を行う通信アダプタと、前記通信アダプタとの間で相互に通信を行うとともに、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバと通信を行うルータ装置とを備え、前記通信アダプタおよび前記ルータ装置の少なくともいずれか一方は、他方との間の通信を行うための通信処理を実行する第1の通信処理部と、前記他方との間の通信状態が異常である旨の報知を行うことができる第1の報知部と、前記一方が起動後に前記他方との間の通信が初めて成立した後の通信処理について、前記第1の通信処理部が通信処理を実行するたびに通信が成立したか否かを判定し、通信が成立していないと判定したときには前記第1の報知部に異常である旨の報知を行わせ、前記一方が起動後に前記他方との間の通信が初めて成立するより前においては、前記第1の報知部に異常である旨の報知を行わせないよう制御する第1の報知制御部とを有している。
この構成によれば、通信アダプタおよびルータ装置のうちの一方が起動して、他方との間の通信を行うための通信処理を実行しても他方が起動していなければ通信は成立しないが、この場合、第1の報知部に異常である旨の報知を行わせないようにしている。これにより、試運転時等において、不要な通信異常の報知を無くし、施工者が故障や不具合が発生していると勘違いをすることが無くなる。
前記第1の報知部は、前記他方との間の通信状態が未確認である旨の報知も行うことができるよう構成されており、前記第1の報知制御部は、前記一方が起動後に前記他方との間の通信が初めて成立するより前においては、前記第1の報知部に前記他方との間の通信状態が未確認である旨の報知を行わせるよう制御するようにしてもよい。
前記通信アダプタは、さらに、前記管理サーバとの間の通信を行うための通信処理を実行する第2の通信処理部と、前記管理サーバとの間の通信状態が異常である旨の報知を行うことができる第2の報知部と、前記通信アダプタが起動後に前記管理サーバとの間の通信が初めて成立した後の通信処理について、前記第2の通信処理部が通信処理を実行するたびに通信が成立したか否かを判定し、通信が成立していないと判定したときには前記第2の報知部に異常である旨の報知を行わせ、前記通信アダプタが起動後に前記管理サーバとの間の通信が初めて成立するより前においては、前記第2の報知部に異常である旨の報知を行わせないよう制御する第2の報知制御部とを有していてもよい。
前記第2の報知部は、前記管理サーバとの間の通信状態が未確認である旨の報知も行うことができるよう構成されており、前記第2の報知制御部は、前記通信アダプタが起動後に前記管理サーバとの間の通信が初めて成立するより前においては、前記第2の報知部に前記管理サーバとの間の通信状態が未確認である旨の報知を行わせるよう制御するようにしてもよい。
前記通信アダプタと前記ルータ装置とは異なる電源部から電力が供給されるよう構成されていてもよい。この場合、前記通信アダプタと前記ルータ装置とのうちの前記一方に電力が供給されることによって前記一方が起動された後で、前記他方に電力が供給されることによって前記他方が起動されるようにしてもよい。
外部の交流電源から供給される電力を直流電力に変換して前記ルータ装置に供給する電源部をさらに備えるとともに、前記通信アダプタには、前記住宅設備機器内の電源部から電力が供給されるよう構成されていてもよい。
本発明は、以上に説明した構成を有し、不要な通信異常の報知を無くすことができる中継装置を提供することができるという効果を奏する。
以下、好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態の一例の中継装置を用いた遠隔監視システムの概略構成図である。
図1は、本発明の実施形態の一例の中継装置を用いた遠隔監視システムの概略構成図である。
この遠隔監視システムは、中継装置1と、住宅設備機器の一例である給湯システム2と、インターネット等の通信ネットワーク4に接続された管理サーバ3などを備えている。
給湯システム2は、複数の給湯器21とシステムコントローラ22とリモコン23とを備え、複数の給湯器21を連結して運用するシステムである。なお、図1では、給湯器21が1つしか図示されていないが、同様の給湯器21が複数連結されている。そして、システムコントローラ22によって給湯量の増減に応じて給湯器21の運転台数の制御が行われる。また、リモコン23は、各種操作スイッチを有する操作部と、液晶パネル等を用いた表示部とを有し、操作部が操作されることによって、給湯システム2の運転の開始および停止や、給湯温度の設定等を行うことができるとともに、給湯設定温度等を表示部に表示することができる。
給湯システム2は、複数の給湯器21とシステムコントローラ22とリモコン23とを備え、複数の給湯器21を連結して運用するシステムである。なお、図1では、給湯器21が1つしか図示されていないが、同様の給湯器21が複数連結されている。そして、システムコントローラ22によって給湯量の増減に応じて給湯器21の運転台数の制御が行われる。また、リモコン23は、各種操作スイッチを有する操作部と、液晶パネル等を用いた表示部とを有し、操作部が操作されることによって、給湯システム2の運転の開始および停止や、給湯温度の設定等を行うことができるとともに、給湯設定温度等を表示部に表示することができる。
給湯器21は、ホテル等の屋外または屋内の所定の場所に設置され、調理場や浴槽等に湯水を供給する給湯機能を備えている。給湯器21は、その電源プラグP2が接続されるコンセントから供給される外部交流電源(商用電源)の交流電圧を変換して所定の直流電圧を生成する電源部(図示せず)を有し、この電源部で生成した直流電圧を内部で使用する。
給湯器21の端子台T2とシステムコントローラ22の端子台T3とが2芯ケーブルC3で接続され、2芯ケーブルC3を介して給湯器21(給湯器21に内蔵されているコントローラ(図示せず))とシステムコントローラ22との間で相互に通信(双方向通信)が行われる。
システムコントローラ22は、複数の給湯器21を接続することができ、それらを制御することができる。端子台T3は、複数組の接続部を備え、複数の給湯器21は、給湯器毎に、それぞれの2芯ケーブルC3を介して、上記端子台T3における、いずれか1組の接続部へ接続される。システムコントローラ22は、その電源プラグP3が接続されるコンセントから供給される外部交流電源(商用電源)の交流電圧を変換して所定の直流電圧を生成する電源部を有し、この電源部で生成した直流電圧を内部で使用するとともに、リモコン23および中継装置1の通信アダプタ11へ供給する。
リモコン23は、システムコントローラ22の端子台T4に2芯ケーブルC2で接続されており、2芯ケーブルC2を介してシステムコントローラ22から直流電圧が供給される。また、2芯ケーブルC2を介してリモコン23とシステムコントローラ22との間で相互に通信(双方向通信)が行われる。
例えば、リモコン23から給湯設定温度等の情報がシステムコントローラ22へ送信され、システムコントローラ22は給湯設定温度等の情報に基づいて給湯器21を制御する。また、システムコントローラ22から給湯器21のエラー情報等がリモコン23へ送信され、リモコン23では、表示部にエラー情報等を表示する。
中継装置1は、筐体15内に、通信アダプタ11、3Gルータ12、電源部である電源基板13、漏電安全装置(ブレーカ)14、及び端子台T1などを備えている。
通信アダプタ11は、2芯ケーブルで端子台T1に接続されている。端子台T1は、2芯ケーブルC1でシステムコントローラ22の端子台T4と接続されている。これにより、通信アダプタ11には、その動作用電源電圧である所定の直流電圧が、2芯ケーブルC1等を介してシステムコントローラ22から供給される。また、2芯ケーブルC1等を介して通信アダプタ11とシステムコントローラ22との間で相互に通信(双方向通信)が行われる。
通信アダプタ11は、例えば、電子部品が搭載されたプリント配線基板で構成され、その基板上に各々LEDからなる報知灯La,Lb,Lcが設けられている。この例では、各報知灯La,Lb,Lcとして、点灯色が異なるLEDが用いられている。
電源基板13は、電源プラグP1から漏電安全装置(ブレーカ)14を介して外部交流電源(商用電源)から交流電圧が供給され、この交流電圧を3Gルータ12の動作用電源電圧として用いる所定の直流電圧に変換して、3Gルータ12へ供給する。
通信アダプタ11と3Gルータ12とは、LANケーブルC4で接続され、例えば、イーサネット(登録商標)規格に基づくLAN通信が可能である。
また、中継装置1は、その筐体15の外側に3Gアンテナ12Aが設けられ、3Gルータ12は、3GアンテナケーブルC5で3Gアンテナ12Aと接続されており、3G携帯電話網の基地局5を経由してインターネット等の通信ネットワーク4に接続された管理サーバ3等と通信を行うことができる。
この中継装置1について詳しく以下に説明する。
通信アダプタ11に設けられた報知灯Laは、通信アダプタ11と給湯システム2(システムコントローラ22)との間の通信状態を施工者等に報知するためのものであり、報知灯Lbは、通信アダプタ11と3Gルータ12との間の通信状態を施工者等に報知するためのものであり、報知灯Lcは、3Gルータ12を介した通信アダプタ11と管理サーバ3との間の通信状態を施工者等に報知するためのものである。例えば、各報知灯La,Lb,Lcは、各々の通信状態が正常である場合には連続点灯し、異常である場合には短い周期で点滅を繰り返すように制御される。
通信アダプタ11に設けられた報知灯Laは、通信アダプタ11と給湯システム2(システムコントローラ22)との間の通信状態を施工者等に報知するためのものであり、報知灯Lbは、通信アダプタ11と3Gルータ12との間の通信状態を施工者等に報知するためのものであり、報知灯Lcは、3Gルータ12を介した通信アダプタ11と管理サーバ3との間の通信状態を施工者等に報知するためのものである。例えば、各報知灯La,Lb,Lcは、各々の通信状態が正常である場合には連続点灯し、異常である場合には短い周期で点滅を繰り返すように制御される。
また、給湯システム2および中継装置1が設置されたあとに試運転を行うが、この試運転を行う際には、中継装置1の筐体15の蓋を開いた状態とし、図1のように、通信アダプタ11や3Gルータ12等を施工者が見ることができ、施工者は報知灯La,Lb,Lcの点灯あるいは点滅状態等を確認することができる。この試運転を行う時に、本例では、給湯器21及びシステムコントローラ22の電源プラグP2,P3を各々コンセントに差し込んで、給湯器21と、システムコントローラ22と、システムコントローラ22から電源(直流電圧)が供給される通信アダプタ11とを起動させ、通信アダプタ11とシステムコントローラ22との間の通信状態を示す報知灯Laが連続点灯状態(通信状態が正常)になった後、中継装置1の電源プラグP1をコンセントに差し込んで3Gルータ12を起動させる手順となっている。
この試運転時のように、システムコントローラ22から通信アダプタ11へ電源(直流電圧)の供給が開始された起動時において、通信アダプタ11が各機器(システムコントローラ22,3Gルータ12,管理サーバ3)との間の通信状態が未確認であるときには、各報知灯La,Lb,Lcは、通信状態が異常である場合よりも長い周期で点滅を繰り返すように制御され、これにより通信状態が未確認であることを報知できる。
図2は、通信アダプタ11の機能ブロックの概略を示す図である。この図2では、図1から一部の構成要素を省略して図示している。
通信アダプタ11は、前述の報知灯Laと、システムコントローラ22との間の通信を行うための通信処理を実行する通信処理部11aと、報知灯制御部CLaとを備えている。報知灯制御部CLaは、通信処理部11aが通信処理を実行するたびにその通信処理による通信が成立したか否か(通信が正常に行われたか否か)を判定し、この判定結果に基づいて報知灯Laを制御するよう構成されている。また、報知制御部CLaは、通信アダプタ11が起動後にシステムコントローラ22との間の通信が初めて成立する以前には、報知灯Laに通信状態が未確認である旨の報知を行わせるように制御している。
通信アダプタ11は、前述の報知灯Laと、システムコントローラ22との間の通信を行うための通信処理を実行する通信処理部11aと、報知灯制御部CLaとを備えている。報知灯制御部CLaは、通信処理部11aが通信処理を実行するたびにその通信処理による通信が成立したか否か(通信が正常に行われたか否か)を判定し、この判定結果に基づいて報知灯Laを制御するよう構成されている。また、報知制御部CLaは、通信アダプタ11が起動後にシステムコントローラ22との間の通信が初めて成立する以前には、報知灯Laに通信状態が未確認である旨の報知を行わせるように制御している。
また、通信アダプタ11は、前述の報知灯Lb(第1の報知部)と、3Gルータ12との間の通信を行うための通信処理を実行する通信処理部11b(第1の通信処理部)と、報知制御部CLb(第1の報知制御部)とを備えている。報知制御部CLbは、通信処理部11bが通信処理を実行するたびにその通信処理による通信が成立したか否か(通信が正常に行われたか否か)を判定し、通信が成立したと判定したときには報知灯Lbに正常である旨の報知を行わせ、通信アダプタ11が起動後に3Gルータ12との間の通信が初めて成立した後の通信処理について、それによる通信が成立していないと判定したときには報知灯Lbに異常である旨の報知を行わせ、通信アダプタ11が起動後に3Gルータ12との間の通信が初めて成立するより前の通信処理については、それによる通信が成立していないと判定しても報知灯Lbに異常である旨の報知を行わせないよう制御するようにしている。また、報知制御部CLbは、通信アダプタ11が起動後に3Gルータ12との間の通信が初めて成立する以前には、報知灯Lbに通信状態が未確認である旨の報知を行わせるように制御している。
また、通信アダプタ11は、前述の報知灯Lc(第2の報知部)と、管理サーバ3との間の通信を行うための通信処理を実行する通信処理部11c(第2の通信処理部)と、報知制御部CLc(第2の報知制御部)とを備えている。報知制御部CLcは、通信処理部11cが通信処理を実行するたびにその通信処理による通信が成立したか否か(通信が正常に行われたか否か)を判定し、通信が成立したと判定したときには報知灯Lcに正常である旨の報知を行わせ、通信アダプタ11が起動後に管理サーバ3との間の通信が初めて成立した後の通信処理について、それによる通信が成立していないと判定したときには報知灯Lcに異常である旨の報知を行わせ、通信アダプタ11が起動後に管理サーバ3との間の通信が初めて成立するより前の通信処理については、それによる通信が成立していないと判定しても報知灯Lcに異常である旨の報知を行わせないよう制御するようにしている。また、報知制御部CLcは、通信アダプタ11が起動後に管理サーバ3との間の通信が初めて成立する以前には、報知灯Lcに通信状態が未確認である旨の報知を行わせるように制御している。
通信アダプタ11は、報知灯La〜11cおよびマイクロコントローラ等によって構成され、上記の通信処理部11a〜11cおよび報知制御部CLaは、マイクロコントローラ等の動作によって実現する機能ブロックである。
なお、通信が成立するとは、通信が正常に行われることであり、例えば、通信アダプタ11は、通信相手へ送信した要求に対して、通信相手からの応答や情報を正常なデータとして受信できた場合に通信が成立したと判定する。一方、送信した要求に対して通信相手からの応答や情報を正常なデータとして受信できなかった場合(異常なデータを受信した場合)や、要求を送信してから所定時間経過しても通信相手からの応答がない場合には、通信が成立していない(通信不成立)と判定する。また、通信相手から一方的に送られてくる情報を正常なデータとして受信できた場合には通信が成立したと判定し、通信相手から一方的に送られてくる情報を正常なデータとして受信できなかった場合(異常なデータを受信した場合)には通信が成立していない(通信不成立)と判定する。なお、正常なデータとは、ノイズ等によってデータ値を判別できないような異常なデータではなく、データ値を正確に判別できるデータである。
〔通信アダプタと3Gルータ等との間の通信〕
図3は、通信アダプタ11の動作の一例を示すフローチャートであり、この図3では、主に3Gルータ12との間の通信に関する動作の手順を示している。
図3は、通信アダプタ11の動作の一例を示すフローチャートであり、この図3では、主に3Gルータ12との間の通信に関する動作の手順を示している。
前述のように給湯システム2および中継装置1の試運転時には、施工者が、電源プラグP2,P3を各々コンセントに差し込むと、給湯器21とシステムコントローラ22とが起動するとともに通信アダプタ11が起動する(ステップS1)。
通信アダプタ11は、起動後に、全ての報知灯La,Lb,Lcを通信状態が未確認である旨を示す点滅周期の長い点滅状態にする(ステップS2)。
次に、通信アダプタ11は、給湯システム2のシステムコントローラ22との間の通信処理を行うとともに、これと並行して3Gルータとの間の通信処理を行う(ステップS3)。
そして、通信アダプタ11は、システムコントローラ22との間の通信処理による通信が成立すると、報知灯Laを連続点灯状態にする。このシステムコントローラ22との間の最初の通信では、通信アダプタ11は、給湯器21の連結台数(設置台数)等の給湯システム2の機器情報をシステムコントローラ22から受信する。
一方、ステップS3における3Gルータ12との間の通信処理では、通信アダプタ11から3Gルータ12の機器情報の送信要求が3Gルータ12へ送信される。3Gルータ12がこれに応答して3Gルータ12の機器情報(例えば、個体識別情報等)を通信アダプタ11へ送信し、通信アダプタ11が3Gルータ12の機器情報を正常に受信できた場合に、ステップS4において通信が成立したと判定する。
また、通信アダプタ11が3Gルータ12の機器情報を正常に受信するまでは、ステップS4において、通信が成立していない(No)と判定され、ステップS3へ戻る。
いま、通信アダプタ11が起動されて、3Gルータ12との間の通信処理(ステップS3)が行われているが、電源プラグP1はコンセントに差し込まれておらず、3Gルータ12は起動していないので、ステップS4では、通信が成立していない(No)と判定され、ステップS3へ戻る。ステップS4の判定がNoの場合には、ステップS3が所定時間(例えば10秒)ごとに繰り返される。
そして、通信アダプタ11とシステムコントローラ22との間の通信が成立して報知灯Laが連続点灯状態になると、施工者は、中継装置1の電源プラグP1をコンセントに差し込んで3Gルータ12を起動させる。
3Gルータ12が起動して、3Gルータ12との間の通信処理(ステップS3)による通信が成立したと判定(ステップS4)した場合には、報知灯Lbを連続点灯状態にすることにより3Gルータ12との間の通信状態が正常である旨を報知する(ステップS5)。
この後、通信アダプタ11が3Gルータ12との間の通信を行う際には、ステップS6以降の処理が行われる。ステップS6〜S8は、送受信される情報が異なるほかは、ステップS3〜S5と同様の処理であり、ステップS8では、ステップS5によって連続点灯状態となっている報知灯Lbの状態が継続されることになる。また、ステップS7において、通信が成立していない(No)と判定した場合には、報知灯Lbを点滅周期の短い点滅状態にすることにより3Gルータ12との間の通信状態が異常である旨を報知する(ステップS9)。
ステップS6以降の処理は、例えば、所定時間(t2)間隔で、3Gルータ12との間の通信状態を確認するために行う処理であってもよい。この場合、例えば、通信アダプタ11が3Gルータ12へ通信状態確認要求を送信し(ステップS6)、それを受けて3Gルータ12が通信アダプタ11へ通信状態確認応答を送信し、この応答を通信アダプタ11が受信することで通信が成立した(通信状態が正常)と判定し、通信状態確認要求を送信してから所定時間(t1)経過しても通信状態確認応答を受信しない場合には通信が成立していないと判定する(ステップS7)ようにしてもよい。例えば、LANケーブルC4が断線した場合等にはステップS7で通信が成立していないと判定され、報知灯Lbを点滅周期の短い点滅状態にすることにより通信状態が異常である旨を報知する(ステップS9)。
〔通信アダプタと管理サーバとの間の通信〕
通信アダプタ11は、起動後に、3Gルータ12との間の通信処理(ステップS3)による通信が初めて成立したと判定(ステップS4)した後、3Gルータ12を介して管理サーバ3との間で通信を行う。この場合の処理は、図3に示す3Gルータ12との間の通信における手順に準じて行う。通信アダプタ11と管理サーバ3との間の通信は、必ず3Gルータ12を介して行われるが、以下の説明では3Gルータ12を介して行われることを明記しない。管理サーバ3では、通信アダプタ11から送信されてきた情報を蓄積(記憶)する。
通信アダプタ11は、起動後に、3Gルータ12との間の通信処理(ステップS3)による通信が初めて成立したと判定(ステップS4)した後、3Gルータ12を介して管理サーバ3との間で通信を行う。この場合の処理は、図3に示す3Gルータ12との間の通信における手順に準じて行う。通信アダプタ11と管理サーバ3との間の通信は、必ず3Gルータ12を介して行われるが、以下の説明では3Gルータ12を介して行われることを明記しない。管理サーバ3では、通信アダプタ11から送信されてきた情報を蓄積(記憶)する。
まず、通信アダプタ11が起動後に管理サーバ3と最初に行う通信では、先にシステムコントローラ22から受信した給湯システム2の機器情報を管理サーバ3へ送信する(ステップS3に準じた管理サーバ3との間の通信処理)。
その後、所定時間(t3)内に管理サーバ3から、給湯システム2の機器情報を受信した旨を示す受信応答を受信した場合には、通信が成立したと判定し、そうでない場合には、通信が成立していないと判定する(ステップS4に準じた判定処理)。
上記で、通信が成立したと判定した場合には、報知灯Lcを連続点灯状態にすることにより管理サーバ3との間の通信状態が正常である旨を報知する(ステップS5に準じた報知処理)。一方、通信が成立していないと判定した場合には、ステップS3に準じた管理サーバ3との間の通信処理へ戻り、この通信処理が所定時間(例えば10秒)ごとに繰り返される。
本実施形態では、試運転時等において、通信アダプタ11を起動させた後で3Gルータ12を起動させるようにしているので、通信アダプタ11と3Gルータ12との間の通信については、通信アダプタ11が起動して、3Gルータ12との間の通信を行うための通信処理(ステップS3)を実行しても、3Gルータ12が起動していなければ通信は成立していないと判定(ステップS4)されるが、この場合、通信状態が異常である旨の報知を行わせないようにしている。これにより、試運転時等において、不要な通信異常の報知を無くし、施工者が故障や不具合が発生していると勘違いをすることが無くなる。
上記実施形態では、第1の通信処理部、第1の報知部、および、第1の報知制御部を通信アダプタ11に備えることとしたが、これとともに、あるいは、これに代えて、これらを3Gルータ12に備えることとしてもよい。この場合、試運転時等において、3Gルータ12を起動させた後で、通信アダプタ11を起動させるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、住宅設備機器として、複数台の給湯器21が連結されている給湯システム2を例に挙げたが、住宅設備機器が1台の給湯器で構成され、その給湯器に内蔵されているコントローラと通信アダプタ11とが例えば2芯ケーブルで通信可能に接続されるようにしてもよい。また、住宅設備機器は、給湯器や給湯システムに限らず、機器の情報が中継装置1を介して管理サーバ3へ送信される住宅設備機器であればよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、不要な通信異常の報知を無くすことができる中継装置等として有用である。
1 中継装置
2 給湯システム
3 管理サーバ
11 通信アダプタ
12 3Gルータ
11a,11b,11c 通信処理部
La,Lb,Lc 報知灯
CLa,CLb,CLc 報知制御部
2 給湯システム
3 管理サーバ
11 通信アダプタ
12 3Gルータ
11a,11b,11c 通信処理部
La,Lb,Lc 報知灯
CLa,CLb,CLc 報知制御部
Claims (6)
- 住宅設備機器と、通信ネットワークに接続された管理サーバと、の間の通信を中継する中継装置であって、
前記住宅設備機器との間で相互に通信を行う通信アダプタと、
前記通信アダプタとの間で相互に通信を行うとともに、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバと通信を行うルータ装置とを備え、
前記通信アダプタおよび前記ルータ装置の少なくともいずれか一方は、
他方との間の通信を行うための通信処理を実行する第1の通信処理部と、
前記他方との間の通信状態が異常である旨の報知を行うことができる第1の報知部と、
前記一方が起動後に前記他方との間の通信が初めて成立した後の通信処理について、前記第1の通信処理部が通信処理を実行するたびに通信が成立したか否かを判定し、通信が成立していないと判定したときには前記第1の報知部に異常である旨の報知を行わせ、前記一方が起動後に前記他方との間の通信が初めて成立するより前においては、前記第1の報知部に異常である旨の報知を行わせないよう制御する第1の報知制御部とを有する、
中継装置。 - 前記第1の報知部は、
前記他方との間の通信状態が未確認である旨の報知も行うことができるよう構成されており、
前記第1の報知制御部は、
前記一方が起動後に前記他方との間の通信が初めて成立するより前においては、前記第1の報知部に前記他方との間の通信状態が未確認である旨の報知を行わせるよう制御する、
請求項1に記載の中継装置。 - 前記通信アダプタは、さらに、
前記管理サーバとの間の通信を行うための通信処理を実行する第2の通信処理部と、
前記管理サーバとの間の通信状態が異常である旨の報知を行うことができる第2の報知部と、
前記通信アダプタが起動後に前記管理サーバとの間の通信が初めて成立した後の通信処理について、前記第2の通信処理部が通信処理を実行するたびに通信が成立したか否かを判定し、通信が成立していないと判定したときには前記第2の報知部に異常である旨の報知を行わせ、前記通信アダプタが起動後に前記管理サーバとの間の通信が初めて成立するより前においては、前記第2の報知部に異常である旨の報知を行わせないよう制御する第2の報知制御部とを有する、
請求項1または2に記載の中継装置。 - 前記第2の報知部は、
前記管理サーバとの間の通信状態が未確認である旨の報知も行うことができるよう構成されており、
前記第2の報知制御部は、
前記通信アダプタが起動後に前記管理サーバとの間の通信が初めて成立するより前においては、前記第2の報知部に前記管理サーバとの間の通信状態が未確認である旨の報知を行わせるよう制御する、
請求項3に記載の中継装置。 - 前記通信アダプタと前記ルータ装置とは異なる電源部から電力が供給されるよう構成された、
請求項1〜4のいずれかに記載の中継装置。 - 外部の交流電源から供給される電力を直流電力に変換して前記ルータ装置に供給する電源部をさらに備えるとともに、
前記通信アダプタには、前記住宅設備機器内の電源部から電力が供給されるよう構成された、
請求項5に記載の中継装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015205483A JP2019016823A (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 中継装置 |
PCT/JP2016/004526 WO2017068760A1 (ja) | 2015-10-19 | 2016-10-07 | 中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015205483A JP2019016823A (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 中継装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019016823A true JP2019016823A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=58556830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015205483A Pending JP2019016823A (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 中継装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019016823A (ja) |
WO (1) | WO2017068760A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6911703B2 (ja) * | 2017-10-26 | 2021-07-28 | 株式会社ノーリツ | 中継装置 |
JP2019190690A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | 株式会社ノーリツ | 温水機器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002041140A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-08 | Miura Co Ltd | 機器の監視方法 |
JP2007274710A (ja) * | 2007-05-01 | 2007-10-18 | Tokyo Gas Co Ltd | 中継アダプタ、遠隔管理システム、遠隔管理方法及び遠隔管理プログラム |
JP2012087961A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
-
2015
- 2015-10-19 JP JP2015205483A patent/JP2019016823A/ja active Pending
-
2016
- 2016-10-07 WO PCT/JP2016/004526 patent/WO2017068760A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2017068760A1 (ja) | 2017-04-27 |
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