JP2019016641A - 基板作業装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板認識部が基板上の基板認識マークを認識できないことに起因して基板に対して行う作業が停止するのを抑制することが可能な基板作業装置を提供する。【解決手段】この部品実装装置10は、基板Kを停止させた状態において、目標認識位置RPに移動させた基板撮像部2によりFIマークMが認識されなかった場合には、切り欠きCの長さCQ2に基づいて基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させて、基板撮像部2によるFIマークMの認識を再度行うように構成されている。【選択図】図15

Description

この発明は、基板作業装置に関し、特に、基板の基板認識マークを認識する基板認識部を備える基板作業装置に関する。
従来、基板に設けられた位置認識マーク(基板認識マーク)を認識する基板認識カメラ(基板認識部)を備える電子部品実装装置(基板作業装置)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の電子部品実装装置は、基板を搬送して位置決めする基板搬送機構(基板搬送部)と、基板に形成された位置認識マークを認識する基板認識カメラと、基板の端部を検出する基板停止センサ(光学式検知部)と、基板停止センサの信号に基づいて基板搬送機構による基板の搬送を停止させる制御部とを備えている。
上記特許文献1に記載の電子部品実装装置では、基板停止センサが基板の端部を検出すると、制御部が基板搬送機構に対して基板の搬送を停止させる信号を送ることにより、基板を目標停止位置に停止させている。このように、目標停止位置に基板を停止させることにより、基板認識カメラが基板上に形成された位置認識マークを認識することが可能となっている。
特開2014−78580号公報
しかしながら、上記特許文献1の電子部品実装装置では、基板停止センサにより端部に切り欠きが形成された基板を検出する場合においては、基板停止センサが切り欠きを検出してまうと、切り欠きの長さの分だけ基板の停止位置が目標停止位置からずれてしまう場合がある。この場合、停止位置のずれに起因して、基板認識カメラ(基板認識部)が基板上の位置認識マーク(基板認識マーク)を認識することができないので、位置認識マークに基づいて行われる作業(たとえば、電子部品の実装作業)が停止してしまうという問題点がある。このため、基板認識部が基板上の基板認識マークを認識できないことに起因して基板に対して行う作業が停止するのを抑制することが可能な基板作業装置が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、基板認識部が基板上の基板認識マークを認識できないことに起因して基板に対して行う作業が停止するのを抑制することが可能な基板作業装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による基板作業装置は、端部に切り欠きが形成された基板を搬送する基板搬送部と、基板に設けられた基板認識マークを認識する基板認識部と、基板を停止させるため、基板の端部を検知する光学式検知部とを備え、基板を停止させた状態において、目標停止位置に基板が停止していれば基板認識マークを認識できる目標認識位置に移動させた基板認識部により、基板の基板認識マークが認識されなかった場合には、基板の搬送方向における切り欠きの長さに基づいて基板認識部と基板とを相対的に移動させて、基板認識部による基板認識マークの認識を再度行うように構成されている。
この発明の一の局面による基板作業装置は、上記のように、光学式検知部の検知に基づいて基板が停止した停止位置において、目標認識位置に移動した基板認識部により基板の基板認識マークが認識されなかった場合には、基板の搬送方向における切り欠きの長さに基づいて基板認識部と基板とを相対的に移動させて、基板認識マークの認識を再度行うように構成されている。これにより、光学式検知部が基板の端部に形成された切り欠きを検出してしまうために、基板認識マークの位置が目標認識位置からずれてしまった場合にも、基板認識マークの目標認識位置からの位置ずれを直すことができる。その結果、基板認識部は基板認識マークを認識することができるようになるので、基板認識部が基板上の基板認識マークを認識できないことに起因して基板に対して行う作業が停止するのを抑制することができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、切り欠きの長さの分だけ基板認識部と基板とを相対的に移動させた基準認識位置において、基板認識部による基板認識マークの認識を再度行うように構成されている。このように構成すれば、切り欠きが形成された基板を用いることに起因して、切り欠きの長さの分だけ基板の停止位置が目標停止位置からずれてしまいやすくなった場合にも、基板認識部が基準認識位置において基板認識マークの認識を再度行うので、基板認識部に基板認識マークを認識させる可能性を向上させることができる。
この場合、好ましくは、基板認識部により基準認識位置に位置する基板の基板認識マークが認識されなかった場合には、基板認識部は、目標認識位置と基準認識位置との間の少なくとも1つの中間認識位置において基板認識マークの認識を再度行うように構成されている。このように構成すれば、切り欠きの長さ未満の位置において光学式検知部が基板の端部を検知し、その長さの分だけ基板の停止位置が目標停止位置からずれた場合にも、中間認識位置での再認識により基板認識部に基板認識マークを認識させる可能性をより向上させることができる。
上記中間認識位置において基板認識マークの認識を行う基板作業装置において、好ましくは、基板認識部は、目標認識位置、中間認識位置および基準認識位置の順に基板認識マークの認識を行い、基板認識マークを認識した位置において基板認識マークの認識を終了するように構成されている。このように構成すれば、光学式検知部の検知に基づいて停止した停止位置に近い順に基板認識部による基板認識マークの認識が行われるとともに、基板認識マークが基板認識部により認識できた時点において基板認識マークの認識が終了するので、基板認識マークの認識にかかる時間の増大を抑制することができる。
上記停止位置、中間認識位置および基準認識位置において基板認識マークの認識を行う基板作業装置において、好ましくは、基板認識部による基板認識マークの認識の成功回数が一定数以上になった場合には、基板認識部による基板認識マークの認識の成功の回数の大きい位置から順に、基板認識部による基板認識マークの認識を行うように構成されている。このように構成すれば、基板認識マークの認識の成功の回数の大きい位置から順に、基板認識部による基板認識マークの認識を行うので、基板認識マークの認識を行う際に生じる時間のロスを減少させることができる。
上記中間認識位置を設定する基板作業装置において、好ましくは、目標認識位置と基準認識位置との間に複数の中間認識位置を設定し、複数の中間認識位置同士は互いに基板の搬送方向における基板認識マークの長さ以上離れるように構成されている。このように構成すれば、それぞれが基板認識マークの長さ以上離れた複数の中間認識位置を設定することにより、設定される中間認識位置の数の増加を抑制しつつ、複数の中間認識位置により基板認識部が基板認識マークを認識する可能性を向上させることができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、基板搬送部上の基板に対して相対的に移動可能なヘッドユニットをさらに備え、基板認識部は、ヘッドユニットに取り付けられ、基板の位置を確認するための基板認識マークを撮像する基板撮像部を含む。このように構成すれば、基板認識部を移動させるための移動機構を新たに設けることなく、既存の構成を利用して基板認識マークの認識を行うことができるので、基板作業装置の大型化を抑制することができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、基板搬送部は、基板の搬送方向における切り欠きの長さに基づいて基板認識部と基板とを相対的に移動させるため、搬送方向とは逆方向に基板を移動可能なように構成されている。このように構成すれば、基板が目標停止位置から前方にずれた位置に停止している場合に、基板搬送部により基板を逆方向(後方)に移動させて、基板を目標停止位置に停止させることができるので、基板を停止させた後に行う作業を円滑に行うことができる。
本発明によれば、上記のように、基板認識部が基板上の基板認識マークを認識できないことに起因して基板に対して行う作業が停止するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による部品実装装置の概略を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の制御的な構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部付近を搬送方向から視たときの概略的な側面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部上における、レーザー検知部が基板の端部を検知した状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部上における、目標停止位置に停止した状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置における、レーザー検知部が切り欠きを検知した状態の基板付近を搬送方向から視たときの概略的な側面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部上における、レーザー検知部が基板の切り欠きの基端部を検知した状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部上における、基板が停止位置に停止した状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置における、基板撮像部を切り欠きの長さの分だけ移動させた状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部上における、レーザー検知部が基板のU字状の切り欠きの基端部を検知した状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置における、レーザー検知部がU字状の切り欠きを検知した状態の基板付近を搬送方向から視たときの概略的な側面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板搬送部上における、U字状の切り欠きを検知した後、基板が停止位置に停止した状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置における、基板撮像部を切り欠きの長さの分だけ移動させた状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置における、目標停止位置と基準認識位置との中央部分に基板撮像部を移動させた状態の基板付近を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の基板認識処理を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態による部品実装装置の制御的な構成を示したブロック図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置における、停止位置に停止した状態の基板を上方向から視たときの概略的な平面図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置における、目標認識位置、第1中間認識位置、第2中間認識位置、第3中間認識位置および基準認識位置でのFIマークの認識回数を示したヒストグラムである。 本発明の第2実施形態による部品実装装置における、目標認識位置、第1中間認識位置、第2中間認識位置、第3中間認識位置および基準認識位置への基板撮像部の移動の順番を示した概略的な平面図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置の基板認識処理を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態による部品実装装置の認識回数に基づく認識位置の決定処理をフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図15を参照して、本発明の第1実施形態による基板作業装置1について説明する。第1実施形態の基板作業装置1は、基板Kの端部に形成された切り欠きCにより、基板Kを目標とする目標停止位置DPに停止させることができず、基板撮像部2により基板Kの位置を確認するマークを撮像できず制御部11により認識できなかった場合に基板撮像部2の位置の修正が行われるように構成されている。
(基板作業装置の構成)
まず、本発明の第1実施形態による基板作業装置1の構成について説明する。
図1に示すように、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの電子部品Eを、プリント基板などの基板Kに実装する部品実装装置10を基板作業装置1の一例として説明する。ここで、部品実装装置10において、基板Kを搬送する搬送方向をX1方向とし、基板Kを搬送する搬送方向の逆方向をX2方向とし、水平方向におけるX方向に直交する方向をY方向とする。また、部品実装装置10において、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向とする。
部品実装装置10は、基台3と、基板搬送部4と、ヘッドユニット5と、支持部6と、レール部7と、部品撮像部8と、基板撮像部2と、レーザー検知部9と、制御部11とを備えている。なお、基板撮像部2は、特許請求の範囲の「基板認識部」の一例である。また、レーザー検知部9は、特許請求の範囲の「光学式検知部」の一例である。
〈基台〉
基台3は、基板作業装置1において各構成要素を配置する基礎となる台である。基台3上には、基板搬送部4、レール部7および部品撮像部8が設けられている。また、基台3内には、制御部11が設けられている。また、基台3には、Y方向の両側(Y1方向側およびY2方向側)に、複数のテープフィーダ31aを配置可能なフィーダ配置部31がそれぞれ設けられている。
〈テープフィーダ〉
テープフィーダ31aは、基板Kに実装される電子部品Eを供給する装置である。テープフィーダ31aは、複数の電子部品Eを保持したテープ(図示せず)が巻き回されたリール(図示せず)を保持している。また、テープフィーダ31aは、ヘッドユニット5による電子部品Eの取出しのための部品保持動作に応じて、保持されたリールを回転させてテープを送り出すことにより、電子部品Eを供給する。
〈基板搬送部〉
基板搬送部4は、図1に示すように、部品実装装置10の外部から基板Kを搬入し、基板Kを搬送方向(X1方向)に搬送するように構成されている。また、基板搬送部4は、搬入された基板Kを目標停止位置DP(実装停止位置)まで搬送するとともに、目標停止位置DPにおいて固定するように構成されている。また、基板搬送部4は、一対のコンベア部41と、コンベア部41が取り付けられる一対のベース部42とを含んでいる。一対のコンベア部41は、それぞれ、プーリ41a(図3参照)と、プーリ41aに掛け回された輪状の搬送ベルト41b(図3参照)を有している。基板搬送部4は、一対の搬送ベルト41bにより、一対の搬送ベルト41b上に載置された基板Kを搬送方向(X1方向)に搬送するように構成されている。また、基板搬送部4は、搬送ベルト41bを回転駆動するための駆動モータ43(図2参照)を有している。制御部11は、駆動モータ43を制御することにより、搬送ベルト41b上に載置された基板Kの搬送速度を制御するように構成されている。
〈ヘッドユニット〉
ヘッドユニット5は、部品実装用のヘッドユニット5であり、目標停止位置DPにおいて固定された基板Kに電子部品Eを実装するように構成されている。具体的には、ヘッドユニット5は、複数(5つ)のヘッド51(実装ヘッド)を含んでいる。複数のヘッド51の各々は、真空発生装置(図示せず)に接続されており、真空発生装置から供給される負圧によって、先端に装着されたノズル(図示せず)に電子部品Eを保持(吸着)可能に構成されている。各ヘッド51は、それぞれ、Z軸モータ52(図2参照)により上下方向に移動可能に構成されている。また、各ヘッド51は、それぞれ、R軸モータ53(図2参照)により回転軸回りに回転可能に構成されている。
〈支持部〉
支持部6は、ヘッドユニット5を搬送方向(X1方向)および搬送方向とは逆方向(X2方向)に移動可能に支持するように構成されている。具体的には、支持部6は、搬送方向に延びるボールねじ軸61と、ボールねじ軸61を回転させるX軸モータ62とを含んでいる。ヘッドユニット5には、支持部6のボールねじ軸61と係合するボールナット(図示せず)が設けられている。ヘッドユニット5は、X軸モータ62によりボールねじ軸61が回転されることにより、ボールねじ軸61と係合するボールナットとともに、支持部6に沿って搬送方向に移動可能に構成されている。
〈レール部〉
一対のレール部7は、支持部6をY方向に移動可能に支持するように構成されている。具体的には、レール部7は、支持部6のX方向の両端部をY方向に移動可能に支持する一対のガイドレール70と、Y方向に延びるボールねじ軸71と、ボールねじ軸71を回転させるY軸モータ72とを含んでいる。支持部6には、レール部7のボールねじ軸71と係合するボールナット(図示せず)が設けられている。支持部6は、Y軸モータ72によりボールねじ軸71が回転されることにより、ボールねじ軸71と係合するボールナットとともに、一対のレール部7に沿ってY方向に移動可能に構成されている。
このような構成により、ヘッドユニット5は、基台3上を水平面内で(X方向およびY方向に)移動可能に構成されている。すなわち、ヘッドユニット5は、基板搬送部4上の基板Kに対して相対的に移動可能に構成されている。これにより、ヘッドユニット5は、テープフィーダ31aの上方に移動して、テープフィーダ31aから供給される電子部品Eを保持(吸着)することが可能である。また、ヘッドユニット5は、目標停止位置DPにおいて固定された基板Kの上方に移動して、保持(吸着)された電子部品Eを基板Kに実装することが可能である。
〈部品撮像部〉
部品撮像部8は、基板Kへの電子部品Eの実装に先立ってヘッド51に保持(吸着)された電子部品Eを撮像する部品認識用のカメラである。部品撮像部8は、基台3上に固定されており、電子部品Eの下方(Z2方向)から、ヘッド51に保持(吸着)された電子部品Eを撮像するように構成されている。部品撮像部8による電子部品Eの撮像画像に基づいて、制御部11は、電子部品Eの吸着状態(回転姿勢およびヘッド51に対する吸着位置)を取得(認識)するように構成されている。
〈基板撮像部〉
基板撮像部2は、ヘッドユニット5に取り付けられ、基板Kへの電子部品Eの実装に先立って、基板Kの上面に付されたFIマークM(Fiducial Mark(フィデューシャルマーク))を撮像するマーク認識用のカメラである。FIマークMは、基板Kの位置を確認するためのマークである。基板撮像部2によるFIマークMの撮像結果に基づいて、制御部11は、目標停止位置DPにおいて固定された基板Kの正確な位置および姿勢を取得(認識)するように構成されている。なお、FIマークMは、特許請求の範囲の「基板認識マーク」の一例である。
〈レーザー検知部〉
また、第1実施形態では、基板搬送部4には、基板Kを停止させるため、基板Kの端部を検知するレーザー検知部9が設けられている。レーザー検知部9は、レーザー光により基板Kの位置を検知する光学式の検知部であり、レーザー発光器91と、レーザー受光器92とを含んでいる。レーザー発光器91は、一対のベース部42の一方側(Y2側)のコンベア部41よりも上側に配置されている。レーザー受光器92は、一対のベース部42の他方側(Y1側)のコンベア部41よりも下側に配置されている。レーザー検知部9は、レーザー発光器91から照射されたレーザー光が基板Kにより遮られ、レーザー受光器92がレーザー光を受光できなくなった地点を基板Kの搬送方向の一方側(X1側)の端部として検知するように構成されている。
〈制御部〉
制御部11は、図2に示すように、CPU11a(Central Processing Unit)、ROM11c(Read Only Memory)、およびRAM11b(Random Access Memory)などを含み、部品実装装置10の動作を制御する制御回路である。制御部11は、基板搬送部4、ヘッドユニット5、支持部6、レール部7、部品撮像部8、基板撮像部2、テープフィーダ31a、レーザー検知部9、駆動モータ43、X軸モータ62およびY軸モータ72と電気的に接続されている。
RAM11bには、基板K上のFIマークMを認識するための処理である基板認識処理のための基板認識プログラム12が記憶されている。制御部11は、基板搬送部4、ヘッドユニット5、支持部6、レール部7、基板撮像部2、レーザー検知部9、X軸モータ62およびY軸モータ72を基板認識プログラム12にしたがって制御することにより、基板K上のFIマークMの認識を行うように構成されている。
(基板認識処理)
部品実装装置10では、図1に示すように、基板搬送部4が、矩形状の基板Kだけではなく端部に矩形状の切り欠きCが形成された基板Kを搬送することもある。ここで、切り欠きCは、図4に示すように、基板Kの搬送方向に直交する方向(Y方向)にCQ1の長さを有し、基板Kの搬送方向(X1方向)においてCQ2の長さを有している。この場合でも、部品実装装置10は、図3〜図5に示すように、基板Kの搬送方向(X1方向)の端部をレーザー検知部9が検知すると、制御部11が基板搬送部4に停止信号を送り、基板Kの搬送方向の端部が目標停止位置DPに停止するように構成されている。このとき、基板撮像部2は、目標停止位置DPに停止していればFIマークMを認識できる目標認識位置RPに移動することにより、基板K上に設けられたFIマークMを撮像することができる。ここで、目標認識位置RPは、目標停止位置DPに停止していればFIマークMを認識できる位置における基板撮像部2の視野角Vの中央部分となっている。
しかし、図3に示すように、レーザー検知部9が基板Kの端部を検知できたならばよいが、図6に示すように、レーザー検知部9が基板Kの切り欠きCのX2側の基端部BSを検知することもある。この場合では、図6〜図8に示すように、レーザー検知部9が基板Kの切り欠きCのX2側の基端部BSを検知すると、制御部11が基板搬送部4に停止信号を送るので、基板Kの搬送方向の端部は目標停止位置DPから切り欠きCの搬送方向の長さCQ2の分だけずれた停止位置SPに停止してしまう。このとき、基板撮像部2は、目標認識位置RPに移動したとしても、基板K上に設けられたFIマークMを撮像することができない。
そのため、第1実施形態の制御部11は、目標認識位置RPに移動させた基板撮像部2により基板KのFIマークMが認識されなかった場合には、基板Kの搬送方向(X1方向)における切り欠きCの長さに基づいて基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させて、基板撮像部2によるFIマークMの撮像を再度行うように構成されている。
具体的には、図9に示すように、制御部11は、切り欠きCの基板Kの搬送方向の長さCQ2の分だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させた基準認識位置CPにおいて、基板撮像部2によるFIマークMの認識を再度行うように構成されている。すなわち、制御部11は、X軸モータ62およびY軸モータ72に信号を送り、ヘッドユニット5を長さCQ2だけ搬送方向(X1方向)に沿って移動させることにより、基板撮像部2を長さCQ2だけ搬送方向(X1方向)に沿って移動させる。これにより、基板撮像部2が、目標認識位置RPから基準認識位置CPに移動し、基板撮像部2の視野角Vの中にFIマークMが入るので、基板撮像部2によるFIマークMの撮像を成功させることが可能となる。このように、基板撮像部2によりFIマークMが撮像されることにより、制御部11は、基板Kの位置を確認するためのFIマークMを認識することが可能となる。なお、切り欠きCの搬送方向(X1方向)の長さは、あらかじめユーザーにより制御部11に記憶されている。
部品実装装置10では、図10に示すように、基板搬送部4が、基端部BSから先端部KSまでの幅が同じ大きさの切り欠きCではなく、基端部BSから先端部KSまでの幅が変化する切り欠きCが形成された基板Kを搬送することもある。ここで、一例として、切り欠きCは平面視においてU字状である。切り欠きCは、基板Kの搬送方向(X1方向)に直交する方向(Y方向)にCQ1の長さを有し、基板Kの搬送方向(X1方向)においてCQ2の長さを有している。
この場合では、レーザー検知部9が基板Kの端部を検知できたならばよいが、図11に示すように、レーザー検知部9が基板Kの切り欠きCの円弧状部分を検知することもある。ここで、レーザー検知部9が検知した円弧状部分は、基板Kの端部から長さCQ3の位置にある。この場合では、図10〜図12に示すように、レーザー検知部9が基板Kの切り欠きCの円弧状部分を検知すると、制御部11が基板搬送部4に停止信号を送るので、基板Kの搬送方向の端部は目標停止位置DPから切り欠きCの搬送方向の長さCQ3の分だけずれた停止位置SPに停止してしまう。このとき、基板撮像部2は、基板K上に設けられたFIマークMを撮像することができない。
ここで、制御部11は、図13に示すように、切り欠きCの基板Kの搬送方向の長さCQ2の分だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させた基準認識位置CPにおいて、FIマークMの認識を基板撮像部2に再度行わせる。制御部11は上記した対応と同様の対応を行うが、このとき、基板撮像部2は、基板K上に設けられたFIマークMを撮像することができない。
そのため、図14に示すように、第1実施形態の制御部11は、基板撮像部2により基準認識位置CPに位置する基板KのFIマークMが撮像できなかった場合には、目標停止位置DPと基準認識位置CPとの間の1つの中間認識位置MPにおいてFIマークMの認識を基板撮像部2に再度行わせるように構成されている。
具体的には、制御部11は、基準認識位置CPから目標停止位置DPと基準認識位置CPとの中間地点までの長さMM1だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させた中間認識位置MPにおいて、基板撮像部2によるFIマークMの認識を再度行うように構成されている。すなわち、制御部11は、X軸モータ62およびY軸モータ72に信号を送り、ヘッドユニット5を長さMM1だけ搬送方向とは逆方向(X2方向)に沿って移動させることにより、基板撮像部2を長さMM1だけ搬送方向とは逆方向(X2方向)に沿って移動させる。
これにより、基板撮像部2が、基準認識位置CPから中間認識位置MPに移動し、基板撮像部2の視野角Vの中にFIマークMが入るので、基板撮像部2によるFIマークMの認識を成功させることが可能となる。このように、基板撮像部2によりFIマークMが撮像されることにより、制御部11は、基板Kの位置を確認するためのFIマークMを認識することが可能となる。
(基板認識処理のフローチャート)
次に、図15を参照して、第1実施形態の部品実装装置10による基板認識処理のフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各処理は、制御部11により行われる。
図15に示すように、まず、ステップS1では、レーザー検知部9の検知情報に基づいて、基板Kの搬送を停止させる。基板搬送部4に停止信号を送り、基板Kを停止位置SPに停止させる。ステップS2では、基板Kが停止した停止位置SPにおいて、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。このとき、基板撮像部2は目標認識位置RPに配置されている。基板撮像部2がFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS8に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部11により認識される。また、ステップS2において、基板撮像部2がFIマークMを撮像できない場合には、ステップS3に進む。
ステップS3では、基板Kに形成された切り欠きCの長さの分だけ基板撮像部2を移動(図9参照)させる。ステップS4では、基板撮像部2を切り欠きCの長さの分だけ移動させた基準認識位置CPにおいて、FIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2がFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS8に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部11により認識される。また、ステップS4において、基板撮像部2がFIマークMを撮像できない場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、目標停止位置DPと基準認識位置CPとの中央部分に基板撮像部2を移動(図14参照)させる。ステップS6では、目標停止位置DPと基準認識位置CPとの中央部分である中間認識位置MPにおいて、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2がFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS8に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部11により認識される。また、ステップS6において、基板撮像部2がFIマークMを撮像できない場合には、ステップS7に進む。ここで、ステップS7では、FIマークMが基板撮像部2により撮像できないのは、FIマークMの位置に起因するエラーではなく、FIマークMの汚れなどの他の原因に起因するエラーによるものであると判断し、オペレータに搬送エラーを通知し基板認識処理を終了する。この結果、その後の電子部品Eの基板Kへの実装作業などが行なわれない。
ステップS8では、基板撮像部2により基板K上のFIマークMを撮像できたので、基板搬送完了となり基板認識処理を終了する。その後、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、基板作業装置1は、基板Kを搬送する基板搬送部4と、基板Kに設けられたFIマークMを撮像する基板撮像部2と、基板撮像部2により撮像されたFIマークMを認識する制御部11と、基板Kの端部を検知するレーザー検知部9とを備えている。また、基板作業装置1は、レーザー検知部9の検知に基づいて基板Kが停止した停止位置SPにおいて、目標認識位置RPに移動した基板撮像部2により基板KのFIマークMが撮像されなかった場合には、切り欠きCの長さに基づいて基板撮像部2を移動させて、FIマークMの認識を再度行うように構成されている。これにより、レーザー検知部9が基板Kの切り欠きCを検出してしまうために、切り欠きCの搬送方向の長さCQ2の分だけFIマークMの位置が目標認識位置RPからずれてしまった場合にも、切り欠きCの長さに基づいて基板撮像部2を移動させることにより、基板撮像部2はFIマークMを撮像することができる。この結果、基板撮像部2および制御部11はFIマークMを認識することができるようになるので、基板撮像部2が基板K上のFIマークMを認識できないことに起因して基板Kに対して行う作業が停止するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、切り欠きCの長さの分だけ基板撮像部2を移動させた基準認識位置CPにおいて、基板撮像部2によるFIマークMの撮像を再度行うように構成されている。これにより、切り欠きCが形成された基板Kを用いることにより、切り欠きCの長さの分だけ基板Kの停止位置SPが目標停止位置DPからずれてしまいやすくなった場合にも、基準認識位置CPにおいてFIマークMの認識を再度行うので、基板撮像部2および制御部11にFIマークMを認識させる可能性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、基板撮像部2により基準認識位置CPに位置する基板KのFIマークMが撮像されなかった場合には、基板撮像部2は、停止位置SPと基準認識位置CPとの間の中間認識位置MPにおいてFIマークMの認識を再度行うように構成されている。これにより、切り欠きCの長さ未満の位置においてレーザー検知部9が基板Kの端部を検知し、その長さの分だけ基板Kの停止位置SPが目標停止位置DPからずれた場合にも、中間認識位置MPでの再認識により基板撮像部2のFIマークMを撮像できる可能性をより向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、部品実装装置10は、基板搬送部4上の基板Kに対して相対的に移動可能なヘッドユニット5と、ヘッドユニット5に取り付けられ、基板Kの位置を確認するためのFIマークMを撮像する基板撮像部2を含んでいる。これにより、基板撮像部2を移動させるための移動機構を新たに設けることなく、既存の設備を利用してFIマークMの認識を行うことができるので、部品実装装置10の大型化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、中間認識位置MPにおいてFIマークMの認識を再度行うので、切り欠きCの形状がU字状であったり、切り欠きCが傾いたりしているため、切り欠きCの長さ未満の位置においてレーザー検知部9が基板Kの端部を検知しやすくなっていても、基板撮像部2によりFIマークMを確実に撮像することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図16〜図21を参照して、本発明の第2実施形態による部品実装装置210の構成について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、中間認識位置MPが複数設定された例について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
図16に示すように、制御部211のRAM11bには、基板認識処理のための基板認識プログラム212だけでなく、所定位置における基板K上のFIマークMの認識回数に基づく認識位置の決定処理のための認識位置決定プログラム213が記憶されている。制御部211は、基板認識プログラム212だけでなく認識位置決定プログラム213にもしたがって、基板搬送部4、ヘッドユニット5、支持部6、レール部7、基板撮像部2、レーザー検知部9、X軸モータ62およびY軸モータ72を制御することにより、基板K上のFIマークMの認識を行うように構成されている。また、制御部211のRAM11bには、FIマークMを認識した位置を数える処理をするカウンタプログラム214(以下、カウンタ214)が記憶されている。
(基板認識処理)
部品実装装置210では、図17に示すように、レーザー検知部9が基板Kの切り欠きCの円弧状部分を検知すると、制御部211が基板搬送部4に停止信号を送るので、基板Kの搬送方向の端部は目標停止位置DPから切り欠きCの搬送方向の長さCQ3の分だけずれた停止位置SPに停止してしまう。このとき、目標認識位置RPに移動した基板撮像部2は、基板K上に設けられたFIマークMを撮像することができない。
そのため、第2実施形態の制御部211は、図17に示すように、目標認識位置RPと基準認識位置CPとの間に複数の中間認識位置MPを設定するように構成されている。ここで、複数の中間認識位置MP同士は、互いに基板Kの搬送方向(X1方向)におけるFIマークMの長さ以上に離れている。複数の中間認識位置MPは、目標認識位置RPに近いものから順に、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2および第3中間認識位置MP3である。目標認識位置RPから第1中間認識位置MP1までは距離DP1であり、第1中間認識位置MP1から第2中間認識位置MP2までは距離DP2であり、第2中間認識位置MP2から第3中間認識位置MP3までは距離DP3であり、第3中間認識位置MP3から基準認識位置CPまでは距離DP4である。
第2実施形態では、FIマークMを認識した位置の数に基づいて、認識位置決定プログラム213に基づく処理を行うか否かを判断するように構成されている。具体的には、制御部211は、カウンタ214に記憶されているFIマークMを認識した位置の数が閾値(10個)未満の場合には、認識位置決定プログラム213に基づく処理を行わずに、目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPの順にFIマークMの撮像を行い、FIマークMを撮像した位置においてFIマークMの撮像を終了するように構成されている。
具体的には、制御部211は、目標認識位置RPにおいて、基板撮像部2および制御部211によるFIマークMの認識を行う。ここで、部品実装装置210では、目標認識位置RPにおいて、基板撮像部2および制御部211により、FIマークMの認識を行うことができたならば、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
制御部211は、目標認識位置RPから第1中間認識位置MP1までの長さDP1だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させて、基板撮像部2によるFIマークMの認識を第1中間認識位置MP1において再度行う。すなわち、制御部211は、基板撮像部2を長さDP1だけ搬送方向(X1方向)に沿って移動させる。ここで、部品実装装置210では、第1中間認識位置MP1において、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMの認識を行うことができたならば、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
第1中間認識位置MP1においてFIマークMの認識を行うことができなかった場合に、制御部211は、第1中間認識位置MP1から第2中間認識位置MP2までの長さDP2だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させて、基板撮像部2および制御部211によるFIマークMの認識を第2中間認識位置MP2において再度行う。すなわち、制御部211は、基板撮像部2を長さDP2だけ搬送方向(X1方向)に沿って移動させる。ここで、部品実装装置210では、第2中間認識位置MP2において、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMの認識を行うことができたならば、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
第2中間認識位置MP2においてFIマークMの認識を行うことができなかった場合に、制御部211は、第2中間認識位置MP2から第3中間認識位置MP3までの長さDP3だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させて、基板撮像部2および制御部211によるFIマークMの認識を第3中間認識位置MP3において再度行う。すなわち、制御部211は、基板撮像部2を長さDP3だけ搬送方向(X1方向)に沿って移動させる。ここで、部品実装装置210では、第3中間認識位置MP3において、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMの認識を行うことができたならば、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
第3中間認識位置MP3においてFIマークMの認識を行うことができなかった場合に、制御部211は、第3中間認識位置MP3から基準認識位置CPまでの長さDP4だけ基板撮像部2と基板Kとを相対的に移動させて、基板撮像部2および制御部211によるFIマークMの認識を基準認識位置CPにおいて再度行う。すなわち、制御部211は、基板撮像部2を長さDP4だけ搬送方向(X1方向)に沿って移動させる。ここで、部品実装装置210では、基準認識位置CPにおいて、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMの認識を行うことができたならば、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
上記した目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPの順に基板撮像部2を移動させることにより、基板撮像部2の視野角Vの中にFIマークMを入れ、基板撮像部2によりFIマークMの認識させる。このようにして、制御部211は、基板Kの位置を確認するためのFIマークMを認識することが可能となる。
(認識回数に基づく認識位置の決定処理)
また、第2実施形態の制御部211は、図20に示すように、基板撮像部2によるFIマークMの撮像および制御部211による認識の成功回数が一定数以上になると、認識回数に基づく認識位置の決定処理が行われるように構成されている。具体的には、制御部211は、カウンタ214に記憶されているFIマークMを認識した位置の数が閾値以上の場合には、認識回数に基づく認識位置の決定処理により、基板撮像部2によるFIマークMの撮像および制御部211による認識の成功の回数の大きい位置から順に、基板撮像部2によるFIマークMの撮像を行うように構成されている。
制御部211は、図18に示すように、基板認識プログラム212に基づく処理を行う中において、目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPのそれぞれにおける、基板撮像部2によるFIマークMの撮像および制御部211による認識の回数をカウンタ214によりカウントする。縦軸が目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPのそれぞれにおいて、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMの認識が成功した回数を示す。横軸が目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPといった認識位置を示す。
ここで、目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPのそれぞれの認識回数の合計が成功回数となる。
また、図18に示す一例では、基板撮像部2によるFIマークMの撮像および制御部211による認識の回数は、目標停止位置DPが1番目に多く、第3中間認識位置MP3が2番目に多く、第1中間認識位置MP1が3番目に多く、基準認識位置CPが4番目に多く、第2中間認識位置MP2が5番目に多くなっている。この場合、制御部211は、カウンタ214に記憶されているFIマークMを認識した位置の数が閾値以上の場合には、目標認識位置RP、第3中間認識位置MP3、第1中間認識位置MP1、基準認識位置CPおよび第2中間認識位置MP2の順にFIマークMの撮像を行い、FIマークMを撮像した位置においてFIマークMの撮像を終了するように構成されている。
具体的には、制御部211は、図19に示すように、レーザー検知部9により基板Kの端部を検知し搬送部を停止位置SPに停止させた後に、まず基板Kが目標停止位置DPに停止した場合にFIマークMが位置する目標認識位置RPに基板撮像部2を移動させる。そして、制御部211は、基板撮像部2によりFIマークMを撮像できた場合はFIマークMを認識する。このとき、制御部211は、基板撮像部2の視野角Vの中心とFIマークMの中心との距離である第1中心距離を取得する。
制御部211は、目標認識位置RPにおいてFIマークMを認識できなかった場合には、基板撮像部2を長さDP11だけX1方向に移動させることによって、第3中間認識位置MP3に基板撮像部2を移動させる。そして、制御部211は、基板撮像部2によりFIマークMを撮像できた場合はFIマークMを認識する。このとき、制御部211は、基板撮像部2の視野角Vの中心とFIマークMの中心との距離である第2中心距離を取得する。
制御部211は、第3中間認識位置MP3においてFIマークMを認識できなかった場合には、基板撮像部2を長さDP12だけX2方向に移動させることによって、第1中間認識位置MP1に基板撮像部2を移動させる。そして、制御部211は、基板撮像部2によりFIマークMを撮像できた場合はFIマークMを認識する。このとき、制御部211は、基板撮像部2の視野角Vの中心とFIマークMの中心との距離である第3中心距離を取得する。
制御部211は、第1中間認識位置MP1においてFIマークMを認識できなかった場合には、基板撮像部2を長さDP13だけX1方向に移動させることによって、基準認識位置CPに基板撮像部2を移動させる。そして、制御部211は、基板撮像部2によりFIマークMを撮像できた場合はFIマークMを認識する。このとき、制御部211は、基板撮像部2の視野角Vの中心とFIマークMの中心との距離である第4中心距離を取得する。
最後に、制御部211は、基準認識位置CPにおいてFIマークMを認識できなかった場合には、基板撮像部2を長さDP14だけX2方向に移動させることによって、第2中間認識位置MP2に基板撮像部2を移動させる。そして、制御部211は、基板撮像部2によりFIマークMを撮像できた場合はFIマークMを認識する。このとき、制御部211は、基板撮像部2の視野角Vの中心とFIマークMの中心との距離である第5中心距離を取得する。
このように、上記した目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPにおけるFIマークMの認識回数に基づいて、基板撮像部2を移動させることにより、基板撮像部2の移動の無駄を削減することが可能となっている。
また、制御部11は、第1中心距離、第2中心距離、第3中心距離、第4中心距離および第5中心距離を記憶しておくことにより、目標認識位置RP、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2、第3中間認識位置MP3および基準認識位置CPのうち、最も基板撮像部2の視野角Vの中心とFIマークMの中心との距離が近い位置を取得することができる。これにより、制御部211は、FIマークMの認識回数が大きくかつ基板撮像部2の視野角Vの中心に近い位置においてFIマークMを撮像可能な位置を選択可能なように構成することが可能となる。これにより、基板撮像部2によりFIマークMの全体像を確実に撮像することが可能となる。
(基板認識処理のフローチャート)
次に、図20を参照して、第2実施形態の部品実装装置210による基板認識処理をフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各処理は、制御部211により行われる。
図20に示すように、まず、ステップS11では、レーザー検知部9の検知情報に基づいて、基板Kの搬送を停止させる。基板搬送部4に停止信号を送り、基板Kを停止位置SPに停止させる。ステップS12では、制御部211内のカウンタ214の値が閾値以上か否かが判断される。カウンタ214の値が閾値以上である場合には、ステップS30の認識回数に基づく認識位置の決定処理に進む。また、ステップS12において、カウンタ214の値が閾値未満である場合には、ステップS13に進む。
ステップS13では、目標認識位置RPにおいて、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2が、目標認識位置RPにおいてFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS23に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部211により認識される。また、基板撮像部2が、停止位置SPにおいてFIマークMを撮像できない場合には、ステップS14に進む。
ステップS14では、第1中間認識位置MP1に基板撮像部2を移動させる。ステップS15では、第1中間認識位置MP1において、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2が、第1中間認識位置MP1においてFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS23に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部211により認識される。また、基板撮像部2が、第1中間認識位置MP1においてFIマークMを撮像できない場合には、ステップS16に進む。
ステップS16では、第2中間認識位置MP2に基板撮像部2を移動させる。ステップS17では、第2中間認識位置MP2において、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2が、第2中間認識位置MP2においてFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS23に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部211により認識される。また、基板撮像部2が、第2中間認識位置MP2においてFIマークMを撮像できない場合には、ステップS18に進む。
ステップS18では、第3中間認識位置MP3に基板撮像部2を移動させる。ステップS19では、第3中間認識位置MP3において、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2が、第3中間認識位置MP3においてFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS23に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部211により認識される。また、基板撮像部2が、第3中間認識位置MP3においてFIマークMを撮像できない場合には、ステップS20に進む。
ステップS20では、基準認識位置CPに基板撮像部2を移動させる。ステップS21では、基準認識位置CPにおいて、基板撮像部2がFIマークMを撮像可能か否かが判断される。基板撮像部2が、基準認識位置CPにおいてFIマークMを撮像可能である場合には、ステップS23に進む。このとき、基板撮像部2により撮像されたFIマークMは制御部211により認識される。また、基板撮像部2が、基準認識位置CPにおいてFIマークMを撮像できない場合には、ステップS22に進む。
ステップS22では、FIマークMが基板撮像部2により撮像できないのは、FIマークMの位置に起因するエラーではなく、FIマークMの汚れなどの他の原因に起因するエラーによるものであると判断し、オペレータに搬送エラーを通知し基板認識処理を終了し、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれない。
ステップS23では、FIマークMを認識した位置を保存する。ステップS24では、カウンタ214によりFIマークMを認識した回数をカウントする。ステップS25では、基板撮像部2により基板K上のFIマークMを撮像できたので、基板搬送完了となり基板認識処理を終了し、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
(認識回数に基づく認識位置の決定処理のフローチャート)
次に、図21を参照して、第2実施形態の部品実装装置210による認識回数に基づく認識位置の決定処理(図20のステップS30)をフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各処理は、制御部211により行われる。
図21に示すように、まず、ステップS31では、それぞれの認識位置の認識回数を読み込む。そして、ステップS32では、最も認識回数の大きい認識位置に基板撮像部2を移動させる。ステップS33では、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMを認識可能か否かが判断される。FIマークMを認識可能である場合には、ステップS43に進む。また、ステップS33において、FIマークMが認識できない場合には、ステップS34に進む。
ステップS34では、2番目に認識回数の大きい認識位置に基板撮像部2を移動させる。ステップS35では、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMを認識可能か否かが判断される。FIマークMを認識可能である場合には、ステップS43に進む。また、ステップS35において、FIマークMが認識できない場合には、ステップS36に進む。
ステップS36では、3番目に認識回数の大きい認識位置に基板撮像部2を移動させる。ステップS37では、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMを認識可能か否かが判断される。FIマークMを認識可能である場合には、ステップS43に進む。また、ステップS37において、FIマークMが認識できない場合には、ステップS38に進む。
ステップS38では、4番目に認識回数の大きい認識位置に基板撮像部2を移動させる。ステップS39では、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMを認識可能か否かが判断される。FIマークMを認識可能である場合には、ステップS43に進む。また、ステップS39において、FIマークMが認識できない場合には、ステップS40に進む。
ステップS40では、5番目に認識回数の大きい認識位置に基板撮像部2を移動させる。ステップS41では、基板撮像部2および制御部211によりFIマークMを認識可能か否かが判断される。FIマークMを認識可能である場合には、ステップS43に進む。また、ステップS41において、FIマークMが認識できない場合には、ステップS42に進む。
ステップS42では、FIマークMが基板撮像部2により撮像できないのは、FIマークMの位置に起因するエラーではなく、FIマークMの汚れなどの他の原因に起因するエラーによるものであると判断し、オペレータに搬送エラーを通知し認識位置の決定処理を終了し、その後、電子部品Eの基板Kへの実装作業などが適宜行なわれる。
ステップS43では、FIマークMを認識した位置を保存する。ステップS44では、カウンタ214によりFIマークMを認識した回数をカウントする。ステップS45では、基板撮像部2により基板K上のFIマークMを撮像できたので、基板搬送完了となり作業を終了する。なお、第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、上記のように、基板撮像部2は、カウンタ214に記憶されているFIマークMを認識した位置の数が閾値未満の場合には、目標認識位置RP、中間認識位置MPおよび基準認識位置CPの順にFIマークMの撮像を行い、FIマークMを撮像できた位置においてFIマークMの認識を終了するように構成されている。これにより、レーザー検知部9の検知に基づいて停止した目標認識位置RPに近い順に基板撮像部2によるFIマークMの撮像が行われるとともに、FIマークMが基板撮像部2により撮像できた時点においてFIマークMの撮像が終了するので、FIマークMの認識にかかる時間の増大を抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、カウンタ214に記憶されているFIマークMを認識した位置の数が閾値以上の場合には、基板撮像部2によるFIマークMの撮像の成功の回数の大きい位置から順に、基板撮像部2によるFIマークMの撮像を行うように構成されている。これにより、基板撮像部2および制御部211によるFIマークMの認識のデータを一定数以上蓄積させた上で、FIマークMの認識の成功の回数の大きい位置から順に、基板撮像部2によるFIマークMの撮像を行うので、FIマークMの撮像を行う際に生じる時間のロスを減少させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、目標認識位置RPと基準認識位置CPとの間に第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2および第3中間認識位置MP3を設定し、第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2および第3中間認識位置MP3同士は互いに基板Kの搬送方向(X1方向)におけるFIマークMの長さ以上離れるように構成されている。これにより、それぞれがFIマークMの長さ以上離れた第1中間認識位置MP1、第2中間認識位置MP2および第3中間認識位置MP3が設定されているので、中間認識位置MPの数を抑制するとともに、基板撮像部2および制御部11によりFIマークMを認識する可能性を向上させることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、基板作業装置1は部品実装装置10(210)であるが、本発明はこれに限られない。本発明の基板作業装置は、基板の端部を検知して基板の搬送を停止するような装置に適用可能である。たとえば、本発明の基板作業装置の構成をローダ、印刷機、リフロー炉またはアンローダなどに適用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、基板認識マークはFIマークMであるが、本発明はこれに限られない。本発明では、基板認識マークは、基板K上に設けられる二次元コードなどの他のマークであってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、レーザー発光器91はコンベア部41よりも上側に配置され、レーザー受光器92はコンベア部41よりも下側に配置されているが、本発明はこれに限られない。本発明では、レーザー発光器はコンベア部よりも下側に配置され、レーザー受光器はコンベア部よりも上側に配置されてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、レーザー検知部9は基板搬送部4の一対のベース部42に設けられているが、本発明はこれに限られない。本発明では、レーザー検知部のレーザー発光器およびレーザー受光器のそれぞれが、基板の上方または下方に配置されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、基板撮像部2が、切り欠きCの長さに基づいて基板Kに対して相対的に移動しているが、本発明はこれに限られない。本発明では、基板撮像部ではなく、基板搬送部が、基板の搬送方向における切り欠きの長さに基づいて、搬送方向とは逆方向に基板を移動可能なように構成されていてもよい。これにより、基板撮像部を移動させた場合には基板は目標とする目標停止位置からずれた位置に停止しているが、基板搬送部により基板を移動させた場合には基板を目標とする目標停止位置に停止させることができるので、基板を停止させた後に行う作業を円滑に行うことができる。
また、上記第1および第2実施形態では、中間認識位置MPの数はそれぞれ1および3個であるが、本発明はこれに限られない。本発明では、中間認識位置の数は2個または4個以上であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、光学式検知部として基板Kの端部を検知するためレーザー検知部9を用いているが、本発明はこれに限られない。本発明では、光学式の検知部としてたとえば赤外線検知部を用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、目標認識位置RP、中間認識位置MPおよび基準認識位置CPにおいて、基板撮像部2によるFIマークMの撮像が行われているが、本発明はこれに限られない。本発明では、目標停止位置および中間認識位置のみにおいて、基板撮像部によるFIマークの撮像が行われてもよい。
また、上記第2実施形態では、カウンタ214に記憶されているFIマークMを認識した位置の数の閾値は10個となっているが、本発明はこれに限られない。本発明では、カウンタに記憶されているFIマークを認識した位置の数の閾値は、2〜9個でもよいし11個以上であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、説明の便宜上、制御部11(211)の制御処理を、処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の制御処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 基板作業装置
2 基板撮像部(基板認識部)
4 基板搬送部
5 ヘッドユニット
9 レーザー検知部(光学式検知部)
10、210 部品実装装置
12、212 基板認識プログラム
213 認識位置決定プログラム
C 切り欠き
CP 基準認識位置
DP 目標停止位置
K 基板
MP 中間認識位置
MP1 第1中間認識位置
MP2 第2中間認識位置
MP3 第3中間認識位置
RP 目標認識位置
SP 停止位置

Claims (8)

  1. 端部に切り欠きが形成された基板を搬送する基板搬送部と、
    前記基板に設けられた基板認識マークを認識する基板認識部と、
    前記基板を停止させるため、前記基板の端部を検知する光学式検知部とを備え、
    前記基板を停止させた状態において、目標停止位置に前記基板が停止していれば前記基板認識マークを認識できる目標認識位置に移動させた前記基板認識部により、前記基板の前記基板認識マークが認識されなかった場合には、前記基板の搬送方向における前記切り欠きの長さに基づいて前記基板認識部と前記基板とを相対的に移動させて、前記基板認識部による前記基板認識マークの認識を再度行うように構成されている、基板作業装置。
  2. 前記切り欠きの長さの分だけ前記基板認識部と前記基板とを相対的に移動させた基準認識位置において、前記基板認識部による前記基板認識マークの認識を再度行うように構成されている、請求項1に記載の基板作業装置。
  3. 前記基板認識部により前記基準認識位置に位置する前記基板の前記基板認識マークが認識されなかった場合には、前記基板認識部は、前記目標認識位置と前記基準認識位置との間の少なくとも1つの中間認識位置において前記基板認識マークの認識を再度行うように構成されている、請求項2に記載の基板作業装置。
  4. 前記基板認識部は、前記目標認識位置、前記中間認識位置および前記基準認識位置の順に前記基板認識マークの認識を行い、前記基板認識マークを認識した位置において前記基板認識マークの認識を終了するように構成されている、請求項3に記載の基板作業装置。
  5. 前記基板認識部による前記基板認識マークの認識の成功回数が一定数以上になった場合には、前記基板認識部による前記基板認識マークの認識の成功の回数の大きい位置から順に、前記基板認識部による前記基板認識マークの認識を行うように構成されている、請求項3に記載の基板作業装置。
  6. 前記目標認識位置と前記基準認識位置との間に複数の前記中間認識位置を設定し、前記複数の中間認識位置同士は互いに前記基板の搬送方向における前記基板認識マークの長さ以上離れるように構成されている、請求項3〜5のいずれか1項に記載の基板作業装置。
  7. 前記基板搬送部上の前記基板に対して相対的に移動可能なヘッドユニットをさらに備え、
    前記基板認識部は、前記ヘッドユニットに取り付けられ、前記基板の位置を確認するための前記基板認識マークを撮像する基板撮像部を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板作業装置。
  8. 前記基板搬送部は、前記基板の搬送方向における前記切り欠きの長さに基づいて前記基板認識部と前記基板とを相対的に移動させるため、前記基板の搬送方向とは逆方向に前記基板を移動可能なように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板作業装置。
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