JP2019015609A - 電縫鋼管製造ラインにおける電縫鋼管の長さ測定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この条材の測長方法は、「一の条材を含む複数の条材が並列に並べられた状態から搬送装置により一の条材を搬送しつつ、一の反射式レーザ距離計で一の条材の搬送方向先端を検索し、他の反射式レーザ距離計で一の条材の搬送方向後方を検索し、一の反射式レーザ距離計及び他の反射式レーザ距離計による一の条材の検索向きが他の複数の条材と重なり合って検出される向きである第一工程と、一の反射式レーザ距離計が一の条材の搬送方向先端を検出してからこの他の反射式レーザ距離計が一の条材を検出しなくなるまでのパルス数を測定する第二工程と、搬送装置の1パルス当たりの搬送距離とこのパルス数とを乗算して通過長さL2を算出し、一の反射式レーザ距離計と他の反射式レーザ距離計とにより定まる間隔長さL1にこの通過長さL2を加算して、条材の長さを算出する第三工程と、を備える」ものである(特許文献1の請求項1参照)。
そして、特許文献1においては、ローラの一回転当たりのパルス数を検知して搬送距離を測定するようにしている。
この点、本願発明が測長の対象としている電縫鋼管製造ラインを搬送される電縫鋼管にはこれらを正確に検出するのが難しいという特有の課題がある。以下、この点について説明する。
まず、円形と角形の兼用の搬送ラインの場合、円形の鋼管搬送時には横揺れが生じ易い。
したがって、特許文献1に開示されたようなローラの一回転当たりのパルス数から搬送距離を測定する方法では、誤差が生じやすい。そのため、特許文献2に開示されたようなドップラー型の速度計を用いることが考えられる。
しかしながら、電縫鋼管31の上面外面には、図7に示すように、溶接ビードを研削した溶接ビード研削部35があり、上方からレーザ光を照射すると、横揺れした際に溶接ビード切削部に当たったレーザ光が乱反射して測定誤差が生ずるという問題がある。
搬送ローラ上を搬送される前記電縫鋼管の先端を検出する先端検出センサと、搬送ローラ上を搬送される前記電縫鋼管の後端を検出する後端検出センサと、レーザドップラー型の速度計と、該速度計、前記先端検出センサ及び前記後端検出センサの検出情報を入力して前記先端検出センサで前記先端が検出されてから前記後端が検出されるまでの距離と前記先端検出センサと前記後端検出センサとの距離から前記電縫鋼管の長さを演算する演算部とを有し、
前記速度計は前記電縫鋼管の側方に、前記電縫鋼管に対して近づいたり離れたりする方向に移動可能に設けられ、前記速度計と前記電縫鋼管との距離を測定して、該測定値に基づいて前記速度計が前記電縫鋼管に対して所定の距離に保持するように前記速度計の位置を制御する位置制御装置とを備えていることを特徴とするものである。
以下、各構成機器を詳細に説明する。
搬送ローラ3は、自身が駆動する駆動搬送ローラ3aと、自身は駆動しない無駆動搬送ローラ3bから構成されている。この搬送ローラ3は、電縫鋼管製造ラインの特殊性から、円形鋼管や角形鋼管という形状の異なるものや、円形鋼管でも外形が異なるものを搬送できる共用タイプのものである。
なお、搬送ローラ3は共用されるものであるから、電縫鋼管5を保持していないので電縫鋼管5が搬送中に横揺れすることが想定される。そこで、図1に示すように、横揺れした電縫鋼管5が速度計11に衝突しないように、電縫鋼管5の移動を規制する保護板17を設けるのが好ましい。
先端検出センサ7は、搬送ローラ3によって搬送されている電縫鋼管5の先端が通過したことを検出するためのものである。
本発明では、先端検出センサ7は、反射型のものであり、先端検出センサ7から照射したレーザ光が電縫鋼管5によって反射されて再び先端検出センサ7に入射することで電縫鋼管5の先端を検出する。先端検出センサ7は、検出可能な範囲(距離)を予め設定することが可能であり、この測定可能範囲を搬送される電縫鋼管5の外径や横揺れの範囲に基づいて設定する。このようにすることで、搬送される電縫鋼管5が横揺れした場合や、電縫鋼管5の外径が変わった場合であっても、先端を検出することが可能となる。
他方、切削後ビード19は、通常は電縫鋼管5の径方向の中程の位置にあるので、上記の測定可能範囲から外れるため、切削後ビード19を検出することはない(図2参照)。なお、図2の矢印で示した範囲が先端検出センサ7の測定可能範囲を示している。
後端検出センサ9は、搬送ローラ3によって搬送されている電縫鋼管5の後端が通過したことを検出するためのものである。
本発明では、後端検出センサ9は、先端検出センサ7と同様に反射型のものであり、後端検出センサ9から照射したレーザ光が電縫鋼管5によって反射されて再び先端検出センサ7に入射されている状態から、入射されない状態に変わることで電縫鋼管5の後端を検出する。
速度計11は、レーザドップラー原理を応用して、搬送されている測定ターゲットに照射したレーザの反射光から実際の搬送速度を測定するレーザドップラー型の速度計11からなるものである。測定された搬送速度については、積分演算することで鋼管長さとされ、鋼管長さ0.1mmを1パルスとして長さカウント行う。
位置制御装置13は、速度計11の電縫鋼管5に対する距離を所定の位置に位置制御するものであり、速度計11と電縫鋼管5との距離を測定する距離計23と、距離計23の測定値に基づいて、速度計11の電縫鋼管5に対する距離を所定の距離に調整するアクチュエータ25とを備えている。
速度計11の測定対象物に対する距離は、所定の距離、例えば200mmに対して±7.5mmなので、電縫鋼管5が搬送中に横揺れした場合でもこれに追従させて速度計11の位置を上記の範囲になるようにしている。
演算部15は、先端検出センサ7、後端検出センサ9及び速度計11の信号を入力して、搬送されている電縫鋼管5の長さを演算するものである。具体的には、先端検出センサ7が搬送されている電縫鋼管5の先端を検出したことを入力した時点(図5(a))から、後端検出センサ9が電縫鋼管5の後端を検出した時点(図5(b))までの速度計11による速度を検出し、該速度から長さL2を演算する。そして、先端検出センサ7と後端検出センサ9の距離L1とL2を足算した距離(L1+L2)を電縫鋼管5の距離とする。
なお、測定された距離を表示するために図1に示すような表示器27を設けるのが好ましい。また、演算部15に対する設定・操作を行うためにタッチパネル29を備えるのが好ましい。
搬送ローラ3上を切断された電縫鋼管5が搬送され、搬送中は、電縫鋼管5における先端検出センサ7及び後端検出センサ9の光が照射される部分がパージ手段21によってパージされている。これによって、白煙が発生していた場合でも、先端検出センサ7及び後端検出センサ9による検出に支障が生ずることがない(図1参照)。
演算部15では、先端検出センサ7及び後端検出センサ9の情報に基づいて電縫鋼管5の先端が検出された時点から後端検出センサ9が後端を検出した時点までの時間と、速度計11による当該時間における速度とに基づいて、図5に示した長さL2を演算する。
そして、先端検出センサ7と後端検出センサ9の距離L1とL2を足算した距離(L1+L2)を求め、これを表示部に電縫鋼管5の長さとして表示する。
3 搬送ローラ
3a 駆動搬送ローラ
3b 無駆動搬送ローラ
5 電縫鋼管
7 先端検出センサ
9 後端検出センサ
11 速度計
13 位置制御装置
15 演算部
17 保護板
19 切削後ビード
21 パージ手段
23 距離計
25 アクチュエータ
27 表示器
29 タッチパネル
<課題の説明の機器類>
31 電縫鋼管
33 速度計
35 溶接ビード研削部
37 白煙
39 切削後ビード
41 投光部
43 受光部
Claims (3)
- 電縫鋼管製造ラインを搬送される電縫鋼管の長さ測定装置であって、
搬送ローラ上を搬送される前記電縫鋼管の先端を検出する先端検出センサと、搬送ローラ上を搬送される前記電縫鋼管の後端を検出する後端検出センサと、レーザドップラー型の速度計と、該速度計、前記先端検出センサ及び前記後端検出センサの検出情報を入力して前記先端検出センサで前記先端が検出されてから前記後端が検出されるまでの距離と前記先端検出センサと前記後端検出センサとの距離から前記電縫鋼管の長さを演算する演算部とを有し、
前記速度計は前記電縫鋼管の側方に、前記電縫鋼管に対して近づいたり離れたりする方向に移動可能に設けられ、前記速度計と前記電縫鋼管との距離を測定して、該測定値に基づいて前記速度計が前記電縫鋼管に対して所定の距離に保持するように前記速度計の位置を制御する位置制御装置とを備えていることを特徴とする電縫鋼管の長さ測定装置。 - 前記先端検出センサ及び前記後端検出センサは光を対象物に照射して反射光を受光することで対象物の有無を検出する反射型のセンサであり、かつ検出可能距離の範囲をあらかじめ所定の範囲に設定可能であること、及び前記先端検出センサ及び前記後端検出センサの光が照射される箇所をパージするパージ手段を備えていること、を特徴とする請求項1記載の電縫鋼管の長さ測定装置。
- 横揺れした電縫鋼管が前記速度計に接触するのを防止する保護板を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電縫鋼管の長さ測定装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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