JP2019015121A - 建築用ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】フェンスや建築物の壁などの組み立てが容易で、耐久性に優れる建築用ブロックを提供する。【解決手段】建築用ブロック10は、第一部材12と、第一部材12と対向するように配置された第二部材14と、第一部材12と第二部材14の間に配置され、第一部材12と第二部材14を連結する接続部材16を備えている。第一部材12および第二部材14は、溝12a,14a、溝12b,14b、溝12c,14c、溝12d,14d、溝12e,14e、および溝12f,14fを備えている。接続部材16は、本体部16pと、薄板状の2つの刃部を備えている。本体部16pは、少なくとも一対の溝12a,14aに装着されている。2つの刃部は、第一部材12および第二部材14にそれぞれ差し込まれている。【選択図】図1
Description
本発明は、フェンスや建築物の壁などを組み立てるときに用いる建築用ブロックに関するものである。
建築用ブロックとしてコンクリート製のブロックがよく知られている。コンクリートブロックでフェンスを作製する場合、あらかじめ鉛直方向に設けられた鉄筋の上方にブロックを持ち上げてから、この鉄筋がブロックの穴を通るようにブロックを降ろし、これを繰り返して複数のブロックを下から積み上げていく。しかしながら、コンクリートブロックは重いので、鉛直方向の鉄筋の上方にブロックを移動するのが大変である。
そこで、コンクリートブロックより軽い発泡スチロール製のブロックを使用すれば、フェンスを作製するときにブロックを持ち上げる労力が軽減される。しかし、依然として、鉛直方向の鉄筋の上方に発泡スチロールブロックを持ち上げる必要がある。このため、フェンスや建築物の壁などの組み立てが容易で、耐久性に優れる建築用ブロックの出現が望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、フェンスや建築物の壁などの組み立てが容易で、耐久性に優れる建築用ブロックを提供することを目的とする。
本発明の建築用ブロックは、第一部材と、第一部材と対向するように配置された第二部材と、第一部材と第二部材の間に配置され、第一部材と第二部材を連結する接続部材とを有し、第一部材および第二部材が、少なくとも一対の溝を備え、接続部材が、本体部と、刃部とを備え、本体部が、少なくとも一対の溝に装着され、刃部が、第一部材および第二部材の少なくとも一方に差し込まれている。
本発明の建築用ブロックでは、フェンスなどの支柱を水平方向から挟むようにして、第一部材および第二部材が設置でき、設置した第一部材および第二部材の間に接続部材の本体部が装着できる。このため、本発明の建築用ブロックを用いれば、支柱の上方に建築用ブロックを持ち上げなくてもフェンスなどが組み立てられる。また、本発明の建築用ブロックでは、接続部材の刃部が、第一部材および第二部材の少なくとも一方に差し込まれている。このため、第一部材や第二部材と接続部材とが強固に連結される。したがって、本発明の建築用ブロックは耐久性に優れている。
以下、本発明の建築用ブロックについて、図面を参照しながら実施形態に基づいて説明する。なお、図面は、建築用ブロック、建築用ブロックの構成部材、および建築用ブロックの周辺部材を模式的に表したものであり、これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、特にことわらない限り、本明細書では、便宜上、図1に示す建築用ブロックの向きを基準に、上下、左右、および前後などの方向を表す。重複説明は適宜省略し、同一部材には同一符号を付与することがある。
図1から図4は、本発明の実施形態に係る建築用ブロック10を示している。建築用ブロック10は、第一部材12と、第二部材14と、接続部材16,18,20,22,24,26とを備えている。第一部材12が建築用ブロック10の前面に現れ、第二部材14が建築用ブロック10の後面に現れる。第一部材12と第二部材14は、主に発泡樹脂からなる板状部材である。より具体的には、第一部材12と第二部材14は、表面が塗装された発泡樹脂製板状材である。第一部材12と第二部材14が主に発泡樹脂からなるため、建築用ブロック10は、軽くて断熱性に優れている。
第一部材12は、6つの溝12a,12b,12c,12d,12e,12fを備えている。また、第二部材14も、6つの溝14a,14b,14c,14d,14e,14fを備えている。すなわち、第一部材12および第二部材14は、六対の溝(溝12a,14a、溝12b,14b、溝12c,14c、溝12d,14d、溝12e,14e、および溝12f,14f)を備えている。そして、これら六対の溝がそれぞれ対向するように、第一部材12と第二部材14が対向配置されている。
本実施形態では、第一部材12および第二部材14が六対の溝を備えているが、第一部材12および第二部材14は、少なくとも一対の溝を備えていればよい。しかしながら、第一部材12および第二部材14が少なくとも四対の溝を備えていることが好ましい。詳細は後述するが、建築用ブロックを左右方向に半分ずつずらして積み上げてフェンスなどを組み立てるときに、建築用ブロックの中央と左右両端に支柱が配置できるからである。
図5から図7は、接続部材16を示している。接続部材16は、第一部材12と第二部材14の間に配置され、第一部材12と第二部材14を連結している。接続部材16は、本体部16pと、刃部16q,16rとを備えている。本体部16pは、樹脂製の板状部材である。なお、本体部16pの材質や形状等には特に制限がない。刃部16qは本体部16pの前面16gの上部に設けられている。また、刃部16rは本体部16pの後面16hの上部に設けられている。本実施形態では、ネジSによって、刃部16q,16rが本体部16に固定されている。なお、刃部16q,16rの本体部16への固定方法は特に制限がない。刃部16q,16rは金属製の薄板状部材である。
本体部16pは、溝12a,14aに装着されている。より具体的には、溝12aの底面12pに本体部16pの前面16gが、溝14aの底面14pに本体部16pの後面14gがそれぞれ配置されるように、本体部16pが溝12a,14aに装着されている。そして、刃部16qが第一部材12に、刃部16rが第二部材14にそれぞれ差し込まれている。より具体的には、溝12aの底面12pの両端に切り込みLを形成しながら、刃部16qが第一部材12に差し込まれる。このとき、溝14aの底面14pの両端にも切り込みLを形成しながら、刃部16rが第二部材14に差し込まれる。
なお、第一部材12と第二部材14に差し込むことができれば、刃部16q,16rの材質や形状等には特に制限がない。本実施形態では、刃部16q,16rが薄板状なので、第一部材12と第二部材14に差し込みやすい。刃部16qは、下方に向かって狭くなるような斜面16s,16tを備えている。また、同様に、刃部16rは、下方に向かって狭くなるような2つの斜面を備えている。このため、刃部16q,16rは、第一部材12と第二部材14に差し込みやすい。さらに、本実施形態では、第一部材12と第二部材14が主に発泡樹脂から構成されているため、刃部16q,16rが第一部材12と第二部材14に差し込みやすい。
接続部材18,20,22,24,26も同様に、溝12b,14b、溝12c,14c、溝12d,14d、溝12e,14e、および12f,14fに、それぞれ嵌められている。なお、接続部材が1つの刃部のみを備え、第一部材12および第二部材14の一方に差し込まれていてもよい。このとき、第一部材12に刃部が差し込まれる接続部材と、第二部材14に刃部が差し込まれる接続部材とを交互に配置することが好ましい。第一部材12および第二部材14と接続部材とが強固に固定できるからである。また、一部の接続部材には刃部を設けなくてもよい。刃部が設けられた接続部材によって、第一部材12および第二部材14と接続部材とが強固に固定できるからである。
図8は、建築用ブロック10を用いて作製したフェンス30を示している。フェンス30は、複数の建築用ブロック10と、複数の支柱32を備えている。図8に示すように、フェンス30では、建築用ブロック10が左右方向に半分ずつずれて積み上げられている。支柱32は、第一部材12、第二部材14、および接続部材20,22または第一部材12、第二部材14、および接続部材16,26に囲まれている。
フェンス30は以下のようにして作製する。まず、フェンス30の設置面に、複数の支柱32を所定の間隔で鉛直に固定する。つぎに、水平方向から第一部材12と第二部材14で支柱32を挟み込む。そして、第一部材12と第二部材14の間に、接続部材16,18,20,22,24,26を設ける。例えば接続部材16を設けるときには、溝12a,14aの上から本体部16pを挿入する。このとき、本体部16pの上面を木槌等の工具で叩いてもよい。溝12a,14aに挿入された本体部16pが下降する際、刃部16q,16rによって、第一部材12および第二部材14に切り込みLが形成される。
最後に、建築用ブロック10と支柱32の上に、これらを覆うカバー部材(不図示)を設けてもよい。このように、建築用ブロック10を用いれば、フェンス30が簡易に組み立てられる。なお、フェンス30を設置する現場の状況等に応じて、あらかじめ建築用ブロック10を組み立てておき、第一部材12、第二部材14、および接続部材20,22で形成される孔、第一部材12、第二部材14、および接続部材16で形成される溝、ならびに第一部材12、第二部材14、および接続部材24で形成される溝に支柱32が装着されるように、建築用ブロック10を上から降ろして設置してもよい。
10 建築用ブロック
12 第一部材
12a,12b,12c,12d,12e,12f 溝
14 第二部材
14a,14b,14c,14d,14e,14f 溝
16 接続部材
16p 本体部
16q,16r 刃部
18,20,22,24,26 接続部材
30 フェンス
32 支柱
L 切り込み
12 第一部材
12a,12b,12c,12d,12e,12f 溝
14 第二部材
14a,14b,14c,14d,14e,14f 溝
16 接続部材
16p 本体部
16q,16r 刃部
18,20,22,24,26 接続部材
30 フェンス
32 支柱
L 切り込み
Claims (7)
- 第一部材と、前記第一部材と対向するように配置された第二部材と、前記第一部材と前記第二部材の間に配置され、前記第一部材と前記第二部材を連結する接続部材とを有する建築用ブロックであって、
前記第一部材および前記第二部材が、少なくとも一対の溝を備え、
前記接続部材が、本体部と、刃部とを備え、
前記本体部が、前記少なくとも一対の溝に装着され、
前記刃部が、前記第一部材および前記第二部材の少なくとも一方に差し込まれている建築用ブロック。 - 請求項1において、
前記本体部が板状部材である建築用ブロック。 - 請求項2において、
前記少なくとも一対の溝の各底面に配置される前記本体部の2つの面に、薄板状の前記刃部がそれぞれ設けられており、
前記刃部が前記第一部材および前記第二部材にそれぞれ差し込まれている建築用ブロック。 - 請求項3において、
前記刃部が、下方に向かって狭くなるような斜面を備えている建築用ブロック。 - 請求項1から4のいずれかにおいて、
前記第一部材および前記第二部材が、主に発泡樹脂から構成されている建築用ブロック。 - 請求項1から5のいずれかにおいて、
前記第一部材および前記第二部材が、少なくとも四対の溝を備えている建築用ブロック。 - 請求項1から6のいずれかにおいて、
前記第一部材および前記第二部材が板状部材である建築用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017134231A JP2019015121A (ja) | 2017-07-08 | 2017-07-08 | 建築用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017134231A JP2019015121A (ja) | 2017-07-08 | 2017-07-08 | 建築用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019015121A true JP2019015121A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=65357267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017134231A Pending JP2019015121A (ja) | 2017-07-08 | 2017-07-08 | 建築用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019015121A (ja) |
-
2017
- 2017-07-08 JP JP2017134231A patent/JP2019015121A/ja active Pending
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