JP2019014852A - 粘着剤組成物、粘着剤および粘着シート - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、粘着力を高くするために、高ガラス転移温度(Tg)のモノマーを多く共重合したアクリル樹脂を用いた粘着剤が提案されている。また、特許文献2には、アミドモノマーを共重合したアクリル系樹脂を用いることで良好な接着性を有する基材レスの両面テープが記載されている。
近年では、再利用の観点から、あるいは光学用途においては異物の無い更にクリーンな光学部材とする必要があることなどから、被洗浄体としての洗浄性に優れた粘着剤組成物が望まれている。
要件(1):2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)を50〜84重量%、ジアルキル(メタ)アクリルアミド(a2−1)を15〜40重量%、および水酸基含有モノマー(a3)を1〜8重量%含有する。
要件(2):2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)を50〜81重量%、(メタ)アクリロイルモルホリン(a2−2)を15〜40重量%、および水酸基含有モノマー(a3)を4〜8重量%含有する。
なお、本明細書において、(メタ)アクリルとはアクリルあるいはメタクリルを、(メタ)アクリロイルとはアクリロイルあるいはメタクリロイルを、(メタ)アクリレートとはアクリレートあるいはメタクリレートをそれぞれ意味するものである。
また、本発明において「シート」とは、シート、フィルム、テープを概念的に包含するものである。
〔アクリル系樹脂(A)〕
本発明の粘着剤組成物はアクリル系樹脂(A)を含有する。
本発明で用いられるアクリル系樹脂(A)は、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)と、ジアルキル(メタ)アクリルアミド(a2−1)または(メタ)アクリロイルモルホリン(a2−2)と、水酸基含有モノマー(a3)とを必須成分として含有する重合成分(a)を重合して得られるものであり、必要に応じて、上記(a1)、(a2−1)、(a2−2)および(a3)以外の他の重合成分(a4)を更に適宜含有する重合成分を重合して得られるものである。
ジアルキル(メタ)アクリルアミド(a2−1)としては、例えば、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(n−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(s−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(t−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジペンチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジヘキシル(メタ) アクリルアミド、N,N−ジヘプチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジオクチル(メタ)アクリルアミド、N,N−エチルメチルアクリルアミドなどが挙げられる。これらの中でも洗浄性に優れている点でジメチルアクリルアミドが好ましい。
これらは1種を単独でまたは2種以上を併せて用いることができる。
第一級水酸基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレートなどのアクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどのカプロラクトン変性モノマー;ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのオキシアルキレン変性モノマー;その他、2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸などが挙げられる。
第二級水酸基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
第三級水酸基含有モノマーとしては、例えば、2,2−ジメチル2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
上記水酸基含有モノマー(a3)の中でも、後述する架橋剤(B)、特にイソシアネート系架橋剤との反応性に優れる点で、第一級水酸基含有モノマーを使用することが好ましく、特には2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。
これらは1種を単独でまたは2種以上を併せて用いることができる。
具体的には、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、iso−オクチルアクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、n−ステアリル(メタ)アクリレート、iso−ステアリル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
これらは1種を単独でまたは2種以上を併せて用いることができる。
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルジエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレートなどの芳香環を含有する(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;
シクロへキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシルオキシアルキル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレートなどの脂環構造を有する(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;
ビフェニルオキシエチル(メタ)アクリレートなどのビフェニルオキシ構造含有(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;
2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどのアルコキシ基またはオキシアルキレン基を含有する(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;
スチレン、α―メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アルキルビニルエーテル、ビニルトルエン、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、イタコン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、アリルアルコール、アクリルクロライド、メチルビニルケトン、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビニルケトンなどが挙げられる。
これらは1種を単独でまたは2種以上を併せて用いることができる。
要件(1)では、重合成分(a)中における2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)の含有量は、50〜84重量%であり、好ましくは55〜80重量%、特に好ましくは60〜75重量%である。
また、重合成分(a)中におけるジアルキル(メタ)アクリルアミド(a2−1)の含有量は、15〜40重量%であり、好ましくは15〜30重量%、特に好ましくは15〜25重量%である。
重合成分(a)中における水酸基含有モノマー(a3)の含有量は、1〜8重量%であり、好ましくは2〜7重量%、特に好ましくは3〜6重量%である。
また、本発明において、重合成分(a)が他の重合成分(a4)を更に含有する場合、他の重合成分(a4)の含有量は、10重量%以下であり、好ましくは7重量%以下、特に好ましくは5重量%以下である。
要件(2)では、重合成分(a)中における2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)の含有量は、50〜81重量%であり、好ましくは55〜80重量%、特に好ましくは60〜75重量%である。
また、重合成分(a)中における(メタ)アクリロイルモルホリン(a2−2)の含有量は、15〜40重量%であり、好ましくは20〜35重量%、特に好ましくは25〜30重量%である。
重合成分(a)中における水酸基含有モノマー(a3)の含有量は、4〜8重量%であり、好ましくは5〜7重量%である。
また、本発明において、重合成分(a)が他の重合成分(a4)を更に含有する場合、他の重合成分(a4)の含有量は、10重量%以下であり、好ましくは7重量%以下、特に好ましくは5重量%以下である。
例えば、有機溶媒中に、上記各重合成分、重合開始剤を混合あるいは滴下し、還流状態あるいは50〜90℃で2〜20時間重合を行なうことによりアクリル系樹脂(A)が得られる。これら重合方法のうち、溶液ラジカル重合、塊状重合が好ましく、特に好ましくは溶液ラジカル重合である。
これらの溶剤の中でも、重合反応のしやすさ、連鎖移動の効果、粘着剤層形成時の乾燥のしやすさ、安全上の理由などから、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸ブチル、トルエン、メチルイソブチルケトンが好ましく、特に好ましくは、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトンである。
また測定に際してポリマーを誘導体化してもよいし溶離液の種類を適宜変更してもよい。
Tga:モノマーAのホモポリマーのガラス転移温度(K) Wa:モノマーAの重量分率
Tgb:モノマーBのホモポリマーのガラス転移温度(K) Wb:モノマーBの重量分率
Tgn:モノマーNのホモポリマーのガラス転移温度(K) Wn:モノマーNの重量分率
(Wa+Wb+・・・+Wn=1)
なお、アクリル系樹脂を構成するモノマーのホモポリマーとした際のガラス転移温度は、通常、示差走査熱量計(DSC)により測定されるものである。
本発明の粘着剤組成物は、上記アクリル系樹脂(A)を必須成分として含有するものであり、これを架橋させることにより粘着剤となる。粘着剤組成物を架橋させるに際しては、該粘着剤組成物に架橋剤(B)を更に含有させることが好ましい。架橋剤(B)を含有させることにより反応性が高くなり、耐熱性が向上する傾向がある。
かかる架橋剤(B)としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、メラミン系架橋剤、アルデヒド系架橋剤、アミン系架橋剤などが挙げられ、好ましくはイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート系架橋剤である。
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート;
イソホロンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、トランス−シクロヘキサンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネートなどの脂環式ジイソシアネート;
ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族系イソシアネート;
などが挙げられ、
さらに、これらのポリイソシアネート化合物とトリメチロールプロパンなどのポリオール化合物とのアダクト体、これらポリイソシアネート化合物のビュレット体やイソシアヌレート体などが挙げられる。
光学部材の貼り合わせに用いる光学部材用粘着剤組成物を用いることにより粘着剤層付き光学部材を得ることができ、例えば、ガラス基板や光学フィルムやITO電極膜など光学部材に、かかるアクリル系樹脂(A)を含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層を光学部材上に積層形成することにより、上記粘着剤層付き光学部材を得ることができる。
これら表面保護用粘着シートは、例えば、シリコンウエハや透明電極などを製造する際やディスプレイ表面を保護する際に用いることができる。
ゲル分率が低すぎると、当該粘着剤組成物を用いて作製された粘着シートの保持力が低くなる傾向にあり、ゲル分率が高すぎると、かかる粘着シートの粘着力が低くなりすぎる傾向にある。
本発明の粘着剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲において、さらに帯電防止剤、酸化防止剤、可塑剤、充填剤、顔料、希釈剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、粘着付与樹脂などの添加剤を更に含有していてもよく、これらの添加剤は1種を単独でまたは2種以上を併せて用いることができる。特に酸化防止剤は粘着剤層の安定性を保つのに有効である。酸化防止剤を配合する場合の含有量は、特に制限はないが、好ましくは0.01〜5重量%である。なお、添加剤の他にも、粘着剤組成物の構成成分の製造原料等に含まれる不純物などが少量含有されていても良い。
本発明の粘着剤組成物は、架橋(硬化)させることにより粘着剤とすることができる。
かかる粘着剤からなる粘着剤層の厚みは、通常、1〜500μmであり、好ましくは5〜200μm、特に好ましくは10〜100μm、更に好ましくは15〜80μmである。粘着剤層が厚すぎると、糊残りが発生した際に洗浄性が低下する傾向にあり、粘着剤層が薄すぎると粘着力が弱くなる傾向にある。
粘着シートには、粘着剤層を覆う離型シートを設けることが好ましい。マスキングシートなどの粘着シートを実用に供する際には、上記離型シートを剥離して用いられる。上記離型シートとしては、例えば、シリコン系の離型シート、オレフィン系の離型シート、フッ素系の離型シート、長鎖アルキル系の離型シート、アルキッド系の離型シートを用いることができる。
アクリル系樹脂(A)のガラス転移温度については前述のFoxの式を用いて算出し、アクリル系樹脂(A)を構成するモノマーのホモポリマーとした際のガラス転移温度は通常DSCにより測定されてなる文献値およびカタログ記載値を用いた。
アクリル系樹脂(A)の粘度に関しては、JIS K5400(1990)の4.5.3回転粘度計法に準じて測定した。
〔アクリル系樹脂(A−1)の製造〕
還流冷却器、撹拌器、窒素ガスの吹き込み口および温度計を備えた4ツ口丸底フラスコに、酢酸エチル100部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.029部を仕込み、内温を上昇させ還流後、2−エチルヘキシルアクリレート(a1)80部、ジメチルアクリルアミド(a2−1)15部、ヒドロキシエチルアクリレート5部、AIBN0.029部の混合溶液を2時間にわたって滴下した。
次いで、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(ADVN)酢酸エチル溶液を追加し、沸点を保ちながら5時間反応後、酢酸エチルにて希釈してアクリル系樹脂(A−1)溶液(固形分40.0%、粘度317mPa・s(25℃):アクリル系樹脂(A−1);ガラス転移温度−52℃、重量平均分子量29万、分散度2.9)を得た。
表1に記載の重合成分を用い、上記アクリル系樹脂(A−1)の製造方法に準じて、アクリル系樹脂溶液を得た。得られたアクリル系樹脂溶液は表1に記載のとおりのものである。
なお、表1中、BAはブチルアクリレート、2EHAは2−エチルヘキシルアクリレート、ACMOはアクリロイルモルホリン、DMAAはジメチルアクリルアミド、HEAはヒドロキシエチルアクリレートを表す。
架橋剤として以下のものを用意した。
(B−1):トリレンジイソシアネートトリメチロールプロパンのアダクト体(東ソー株式会社製「コロネートL55E」)〔イソシアネート系架橋剤〕
上記のようにして調製、準備した各配合成分を下記表2のとおりに配合し、これを酢酸エチルにて固形分濃度(樹脂分)を30〜40%程度に調液し、粘着剤組成物溶液を得た。
得られた粘着剤組成物溶液を用いて粘着剤層付きPETシートの作製し、下記の評価を行った。
38μmのポリエステルシートの片面に、粘着剤組成物溶液を乾燥後の厚みが45μmとなるように塗布し、100℃で5分間乾燥して粘着剤層を形成し、その粘着剤層にセパレータを貼り合わせ、40℃で3日間エージングを行うことにより、粘着剤層付PETシートを得た(ポリエステルシート/粘着剤層/セパレータ)。
得られた粘着剤層付PETシートを幅25mmにカットし、ソーダガラスに貼り合わせ30分経過した後に初期粘着力を測定した(オートグラフ、180°ピール)。
◎:初期粘着力が25N/25mm以上
○:初期粘着力が10N/25mm以上、25N/25mm未満
×:初期粘着力が10N/25mm未満
得られた粘着剤層付PETシートを3×4cmの大きさにカットし、ソーダガラスに粘着剤層を介して貼り付け、100℃×10分間加熱した後、PETシートを剥離し、疑似的に糊残りを発生させた。
糊残りが発生したソーダガラスをトルエンおよびアセトンに浸漬させ、25〜30℃の条件で超音波洗浄を行い、糊残りが除去できるまでの時間を計測した。
◎:トルエンおよびアセトンの双方において40分以内に糊残りが除去できた。
○:トルエンおよびアセトンのうち少なくとも一方において、40分後にわずかに糊残りが認められたが、キムワイプで拭き取ると1回で容易に除去できた。
×:トルエンおよびアセトンのうち少なくとも一方において、40分洗浄を行っても糊残りが除去できず、キムワイプで拭き取ろうとしても1回では取れなかった。
このような効果が得られる理由は明らかではないが、疎水性である2−エチルヘキシルアクリレートと、ジアルキルアクリルアミドまたはアクリロイルモルホリンとを特定の割合で共重合することで、中間的な極性ではなく特異的な溶解性を示すようになるためであると考えられる。
また、疎水性である2−エチルヘキシルアクリレートと極性の高い2−ヒドロキシエチルアクリレートとからなる接着剤層を有する比較例2の粘着剤層付PETシートは、高極性のアセトン、低極性のトルエンのどちらを用いても洗浄性に劣る結果となった。これは、粘着剤層が中間程度の極性になったか、架橋密度が高くなりすぎたためと考えられる。
Claims (5)
- アクリル系樹脂(A)を含有する粘着剤組成物であって、アクリル系樹脂(A)を構成する重合成分(a)が、下記要件(1)または(2)を満足することを特徴とする粘着剤組成物。
要件(1):2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)を50〜84重量%、ジアルキル(メタ)アクリルアミド(a2−1)を15〜40重量%、および水酸基含有モノマー(a3)を1〜8重量%含有する。
要件(2):2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(a1)を50〜81重量%、(メタ)アクリロイルモルホリン(a2−2)を15〜40重量%、および水酸基含有モノマー(a3)を4〜8重量%含有する。 - 更に、アクリル系樹脂(A)100重量部に対して、架橋剤(B)を0.01〜10重量部含有することを特徴とする請求項1記載の粘着剤組成物。
- 光学部材の貼り合わせに用いることを特徴とする請求項1または2記載の粘着剤組成物。
- 請求項1〜3いずれか記載の粘着剤組成物からなることを特徴とする粘着剤。
- 請求項4記載の粘着剤からなる粘着剤層を有することを特徴とする粘着シート。
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