JP2019014574A - 移載装置および荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量を軽量化できる移載装置を提供する。【解決手段】荷役用フォーク22の下部に上下方向に伸縮自在なシザースリンク機構を有し、荷役用フォーク22を支持するキャリッジ24の下方に昇降自在に案内されたリンク支持体25を設け、リンク支持体25を反力受けとしてキャリッジ24を昇降駆動するフォーク昇降装置41を設け、シザースリンク機構26は、中央の交差部で回動自在に連結された一対のリンクアーム27A,27Bのうち、一方のリンクアーム27Aの下端側で可動端に床面10を走行可能な荷重支持ローラ28を設け、キャリッジ24の下降を規制された状態で、他方のリンクアーム27Bの固定端が連結されたリンク支持体25を、キャリッジ24を反力受けとして、フォーク昇降装置41により上昇させることにより、荷重支持ローラ28を床面10から引き上げるリンク引上装置を設けた。【選択図】図2B

Description

本発明は、荷役用フォークや移載用テーブルなどの荷受部材を出退して荷の受渡しを行う移載装置、および移載装置を搭載した荷役車両に関する。
荷を受け渡しするステーションと荷役車両との間で荷を移載し目的のステーションに搬送する自走式荷役車両において、荷の移載装置として、荷役用フォークなど片持ち支持された荷受部材を出退するものがたとえば特許文献1に開示されている。
特開2016−124679号公報
移載装置は、荷役用フォークや移載用テーブルなどの荷受部材を出退して荷の積み卸しを行うもので、多様な形状の荷を、パレットを介して受渡しするのに適している。しかしながら、移載装置では、荷役車両から荷受部材を出退して荷を受渡しする時に、片持ち姿勢で荷を支持するため、移載装置の強度を十分に高めるとともに、荷役車両の転倒を防ぐため、荷役車両の重量が増大する。
このような荷役車両を、たとえば建物の2階など低強度の床面上で使用する場合、荷役車両を十分に軽量化することが要請される。
本発明は、移載装置および移載装置を搭載した荷役車両の重量を十分に軽減できる荷役車両を提供することを目的とする。
本発明に係る移載装置は、本体部に昇降自在に配置されたキャリッジと、キャリッジに支持された荷受部材と、前記荷受部材の下部に設けられて上下方向に伸縮自在なシザースリンク機構とを有する移載装置であって、本体部に、キャリッジの下方で昇降自在に案内されたリンク支持体と、前記リンク支持体とキャリッジとの間に連結されて前記キャリッジを昇降駆動する荷受部材昇降装置と、所定位置でキャリッジの下降を規制するキャリッジストッパ装置と、前記キャリッジストッパ装置によりキャリッジの下降を規制し、キャリッジを反力受けとして前記荷受部材昇降装置により前記リンク支持体を上昇させてシザースリンク機構を収縮するリンク引上装置と、を具備し、シザースリンク機構は、中央の交差部で回動自在に連結された一対のリンクアームのうち、一方のリンクアームの固定端が前記キャリッジに連結されるとともに、可動端に床面を走行可能な荷重支持ローラを有し、他方のリンクアームの固定端が前記リンク支持体に連結されるとともに、可動端が荷受部材に移動自在に案内されたことを特徴とする。
上記構成によれば、荷の受渡し時に、荷受部材に支持された荷の荷重の約半分を、シザースリンク機構を介して荷重支持ローラにより床面に支持させることができ、移載装置および移載装置を搭載した荷役台車に荷の荷重による転倒モーメントが生じない。したがって、移載装置の重量を大幅に軽減することができる。また荷受部材昇降装置によりキャリッジストッパ装置で前記キャリッジの下降を規制し、キャリッジを反力受けとしてリンク支持体を上昇させ、シザースリンク機構を収縮してリンクアームの下端側の荷重支持ローラを床面から上昇させることができる。したがって、走行に支障を来すことがなく、また荷受部材昇降装置により荷重支持ローラを引き上げるので、リンク引上装置のための駆動装置を別途設ける必要がない。
本発明に係る荷役車両は、床面上を走行自在な台車本体に、この台車本体から出退自在に配置された本体部と、本体部に昇降自在に配置されたキャリッジと、キャリッジに支持された荷受部材と、を具備する移載装置を備えた荷役車両であって、移載装置に、キャリッジの下方で本体部に所定範囲で昇降自在に案内されたリンク支持体と、前記荷受部材の下部に設けられて上下方向に伸縮自在なシザースリンク機構と、台車本体の走行時に前記荷重支持ローラを引上させるリンク引上装置と、キャリッジの下降を所定位置で規制するキャリッジストッパ装置と、を具備し、前記シザースリンク機構は、中央の交差部で回動自在に連結された一対のリンクアームのうち、一方のリンクアームの固定端が前記キャリッジに連結されるとともに、可動端に床面を走行可能な荷重支持ローラを有し、他方のリンクアームの固定端が前記リンク支持体に連結されるとともに、可動端が荷受部材に出退方向に移動自在に案内され、前記リンク引上装置は、キャリッジストッパ装置によりキャリッジの下降を規制し、キャリッジを反力受けとして前記荷受部材昇降装置により前記リンク支持体を上昇させてシザースリンク機構を収縮し前記荷重支持ローラを床面から引き上げることを特徴とする。
上記構成によれば、荷の受渡し時に、台車本体とステーションの間で、荷受部材に支持された荷の荷重の約半分を、シザースリンク機構を介して荷重支持ローラにより床面に支持させることができ、荷の荷重による転倒モーメントが生じない。したがって、移載装置の構造体を大幅に軽量化することができ、移載装置および移載装置を搭載した荷役車両の重量を軽減でき、建物の2階など低強度の床面上で荷役車両を使用することができる。
また荷受部材昇降装置によりキャリッジストッパ装置で前記キャリッジの下降を規制し、キャリッジを反力受けとしてリンク支持体を上昇させ、シザースリンク機構を収縮してリンクアームの下端側の荷重支持ローラを床面から上昇させることができる。このため、リンク引上装置のための駆動装置を別途設ける必要がない。
さらに上記構成において、キャリッジストッパ装置により前記キャリッジの下降を規制する荷受部材の高さ位置を、台車本体に設けられた荷受台の荷受面より下位に設定されたことが好ましい。上記構成によれば、荷受部材に支持された荷を台車本体の荷受台に受渡して荷を台車本体に支持させた後、リンク引上装置により荷重支持ローラを床面から引き上げるので、安定した荷の受渡しと荷重支持ローラの持ち上げとを実現できる。
さらに上記構成において、台車本体に、前後面および左右側面のうちの一面が開放されて移載装置が収容された格納部と、前記格納部に出退方向に沿って設けられた出退レールと、移載装置の本体部に設けられて前記出退レールに案内される出退ローラと、移載装置の本体部を出退駆動する移載用出退装置と、を具備したことが好ましい。
本発明に係る荷役車両によれば、移載装置により台車本体とステーションとの間で、荷受部材および荷の荷重の約半分を、シザースリンク機構を介して台車本体とステーションの間の床面に支持させることができ、また荷の荷重により、移載装置やこの移載装置を搭載した荷役車両に転倒モーメントが生じない。これにより、移載装置の構造体強度を軽減できるので、移載装置および移載装置を搭載した荷役車両の重量を大幅に軽量化することができる。したがって建物の2階など低強度の床面上で使用することができる。また台車本体の走行時に、リンク引上装置により荷重支持ローラを床面から引き上げるので、荷役車両の走行に支障を来すことがない。
本発明に係る荷役車両に搭載された移載装置の実施例を示す斜視図である。 荷役車両を示す全体斜視図である。 移載装置の荷の受渡し状態を示す荷役車両の全体斜視図である。 荷役車両の背面視の断面図である。 荷役車両の側面図である。 荷役車両の側面視の断面図である。 荷役車両の平面図である。 荷役車両の平面視の断面図である。 キャリッジストッパ装置を示す平面視の断面図である。 出退レールとローラ揺動規制部を示す説明図である。 移載装置の荷受動作1を示す説明図である。 移載装置の荷受動作2を示す説明図である。 移載装置の荷受動作3を示す説明図である。 移載装置の荷受動作4を示す説明図である。 移載装置の荷受動作5を示す説明図である。 移載装置の荷受動作6を示す説明図である。 移載装置の荷受動作7を示す説明図である。
[実施例]
以下、本発明に係る移載装置を搭載した荷役車両の実施例を図面に基づいて説明する。
(概要)
図2A,図2Bに示すように、この荷役車両は、あらかじめ設定された走行経路、あるいは操作器から無線や赤外光信号などの遠隔操作指令により走行される走行経路に沿って走行され、荷Cの受渡しと搬送を自動的に行う自走式荷役車両(AGV)で、たとえば建物の2階などの床面10で、リフト装置で荷揚げされた荷を自動的に目的位置に搬送するのに使用される。
この荷役車両は、台車本体11に、前後左右から選択された一つの面、たとえば右側面が開放されて移載装置20が収容された格納部14を備えている。この移載装置20は、荷受部材として左右一対の荷役用フォーク22を具備し、荷Cの受渡しに際して荷役用フォーク22に加わる荷Cの荷重(荷役用フォーク22の自重を含む)の一部を、荷役用フォーク22の下部に設けたシザースリンク機構26を介して床面10で支持させる構造を採用している。すなわち、シザースリンク機構26のリンクアーム27Aの下端側の可動端に荷重支持ローラ28が設けられており、荷重支持ローラ28が床面10に着地可能に構成されている。また荷役車両の走行時に、荷重支持ローラ28が床面10に着地していると、荷役車両の走行に支障を来すため、荷重支持ローラ28を床面10から引き上げるリンク引上装置42が設けられている。
以下、図1〜図8を参照して、荷役車両の概要と移載装置の構造を説明する。
(荷役車両)
台車本体11の略四隅位置に、床面10を走行自在な前後一対で左右2組の走行車輪12F,12R,13F,13Rを備えている。これら走行車輪12F,12R,13F,13Rのうち、台車本体11の左側の前後位置に操向駆動輪12F,12Rが配置され、台車本体11の走行と操舵を行う。また台車本体11の右側の前後位置に、操向駆動輪12F,12Rに追従する遊転輪(キャスター)13F,13Rが配置されている。なお、図示しないが、操向駆動輪12F,12Rの操向に遊転輪13F,13Rを同期させるための車輪同調装置が設けられている。また台車本体11に、操作指令信号を受信したり、台車本体11の位置や姿勢を送信する送受信機や、台車本体11の走行や姿勢を制御する制御盤、などが設けられている。
(格納部)
図2A,図2Bに示すように、台車本体11に、移載装置20を収容する格納部14が設けられており、この格納部14の左側面は、移載装置20を出退するために開放されており、台車本体11は右側面の一部が開放された平面視でコの字形に形成されている。そして移載装置20には、荷Cを受渡しするための一対の荷役用フォーク22が設けられている。また格納部14には、図4B,図6に示すように、移載装置20を右側方に出退させるための移載用出退装置(出退駆動装置)30が設けられている。
なお、この荷役車両において移載装置20の出退方向は右側方であるが、説明の便宜上、以下の説明では移載装置20の出退方向を前後方向、出退方向に直交する幅方向を左右方向として説明する。
(移載装置の概要)
本体部21に左右一対の昇降マスト23が立設されている。これら昇降マスト23の対向面に形成された昇降溝に、上部にキャリッジ24が複数の昇降ローラ24Rを介して昇降自在に配置され、下部にリンク支持体25が複数の昇降ローラ25Rを介して昇降自在に配置されている。キャリッジ24には、左右一対の荷役用フォーク22の基端部が支持されている。さらに荷役用フォーク22の下部にシザースリンク機構26が設けられている。また台車本体11には、図3,図5に示すように、台車本体11の荷役用フォーク22両側に荷受台15がそれぞれ設置されている。
(フォーク昇降装置)
荷役用フォーク22を昇降するフォーク昇降装置(荷受部材昇降装置)41はたとえば油圧シリンダからなり、シリンダ本体はキャリッジ24に取り付けられ、下方に向かって出退される出力端がリンク支持体25に連結されている。したがって、フォーク昇降装置41は、下降限にあるリンク支持体25を反力受けとして、キャリッジ24を昇降させることができる。なお、このフォーク昇降装置41は、台車本体11の走行時に、荷重支持ローラ28を床面10から引き上げるリンク引上装置42の駆動装置を兼用している。
(シザースリンク機構)
シザースリンク機構26は、各荷役用フォーク22の底部に、中央が水平方向の連結ピン27aを介してX形に回動自在に連結されたリンクアーム27Aおよび一対のリンクアーム27Bがそれぞれ収容されている。これらリンクアーム27A,27Bは本体部21側が固定端であり、荷役用フォーク22先端側が可動端である。そして、一方のリンクアーム27Aは、上位の固定端がキャリッジ24に上下方向に回動自在に連結され、下位の可動端に荷重支持ローラ28が水平軸心周りに回転自在に支持されている。他方のリンクアーム27Bの下位の固定端がリンク支持体25に上下方向に回動自在に連結され、上位の可動端がリンク案内ローラ29を介して荷役用フォーク22の先端側に形成されたガイド部22aに所定範囲で出退方向に移動自在に支持されている。
(移載装置を出退させる構造)
移載装置20の出退構造は、図3,図4A,図6に示すように、格納部14に対応して台車本体11に出退方向に沿って設置された左右一対の出退レール31と、移載装置20の本体部21の左右両側に回転自在に支持された前後出退ローラ32F,32Rと、本体部21を出退駆動する移載用出退装置30と、を備えている。これら出退レール31は、対向面に走行溝31aが開口されたチャンネル形断面に形成されている。格納部14に配置された移載用出退装置30は、台車本体11に支持された出退用回転駆動装置(減速機付き電動モータ)33と、出退用回転駆動装置33から前方に伸びるボールねじ(ねじ軸)34と、本体部21の底部に設けられてボールねじ34に嵌合する雌ねじ部材35とを具備している。
(段差吸収構造)
荷Cの受渡しに際し、移載装置20の出退に従って荷重支持ローラ28が床面10を転動する。たとえば荷Cを受取るステーションがリフト装置の昇降台に設置された場合、リフト装置の昇降台の停止誤差により、床面10と昇降床との間に段差が生じる恐れがある。このような段差を乗り越えるために、移載装置20には本体部揺動許容機構と駆動部揺動許容機構が設けられている。
本体部揺動許容機構:出退レール31は、図8に示すように、出退レール31で一定高さH1に形成された走行溝31aに、前後出退ローラ32F,32Rが移動自在に嵌合されている。そして、後出退ローラ32Rの外径Drが前出退ローラ32Fの外径Dfより小さく形成されており、後出退ローラ32Rは走行溝31a内で上下に浮き上がり可能な空間が形成されている。したがって、荷重支持ローラ28が床面10に生じた段差を乗り越えた時に、前出退ローラ32Fを中心として本体部21が上下に揺動し、この揺動を後出退ローラ32Rが走行溝31a内で上方に変位することで吸収することができる。また、移載装置20が格納部14に収容された後退限で、本体部21の上下揺動を規制するローラ揺動規制部31Eが設けられている。すなわち、出退レール31の後端部に、走行溝31aが後出退ローラ32Rの上下動を規制する高さH2に形成され、これにより格納部14内で移載装置20の上下揺動を規制することができる。
駆動部揺動許容機構:図4B,図6に示すように、移載用出退装置30において、本体部21の揺動に対応するために、出退用回転駆動装置33と雌ねじ部材35が出退方向に直交する軸心周りに揺動可能に支持されている。すなわち、出退用回転駆動装置33は固定側受具36を介して台車本体11に配置されており、この固定側受具36が台車本体11に出退方向に直交する水平軸心周りに揺動自在に支持されている。この固定側受具36により、本体部21の上下動によるボールねじ34の傾動を許容することができる。
また雌ねじ部材35が可動側受具37を介して本体部21に連結されており、この可動側受具37が、出退方向に直交する水平軸心周りおよび垂直軸心周りにそれぞれ回動可能に支持されている。したがって、荷重支持ローラ28が床面10の段差を乗り越えた時の本体部21の上下動を所定範囲で許容することができ、また段差などにより荷重支持ローラ28が荷役用フォーク22を介して本体部21を左右揺動するのを所定範囲で許容することができる。したがって、駆動部揺動許容機構により、荷重支持ローラ28が床面10の段差を乗り越える時に、上下、左右の揺動があってもスムーズに移載装置20を出退させることができる。
(リンク引上装置)
図1、図4A,図4Bに示すように、走行時に荷重支持ローラ28を床面10から引き上げるリンク引上装置42は、キャリッジ24の下降を所定位置で規制するキャリッジストッパ装置43を具備している。このキャリッジストッパ装置43は、キャリッジ24から左右外方(昇降マスト23の前面側)にそれぞれ出退自在な一対のストッパピン43aと、ストッパピン43aを出退させるボールねじ式のピン出退装置43bと、昇降マスト23に突設されて突出状態のストッパピン43aを下方から支持可能なキャリッジ受具43cとを具備している。
したがって、フォーク昇降装置41を収縮して荷役用フォーク22を下し、荷役用フォーク22に支持する荷Cを荷受台15に載置する。さらにピン出退装置43bによりストッパピン43aをキャリッジ24から突出させるとともに、フォーク昇降装置41を収縮する。そして荷受台15の荷受位置より下位でキャリッジ受具43cによりストッパピン43aを受止めることによりキャリッジ24の下降を規制する。さらにフォーク昇降装置41を収縮させ、キャリッジ24を反力受けとしてリンク支持体25を上昇させる。これにより、リンクアーム27Bの固定端を上昇させ、さらにリンクアーム27Aの荷重支持ローラ28を上昇させて床面10から引き上げる。これにより、台車本体11の走行に荷重支持ローラ28が支障を来すことがない。
(移載装置の荷移載動作)
図9A〜9D,図10A〜10Cを参照して荷役車両による移載動作(荷受動作)を説明する。
1)図9Aに示すように、荷役車両が所定の経路に沿って床面10上を走行し、目的のステーションSに対向する床面10の停止位置に停止される。
2)図9Bに示すように、キャリッジストッパ装置43が作動状態で、フォーク昇降装置41が伸展されてリンク支持体25が下降限まで下げられる。これによりシザースリンク機構26が下方に伸展されて荷重支持ローラ28が床面10に着地される。これにより、荷役用フォーク22の荷重の一部が床面10に支持される。そしてキャリッジストッパ装置43が非作動状態とされる。
3)図9B〜図9Cに示すように、出退用回転駆動装置33が起動されてボールねじ34が回転され、移載装置20が格納部14からステーションSに向かって前進される。この時、荷重支持ローラ28は床面10に沿って転動され、荷役用フォーク22の前進を案内する。床面10に段差があった場合、本体部揺動許容機構と駆動部揺動許容機構とより、本体部21が前出退ローラ32Fを中心として上下方向に揺動し、荷重支持ローラ28が床面10の段差を乗り越えてステーションSまで前進される。そしてステーションSで荷Cの底部に設けられた挿入部に、荷役用フォーク22が挿入される。
4)図9C〜図9Dに示すように、フォーク昇降装置41が伸展されると、下降限のリンク支持体25を反力受けとしてキャリッジ24が上昇され、荷役用フォーク22上に荷Cを受け取る。さらに荷役用フォーク22が上昇されて荷Cが所定の高さ(荷受台15より上位)まで持ち上げられる。この時、荷重支持ローラ28が床面10に着地されていることから、荷Cの荷重の約半分が床面10で支持される。さらに出退用回転駆動装置33が起動されてボールねじ34が逆方向に回転され、荷役用フォーク22上に荷Cを支持する移載装置20がステーションSから格納部14に向かって後退される。この後退時にも、荷重支持ローラ28により荷Cの荷重が床面10に支持される。
5)図10Aに示すように、移載装置20が格納部14に収容されると、フォーク昇降装置41が収縮されキャリッジ24を介して荷役用フォーク22が下降され、荷Cが荷役用フォーク22から荷受台15に移載される。
6)図10Bに示すように、キャリッジストッパ装置43によりストッパピン43aが突出される。さらに荷役用フォーク22を下げることでストッパピン43aがキャリッジ受具43cに当接し、キャリッジ24の下降が規制される。
7)図10Cに示すように、フォーク昇降装置41がさらに収縮されてリンク引上装置42が作動され、キャリッジ24を反力受けとして、リンク支持体25が上昇されてリンクアーム27A,27Bを介して荷重支持ローラ28が床面10から引き上げられる。
1)〜7)で荷受け動作を説明したが、荷渡し動作は、7)〜1)の逆手順で行えばよい。
(実施例の効果)
上記実施例によれば、移載装置20により荷Cの受渡しする時に、荷役用フォーク22と荷Cの荷重の約半分を、シザースリンク機構26を介して床面10に支持させることができる。これにより、移載装置20の構造体強度を軽減できるので、移載装置20の重量を大幅に軽量化することができる。したがって、この荷役車両を建物の2階など低強度の床面10上で使用することができる。
またフォーク昇降装置41により、キャリッジストッパ装置43でキャリッジ24の下降を規制し、キャリッジ24を反力受けとしてリンク支持体25を引き上げ、リンクアーム27A,27Bを収縮してリンクアーム27Aの下端側の荷重支持ローラ28を床面10から上昇させることができる。したがって、別途荷重支持ローラ28を引き上げるための駆動装置を必要とせず、容易な構造で製造コストを低減することができる。
さらに後出退ローラ32Rの外径Drを前出退ローラ32Fの外径Dfより小さく形成した本体部揺動許容機構により、荷重支持ローラ28が段差を乗り越えた時に、前出退ローラ32Fを中心として本体部21が上下に揺動し、この揺動を後出退ローラ32Rが走行溝31a内で吸収することができる。また、出退用回転駆動装置33を保持する固定側受具36が台車本体11に上下方向に揺動自在に支持されるとともに、雌ねじ部材35を保持する可動側受具37が本体部21に上下方向および左右方向に揺動自在に支持されている。したがって、移載装置20の上下動を許容することができ、荷重支持ローラ28が床面10を転動する時に段差を乗り越える時の移載装置20の上下動や左右方向の揺れを許容して移載装置20をスムーズに出退することができる。
なお、上記実施例では、台車本体11の格納室は、右側面を開放して出退自在な移載装置20を搭載したが、台車本体11の左側面を開放してもよいし、前面または後面を開放して移載装置20を出退自在に配置してもよい。
また荷受部材を左右一対の荷役用フォーク22としたが、出退テーブルであってもよいし、出退部材に移載用のチェーンコンベヤなど、移載用の搬送装置を搭載したものでもよい。
C 荷
10 床面
11 台車本体
12F,12R 操向駆動輪
13F,13R 遊転輪
14 格納部
15 荷受台
20 移載装置
21 本体部
22 荷役用フォーク(荷受部材)
22a ガイド部
23 昇降マスト
24 キャリッジ
25 リンク支持体
26 シザースリンク機構
28 荷重支持ローラ
30 移載用出退装置
31 出退レール
31E ローラ揺動規制部
32F 前出退ローラ
32R 後出退ローラ
33 出退用回転駆動装置
41 フォーク昇降装置(荷受部材昇降装置)
42 リンク引上装置
43 キャリッジストッパ装置

Claims (4)

  1. 本体部に昇降自在に配置されたキャリッジと、キャリッジに支持された荷受部材と、前記荷受部材の下部に設けられて上下方向に伸縮自在なシザースリンク機構とを有する移載装置であって、
    本体部に、
    キャリッジの下方で昇降自在に案内されたリンク支持体と、
    前記リンク支持体とキャリッジとの間に連結されて前記キャリッジを昇降駆動する荷受部材昇降装置と、
    所定位置でキャリッジの下降を規制するキャリッジストッパ装置と、
    前記キャリッジストッパ装置によりキャリッジの下降を規制し、キャリッジを反力受けとして前記荷受部材昇降装置により前記リンク支持体を上昇させてシザースリンク機構を収縮するリンク引上装置と、を具備し、
    シザースリンク機構は、中央の交差部で回動自在に連結された一対のリンクアームのうち、一方のリンクアームの固定端が前記キャリッジに連結されるとともに、可動端に床面を走行可能な荷重支持ローラを有し、他方のリンクアームの固定端が前記リンク支持体に連結されるとともに、可動端が荷受部材に移動自在に案内された
    ことを特徴とする移載装置。
  2. 床面上を走行自在な台車本体に、この台車本体から出退自在に配置された本体部と、本体部に昇降自在に配置されたキャリッジと、キャリッジに支持された荷受部材と、を具備する移載装置を備えた荷役車両であって、
    移載装置に、キャリッジの下方で本体部に所定範囲で昇降自在に案内されたリンク支持体と、
    前記荷受部材の下部に設けられて上下方向に伸縮自在なシザースリンク機構と、
    台車本体の走行時に前記荷重支持ローラを引上させるリンク引上装置と、
    キャリッジの下降を所定位置で規制するキャリッジストッパ装置と、を具備し、
    前記シザースリンク機構は、中央の交差部で回動自在に連結された一対のリンクアームのうち、一方のリンクアームの固定端が前記キャリッジに連結されるとともに、可動端に床面を走行可能な荷重支持ローラを有し、他方のリンクアームの固定端が前記リンク支持体に連結されるとともに、可動端が荷受部材に出退方向に移動自在に案内され、
    前記リンク引上装置は、キャリッジストッパ装置によりキャリッジの下降を規制し、キャリッジを反力受けとして前記荷受部材昇降装置により前記リンク支持体を上昇させてシザースリンク機構を収縮し前記荷重支持ローラを床面から引き上げる
    ことを特徴とする荷役車両。
  3. 請求項2記載の荷役車両であって、
    キャリッジストッパ装置により前記キャリッジの下降を規制する荷受部材の高さ位置を、台車本体に設けられた荷受台の荷受面より下位に設定された
    ことを特徴とする荷役車両。
  4. 請求項2または3に記載の荷役車両であって、
    台車本体に、前後面および左右側面のうちの一面が開放されて移載装置が収容された格納部と、
    前記格納部に出退方向に沿って設けられた出退レールと、
    移載装置の本体部に設けられて前記出退レールに案内される出退ローラと、
    移載装置の本体部を出退駆動する移載用出退装置と、を具備した
    ことを特徴とする荷役車両。
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