JP2019013025A - 携帯情報端末の制御方法、制御装置、及びプログラム - Google Patents

携帯情報端末の制御方法、制御装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが屋外から自宅内の家電機器を制御する携帯情報端末の制御方法、制御装置、及びプログラムを提供する。【解決手段】メール通信機能によって送信されるメールの宛先情報を送信されるメールから抽出させ、送信されるメールの送信時刻を携帯情報端末から抽出させ、宛先情報が所定の宛先情報に一致するか否か、宛先情報が所定の時間帯に属するか否かを判断させる。宛先情報が所定の宛先情報に一致し、且つ、送信時刻が所定の時間帯に属する場合、家電機器が起動する起動時刻を送信時刻に基づいて判断させ、起動時刻に家電機器を起動させる制御コマンドをネットワークに送信する。【選択図】図14

Description

本開示は、携帯情報端末の制御方法、制御装置、及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末を用いて、ユーザが自宅へ帰宅する前に屋外から、屋内の家電機器を制御する制御システムおよび制御システムを構成する携帯情報端末のアプリケーション等が検討されている。
例えば、特許文献1は、以下の技術を開示する。ユーザが空調機器をタイマー設定した設定時刻の所定時間前になると空調機器を稼働させる。一方、利用者が携帯情報端末からタイマー設定時刻を変更する命令の電子メールを送信すると、タイマー設定時刻を変更し、変更後のタイマー設定時刻の所定時間前になると空調器機を稼働させる。また、利用者が携帯情報端末から空調器機を稼働させる命令の電子メールを送信すると、空調器機を稼働させる。
特許第4422932号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は更なる改善が望まれる。
上記課題を解決するための、携帯情報端末の制御方法の一態様は、家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末の制御方法であって、
前記携帯情報端末はメッセージ送信機能を有し、
前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
前記メッセージ送信機能が起動していることを検知すると、前記メッセージ送信機能によって送信されるメッセージの宛先情報を前記送信されるメッセージから抽出させ、
前記送信されるメッセージの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
所定の宛先情報を登録する第1データベースを用いて、前記宛先情報が前記所定の宛先情報に一致するか否かを判断させ、
前記携帯端末のユーザにより制御される前記対象機器と、前記制御の時間に関する情報とを対応付けた第2データベースを用いて、前記対象機器を抽出し、
前記宛先情報が所定の宛先情報に一致すると判断された場合、前記送信時刻および前記制御の時間に関する情報に基づき、前記対象機器が起動する起動時刻を判断させ、前記ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信するものである。
上記態様により、更なる改善を実現できた。
実施の形態1における家電制御システムの全体構成を示す図である。 実施の形態1における家電制御システムのサーバの構成を示すブロック図である。 所有家電ファイルの一例を示す図である。 日別家電制御ファイルの一例を示す図である。 生活パターンファイルの一例を示す図である。 実施の形態1における家電制御システムの携帯端末の構成を示すブロック図である。 携帯端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 所定条件ファイルの一例を示す図である。 ユーザが所定の条件を入力する際に用いる所定条件設定画面の一例を示す図である。 入力後の所定条件設定画面の一例を示す図である。 実施の形態1における家電制御システムの家電機器の構成を示すブロック図である。 状態ファイルの一例を示す図である。 状態ファイルの一例を示す図である。 実施の形態1における家電制御システムの条件設定の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるメール送信時の生活パターンファイルの生成の動作を示すシーケンス図である。 通知データのデータ構成の一例を示す図である。 ファイル書き込み処理を示すフローチャートである。 ユーザの生活例を示す図である。 ユーザの生活例を示す図である。 メール送信後の生活パターンファイルの生成の動作を示すシーケンス図である。 メール送信後の生活パターンファイルの生成の動作を示すシーケンス図である。 家電機器からサーバへ送信される通知データのデータ構成の一例を示す図である。 パターン分析処理を示すフローチャートである。 家電制御システムにおいて、生成した生活パターンファイルに基づく家電制御の動作を示すシーケンス図である。 家電制御処理を示すシーケンス図である。 家電制御処理を示すシーケンス図である。 ONタイマー通知のデータ構成の一例を示す図である。 各種家電機器のONタイマー通知のデータ構成の一例を示す図である。 通知データの一例を示す図である。 家電機器の制御の開始の契機となるメールの一例を示す図である。 確認画面の一例を示す図である。 実施の形態2における家電制御システムの全体構成を示す図である。 実施の形態2における家電制御システムの携帯端末の構成を示すブロック図である。 所定条件ファイルの一例を示す図である。 ユーザが所定の条件を入力する際に用いる所定条件設定画面の一例を示す図である。 入力後の所定条件設定画面の一例を示す図である。 実施の形態2における家電制御システムの条件設定処理の動作を示すフローチャートである。 生成した生活パターンファイルに基づく家電制御の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3における家電制御システムの全体構成を示す図である。 実施の形態3における家電制御システムのサーバの構成を示すブロック図である。 生活パターンファイルの一例を示す図である。 実施の形態3における家電制御システムの携帯端末の構成を示すブロック図である。 生活パターンファイルに基づく家電制御の動作を示すシーケンス図である。 本実施の形態における家電制御システムが提供するサービスの全体像の一例を示す図である。 機器メーカがデータセンタ運営会社に該当する例を示す図である。 機器メーカ及び管理会社の両者又はいずれか一方がデータセンタ運営会社に該当する例を示す図である。 サービスの類型1(自社データセンタ型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 サービスの類型2(IaaS利用型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 サービスの類型3(PaaS利用型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 サービスの類型4(SaaS利用型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
ユーザが屋外から自宅内の家電機器を制御する制御システムおよび制御システムを構成する携帯情報端末のアプリケーションを実現した場合、ユーザは自身の帰宅後の行動を想定して屋内に設置されている家電機器を屋外から制御することが想定される。例えば、帰宅後すぐに入浴することを想定した場合、ユーザは帰宅時に浴槽への給湯が完了しているように給湯器を制御する。また、例えば、帰宅してからおよそ30分後に食事を摂ることを想定した場合、ユーザは帰宅して30分後に炊飯器による炊飯が完了するように炊飯器を制御して、炊き立てのご飯を食することができるようにする。
一方で、日常のユーザの行動はある程度定まっていると推察される。例えば、帰宅時においては、会社を出てから何分後にユーザは自宅へ到着するのか、帰宅後は入浴するのが先か食事を摂るのが先か、また、これらの行動をユーザはどのようなタイムスケジュールで行うかは、各ユーザによってパターン化することができる。このような場合には、ユーザが行う屋外からの家電機器の制御も、毎回同じように実行される。そのため、帰宅の都度、屋外からの家電機器の制御をユーザに課してしまうと、家電機器に対する制御を煩雑に感じるユーザが生じることが懸念される。
また、会社を出た時点で携帯情報端末の電子メール機能を利用して家族に対してこれから帰宅する旨を連絡するユーザも少なくないと考えられる。
上述した、特許文献1は、携帯情報端末の電子メール機能を用いて、空調器機のタイマー設定時刻を変更したり、空調器機を稼働させたりして、空調器機を遠隔制御する技術を開示する。
しかしながら、特許文献1では、ユーザは空調器機に対する具体的な動作内容が記載された電子メールを送信しなければ、空調器機を稼働させることはできない。そのため、特許文献1では、ユーザは、帰宅の都度、空調器機を稼働させる内容を記述した電子メールを送信する必要があり、上記の懸念を解消できない。
そこで、上記想定される状況において、携帯情報端末の機能向上のため、以下の改善策を検討した。
携帯情報端末の制御方法の一の態様は、
家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末の制御方法であって、
前記携帯情報端末はメール通信機能を有し、
前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
前記メール通信機能が起動していることを検知すると、前記メール通信機能によって送信されるメールの宛先情報を前記送信されるメールから抽出させ、
前記送信されるメールの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
所定の宛先情報を登録する第1データベースを用いて、前記宛先情報が前記所定の宛先情報に一致するか否かを判断させ、
所定の時間帯を登録する第2データベースを用いて、前記送信時刻が前記所定の時間帯に属するか否かを判断させ、
前記宛先情報が所定の宛先情報に一致し且つ前記送信時刻が所定の時間帯に属すると判断された場合には、前記対象機器が起動する起動時刻を前記送信時刻に基づいて判断させ、前記ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する。
上記態様によると、メールの宛先情報が所定の宛先情報に一致し且つメールの送信時刻が所定の時間帯に属すると判断された場合には、対象機器が起動する起動時刻を前記送信時刻に基づいて判断させ、ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する。
これにより、例えば、前記携帯情報端末のユーザの行動パターンとして、例えば、家族に対して帰宅を知らせるメールを送信する行為に続き、例えば、給湯器または空気調和機のON制御など前記家屋の対象機器を起動させる場合、前記メールの送信を契機に、前記ユーザの他の操作を介在させることなく、前記家屋の対象機器が起動される。
そのため、メール通信機能を有するアプリケーションの実行を契機として、例えば、これに続いて次に発生する可能性の高い前記家屋の対象機器の起動を指示する機能を有する他のアプリケーションを実行させるので、前記ユーザによる1つの操作で2つのアプリケーションの機能を実行できる。その結果、前記携帯情報端末に2つのアプリケーションの操作を要求することなく、その分、前記携帯情報端末から前記家屋の対象機器を遠隔操作する際の機器の処理負担を軽減しつつ、所望の2つのアプリケーションを実行できる。
上記態様において、例えば、
前記携帯情報端末は、前記所定の宛先情報を含むメールの送信時刻から所定時間後に前記対象機器を起動させることを示した管理情報を管理するメモリを有し、
前記管理情報に基づいて、前記対象機器が起動する起動時刻を前記送信時刻に基づいて判断させるとしてもよい。
この場合、例えば、メールの送信時刻から何分後に対象機器を起動させることが記録された管理情報を用いてユーザの帰宅後の行動に合わせて家電機器を起動できる。
上記態様において、例えば、
前記管理情報は、前記ネットワークに対して前記サーバから受信するとしてもよい。
この場合、例えば、対象機器の運転状態の変化を示すログ情報をサーバに収集させ、そのログ情報を用いてサーバで作成された管理情報を携帯情報端末は取得できる。そのため、携帯情報端末は、ログ情報を管理しなくても、ユーザの行動パターンが正確に反映された管理情報が取得でき、対象機器を最適なタイミングで起動できると共に、メモリの消費量を抑制できる。
上記態様において、例えば、
前記制御コマンドは、前記ネットワークを介して前記サーバを経由して前記対象機器に送信されるとしてもよい。
この場合、制御コマンドはサーバを介して対象機器に送信されるため、サーバはこの制御コマンドの取得を通じて、対象機器の状態を管理できる。
上記態様において、例えば、
前記制御コマンドは、前記ネットワークを介して前記対象機器に送信されるとしてもよい。
この場合、制御コマンドは、携帯情報端末から例えば、宅内のネットワークを通じて、直接、対象機器に送信される。そのため、サーバの処理能力に依存することなく、制御コマンドを速やかに携帯情報端末に送信できる。
上記態様において、例えば、
前記家屋内の対象機器は、前記家屋内の浴槽へ給水する給湯器であって、
前記制御コマンドは、前記給湯器から前記浴槽への給水指示であるとしてもよい。
この場合、帰宅時におけるユーザによるメールの送信を契機に、浴槽への給水を給湯器に指示できる。
上記態様において、例えば、
前記制御コマンドは、前記給水される水の設定温度を示す情報を含むとしてもよい。
この場合、制御コマンドに含まれる設定温度で給湯器に給水させることができる。
上記態様において、例えば、
前記制御コマンドは、前記給湯器が浴槽へ給水を開始する時刻を示す情報を含むとしてもよい。
この場合、制御コマンドに含まれる時刻において、給湯器に給水を開始させることができる。
上記態様において、例えば、
前記家屋内の対象機器は、前記家屋内の少なくとも一の部屋の温度を調整する空気調和機であって、
前記制御コマンドは、前記空気調和機が前記一の部屋の温度を所定の温度へ調整する指示であるとしてもよい。
この場合、制御コマンドが指示する温度に部屋の温度がなるように空気調和器を制御できる。
上記態様において、例えば、
前記制御コマンドは、前記空気調和機が前記一の部屋の温度の調整を開始する時刻を示す情報を含むとしてもよい。
この場合、制御コマンドに含まれる時刻において、空気調和器に温度の調整を開始させることができる。
上記態様において、例えば、
前記家屋内の対象機器は、加熱制御によって調理を行う加熱調理器であって、
前記制御コマンドは、前記加熱調理器が前記加熱制御による調理を開始する開始指示であるとしてもよい。
この場合、帰宅時に送信するメールを契機に加熱調理器に調理を開始させることができる。
上記態様において、例えば、
前記制御コマンドは、前記加熱調理器が前記加熱制御による調理を開始する時刻を示す情報を含むとしてもよい。
この場合、制御コマンドに含まれる時刻において、加熱調理器に調理を開始させることができる。
上記態様において、例えば、
前記加熱調理器は炊飯器であってもよい。
この場合、帰宅時に送信するメールを契機に炊飯器に調理を開始させることができる。
上記態様において、例えば、
前記加熱調理器はマイクロ波発生手段を備えるとしてもよい。
この場合、帰宅時に送信するメールを契機にマイクロ波発生手段を備える加熱調理器に調理を開始させることができる。
上記態様において、例えば、
前記加熱調理器は、蒸気発生手段を備えた蒸気調理器であるとしてもよい。
この場合、帰宅時に送信するメールを契機に蒸気発生手段を備える加熱調理器に調理を開始させることができる。
上記態様において、例えば、前記メールの送信時刻から前記対象機器が起動されるまでの制御開始時間を収集させ、前記収集させた前記制御開始時間のうち頻度の高い制御開始時間を前記管理情報に記録させてもよい。
この場合、メールの送信時刻を契機に対象機器を起動させるべき典型的な時間に対象機器を起動させることができ、ユーザの生活パターンを考慮して対象機器を制御できる。
また、他の態様において、
家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末の制御方法であって、
前記携帯情報端末はメール通信機能を有し、
前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
前記メール通信機能が起動していることを検知すると、所定の単語を登録する第1データベースを用いて、前記メール通信機能によって送信されるメールの中に所定の単語が含まれるか否かを判断させ、
前記送信されるメールの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
所定の時間帯を登録する第2データベースを用いて、前記送信時刻が前記所定の時間帯に属するか否かを判断させ、
前記メールが所定の単語を含み且つ前記送信時刻が所定の時間帯に属すると判断された場合には、前記対象機器が起動する起動時刻を前記送信時刻に基づいて判断させ、前記ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する。
上記態様によると、メールが所定の単語を含み且つメールの送信時刻が所定の時間帯に属すると判断された場合には、対象機器が起動する起動時刻を前記送信時刻に基づいて判断させ、ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する。
これにより、例えば、前記携帯情報端末のユーザの行動パターンとして、帰宅時に家族に対して定型文を記載したメールを送信する行為に続き、例えば、給湯器または空気調和機のON制御など前記家屋の対象機器を起動させる場合、前記メールの送信を契機に、前記ユーザの他の操作を介在させることなく、前記家屋の対象機器を起動させる。
そのため、メール通信機能を有するアプリケーションの実行を契機として、例えば、これに続いて次に発生する可能性の高い前記家屋の対象機器の起動を指示する機能を有する他のアプリケーションを実行させるので、前記ユーザによる1つの操作で2つのアプリケーションの機能を実行できる。その結果、前記携帯情報端末に2つのアプリケーションの操作を要求することなく、その分、前記携帯情報端末から前記家屋の対象機器を遠隔操作する際の機器の処理負担を軽減しつつ、所望の2つのアプリケーションを実行できる。
また、他の態様において、
家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末の制御方法であって、
前記携帯情報端末はメール通信機能を有し、
前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
前記メール通信機能が起動していることを検知すると、所定の単語を登録する第1データベースを用いて、前記メール通信機能によって送信されるメールの中の場所を表す単語が含まれるか否かを判断させ、
前記送信されるメールの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
前記場所を表す単語と位置情報とを対応づけて管理するデータベースを用いて、前記場所を表す単語に基づき前記メールを送信した時刻における前記携帯情報端末の位置を判断させ、
前記送信時刻及び前記位置情報に基づき前記携帯情報端末のユーザが帰宅に要する所要時間を算出させ、
前記送信時刻および前記所要時間に基づき、前記所要時間経過後の所定の時刻に前記対象機器を所定の状態にするための前記対象機器の起動時刻を算出し、
前記算出された起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを、前記ネットワークに対して送信する。
上記態様によると、メールが所定の場所を示す単語を含むと判断された場合には、その場所から帰宅するまでの所要時間が算出され、ユーザの帰宅後の所定の時刻(帰宅時点も含む)において対象機器の状態を所定の状態にするための起動時刻が算出される。そしてネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドが送信される。
これにより、例えば、前記携帯情報端末のユーザの行動パターンとして、例えば、帰宅時に家族に対して場所を示す単語を含む文を記載したメールを送信する行為に続き、例えば、給湯器または空気調和機のON制御など前記家屋の対象機器を起動させる場合、前記メールの送信を契機に、前記ユーザの他の操作を介在させることなく、前記家屋の対象機器を起動させる。
そのため、メール通信機能を有するアプリケーションの実行を契機として、例えば、これに続いて次に発生する可能性の高い前記家屋の対象機器の起動を指示する機能を有する他のアプリケーションを実行させるので、前記ユーザによる1つの操作で2つのアプリケーションの機能を実行できる。その結果、前記携帯情報端末に2つのアプリケーションの操作を要求することなく、その分、前記携帯情報端末から前記家屋の対象機器を遠隔操作する際の機器の処理負担を軽減しつつ、所望の2つのアプリケーションを実行できる。
また、メールに含まれる単語が示す場所から帰宅の所要時間が算出されているので、帰宅時のメールをいつもの場所とは異なる場所から行ったとしても、ユーザの生活パターンに合うように対象機器を起動させることができる。
(提供するサービスの全体像)
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、本実施の形態における家電制御システムが提供するサービスの全体像について説明する。
図39Aは、本実施の形態における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。家電制御システムは、グループ1000、データセンタ運営会社1010及びサービスプロバイダ1020を備える。
グループ1000は、例えば企業、団体又は家庭等であり、その規模を問わない。グループ1000は、第1の機器A及び第2の機器Bを含む複数の機器1001及びホームゲートウェイ1002を備える。複数の機器1001は、インターネットに接続可能な機器(例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)又はテレビ受像機等)を含む。また、複数の機器1001は、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明機器、洗濯機又は冷蔵庫等)を含む。複数の機器1001は、それ自身ではインターネットに接続不可能であっても、ホームゲートウェイ1002を介してインターネットに接続可能となる機器を含んでもよい。また、ユーザ10000は、グループ1000内の複数の機器1001を使用する。
データセンタ運営会社1010は、クラウドサーバ1011を備える。クラウドサーバ1011は、インターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。クラウドサーバ1011は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社1010は、データの管理、クラウドサーバ1011の管理、及びそれらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社1010が行っている役務の詳細については後述する。
ここで、データセンタ運営会社1010は、データの管理又はクラウドサーバ1011の管理のみを行っている会社に限らない。例えば、図39Bに示すように、複数の機器1001のうちの一つの機器を開発又は製造している機器メーカが、データの管理又はクラウドサーバ1011の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社1010に該当する。また、データセンタ運営会社1010は一つの会社に限らない。例えば、図39Cに示すように、機器メーカ及び管理会社が共同又は分担してデータの管理又はクラウドサーバ1011の管理を行っている場合は、両者又はいずれか一方がデータセンタ運営会社1010に該当する。
サービスプロバイダ1020は、サーバ1021を備える。ここで言うサーバ1021とは、その規模は問わず、例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダ1020がサーバ1021を備えていない場合もある。
なお、上記の家電制御システムにおいて、ホームゲートウェイ1002は必須ではない。例えば、クラウドサーバ1011が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ1002は不要となる。また、家庭内の全ての機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。この場合、サービスプロバイダ1020は、サーバ1021の機能を果たす別の装置を備える。
次に、上記の家電制御システムにおける情報の流れを説明する。
まず、グループ1000の第1の機器A又は第2の機器Bは、各ログ情報をデータセンタ運営会社1010のクラウドサーバ1011にそれぞれ送信する。クラウドサーバ1011は、第1の機器A又は第2の機器Bのログ情報を集積する(図39Aの矢印(a))。ここで、ログ情報とは、複数の機器1001の例えば運転状況又は動作日時等を示す情報である。例えば、ログ情報は、テレビの視聴履歴、レコーダーの録画予約情報、洗濯機の運転日時、洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時、又は冷蔵庫の開閉回数などを含むが、これらの情報に限らず、種々の機器から取得が可能な種々の情報を含んでもよい。なお、ログ情報は、インターネットを介して複数の機器1001自体から直接クラウドサーバ1011に提供されてもよい。また、ログ情報は、複数の機器1001から一旦ホームゲートウェイ1002に集積され、ホームゲートウェイ1002からクラウドサーバ1011に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社1010のクラウドサーバ1011は、集積したログ情報を一定の単位でサービスプロバイダ1020に提供する。ここで、「一定の単位」は、データセンタ運営会社1010が集積した情報を整理してサービスプロバイダ1020に提供することのできる単位でもよく、サービスプロバイダ1020が要求する単位でもよい。また、「一定の単位」で提供するとしているが、情報量は一定でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化してもよい。ログ情報は、必要に応じてサービスプロバイダ1020が保有するサーバ1021に保存される(図39Aの矢印(b))。
そして、サービスプロバイダ1020は、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。情報の提供対象のユーザは、複数の機器1001を使用するユーザ10000でもよく、外部のユーザ20000でもよい。ユーザ10000,20000への情報提供方法としては、例えば、サービスプロバイダ1020から直接、ユーザ10000,20000へ情報が提供されてもよい(図39Aの矢印(e),(f))。また、ユーザ10000への情報提供方法としては、例えば、データセンタ運営会社1010のクラウドサーバ1011を再度経由して、ユーザ10000に情報が提供されてもよい(図39Aの矢印(c),(d))。また、データセンタ運営会社1010のクラウドサーバ1011が、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ1020に提供してもよい。
なお、ユーザ10000は、ユーザ20000と異なっていても同一であってもよい。
1.実施の形態1
以下、実施の形態1の家電制御システム10(機器制御システムの一例)について図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、メールの宛先とメールが送信された時間帯とが、家電機器の制御開始の契機となるメールが満たす所定の条件として採用される。所定の条件は、予めユーザにより設定される。所定の条件としての所定の宛先は、家電制御開始の契機とするメールの宛先である。所定の条件としての所定の時間帯は、その時間帯の開始時刻より早い時刻にユーザは帰ることはない、もしくは、ユーザがその開始時刻より早く帰る場合は、家電制御を開始しないという時間帯である。この時間帯は、予めユーザに設定してもらう。
図27Aは、家電機器の制御の開始の契機となるメールのメール画面G271の一例を示す図である。ここでは、携帯端末を携帯する帰宅中の夫が妻Bに、S駅からもうすぐ帰宅することを知らせるためのメールを送信している例が示されている。例えば、所定の宛先を妻Bと娘C、所定の時間帯を18:00−20:00とすると、携帯端末が、このメールの宛先が妻B又は娘Cであるか否か、かつ、このメールの送信時刻が18:00−20:00内に属するか否かを確認する。このとき、メールの宛先が妻Bであり、かつ、送信時刻が18:10であり、所定の条件を満たすため、携帯端末は、サーバへメール送信通知を送信する。
1.1 家電制御システム10の全体構成
図1は、実施の形態1の家電制御システム10の全体構成を示す図である。家電制御システム10は、クラウドサーバ(以下、単に「サーバ」という)100、携帯端末200、家電機器300、家電機器400、および家電機器500を備える。
図1では、家屋20において家電機器300、家電機器400、家電機器500のみが図示されているが、本開示は特にこれに限定されない。例えば、家屋20は、4つ以上の家電機器を備えていてもよいし、2つ以下の家電機器を備えていてもよい。携帯端末200、家電機器300、400、500は、それぞれネットワーク40を介してサーバ100と通信可能に接続される。ネットワーク40は、例えばインターネットである。
図1では、家電機器300(対象機器の一例)として風呂の給湯器、家電機器400(対象機器の一例)として冷暖房装置、空気清浄器、除湿器などの空気調和器(以下、「エアコン」という)、家電機器500(対象機器の一例)として加熱調理器が例示されている。但し、これは一例にすぎず、家電機器300〜500としては、それ以外の機器(例えばテレビ受像機、録画機器などのAV機器、電子レンジ、給湯器、洗濯機、照明機器、電子シャッター装置など)が採用されてもよい。なお、家電機器400は、例えば図39Aの機器1001に対応する。
本実施の形態の説明では、次のようなストーリーを想定して説明をする。
夕方、携帯端末200を所有するユーザAは、帰宅時、乗換駅であるS駅から、自宅である家屋20にいる妻Bにメールを送信する。ここで、S駅からユーザAの自宅の最寄り駅までは電車で30分、最寄り駅から自宅までは徒歩で15分である。メール送信通知が携帯端末200からサーバ100へ送信され、サーバ100により記録されている。ユーザAは、予め所定の条件を入力している。そして、メールの送信時刻およびメールの宛先が所定の条件を満たした場合、携帯端末200は、サーバ100へメール送信通知を送信する。所定の条件を満たさない場合、携帯端末200は、サーバ100へメール送信通知を送信しない。サーバ100は、携帯端末200からのメール送信通知を受信した場合、ユーザAの家屋における家電機器の日々の制御のパターンを基に家電機器を制御する。
なお、メールの送信を契機として家電機器の制御が開始されているが、メールの受信を契機に家電機器の制御が開始されてもよい。
1.2 サーバ100の構成
図2は、家電制御システム10におけるサーバ100の構成を示すブロック図である。サーバ100は、収集部101、分析部102、抽出部103、設定部104、タイマー105、通信部106、所有家電データベース(DB)107、日別家電制御データベース108、及び生活パターンデータベース109を備える。また、収集部101、分析部102、抽出部103、設定部104、タイマー105は、サーバ100内のコントローラ1がこれらの機能を備えることによって実装されてもよい。コントローラとしては、CPUやマイクロコントローラといったプロセッサが採用できる。また、所有家電データベース107、日別家電制御データベース108、生活パターンデータベース109は、例えばサーバ100のメモリ2が記憶する。ここで、メモリ2としては、例えば、書き換え可能な不揮発性の記憶装置が採用できる。
1.2.1 通信部106
通信部106は、携帯端末200から、家電機器300、400、または500の制御を開始する制御開始通知を受信する。また、通信部106は、家電機器300〜500から、家電機器300〜500の運転状態が変化した時刻を示す情報と変化後の運転状態を示す情報とを受信する。また、通信部106は、携帯端末200へ後述する生活パターンファイルF500(図5)を送信する。また、通信部106は、家電機器300〜500へON制御又はOFF制御する信号を送信する。
1.2.2 収集部101
収集部101は、通信部106を介して携帯端末200から受信した携帯端末200によるメール送信通知が示す情報と、家電機器300〜500から受信した家電機器300〜500の運転状態が変化した時刻を示す情報および変化後の運転状態を示す情報とを収集し、収集した情報を日別家電制御ファイルF400(図4)として日別家電制御データベース108に格納する。
また、収集部101は、収集した情報に基づいて家電機器300〜500の運転状態に変化があったと判断した場合、所有家電データベース107内の所有家電ファイルF300(図3)の該当する家電機器の運転状態を変化後の運転状態に変更する。また、収集部101は、携帯端末200からメール送信通知を受信すると、抽出部103へメール送信通知を出力する。
日別家電制御ファイルF400は、一日の終了条件を満たすと、一日分のファイルとして保存される。一日の終了条件としては、例えば、24時間を一日と見なし、ある日の0:00から次の日の0:00までを一日とすると、次の日の0:00になった時点が該当する。収集部101は、次の日の0:00になった時点で、一日の終了条件を満たしたと判断し、日別家電制御データベース108に格納されている日別家電制御ファイルF400への記録を終了する。そして、収集部101は、次の日の0:00になると、次に日の日別家電制御ファイルF400を日別家電制御データベース108内に生成し、生成した次の日の日別家電制御ファイルF400に、次の日の情報を記録する。
所有家電ファイルおよび日別家電制御ファイルについては、それぞれ、後述の「1.2.7」項及び「1.2.8」項にて、詳細が説明される。ここでは、日別家電制御ファイルF400に記録される運転状態の変化、所有家電ファイルF300に記録される家電機器の運転状態について説明する。
日別家電制御ファイルF400に記録される運転状態、所有家電ファイルF300に記録される家電機器の運転状態には、家電機器毎に次の運転状態がある。すなわち、各家電機器のON、OFF、およびCOMPLETEの運転状態である。例えば照明機器については、ONおよびOFFの運転状態がある。そして、携帯端末200には、メール送信の運転状態がある。
携帯端末200の運転状態は、所有家電ファイルF300には記録されず、日別家電制御ファイルF400のみに記録される。また、家電機器300〜500の運転状態において、ONの運転状態とは、家電機器300〜500がONされた状態を指し、OFFの運転状態とは、家電機器がOFFされた状態を指す。さらに、COMPLETEの運転状態とは、家電機器300〜500がONされた後、設定状態に達した状態を指す。
COMPLETEの運転状態について、以下に例を用いて説明する。例えば、家電機器が家屋内の浴槽へ温水を供給する給湯器であって、当該給湯器が所定温度の温水を浴槽の所定水位まで供給する指示を受け付けたとする。この場合、給湯器は浴槽への温水の供給を開始し、供給される温水が所定水位及び所定温度に達するまで温水の供給を続ける。このとき、給湯器の運転状態は、給湯器が浴槽への温水の供給を開始したときにOFFの運転状態からONの運転状態へと変化し、供給される温水が所定水位及び所定温度に達したときにONの運転状態からCOMPLETEの運転状態へと変化する。
1.2.3 分析部102
分析部102は、日別家電制御データベース108内の日別家電制御ファイルF400を基に、帰宅後において、各家電機器がONされる順番と、各家電機器がONされる時間差とを分析する。また、分析部102は、各家電機器がONされてからCOMPLETEの状態になるまでの所要時間(COMPLETE所要時間)を分析する。更に、分析部102は、メールが送信されてからの家電制御開始の順番および時間を分析する。
詳細には、分析部102は、メールの送信時刻から各家電機器がON又はOFFされるまでの時間およびCOMPLETE所要時間に達するまでの時間のパターンを分析する。そして、分析部102は、分析結果から、各家電機器につき、ONされる頻度の高い時間を特定し、特定した時間を時系列に並べ、典型的な生活パターンを作成する。これにより、ユーザの1日の生活パターンが組み立てられる。そして、分析部102は、作成した生活パターンを生活パターンファイルF500(図5)として、生活パターンデータベース109に格納する。生活パターンファイルF500については、後述の「1.2.9」にて詳細が説明される。
分析部102が日別家電制御ファイルF400を用いて生活パターンを分析するタイミングとしては、例えば、ある一定の日数分の日別家電制御ファイルF400が収集されたタイミングが採用できる。一定の日数としては、例えば、1週間や2週間といった区切りの良い期間が採用できる。
1.2.4 抽出部103
抽出部103は、サーバ100が家電機器を制御するときに、収集部101からメール送信通知が入力されると、該当するユーザの生活パターンファイルF500を生活パターンデータベース109から読み出し、設定部104へ出力する。
1.2.5 設定部104
設定部104は、抽出部103から入力された生活パターンファイルF500を基に、家電機器をONする。例えば、設定部104は、生活パターンファイルF500においてある家電機器につきメールの送信時刻からONされるまでの時間を示す制御開始時間としてある時間が記録されていたとすると、その時間になったとき、その家電機器に対してON制御の信号を送信する。また、設定部104は、家電機器をONした後、携帯端末200から家電機器の制御を中断するための中断通知を受信すると、家電機器へ家電機器をOFF制御する信号を送信する。また、設定部104は、中断通知を送信した後、家電機器の制御を再開させる再開通知を受信すると、家電機器にON制御の信号を送信する。
1.2.6 タイマー105
タイマー105は、現在時刻をカウントする。タイマー105は、収集部101が携帯端末200および家電機器300〜500において、運転状態の変化が起きた時刻を特定するために用いられる。また、タイマー105は、抽出部103が生活パターンファイルF500を抽出する際、現在時刻を取得するために用いられる。また、タイマー105は、設定部104が、時刻を取得するために用いられる。なお、運転状態の変化が起きた時刻は、携帯端末200および家電機器300〜500から送信されてもよい。
1.2.7 所有家電データベース107
所有家電データベース107は、家屋20が備える家電機器の機器名と、各家電機器の現在の運転状態とが対応付けて記録された所有家電ファイルF300を格納する。図3は所有家電ファイルF300の一例を示す図である。図3の所有家電ファイルF300の例では、2台のエアコン、給湯器、炊飯器の運転状態が記録されている。1台目のエアコンは稼動中であるため、運転状態として「ON」が記録され、2台目のエアコンは稼働中でないため、運転状態として「OFF」が記録されている。給湯器は、浴槽に対して所定水位まで所定温度の温水の供給が完了しているため、運転状態として、「COMPLETE」が記録されている。また、炊飯器は稼動していないため、運転状態といて「OFF」が記録されている。なお、図3は図1の家屋20における所有家電ファイルF300が示されているが、所有家電データベース107には、本サービスが適用される1以上の各家屋20の所有家電ファイルF300が蓄積されている。
1.2.8 日別家電制御データベース108
日別家電制御データベース108は、携帯端末200からの所定の条件を満たすメールの送信時刻と、そのメールの送信時刻の後に、ON、OFF、およびCOMPLETEのいずれかに運転状態が変化した各家電機器の運転状態と、その変化の時刻とが日別に記録された日別家電制御ファイルF400を格納する。すなわち、日別家電制御データベース108は、各家電機器の運転状態が変化した時刻を示す情報と変化後の運転状態を示す情報とを記録して日別に管理する。
図4は、日別家電制御ファイルF400の一例を示す図である。図4の日別家電制御ファイルF400の例では、2013年2月21日木曜日において、所定の条件を満たすメールが送信されてから炊飯器がご飯を炊き上げるまでの各家電機器の運転状態の変化が示されている。
詳細には、図4の日別家電制御ファイルF400の上部には、「2013.2.21(木)」と記録され、この日別家電制御ファイルF400が2013年2月21日木曜日のものであることが明示されている。そして、所定の条件を満たすメールがこの日の18時10分に送信されたため、「携帯端末;メール送信;18:10」と記録されている。その後、18時35分に給湯器がお湯張りを開始しため、「給湯器(お湯張り);ON;18:35」と記録され、その後、18時45分に炊飯器がONされていたため、「炊飯器;ON;18:45」と記録され、その後、18時55分に給湯器が設定状態に達したため、「給湯器(お湯張り);COMPLETE;18:55」と記録され、その後、19時に照明2がONしたため、「照明2;ON;19:00」と記録され、その後、炊飯器が設定状態に達したため、「炊飯器;COMPLETE;19:30」と記録されている。なお、図4は1の家屋20における日別家電制御ファイルF400が示されているが、日別家電制御データベース108には、本サービスが適用される1以上の各家屋20の日別家電制御ファイルF400が蓄積されている。
1.2.9 生活パターンデータベース109
生活パターンデータベース109は、分析部102により生成される生活パターンファイルF500を格納する。分析部102は、日別家電制御データベース108内の日別家電制御ファイルF400を分析し、家電機器がONされる順番と、その時間差とを抽出し、頻度の高い生活パターンを表す生活パターンファイルF500を生成する。頻度の高い生活パターンとは、頻度の高い制御開始時間および頻度の高いCOMPLETE所要時間とによって示される典型的な生活パターンのことを指す。
図5は、生活パターンファイルF500の一例を示す図である。図5の生活パターンファイルF500の例では、給湯器および炊飯器のそれぞれについて、COMPLETE所要時間および制御開始時間とが記録されている。
給湯器は、頻度の高いCOMPLETE所要時間が20分、頻度の高い制御開始時間が20分であるため、「給湯器(お湯張り);20分;20分後」と記録されている。また、炊飯器は、頻度の高いCOMPLETE所要時間が45分、頻度の高い制御開始時間が30分であるため、「炊飯器;45分;30分後」と記録されている。
1.3 携帯端末200
図6は、家電制御システム10における携帯端末200の構成を示すブロック図である。携帯端末200は、メール送信検知部201、メールプロパティ確認部202、サーバ通知部203、通信部204、タイマー205、メッセージデータベース206、所定条件データベース207、生活パターンデータベース210、条件設定部211、および入力部212を備える。また、メール送信検知部201、メールプロパティ確認部202、サーバ通知部203、タイマー205、条件設定部211は、携帯端末200内のコントローラ3がこれらの機能を備えることによって実装されてもよい。本実施形態において、携帯端末200は、携帯情報端末の一例に相当する。
図7は、携帯端末200のソフトウェア構成を示すブロック図である。携帯端末200は、メモリ213と、OS214と、少なくとも2つのアプリケーションとしての家電制御アプリケーション216およびメッセージ送受信アプリケーション215とを備えている。メッセージ送受信アプリケーション215はメールの送受信を行うアプリケーションである。携帯端末200は、メッセージ送受信アプリケーション215を起動し、メールを送信し、メールの宛先および送信時刻が所定の条件を満たしていれば、家電制御アプリケーション216がサーバ100へONタイマー通知を送信する。なお、ONタイマー通知はメール送信通知としての機能も持つ。
1.3.1 メール送信検知部201
メール送信検知部201は、メールが送信されたか否かを確認し、メールの送信を確認すると、メールプロパティ確認部202へ、メール送信通知を出力する。
1.3.2 メールプロパティ確認部202
メールプロパティ確認部202は、メール送信検知部201からメール送信通知が入力されると、メールのプロパティを確認する。その際、メールプロパティ確認部202は、メッセージデータベース206内の最新のメールが、所定条件データベース207内の所定条件ファイルF800(図8)の内容を満たすか否かを確認する。最新のメールの宛先が所定条件ファイルF800に記録された所定の宛先と同じであり、かつ、最新のメールの送信時刻が所定条件ファイルF800に記録された所定の時間帯内であれば、所定条件が満たされる。メールプロパティ確認部202は、所定条件が満たされた場合、サーバ通知部203へメール送信通知を出力する。なお、所定条件ファイルF800に所定の宛先が複数記録されている場合、最新のメールの宛先が、複数記録された所定の宛先のうちの少なくとも1つの宛先と同じであれば、メールプロパティ確認部202は、最新のメールは、宛先について所定の条件を満たすと判定する。
1.3.3 サーバ通知部203
サーバ通知部203は、通信部204を介してサーバ100から生活パターンファイルF500を受信した際、生活パターンファイルF500を生活パターンデータベース210へ格納する。また、サーバ通知部203は、メールプロパティ確認部202からメール送信通知が入力されると、生活パターンデータベース210内の生活パターンファイルF500を基にONタイマー通知を生成し、通信部204を介してサーバ100へ送信する。
1.3.4 通信部204
通信部204は、サーバ100へ家電機器300、400、または500の制御を開始する制御開始通知を送信する。また、通信部204は、サーバ100から生活パターンファイルF500を受信する。
1.3.5 タイマー205
タイマー205は、現在時刻をカウントする。タイマー205は、メール送信検知部201が送信されたメールの送信日時を取得するために用いられる。
1.3.6 メッセージデータベース206
メッセージデータベース206は、携帯端末200が送受信したメールを格納する。
1.3.7 所定条件データベース207
所定条件データベース207は、ユーザが予め設定した所定の時間帯を示す情報と宛先を示す情報とが記録された所定条件ファイルF800を格納する。図8は所定条件ファイルF800の一例を示す図である。所定条件ファイルF800は、所定の宛先情報を登録する第1データベース、および所定の時間帯を登録する第2データベースの一例である。なお、本実施の形態では、第1、第2データベースを1つの所定条件ファイルF800に集約させたが、これは一例であり、所定条件ファイルF800を2つに分け、一方に、所定の宛先情報を登録させ、もう一方に所定の時間帯を登録させてもよい。図8の所定条件ファイルF800の例では、所定の時間帯として「18:00−20:00」が記録され、所定の宛先として妻Bのメールアドレスと娘Cのメールアドレスとが記録されている。
1.3.8 生活パターンデータベース210
生活パターンデータベース210は、通信部204を介してサーバ100から受信した生活パターンファイルF500を格納する。
1.3.9 条件設定部211
条件設定部211は、携帯端末200がサーバ100へメール送信通知を送信するための所定の条件として、ユーザが入力部212を用いて入力した情報が記録された所定条件ファイルF800を生成し、所定条件データベース207に格納する。図9Aは、ユーザが所定の条件を入力する際に用いる所定条件設定画面G900の一例を示す図である。所定条件設定画面G900には、所定の宛先を入力するための宛先入力欄R901および所定の時間帯を入力するための時間帯入力欄R902とが設けられている。ユーザは、宛先入力欄R901において所定の宛先を入力し、時間帯入力欄R902において所定の時間帯を入力する。このとき、ユーザは、所定の宛先を、携帯端末200が備える電話帳に登録された宛先の中から選んで入力してもよいし、入力部212を操作して所定の宛先を直接入力してもよい。
図9Bは、入力後の所定条件設定画面G900の一例を示す図である。図9Bの例では、所定の宛先として妻Bが入力されたため、宛先入力欄R901には「妻B」と表示され、所定の時間帯として18:00−20:00が入力されたため、時間帯入力欄R902には、「18:00−20:00」と表示されている。
1.3.10 入力部212
入力部212は、携帯端末200がサーバ100へメール送信通知を送信するための所定の条件をユーザが入力した際、入力内容を条件設定部211へ出力する。
1.4 家電機器300
図10は、家電制御システム10における家電機器300の構成を示すブロック図である。家電機器400、500については、家電機器300と同じ構成のため、説明は省略する。家電機器300は、家電制御部301、サーバ通知部302、通信部303、タイマー304、および状態データベース305を備える。なお、家電制御部301、サーバ通知部302、およびタイマー304は、家電機器300内のコントローラ4がこれらの機能を備えることによって実装されてもよい。
1.4.1 家電制御部301
家電制御部301は、家電機器300がON、OFF、又はCOMPLETEの運転状態になるたびに、ON、OFF、COMPLETEの運転状態とその運転状態になった時刻とを、家電機器名と共にサーバ通知部302へ出力する。すなわち、家電制御部301は、家電機器300の運転状態が変化した時刻を示す情報及び変化後の運転状態を示す情報を、家電機器300の家電機器名と共にサーバ通知部302へ出力する。家電制御部301は、同時に、家電機器300の運転状態を状態データベース305に格納された状態ファイルF110(図11、図12)に記録する。
また、家電制御部301は、サーバ100による家電制御時に、サーバ100からON制御の信号を受信して家電機器300の稼動を始め、状態データベース305内の状態ファイルF110の状態をONに変更する。そして、家電制御部301は、OFF制御の信号を受信すると、家電機器300の稼動をOFFにし、状態データベース305内の状態ファイルF110の状態をOFFに変更する。なお、家電制御部301は、状態が変化するたびに、変化後の状態をサーバ通知部302へ出力する。
1.4.2 サーバ通知部302
サーバ通知部302は、家電制御部301から入力された家電機器300の変化後の運転状態を、通信部303を介してサーバ100へ送信する。
1.4.3 通信部303
通信部303は、家電機器300の運転状態が変化した時刻を示す情報および変化後の運転状態を示す情報をサーバ100へ送信する。また、通信部303は、ON制御通知、OFF制御通知をサーバ100から受信する。
1.4.4 タイマー304
タイマー304は、現在時刻をカウントする。タイマー304は、家電機器300の運転状態が変化した時刻を示す情報を、家電制御部301が取得するために用いられる。
1.4.5 状態データベース305
状態データベース305は、家電機器300の、家電機器名、運転状態(ON、OFF、又はCOMPLETE)、現在状態、および設定状態が記録された状態ファイルF110を格納する。図11、図12は、それぞれ、状態データベース305内の状態ファイルF110の一例を示す図である。
図11の例では、家電機器300が給湯器である場合の状態ファイルF110が示されている。図11の例では、運転状態はONの運転状態であり、現在状態は、浴槽に水温30度の水が100リットル入っている状態であり、設定状態は、浴槽に水温39℃の水が160リットル入った状態であることが示されている。このとき、現在状態が設定状態に到達した場合、家電機器300の運転状態は、COMPLETEの運転状態に遷移する。
図12の例では、家電機器400がエアコンである場合の状態ファイルF110の一例が示されている。図12の例では、運転状態がONの運転状態であり、現在状態は、室温が8℃であることが示されている。暖房、冷房などの現在の運転モードの設定を示すフラグが立てられ、現在の運転モードの設定は暖房であることが示されている。暖房の設定状態は室温が20℃であり、風量が強であり、風向が自動風向であることが示されている。このとき、現在状態の示す室温が、設定状態の示す室温に到達した場合、家電機器400の運転状態はCOMPLETEの運転状態へ遷移する。
1.5 家電制御システム10の動作
家電制御システム10の動作は、3つの動作、具体的には、条件設定と、生活パターンファイルF500の生成と、生成した生活パターンファイルF500に基づく家電制御とが含まれる。条件設定とは、携帯端末200がサーバ100へメール送信通知を送信するための所定の条件をユーザが設定した際、入力内容を所定条件データベース207へ格納する動作を指す。生活パターンファイルF500の生成では、日々のユーザの家電機器300等のONおよびOFFのタイミング等が分析され、ユーザの生活パターンファイルF500が生成されて、サーバ100の生活パターンデータベース109に格納される。生成した生活パターンファイルF500に基づく家電制御では、生成された生活パターンファイルF500に基づき、サーバ100によって、家電機器300等が制御される。以下で、3つの動作について図面を参照しながら説明する。
1.5.1 条件設定
図13は、家電制御システム10の条件設定の動作を示すフローチャートである。
携帯端末200は、メッセージ送受信アプリケーション215を起動する(S801)。そして、携帯端末200の条件設定部211は、入力部212を通じてユーザの入力を受け、所定の宛先を設定する(S802)。また、携帯端末200の条件設定部211は、入力部212を通じてユーザの入力を受け、所定の時間帯を設定する(S803)。最後に、携帯端末200の条件設定部211は、設定内容が記録された所定条件ファイルF800を所定条件データベース207に格納する(S804)。
1.5.2 生活パターンファイルの生成
家電制御システム10におけるメール送信時の生活パターンファイルF500が生成される動作について図14に示すシーケンス図を用いて説明する。また、メール送信後の動作を図18、図19に示すシーケンス図を用いて説明する。なお、図14では、携帯端末200がメールを送信してから家電機器の運転状態が記録されるように説明されているが、1日の家電機器の運転状態のすべてが記録されてもよい。
図14は、メール送信時の生活パターンファイルF500の生成の動作を示すシーケンス図である。サーバ100の分析部102は、携帯端末200からのメール送信の時刻を収集し、生活パターンを分析する。
携帯端末200は、メッセージ送受信アプリケーション215を起動する(S1001)。携帯端末200のメール送信検知部201は、メールが送信されたか否かを確認する(S1002)。メールが送信されていない場合(S1002のNO)、携帯端末200は、再度、S1002において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの送信が確認された場合(S1002のYES)、メールプロパティ確認部202は、送信されたメールの宛先が所定条件ファイルF800に記録された所定の宛先か否かを確認する(S1003)。
送信されたメールの宛先が所定の宛先でない場合(S1003のNO)、携帯端末200は、再度、S1002において、メールが送信されたか否かを確認する。宛先が所定の宛先である場合(S1003のYES)、メールプロパティ確認部202は、タイマー205が計時する現在時刻をメールの送信時刻として取得する(S1004)。そして、メールプロパティ確認部202は、メールの送信時刻が所定条件ファイルF800に記録された所定の時間帯内であるか否かを確認する(S1005)。このとき、メールプロパティ確認部202は、S1004で取得した現在時刻と所定条件ファイルF800に記録された所定の時間帯とを比較する。
S1004で取得した現在時刻が所定の時間帯内の時刻でない場合(S1005のNO)、携帯端末200は、再度、S1002において、メールが送信されたか否かを確認する。現在時刻が所定の時間帯内である場合(S1005のYES)、携帯端末200のサーバ通知部203は、メール送信通知をサーバ100へ送信する(S1006)。
サーバ100の収集部101は、携帯端末200からメール送信通知があったか否かを確認する(S1007)。ここで、携帯端末200からサーバ100へ送信されるメール送信通知のデータ構成の一例を図15に示す。
図15は、家電制御システムにおいて、装置間で送受される通知データ1500のデータ構成の一例を示す図である。図15の上段は、通知データ1500の一般的なデータ構成を示し、図15の下段はメール送信通知として使用される通知データ1500のデータ構成を示している。
図15の上段に示されるように、本家電制御システムで用いられる通知データ1500は、「機器名」、「通知の種類」、および「時刻」を備える。「機器名」には通知データ1500の送信元の機器名が記載される。ここでは、機器として家電機器および携帯端末200が含まれるため、「機器名」としては家電機器の識別子や携帯端末の識別子が記載される。「通知の種類」には通知データ1500の種類が記載され、「時刻」には通知データ1500の送信時刻が記載される。ここで、図15の下段では、18:10に送信されたメール送信通知が示されている。そのため、「家電機器名」に「携帯端末」、「通知の種類」に「メール送信」、「時刻」に「18:10」が記載されている。
サーバ100の収集部101は、携帯端末200からメール送信通知を受信していない場合(S1007のNO)、処理をS1007に戻し、再びメール送信通知を受信したか否かを確認する。携帯端末200からメール送信通知を受信した場合(S1007のYES)、携帯端末200及びサーバ100は、ファイル書き込み処理を行う(S1008)。ファイル書き込み処理とは、日別家電制御データベース108内の日別家電制御ファイルF400に家電機器の状態の変化と変化が起きた時間とを書き込む処理のことである。
図16は、ファイル書き込み処理を示すフローチャートである。
サーバ100の収集部101は、一日の終了条件を満たしたか否かを確認する(S1101)。一日の終了条件を満たしている場合(S1101のYES)、収集部101は、その日一日の日別家電制御ファイルF400への記録を終了する(S1102)。そして、収集部101は、日別家電制御データベース108に本日の日別家電制御ファイルF400を作成し(S1104)、処理はS1105に進む。
一日の終了条件を満たしていない場合(S1101のNO)、収集部101は、本日分の日別家電制御ファイルF400が日別家電制御データベース108にあるか否かを確認する(S1103)。本日分の日別家電制御ファイルF400が日別家電制御データベース108にない場合(S1103のNO)、収集部101は、日別家電制御データベース108内に本日の日別家電制御ファイルF400を作成する(S1104)。これにより、一日分の機器の運転状態を記録するための日別家電制御ファイルF400が生成される。
本日分の日別家電制御ファイルが日別家電制御データベース108にある場合(S1103のYES)、或いは、日別家電制御データベース108に本日分の日別家電制御ファイルを作成した後(S1104)、収集部101は、通知データ1500を送信した機器を判断する(S1105)。
例えば、図15に示されるように、通知データ1500に含まれる「機器名」および「通知の種類」に記載された情報から、収集部101は、通知データ1500を送信した機器および運転状態を判断する。通知データ1500に含まれる「機器名」には、各機器に付与されたIDのような識別子が記載されるようにしてもよい。収集部101は、日別家電制御データベース108内の本日の日別家電制御ファイルF400に通知データ1500を送信した機器の、「機器名」、「運転状態(メール送信、ON、OFF、又はCOMPLETE)」、および「時刻」を記録する(S1106)。これにより、図4に示すような日別家電制御ファイルF400が生成される。
図17Aは、ユーザAの生活例を示す図である。図17Aに示されるように、ユーザAの帰宅時間は、早いときには19:00頃であり、遅いときには21:00頃である。毎日、乗換駅のS駅で乗り換える際に、ユーザAは、妻Bもしくは娘Cにメールをする。S駅から自宅の最寄り駅T駅までは電車で30分、その後、自宅までは徒歩で15分かかる。妻Bは、ユーザAの帰宅時刻を計算し、ユーザAの帰宅後の行動に合わせ家電機器を制御する。
図17Bに帰宅が早い日の例を示す。ユーザAは、18:10にS駅から妻Bにメールを送信する。そして、妻Bは、18:35に給湯器をオンにし、お風呂のお湯を張る。そして、妻Bは、18:45に炊飯器でご飯を炊き始める。ユーザAは18:55に帰宅し、19:00に入浴する。19:30、ユーザAの入浴が終わると同時にご飯が炊ける。そして、19:35、夕食を摂る。
図18、図19は、メール送信後の生活パターンファイルF500の生成の動作を示すシーケンス図である。サーバ100の分析部102は、家電機器300等から、ON、OFF、およびCOMPLETEの状態と、各状態に変化した時刻とを収集し、生活パターンを分析する。ここでは、分析部102が家電機器300からデータを収集する場合を例に挙げて説明する。
家電機器300の家電制御部301は、運転状態の変化があったか否かを確認する(S1201)。運転状態とは、ON、OFF、およびCOMPLETEのいずれかである。運転状態の変化がない場合(S1201のNO)、家電制御部301は、S1201において、再び状態の変化があったか否かを確認する。運転状態の変化があった場合(S1201のYES)、家電制御部301は、「機器名」と変化後の「運転状態」と、変化した時刻とを含む通知データ1500をサーバ100へ通知する(S1202)。そして、家電制御部301は、状態データベース305内の状態ファイルF110の状態を変化後の状態に変更する(S1203)。
図20は、家電機器300からサーバ100へ送信される通知データ1500のデータ構成の一例を示す図である。家電機器300からサーバ100へ送信される通知データ1500は、携帯端末200からサーバ100へ送信される通知データ1500(図15)と同様、「機器名」、「通知の種類」、および「時刻」を備える。図20の上段の例では、18:35に給湯器がONされた場合の通知データ1500が示されている。そのため、「家電機器名」に「給湯器」、「通知の種類」に「ON」、「時刻」に「18:35」が記載されている。また、図20の下段の例では、18:45に炊飯器がONされた場合の通知データ1500が示されている。そのため、「機器名」に「炊飯器」、「通知の種類」に「ON」、「時刻」に「18:45」が記載されている。
図18に戻り、サーバ100の収集部101は、通信部106が家電機器300から通知データ1500を受信したか否かを確認する(S1204)。家電機器300から通知データ1500を受信しなかった場合(S1204のNO)、収集部101は、処理をS1204に戻し、再び家電機器300から通知データ1500が送信されたか否かを確認する。家電機器300から通知データ1500が送信された場合(S1204のYES)、収集部101は、所有家電データベース107内の所有家電ファイルF300において、通知データ1500を送信した家電機器300の運転状態を変更する(S1205)。
次に、収集部101は、ファイル書き込み処理(図16)を行う(S1008)。次に、収集部101は、一定の日数の日別家電制御ファイルF400を収集できたか否かを確認する(S1207)。一定の日数の日別家電制御ファイルF400を収集できていない場合(S1207のNO)、処理がS1204に戻る。一定の日数の日別家電制御ファイルが収集できた場合(S1207のYES)、サーバ100の分析部102は、パターン分析処理を行う(S1208)。そして、分析部102は、パターン分析処理によって作成した生活パターンファイルF500を携帯端末200へ送信する(S1209)。
携帯端末200のサーバ通知部203は、サーバ100から送信された生活パターンファイルF500を生活パターンデータベース210へ格納する(S1210)。
図21は、図19に示すパターン分析処理を示すフローチャートである。
サーバ100の分析部102は、日別家電制御データベース108内の日別家電制御ファイルF400を基に、生活パターンを分析する(S1301)。そして、分析結果から生活パターンファイルF500を生成し、生活パターンデータベース109に格納する(S1302)。
以下、図4に示す日別家電制御ファイルF400を用いて、生活パターンファイルF500の生成の具体例を説明する。図4では、2013年2月21日の日別家電制御ファイルF400が示されているが、このような日別家電制御ファイルF400が一定の日数分収集された場合、パターン分析処理が実行される。まず、分析部102は、一定の日数分の日別家電制御ファイルF400が収集されると、収集された日別家電制御ファイルF400のそれぞれから、メールの送信時刻を基準としたときの制御開始時間と、COMPLETE所要時間とを求める。図4の例では、給湯器は、メールの送信時刻が18:10であり、ONした時刻が18:35であるため、制御開始時間が25分と算出される。また、給湯器は、ONした時刻が18:35であり、COMPLETEになった時刻が18:55であるため、COMPLETET所要時間が20分と算出される。また、炊飯器は、メールの送信時刻が18:10であり、ONした時刻が18:45であるため、制御開始時間が35分と算出される。また、炊飯器は、ONした時刻が18:45であり、COMPLETEになった時刻が19:30であるため、COMPLETET所要時間が45分と算出される。また、照明2は、メールの送信時刻が18:10であり、ONした時刻が19:00であるため、制御開始時間が50分と算出される。
次に、分析部102は、家電機器別にCOMPLETE所要時間と制御開始時間との頻度を求める。そして、分析部102は、頻度が最大となるCOPLETE所要時間および制御開始時間を図5に示す生活パターンファイルF500に書き込む。図5の例では、給湯器および炊飯器について、頻度が最大となるCOMPLETE所要時間および制御開始時間がそれぞれ書き込まれている。
1.5.3 生成した生活パターンファイルに基づく家電制御
図22は、家電制御システム10において、生成した生活パターンファイルF500に基づく家電制御の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末200は、メッセージ送受信アプリケーション215を起動する(S1401)。そして、携帯端末200のメール送信検知部201は、メールが送信されたか否かを確認する(S1402)。メールの送信を確認できない場合(S1402のNO)、メール送信検知部201は、再び、S1402において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの送信が確認できた場合(S1402のYES)、携帯端末200のメールプロパティ確認部202は、送信されたメールの宛先が所定条件ファイルF800に記録された所定の宛先か否かを確認する(S1403)。送信されたメールの宛先が所定の宛先でない場合(S1403のNO)、携帯端末200は、再び、S1402において、メールが送信されたか否かを確認する。
宛先が所定の宛先である場合(S1403のYES)、メールプロパティ確認部202は、タイマー205が計時する現在時刻をメールの送信時刻として取得する(S1404)。そして、メールプロパティ確認部202は、メールの送信時刻が所定条件ファイルF800に記録された所定の時間帯内であるか否かを確認する(S1405)。メールの送信時刻が所定の時間帯内でない場合(S1405のNO)、携帯端末200は、再び、S1402において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの送信時刻が所定の時間帯内である場合(S1405のYES)、携帯端末200、サーバ100、および家電機器300は家電制御処理を行う(S1500)。
ここで、家電制御処理について、図23、図24に示すシーケンス図を用いて説明する。図23、図24は、家電制御処理を示すシーケンス図である。
携帯端末200の条件設定部211は、生活パターンファイルF500を参照し、制御する家電機器を抽出する(S1501)。次に、条件設定部211は、生活パターンファイルF500を参照し、抽出した家電機器の制御開始時間を抽出する(S1502)。そして、携帯端末200は、ONタイマー通知をサーバ100へ送信する(S1503)。
図25Aは、携帯端末200からサーバ100へ送信されるONタイマー通知2500のデータ構成の一例を示す図である。ONタイマー通知2500は制御コマンドの一例である。図25Aの上段はONタイマー通知2500の一般的なデータ構成を示し、図25Aの下段は給湯器を25分後にONする場合のONタイマー通知2500のデータ構成を示している。
ONタイマー通知2500は、「機器名」、「通知の種類」、「制御開始時間」、「設定温度」、および「ON制御する家電機器」を備える。「機器名」には、送信元の家電機器名が記載される。「通知の種類」には、本通知の種類を示す情報が記載される。ここでは、ONタイマー通知であるため、「通知の種類」には「ONタイマー通知」と記載される。「制御開始時間」には、何分後に制御を開始するかを示す時間が記載される。「設定温度」には、浴槽に給水される水の温度が記載される。「ON制御する家電機器」には、制御される家電機器、つまり、ONタイマー通知2500を受信する家電機器が記載される。図15の下段には、携帯端末200から送信される給湯器を25分後にONし、39度の水を給水するONタイマー通知2500が示されている。そのため、「家電機器名」に「携帯端末」、「通知の種類」に「ONタイマー通知」、「制御開始時間」に「25」、「設定温度」に「39℃」、「ON制御する家電機器」に「給湯器」が記載されている。
図23に戻り、サーバ100の設定部104は、携帯端末200からONタイマー通知が送信されたか否かを確認する(S1504)。ONタイマー通知の送信を確認できなかった場合(S1504のNO)、サーバ100は、再び、S1504において、ONタイマー通知があったか否かを確認する。ONタイマー通知の送信を確認できた場合(S1504のYES)、設定部104は、タイマー105が計時する現在時刻を取得する(S1505)。そして、サーバ100は、S1505で取得した現在時刻からONタイマー通知の「制御開始時間」が示す制御開始時間後に、ONタイマー通知の「ON制御する家電機器」が示す家電機器へ、ON制御の信号を送信する(S1506)。図25Aの下段のONタイマー通知2500の例では、設定部104は、S1505で取得した現在時刻から25分後に給湯器にON制御の信号を送信する。なお、所有家電ファイルF300において、予め各家電機器の通信アドレスを記録させておき、設定部104は、所有家電ファイルF300から給湯器の通信アドレスを特定すればよい。さらに、設定部104は、所有家電データベース107の所有家電ファイルF300の家電機器300の状態をONに変更する(S1507)。上記の給湯器の例では、図3に示す所有家電ファイルF300の給湯器の運転状態が「OFF」から「ON」に変更される。
家電機器300の家電制御部301は、ON制御の信号を通信部303を通じて受信し、家電機器300をONする(S1508)。家電機器300は、ON制御完了通知をサーバ100へ送信する(S1509)。そして、家電機器300は、状態データベース305内の状態ファイルF110(図11、図12)の状態をONに変更する(S1510)。図11の状態ファイルF110の例では、「運転状態」がONに変更され、現在状態(現在水位、現在温度)が例えば、(0リットル、25℃)に変更される。
次に、サーバ100の設定部104は、家電機器300から受信したON制御完了通知を携帯端末200へ送信する(S1511)。
図26は、家電機器300からサーバ100へ送信される通知データ2600のデータ構成の一例を示す図である。図26の上段は、通知データ2600の一般的なデータ構成を示し、図26の下段は、給湯器がONされる場合の通知データ2600のデータ構成を示している。通知データ2600は、「家電機器名」および「通知の種類」を備える。「家電機器名」には制御対象の家電機器名が記載され、「通知の種類」には通知データ2600の種類を示すデータが記載される。図26の下段では、給湯器がONされる場合の通知データ2600が示されている。そのため、「家電機器名」に「給湯器」が記載され、「通知の種類」に「ON制御完了」が記載されている。
携帯端末200の通信部204は、サーバ100からON制御完了通知を受信し、ON制御完了通知の通知画面をディスプレイに表示する(S1512)。
ON制御完了通知を受信した携帯端末200は、例えば、ユーザへの確認として、メールの送信が完了したことを示す情報と、生成した生活パターンファイルF500に基づく家電制御の開始を示す情報とが表示された確認画面をディスプレイに表示してもよい。図27Bは、確認画面G272の一例を示す図である。例えば、メールの送信時刻を契機に、お湯張りを始めるように生活パターンファイルF500が生成されており、その生活パターンファイルF500に基づいて家電制御が行われる場合を想定する。この場合、携帯端末200が所定の条件を満たすメールを送信した後、制御開始時間が到来した際、ディスプレイには図27Bに示す確認画面G272が表示される。確認画面G272の上部に「メール送信完了」と記載され、ユーザにメールの送信が完了したことが明示されている。「メール送信完了」の下側には、「お湯張りを開始しました。20分後(18:55頃)にお風呂に入れます。中止しますか?」と記載された表示欄R271が表示されている。この表示欄R271の記載によりユーザに家電制御を開始してよいか否かを問いかける。
表示欄R271には、「はい」のボタンB273および「いいえ」のボタンB274が配置されている。ユーザは、表示欄R271に記載された家電制御に同意する場合「はい」のボタンB273を押し、同意しない場合は「いいえ」のボタンB274を押す。これにより、家電制御を行うか否かをユーザに確認してから、家電制御を行うことができ、ユーザの意に反した家電制御が行われることが防止される。なお、携帯端末200に確認画面G272を表示させるか否かは、事前にユーザに選択させるようにしてもよい。確認画面G272を表示させないことがユーザにより事前に選択された場合、家電機器の制御開始時に、確認画面G272が表示されることなく、生活パターンファイルF500にしたがった家電制御が自動的に開始される。
1.6 実施の形態1の効果
実施の形態1では、ユーザの生活パターンを分析し、帰宅前後の家電機器をONする時刻や家電機器のCOMPLETE所要時間が計測され、ユーザの生活パターンに合わせた家電制御が開始されている。このとき、家電制御の開始の契機として、ユーザが帰宅の際に家族に対して慣習的に行うメールの送信というユーザの行動が利用されている。これにより、ユーザは、帰宅の際に必ず行う一つの行動によって、手間なく効率的に、帰宅後の行動に合わせて必要な家電機器をON制御することができる。
以上、実施の形態1では、帰宅の際に必ず行う一つの行動を利用してユーザの生活パターンに合わせた家電制御を開始することができる。そのため、ユーザの家電制御の手間を省け、ユーザは効率的に行動することができる。
また、実施の形態1では、携帯端末200が生活パターンファイルF500を有するため、携帯端末200は、生活パターンファイルF500の内容に基づいて、サーバ100にONタイマー通知を送信するだけで、家電機器を遠隔制御できる。したがって、実施の形態1では、帰宅の際に必ず行う一つの行動を利用してユーザの生活パターンに合わせた家電機器の遠隔制御を、携帯端末200を用いて実現できる。
2.実施の形態2
以下、実施の形態2の家電制御システム10aについて図面を参照しながら説明する。上記実施の形態1では、家電機器の制御開始の契機となるメールが満たす所定の条件として、メールの宛先とメール送信の時間帯とが採用されていた。実施の形態2では、家電機器の制御開始の契機となるメールが満たす所定の条件として、メールの文中のキーワードとメール送信の時間帯とが採用される。図27Aに示すメール画面G271を例に挙げて説明する。所定の条件としての所定のキーワードが「帰る」、所定の条件としての所定の時間帯が「18:00−20:00」であったとする。メール画面G271が示すメールには、文中に「帰る」というキーワードが含まれ、送信時刻が「18:10」である。そのため、このメールは所定の条件を満たすことになり、家電機器の制御開始の契機となる。
2.1 家電制御システム10aの全体構成
図28は、実施の形態2の家電制御システム10aの全体構成を示す図である。家電制御システム10aは、実施の形態1と同様の、サーバ100および家電機器300〜500と、実施の形態1と異なる携帯端末200aとを備える。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。
2.2 携帯端末200aの構成
図29は、家電制御システム10aにおける携帯端末200aの構成を示すブロック図である。携帯端末200aにおいて、実施の形態1との相違点は、メールプロパティ確認部202a、条件設定部211a、および所定条件データベース207aにある。なお、メール送信検知部201、サーバ通知部203、タイマー205、メールプロパティ確認部202a、および条件設定部211aは、携帯端末200a内のコントローラ3aがこれらの機能を備えることによって実装されてもよい。本実施形態において、携帯端末200aは、携帯情報端末の一例に相当する。
2.2.1 メールプロパティ確認部202a
メールプロパティ確認部202aは、メール送信検知部201からメール送信通知が入力されると、メールのプロパティを確認する。その際、メールプロパティ確認部202aは、メッセージデータベース206内の最新のメールが、所定条件データベース207a内の所定条件ファイルF801(図30)の内容を満たすか否かを確認する。メールの文中に所定のキーワードが含まれ、かつ、送信時刻が所定の時間帯内であれば、所定の条件が満たされる。所定の条件が満たされた場合、メールプロパティ確認部202aは、サーバ通知部203へメール送信通知を出力する。
2.2.2 所定条件データベース207a
所定条件データベース207aは、ユーザが予め設定した所定のキーワードと所定の時間帯とを記憶した所定条件ファイルF801を格納する。図30は、所定条件ファイルF801の一例を示す図である。図30では、所定のキーワードが「帰る」、所定の時間帯が「18:00−20:00」とされている。
2.2.3 条件設定部211a
条件設定部211aは、携帯端末200aがサーバ100へメール送信通知を送信するための所定の条件として、ユーザが入力部212を用いて入力した情報が記録された所定条件ファイルF801を生成し、所定条件データベース207aに格納する。図31Aは、ユーザが所定の条件を入力する際に用いる所定条件設定画面G910の一例を示す図である。所定条件設定画面G910には、所定のキーワードを入力するためのキーワード入力欄R911および所定の時間帯を入力するための時間帯入力欄R912とが設けられている。ユーザは、キーワード入力欄R911において所定のキーワードを入力し、時間帯入力欄R912において所定の時間帯を入力する。このとき、ユーザは、所定のキーワードを、入力部212を操作して直接入力する。
図31Bは、入力後の所定条件設定画面G910の一例を示す図である。図31Bの例では、所定のキーワードとして「帰る」が入力されたため、キーワード入力欄R911には「帰る」と表示され、所定の時間帯として18:00−20:00が入力されたため、時間帯入力欄R912には、「18:00−20:00」と表示されている。
2.3 家電制御システム10aの動作
家電制御システム10aの動作は、実施の形態1と同様、3つの動作、具体的には、条件設定と、生活パターンファイルの生成と、生成したパターンに基づく家電制御とが含まれる。生活パターンファイルの生成については、実施の形態1と同様の処理であるため、説明を省略し、以下では、条件設定と、生成した生活パターンファイルに基づく家電制御とについて、図面を参照しながら説明する。
2.3.1 条件設定
図32は、家電制御システム10aの条件設定の動作を示すフローチャートである。
携帯端末200aは、メッセージ送受信アプリケーション215を起動する(S2001)。そして、携帯端末200aの条件設定部211aは、入力部212を通じてユーザの入力を受け、所定のキーワードを設定する(S2002)。また、携帯端末200aの条件設定部211aは、入力部212を通じてユーザの入力を受け、所定の時間帯を設定する(S2003)。最後に、携帯端末200aの条件設定部211aは、設定内容が記録された所定条件ファイルF801を所定条件データベース207aに格納する(S2004)。
2.3.2 生成した生活パターンファイルに基づく家電制御
図33は、家電制御システム10aにおいて、生成した生活パターンファイルF500に基づく家電制御の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末200aは、メッセージ送受信アプリケーション215を起動する(S2101)。そして、携帯端末200aのメール送信検知部201は、メールが送信されたか否かを確認する(S2102)。メールの送信を確認できない場合(S2102のNO)、メール送信検知部201は、再び、S2102において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの送信が確認できた場合(S2102のYES)、携帯端末200aのメールプロパティ確認部202aは、メールの文中に所定のキーワードが含まれるか否かを確認する(S2103)。
メールの文中に所定のキーワードが含まれない場合(S2103のNO)、携帯端末200aは、再び、S2102において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの文中にキーワードが含まれる場合(S2103のYES)、メールプロパティ確認部202aは、タイマー205が計時する現在時刻をメールの送信時刻として取得する(S2104)。そして、メールプロパティ確認部202aは、メールの送信時刻が所定条件ファイルF801に記録された所定の時間帯内であるか否かを確認する(S2105)。メールの送信時刻が所定の時間帯内でない場合(S2105のNO)、携帯端末200aは、再び、S2102において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの送信時刻が所定の時間帯内である場合(S2105のYES)、携帯端末200a、サーバ100、および家電機器300は、家電制御処理を行う(S1500)。家電制御処理は、実施の形態1と同様である。
2.4 実施の形態2の効果
実施の形態1では、家電制御の開始の契機となる所定の条件として、メールの宛先とメール送信の時間帯とが採用されていた。実施の形態2では、家電制御の開始の契機となるメールが満たす所定の条件として、メールの文中のキーワードとメール送信の時間帯とが採用されている。これにより、ユーザが帰宅の際、いつも同じメールを定型文として送信するような場合に、メールの文中に所定のキーワードが含まれれば、このメールの送信を契機に家電制御が開始できる。
また、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、携帯端末200aも生活パターンファイルF500を有している。これにより、携帯端末200aは、生活パターンファイルF500の内容に基づいて、サーバ100にONタイマー通知を送信するだけで、家電機器を遠隔制御できる。
以上、実施の形態2では、帰宅の際、慣習的に同じ定型文を含むメールを家族に対して送信する場合、メールの文中に所定のキーワードが含まれれば、このメールの送信を契機に家電機器の制御を開始できる。また、実施の形態1と同様、帰宅の際に必ず行う一つの行動を利用して、ユーザの生活パターンに合わせた家電機器の遠隔制御を、携帯端末200aを用いて行うことができる。
3.実施の形態3
以下、実施の形態3の家電制御システム10bについて図面を参照しながら説明する。実施の形態1では、家電制御の開始の契機となるメールが満たす所定の条件として、所定の宛先と所定の時間帯とが採用されていた。また、実施の形態2では、家電制御の開始の契機となるメールが満たす所定の条件として、所定のキーワードと所定の時間帯とが採用されていた。実施の形態3では、携帯端末200bは所定条件データベース207、207aを持たず、メールの文中にある場所を示すキーワードを探索し、その場所の位置から自宅までの帰宅所要時間を計測し、家電制御を開始する。
3.1 家電制御システム10bの全体構成
図34は、実施の形態3の家電制御システム10bの全体構成を示す図である。家電制御システム10bは、実施の形態1と同様の、家電機器300、家電機器400、および家電機器500と、実施の形態1、2とは異なるサーバ100aおよび携帯端末200bとを備える。なお、本実施の形態において、実施の形態1、2と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。
3.2 サーバ100aの構成
図35は、家電制御システム10bにおけるサーバ100aの構成を示すブロック図である。サーバ100aにおいて、実施の形態1との相違点は、分析部102a、設定部104a、および生活パターンデータベース109aにある。なお、収集部101、抽出部103、タイマー105、分析部102a、および設定部104aは、サーバ100a内のコントローラ1aがこれらの機能を備えることによって実装されてもよい。また、所有家電データベース107、日別家電制御データベース108、および生活パターンデータベース109aは、サーバ100a内のメモリ2aがこれらのデータベースを備えればよい。
3.2.1 分析部102a
分析部102aは、実施の形態1と同様、日別家電制御データベース108内の日別家電制御ファイルF400を基に、ユーザの生活パターンを分析し、生活パターンファイルを生成する。本実施の形態では、分析部102aにより図36に示す生活パターンファイルF501が生成される。そして、分析部102aは、生成した生活パターンファイルF501を生活パターンデータベース109aに格納する。生活パターンファイルF501については、3.2.3にて詳細が説明される。
3.2.2 設定部104a
設定部104aは、実施の形態1と同様、抽出部103から入力された生活パターンファイルF501と携帯端末200bから送信されるONタイマー通知とを基に、家電機器をONする。また、設定部104aは、実施の形態1と同様、携帯端末200から中断通知および再開通知を受信し、家電機器をOFFおよびONする。
3.2.3 生活パターンデータベース109a
生活パターンデータベース109aは、分析部102により生成される生活パターンファイルF501を格納する。図36は、実施の形態3における生活パターンファイルF501の一例を示す図である。生活パターンファイルF501において、実施の形態1との相違点は、制御開始時間が省かれ、各家電機器のCOMPLETE所要時間のみが記録されている点、およびCOMPLETE所要時間として、メールの送信時刻から家電機器がCOMPLETEになるまでの所要時間が採用されている点にある。図36の生活パターンファイルF501の例では、給湯器および炊飯器のそれぞれについて、COMPLETE所要時間が記録されている。ここでは、給湯器および炊飯器のCOMPLETE所要時間として、それぞれ、「20分」および「45分」が記録されている。なお、生活パターンファイルF501において、制御開始時間が省かれているのは、本実施の形態では、帰宅所要時間から家電機器の制御開始時間が算出されるからである。
3.3 携帯端末200bの構成
図37は、実施の形態3の家電制御システム10bにおける携帯端末200bの構成を示すブロック図である。携帯端末200bにおいて、実施の形態1、2との相違点は、所定条件データベース207、207aが省かれる点、およびメールプロパティ確認部202bが設けられている点にある。また、携帯端末200bは、さらに、ユーザ情報データベース208および地名情報データベース209を備える。なお、メール送信検知部201、タイマー205、メールプロパティ確認部202b、およびサーバ通知部203は、携帯端末200b内のコントローラ3bがこれらの機能を備えることによって実装されてもよい。本実施形態において、携帯端末200bは、携帯情報端末の一例に相当する。
3.3.1 メールプロパティ確認部202b
メールプロパティ確認部202bは、メール送信検知部201からメール送信通知が入力されると、メールのプロパティを確認する。その際、メールプロパティ確認部202bは、メッセージデータベース206内の最新のメールの文中に、場所を示す単語が含まれるか否かを確認する。場所を示す単語が含まれていれば、メールプロパティ確認部202bは、その場所から、ユーザ情報データベース208に格納されたユーザ情報ファイルに記録されたユーザの自宅までの帰宅所要時間を計算する。そして、メールプロパティ確認部202bは、計算した帰宅所要時間と生活パターンファイルF501に記録されたCOMPLETE所要時間とを用いて家電機器の制御開始時間を算出する。
3.3.2 ユーザ情報データベース208
ユーザ情報データベース208は、ユーザの住所を示す情報をユーザ情報ファイルとして格納する。
3.3.3 地名情報データベース209
地名情報データベース209は、地図にある地名を示す情報を格納する。
3.4 家電制御システム10bの動作
家電制御システム10bの動作は、2つの動作、具体的には、生活パターンファイルの生成と、生成した生活パターンファイルに基づく家電制御とが含まれる。生活パターンファイルの生成については、実施の形態1と同様の処理であるため、説明を省略し、以下では、生成した生活パターンファイルF501に基づく家電制御の動作について、図面を参照しながら説明する。
図38は、家電制御システム10bにおいて、生成した生活パターンファイルF501に基づく家電制御の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末200bは、メッセージ送受信アプリケーション215を起動する(S3001)。そして、携帯端末200bのメール送信検知部201は、メールが送信されたか否かを確認する(S3002)。メールの送信を確認できない場合(S3002のNO)、メール送信検知部201は、再び、S3002において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの送信が確認できた場合(S3002のYES)、携帯端末200bのメールプロパティ確認部202bは、地名情報データベース209に格納された地名情報ファイルを参照し、メールの文中に場所を示す単語が含まれるか否かを確認する(S3003)。
ここで、地名情報ファイルには、地図上の場所であって、特に、ユーザがメールの文中に記載する可能性の高い場所を示す単語が記録されている。したがって、メールプロパティ確認部202bは、地名情報ファイルに記録されたいずれかの単語がメールの文中に含まれていれば、メールの文中に場所を示す単語が含まれていると判断する。
メールの文中に場所を示す単語が含まれない場合(S3003のNO)、携帯端末200bは、再び、S3002において、メールが送信されたか否かを確認する。メールの文中に場所を示す単語が含まれる場合(S3003のYES)、メールプロパティ確認部202bは、単語から現在位置を判断する(S3004)。そして、メールプロパティ確認部202bは、現在位置から自宅までの帰宅所要時間を計算する(S3005)。
ここで、地名情報データベース209に格納された地名情報には地名と位置とが対応付けて記憶されている。位置としては、緯度および経度が採用されてもよいし、住所が採用されてもよい。そのため、メールプロパティ確認部202bは、単語に対応付けられた位置を現在位置として特定すればよい。
そして、メールプロパティ確認部202bは、帰宅所要時間を計算するサービスを提供する外部サーバに、現在位置と、ユーザの自宅の位置(住所又は緯度および経度)とを送信し、外部サーバに帰宅所要時間を算出させればよい。ここで、外部サーバは、例えば、公共交通機関の最適経路を探索するための路線探索システムや、地図上の最適経路を探索するための道路探索システムが実装されている。外部サーバは、受信したユーザの自宅の位置から道路探索システムを用いて最寄り駅を特定する。そして、現在位置が、例えば、電車の駅であれば、外部サーバは、現在位置を示す駅の駅名と最寄り駅とを路線探索システムに入力して、現在位置を示す駅から最寄り駅間での所要時間を算出する。そして、外部サーバは、最寄り駅と自宅の位置とを道路探索システムに入力し、最寄り駅から自宅までの例えば徒歩による所要時間を求める。そして、外部サーバは両所要時間を加算し、帰宅所要時間を算出し、携帯端末200に送信すればよい。
次に、メールプロパティ確認部202bは、S3005で算出した帰宅所要時間と、生活パターンファイルF501に記録された各家電機器のCOMPLETE所要時間とを用いて各家電機器の制御開始時間を算出する(S3006)。例えば、帰宅所要時間が10分と算出された場合、図36の例では、給湯器の制御開始時間は、20分−10分=10分と算出され、炊飯器の制御開始時間は、45分−10分=35分と算出される。そして、メールプロパティ確認部202bは、生活パターンデータベース210aに格納された生活パターンファイルF501に、算出した各家電機器の制御開始時間を記録すればよい。
次に、携帯端末200b、サーバ100a、および家電機器300は、家電制御処理を行う(S1500)。家電制御処理は、実施の形態1と同様である。
3.5 実施の形態3の効果
実施の形態1、実施の形態2では、家電制御の開始の契機となる所定の条件として、所定条件ファイルF800、F801に記録された所定の条件が用いられていた。実施の形態3では、メールの文中に含まれる場所を示す単語から帰宅所要時間が算出され、算出された帰宅所要時間を基に家電機器の制御開始時間が計算されている。これにより、帰宅時、ユーザがいつもと異なる場所からメールを送信したとしても、COMPLETE所要時間から帰宅所要時間を逆算して家電機器の制御開始時間を算出し、家電機器を制御できる。また、実施の形態3では、実施の形態1と同様に、携帯端末200bも生活パターンファイルF501を有している。これにより、携帯端末200bは、生活パターンファイルF501の内容に基づいて、サーバ100にONタイマー通知を送信するだけで、家電機器を遠隔制御できる。
以上、説明したように、実施の形態3では、帰宅時、いつもと異なる場所からメールを送信したとしても、帰宅後のユーザの行動に合わせて家電機器を制御できる。さらに、実施の形態1と同様に、帰宅の際に必ず行う一つの行動を利用して、ユーザの生活パターンに合わせた家電機器の遠隔制御を、携帯端末200b用いて行うことができる。
なお、上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現され得る。しかし、上記態様において説明された技術が実現されるクラウドサービスの類型はこれらに限られるものでない。
(サービスの類型1:自社データセンタ型クラウドサービス)
図40は、サービスの類型1(自社データセンタ型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。本類型では、サービスプロバイダ1020がグループ1000から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する。本類型では、サービスプロバイダ1020が、データセンタ運営会社の機能を有している。すなわち、サービスプロバイダ1020が、ビッグデータを管理するクラウドサーバ1011を保有している。したがって、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ1020は、データセンタ2003(クラウドサーバ)を運営および管理している。また、サービスプロバイダ1020は、オペレーティングシステムOS2002およびアプリケーション2001を管理する。サービスプロバイダ1020は、サービスプロバイダ1020が管理するOS2002およびアプリケーション2001を用いてユーザにサービスを提供する(矢印2004)。
(サービスの類型2:IaaS利用型クラウドサービス)
図41は、サービスの類型2(IaaS利用型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。ここで、IaaSとは、インフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1010が、データセンタ2003(クラウドサーバ)を運営および管理している。また、サービスプロバイダ1020は、OS2002およびアプリケーション2001を管理する。サービスプロバイダ1020は、サービスプロバイダ1020が管理するOS2002およびアプリケーション2001を用いてユーザにサービスを提供する(矢印2004)。
(サービスの類型3:PaaS利用型クラウドサービス)
図42は、サービスの類型3(PaaS利用型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。ここで、PaaSとは、プラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1010は、OS2002を管理し、データセンタ2003(クラウドサーバ)を運営および管理している。また、サービスプロバイダ1020は、アプリケーション2001を管理する。サービスプロバイダ1020は、データセンタ運営会社1010が管理するOS2002およびサービスプロバイダ1020が管理するアプリケーション2001を用いてユーザにサービスを提供する(矢印2004)。
(サービスの類型4:SaaS利用型クラウドサービス)
図43は、サービスの類型4(SaaS利用型クラウドサービス)における家電制御システムが提供するサービスの全体像を示す図である。ここで、SaaSとは、ソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。SaaS利用型クラウドサービスは、例えば、データセンタ(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(クラウドサーバ)を保有していない会社または個人などの利用者がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1010は、アプリケーション2001を管理し、OS2002を管理し、データセンタ(クラウドサーバ)2003を運営および管理している。また、サービスプロバイダ1020は、データセンタ運営会社1010が管理するOS2002およびアプリケーション2001を用いてユーザにサービスを提供する(矢印2004)。
以上、いずれのクラウドサービスの類型においても、サービスプロバイダ1020がサービスを提供する。また、例えば、サービスプロバイダまたはデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーションまたはビックデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
4.その他の変形例
なお、本発明を上記各実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記各実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)実施の形態1〜3では、家電機器の制御開始時間が到来したタイミングで、携帯端末のディスプレイに確認画面G272が表示されているが、携帯端末200がONタイマー通知をサーバに送信する前に携帯端末のディスプレイに確認画面G272が表示されてもよい。そして、ユーザから家電制御に対する同意が確認画面G272を通じて入力された場合に、携帯端末は、ONタイマー通知をサーバに送信すればよい。
この場合、ユーザの同意を得てからONタイマー通知が送信されて、タイマーによる計時が開始されるため、ユーザが家電制御の開始を欲していないとき、無駄な電力の消費を防止できる。
(2)実施の形態2において設定される所定のキーワードは、複数であってもよい。例えば、ユーザは、「上野」および「帰る」のように所定のキーワードを設定する。ここで、「上野」は、ユーザが帰宅時にいつもメールを送信する駅の駅名を示す。この場合、携帯端末は、メールの文中に複数のキーワードの全て或いは少なくとも1つが含まれていれば、所定の条件を満たすと判断すればよい。これにより、ユーザが帰宅時にいつも同じ駅からメールを送信するような場合、携帯端末は、受信したメールが家電機器の制御の開始の契機となるメールであるか否かをより正確に判断することができる。
(3)実施の形態2において、所定の条件としてメールの文中に使用されるキーワードが設定されているが、メールの本文そのものが、所定の条件として設定されてもよい。これにより、ユーザが帰宅時にいつも同じ定型文のメールを送信するような場合、キーワードを判断することなく、携帯端末は、受信したメールが所定の条件を満たすか否かを容易に判断できる。
(4)実施の形態1〜3において、家屋20にゲートウェイが設置されている場合、サーバが行う制御の一部を、ゲートウェイに担わせてもよい。例えば、生活パターンの分析はサーバに担わせ、家電機器の制御および家電機器の運転状態の管理はゲートウェイに担わせる態様が採用できる。これにより、サーバにおけるメモリの使用量および処理負担を軽減できる。
(5)実施の形態1、2において、所定の条件を確認する際、ユーザが、予め設定した時間帯が採用されているが、サーバがユーザの生活パターンを分析し、設定された所定の時間帯を更新してもよい。この場合、サーバは、メール送信通知の受信時刻を分析し、分析結果に基づいて、ユーザにより設定された所定の時間帯の前後に多少の幅を持たせて所定の時間帯を更新する。これにより、ユーザが、予め設定した時間帯の数分前に、メールを送信した場合にも、家電制御を開始できる。
(6)実施の形態1〜3では、日別家電制御ファイルの生成における一日の終了条件は、システム側が事前に設定したものが採用されているが、就寝時間などに合わせユーザが事前に設定したものが採用されてもよい。これにより、0:00より後に就寝するユーザであっても、ユーザの生活パターンを就寝時刻で区切ることができる。
(7)変形例(6)において、一日の終了条件を設定する際、ユーザの起床時刻および就寝時刻が規則的である場合、起床時刻と就寝時刻とで区切り、起床時刻から就寝時刻までの家電機器のデータを収集することで、日別家電制御ファイルは作成されてもよい。例えば、ユーザが、起床時刻「6:00」から就寝時刻「0:30」までを一日として設定する。これにより、生活パターンの分析に必要な家電機器の運転状態のみを収集できる。
(8)実施の形態1〜2において、ユーザにより予め設定された所定の時間帯が採用されているが、生活パターンの分析結果が普段のメール送信時刻のおおよその時刻を示す場合、所定の時間帯に幅を持たせてもよい。そして、メールの送信時刻が所定の時間帯外であっても、所定の時間帯からのずれが閾値以内であれば、携帯端末は、所定の時間帯内であると判断してもよい。これにより、所定の時間帯から多少ずれて送信されたメールを契機として家電制御を開始できる。
(9)実施の形態1〜3では、携帯端末はサーバを介して家電機器を制御しているが、家屋20にゲートウェイが設置されている場合、サーバに代えてゲートウェイを介して家電機器は制御されてもよい。これにより、携帯端末はサーバと接続することなく自宅の家電機器を制御できる。
(10)図25Aでは給湯器についてのONタイマー通知2500を示したが、他の家電機器についてのONタイマー通知2500は下記のようになる。図25Bは、各種家電機器のONタイマー通知2500のデータ構成の一例を示す図である。図25Bの1段目は、エアコンのONタイマー通知2500を示し、2段目は炊飯器のONタイマー通知2500を示し、3段目は電子レンジのONタイマー通知2500を示し、4段目は蒸気調理器のONタイマー通知2500を示す。
いずれのONタイマー通知2500にも送信元の家電機器名を示す「携帯端末」と、本通知がONタイマー通知であることを示す「ONタイマー通知」と、「制御開始時間」とが記録されている。また、エアコンのONタイマー通知2500には、エアコンの設定温度を示す「設定温度」と、送信先の家電機器名を示す「エアコン」とが記載されている。また、炊飯器、電子レンジ、および蒸気調理器のONタイマー通知2500には、送信先の家電機器名として、それぞれ、「炊飯器」、「電子レンジ」、および「蒸気調理器」が記載されている。なお、炊飯器、電子レンジ、および蒸気調理器においては、ユーザは、制御開始に先立って予め庫内に加工対象となる食材を配置しておけばよい。
(11)実施の形態1〜3においては、生活パターンファイルF500、F501は、1種類だけ作成されていたが、ユーザの生活パターンに合わせて複数種類作成されてもよい。例えば、平日および休日のそれぞれの生活パターンを示す生活パターンファイルが作成されてもよい。この場合、サーバ100の分析部102は、休日の日別家電制御ファイルF400を分析することで休日の生活パターンファイルを作成し、平日の日別家電制御ファイルF400を分析することで平日の生活パターンファイルを作成すればよい。そして、携帯端末200の条件設定部211は、所定の条件を満たすメールが送信された日付が所定の休日に該当する場合は、休日の生活パターンファイルを用いて家電機器を制御し、前記日付が所定の平日に該当する場合は、平日の生活パターンファイルを用いて家電機器を制御すればよい。
また、分析部102は、メールの送信時刻に応じて帰宅が早い時間帯と帰宅が遅い時間帯とに日別家電制御ファイルF400を分類し、帰宅が早い時間帯に属する日別家電制御ファイルF400を分析して帰宅が早い場合の生活パターンファイルを作成し、帰宅が遅い時間帯に属する日別家電制御ファイルF400を分析して帰宅が遅い場合の生活パターンファイルを作成してもよい。そして、携帯端末200の条件設定部211は、所定の条件を満たすメールの送信時刻が帰宅が早い時間帯に属する場合は、帰宅が早い場合の生活パターンファイルを用いて家電機器を制御し、前記送信時刻が遅い時間帯に該当する場合は、帰宅が遅い場合の生活パターンファイルを用いて家電機器を制御すればよい。なお、帰宅が早い時間帯は、例えば、平均帰宅時刻や帰宅時刻の中央値よりも早い時間帯が該当し、帰宅が遅い時間帯は、例えば、平均帰宅時刻や帰宅時刻の中央値よりも遅い時間帯が該当する。更に、時間帯の分類は早い場合と遅い場合との2つの分類に限られない。例えば、帰宅が早い時間帯、帰宅が普通の時間帯、帰宅が遅い時間帯というように3つ以上に時間帯は分類されてもよい。
(12)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、上記の各装置を構成する構成要素の各部は、個別に1チップ化されていても良いし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。
また、ここでは、システムLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
(13)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを備えるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(14)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(15)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本開示は、ネットワークを介して家屋内の家電機器を遠隔制御する機器システムにおいて有用である。
10 :家電制御システム
20 :家屋
40 :ネットワーク
100 :サーバ
101 :収集部
102 :分析部
103 :抽出部
104 :設定部
105 :タイマー
106 :通信部
107 :所有家電データベース
108 :日別家電制御データベース
109 :生活パターンデータベース
200 :携帯端末
201 :メール送信検知部
202 :メールプロパティ確認部
203 :サーバ通知部
204 :通信部
205 :タイマー
206 :メッセージデータベース
207 :所定条件データベース
208 :ユーザ情報データベース
209 :地名情報データベース
210 :生活パターンデータベース
211 :条件設定部
212 :入力部
213 :メモリ
215 :メッセージ送受信アプリケーション
216 :家電制御アプリケーション
300 :家電機器
301 :家電制御部
302 :サーバ通知部
303 :通信部
304 :タイマー
305 :状態データベース

Claims (7)

  1. 家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末の制御方法であって、
    前記携帯情報端末はメッセージ送信機能を有し、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
    前記メッセージ送信機能が起動していることを検知すると、前記メッセージ送信機能によって送信されるメッセージの宛先情報を前記送信されるメッセージから抽出させ、
    前記送信されるメッセージの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
    所定の宛先情報を登録する第1データベースを用いて、前記宛先情報が前記所定の宛先情報に一致するか否かを判断させ、
    前記携帯端末のユーザにより制御される前記対象機器と、前記制御の時間に関する情報とを対応付けた第2データベースを用いて、前記対象機器を抽出し、
    前記宛先情報が所定の宛先情報に一致すると判断された場合、前記送信時刻および前記制御の時間に関する情報に基づき、前記対象機器が起動する起動時刻を判断させ、前記ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する、
    制御方法。
  2. 前記制御の時間に関する情報は、前記対象機器の制御に要する時間と、制御開始時間とを含む、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第2データベースは、前記メッセージの送信時刻から前記対象機器がオンまたはオフされるまでの時間、および、前記対象機器がオンされてから制御が完了するまでの所要時間を分析することにより生成される、請求項1に記載の制御方法。
  4. 前記第2データベースは、前記分析の結果に基づき、前記対象機器ごとに、前記携帯情報端末のユーザによりオンされる頻度の高い時間を時系列に並べることにより生成される、請求項3に記載の制御方法。
  5. 前記起動時刻の判断は、前記第2データベースを参照し、前記メッセージの送信時刻から前記対象機器がオンされるまでの時間を示す第1時間が記録されていた場合、前記第1時間が前記起動時刻であると判断することにより行われる、請求項2に記載の制御方法。
  6. 家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末の制御装置であって、
    前記携帯情報端末はメッセージ送信機能を有し、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
    前記メッセージ送信機能が起動していることを検知すると、前記メッセージ送信機能によって送信されるメッセージの宛先情報を前記送信されるメッセージから抽出させ、
    前記送信されるメッセージの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
    所定の宛先情報を登録する第1データベースを用いて、前記宛先情報が前記所定の宛先情報に一致するか否かを判断させ、
    前記携帯端末のユーザにより制御される前記対象機器と、前記制御の時間に関する情報とを対応付けた第2データベースを用いて、前記対象機器を抽出し、
    前記宛先情報が所定の宛先情報に一致すると判断された場合、前記送信時刻および前記制御の時間に関する情報に基づき、前記対象機器が起動する起動時刻を判断し、前記ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する、
    制御装置。
  7. 家屋内の対象機器又は前記対象機器を制御するサーバに接続されるネットワークに接続可能な携帯情報端末のプログラムであって、
    前記携帯情報端末はメッセージ送信機能を有し、
    前記家電制御システムのコンピュータに対して、
    前記メッセージ送信機能が起動していることを検知すると、前記メッセージ送信機能によって送信されるメッセージの宛先情報を前記送信されるメッセージから抽出させ、
    前記送信されるメッセージの送信時刻を前記携帯情報端末から抽出させ、
    所定の宛先情報を登録する第1データベースを用いて、前記宛先情報が前記所定の宛先情報に一致するか否かを判断させ、
    前記携帯端末のユーザにより制御される前記対象機器と、前記制御の時間に関する情報とを対応付けた第2データベースを用いて、前記対象機器を抽出し、
    前記宛先情報が所定の宛先情報に一致すると判断された場合、前記送信時刻および前記制御の時間に関する情報に基づき、前記対象機器が起動する起動時刻を判断させ、前記ネットワークに対して前記起動時刻に前記対象機器を起動させる制御コマンドを送信する、
    プログラム。
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