JP7018035B2 - 遠隔制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自宅等の定まった場所で使用される電気機械器具を遠隔制御する技術に関するものである。
自宅等の定まった場所で使用される電気機械器具を遠隔制御する技術としては、ユーザの外出先からの帰宅時に、自宅到着時刻を推定し、自宅のエアコンや炊飯器などの電気機械器具を、室温調整や炊飯などの所定の作業が、自宅到着時刻にちょうど完了するように遠隔制御する技術が知られている(たとえば、特許文献1、2)
また、電気機械器具を遠隔制御する技術としては、自律走行して自動的に部屋の掃除を行う自律型掃除機(ロボット掃除機)を、携帯電話から遠隔制御する技術も知られている(たとえば、特許文献3)。
また、自律型掃除機としては、予め設定した掃除パターンに従って複数の部屋を自律的に掃除する自律型掃除機も知られている(たとえば、特許文献4)。
特開2010-288231号公報 特開2015- 95721号公報 特開2004-136144号公報 特表2017-501758号公報
外出中に自律型掃除機に部屋の掃除を実行させるために、上述した遠隔制御の技術を適用して、帰宅時に自宅到着時刻を推定し自宅到着時刻に掃除がちょうど完了するように遠隔制御すると、帰宅開始時から自宅到着時刻までの時間長が自律型掃除機の掃除に要する時間長より短い場合には、外出している時間長が自律型掃除機の掃除に要する時間長より長い場合であっても、帰宅時までに掃除を完了するように自律型掃除機を制御することができない問題が生じる。
そこで、本発明は、所定の作業が外出期間中に可及的に遂行されるように、電気機械器具を遠隔制御することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、所定の場所において所定の作業を行う電気機械器具を通信を介して遠隔制御する遠隔制御装置に、前記電気機械器具の前記作業に要する時間を要作業時間として登録した作業情報を記憶した記憶手段と、当該遠隔制御装置が現在位置する地点から前記場所に向かって現時点で出発したと仮定した場合の当該場所に到着するまでの所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記所要時間算出手段が算出した前記所要時間が、前記作業情報に登録されている前記要作業時間を超えたときに、前記電気機械器具を、前記作業を開始するように前記通信を介して遠隔制御する遠隔制御手段とを備えたものである。
ここで、このような遠隔制御装置は、前記所定の場所を、当該遠隔制御装置のユーザの住居とし、前記電気機械器具を自律型掃除機とし、前記作業を前記住居もしくは前記住居の所定の部屋の掃除としてもよい。
また、前記課題達成のために、本発明は、所定の場所において所定の複数の作業を行う電気機械器具を通信を介して遠隔制御する遠隔制御装置に、前記電気機械器具の前記複数の作業の各々について、当該作業に要する時間を当該作業の要作業時間として登録した作業情報を記憶した記憶手段と、当該遠隔制御装置が現在位置する地点から前記場所に向かって現時点で出発したと仮定した場合の当該場所に到着するまでの所要時間を算出する所要時間算出手段と、少なくとも所定期間内の過去に実行を指示していない作業であって、前記作業情報に登録されている当該作業の要作業時間と、過去に実行を指示した作業を前記電気機械器具が完了するまでの現時点からの時間である残作業時間との和が、前記所要時間算出手段が算出した前記所要時間より小さくなる作業を実行するように前記電気機械器具に通信を介して指示する遠隔制御手段とを備えたものである。
ここで、このような遠隔制御装置は、前記作業情報に、前記複数の作業の優先順位を登録し、前記遠隔制御手段において、前記残作業時間と、少なくとも所定期間内の過去に実行を指示していない作業のうちで前記作業情報に登録されている優先順位が最も高い作業である次優先作業の前記作業情報に登録されている要作業時間との和が、前記所要時間算出手段が算出した前記所要時間より小さくなったときに、当該次優先作業を実行するように前記電気機械器具に通信を介して指示するように構成してもよい。
また、このような遠隔制御装置は、前記所定の場所を当該遠隔制御装置のユーザの住居とし、前記電気機械器具を自律型掃除機とし、前記複数の作業の各々を、前記住居の異なる部屋の掃除としてもよい。
ここで、以上のような遠隔制御装置は、自動車に搭載された装置であってもよいし、ユーザによって携帯される装置であってもよい。
以上のような遠隔制御装置によれば、ユーザが外出先から前記電気機械器具がある場所に向かっているかどうかに関わらずに、遠隔制御装置が現在位置する地点から前記場所に向かって現時点で出発したと仮定した場合の当該場所に到着するまでの所要時間から見て、当該場所に到着するまでに完了することが見込める作業を実行するように電気機械器具を遠隔制御するので、ユーザが外出先から前記場所に向かって出発してから当該場所に到着するまでの所要時間が、前記作業の要作業時間より短い場合であっても、当該作業が外出期間中に完了するように電気機械器具を遠隔制御することができる。
以上のように、本発明によれば、所定の作業が外出期間中に可及的に遂行されるように、電気機械器具を遠隔制御することができる。
本発明の実施形態に係る遠隔制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る作業情報テーブル、作業管理テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る掃除作業遠隔制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る掃除作業遠隔制御処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係る節電モード制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る遠隔制御システムの構成を示す。
本実施形態に係る遠隔制御システムは、ユーザの自動車に搭載された車載装置もしくはユーザによって携帯されるモバイル装置である遠隔制御装置1と、自律型掃除機21や洗濯機22や冷蔵庫23や電気給湯機器24などのユーザの自宅の電気機械器具を含む。
自宅の自律型掃除機21や洗濯機22や冷蔵庫23や電気給湯機器24などの電気機械器具は、ユーザの自宅に設備されたLAN4を介して通信を行う機能を備えており、遠隔制御装置1は、移動電話網やインターネットより構成されるWAN5とユーザの自宅のLAN4を介して、自宅の自律型掃除機21や洗濯機22や冷蔵庫23や電気給湯機器24と通信を行って、これら電気機械器具を遠隔制御したり、これら電気機械器具から各種情報を収集することができる。
次に、図2に、遠隔制御装置1の構成を示す。
図示するように遠隔制御装置1は、タッチパネルなどである入力装置101、表示装置102、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力装置103、記憶装置104、移動電話網に接続する移動通信装置105、GPS受信機等の各種周辺装置106、オペレーティングシステム107、オペレーティングシステム107上で稼働するアプリケーションとを備えている。
また、遠隔制御装置1は、上述したアプリケーションとして、ナビゲーションアプリケーション111と、自動遠隔制御アプリケーション112と、その他のアプリケーションとを備えている。
ただし、遠隔制御装置1は、ハードウエア的には、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成されるものであり、オペレーティングシステム107や、アプリケーションなどは、当該コンピュータが、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである。
ナビゲーションアプリケーション111は、記憶装置104に記憶されている地図データや周辺装置として備えたGPS受信機を用いて現在位置の算出や、設定された目的地までの経路の探索や、目的地までの所要移動時間の算出や、表示装置102への表示出力や音声出力装置からの音声出力による現在位置や目的地までの経路の案内等を行う。
また、ナビゲーションアプリケーション111は、自動遠隔制御アプリケーション112からの所要移動時間の算出要求に応じて、現時点で現在位置から自宅に向かって出発すると仮定した場合の予め位置が設定されている自宅までの所要移動時間の算出を行って、算出した所要移動時間を自動遠隔制御アプリケーション112に応答する。ここで、この自宅までの所要移動時間の算出は、現在位置から自宅までの経路を探索し、探索した経路を移動した場合の所要移動時間を算出するようにしてもよいし、簡易的に、現在位置から自宅までの距離に応じた時間を所要移動時間として算出するようにしてもよい。
また、このナビゲーションアプリケーション111による自宅までの所要移動時間の算出は、遠隔制御装置1が車載装置である場合には、自動車によって移動した場合の自宅までの所要移動時間を算出する。一方、遠隔制御装置1がモバイル装置である場合には、モバイル装置がユーザの自動車内にあるかどうかを現在位置の履歴等より識別し、自動車内にある場合には、自動車によって移動した場合の自宅までの所要移動時間を算出し、自動車内にない場合には、たとえば、徒歩と公共交通機関を利用して移動した場合の自宅までの所要移動時間を算出する。
次に、遠隔制御装置1の記憶装置104に記憶される作業情報テーブル、作業管理テーブルについて説明する。
作業情報テーブルは、図3aに示すように、自律型掃除機21が人間の補助を必要とすることなしに自律的に掃除可能な各部屋に各々対応したエントリ(図の各行)を有し、各エントリには対応する部屋の掃除の優先順位と、対応する部屋の識別を表す作業と、対応する部屋を掃除するのに要する時間長を表す要作業時間が予め登録されている。要作業時間は、過去に行った対応する部屋の掃除に要した時間の分布より推定した、おおよそ対応する部屋の掃除が完了するに充分と考えられる時間を登録する。
また、作業管理テーブルは、図3bに示すように、作業情報テーブルの各エントリに対応する部屋に各々対応するエントリ(図の各行)を有し、各エントリには、対応する部屋の識別を表す作業が登録されている。また、各エントリには、対応する部屋を最後の掃除した日時を表す最終掃除日時と、対応する部屋の掃除が予定されている期間を表す掃除予定期間とを登録することができる。最終掃除日時と掃除予定期間の登録の処理については後述する。
次に、遠隔制御装置1の自動遠隔制御アプリケーション112が行う掃除作業遠隔制御処理について説明する。
図4に、この掃除作業遠隔制御処理の手順を示す。
図示するように、自動遠隔制御アプリケーション112は、作業管理テーブルを参照し、現在から24時間以内に掃除を行っていない部屋が存在するかどうかを調べ(ステップ402)、存在しない場合には、現在から24時間以内に掃除を行っていない部屋が発生するのを待つ。
一方、現在から24時間以内に掃除を行っていない部屋が存在する場合には(ステップ402)、ナビゲーションアプリケーション111に上述した所要移動時間の算出要求を発行することにより、現時点で現在位置から自宅に向かって出発したと仮定した場合の自宅までの所要移動時間T1を算出する(ステップ404)。
そして、掃除実行指示済みで掃除未完了の全部屋の掃除完了までの現時刻からの所要時間T2を算出する(ステップ406)。ここでは、作業管理テーブルに登録されている掃除予定期間のうちに、掃除予定期間の終りの時刻が現時点より後の時刻のものがなければ所要時間T2を0とし、作業管理テーブルに登録されている掃除予定期間のうちに、掃除予定期間の終りの時刻が現時点より後の時刻のものがあれば、掃除予定期間の終りの時刻のうち最も後の時刻までの現時刻からの時間長を所要時間T2とする。
そして、現在から24時間以内に掃除を行っていない部屋のうちの作業情報テーブルに登録されている優先順位が最も高い部屋RTの要作業時間の時間長が、T1からT2を減じた時間長(T1-T2)より短いかどうかを調べ(ステップ408)、短くなければステップ402からの処理に戻る。
一方、部屋RTの要作業時間の時間長が、T1からT2を減じた時間長(T1-T2)より短い場合には(ステップ408)、現在から24時間以内に掃除を行っていない部屋のうちの作業情報テーブルに登録されている優先順位が最も高い部屋RTの掃除実行を、WAN5、LAN4を介して、ユーザの自宅の自律型掃除機21に指示する(ステップ410)。
ここで、遠隔制御装置1から部屋の掃除実行を指示された自律型掃除機21は、指示された順に部屋の掃除を順次実行する。すなわち、自律型掃除機21は、過去に掃除実行を指示された部屋の掃除が全て完了していれば、即座に、今回、掃除実行を指示された部屋の掃除を開始し、過去に掃除実行を指示された全ての部屋の掃除が完了していなければ、指示された順に過去に掃除実行を指示され現時点で掃除が未完了の各部屋の掃除を順次実行し、過去に掃除実行を指示された全ての部屋の掃除が全て完了した後に、今回、掃除実行を指示された部屋の掃除を開始する。
そして、次に、今回、掃除実行を指示した部屋RTの掃除予定期間を作業管理テーブルに登録し(ステップ412)、ステップ402から処理に戻る。
ここでステップ412では、作業管理テーブルに登録されている部屋RT以外の部屋の掃除予定期間のうちに、掃除予定期間の終りの時刻が現時点より後の時刻のものがなければ、現時点を始まりの時刻とし、当該始まりの時刻に部屋RTの作業情報テーブルに登録されている要作業時間の時間長を加えた時刻を終わりの時刻とする期間を今回、掃除実行を指示した部屋RTの掃除予定期間として登録する。また、ステップ412では、作業管理テーブルに登録されている部屋RT以外の部屋の掃除予定期間のうちに、掃除予定期間の終りの時刻が現時点より後の時刻のものがあれば、掃除予定期間の終りの時刻のうち最も後の時刻を始まりの時刻とし、当該始まりの時刻に部屋RTの作業情報テーブルに登録されている要作業時間の時間長を加えた時刻を終わりの時刻とする期間を今回、掃除実行を指示した部屋RTの掃除予定期間として登録する。
以上、遠隔制御装置1の自動遠隔制御アプリケーション112が行う掃除作業遠隔制御処理について説明した。
ここで、遠隔制御装置1の自動遠隔制御アプリケーション112は、このような掃除作業遠隔制御処理の他に、作業管理テーブルに登録されている掃除予定期間の終わりの時刻が現在時刻より前となった部屋の、作業管理テーブルの最終掃除日時を当該掃除予定期間の終わりの時刻に更新し、当該部屋の作業管理テーブルの掃除予定期間を消去する処理も行う。
ただし、自律型掃除機21から、部屋の掃除の完了時に掃除完了の日時を遠隔制御装置1に報告するようにし、自動遠隔制御アプリケーション112において、掃除完了を報告された部屋の作業管理テーブルの最終掃除日時を当該報告された完了日時に更新し、掃除完了の日時を報告された部屋の作業管理テーブルの掃除予定期間を消去するようにしてもよい。
次に、以上のような遠隔制御装置1の自動遠隔制御アプリケーション112の動作によって実現される自律型掃除機21の掃除作業例を図5に示す。
ここで、図5は、図3に示したように作業情報テーブルに、優先順位1の部屋「リビング」と優先順位2の部屋「キッチン」が登録されており、部屋「リビング」の掃除に要する時間である要作業時間として45分が登録され、部屋「キッチン」の掃除に要する時間である要作業時間として15分が登録されており、部屋「リビング」も部屋「キッチン」も過去24時間以内に掃除されていない場合の掃除作業例を示している。
この場合、ユーザが自宅から自動車で出発して、即座に自宅に引き返したとしても自宅到着までに45分かかる地点Aに到達すると、遠隔制御装置1から部屋「リビングルーム」の掃除実行が自宅の自律型掃除機21に指示され、自律型掃除機21による部屋「リビングルーム」の掃除が開始される。
地点Aで部屋「リビング」の掃除開始を指示した時点から、自宅に到着し得る時点までの最短の時間は、地点Aから即座に自宅に引き返した場合の45分となるので、自宅に到着するまでに、要作業時間が45分の部屋「リビング」の自律型掃除機21による掃除は完了することが期待できる。
次に、自動車が、地点Aからさらに10分走行し、即座に自宅に引き返したとしても自宅到着までに50分かかる地点Aに到達すると、遠隔制御装置1から部屋「キッチン」の掃除実行が自宅の自律型掃除機21に指示される。そして、自律型掃除機21は、この時点で部屋「リビングルーム」の掃除は完了していないので、部屋「リビングルーム」の掃除完了しだい部屋「キッチン」の掃除を開始する。
ここで、地点Aで部屋「リビング」の掃除開始を指示してから地点Bまでの経過時間は10分であり、地点Bから即座に自宅に引き返したとしても自宅到着までに50分かかるので、地点Aで部屋「リビング」の掃除開始を指示した時点から、自宅に到着し得る時点までの最短の経過時間は60分となる。したがって、自宅に到着するまでに、要作業時間が45分の部屋「リビング」と要作業時間が15分の部屋「キッチン」の自律型掃除機21による掃除は完了することが期待できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが外出先から自宅に向かっているかどうかに関わらずに、順次、遠隔制御装置1が現在位置する地点から自宅に向かって現時点で出発したと仮定した場合の自宅に到着するまでの所要時間から見て、自宅に到着するまでに完了することが見込める部屋を掃除するように自律型掃除機21を遠隔制御するので、外出期間中に可及的に多くの部屋の掃除が完了するように自律型掃除機21を遠隔制御することができる。
ここで、以上の実施形態における掃除作業遠隔制御処理のステップ408、410は、現在から24時間以内に掃除を行っていない部屋のうちに、作業情報テーブルに登録されている要作業時間の時間長が、T1からT2を減じた時間長(T1-T2)より短い作業が存在するかどうかを、作業情報テーブルに登録されている優先順位に関わらずに調べ、存在しなければ、ステップ402からの処理に戻り、存在する場合には、存在した部屋のうちのいずれかの部屋の掃除実行を、WAN5、LAN4を介して、ユーザの自宅の自律型掃除機21に指示し、ステップ412に進む処理に置き換えてもよい。
また、以上の実施形態は、自宅の各部屋を単位として自律型掃除機21の掃除を遠隔制御したが、これは、自律型掃除機21が人間の補助を必要とすることなしに自律的に掃除可能な部屋の全体を単位として自律型掃除機21の掃除を遠隔制御するようにしてもよい。すなわち、この場合には、作業情報テーブルには、作業として自律型掃除機21が人間の補助を必要とすることなしに自律的に掃除可能な部屋の集合を表す「自宅」のみを登録し、自律的に掃除可能な部屋の全てを掃除するのに要する時間を作業「自宅」の要作業時間として作業情報テーブルに登録する。そして、掃除作業遠隔制御処理において、現在から24時間以内に「自宅」の掃除を行っていない場合に、現時点で現在位置から自宅に向かって出発したと仮定した場合の自宅までの所要移動時間T1が作業「自宅」の要作業時間より大きくなったときに、「自宅」の掃除を行うように、自律型掃除機21を制御する。そして、「自宅」の掃除を行うように制御された自律型掃除機21において、人間の補助を必要とすることなしに自律的に掃除可能な部屋を順次掃除する。
また、以上の実施形態で示した遠隔制御装置1による自律型掃除機21の遠隔制御の技術は、自律型掃除機21以外の、外出中に作業を完了させることが要求されることのある作業を行う洗濯機22や乾燥機などの、その他の電気機械器具の遠隔制御装置1に同様に適用することができる。すなわち、たとえば、洗濯にX時間かかる洗濯機22に対して適用する場合には、遠隔制御装置1において、即座に自宅に引き返したとしても自宅到着までにX時間かかる地点にユーザが到達したときに、洗濯機22に洗濯の実行を指示するようにすればよい。
また、以上の実施形態は、遠隔制御装置1の、自動遠隔制御アプリケーション112において、図6に示す節電モード制御処理を行うようにしてもよい。
自動遠隔制御アプリケーション112は、自宅にある、動作モードとして節電モードを備えた冷蔵庫23や電気給湯器などの電気機械器具であって、動作モードを遠隔制御可能な電気機械器具の各々に対応する複数の節電モード制御処理を並行して行う。
図6に示すように、各節電モード制御処理では、ナビゲーションアプリケーション111に上述した所要移動時間の算出要求を発行することにより、現時点で現在位置から自宅に向かって出発したと仮定した場合の予め設定されている自宅までの所要移動時間T1を算出する(ステップ602)。
ただし、所要移動時間T1は、過去所定期間(たとえば、3分)以内に、上述した掃除作業遠隔制御処理で所要移動時間T1が算出されている場合には、当該掃除作業遠隔制御処理で算出した所要移動時間T1を流用してよい。
そして、所要移動時間T1が、節電モード制御処理に対応する電気機械器具に対して予め設定しておいた節電モード移行時間超となったかどうかを調べ(ステップ604)、節電モード移行時間超となっていなければステップ602からの処理に戻る。
ここで、電気機械器具に対して予め設定する節電モード移行時間は、その時間以上、その電気機械器具を放置する場合には、その電気機械器具を節電モードに移行させることが望ましい時間(たとえば、1日)を設定する。
一方、所要移動時間T1が、節電モード制御処理に対応する電気機械器具に対して予め設定しておいた節電モード移行時間超となっていれば(ステップ604)、WAN5、LAN4を介した遠隔制御で、対応する電気機械器具の動作モードを節電モードに設定する(ステップ606)。
そして、以降は、現時点で現在位置から自宅に向かって出発したと仮定した場合の予め設定されている自宅までの所要移動時間T1を算出しながら(ステップ608)、所要移動時間T1が節電モード制御処理に対応する電気機械器具に対して予め設定しておいた節電モード解除時間未満となるのを監視し(ステップ610)、節電モード解除時間未満となったならば、WAN5、LAN4を介した遠隔制御で、対応する電気機械器具の動作モードの節電モードの設定を解除し(ステップ612)、ステップ602からの処理に戻る。
ここで、ステップ608でも、上述のように、過去所定期間(たとえば、3分)以内に、上述した掃除作業遠隔制御処理で所要移動時間T1が算出されている場合には、当該掃除作業遠隔制御処理で算出した所要移動時間T1を流用してよい。
また、電気機械器具に対して予め設定する節電モード解除時間は、対応する電気機械器具を帰宅後すぐに利用するために予め節電モードを解除する必要がなければ0とし、対応する電気機械器具を帰宅後すぐに利用するために予め節電モードを解除する必要がある場合には、利用できるまでに節電モードを解除して稼働させる必要のある時間を設定する。
すなわち、対応する電気機械器具が冷蔵庫23であれば、予め節電モードを解除しなくても、冷蔵庫23を帰宅後すぐに利用できるので、節電モード解除時間は0とする。一方、対応する電気機械器具が電気給湯器であれば、帰宅後すぐにお湯を利用するためには、予め電気給湯器を節電モードを解除して稼働してお湯を暖めておく必要があるので、このお湯を暖めるのに要する時間を節電モード解除時間として設定する。
また、以上の実施形態では、自宅にある電気機械器具を遠隔制御する場合について説明したが、本実施形態は、別荘、別宅などの自宅以外の任意の住居や、作業所などの任意の施設等に置き換えて同様に適用することができる。
1…遠隔制御装置、4…LAN、5…WAN、21…自律型掃除機、22…洗濯機、23…冷蔵庫、24…電気給湯機器、101…入力装置、102…表示装置、103…音声入出力装置、104…記憶装置、105…移動通信装置、106…種周辺装置、107…オペレーティングシステム、111…ナビゲーションアプリケーション、112…自動遠隔制御アプリケーション。

Claims (7)

  1. 所定の場所において所定の作業を行う電気機械器具を通信を介して遠隔制御する遠隔制御装置であって、
    前記電気機械器具の前記作業に要する時間を要作業時間として登録した作業情報を記憶した記憶手段と、
    当該遠隔制御装置が現在位置する地点から前記場所に向かって現時点で出発したと仮定した場合の当該場所に到着するまでの所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    前記所要時間算出手段が算出した前記所要時間が、前記作業情報に登録されている前記要作業時間を超えたときに、前記電気機械器具を、前記作業を開始するように前記通信を介して遠隔制御する遠隔制御手段とを有することを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 請求項1記載の遠隔制御装置であって、
    前記所定の場所は当該遠隔制御装置のユーザの住居であり、前記電気機械器具は自律型掃除機であり、前記作業は前記住居もしくは前記住居の所定の部屋の掃除であることを特徴とする遠隔制御手段。
  3. 所定の場所において所定の複数の作業を行う電気機械器具を通信を介して遠隔制御する遠隔制御装置であって、
    前記電気機械器具の前記複数の作業の各々について、当該作業に要する時間を当該作業の要作業時間として登録した作業情報を記憶した記憶手段と、
    当該遠隔制御装置が現在位置する地点から前記場所に向かって現時点で出発したと仮定した場合の当該場所に到着するまでの所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    少なくとも所定期間内の過去に実行を指示していない作業であって、前記作業情報に登録されている当該作業の要作業時間と、過去に実行を指示した作業を前記電気機械器具が完了するまでの現時点からの時間である残作業時間との和が、前記所要時間算出手段が算出した前記所要時間より小さくなる作業を実行するように前記電気機械器具に通信を介して指示する遠隔制御手段とを有することを特徴とする遠隔制御装置。
  4. 請求項3記載の遠隔制御装置であって、
    前記作業情報には、前記複数の作業の優先順位が登録されており、
    前記遠隔制御手段は、前記残作業時間と、少なくとも所定期間内の過去に実行を指示していない作業のうちで前記作業情報に登録されている優先順位が最も高い作業である次優先作業の前記作業情報に登録されている要作業時間との和が、前記所要時間算出手段が算出した前記所要時間より小さくなったときに、当該次優先作業を実行するように前記電気機械器具に通信を介して指示することを特徴とする遠隔制御装置。
  5. 請求項3または4記載の遠隔制御装置であって、
    前記所定の場所は当該遠隔制御装置のユーザの住居であり、前記電気機械器具は自律型掃除機であり、前記複数の作業の各々は、前記住居の異なる部屋の掃除であることを特徴とする遠隔制御装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の遠隔制御装置であって、
    当該遠隔制御装置は、自動車に搭載された装置であることを特徴とする遠隔制御装置。
  7. 請求項1、2、3、4または5記載の遠隔制御装置であって、
    当該遠隔制御装置は、ユーザによって携帯される装置であることを特徴とする遠隔制御装置。
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