JP2019010942A - 情報処理システム、及びその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理システム、及びその制御方法、プログラム Download PDF

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【課題】 カメラを用いて、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを確認可能にするための仕組みを提供すること。【解決手段】 情報処理システムが、カメラの動作結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理システム、及びその制御方法、プログラムに関し、特に、カメラを用いて、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを確認可能にするための仕組みに関する。
従来、人が搭乗していない航空機である無人航空機が存在する。無人航空機は、大型なものから小型なものまで様々であるが、特に近年では遠隔操縦可能な小型の無人航空機(通称:ドローン)が注目されている(以下、小型の無人航空機を単に無人航空機とも称する。)。
無人航空機は、クワッドコプターやマルチコプターとも呼ばれ、複数の回転翼を備えており、この回転翼の回転数を増減させることで、無人航空機の前進・後退・旋回・ホバリング等を行う。
こうした無人航空機は、プロポと呼ばれる遠隔操作端末からの動作指示に応じて動作するほか、モニタや入力装置が一体となった操作卓から制御することも可能である。
特許文献1には、撮影対象物に対して自動で飛行する無人航空機が提案されている。
特開2015‐113100号公報
ところで、従来、例えば、お天気カメラなどのネットワークカメラは、建物の屋上などに固定設置され、その周囲の映像のみしか撮影できず、その周囲の映像のみしか放送することができなかった。
そこで、お天気カメラの近傍にドローンを設置し、お天気カメラで撮影し難い場所を撮影したい場合には、ドローンを飛行させて、当該場所を、お天気カメラの代わりにドローン搭載のカメラで撮影することが考えられる。
しかしながら、ドローン近傍の風速の大きい場合にドローンを飛行させるとドローンが安定して飛行できないため、そのような場合には、ドローンの飛行を控えた方がよい。
また、所定の風速以上の場合には、ドローンを飛行させてはいなけないガイドラインもあり、ドローンの飛行前、又は飛行中に、風速に係るドローンの飛行基準(飛行条件)を満たしているかを確認する必要がある。
そこで、ドローンの飛行前に、ユーザは、風予報(風の天気予報)の情報を確認して、所定の風速未満であれば、ドローンを飛行させること、または、ユーザが風速計を持って風速を確認し、所定の風速未満であれば、ドローンを飛行させることが考えられる。
しかしながら、お天気カメラなどは、ビルの屋上や展望台など、比較的高度が高い位置に設置されており、そのような場所での実際の風速は、風予報(風の天気予報)が示す風速よりも大きい場合がある。また、ビルの屋上や展望台などの場所に、ユーザが風速計を持っていくことも煩雑であり、また、そのような場所に風速計を設置しておき、ユーザが確認しに行くことも煩雑である。また、そのような場所に、風速計を新たに設置したり、メンテナンスしたりするためのコストもかかってしまう。
そこで、本発明は、カメラを用いて、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを確認可能にするための仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、カメラの動作結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、カメラの動作結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果と、無風時における前記カメラの動作結果との差が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、カメラの動作結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果に基づき前記カメラの近傍の風速を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された風速を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、カメラの動作結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果に基づき前記カメラの近傍の風速を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された風速が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、カメラが備えるマイクにより検出された音を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記音が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、カメラが備えるマイクにより検出された音を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記音と、無風時における前記マイクにより検出された音との差が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、カメラを用いて、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを確認可能にすることができる。
本実施形態におけるシステムの構成を示す図の一例である。 ドローン105のハードウェア構成の一例を示す図である。 図1に示した情報処理システム101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 着陸しているドローン105と、ネットワークカメラ102の側面図の一例を示す図である。 ネットワークカメラ102のカメラ本体(カメラハウジング109)をCW方向(時計回り)に90°パン動作させた状態のネットワークカメラ102、ドローン105の側面図である。 情報処理システム101のCPUが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理システム101のCPUが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 作業電流のデータテーブルの一例である。 音レベルのデータテーブルの一例である。 ネットワークカメラ102のカメラ(カメラハウジング109)の代わりに、着陸又は離陸しているドローン105のカメラ271をチルト動作、及びパン動作(パンニング)させることを示すドローン105、ネットワークカメラ102の側面図の一例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施形態の1つである。
まず、以下に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるシステムの構成を示す図の一例である。
本実施形態のシステムは、情報処理システム101、ネットワークカメラ102、ドローン(飛行体や無人航空機とも言う)105、電波塔の電波送信部106、テレビ107、108を含む。
ネットワークカメラ102、ドローン105は、それぞれ、情報処理システム101と相互に通信可能に有線又は無線で接続されている。
また、情報処理システム101は、電波塔の電波送信部106と通信可能に接続されており、オンエアする映像のデータを電波送信部106に配信する機能を備えている。
情報処理システム101は、ドローン(無人飛行機)105の飛行制御を行う。
また、電波送信部106は、例えば、一般的なテレビに電波で当該映像のデータを配信し、当該データを受信したテレビは、当該データに基づき映像を表示することができる。
図1に示すシステムの例では、ネットワークカメラ102、ドローン105に搭載されたカメラ271の何れかで撮影された映像のデータを情報処理システム101、電波送信部106を介してテレビ107、108に配信することができる。
また、図1では、電波塔の電波送信部106を用いて映像のデータをテレビに配信しているが、インターネット等のネットワークを介して、当該映像のデータをテレビや携帯端末などの端末に送信し、当該端末で当該映像を表示するシステムであってもよい。
ネットワークカメラ102は、例えば、ビルの屋上などに設置されるお天気カメラである。図1では、ネットワークカメラを1台設置しているが、2台以上の複数のネットワークカメラを設置してもよい。
ネットワークカメラ102は、カメラレンズやカメラ本体を収容するカメラハウジング109と、カメラハウジング109をPTZ動作させる雲台103とを備えている。
また、ネットワークカメラ102のカメラハウジング109には、音(音波)を電気信号に変換するマイク104(マイクロフォン)が備え付けられている。
雲台103は、カメラハウジング109を、パン動作、チルト動作させること、また、カメラハウジング109のレンズのズーム動作をさせることが可能である。すなわち、ネットワークカメラ102の雲台103は、いわゆるPTZ調整の動作を行うことが可能である。
雲台103は、カメラハウジング109を、パン動作、チルト動作、ズーム動作させるためのモータ(駆動手段)を備えている。
このモータは、指示されたパン角度、チルト角度、ズームの値(焦点距離のf値)になるまで、電流(作業電流(動作電流とも言う))を消費して、パン動作、チルト動作、ズーム動作させる。そのため、例えば、風などがカメラハウジング109に吹き付けられ場合には、無風時に比べて、ユーザにより指示されたパン角度、チルト角度、ズームの値(焦点距離のf値)になるまでに消費する電流(作業電流)が多くなる。
また、ドローン105は、一般的なドローンであり、カメラ271を備えている。
また、情報処理システム101は、ネットワークカメラ102のパン、チルト、ズームの操作指示をユーザにより受け付ける端末である。また、情報処理システム101は、ドローン105の飛行に係る操作指示をユーザにより受け付ける端末、ドローン105のカメラ271のパン、チルト、ズームの操作指示をユーザにより受け付ける端末としても機能する。
また、情報処理システム101は、オンエアする映像(カメラで撮影されている映像)の選択をユーザから受け付ける装置であり、ユーザにより選択された映像(カメラで撮影されている映像)をオンエアする映像として、電波送信部106に送信する機能を備えている。
図1では、無人航空機の一例として、ドローン105を用いて説明しているが、ドローンだけではなく、無人飛行機、UAVであってもよい。
ドローン105は、情報処理システム101からの操作指示に従って飛行する無人の航空機である。また、ドローン105は、プログラムに従って自動飛行することができる航空機である。
ドローン105は、情報処理システム101からの指示に応じて、複数の回転翼を動作させて飛行する。この回転翼の回転数を増減させることで、無人航空機の前進・後退・旋回・ホバリング等を行う。尚、図1に示すドローン105の回転翼は4枚であるが、これに限らない。3枚であっても、6枚であっても、8枚であってもよい。
ドローン105は、カメラを有し、カメラは、その撮影方向を可変させるため、カメラのレンズの向きを左右に動かすパン、上下に動かすチルト、そして、望遠にしたり広角にしたりするズームの機能を有し、遠隔地から操作(PTZ制御)できるようになっている。
なお、ドローン105は、飛行していないとき(待機時)には、例えば、ネットワークカメラ102の近傍(ほぼ同一地点)で着陸している。
また、情報処理システム101は、操作部を備え、この操作部は、ドローン105と、ドローン105に搭載されたカメラ271とを操作する部である。
また、ドローン105は、GPS受信機を備えており、当該GPS受信機によりGPS衛星からの信号を受信することでドローン105の現在位置(緯度、経度)を特定することができる。
情報処理システム101を操作するユーザは、情報処理システム101の操作部を操作して、ドローン105の飛行方向や、飛行速度の操作を行う。
そして、情報処理システム101は、操作部の操作を受け付けると、ドローン105に、当該受け付けた操作内容の通りに飛行するように指示を送信して、ドローン105は、当該指示を受信すると、当該指示の通りに飛行するようにプロペラ213を制御する。このように、情報処理システム101は、操作部で操作された操作指示内容をドローン105に送信して、ドローン105の飛行を操作する。
また、ユーザは、情報処理システム101の操作部を操作して、ドローン105に搭載されたカメラ271のズームイン動作、ズームアウト動作、パン動作、チルト動作の操作を行う。情報処理システム101は、操作部の操作を受け付けると、カメラ271に、当該受け付けた操作内容の通りに動作するように指示を送信して、カメラ271は、当該指示を受信すると、当該指示の通りに動作するようにカメラ271内のレンズ等の各部材を動作して、PTZの調整を行うことができる。このように、情報処理システム101は、操作部で操作された操作指示内容をカメラ271に送信して、カメラ271のレンズのズーム動作、撮影方向のパン動作、チルト動作を操作する。
また、後述する図8、図9に示す各種データは、情報処理システム101のメモリに記憶されており、図6、図7に示すフローチャートに示す各処理は、情報処理システム101のCPU等の制御手段が実行し実現される。
次に、図2を用いて、図1に示したドローン105のハードウェア構成について説明する。
図2は、ドローン105のハードウェア構成の一例を示す図である。
なお、図2に示すドローン105のハードウェア構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。
フライトコントローラ200は、ドローン105の飛行制御を行うためのマイクロコントローラであり、CPU201、ROM202、RAM203、周辺バスインタフェース204(以下、周辺バスI/F204という。)を備えている。
CPU201は、システムバスに接続される各デバイスを統括的に制御する。また、ROM202あるいは周辺バスI/F204に接続される外部メモリ280には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラムが記憶されている。
また、外部メモリ280(記憶手段)には、ドローン105の実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAM203(記憶手段)は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを読み取り実行することで各種動作を実現するものである。
周辺バスI/F204は、各種周辺デバイスと接続するためのインタフェースである。周辺バスI/F204には、PMU210、無線LAN用BBユニット230、GPSユニット250、センサ260、GCU270、外部メモリ280が接続されている。
PMU210は、パワーマネジメントユニットであり、ドローン105が備えるバッテリからESC211への電源供給を制御することができる。ESC211は、エレクトロニックスピードコントローラであり、ESC211に接続されるモータ212の回転数を制御することができる。ESC211によってモータ212を回転させることで、モータ212に接続されるプロペラ213(回転翼)を回転させる。
なお、ESC211、モータ212、プロペラ213のセットは、プロペラ213の数に応じて複数備えられている。例えば、クアッドコプターであれば、プロペラ213の数は、4枚であるので、このセットが4つ必要となる。
無線LAN用BBユニット230は、無線LANを介して通信を行うためのベースバンドユニットである。無線LAN用BBユニット230は、送信したいデータや信号からベースバンド信号を生成して変復調回路へ送出することができる。更に、受信したベースバンド信号から元のデータや信号を得ることができる。
また、無線LAN用RFユニット231は、無線LANを介して通信を行うためのRF(Radio Frequency)ユニットである。無線LAN用RFユニット231は、無線LAN用BBユニット230から送出されたベースバンド信号を無線LANの周波数帯に変調してアンテナから送信することができる。更に、無線LANの周波数帯の信号を受信すると、これをベースバンド信号に復調することができる。
GPSユニット250は、グローバルポジショニングシステムにより、ドローン105の現在位置を取得することの可能な受信機である。GPSユニット250は、GPS衛星からの信号を受信し、現在位置を推定することができる。
センサ260は、ドローン105の傾き、向き、速度や周りの環境を計測するためのセンサである。ドローン105はセンサ260として、ジャイロセンサ、加速度センサ、気圧センサ、磁気センサ、超音波センサ等を備えている。これらのセンサから取得したデータに基づいて、CPU201がドローン105の姿勢や移動を制御する。
GCU270は、ジンバルコントロールユニットであり、カメラ271とジンバル272の動作を制御するためのユニットである。ドローン105が飛行することにより機体に振動が発生したり、機体が不安定になったりするため、カメラ271で撮影した際にブレが発生しないよう、ジンバル272によってドローン105の振動を吸収し水平を維持する。また、ジンバル272によってカメラ271の遠隔操作を行うことも可能である。
ドローン105が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ280に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
次に、図3を用いて図1に示した情報処理システム101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図3は、図1に示した情報処理システム101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3において、301は、CPUで、システムバス304に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM302あるいは外部メモリ311には、CPU301の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
303は、RAMで、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU301は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM302あるいは外部メモリ311からRAM303にロードして、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、305は入力コントローラで、キーボード(KB)や各操作を受け付ける操作部309(1005、1010、1015)等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。306は、ビデオコントローラで、液晶ディスプレイなどの表示部310への表示を制御する。
307は、メモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ311へのアクセスを制御する。
308は、通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と無線又は優先で接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU301は、例えばRAM303内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、表示部310上での表示を可能としている。また、CPU301は、表示部310上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ311に記録されており、必要に応じてRAM303にロードされることによりCPU301によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる設定ファイル等も外部メモリ311に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図4を用いて、ドローン105、及びネットワークカメラ102について説明する。
図4は、着陸しているドローン105と、ネットワークカメラ102の側面図の一例を示す図である。
図4に示すように、ネットワークカメラ102とドローン105は、ビルなどの建物401の屋上などに設置されており、互いに近傍の位置(ほぼ同一地点の位置)に設置されている。
図6を用いて、情報処理システム101のCPUが実行する処理の一例について説明する。
図6は、情報処理システム101のCPUが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートの説明では、実施形態の一例として、ドローン105の近傍に位置するネットワークカメラ102のカメラ(カメラハウジング109)をチルト動作、及びパン動作(パンニング)させる説明を行うが、図6に示す処理の通りに、ドローン105のカメラ271をチルト動作、及びパン動作(パンニング)させるようにしてもよい。
まず、情報処理システム101は、ユーザから、複数のドローンの中からドローンの選択を受け付け、当該選択を受け付けたドローンを飛行させる飛行指示、又は着陸している選択されたドローン近傍の風速を計測する指示(風速計測指示)を受け付けたか否かを判定する(S601)。
そして、情報処理システム101は、ユーザから、選択されたドローンの飛行指示、又は風速計測指示を受け付けた場合には(YES)、処理をS602に移行する。一方、情報処理システム101は、ユーザから、ドローンの飛行指示、又は風速計測指示を受け付けていない場合には(NO)、処理をS601に戻す。
情報処理システム101は、S601で指示を受け付けたドローンに対応するネットワークカメラ102のカメラ本体(カメラハウジング109)が水平方向を向くようにチルト動作を行わせる。ここでは、情報処理システム101が、ネットワークカメラ102に対して、ネットワークカメラ102のカメラ本体(カメラハウジング109)が水平方向を向くようにチルト動作を行う指示を送信し、ネットワークカメラ102が当該指示を受信して、当該指示の通りにチルト動作を行う(S602)。
そして、情報処理システム101は、カメラ本体(カメラハウジング109)をCW方向(時計回り)に360°パンニングさせる。
具体的には、図5に示すように、ネットワークカメラ102のカメラ本体(カメラハウジング109)をCW方向(時計回り)にパン動作させる。
図5は、ネットワークカメラ102のカメラ本体(カメラハウジング109)をCW方向(時計回り)に90°パン動作させた状態のネットワークカメラ102、ドローン105の側面図である。
図4に示したネットワークカメラ102のカメラ本体(カメラハウジング109)が、CW方向(時計回り)に90°パン動作させた状態のネットワークカメラ102を図5に示す。
情報処理システム101は、風速を計測するために、カメラ本体(カメラハウジング109)をCW方向(時計回り)に360°パンニングさせる指示をネットワークカメラ102に対して送信し、ネットワークカメラ102が当該指示を受信して、当該指示の通りにパン動作(パンニング)を行う。そして、情報処理システム101は、そして、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させるのにかかった作業電流の値を、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させる度にネットワークカメラ102から取得する(S603)。
S603、S604は、本発明の取得手段の適用例であり、ドローン(無人飛行機)の近傍の位置に設置されたカメラの動作結果を取得する。このカメラは、ドローン(無人飛行機)に備えられたカメラ271、陸上に備え付けのお天気カメラ、又はネットワークカメラである。

このようにして、情報処理システム101は、S603で取得した値を、図8(A)に示すCW回転の際に取得した作業電流のテーブルとしてメモリに記憶する。
図8(A)は、CW回転の際に取得した作業電流のテーブルの一例を示す図である。
図8(A)のテーブルは、CW回転の回転角度と、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させるのにかかった作業電流の値であって、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させる度にネットワークカメラ102から取得した値との項目のデータで構成されている。また、最下位のレコードの「平均」の値は、各レコードの作業電流の値の平均値である。この平均値は、情報処理システム101が、360°パンニングさせてS603で作業電流の値を取得した際に計算して格納される。
次に、情報処理システム101は、カメラ本体(カメラハウジング109)をCCW方向(反時計回り)に360°パンニングさせる。情報処理システム101は、風速を計測するために、カメラ本体(カメラハウジング109)をCCW方向(反時計回り)に360°パンニングさせる指示をネットワークカメラ102に対して送信し、ネットワークカメラ102が当該指示を受信して、当該指示の通りにパン動作(パンニング)を行う。そして、情報処理システム101は、そして、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させるのにかかった作業電流の値を、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させる度にネットワークカメラ102から取得する(S604)。
このようにして、情報処理システム101は、S604で取得した値を、図8(B)に示すCCW回転の際に取得した作業電流のテーブルとしてメモリに記憶する。
図8(B)は、CCW回転の際に取得した作業電流のテーブルの一例を示す図である。
図8(B)のテーブルは、CCW回転の回転角度と、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させるのにかかった作業電流の値であって、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させる度にネットワークカメラ102から取得した値との項目のデータで構成されている。また、最下位のレコードの「平均」の値は、各レコードの作業電流の値の平均値である。この平均値は、情報処理システム101が、360°パンニングさせてS603で作業電流の値を取得した際に計算して格納される。
次に、情報処理システム101は、自身のメモリに記憶されている無風時にパンニングするのにかかる作業電流(図8(C)のテーブルのデータ)を取得する(S605)。
図8(C)は、無風時に、カメラ本体(カメラハウジング109)をCW方向(時計回り)、CCW方向(反時計回り)に360°パンニングさせた際の回転角度と、無風時に、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させるのにかかる作業電流の値であって、所定角度(例えば、30°)、パン動作(パンニング)させる度にネットワークカメラ102から取得した値との項目のデータで構成されており、図8(C)に示すデータは、風速を計算するために用いられる基準値となるデータである。また、最下位のレコードの「平均」の値は、各レコードの作業電流の値の平均値である。
次に、情報処理システム101は、S603で取得した作業電流の値と、S604で取得した作業電流の値との平均値と、S605で取得した作業電流の値との差の値を算出する。また、当該算出された値に、所定の係数を乗ずることにより、風速を算出して特定する。(S606)
S606は、本発明の算出手段の適用例であり、S603、S604の取得手段により取得されたカメラの動作結果(作業電流の値)に基づきカメラの近傍の風速を算出する。
具体例について、図8を用いて、説明する。
S603で取得した作業電流の値の平均値は、図8(A)に示すように1219mAであり、S604で取得した作業電流の値の平均値は、図8(B)に示すように1212mAである。これらの値を足して2で割ることにより、S603で取得した作業電流の値と、S604で取得した作業電流の値との平均値(1213mA)を算出することができる。
そして、ここで求めた平均値(1213mA)と、S605で取得した作業電流の平均値(1005mA)との差の値(208mA)を算出する。また、ここで得られた値(208mA)に、所定の係数(例えば、0.07)を乗ずることにより、風速(14.56m/s)を算出して特定する。ここでの所定の係数とは、予め実験により求められた値である。
また、ここでは、風速を、所定の係数を用いて算出したが、風速を必ずしも算出しなくてもよい。
例えば、S606で算出された差の値が143mA(所定値)以上であれば、風速が10m/sよりも高い値となるため、S606で算出された差の値が143mA(所定値)以上であるか否かを、S607で判定すればよいためである。
次に、情報処理システム101は、S606で算出された差の値が所定値(例えば、143mA)以上であるか否かを判定する。または、S606で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)以上であるか否かを判定する(S607)。
S607は、本発明の判定手段の適用例であり、S606の算出手段により算出された風速が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する。
そして、情報処理システム101は、S607において、S606で算出された差の値が所定値(例えば、143mA)以上である、または、S606で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)以上であると判定された場合には(YES)、指示を受け付けたドローンの飛行に係るアラートを出力する。ここでは、情報処理システム101の表示部に当該アラートを表示してもよいし、音声などでアラートを出力してもよい。
また、このアラートの内容は、選択されたドローン105の近傍、又はネットワークカメラ102の風速が、ドローンの飛行が禁止されている所定値(例えば、10m/s)以上であり、ドローンの飛行を許可できない旨の内容であり、この旨が表示または音声で出力される。
また、情報処理システム101は、S606で算出された差の値(208mA)、又は風速(14.56m/s)を表示または音声で出力する。また、情報処理システム101は、現在、ドローン105が飛行前で着陸している場合には、ユーザによる飛行指示に基づくドローン105の飛行を不許可(禁止)させ、現在、ドローン105が飛行中であれば、着陸させるように制御する(S608)。
ここで、情報処理システム101がドローン105を制御しているため、現在、ドローン105が飛行中か、着陸しているかを判定することができ、その判定結果に基づいて、ユーザによる飛行指示に基づくドローン105の飛行を不許可(禁止)させる制御を行うか、着陸させるように制御するかを切り替えることができる。
そして、情報処理システム101は、S608の処理を実行すると、処理をS601に戻す。
また、情報処理システム101は、S607において、S606で算出された差の値が所定値(例えば、143mA)未満である、または、S606で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)未満であると判定された場合には(NO)、処理をS609に移行する。
情報処理システム101は、S609において、S601で、ドローンの飛行指示を受け付けたか、それとも、ドローン近傍の風速計測指示を受け付けたかを判定する。
そして、情報処理システム101は、S601で、ドローン近傍の風速計測指示を受け付けたと判定された場合には(S609:風速計測指示)、当該指示(選択)を受け付けたドローンの飛行に係るアラートを出力せずに、S606で算出された差の値、又は風速を表示または音声で出力(通知)する。そして、処理をS601に戻す。
また、情報処理システム101は、S601で、ドローンの飛行指示を受け付けたと判定された場合には(S609:ドローンの飛行指示)、当該指示(選択)を受け付けたドローンの飛行を許可し、ユーザにより受け付ける飛行指示に基づき、ドローンを飛行させる。また、S606で算出された差の値、又は風速を表示または音声で出力(通知)する。そして、処理をS601に戻す。
上述のS607は、本発明の判定手段の適用例であり、S603、S604の取得手段により取得されたカメラの動作結果と、S605で取得した無風時におけるカメラの動作結果(カメラの向きを動かす作業電流の値(動作電流の値))との差が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する。
図6のS606では、S603で取得した作業電流の値と、S604で取得した作業電流の値との平均値と、S605で取得した作業電流の値との差の値を算出し、当該算出された値に、所定の係数を乗ずることにより、風速を算出して特定することと説明したが、別の実施例について、説明する。
情報処理システム101は、S606において、S603で取得した作業電流の値のうち最大の値(最大値)、又はS604で取得した作業電流の値のうち最大の値(最大値)を取得する。そして、当該算出された値に、所定の係数を乗ずることにより、風速を算出して特定する。
そして、情報処理システム101は、S607において、S606で取得した最大値が、所定値以上であるか否かを判定する。
ここでの所定値とは、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)に対応する所定値である。そのため、S606で取得した最大値が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)に対応する所定値以上であれば、ネットワークカメラ102、ドローン105付近の風速は、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)であると判定することができる。
そのため、情報処理システム101は、S607において、S606で取得した最大値が、所定値以上であると判定された場合には(YES)、処理をS608に移行し、一方、S606で取得した最大値が、所定値未満であると判定された場合には(NO)、処理をS609に移行する。
また、情報処理システム101は、S607において、S606で算出された風速が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)以上であるか否かを判定することができる。
そのため、情報処理システム101は、S607において、S606で算出された風速が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)以上であると判定された場合には(YES)、処理をS608に移行し、一方、S606で算出された風速が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)未満であると判定された場合には(NO)、処理をS609に移行する。
このように、S603、又はS604でカメラの動作結果として取得した作動電流は、カメラの向きを動かす動作電流の電流値を含む。S607は、本発明の判定手段の適用例であり、カメラの動作結果が、風速に係る無人飛行機(ドローン)の飛行条件を満たしているかを判定する。
この飛行条件は、カメラの動作結果として含まれる電流値の最大値が、無人飛行機による飛行を制限する風速に対応する所定値よりも小さい値であることを、無人飛行機が飛行する飛行条件として含む。カメラの向きを動かす動作は、カメラのパン又はチルトの動作である。
S608、S610、S611は、本発明の出力手段の適用例であり、S607の判定手段による判定結果、S606の算出手段により算出された風速を出力する。
S608の出力手段は、S607の判定手段により、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしていないと判定された場合に(S607:YES)、その判定結果として、無人飛行機による飛行に係るアラートを出力する。
次に、図7を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、情報処理システム101のCPUが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示す処理は、図6のS607でYESと判定された場合に実行される。
図6では、カメラ本体(カメラハウジング109)をパンニングさせるのにかかった作業電流の値に基づいて、風速に係るドローンの飛行基準を満たしているかを判定するものであったが、第2の実施形態の図7では、これに加えて、カメラハウジング109に備え付けられたマイク104が検出した音の大きさを示す音レベルの値(デシベルの値)に基づいて、風速に係るドローンの飛行基準を満たしているかを判定するものである。
そのため、図6までの説明は省略する。
ネットワークカメラ102は、マイク104を備えており、このマイク104で検出した音の大きさ(音量)を示す音レベルの値(デシベルの値)の音データを、所定時間(例えば1秒)毎に所定時間(例えば10秒)取得する。このようにして取得した音データを、図9(A)に示す。
図9(A)は、ネットワークカメラ102のマイク104が計測(検出)した音の音データである。
図9(A)に示すように、所定時間(例えば1秒)ごとに検出された音レベルが所定時間(例えば10秒)計測され、その平均値が最下位のレコードに記憶されている。
情報処理システム101は、ネットワークカメラ102に対して当該音データの取得要求を送信し、ネットワークカメラ102が当該取得要求を受信して当該音データを情報処理システム101に送信し、情報処理システム101は当該音データを取得する(S701)。
S701は、本発明の取得手段の適用例であり、カメラが備えるマイク104により検出された音を取得する。
S701で情報処理システム101が取得する音データは、図9(A)に示すテーブルである。
また、情報処理システム101は、ネットワークカメラ102のマイク104が、無風時に、所定時間(例えば1秒)ごとに所定時間(例えば10秒)検出した音レベルの音データを、図9(B)に示すテーブルとして予めメモリに記憶している。
図9(B)は、ネットワークカメラ102のマイク104が、無風時に、所定時間(例えば1秒)ごとに所定時間(例えば10秒)検出した音レベルの音データを示すテーブルの一例である。
図9(B)の最下位のレコードには、所定時間(例えば1秒)ごとに計測された音レベルの値の平均値が記憶されている。
情報処理システム101は、図9(B)に示すテーブル(音データ)を取得する(S702)。
そして、情報処理システム101は、S701で取得した音データと、S702で取得した音データとの差を算出する(S703)。
例えば、情報処理システム101は、S701で取得した音データの平均値(図9(A)の最下位のレコードに示す平均値である50.1dB)と、S702で取得した音データの平均値(図9(B)の最下位のレコードに示す平均値である32.1dB)との差(18dB)を算出する。また、情報処理システム101は、ここで算出された差(18dB)に、所定の係数(例えば、0.8)を乗ずることにより、風速(14.4m/s)を算出する。(S703)ここでの所定の係数とは、予め実験により求められた値である。
また、ここでは、風速を、所定の係数を用いて算出したが、風速を必ずしも算出しなくてもよい。
例えば、S703で算出された差の値が12.5dB(所定値)以上であれば、風速が10m/sよりも高い値となるため、S703で算出された差の値が12.5dB(所定値)以上であるか否かを、S704で判定すればよいためである。
次に、情報処理システム101は、S703で算出された差の値が所定値(例えば、12.5dB)以上であるか否かを判定する。または、S703で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)以上であるか否かを判定する(S704)。
そして、情報処理システム101は、S704において、S703で算出された差の値が所定値(例えば、12.5dB)以上である、または、S703で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)以上であると判定された場合には(YES)、処理をS608に移行する。
一方、S704において、S703で算出された差の値が所定値(例えば、12.5dB)未満である、または、S703で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)未満であると判定された場合には(YES)、処理をS609に移行する。
このように、情報処理システム101は、S703で算出された差の値が所定値(例えば、12.5dB)以上である、または、S703で算出された風速が所定値(例えば、10m/s)以上であると判定された場合には(YES)、風速に係るドローンの飛行基準を満たしていないと判定して、ドローンの飛行に係るアラートを出力する。また、図6で説明した内容に加えて、情報処理システム101は、S608において、S704で算出された差の値(18dB)、又は風速(14.4m/s)を表示または音声で出力する(S608)。
また、同様に、S610、S611についても、図6で説明した内容に加えて、情報処理システム101は、S704で算出された差の値(18dB)、又は風速(14.4m/s)を表示または音声で出力する。
図7のS703では、S701で取得した音データと、S702で取得した音データとの差を算出することを説明したが、別の実施例について、説明する。
情報処理システム101は、S701で取得した音データの音レベルの値のうち最大の値(最大値)を取得する。そして、当該算出された値に、所定の係数を乗ずることにより、風速を算出して特定する。
そして、情報処理システム101は、S704において、S701で取得した最大値が、所定値以上であるか否かを判定する。
ここでの所定値とは、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)に対応する所定値である。そのため、S701で取得した最大値が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)に対応する所定値以上であれば、ネットワークカメラ102、ドローン105付近の風速は、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)であると判定することができる。
そのため、情報処理システム101は、S704において、S701で取得した最大値が、所定値以上であると判定された場合には(YES)、処理をS608に移行し、一方、S701で取得した最大値が、所定値未満であると判定された場合には(NO)、処理をS609に移行する。
また、情報処理システム101は、S704において、S703で算出された風速が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)以上であるか否かを判定することができる。
そのため、情報処理システム101は、S704において、S703で算出された風速が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)以上であると判定された場合には(YES)、処理をS608に移行し、一方、S703で算出された風速が、ドローン105による飛行を制限する風速(例えば、10m/s)未満であると判定された場合には(NO)、処理をS609に移行する。
このように、S704は、本発明の判定手段の適用例であり、S701の取得手段により取得された音が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する。
そして、S611、S610、S608は本発明の出力手段の適用例であり、S704の判定手段による判定結果を出力する。
以上の第1の実施形態、第2の実施形態では、ネットワークカメラ102のカメラ(カメラハウジング109)をチルト動作、及びパン動作(パンニング)させたが、ネットワークカメラ102のカメラ(カメラハウジング109)の代わりに、図10に示すように、着陸又は離陸しているドローン105のカメラ271をチルト動作、及びパン動作(パンニング)させるようにしてもよい。これにより、ドローン105の位置において、風速に係るドローンの飛行基準(飛行条件)を満たしているかを判定することが可能になる。
図10は、ネットワークカメラ102のカメラ(カメラハウジング109)の代わりに、着陸又は離陸しているドローン105のカメラ271をチルト動作、及びパン動作(パンニング)させることを示すドローン105、ネットワークカメラ102の側面図の一例である。
以上、本発明によれば、無人飛行機の近傍に設置したカメラを用いて、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを確認可能にすることができる。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、読み取り実行可能なプログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 情報処理システム(情報処理装置)
102 ネットワークカメラ(お天気カメラ)
103 雲台
104 マイク
105 ドローン(飛行体)
106 電波塔の電波送信部
107 テレビ
108 テレビ
271 カメラ


Claims (14)

  1. カメラの動作結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記出力手段は、前記判定手段により、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしていないと判定された場合に、前記判定結果として、前記無人飛行機による飛行に係るアラートを出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記カメラの動作結果は、前記カメラの向きを動かす動作電流の電流値を含み、
    前記飛行条件は、前記カメラの動作結果として含まれる前記電流値が、前記無人飛行機による飛行を制限する風速に対応する所定値よりも小さい値であることを、前記無人飛行機が飛行する飛行条件として含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記飛行条件は、前記カメラの動作結果として含まれる前記電流値の最大値が、前記無人飛行機による飛行を制限する風速に対応する所定値よりも小さい値であることを、前記無人飛行機が飛行する飛行条件として含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記カメラの向きを動かす動作は、前記カメラのパン又はチルトの動作であることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理システム。
  6. 前記取得手段は、無人飛行機の近傍の位置に設置されたカメラの動作結果を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記カメラは、前記無人飛行機に備えられたカメラ、陸上に備え付けのお天気カメラ、又はネットワークカメラであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. カメラの動作結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果と、無風時における前記カメラの動作結果との差が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  9. カメラの動作結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果に基づき前記カメラの近傍の風速を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された風速を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  10. カメラの動作結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記カメラの動作結果に基づき前記カメラの近傍の風速を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された風速が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  11. カメラが備えるマイクにより検出された音を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記音が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  12. カメラが備えるマイクにより検出された音を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記音と、無風時における前記マイクにより検出された音との差が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  13. カメラの動作結果を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記カメラの動作結果が、風速に係る無人飛行機の飛行条件を満たしているかを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果を出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至12の何れか1項の情報処理システムの各手段として機能させることを特徴とするプログラム。



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