JP2019010857A - 継手の製造装置 - Google Patents

継手の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019010857A
JP2019010857A JP2017196206A JP2017196206A JP2019010857A JP 2019010857 A JP2019010857 A JP 2019010857A JP 2017196206 A JP2017196206 A JP 2017196206A JP 2017196206 A JP2017196206 A JP 2017196206A JP 2019010857 A JP2019010857 A JP 2019010857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
movable block
block
body block
core pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017196206A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6939374B2 (ja
Inventor
元 井村
Hajime Imura
元 井村
正秋 川崎
Masaaki Kawasaki
正秋 川崎
香織 那須
Kaori Nasu
香織 那須
大地 延島
Daichi Nobeshima
大地 延島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onda Mfg Co Ltd
Original Assignee
Onda Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onda Mfg Co Ltd filed Critical Onda Mfg Co Ltd
Priority to JP2017196206A priority Critical patent/JP6939374B2/ja
Publication of JP2019010857A publication Critical patent/JP2019010857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6939374B2 publication Critical patent/JP6939374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】金型からコアピンが抜き出された後、コアピンの可動ブロックを本体ブロックに対し手間をかけることなく的確に元の位置に戻すことができる継手の製造装置を提供する。【解決手段】継手の製造装置では、型締めされた金型内におけるコアピン周りのキャビティに対し継手を形成するための樹脂を射出し、その樹脂からのコアピンの抜き出しは同コアピンの本体ブロック27に対する可動ブロック28の相対移動により実現される。このように本体ブロック27に対し相対移動した可動ブロック28は、コイルスプリング27bの弾性力により本体ブロック27側に移動させられる。このとき、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容される位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28の当接部48を押圧する第1斜面42、第2斜面43、及びガイド部47の外面47aが、押圧面としてコアピンに形成されている。【選択図】図10

Description

本発明は、継手の製造装置に関する。
樹脂製のU字継手やエルボ継手といった湾曲部分を有する継手を射出成形する継手の製造装置としては、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
同装置は、型締め及び型開きされる金型内に先端同士が互いに突き合わされるよう配置されるコアピンを備えている。更に、コアピンは、金型の型開き時に同コアピンの先端同士を離間させる方向に移動する本体ブロック、及び、その本体ブロックの先端に同本体ブロックに対し相対移動可能に設けられている可動ブロックを有している。
上記製造装置においては、型締めされた金型内におけるコアピン周りのキャビティに対し、継手を形成するための樹脂を射出することにより金型内のコアピン周りに樹脂製の継手が形成される。詳しくは、上記キャビティに射出された樹脂のうちコアピンの可動ブロック周りの部分が上記湾曲部分となるよう継手が形成される。
そして、金型の型開き時には、本体ブロックがコアピンの先端同士を離間させる方向、すなわち本体ブロックを金型から抜き出す方向に移動される。このとき、可動ブロックが本体ブロックに対し相対移動することにより、その可動ブロックを継手の湾曲部分から抜き出すことができる。こうしてコアピンが金型内の樹脂及び同金型から抜き出されるようになる。
特開2016−215639号公報
しかし、継手を上記製造装置で続けて形成しようとすると、コアピンが金型から抜き出された後、作業者が手作業でコアピンの可動ブロックを本体ブロックに対し元の位置に戻したうえで、コアピンを金型内に配置して継手を形成するための樹脂の射出を行わなければならない。このため、可動ブロックを本体ブロックに対し元の位置に戻すための作業が必要になる分、継手の形成に手間がかかるという問題がある。また、作業者の熟練度等によっては可動ブロックを本体ブロックに対し元の位置に戻すことが不十分である可能性があり、そうした場合には継手の形成に問題が生じることにもなりかねない。
本発明の目的は、金型からコアピンが抜き出された後、コアピンの可動ブロックを本体ブロックに対し手間をかけることなく的確に元の位置に戻すことができる継手の製造装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する継手の製造装置は、型締め及び型開きされる金型内に配置されたコアピンを備える。このコアピンは、金型の型開き時に同金型から抜き出される方向に移動する本体ブロック、及び、その本体ブロックの先端に同本体ブロックに対し相対移動可能に設けられている可動ブロックを有する。同装置においては、型締めされた金型内におけるコアピン周りのキャビティに対し継手を形成するための樹脂を射出し、その後の金型の型開き時に本体ブロックが移動する際における可動ブロックの本体ブロックに対する相対移動により、上記樹脂からのコアピンの抜き出しを可能としている。また、同装置は、コアピンにおける可動ブロックを本体ブロック側に付勢する付勢部を備える。そして、本体ブロックには、付勢部によって付勢された可動ブロックにおける本体ブロック側の一部を収容する収容凹部が形成されている。一方、コアピンには、同コアピンが上記樹脂から抜き出されて可動ブロックが付勢部の付勢力によって本体ブロック側に移動するとき、可動ブロックにおける本体ブロック側の一部が上記収容凹部に収容される位置に向けて可動ブロックが変位するよう、同可動ブロックを押圧する押圧面が形成される。
上記構成によれば、型締めされる金型内に配置されたコアピンにおいては、可動ブロックにおける本体ブロック側の一部が同本体ブロックの収容凹部に収容された状態のもと、可動ブロックが付勢部によって本体ブロック側に付勢される。そして、金型内におけるコアピン周りのキャビティに対し継手を形成するための樹脂を射出した後、型開き時に金型からコアピンが抜き出されるときには、可動ブロックが本体ブロックに対し相対移動することにより、金型内に射出された樹脂からコアピンを抜き出すことが可能となる。このように抜き出されたコアピンにおいては、可動ブロックが付勢部の付勢力によって本体ブロック側に移動する。このとき、可動ブロックにおける本体ブロック側の一部が上記収容凹部に収容可能な位置からずれた状態にあるとすると、上記可動ブロックの一部が上記収容凹部に収容可能な位置に向けて可動ブロックが変位するよう、同可動ブロックが押圧面によって押圧される。従って、付勢部の付勢力によって本体ブロック側に変位する可動ブロックが本体ブロックに対し手間をかけることなく的確に元の位置、すなわち上記可動ブロックの一部を本体ブロックの上記収容凹部に収容する位置に戻るようになる。
樹脂製エルボ継手を示す断面図。 樹脂製エルボ継手の製造装置を概略的に示す側面図。 樹脂製エルボ継手の継手本体を形成するための金型内に配置されたコアピンを示す断面図。 連結バーにおける他方の端部の支持軸に対する連結態様、及び、支持軸における筒体及び本体ブロックに対する連結態様を示す断面図。 樹脂製エルボ継手の継手本体を形成するための金型内から抜き出し方向に移動されたコアピンを示す断面図。 本体ブロックと可動ブロックとが接した状態を示す断面図。 本体ブロックにおける可動ブロック側の端部を斜め上方から見た状態を示す斜視図。 (a)及び(b)は本体ブロックにおける可動ブロック側の端部を示す断面図及び正面図。 可動ブロック及び連結バーを斜め下方から見た状態を示す斜視図。 可動ブロックにおける当接部の本体ブロックに対する当接態様を示す断面図。 可動ブロックにおける当接部の本体ブロックに対する当接態様を示す断面図。 可動ブロックにおける当接部の本体ブロックに対する当接態様を示す断面図。
以下、継手の製造装置の一実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。
図1に示す樹脂製エルボ継手1は、建物の給水システム等において、水を流すための複数のパイプのうち、互いに直角方向に延びたパイプ6とパイプ8とを繋ぐために設けられている。この樹脂製エルボ継手1は、第1ストレート部2と第2ストレート部3とを繋ぐよう両者に対し一体に形成されているコーナー部4を有するL型の樹脂からなる継手本体5を備えている。なお、継手本体5を形成する樹脂としては、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂にグラスファイバーを混合したものを用いることが考えられる。
継手本体5において、第1ストレート部2と第2ストレート部3とは互いに直角となる方向に直線状に延びる円筒状に形成されており、コーナー部4は第1ストレート部2と第2ストレート部3とを繋ぐように円弧状に湾曲する円筒状に形成されている。上記第1ストレート部2には、その第1ストレート部2に接続されるパイプ6の抜け止めを行う第1ロック機構7が設けられている。また、上記第2ストレート部3には、その第2ストレート部3に接続されるパイプ8の抜け止めを行う第2ロック機構9が設けられている。
更に、継手本体5において、コーナー部4の第1ストレート部2との境界部分は入口部4aとなっており、コーナー部4の第2ストレート部3との境界部分は出口部4bとなっている。また、コーナー部4における入口部4aと出口部4bとの間の中間位置には、頂点部4cが設けられている。これら入口部4a、出口部4b、及び頂点部4cの内周面はそれぞれ真円状をなしており、コーナー部4の内部では入口部4aの内周面と頂点部4cの内周面とが滑らかに繋がっているとともに頂点部4cの内周面と出口部4bの内周面とが滑らかに繋がっている。ちなみに、入口部4a及び出口部4bの内径は、頂点部4cの内径よりも大きくされている。従って、コーナー部4の内径は、頂点部4cから入口部4aに向うほど徐々に大きくなるとともに、頂点部4cから出口部4bに向うほど徐々に大きくなる。
第1ストレート部2の内周面におけるコーナー部4寄りの部分には、パイプ6とパイプ8とのうち、上流側のパイプ6の端部を収容する収容部11が設けられている。この収容部11の内周面とコーナー部4における入口部4aの内周面との間には段差部12が形成されており、段差部12と入口部4aの内周面とはほぼ直交した状態となっている。また、パイプ6の端部には金属からなる筒状のインコア13が挿入されている。このインコア13がパイプ6内に没入することは同インコア13の端部に形成されたフランジ13aによって抑制されている。そして、パイプ6の端部に挿入されたインコア13が段差部12に突き当たるようになるまで、同パイプ6の端部が第1ストレート部2の端部から同第1ストレート部2における収容部11の内周面に挿入されている。
第1ストレート部2の内周面において、収容部11と第1ストレート部2の上記端部との間の部分には、収容部11よりも大径となるシール部14が設けられている。このシール部14内には、収容部11側から第1ストレート部2の端部側に向けて、シールリング15、スペーサ16、シールリング17、保持リング18が順に配置されている。そして、パイプ6の端部が第1ストレート部2の収容部11内に挿入されたときには、そのパイプ6がシールリング15、スペーサ16、シールリング17、及び保持リング18を貫通する。このとき、シール部14内のシールリング15,17がパイプ6の外周面に接触した状態となり、それによって継手本体5内を流れる水がパイプ6の外周面とシール部14の内周面との間から樹脂製エルボ継手1の外に漏れることは抑制される。
第1ロック機構7は、パイプ6を第1ストレート部2に保持するための保持部材19と、その保持部材19を第1ストレート部2に取り付けるためのキャップ20と、を備えている。上記保持部材19には嵌込リング21と割リング22との間に位置する円環状のロックリング23が設けられている。保持部材19は、第1ストレート部2のシール部14に配置された保持リング18に隣接して位置している。
また、キャップ20は、円筒状に形成されている。このキャップ20の内部に割リング22及びロックリング23を配置し、更に嵌込リング21をキャップ20の内部に嵌め込むことにより、割リング22及びロックリング23がキャップ20の内部から脱落しないようにされる。そうした状態のもと、キャップ20の開口端を第1ストレート部2の端部と径方向に重なる部分において同端部に対し係合させることにより、第1ストレート部2に対しキャップ20及び保持部材19からなる第1ロック機構7が容易に組み付けられる。
第1ロック機構7(保持部材19及びキャップ20)が第1ストレート部2に取り付けられた状態で、パイプ6の端部が保持部材19及びキャップ20を貫通して第1ストレート部2の上記端部から収容部11内に挿入されると、保持部材19の割リング22及びロックリング23がパイプ6の外周面を押圧する。これにより、パイプ6の第1ストレート部2からの抜け出しが防止される。
一方、樹脂製エルボ継手1の継手本体5において、第2ストレート部3及び第2ロック機構9はそれぞれ、第1ストレート部2及び第1ロック機構7とほぼ同じ構成となっている。このため、以下の第2ストレート部3及び第2ロック機構9の説明において、第1ストレート部2及び第1ロック機構7と同じ部分については、それら第1ストレート部2及び第1ロック機構7と同一の符号を付して説明を省略する。
第2ストレート部3の内周面におけるコーナー部4寄りの部分には、パイプ6とパイプ8とのうち、下流側のパイプ8の端部を収容する収容部11が設けられている。この収容部11の内周面とコーナー部4における出口部4bの内周面との間には段差部12が形成されており、段差部12と出口部4bの内周面とはほぼ直交した状態となっている。また、パイプ8の端部にはインコア13が挿入されている。このインコア13がパイプ8内に没入することはフランジ13aによって抑制されている。そして、パイプ8の端部に挿入されたインコア13が段差部12に突き当たるようになるまで、同パイプ8の端部が第2ストレート部3の端部から同第2ストレート部3における収容部11の内周面に挿入されている。このパイプ8の第2ストレート部3からの抜け出しは、第2ロック機構9によって防止される。
次に、樹脂製エルボ継手1の製造装置について、より詳しくは継手本体5を製造するための製造装置について説明する。
図2に示すように、上記製造装置は、継手本体5を射出成形によって形成するための金型内に配置されるコアピン25,26(図2にはコアピン25のみ図示)を備えている。上記金型は、下側に位置する固定型24aと上側に位置する可動型24bとで上下一対となっており、型開き時には固定型24aに対し可動型24bが離間するよう上方に相対移動する一方、型締め時には固定型24aに対し可動型24bが接近するよう下方に移動する。
上記可動型24bには、斜め下方に向けて突出するように延びて上記固定型24aに形成された穴35に挿入されるバー36が固定されている。このバー36は、コアピン25,26にそれぞれ対応して設けられており、コアピン25,26の本体ブロック27を貫通している。
そして、型開き時には可動型24bと上記バー36との一体移動に伴い、同バー36が本体ブロック27を可動型24bと固定型24aとの間から抜き出す方向(図2においては右方向)に押し付ける。これにより、本体ブロック27が可動型24bと固定型24aとの間から抜き出される方向に移動する。一方、型締め時には上側の固定型24aと上記バー36との一体移動に伴い、同バー36が本体ブロック27を上述した方向と逆の方向(図2においては左方向)に押し付ける。これにより、本体ブロック27が固定型24aと固定型24aとの間から抜き出される方向とは逆の方向に移動する。
図3に示すように、固定型24aと可動型24bとの間(金型内)に配置されたコアピン25,26は、互いに直交する方向且つ水平方向に延びている。コアピン25,26は、上記本体ブロック27を備えている。ちなみに、図3には、本体ブロック27のうち、図2のバー36が貫通する部分以外の部分を示している。また、コアピン25,26は、本体ブロック27の先端に設けられた可動ブロック28も備えている。これら本体ブロック27と可動ブロック28とは、連結バー30によって連結されている。
上記本体ブロック27には、筒体34が挿入された内部空間38が形成されている。そして、本体ブロック27は、筒体34に対し、同筒体34の中心線方向に相対移動可能となっている。内部空間38における筒体34と本体ブロック27との間には、コイルスプリング27bが設けられている。また、本体ブロック27には、内部空間38のコイルスプリング27bが設けられている部分に対し接続されるエア供給通路40が形成されている。このエア供給通路40は、エア供給装置(図示しない)と繋がっている。
本体ブロック27において、内部空間38と本体ブロック27の可動ブロック28側の端面との間の部分には同部分を貫通する孔39が形成されており、その孔39に上記連結バー30が通されている。この連結バー30の一方の端部は、可動ブロック28の内部に挿入されており、同可動ブロック28に固定された支持軸31に対し回動可能に連結されている。
詳しくは、可動ブロック28には、本体ブロック27側に向けて開口するとともに同本体ブロック27に近づくほど拡開する窪み49が形成されており、その窪み49に連結バー30の一方の端部が挿入されている。また、窪み49の内部においては、上記支持軸33が連結バー30の一方の端部を貫通している。支持軸33の軸線方向(図3の紙面と直交する方向)の両端部はそれぞれ可動ブロック28に対し固定されており、連結バー30の一方の端部は上記支持軸33に対し回動可能となっている。一方、連結バー30の他方の端部は、本体ブロック27の内部空間38内にある上記筒体34の内部に挿入されており、その筒体34を貫通する支持軸33に対し回動可能に連結されている。
図4は、連結バー30における他方の端部の支持軸33に対する連結態様、及び、支持軸33における筒体34及び本体ブロック27に対する連結態様を示している。図4から分かるように、支持軸33は、連結バー30の他方の端部を貫通するとともに、筒体34を径方向(図4の上下方向)に貫通している。連結バー30の他方の端部は、支持軸33に対し回動可能となっている。また、支持軸33の軸線方向(図4の上下方向)の両端部はそれぞれ、本体ブロック27に連結バー30と同方向に延びるように形成されたスリット32に挿入されており、そのスリット32内を同スリット32の延びる方向に移動可能となっている。
金型内、すなわち固定型24aと可動型24bとの間(図3には固定型24aのみ図示)において、コアピン25の可動ブロック28とコアピン26の可動ブロック28とは互いに突き合わされている。言い換えれば、コアピン25,26の先端同士が突き合わされている。そして、金型内におけるコアピン25,26周りのキャビティ37に対し溶融した樹脂を射出し、同樹脂をコアピン25,26周りで固化させることにより継手本体5が形成される。詳しくは、継手本体5の第1ストレート部2がコアピン25の本体ブロック27周りに形成され、継手本体5のコーナー部4がコアピン25,26の可動ブロック28周りに形成され、継手本体5の第2ストレート部3がコアピン26の本体ブロック27周りに形成される。
そして、金型の型開きに伴い、コアピン25,26が可動ブロック28同士を離す方向に引き抜かれるとともに、エア供給装置によりエア供給通路40を介してコアピン25,26における本体ブロック27の内部空間38内にエアが供給される。上述したようにコアピン25,26を引き抜くときには、最初にスリット32内を支持軸33が相対的に変位できる範囲で本体ブロック27のみが移動し、それによって継手本体5の第1ストレート部2からコアピン25の本体ブロック27が引き抜かれるとともに、第2ストレート部3からコアピン26の本体ブロック27が引き抜かれる。なお、このときの本体ブロック27の移動は、筒体34に対し相対的に行われるとともに、コイルスプリング27bの弾性力に抗して行われる。
上述したように本体ブロック27が移動して同本体ブロック27と可動ブロック28とが離れるときには、内部空間38に供給されたエアが孔39を介して可動ブロック28と本体ブロック27との隙間に供給される。このエアに流れにより、上記隙間に入り込もうとする異物が、その隙間から排出されるようになる。その後、連結バー30と連結されている支持軸33が本体ブロック27のスリット32の端部に接触すると、可動ブロック28(支持軸31)が連結バー30を介して本体ブロック27に引かれるようになる。このように引かれる可動ブロック28は、連結バー30に連結されている支持軸31の中心線周りに回動しつつ、継手本体5のコーナー部4から引き抜かれる。
図5は、コアピン25,26を金型内の継手本体5から引き抜いた状態、より詳しくはコアピン25,26の可動ブロック28を継手本体5のコーナー部4から引き抜いた状態を示している。このように可動ブロック28が引き抜かれると、本体ブロック27と可動ブロック28とはコイルスプリング27bの弾性力によって互いに当接した元の位置に戻ることが可能となる。なお、コイルスプリング27bは、その弾性力(付勢力)によって可動ブロック28を本体ブロック27側に付勢する付勢部として機能する。
ちなみに、継手本体5から本体ブロック27が引き抜かれ、同本体ブロック27と可動ブロック28とが離れるとき、仮に両者の隙間に異物が入り込んだとすると、上述したように本体ブロック27と可動ブロック28とがコイルスプリング27bの弾性力によって互いに当接した元の位置に戻るとき、上記異物の噛み込みが生じるおそれがある。このように異物が本体ブロック27と可動ブロック28との間に噛み込んだ状態では、本体ブロック27に対する可動ブロック28の姿勢が不適切になるため、次回の継手本体5の射出成形時に可動ブロック28の引き抜きに伴って異常摩耗(いわゆる「かじり」)が生じる。
しかし、継手本体5から本体ブロック27が引き抜かれ、同本体ブロック27と可動ブロック28とが離れるときには、両者の隙間に上述したようにエアが供給されて異物が入り込まないようにされる。このため、本体ブロック27と可動ブロック28とがコイルスプリング27bの弾性力によって互いに当接した元の位置に戻るとき、本体ブロック27と可動ブロック28との間に上記異物が噛み込むことを抑制でき、その異物の噛み込みに伴って上記かじりが発生することは抑制されるようになる。
次に、コアピン25,26における本体ブロック27と可動ブロック28との互いに接する部分の形状、並びに、連結バー30の外形形状について詳しく説明する。なお、コアピン25とコアピン26とは同一の構造を有しているため、以下ではコアピン25についてのみ詳しく説明し、コアピン26についてはコアピン25と同一の符号を付して詳しい説明を割愛する。
図6〜図9において、図6は本体ブロック27と可動ブロック28とが接した状態を示しており、図7は本体ブロック27における可動ブロック28側の端部を斜め上方から見た状態を示している。また、図8(a)及び図8(b)は本体ブロック27における可動ブロック28側の端部を示しており、図9は可動ブロック28及び連結バー30を斜め下方から見た状態を示している。
図6から分かるように、本体ブロック27における可動ブロック28側の端面には、本体ブロック27の一部を収容する収容凹部41が形成されている。この収容凹部41の底面には、図7及び図8に示されるように、第1斜面42及び第2斜面43が形成されている。これら第1斜面42と第2斜面43とは、円柱状に形成されている本体ブロック27の中心線よりも図8の下寄りに位置しており、且つ、第1斜面42が上側に位置するとともに第2斜面43が下側に位置した状態で境界線L1を境目として上下に隣接している。また、本体ブロック27の孔39は本体ブロック27の中心線よりも図8の上寄りに位置しており、孔39の一部が第1斜面42で開口している。
図8(b)に示されるように、第2斜面43に関しては、その水平方向の中央が谷底部44となるよう折れ曲がっている。そして、第2斜面43における谷底部44と上記境界線L1との間の部分は、谷底部44と境界線L1との交点Pcに向かうほど収容凹部41の底面(図8(a)参照)から離れるよう傾斜している。一方、図8(b)に示されるように、第1斜面42においては、その一部が孔39と重なって同孔39を開口させる部分となっている。この第1斜面42に関しても、同第1斜面42の水平方向の中央が谷底部45となるよう折れ曲がっている。そして、第1斜面42における谷底部45と上記境界線L1との間の部分は、谷底部45と境界線L1との交点Pcに向かうほど収容凹部41の底面(図8(a)参照)から離れるよう傾斜している。
図9に示すように、可動ブロック28における本体ブロック27側の面には、本体ブロック27の収容凹部41に収容される突出部46が形成されている。この突出部46の外形は、収容凹部41の内形に対応する形状に形成されている。なお、上記突出部46は、可動ブロック28における上記収容凹部41に収容される本体ブロック27側の一部として機能する。そして、上記突出部46から連結バー30の先端部が可動ブロック28の内部に挿入されており、同可動ブロック28に対し連結バー30の先端部が連結されている。また、連結バー30における図9の上面であって可動ブロック28の近傍の位置には、上方に向って突出するガイド部47が形成されている。
図6に示すように、ガイド部47は、本体ブロック27の第2斜面43から離れる方向であって、且つ、孔39の中心線に対し離れる方向に突出している。また、可動ブロック28の突出部46における連結バー30の高さ方向(図6の上下方向)の両端部のうち、連結バー30の上記ガイド部47と反対側の端部には当接部48が設けられている。この当接部48の外周面(図6の下面)は、可動ブロック28の外周面(図6の下面)に対し、段差を生じさせることなく滑らかに繋がっている。上記当接部48の外周面は、可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれた後(図5参照)、可動ブロック28がコイルスプリング27bの弾性力によって本体ブロック27側に接近するとき、可動ブロック28において本体ブロック27に対し最初に当接する部分である。
図10〜図12はそれぞれ、可動ブロック28における当接部48の本体ブロック27に対する当接態様を示している。可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたときには、そのコーナー部4の湾曲に応じて可動ブロック28が支持軸31周りに回動するため、可動ブロック28がその突出部46を本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置からずれた状態となる。このときには、可動ブロック28のうち当接部48が最も本体ブロック27に近づいた状態となる。この状態のもとで、可動ブロック28がコイルスプリング27bの弾性力によって本体ブロック27側に引かれることにより、当接部48が本体ブロック27における収容凹部41の底面、より詳しくは第2斜面43もしくは第1斜面42に対し当接する。
このときの収容凹部41の底面(第1斜面42、第2斜面43)に対する当接部48の当接態様については、継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたときの可動ブロック28の回動態様、及び、連結バー30の支持軸33周りについての変位態様によって変わってくる。ちなみに、図10及び図11は当接部48が第2斜面43に当接した状態を示しており、図12は当接部48が第1斜面42に当接した状態を示している。以下、図10〜図12に示す第1斜面42及び第2斜面43に対する当接部48の当接態様が生じる状況について個別に説明する。
図10は、可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたとき、同可動ブロック28の矢印Y1方向(当接部48を連結バー30に近づける方向)への回動量が少なく、且つ、連結バー30の矢印Y2方向(連結バー30に対するガイド部47の突出方向)への変位量が少ない場合の例を示している。可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたとき、通常は第1斜面42及び第2斜面43に対する当接部48の当接態様が図10に示されるような態様となる。すなわち、そうした当接態様となるよう、本体ブロック27に対する連結バー30の位置及び第2斜面43の位置が予め定められている。
図10から分かるように、この場合には当接部48が第2斜面43に当接するとともに、連結バー30のガイド部47が本体ブロック27における孔39の開口部上端に当たらないように位置する。この場合、コイルスプリング27bの弾性力により連結バー30及び可動ブロック28が本体ブロック27側に引っ張られると、当接部48が第2斜面43からの押圧力を受けることにより、同当接部48が第2斜面43上を交点Pcから離れる方向に摺動しつつ可動ブロック28が矢印Y1と逆方向に回動する。すなわち、こうした可動ブロック28の回動が生じるよう第2斜面43の傾斜角度が定められている。なお、このときの第2斜面43は、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28(当接部48)を押圧する押圧面として機能する。
ちなみに、このときに当接部48を押圧する第2斜面43については、図8に示されるように谷底部44を有するように折れ曲がっているため、その谷底部44を挟む両側の部分でそれぞれ当接部48を谷底部44寄りに押圧する。これにより、可動ブロック28は、谷底部44に沿って交点Pcから離れる方向(図10の矢印Y1方向と逆方向)に、谷底部44と直交する方向への位置ずれを生じさせることなく回動する。そして、こうした可動ブロック28の回動を通じて、可動ブロック28が本体ブロック27から離れる前の元の位置、すなわち可動ブロック28の突出部46を本体ブロック27の収容凹部41に収容した位置に戻る。
図11は、可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたとき、同可動ブロック28の矢印Y1方向への回動量が少なく、且つ、連結バー30の矢印Y2方向への変位量が多い場合の例を示している。こうした例は、コーナー部4から引き抜かれるときの可動ブロック28の挙動が状況に応じて変動することに伴って生じる。
図11から分かるように、この場合には連結バー30のガイド部47が本体ブロック27における孔39の開口部上端に当たる。このため、コイルスプリング27bの弾性力により連結バー30及び可動ブロック28が本体ブロック27側に引っ張られることに伴い、ガイド部47の外面47aが孔39の開口部上端からの押圧力を受ける。そして、その押圧力が連結バー30を介して可動ブロック28に作用することにより、連結バー30及び可動ブロック28が矢印Y2方向と逆方向に変位する。すなわち、こうした連結バー30及び可動ブロック28の変位が生じるよう、ガイド部47の外面のうち孔39の開口部上端に当たる部分は、可動ブロック28から離れる方向(図11の右方向)に向うに従い、ガイド部47の連結バー30に対する突出量を徐々に小さくする斜状に形成されている。なお、このときのガイド部47の外面47aは、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28を押圧する押圧面として機能する。
上述したように連結バー30及び可動ブロック28が矢印Y2と逆方向に変位することにより、可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたときの連結バー30の矢印Y2方向への変位量が多い場合であっても、可動ブロック28の当接部48が第2斜面43に当接するようになる。そして、コイルスプリング27bの弾性力により連結バー30及び可動ブロック28が本体ブロック27側に引っ張られると、当接部48が第2斜面43からの押圧力を受けることにより、同当接部48が第2斜面43上を交点Pcから離れる方向に摺動しつつ可動ブロック28が矢印Y1と逆方向に回動する。なお、このときの第2斜面43も、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28(当接部48)を押圧する押圧面として機能する。こうした可動ブロック28の回動及び上記連結バー30の矢印Y2方向と逆方向への変位を通じて、可動ブロック28が本体ブロック27から離れる前の元の位置、すなわち可動ブロック28の突出部46を本体ブロック27の収容凹部41に収容した位置に戻る。
図12は、可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたとき、同可動ブロック28の矢印Y1方向への回動量が多く、且つ、連結バー30の矢印Y2方向への変位量も多い場合の例を示している。こうした例も、コーナー部4から引き抜かれるときの可動ブロック28の挙動が状況に応じて変動することに伴って生じる。
図12から分かるように、この場合には当接部48が第1斜面42に当接する。すなわち図12のような可動ブロック28の回転態様及び連結バー30の変位態様が生じたとき、当接部48が第1斜面42に当接するよう、同第1斜面42の位置が予め定められている。このように当接部48が第1斜面42に当接するため、コイルスプリング27bの弾性力により連結バー30及び可動ブロック28が本体ブロック27側に引っ張られることに伴い、当接部48が第1斜面42からの押圧力を受けて第1斜面42上を交点Pcに近づく方向に摺動しつつ可動ブロック28が矢印Y1と逆方向に回動する。すなわち、こうした可動ブロック28の回動が生じるよう第1斜面42の傾斜角度が定められている。なお、このときの第1斜面42も、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28(当接部48)を押圧する押圧面として機能する。
ちなみに、このときに当接部48を押圧する第1斜面42については、図8に示されるように谷底部45を有するように折れ曲がっているため、その谷底部45を挟む両側の部分でそれぞれ当接部48を谷底部45寄りに押圧する。これにより、可動ブロック28は、谷底部45に沿って交点Pcに近づく方向(図12の矢印Y1方向と逆方向)に、谷底部45と直交する方向への位置ずれを生じさせることなく回動する。
その後、コイルスプリング27bの弾性力により連結バー30及び可動ブロック28が本体ブロック27側に引っ張られることに伴い、連結バー30のガイド部47が本体ブロック27における孔39の開口部上端に当たり、ガイド部47の外面47aが孔39の開口部上端からの押圧力を受ける。そして、その押圧力が連結バー30を介して可動ブロック28に作用することにより、連結バー30及び可動ブロック28が矢印Y2方向と逆方向に変位する。なお、このときのガイド部47の外面47aも、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28を押圧する押圧面として機能する。
上述したように、可動ブロック28は、第1斜面42を利用して矢印Y1と逆方向に回動するとともに、ガイド部47を利用して矢印Y2と逆方向に変位する。これにより、可動ブロック28が継手本体5のコーナー部4から引き抜かれたときの可動ブロック28の矢印Y1方向への回動量が多く、且つ、連結バー30の矢印Y2方向への変位量が多い場合であっても、可動ブロック28の当接部48が第2斜面43に当接するようになる。こうした状態のもと、コイルスプリング27bの弾性力により連結バー30及び可動ブロック28が本体ブロック27側に引っ張られると、当接部48が第2斜面43からの押圧力を受けることにより、同当接部48が第2斜面43上を交点Pcから離れる方向に摺動しつつ可動ブロック28が矢印Y1と逆方向に回動する。なお、このときの第2斜面43も、可動ブロック28の突出部46が本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28(当接部48)を押圧する押圧面として機能する。
以上のような可動ブロック28の矢印Y2方向と逆方向への回動及び上記連結バー30の矢印Y2方向と逆方向への変位を通じて、可動ブロック28が本体ブロック27から離れる前の元の位置、すなわち可動ブロック28の突出部46を本体ブロック27の収容凹部41に収容した位置に戻る。
本実施形態の継手の製造装置によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)金型内、すなわち固定型24aと可動型24bとの間におけるコアピン25,26周りのキャビティ37に対し継手本体5を形成するための樹脂を射出した後、型開き時に固定型24aと可動型24bとの間からコアピン25,26が抜き出されるときには、可動ブロック28が本体ブロック27に対し相対移動する。すなわち、可動ブロック28が支持軸31周りに回動するとともに連結バー30が支持軸33周りに回動することにより、同可動ブロック28の本体ブロック27に対する相対移動が行われる。これにより、金型内に射出された樹脂(継手本体5)からコアピン25,26を抜き出すことが可能となる。このように抜き出されたコアピン25,26においては、可動ブロック28がコイルスプリング27bの弾性力によって本体ブロック27側に移動する。このとき、可動ブロック28の突出部46は本体ブロック27の収容凹部41に収容可能な位置からずれた状態にあり、上記突出部46が上記収容凹部41に収容可能な位置に向けて可動ブロック28が変位するよう、同可動ブロック28が第1斜面42、第2斜面43、及びガイド部47の外面47aといった押圧面で押圧される。従って、コイルスプリング27bの弾性力によって本体ブロック27側に変位する可動ブロック28が本体ブロック27に対し手間をかけることなく的確に元の位置、すなわち可動ブロック28の突出部46を本体ブロック27の収容凹部41に収容する位置に戻るようになる。
(2)上記当接部48は可動ブロック28における本体ブロック27側に突出する突出部46に設けられており、その突出部46(当接部48)は継手本体5の射出成形時には本体ブロック27の収容凹部41内に収容されるようになる。このため、当接部48が第1斜面42や第2斜面43に対し摺動することによって摩耗したとしても、その摩耗に伴う当接部48の形状変化が金型24及びコアピン25,26によって形成される継手本体5の表面形状に影響を及ぼすことはない。
(3)上記当接部48の外周面(図6の下面)は、可動ブロック28の外周面(図6の下面)に対し、段差を生じさせることなく滑らかに繋がっている。そして、上述したように可動ブロック28がコイルスプリング27bの弾性力によって本体ブロック27側に移動するときには、上記当接部48が最初に本体ブロック27の第2斜面43や第1斜面42に当接する。このため、それら第2斜面43及び第1斜面42に対し可動ブロック28における当接部以外の部分が当接することを抑制できる。従って、可動ブロック28における当接部以外の部分が第2斜面43及び第1斜面42に対し当接することにより、可動ブロック28が本体ブロック27に対し不適切な姿勢となることを抑制できる。また、可動ブロック28の上記外周面は継手本体5のコーナー部4を形成するための成形面であるが、その成形面が第2斜面43や第1斜面42に当接してしまうことについても、上記当接部48によって抑制できるようになる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・可動ブロック28を押圧する押圧面として、第1斜面42、第2斜面43、及びガイド部47の外面47aを例示したが、第2斜面43のみを設けること、第2斜面43と第1斜面42との二つのみを設けること、第2斜面43とガイド部47(外面47a)との二つのみを設けることのうち、いずれかを選択することも可能である。
・継手本体5を形成する樹脂として、ポリフェニレンサルファイド樹脂にグラスファイバーを混合したものを例示したが、それ以外の樹脂を用いてもよい。
・製造装置によって形成される継手は、エルボ継手以外の樹脂製の継手、例えばU字継手やY字継手であってもよい。なお、Y字継手を形成する場合には、金型内で先端同士がつき合わされる一対のコアピンを設ける代わりに、可動コアを備えた一つのコアピンが金型内に配置され、そのコアピンによってY字継手における流路の交差部分が形成される。
1…樹脂製エルボ継手、2…第1ストレート部、3…第2ストレート部、4…コーナー部、4a…入口部、4b…出口部、4c…頂点部、5…継手本体、6…パイプ、7…第1ロック機構、8…パイプ、9…第2ロック機構、11…収容部、12…段差部、13…インコア、13a…フランジ、14…シール部、15…シールリング、16…スペーサ、17…シールリング、18…保持リング、19…保持部材、20…キャップ、21…嵌込リング、22…割リング、23…ロックリング、24a…固定型、24b…可動型、25…コアピン、26…コアピン、27…本体ブロック、27b…コイルスプリング、28…可動ブロック、30…連結バー、31…支持軸、32…スリット、33…支持軸、34…筒体、35…穴、36…バー、37…キャビティ、38…内部空間、39…孔、40…エア供給通路、41…収容凹部、42…第1斜面、43…第2斜面、44…谷底部、45…谷底部、46…突出部、47…ガイド部、47a…外面、48…当接部、49…窪み。

Claims (1)

  1. 型締め及び型開きされる金型内に配置されたコアピンを備えており、
    前記コアピンは、前記金型の型開き時に同金型から抜き出される方向に移動する本体ブロック、及び、その本体ブロックの先端に同本体ブロックに対し相対移動可能に設けられている可動ブロックを有するものであり、
    型締めされた前記金型内における前記コアピン周りのキャビティに対し継手を形成するための樹脂を射出し、その後の前記金型の型開き時に前記本体ブロックが移動する際における前記可動ブロックの前記本体ブロックに対する相対移動により、前記樹脂からの前記コアピンの抜き出しを可能としている継手の製造装置において、
    前記コアピンにおける前記可動ブロックを前記本体ブロック側に付勢する付勢部を備えており、
    前記本体ブロックには、前記付勢部によって付勢された前記可動ブロックにおける前記本体ブロック側の一部を収容する収容凹部が形成されており、
    前記コアピンには、同コアピンが前記樹脂から抜き出されて前記可動ブロックが前記付勢部の付勢力によって前記本体ブロック側に移動するとき、前記可動ブロックにおける前記本体ブロック側の一部が前記収容凹部に収容される位置に向けて前記可動ブロックが変位するよう、同可動ブロックを押圧する押圧面が形成されている
    ことを特徴とする継手の製造装置。
JP2017196206A 2017-10-06 2017-10-06 継手の製造装置 Active JP6939374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017196206A JP6939374B2 (ja) 2017-10-06 2017-10-06 継手の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017196206A JP6939374B2 (ja) 2017-10-06 2017-10-06 継手の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019010857A true JP2019010857A (ja) 2019-01-24
JP6939374B2 JP6939374B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=65227191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017196206A Active JP6939374B2 (ja) 2017-10-06 2017-10-06 継手の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6939374B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112233A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 井上スダレ株式会社 T型管継手
WO2021152927A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05 日本ピラー工業株式会社 樹脂製継手、流路ブロック及び流体制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182356A (en) * 1975-01-17 1976-07-19 Kubota Ltd Kyotsukantsugiteno shinganeridatsuho oyobi shinganesochi
WO2014046063A1 (ja) * 2012-09-18 2014-03-27 株式会社ニフコ 曲管構造及び曲管成形用金型

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182356A (en) * 1975-01-17 1976-07-19 Kubota Ltd Kyotsukantsugiteno shinganeridatsuho oyobi shinganesochi
WO2014046063A1 (ja) * 2012-09-18 2014-03-27 株式会社ニフコ 曲管構造及び曲管成形用金型

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112233A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 井上スダレ株式会社 T型管継手
WO2021152927A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05 日本ピラー工業株式会社 樹脂製継手、流路ブロック及び流体制御装置
JPWO2021152927A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05
CN114867962A (zh) * 2020-01-28 2022-08-05 日本皮拉工业株式会社 树脂制接头、流路块以及流体控制装置
US20230045298A1 (en) * 2020-01-28 2023-02-09 Nippon Pillar Packing Co., Ltd. Resin joint, channel block, and fluid control device
TWI802823B (zh) * 2020-01-28 2023-05-21 日商日本皮拉工業股份有限公司 樹脂接頭、流路塊以及流體控制裝置
JP7304440B2 (ja) 2020-01-28 2023-07-06 日本ピラー工業株式会社 樹脂製継手、流路ブロック及び流体制御装置
US11708928B2 (en) 2020-01-28 2023-07-25 Nippon Pillar Packing Co., Ltd. Resin joint, channel block, and fluid control device

Also Published As

Publication number Publication date
JP6939374B2 (ja) 2021-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102066776B (zh) 夹子
JP5438463B2 (ja) コネクタ
JP2019010857A (ja) 継手の製造装置
JP4538281B2 (ja) バルブノズル
JP5614975B2 (ja) 排水集合継手
CN104024716A (zh) 连接器
JP2021185322A (ja) 樹脂製エルボ継手
JP2008027787A (ja) レバー式コネクタ
JP2009228899A (ja) 管継手用のソケット及び管継手
JP2019021497A (ja) レバー式コネクタ
US4127314A (en) Terminal pin holding block
JP2021181836A (ja) 樹脂製エルボ継手及び配管カバー
JP2018141543A (ja) 配管継手
JP2019056448A (ja) パイプ用コネクタ
JP2009093930A (ja) レバー式コネクタ
JP5697908B2 (ja) 燃料噴射弁の燃料供給口用フィルタ
JP6512858B2 (ja) 繊維強化樹脂材料製筒状品、その射出成形金型、及び射出成形方法
US11892109B2 (en) Quick connector
JP5839288B2 (ja) コネクタ
JP7020295B2 (ja) 樹脂製継手
JP6466149B2 (ja) プラグカバー
JP2022064978A (ja) 樹脂製継手
JP6657044B2 (ja) 合成樹脂製パイプの製造方法
JP2008106807A (ja) 逆止弁
JP2008057665A (ja) 軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6939374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150