JP2019008562A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷部において媒体搬送を停止させずに、媒体上のICタグに対する処理を行うことができるICタグ処理機能付き印刷システムを提供する。【解決手段】媒体搬送装置は、ICタグを有する媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送部と、媒体をカットするカッタ部と、ICタグに対して情報の読み取りを行うアクセス部と、カッタ部およびアクセス部よりも搬送方向の下流側に配置され、媒体に画像を印刷する印刷部と、ICタグのアクセス位置をアクセス部に対して相対的に位置決めする制御と、媒体のカット位置をカッタ部に対して位置決めする制御とを行う制御部とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、ICタグを有するラベル媒体等の媒体を搬送する媒体搬送装置に関する。
従来より、RFID(Radio Frequency Identification)アンテナが形成されたICタグ(ラベル)を有するラベル媒体(ラベルロール紙)を搬送し、ICタグに対して情報の読み取りおよび書き込みを行い、さらにラベル媒体の表面に画像を印刷するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−179397号公報(図3参照)
一方、ラベル媒体は、所定の長さでカットする必要がある。そのため、ICタグに対する情報の読み取り等を正確に行うと共に、媒体を正確な位置でカットすることが望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ICタグに対する情報の読み取り等を正確に行い、また、媒体を正確な位置でカットすることが可能な媒体搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の媒体搬送装置は、ICタグを有する媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送部と、媒体をカットするカッタ部と、ICタグに対して情報の読み取りを行うアクセス部と、カッタ部およびアクセス部よりも搬送方向の下流側に配置され、媒体に画像を印刷する印刷部と、ICタグのアクセス位置をアクセス部に対して相対的に位置決めする制御と、媒体のカット位置をカッタ部に対して位置決めする制御とを行う制御部とを備える。
本発明では、制御部が、媒体のICタグのアクセス位置をアクセス部に対して相対的に位置決めし、媒体のカット位置をカッタ部に対して位置決めするため、情報の読み取り等を正確に行うことができ、また、媒体を正確な位置でカットすることができる。
第1の実施の形態における媒体搬送装置の構成例を示す図である。 第1の実施の形態で用いる媒体の一例を示す斜視図である。 図1の媒体搬送装置のたるみ生成部の構成例を示す模式図である。 図1の媒体搬送装置の印刷部の構成例を示す模式図である。 カット後の媒体の例を示す図である。 第1の実施の形態における媒体搬送装置の制御系を示すブロック図である。 第1の実施の形態における媒体搬送装置の動作を示す模式図(A)〜(D)である。 第1の実施の形態における媒体搬送装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の媒体搬送装置の一部を示す模式図である。 第2の実施の形態における媒体搬送装置の制御系を示すブロック図である。 第2の実施の形態における媒体搬送装置の動作を示す模式図(A)〜(C)である。 第2の実施の形態における媒体搬送装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における媒体搬送装置の動作を示すフローチャートである。
第1の実施の形態.
<媒体搬送装置の構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態における媒体搬送装置1の構成例を示す図である。媒体搬送装置1は、ICタグ処理機能付き印刷システムとも称する。媒体搬送装置1は、RFID(Radio Frequency Identification)アンテナが形成されたラベル12を有するロール状のラベル媒体10(ラベルロール紙)を保持する媒体ホルダ(媒体保持部)16と、媒体ホルダ16からラベル媒体10を引き出して矢印Fで示す方向に搬送する媒体搬送部3とを有する。ラベル媒体10の搬送方向(矢印Fで示す方向)を、媒体搬送方向と称する。なお、ラベル媒体10は、ロール紙に限らず、例えばファンフォールド紙等の連続紙であってもよい。
また、媒体搬送装置1は、媒体搬送方向(矢印Fで示す方向)に沿って、ラベル媒体10のキューマーク14(後述)を検出するキューマークセンサ(位置検出センサ)21と、ラベル媒体10をカットするカッタ部22と、ラベル媒体10のラベル12に対する情報の読み取りおよび書き込み(すなわちリードライト)を行うRFIDユニット23(アクセス部)と、ラベル媒体10にたるみを生成するたるみ生成部24と、ラベル媒体10の表面に画像を印刷する印刷部25とを備える。
図2は、媒体搬送装置1で用いるラベル媒体10の構成を示す斜視図である。ラベル媒体10は、台紙11の表面に、ICタグとしてのラベル12を貼り付けたものである。ラベル12は、RFIDチップ(記憶部)とRFIDアンテナ13(通信部)とを有する。RFIDチップには、情報が記憶されている。RFIDアンテナ13は、媒体搬送装置1のRFIDユニット23との通信を行うものである。ラベル媒体10は、円筒状のロール芯15の周囲に巻き付けられている。
ラベル12は、台紙11の長手方向に一定間隔で配置されている。また、ラベル媒体10の裏面(すなわちラベル12の形成面とは反対側の面)には、図2に点線で示すように、ラベル12の位置を示すキューマーク14(位置検出用マーク)が形成されている。ここでは、キューマーク14は、ラベル媒体10の裏面において、ラベル12の媒体搬送方向の先端の角部に対応する位置に形成されている。なお、キューマーク14は、このようなマークに限らず、ラベル12の位置を検出可能なマークであればよい。
ロール芯15の内周面には、表記ラベル15aが貼り付けられており、表記ラベル15aには、ラベル媒体10の製造時に記録された情報(例えばラベル媒体10に含まれるラベル12の総数等)が表記されている。
図1に戻り、媒体搬送装置1の媒体搬送部3は、ラベル媒体10の搬送路に沿って配置された搬送ローラ対3a,3b,3c,3dを有する。媒体搬送部3(搬送ローラ対3a〜3d)は、媒体搬送モータ30(図6)によって駆動される。なお、図1には、4対の搬送ローラ対3a〜3dを示すが、媒体搬送部3はラベル媒体10を搬送路に沿って搬送できるものであればよい。
キューマークセンサ21は、ラベル媒体10の裏面に対向するように配置された反射型の光学センサであり、ラベル媒体10のキューマーク14(図2)を検出する。キューマークセンサ21で検出したキューマーク14の位置に基づき、ラベル媒体10におけるRFIDアンテナ13の位置(RFIDアクセス位置)およびカット位置C等が検出される。
なお、ここでは、ラベル媒体10の裏面側にキューマークセンサ21を配置しているが、このような構成に限らず、例えば、ラベル媒体10を挟み込むように発光部と受光部とを配置してもよい。
カッタ部22は、ラベル媒体10を、当該ラベル媒体10上に設定されたカット位置Cでカット(切断)する。カッタ部22は、例えば、回転刃を用いたロータリーカッタ、サークルカッタ(円切りカッタ)、あるいはギロチンカッタ等で構成することができる。
RFIDユニット23は、ラベル12のRFIDアンテナ13との通信のためのRFIDアンテナ23a(通信部)を有し、ラベル12のRFIDチップに記憶された情報の読み取りとRFIDチップへの情報の書き込み(すなわちリードライト)を行う。なお、RFIDユニット23は、ここでは情報の読み取りと書き込みの両方(リードライト)を行うが、少なくとも情報の読み取り(リード)を行うものであればよい。
たるみ生成部24は、ラベル媒体10にたるみを生成する部分である。印刷部25は、後述するように電子写真方式を用いているため、印刷中にラベル媒体10の搬送を停止することができない。そのため、印刷部25内でラベル媒体10の搬送を停止しなくてもよいように、印刷部25の上流側にたるみ生成部24を設け、予めラベル媒体10にたるみを生成するようにしている。
図3は、たるみ生成部24の構成例を示す模式図である。たるみ生成部24は、例えば、媒体搬送方向(矢印Fで示す方向)の上流側に配置されたローラ対24aと、下流側に配置されたローラ対24bとを有し、これらの間に案内ローラ24cを有する。ラベル媒体10は、ローラ対24aとローラ対24bとの間で、案内ローラ24cを介して迂回した状態で保持される。たるみ生成部24におけるラベル媒体10のたるみ量(S)は、任意に設定可能である。なお、たるみ生成部24の構成は、図3に示した例に限定されるものではなく、ラベル媒体10のたるみを許容できる構成であればよい。
図4は、印刷部25の構成例を示す模式図である。印刷部25は、電子写真方式を用いて画像を形成するものであり、トナー像(現像剤像)を形成してラベル媒体10に転写するプロセスユニット26と、転写されたトナー像をラベル媒体10に定着させる定着ユニット27とを有する。
プロセスユニット26は、像担持体としての感光体ドラム26aと、感光体ドラム26aの表面(外周面)を一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ26bと、感光体ドラム26aの表面に光を照射して静電潜像を形成する露光装置としての印刷ヘッド26fと、静電潜像をトナー(現像剤)によって現像する現像剤担持体としての現像ローラ26cと、現像ローラ26cにトナーを供給する供給部材としての供給ローラ26dと、現像ローラ26cおよび供給ローラ26dにトナーを補給する現像剤収容体としてのトナーカートリッジ26eとを備える。
ラベル媒体10の搬送路を挟んで感光体ドラム26aに当接するように、転写部材としての転写ローラ26gが配置されている。搬送路に沿って搬送されるラベル媒体10が、感光体ドラム26aと転写ローラ26gとの間の転写ニップを通過する際に、転写ローラ26gに印加される転写電圧によって感光体ドラム26a上のトナー像がラベル媒体10に転写される。
定着ユニット27は、ラベル媒体10の搬送路を挟んで当接するように配置された定着ローラ27aと加圧ローラ27bとを有する。上記の転写ニップを通過したラベル媒体10が、定着ローラ27aと加圧ローラ27bとの間の定着ニップを通過する際に、トナー像に熱および圧力が加えられ、トナー像がラベル媒体10に定着する。感光体ドラム26aおよび定着ローラ27aは、印刷制御部55(図6)によって制御されるドラムモータおよび定着モータによってそれぞれ回転する。
なお、印刷部25は、電子写真法を用いたものには限定されず、例えばインクジェット方式を用いたものであってもよい。
図5は、カット後のラベル媒体10の一例を示す模式図である。図5には、RFIDチップの情報を読み取ったラベル12を2枚1綴りで、5セット作成した例を示している。この場合、2枚のラベル12に対する情報の読み取りを行ったのちにラベル媒体10をカットするという動作を、5回繰り返す。ラベル媒体10におけるカット位置(切断予定位置)Cは、2枚のラベル12の間のギャップの中心位置に規定される。
図5において、キューマーク14からラベル12のRFIDアンテナ13の中心までの媒体搬送方向の距離を、距離Lとする。キューマーク14からラベル媒体10のカット位置Cまでの媒体搬送方向の距離を、距離Mとする。また、カット位置Cから、次のカット位置Cまでの媒体搬送方向の距離を、カット長Pとする。
<制御系>
次に、媒体搬送装置1の制御系について説明する。図6は、媒体搬送装置1の制御系を示すブロック図である。この媒体搬送装置1は、例えばパーソナルコンピュータ等の上位装置4(入力部)に接続されている。上位装置4にはプリンタドライバ41が組み込まれ、ユーザ(オペレータ)の操作によって、媒体搬送装置1に印刷命令(リードライト命令およびカット命令を含む)およびライトデータ(書き込み情報)を送信することができる。
ユーザは、上位装置4のプリンタドライバ41において、ラベル媒体10のRFIDアクセス位置、カット条件、カット位置、リードライト条件、および印刷条件等を入力することができる。
RFIDアクセス位置は、キューマーク14からRFIDアンテナ13の中心までの媒体搬送方向の距離Lで表される。カット条件は、例えばラベルを何枚ごとにカットするか等の条件である。カット位置は、キューマーク14からカット位置Cまでの媒体搬送方向の距離Mで表される。リードライト条件は、ラベル12に対して情報の読み取りと書き込みの両方(リードライト)を行うか、読み取り(リード)のみ行うか、あるいは何れも行わないかの設定である。印刷条件は、ラベル媒体10上に印刷する印刷パターン、印刷濃度等の条件である。
図5に示した例では、例えば、RFIDアクセス位置(距離L)は「5mm」、カット条件は「ラベル2枚ごと」、カット位置は「ラベル間ギャップの中心位置」、リードライト条件は「リードのみ」、印刷枚数は「10枚」と設定される。
媒体搬送装置1は、上位装置4との情報のやりとりを行うインタフェース部31と、ユーザによって操作される操作部32(入力部)と、制御部50とを有する。
インタフェース部31は、上位装置4から命令(例えば印刷命令)および各種設定情報を受信する。各種設定情報は、例えば、ユーザが上位装置4で設定した設定情報である。
操作部32は、ユーザの入力を受け付ける部分である。ユーザは、上位装置4の代わりに、操作部32を操作して、ラベル媒体10のRFIDアクセス位置、カット条件、カット位置、リードライト条件、および印刷条件等を入力することができる。
制御部50は、例えばCPUで構成される。制御部50は、媒体搬送モータ30を制御する媒体搬送制御部51と、RFIDユニット23を制御するRFIDユニット制御部52と、カッタ部22を制御するカッタ制御部53と、たるみ生成部24を制御するたるみ生成制御部54と、印刷部25を制御する印刷制御部55とを有する。
制御部50は、また、ラベル媒体10のキューマーク14をキューマークセンサ21で検出する制御を行うキューマーク検出部56と、RFIDアクセス位置を記憶するRFIDアクセス位置保持部57と、カット位置を記憶するカット位置保持部58とを有する。
RFIDアクセス位置保持部57は、例えばメモリ等の記憶部であり、ユーザが上位装置4または操作部32で入力したRFIDアクセス位置(すなわち、キューマーク14からRFIDアンテナ13の中心までの距離L)を記憶する。
カット位置保持部58は、例えばメモリ等の記憶部であり、ユーザが上位装置4または操作部32で入力したカット位置(すなわち、キューマーク14からカット位置Cまでの距離M)を記憶する。
<媒体搬送制御>
次に、第1の実施の形態における媒体搬送制御について説明する。図7(A)、(B)、(C)および(D)は、第1の実施の形態におけるラベル媒体10の搬送制御を説明するための模式図である。以下では、「距離」および「位置」は、いずれも、媒体搬送方向における距離および位置を意味するものとする。
図7(A)において、キューマークセンサ21からカッタ部22までの距離をKとする。また、キューマークセンサ21からRFIDユニット23までの距離をEとする。これらの距離K,Eは、媒体搬送装置1の構成によって定まる距離である。
媒体搬送モータ30(図6)が回転すると、図7(A)に示すように、ラベル媒体10が媒体ホルダ16から引き出され、媒体搬送方向(矢印Fで示す方向)に搬送される。
そして、キューマークセンサ21がキューマーク14を検出したタイミング(図7(A))を起点として、ラベル媒体10を距離E+Lだけ搬送する。これにより、図7(B)に示すように、ラベル媒体10のRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)がRFIDユニット23に到達する。なお、「到達する」とは、媒体搬送方向の位置が同じになることを言う。
この状態で、RFIDユニット23は、RFIDアンテナ23aを介して、ラベル媒体10のラベル12に対してリードライトを行う。上記の通り、リードライトは、情報の読み取りおよび書き込みであるが、リード(読み取り)のみであってもよい。
例えば2枚綴りのラベル媒体10(図5)を作成する場合には、2枚のラベル12に対するリードライトを行ったのち、ラベル媒体10をカット位置Cでカットする。しかしながら、図7(C)に示すように、リードライトが完了した時点では、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達していないのが一般的である。
そこで、ラベル媒体10をカットする前に、カット位置Cがカッタ部22に到達するようにラベル媒体10を搬送する。具体的には、キューマークセンサ21が、カット位置Cの次のラベル12のキューマーク14を検出してから、キューマークセンサ21からカッタ部22までの距離Kと、キューマーク14からカット位置Cまでの距離Mとの差(K−M)に相当する搬送量だけラベル媒体10を搬送する。
これにより、図7(D)に示すように、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達する。この状態で、カッタ部22がラベル媒体10をカットする。カット後、ラベル12に対するリードライトが行われたラベル媒体10は、搬送ローラ対3c,3d(図1)によって搬送され、たるみ生成部24を経て印刷部25に到達する。たるみ生成部24では、必要に応じてラベル媒体10のたるみが生成される。印刷部25では、ラベル媒体10の表面に画像(トナー像)を形成し、その後、ラベル媒体10を排出する。
次に、第1の実施の形態における媒体搬送制御について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8は、媒体搬送装置1における媒体搬送制御(リードライトおよびカットを含む)を示すフローチャートである。
媒体搬送装置1における媒体搬送制御は、媒体搬送装置1の電源投入によって開始される。まず、ユーザがラベル媒体10を媒体ホルダ16にセットする(ステップS101)。制御部50は、例えば、図示しないセンサにより、ラベル媒体10が媒体ホルダ16にセットされていることを検知することができる。
次に、制御部50は、RFIDアクセス位置を決定する(ステップS102)。RFIDアクセス位置は、キューマーク14からRFIDアンテナ13の中心までの媒体搬送方向の距離L(図5)で表される。RFIDアクセス位置は、ユーザが上位装置4または操作部32で入力するか、または、キャリブレーションによって自動的に決定される。
キャリブレーションを行う場合、制御部50は、媒体搬送モータ30を回転させてラベル媒体10を搬送しながらRFIDユニット23を作動させ、最も受信感度が良好なラベル媒体10上の位置を、RFIDアクセス位置として決定する。
制御部50は、このように決定したRFIDアクセス位置(距離L)を、RFIDアクセス位置保持部57に記憶する(ステップS103)。
また、制御部50は、ユーザによる上位装置4または操作部32におけるカット位置の入力を受け付ける(ステップS104)。カット位置は、キューマーク14からカット位置Cまでの媒体搬送方向における距離Mで表される。なお、このステップS104では、カット位置のほか、カット条件、リードライト条件および印刷条件等の設定の入力も受け付ける。
制御部50は、このように入力されたカット位置(距離M)を、カット位置保持部58に記憶する(ステップS105)。また、制御部50は、カット条件、リードライト条件および印刷条件等の設定を、メモリ等の記憶部に記憶する。
これにより、媒体搬送装置1は、ラベル媒体10の搬送が可能な状態となる。なお、ステップS102〜S104は、必ずしも上述した順序で行う必要は無く、RFIDアクセス位置、カット位置および他の設定を記憶することができればよい。
制御部50は、上位装置4から印刷命令(リードライト命令およびカット命令を含む)を受信すると(ステップS106)、媒体搬送モータ30を回転させ、ラベル媒体10の搬送を開始する(ステップS107)。
次に、制御部50は、ラベル媒体10のRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)が、RFIDユニット23に到達したか否かを判断する(ステップS108)。具体的には、図7(A)および(B)を参照して説明したように、キューマークセンサ21がキューマーク14を検出してから、距離E+L(図7(A),(B)参照)だけラベル媒体10が搬送されたか否かを判断する。
ラベル媒体10のRFIDアクセス位置がRFIDユニット23に到達すると、制御部50は、媒体搬送モータ30を停止する(ステップS109)。そして、RFIDユニット23を制御し、RFIDアンテナ23aを介して、ラベル媒体10のラベル12のRFIDチップに対してリードライトを行う(ステップS110)。
また、上記のステップS108において、ラベル媒体10のRFIDアクセス位置がRFIDユニット23に到達していない場合(既に通過している場合も含む)には、制御部50は、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達したか否かを判断する(ステップS111)。具体的には、キューマークセンサ21が、カット位置Cの次のラベル12のキューマーク14を検出してから、距離K−M(図7(C),(D)参照)だけラベル媒体10が搬送されたか否かを判断する。
そして、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達した場合には、制御部50は、媒体搬送モータ30を停止し(ステップS112)、カッタ制御部53によりカッタ部22を駆動し、ラベル媒体10をカット位置Cでカットする(ステップS113)。
その後、設定枚数分のリードライトおよびカットが完了したか否かを判断する(ステップS114)。設定枚数分のリードライトおよびカットが完了していなければ、上記のステップS107に戻って媒体搬送モータ30を回転させる。一方、設定枚数分のリードライトおよびカットが完了していれば、媒体搬送装置1の動作を終了する。
また、上記のステップS107〜S114において、ラベル媒体10が印刷部25内に達した場合には、印刷部25によるラベル媒体10の表面への画像形成(印刷)が行われる。
より具体的には、ラベル媒体10の印刷開始予定位置が、感光体ドラム26aと転写ローラ26gとの間の転写ニップよりも所定距離だけ上流側の書き出し位置W(図4)に到達すると、印刷ヘッド26fが感光体ドラム26aの表面を露光し、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像ローラ26cのトナー(現像剤)によって現像され、トナー像(現像剤像)となる。トナー像は、感光体ドラム26aの回転と共に転写ニップに移動し、転写ローラ26gの転写電圧によってラベル媒体10に転写される。
また、ラベル媒体10がカッタ部22でカットされる前に印刷部25に達する場合には、リードライトおよびカットのためにラベル媒体10の搬送を停止しても(ステップS109,S112)、印刷部25内でラベル媒体10の搬送が停止しないようにする必要がある。
そのため、例えば、ラベル媒体10のカット長P(図4)が、カッタ部22から印刷部25までの搬送路に沿った距離よりも長い場合には、たるみ生成部24によりラベル媒体10にたるみを生成する。たるみ量は、媒体搬送モータ30によるラベル媒体10の搬送速度Vに、リードライトに要する時間Trとカットに要する時間Tcとの和を乗じたV×(Tr+Tc)以上に設定される。このようにたるみ生成部24でラベル媒体10にたるみを生成したのちに、上記の通り印刷部25で印刷を行う。印刷部25で印刷が行われたラベル媒体10は、印刷部25から排出される。
<第1の実施の形態の効果>
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態では、ラベル媒体10を、ラベル12のアクセス位置(例えばRFIDアンテナ13の中心)がRFIDユニット23に到達するように搬送したのち、ラベル媒体10の搬送を停止してRFIDユニット23によるリードライトを行い、また、ラベル媒体10を、そのカット位置Cがカッタ部22に到達するように搬送したのち、ラベル媒体10の搬送を停止してカッタ部22によるカットを行う。そのため、ラベル12(ICタグ)に対する情報の読み取り等を正確に行うと共に、ラベル媒体10を正確な位置でカットすることができる。
また、制御部50は、ユーザが上位装置4または操作部32で入力した情報に基づいて、ラベル12のアクセス位置およびラベル媒体10のカット位置Cを取得するため、ラベルの仕様等に応じた媒体搬送制御を行うことができる。
また、制御部50は、キャリブレーションによってラベル12のRFIDアクセス位置を取得することもできるため、ユーザの入力の手間を省くことができる。
また、制御部50は、ラベル媒体10に形成されたキューマーク14をキューマークセンサ21で検出し、これに基づいてラベル媒体10の搬送を制御するため、ラベル媒体10の正確な搬送制御を行うことができる。
また、印刷部25の上流側にたるみ生成部24を備えるため、リードライトおよびカットの際にラベル媒体10の搬送を停止しても、印刷部25ではラベル媒体10の搬送を継続することができる。そのため、電子写真法のようにプロセスを停止できない印刷方法を利用することができる。
第2の実施の形態.
<媒体搬送装置の構成>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。上述した第1の実施の形態では、リードライト時とカット時にラベル媒体10の搬送を停止するため、搬送停止の回数が比較的多い。また、リードライト時とカット時のラベル媒体10の停止位置が近い場合、ラベル媒体10を僅かな距離だけ搬送することになる。媒体搬送モータ30がパルスモータ(ステッピングモータ)であれば、数パルス分だけラベル媒体10を搬送する場合もあり得る。例えば搬送距離を3パルス(3ステップ)分とすると、媒体搬送モータ30を加速1ステップ、定速1ステップ、減速1ステップで駆動することになるが、加減速の各1ステップは相切替時間に相当するため、平均して自起動周波数よりも遅いパルスレートで駆動することになり、ラベル媒体10の搬送に時間がかかる。第2の実施の形態は、ラベル媒体10の搬送時間を短縮し、スループットの向上を図るものである。
図9は、第2の実施の形態の媒体搬送装置1Aの一部を説明するための模式図である。第2の実施の形態の媒体搬送装置1Aは、第1の実施の形態で説明したキューマークセンサ21、カッタ部22、RFIDユニット23、たるみ生成部24および印刷部25に加えて、RFIDユニット移動機構60を備える。
RFIDユニット移動機構60は、RFIDユニット23を、媒体搬送方向(図中左右方向)に移動させるものである。RFIDユニット移動機構60は、例えばボールねじを備え、RFIDユニット23を直進移動させる構成を有する。但し、このような構成に限らず、RFIDユニット23を媒体搬送方向に移動可能であればよい。RFIDユニット移動機構60の駆動源は、RFIDユニット移動用モータ62(図10)である。
図10は、第2の実施の形態の媒体搬送装置1Aの制御系を示すブロック図である。第2の実施の形態の媒体搬送装置1Aは、図6を参照して説明した構成要素に加えて、RFIDユニット移動機構60を駆動するRFIDユニット移動用モータ62と、これを制御するRFIDユニット移動制御部61と、RFIDユニット23が基準位置(ホームポジション)にあることを検出するRFIDユニットホームポジションセンサ63(以下、ホームポジションセンサ63と称する)とを有する。
RFIDユニット移動制御部61は、ホームポジションセンサ63でRFIDユニット23を検出してからのRFIDユニット23の移動量(すなわちRFIDユニット移動用モータ62の回転量)を把握することにより、RFIDユニット23の現在の位置を認識することができる。
<媒体搬送制御>
次に、第2の実施の形態における媒体搬送制御について説明する。図9において、キューマーク14からRFIDアクセス位置(すなわちRFIDアンテナ13の中心)までの距離Lは、実施の形態1で説明したように、ユーザによる入力またはキャリブレーションによって決定される。キューマーク14からカット位置Cまでの距離Mは、ユーザによる入力によって決定される。加えて、ラベル媒体10のラベル12の配設ピッチ(ラベルピッチと称する)Tは、ユーザによる入力、または、ラベル媒体10を搬送しながらキューマークセンサ21でキューマーク14を検出することで決定される。
カッタ部22からホームポジションセンサ63までの距離を、距離Aとする。この距離Aは、カッタ部22およびホームポジションセンサ63の配置によって定まる。また、RFIDユニット23は、ホームポジションセンサ63を起点として矢印Fで示す方向(図中右方向)に、距離Bまで移動可能に構成されている。
第2の実施の形態では、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達した状態で、RFIDユニット移動機構60により、RFIDユニット23をラベル媒体10のRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)に移動させる。そのため、ラベル媒体10の搬送を停止したまま、RFIDユニット23によるリードライトおよびカッタ部22によるカットの両方を行うことができる。
具体的には、図11(A)に示したように、ラベル媒体10を搬送し、先頭のキューマーク14をキューマークセンサ21で検出した後、ラベル媒体10をさらに搬送する。そして、カット位置Cの次のラベル12(すなわち、リードライト対象であるラベル12の次のラベル12)のキューマーク14をキューマークセンサ21で検出した後、図11(B)に示すように、カット位置Cがカッタ部22に到達するようにラベル媒体10を搬送する。
具体的には、カット位置Cの次のラベル12のキューマーク14をキューマークセンサ21で検出した後、キューマークセンサ21からカッタ部22までの距離Kと、キューマーク14からカット位置Cまでの距離Mとの差(K−M)に相当する搬送量だけ、ラベル媒体10を搬送する。
このようにしてラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達すると、ラベル媒体10の搬送を停止する。そして、図11(C)に示すように、RFIDユニット移動機構60により、RFIDユニット23をRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)に到達するように移動する。
具体的には、RFIDユニット23を、ラベルピッチTとラベル媒体10の上記搬送量(K−M)との和から、キューマーク14からRFIDアクセス位置までの距離Lを減算し、さらにキューマークセンサ21からカッタ部22までの距離Kおよびカッタ部22からホームポジションセンサ63までの距離Aを減算した値(=T−M−L―A)だけ、RFIDユニット23を媒体搬送方向に搬送する。
このようにしてRFIDユニット23がRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)に到達すると、RFIDユニット23によるリードライトを行う。次いで、ラベル媒体10の搬送を停止したまま、カッタ部22によるラベル媒体10のカットを行う。リードライトを行う段階で、カット位置Cは既にカッタ部22に到達しているため、ラベル媒体10の搬送を停止したまま、リードライトとカットとを続けて行うことができる。
図11(A)〜(C)に示した例では、ラベル媒体10を搬送してからRFIDユニット23を移動させているが、ラベル媒体10の搬送を開始する前に、RFIDユニット23を図11(C)に示す位置まで移動しておいてもよい。言い換えると、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達していると仮定して、ラベル媒体10上のRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13)に対応する位置にRFIDユニット23を移動しておき、その後、ラベル媒体10を搬送することもできる(図12参照)。
図9において、カッタ部22からホームポジションセンサ63までの距離Aと、RFIDユニット23の移動可能距離Bとから、RFIDユニット23がホームポジションにあるときには、キューマークセンサ21からRFIDユニット23までの距離は、K+Aである。また、RFIDユニット23がホームポジションから最も離れているときには、キューマークセンサ21からRFIDユニット23までの距離はK+A+Bである。
そのため、RFIDユニット23の上述した移動量(T−M−L―A)が、K+AからK+A+Bまでの範囲内(K+A以上、且つ、K+A+B以下)にある場合には、RFIDユニット23をRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)まで移動させることが可能である。一方、RFIDユニット23の移動量が、K+AからK+A+Bまでの範囲外の場合には、RFIDユニット23をRFIDアクセス位置まで移動させることはできない。この場合には、第1の実施の形態と同様の搬送制御を行う。
次に、第2の実施の形態における媒体搬送制御について、図12のフローチャートを参照して説明する。図12は、第2の実施の形態における媒体搬送制御を示すフローチャートである。
ステップS101〜S105の動作は、第1の実施の形態で説明したとおりである。すなわち、ラベル媒体10が媒体ホルダ16にセットされ、RFIDアクセス位置保持部57にRFIDアクセス位置(距離L)が記憶され、カット位置保持部58にカット位置(距離M)が記憶される。また、ステップS105では、さらに、ラベルピッチTが決定され、メモリ等に記憶される。
その後、制御部50は、RFIDユニット23をRFIDアクセス位置まで移動させることが可能か否かを判断する(ステップS201)。具体的には、RFIDユニット23の移動量(T−M−L―A)が、K+AからK+A+Bまでの範囲内か否かを判断する。
このステップS201において、RFIDユニット23の移動が不可能と判断した場合には、制御部50は、リードライト時とカット時にラベル媒体10の搬送を停止させることをユーザに通知する(ステップS203)。具体的には、例えば、操作部32の表示部または上位装置4の表示部に、リードライト時とカット時にラベル媒体10の搬送を停止させるというメッセージを表示する。その後、図13に示すステップS106に進む。
一方、ステップS201でRFIDユニット23の移動が可能と判断した場合には、RFIDユニット移動用モータ62を駆動し、RFIDユニット移動機構60により、RFIDユニット23をRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)に対向する位置に移動させる(ステップS202)。すなわち、制御部50は、RFIDユニット23を、ホームポジションから上述した移動量T−M−L―A(図9)に相当する距離だけ搬送するように、RFIDユニット移動用モータ62を駆動する。これにより、媒体搬送装置1は、ラベル媒体10の搬送が可能な状態となる。
その後、制御部50は、上位装置4から印刷命令を受信すると(ステップS204)、媒体搬送モータ30を回転させる(ステップS205)。これにより、ラベル媒体10の搬送が開始される。
そして、キューマークセンサ21がキューマーク14を検出すると、制御部50は、ラベル媒体10のRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13の中心)がRFIDユニット23に到達したか否かを判断する(ステップS206)。具体的には、カット位置Cの次のラベル12のキューマーク14をキューマークセンサ21が検出してから、ラベル媒体10が上述した距離K−M(図11(B))だけ進んだか否かを判断する。
続いて、制御部50は、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達したか否かを判断する(ステップS207)。ステップS201でRFIDユニットを移動した場合、カット位置Cがカッタ部22に到達しているときには、必ずRFIDアクセス位置がRFIDユニット23に到達している。そのため、ステップS207の判断は、ステップS206の判断結果がYESの場合にのみ行えばよい。
ステップS207で、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達していない場合には、制御部50は、媒体搬送モータ30の回転を停止し(ステップS208)、RFIDユニット23によるラベル媒体10のRFIDアンテナ13に対するリードライトを行う(ステップS209)。
一方、ステップS207で、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達していた場合には、制御部50は、媒体搬送モータ30の回転を停止し(ステップS210)、RFIDユニット23によるラベル媒体10のRFIDアンテナ13に対するリードライトを行う(ステップS211)。さらに、カッタ部22によるラベル媒体10のカットを行う(ステップS212)。
その後、設定枚数分のリードライトおよびカットが完了したか否かを判断する(ステップS213)。設定枚数分のリードライトおよびカットが完了していなければ、上記のステップS205に戻って媒体搬送モータ30を回転させる。一方、設定枚数分のリードライトおよびカットが完了していれば、媒体搬送装置1の動作を終了する。
上記のステップS205〜S213において、ラベル媒体10の印刷予定位置が印刷部25内の所定位置に到達すると、第1の実施の形態で説明したように、印刷部25によるラベル媒体10の表面への印刷が行われる。また、ラベル媒体10のカット長Pがカッタ部22から印刷部25までの搬送路に沿った距離よりも長い場合には、たるみ生成部24によりラベル媒体10にたるみを生成する。
また、ステップS203において、ユーザにリードライト時とカット時にラベル媒体10をそれぞれ停止させることを通知した場合には、制御部50は、図13に示すステップ106で印刷命令を待つ。印刷命令を受けると、媒体搬送モータ30を回転し(ステップS107)、その後、第1の実施の形態のステップS108〜S114と同様に、RFIDユニット23によるリードライトおよびカッタ部22によるラベル媒体10のカットを行う。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態では、RFIDユニット23を移動可能に構成し、ラベル媒体10のカット位置Cがカッタ部22に到達しているとしたときのラベル媒体10のRFIDアクセス位置(RFIDアンテナ13)に、RFIDユニット23を移動する。そのため、ラベル媒体10を、そのカット位置Cがカッタ部22に到達するように搬送すれば、その状態で、RFIDユニット23によるリードライトとカッタ部22によるカットとを行うことができる。ラベル媒体10の搬送を停止する回数が第1の実施の形態の半分で済むため、ラベル媒体10の搬送に要する時間を短縮することができ、スループットを向上することができる。
また、RFIDユニット23の移動による対応が難しい場合には、第1の実施の形態と同様の搬送制御を行うため、ラベル媒体10の仕様等に応じた搬送制御が可能になる。また、その場合には、リードライト時とカット時にラベル媒体10の搬送が停止することをユーザに通知するため、ユーザの安心感を高めることができる。
上述した各実施の形態では、ICタグとして、RFIDアンテナ13を備えたラベル12を有するラベル媒体10を用いたが、RFIDアンテナを備えたラベルに限らず、接触型のICタグを用いてもよい。
また、上述した各実施の形態では、媒体搬送装置1(1A)の最も下流に、電子写真法を用いた印刷部25を配置した。しかしながら、このような印刷部25に限らず、媒体の搬送を停止できない動作部分であればよい。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変形を行なうことができる。
1 媒体搬送装置(ICタグ処理機能付き印刷システム)、 3 搬送部、 3a,3b,3c,3d 搬送ローラ対、 4 上位装置(入力部)、 41 プリンタドライバ、 10 ラベル媒体(媒体)、 11 台紙、 12 ラベル(ICタグ)、 13 RFIDアンテナ(通信部)、 14 キューマーク(位置検出用マーク)、 15 ロール芯、 16 媒体ホルダ(媒体保持部)、 21 キューマークセンサ(位置検出用センサ)、 22 カッタ部、 23 RFIDユニット(アクセス部、リードライト部)、 23a RFIDアンテナ(通信部)、 24 たるみ生成部、 24a,24b ローラ対、 24c 案内ローラ、 25 印刷部、 26 プロセスユニット(画像形成部)、 26a 感光体ドラム(像担持体)、 26b 帯電ローラ(帯電部材)、 26c 現像ローラ(現像剤担持体)、 26d 供給ローラ(供給部材)、 26e トナーカートリッジ(現像剤収容体)、 26f 印刷ヘッド(露光装置)、 26g 転写ローラ(転写部)、 27 定着ユニット、 30 媒体搬送モータ、 31 インタフェース部、 32 操作部(入力部)、 50 制御部、 51 媒体搬送制御部、 52 RFIDユニット制御部、 53 カッタ制御部、 54 たるみ生成制御部、 55 印刷制御部、 56 キューマーク検出部、 57 RFIDアクセス位置保持部(アクセス位置保持部)、 58 カット位置保持部、 60 RFIDユニット移動機構(移動機構)、 61 RFIDユニット移動制御部(移動制御部)、 62 RFIDユニット移動用モータ、 63 RFIDユニットホームポジションセンサ(ホームポジションセンサ)。

Claims (14)

  1. ICタグを有する媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送部と、
    前記媒体をカットするカッタ部と、
    前記ICタグに対して情報の読み取りを行うアクセス部と、
    前記カッタ部および前記アクセス部よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記媒体に画像を印刷する印刷部と、
    前記ICタグのアクセス位置を前記アクセス部に対して相対的に位置決めする制御と、前記媒体のカット位置を前記カッタ部に対して位置決めする制御とを行う制御部と
    を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記制御部は、
    前記媒体搬送部によって前記ICタグの前記アクセス位置が前記アクセス部に到達するように前記媒体を搬送し、前記媒体の搬送を停止して、前記アクセス部による情報の読み取りを行い、
    前記媒体搬送部によって前記媒体の前記カット位置が前記カッタ部に到達するように前記媒体を搬送し、前記媒体の搬送を停止して、前記カッタ部による前記媒体のカットを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記アクセス部を前記搬送方向に移動させる移動機構をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記媒体の前記カット位置が前記カッタ部に到達しているとしたときの前記媒体の前記ICタグの前記アクセス位置に、前記移動機構により前記アクセス部を移動させ、
    前記媒体搬送部により前記媒体の前記カット位置が前記カッタ部に到達するように前記媒体を搬送し、
    前記媒体搬送部による前記媒体の搬送を停止した状態で、前記アクセス部による情報の読み取りと、前記カッタ部による前記媒体のカットとを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  4. 前記制御部は、
    前記移動機構により前記アクセス部を前記媒体の前記ICタグの前記アクセス位置に到達するように移動させることができない場合に、
    前記媒体搬送部によって前記ICタグの前記アクセス位置が前記アクセス部に到達するように前記媒体を搬送し、前記媒体の搬送を停止して、前記アクセス部による情報の読み取りを行い、
    前記媒体搬送部によって前記媒体の前記カット位置が前記カッタ部に到達するように前記媒体を搬送し、前記媒体の搬送を停止して、前記カッタ部による前記媒体のカットを行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体搬送装置。
  5. 前記制御部は、
    前記移動機構によって前記アクセス部を前記媒体の前記ICタグの前記アクセス位置に到達するように移動させることができない場合に、
    ユーザに、前記アクセス部による情報の読み取り時と前記カッタ部による前記媒体のカット時に前記媒体の搬送が停止することを通知することを特徴とする請求項4に記載の媒体搬送装置。
  6. 前記ICタグは、RFIDアンテナし、
    前記ICタグの前記アクセス位置は、RFIDアンテナの位置である
    ことを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  7. 前記アクセス部は、前記RFIDアンテナを介して前記ICタグに情報の読み取りおよび書き込みを行うリードライト部であることを特徴とする請求項6に記載の媒体搬送装置。
  8. ユーザによる入力を受け付ける入力部を有し、
    前記制御部は、前記入力部における入力に基づいて前記媒体の前記カット位置の情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から7までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  9. ユーザによる入力を受け付ける入力部を有し、
    前記制御部は、前記入力部における入力に基づいて前記ICタグの前記アクセス位置の情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から8までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  10. 前記制御部は、キャリブレーションを行って前記ICタグの前記アクセス位置の情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から8までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  11. 前記媒体の前記ICタグに対応する位置に形成された位置検出用マークを検出する位置検出センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記位置検出センサの出力に基づいて前記媒体搬送部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から10までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  12. 前記印刷部は、電子写真法を用いて前記媒体に画像を形成することを特徴とする請求項1から11までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  13. 前記カッタ部および前記アクセス部よりも前記搬送方向の下流側で、且つ前記印刷部よりも前記搬送方向の上流側に、前記媒体のたるみを生成するたるみ生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から12までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
  14. 前記カッタ部および前記アクセス部よりも前記搬送方向の上流側に、前記媒体をロール状に保持する媒体保持部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から13までの何れか1項に記載の媒体搬送装置。
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