JP2019007522A - 鉄道車両用歯車装置 - Google Patents
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Abstract
Description
鉄道車両用歯車装置は、所期の減速比に設定された大歯車および小歯車を有する。小歯車は駆動軸に接続され、駆動軸には駆動源の回転力が伝達される。回転力は小歯車と噛合する大歯車に伝達され、大歯車が接続された車軸を介して車輪に伝達される。なお、高さ寸法の抑制などの理由から、小歯車は大歯車の周面(歯面)に対して側方から噛合される。また、大歯車および小歯車の回転軸は、水平方向に配置される。
これらの大歯車および小歯車は、密封可能なケース内に収容され、ケースの底部には飛沫潤滑用の潤滑油が貯留される。ケース内の潤滑油は、停止状態で大歯車の一部が浸漬される状態とされ、大歯車の歯溝内に入り込む。大歯車が回転すると、周囲の潤滑油が跳ね上げられ、大歯車の周囲に随伴流が形成され、歯溝内の潤滑油も周囲に飛散する。これらの潤滑油が飛沫となって、両歯車の噛合部分および各歯車の回転軸の軸受部分へと散布され、各々の潤滑が行われる。
また、歯車から滴下する潤滑油の偏りは、歯車の回転方向(正転または逆転)、歯車の回転速度、あるいは加減速の状態によっても変化することがあり、固定的な対策では変化に対応できない。
ここで、本発明では、ケースの内側に、大歯車に随伴または飛散した潤滑油を大歯車の片面側(表面側または裏面側のいずれか)へ誘導する誘導部材が設置されている。
このため、誘導部材の誘導方向を表面側または裏面側のいずれかに適切に設定しておけば、偏った状態で随伴または飛散する潤滑油を、反対側へと誘導し、大歯車の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
さらに、大歯車に随伴する潤滑油の偏りを解消するために、ケースの内側に設置される誘導部材を用いるので、誘導部材の位置や設置状態を変更することで、大歯車の回転速度などの回転状態が異なる状態についても対応することもできる。
なお、本発明において、大歯車に随伴または飛散する潤滑油とは、大歯車の歯溝内に滞留して大歯車の周面とともに移動する潤滑油、斜歯に付着して大歯車の周面とともに移動する潤滑油、大歯車の周面から離脱したのち周面に沿った流れ(随伴流)を形成する潤滑油、周面から離れて飛散する潤滑油をいう。
また、誘導部材の設置位置は、常用回転速度に応じて設定することが望ましい。例えば、常用回転速度が低い場合、潤滑油の随伴は大部分が油溜めに近い領域で生じるため、大歯車の下半分の周面に臨んだ位置に誘導部材を設置することが好ましい。一方、常用回転速度が高い場合、潤滑油は大歯車が半回転以上回転しても大部分が随伴しているため、大歯車の上半分の周面に臨んだ位置に誘導部材を設置することが好ましい。
本発明では、誘導部材の誘導面により、大歯車に随伴した潤滑油を大歯車の表面側または裏面側へ誘導することができ、誘導面における片側(回転方向下流側となる)を適切に選択することで、大歯車の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
なお、誘導面としては、平面であってもよいし、曲面であってもよく、潤滑油の誘導に好適な形状を適宜選択すればよい。例えば、偏り解消を図りたい回転速度領域における潤滑油の挙動を実験により把握し、適切な向き、傾きや形状を決定することができる。
なお、一対の誘導部材は、例えば、常用回転速度が低い場合、潤滑油の飛散と大歯車への随伴が油溜めに近い領域で生じるため、大歯車の下半分の周面に臨んだ位置に、大歯車を挟んで一対で設置することが好ましい。一方、常用回転速度が高い場合、潤滑油の随伴は大歯車が大きく回転しても存在するため、大歯車の上半分の周面に臨んだ位置に、大歯車を挟んで一対の誘導部材を設置することが好ましい。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態である鉄道車両用歯車装置1が示されている。
鉄道車両用歯車装置1は、水平な回転軸回りに回転可能な大歯車10および小歯車20を有し、これらは密封可能なケース30内に収容されている。
大歯車10および小歯車20は、互いに所期の減速比に設定され、大歯車10の側方で互いに噛合されている。
ケース30の底部には、飛沫潤滑用の潤滑油が貯留される油溜め31が形成されている。油溜め31に貯留された潤滑油には、大歯車10の下部が浸漬されている。
図示しない車輪は、図1の奥側に配置され、鉄道車両用歯車装置1において、同側は「W側」(Wheel側)と呼ばれる(図2参照)。
図示しないモータ等の駆動源は、図1の手前側に配置され、鉄道車両用歯車装置1において、同側は「M側」(Motor側)と呼ばれる(図2参照)。
これらのW側およびM側は、本発明における大歯車の表面側および裏面側に相当する。
本実施形態では、大歯車10および小歯車20が斜歯歯車とされており、大歯車10の周面には斜歯13および歯溝14が形成され、小歯車20の周面には斜歯23および歯溝24が形成されている。
さらに、ケース30の内壁には、大歯車10および小歯車20の噛合部分の下方に第1の誘導部材41が設置され、大歯車10を挟んで反対側には、第1の誘導部材41と略同じ高さ位置に第2の誘導部材42が設置されている。
図2において、第1の誘導部材41は、大歯車10が低速で逆方向(図中時計回り)に回転(低速逆回転RL)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
このために、第1の誘導部材41は、低速逆回転RLの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも下側で、かつ小歯車20と噛み合う側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
図3の(A)部に示すように、大歯車10が低速逆回転RLする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20がある側へ跳ね上げられる。
跳ね上げられた潤滑油311は、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、移動の間に一部の潤滑油312は滴下するが、他の潤滑油313は大歯車10に随伴ないしは周囲に飛散し、大歯車10の軸受部12などに散布されて各々の潤滑に供される。
このため、大歯車10の周面に沿って上昇する短時間の間であっても、歯溝14内の潤滑油314は、重力により歯溝14の下側(M側)へ向けて流動する。
その結果、歯溝14に随伴するもしくは飛散する潤滑油313は、大歯車10のM側で随伴もしくは飛散する量が、反対のW側で随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
図2において、第1の誘導部材41は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のM側からW側へ至るに従って低速逆回転RLの下流側へと傾斜した誘導面411を備えている。
図4の(A)部に示すように、第1の誘導部材41Aは、平面形状が直角三角形状のブロック412を有し、平面形状の斜辺に相当する側面が誘導面411とされている。ブロック412をケース30の内壁に支持する際に、誘導面411がM側からW側へと傾斜するように姿勢を調整することで、誘導面411に衝突した潤滑油313を、潤滑油315としてW側へと誘導することができる。
図2において、第2の誘導部材42は、大歯車10が低速で正方向(図中反時計回り)に回転(低速正回転FL)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
このために、第2の誘導部材42は、低速正回転FLの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも下側で、かつ小歯車20とは反対側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
図3の(B)部に示すように、大歯車10が低速正回転FLする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20とは反対側へ跳ね上げられる。
跳ね上げられた潤滑油311は、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、移動の間に一部の潤滑油312は滴下するが、他の潤滑油313は周囲に飛散し、大歯車10の軸受部12などに散布されて各々の潤滑に供される。
このため、大歯車10の周面に沿って上昇する短時間の間であっても、歯溝14内の潤滑油314は、重力により歯溝14の下側(W側)へ向けて流動する。
その結果、歯溝14に溜まって大歯車10に随伴もしくは周囲へ飛散する潤滑油313は、大歯車10のW側に随伴もしくは飛散する量が、反対のM側に随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
図3において、第2の誘導部材42は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のW側からM側へ至るに従って低速逆回転RLの下流側へと傾斜した誘導面421を備えている。
本実施形態では、ケース30の内側に、大歯車10に随伴もしくは飛散した潤滑油を大歯車10の片面側(W側)へ誘導する第1の誘導部材41、および、他の片面側(M側)へ誘導する第2の誘導部材42が設置されている。そして、第1の誘導部材41および第2の誘導部材42においては、誘導方向つまり誘導面411,421の傾斜をそれぞれW側あるいはM側に向けて適切に設定している。
従って、偏った状態で大歯車10に随伴もしくは飛散する潤滑油313を、誘導面411,421により反対側へと誘導し、大歯車10の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
さらに、潤滑油の偏りを解消するために、ケース30の内側に設置される誘導部材41,42を用いるので、誘導部材41,42の位置や設置状態を変更することで、大歯車10の回転速度などの回転状態が異なる状態についても対応することもできる。
本実施形態では、誘導部材41,42の設置位置は、鉄道車両用歯車装置1の常用回転速度に応じて設定している。すなわち、本実施形態では、低速逆回転RLおよび低速正回転FLつまり低速での正逆回転に適応するように、大歯車10の下半分の周面に臨んで誘導部材41,42を配置している。常用回転速度が低い場合、潤滑油の大歯車10への随伴もしくは大歯車10からの飛散が、油溜め31に近い領域で生じるため、跳ね上げられた偏った潤滑油を誘導部材41,42に確実に衝突させ、反対側へと誘導することができる。
図6には、本発明の第2実施形態である鉄道車両用歯車装置2が示されている。
鉄道車両用歯車装置2は、基本構成が前述した第1実施形態の鉄道車両用歯車装置1と同様である。このため、共通する構成については重複する説明を省略し、以下には相違部分について説明する。
これに対し、本実施形態の鉄道車両用歯車装置2では、高速逆回転RHおよび高速正回転FHつまり高速での正逆回転に適応するように、大歯車10の上半分の周面に臨んで一対の誘導部材43,44を配置している。
図7において、第3の誘導部材43は、大歯車10が高速で逆方向(図中時計回り)に回転(高速逆回転RH)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
高速逆回転RHの際には、大歯車10が高速で回転するため、油溜め31から大歯車10の周面に付着した潤滑油は、大歯車10に随伴もしくは飛散または滴下しつつ、大歯車10の上端を超えて反対側まで回り込む(図中矢印で示す高速逆回転RH参照)。
このため、第3の誘導部材43は、高速逆回転RHの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも上側で、かつ小歯車20とは反対側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
図8の(A)部に示すように、大歯車10が高速逆回転RHする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20がある側へ跳ね上げられ、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、大歯車10の上端を超えて反対側まで回り込む。
その結果、歯溝14から出て大歯車10に随伴もしくは周囲へ飛散する潤滑油313は、大歯車10のW側に随伴もしくは飛散する量が、反対のM側に随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
図7において、第3の誘導部材43は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のW側からM側へ至るに従って高速逆回転RHの下流側へと傾斜した誘導面431を備えている。
なお、第3の誘導部材43としては、図4に示した第1の誘導部材41のいずれかを用いることができる。あるいは、図5に示した第2の誘導部材42のいずれかを用いてもよい。
図7において、第4の誘導部材44は、大歯車10が高速で正方向(図中反時計回り)に回転(高速正回転FH)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
高速正回転FHの際には、大歯車10が高速で回転するため、油溜め31から大歯車10の周面に付着した潤滑油は、大歯車10に随伴もしくは飛散または滴下しつつ、大歯車10の上端を超えて反対側まで回り込む(図中矢印で示す高速正回転FH参照)。
このため、第4の誘導部材44は、高速正回転FHの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも上側で、かつ小歯車20と噛み合う側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
図8の(B)部に示すように、大歯車10が高速正回転FHする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20と反対側へ跳ね上げられ、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、大歯車10の上端を超えて小歯車20の側まで回り込む。
その結果、歯溝14に溜まって大歯車10に随伴もしくは飛散する潤滑油313は、大歯車10のM側に飛散する量が、反対のW側で随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
図7において、第4の誘導部材44は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のM側からW側へ至るに従って高速正回転FHの下流側へと傾斜した誘導面441を備えている。
なお、第4の誘導部材44としては、図4に示した第1の誘導部材41のいずれかを用いることができる。あるいは、図5に示した第2の誘導部材42のいずれかを用いてもよい。
一方、第1実施形態では、正逆一対の誘導部材41,42の設置位置が大歯車10の下半分だったのに対し、本実施形態では、正逆一対の誘導部材43,44の設置位置が大歯車10の上半分とされている。
すなわち、常用回転速度が高い場合、大歯車10への潤滑油の随伴が油溜め31から遠くなっても維持され、本実施形態のような上端を超えた領域で生じる。これに対し、本実施形態では、高速逆回転RHおよび高速正回転FHつまり高速での正逆回転に適応するように、大歯車10の上半分の周面に臨んで誘導部材43,44を配置している。これにより、跳ね上げられた偏った潤滑油を誘導部材43,44に確実に衝突させ、反対側へと誘導することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前述した各実施形態において、誘導部材41〜44の設置位置は、鉄道車両用歯車装置1,2で常用される回転速度領域における潤滑油の挙動に応じて、適宜変更することが望ましい。例えば、低速用の一対の誘導部材41,42、および、高速用の一対の誘導部材43,44は、通常は正逆同じ速度範囲で用いられるため、それぞれの高さが同じとされるが、正転と逆転とで同じ速度範囲でない運用を行う鉄道車両などであれば、異なる高さに設定してもよい。
また、一対の誘導部材41,42および一対の誘導部材43,44に限らず、いずれか一方のみを設置してもよい。
前述した各実施形態では、誘導面411,421,431,441を、それぞれブロックの片面に形成したが、正転用および逆転用の誘導部材を同じ場所に設置する際に、同じブロックを共用し、その反対側面に背中合わせに誘導面を形成してもよい。
例えば、小歯車、中歯車、大歯車の3軸構成の場合、大歯車(中歯車に対して大径)に誘導部材を設置することで本発明の効果が得られる。
さらに、中歯車(小歯車に対して大径)を本発明の大歯車とし、この中歯車に誘導部材を設置することで、同様に本発明の効果を得ることができる。
図10の(A)部に示すように、大歯車10が高速逆回転(RH)する際には、誘導部材43により、大歯車10に随伴する潤滑油313を、潤滑油315としてM側へと誘導することができる。
図10の(B)部に示すように、大歯車10が高速正回転(FH)する際には、誘導部材44により、大歯車10に随伴する潤滑油313を、潤滑油315としてW側へと誘導することができる。
図9の鉄道車両用歯車装置3において、大歯車10の下側に、前述した第1実施形態と同様な誘導部材41,42を設置してもよく、これにより前述した第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
例えば、大歯車10の上側に、第2実施形態と同様な誘導部材43B,44B(破線図示)を設置することで、図10の(A)部および(B)部に示すように潤滑油313,315の誘導を行うことができ、前述した第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
中歯車20Bの下側に、前述した第1実施形態と同様な誘導部材41,42を設置してもよい。
Claims (3)
- 周面に斜歯を有しかつ回転軸が水平な大歯車と、前記大歯車に噛合された小歯車と、前記大歯車および前記小歯車を収容するケースと、前記ケースの底部に形成されかつ前記大歯車が浸漬される潤滑油の油溜めと、を有し、
前記ケースの内側には、前記大歯車に随伴または飛散した前記潤滑油を前記大歯車の片面側へ誘導する誘導部材が設置されていることを特徴とする鉄道車両用歯車装置。 - 請求項1に記載した鉄道車両用歯車装置において、
前記誘導部材は、前記大歯車の前記周面に臨んで配置され、前記周面の接線方向と交差し、かつ片側が前記大歯車の回転方向下流側へ傾斜した誘導面を有することを特徴とする鉄道車両用歯車装置。 - 請求項1または請求項2に記載した鉄道車両用歯車装置において、
前記誘導部材は、前記大歯車の正転時用および前記大歯車の逆転時用が一対に設置されていることを特徴とする鉄道車両用歯車装置。
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