JP2019007522A - 鉄道車両用歯車装置 - Google Patents

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貴男 田谷
Takao Taya
貴男 田谷
佐々木 俊夫
Toshio Sasaki
俊夫 佐々木
啓之 上島
Noriyuki Uejima
啓之 上島
古賀 脩平
Shuhei Koga
脩平 古賀
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Abstract

【課題】斜歯歯車を用いつつ潤滑油の偏りを防止できる鉄道車両用歯車装置を提供する。【解決手段】鉄道車両用歯車装置1は、周面に斜歯13を有しかつ回転軸が水平な大歯車10と、大歯車10に噛合された小歯車20と、大歯車10および小歯車20を収容するケース30と、ケース30の底部に形成されかつ大歯車10が浸漬される潤滑油の油溜め31と、を有し、ケース30の内側には、大歯車10に随伴または飛散した潤滑油を大歯車の片面側へ誘導する誘導部材41,42が設置されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両用歯車装置に関し、鉄道車両の電動機の動力を車輪に伝達する歯車装置に関する。
鉄道車両においては、駆動源の回転力を車輪に伝達する歯車装置が用いられている(特許文献1参照)。
鉄道車両用歯車装置は、所期の減速比に設定された大歯車および小歯車を有する。小歯車は駆動軸に接続され、駆動軸には駆動源の回転力が伝達される。回転力は小歯車と噛合する大歯車に伝達され、大歯車が接続された車軸を介して車輪に伝達される。なお、高さ寸法の抑制などの理由から、小歯車は大歯車の周面(歯面)に対して側方から噛合される。また、大歯車および小歯車の回転軸は、水平方向に配置される。
これらの大歯車および小歯車は、密封可能なケース内に収容され、ケースの底部には飛沫潤滑用の潤滑油が貯留される。ケース内の潤滑油は、停止状態で大歯車の一部が浸漬される状態とされ、大歯車の歯溝内に入り込む。大歯車が回転すると、周囲の潤滑油が跳ね上げられ、大歯車の周囲に随伴流が形成され、歯溝内の潤滑油も周囲に飛散する。これらの潤滑油が飛沫となって、両歯車の噛合部分および各歯車の回転軸の軸受部分へと散布され、各々の潤滑が行われる。
特開2009−180371号公報
鉄道車両用歯車装置では、動力伝達の円滑化のため、斜歯歯車が用いられる。斜歯歯車は、斜歯および歯溝の連続方向が回転中心または回転方向に対して斜めに形成される。そして、斜歯歯車の周面では、周面の上端周辺または下端周辺にあるときを除き、周面に形成された斜歯および歯溝は、その一方の端部(歯車の表面側)が他方の端部(歯車の裏面側)より下方に傾斜した状態となる。
前述のように、潤滑油は大歯車の一部が歯溝に入り歯車に随伴して流動するが、重力により傾斜した歯溝の下方になる側へ流動し、軸受上部位置で滴下して軸受部分等に供給される潤滑油が専ら大歯車の片側(表面側または裏面側)に偏り、歯車の潤滑油が少ない側で潤滑不足が生じる可能性がある。前述した特許文献1では、側壁に孔の空いた油だめを設置し、孔から軸受へ油供給をする手法が提案されている。しかし、油溜めの設置スペースの制約や油だめ自体に溜められる油量の制約があり、歯車の傾斜に伴う軸受潤滑不足の解消が出来ない課題があった。
また、歯車から滴下する潤滑油の偏りは、歯車の回転方向(正転または逆転)、歯車の回転速度、あるいは加減速の状態によっても変化することがあり、固定的な対策では変化に対応できない。
本発明の目的は、斜歯歯車を用いつつ潤滑油の偏りを防止できる鉄道車両用歯車装置を提供することにある。
本発明の鉄道車両用歯車装置は、周面に斜歯を有しかつ回転軸が水平な大歯車と、前記大歯車に噛合された小歯車と、前記大歯車および前記小歯車を収容するケースと、前記ケースの底部に形成されかつ前記大歯車が浸漬される潤滑油の油溜めと、を有し、前記ケースの内側には、前記大歯車に随伴または飛散した前記潤滑油を前記大歯車の片面側へ誘導する誘導部材が設置されていることを特徴とする。
本発明では、大歯車の周面の斜歯およびその間の歯溝には、油溜めに浸漬された状態で潤滑油が供給される。歯溝内に供給された潤滑油は、大歯車の回転に伴って油面より上昇して油溜めから離れた後、重力により傾斜した歯溝の下方になる側へ流動し、大歯車の表面側または裏面側のいずれかに偏った状態で滴下する。
ここで、本発明では、ケースの内側に、大歯車に随伴または飛散した潤滑油を大歯車の片面側(表面側または裏面側のいずれか)へ誘導する誘導部材が設置されている。
このため、誘導部材の誘導方向を表面側または裏面側のいずれかに適切に設定しておけば、偏った状態で随伴または飛散する潤滑油を、反対側へと誘導し、大歯車の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
さらに、大歯車に随伴する潤滑油の偏りを解消するために、ケースの内側に設置される誘導部材を用いるので、誘導部材の位置や設置状態を変更することで、大歯車の回転速度などの回転状態が異なる状態についても対応することもできる。
なお、本発明において、大歯車に随伴または飛散する潤滑油とは、大歯車の歯溝内に滞留して大歯車の周面とともに移動する潤滑油、斜歯に付着して大歯車の周面とともに移動する潤滑油、大歯車の周面から離脱したのち周面に沿った流れ(随伴流)を形成する潤滑油、周面から離れて飛散する潤滑油をいう。
本発明において、誘導部材の誘導方向の設定は、鉄道車両用歯車装置の常用回転速度を選択し、この回転速度における潤滑油の偏りを調べ、この偏りを解消にするように設定することで、常用回転速度に対応した効果的な偏り解消を行うことができる。
また、誘導部材の設置位置は、常用回転速度に応じて設定することが望ましい。例えば、常用回転速度が低い場合、潤滑油の随伴は大部分が油溜めに近い領域で生じるため、大歯車の下半分の周面に臨んだ位置に誘導部材を設置することが好ましい。一方、常用回転速度が高い場合、潤滑油は大歯車が半回転以上回転しても大部分が随伴しているため、大歯車の上半分の周面に臨んだ位置に誘導部材を設置することが好ましい。
本発明の鉄道車両用歯車装置において、前記誘導部材は、前記大歯車の前記周面に臨んで配置され、前記周面の接線方向と交差し、かつ片側が前記大歯車の回転方向下流側へ傾斜した誘導面を有することが好ましい。
本発明では、大歯車の周面に臨んで配置され、かつ周面の接線方向と交差する誘導面に、大歯車に随伴した潤滑油が衝突する。誘導面は、片側が大歯車の回転方向下流側へ傾斜して配置されているため、誘導面に衝突した潤滑油は、衝突した勢いで誘導面に沿って流れ、大歯車の表面側または裏面側へ誘導される。
本発明では、誘導部材の誘導面により、大歯車に随伴した潤滑油を大歯車の表面側または裏面側へ誘導することができ、誘導面における片側(回転方向下流側となる)を適切に選択することで、大歯車の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
なお、誘導面としては、平面であってもよいし、曲面であってもよく、潤滑油の誘導に好適な形状を適宜選択すればよい。例えば、偏り解消を図りたい回転速度領域における潤滑油の挙動を実験により把握し、適切な向き、傾きや形状を決定することができる。
本発明の鉄道車両用歯車装置において、前記誘導部材は、前記大歯車の正転時用および前記大歯車の逆転時用が一対に設置されていることが好ましい。
本発明では、大歯車の正転時用の誘導部材と、大歯車の逆転時用の誘導部材とが一対に設置されるため、大歯車が正転時であっても逆転時であっても、同等の潤滑油の偏りの防止効果を得ることができる。
なお、一対の誘導部材は、例えば、常用回転速度が低い場合、潤滑油の飛散と大歯車への随伴が油溜めに近い領域で生じるため、大歯車の下半分の周面に臨んだ位置に、大歯車を挟んで一対で設置することが好ましい。一方、常用回転速度が高い場合、潤滑油の随伴は大歯車が大きく回転しても存在するため、大歯車の上半分の周面に臨んだ位置に、大歯車を挟んで一対の誘導部材を設置することが好ましい。
本発明によれば、斜歯歯車を用いつつ潤滑油の偏りを防止できる鉄道車両用歯車装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態を示す断面図。 第1実施形態を示す模式的な斜視図。 第1実施形態を示す模式的な側面図。 第1実施形態の誘導部材の具体例を示す斜視図。 第1実施形態の誘導部材の他の具体例を示す斜視図。 本発明の第2実施形態を示す断面図。 第2実施形態を示す模式的な斜視図。 第2実施形態を示す模式的な側面図。 本発明の第3実施形態を示す模式的な側面図。 第3実施形態を示す模式的な上面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態である鉄道車両用歯車装置1が示されている。
鉄道車両用歯車装置1は、水平な回転軸回りに回転可能な大歯車10および小歯車20を有し、これらは密封可能なケース30内に収容されている。
大歯車10および小歯車20は、互いに所期の減速比に設定され、大歯車10の側方で互いに噛合されている。
ケース30の底部には、飛沫潤滑用の潤滑油が貯留される油溜め31が形成されている。油溜め31に貯留された潤滑油には、大歯車10の下部が浸漬されている。
大歯車10は車軸11に接続されている。車軸11には車輪(図示省略)が接続されている。ケース30の車軸11が貫通する部位には、車軸11を回転自在に支持する軸受部12が設置されている。
図示しない車輪は、図1の奥側に配置され、鉄道車両用歯車装置1において、同側は「W側」(Wheel側)と呼ばれる(図2参照)。
小歯車20は駆動軸21に接続されている。駆動軸21には電動モータなどの駆動源(図示省略)が接続されている。ケース30の駆動軸21が貫通する部位には、駆動軸21を回転自在に支持する軸受部22が設置されている。
図示しないモータ等の駆動源は、図1の手前側に配置され、鉄道車両用歯車装置1において、同側は「M側」(Motor側)と呼ばれる(図2参照)。
これらのW側およびM側は、本発明における大歯車の表面側および裏面側に相当する。
本実施形態において、小歯車20および駆動軸21が駆動源により回転されると、この回転が小歯車20に噛合する大歯車10および車軸11を介して車輪に伝達される。
本実施形態では、大歯車10および小歯車20が斜歯歯車とされており、大歯車10の周面には斜歯13および歯溝14が形成され、小歯車20の周面には斜歯23および歯溝24が形成されている。
さらに、ケース30の内壁には、大歯車10および小歯車20の噛合部分の下方に第1の誘導部材41が設置され、大歯車10を挟んで反対側には、第1の誘導部材41と略同じ高さ位置に第2の誘導部材42が設置されている。
先ず、第1の誘導部材41について説明する。
図2において、第1の誘導部材41は、大歯車10が低速で逆方向(図中時計回り)に回転(低速逆回転RL)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
このために、第1の誘導部材41は、低速逆回転RLの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも下側で、かつ小歯車20と噛み合う側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
大歯車10が低速逆回転RLする際の潤滑油の偏りは次のように表れる。
図3の(A)部に示すように、大歯車10が低速逆回転RLする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20がある側へ跳ね上げられる。
跳ね上げられた潤滑油311は、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、移動の間に一部の潤滑油312は滴下するが、他の潤滑油313は大歯車10に随伴ないしは周囲に飛散し、大歯車10の軸受部12などに散布されて各々の潤滑に供される。
大歯車10は斜歯歯車であり、斜歯13およびその間の歯溝14は、大歯車10の周面に螺旋状に形成されている。そして、潤滑油311が跳ね上げられる小歯車20側の周面では、歯溝14がW側からM側へ向けて下るように傾斜している。
このため、大歯車10の周面に沿って上昇する短時間の間であっても、歯溝14内の潤滑油314は、重力により歯溝14の下側(M側)へ向けて流動する。
その結果、歯溝14に随伴するもしくは飛散する潤滑油313は、大歯車10のM側で随伴もしくは飛散する量が、反対のW側で随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
本実施形態では、このような低速逆回転RLの状態での潤滑油313の偏りを解消するために、第1の誘導部材41が設置されている。
図2において、第1の誘導部材41は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のM側からW側へ至るに従って低速逆回転RLの下流側へと傾斜した誘導面411を備えている。
大歯車10が低速逆回転RLする際、周面に随伴もしくは飛散する潤滑油313は、大歯車10のM側に偏っている。しかし、大歯車10に随伴する潤滑油313は、第1の誘導部材41に衝突し、誘導面411によりM側からW側へと誘導される。その結果、大歯車10のM側に偏っていた潤滑油313に対し、その一部をW側に戻すことができ、大歯車10のM側およびW側での潤滑油量を均等化することができる。
第1の誘導部材41としては、例えば以下のような形状が利用できる。
図4の(A)部に示すように、第1の誘導部材41Aは、平面形状が直角三角形状のブロック412を有し、平面形状の斜辺に相当する側面が誘導面411とされている。ブロック412をケース30の内壁に支持する際に、誘導面411がM側からW側へと傾斜するように姿勢を調整することで、誘導面411に衝突した潤滑油313を、潤滑油315としてW側へと誘導することができる。
図4の(B)部に示すように、第1の誘導部材41Bは、平面形状が台形状のブロック413を有する。その他の構成は、前述した第1の誘導部材41Aと同様である。このような形状であっても、誘導面411による潤滑油313,315の誘導が行える。さらに、ブロック413が平面台形状となることで、前述した第1の誘導部材41Aよりもさらに強固な支持が可能である。
図4の(C)部に示すように、第1の誘導部材41Cは、前述した直角三角形状のブロック412に、潤滑油313の導入方向に沿った補助板414を有する。その他の構成は、前述した第1の誘導部材41Aと同様である。このような形状であっても、誘導面411による潤滑油313,315の誘導が行える。さらに、補助板414により誘導面411に衝突する潤滑油313をガイドすることができる。また、補助板414によりブロック412を補助し、前述した第1の誘導部材41Aよりも強固な支持が可能である。
次に、第2の誘導部材42について説明する。
図2において、第2の誘導部材42は、大歯車10が低速で正方向(図中反時計回り)に回転(低速正回転FL)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
このために、第2の誘導部材42は、低速正回転FLの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも下側で、かつ小歯車20とは反対側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
大歯車10が低速正回転FLする際の潤滑油の偏りは次のように表れる。
図3の(B)部に示すように、大歯車10が低速正回転FLする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20とは反対側へ跳ね上げられる。
跳ね上げられた潤滑油311は、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、移動の間に一部の潤滑油312は滴下するが、他の潤滑油313は周囲に飛散し、大歯車10の軸受部12などに散布されて各々の潤滑に供される。
大歯車10は斜歯歯車であり、斜歯13およびその間の歯溝14は、大歯車10の周面に螺旋状に形成されている。そして、潤滑油311が跳ね上げられる小歯車20とは反対側の周面では、歯溝14がM側からW側へ向けて下るように傾斜している。
このため、大歯車10の周面に沿って上昇する短時間の間であっても、歯溝14内の潤滑油314は、重力により歯溝14の下側(W側)へ向けて流動する。
その結果、歯溝14に溜まって大歯車10に随伴もしくは周囲へ飛散する潤滑油313は、大歯車10のW側に随伴もしくは飛散する量が、反対のM側に随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
本実施形態では、このような低速正回転FLの状態での潤滑油313の偏りを解消するために、第2の誘導部材42が設置されている。
図3において、第2の誘導部材42は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のW側からM側へ至るに従って低速逆回転RLの下流側へと傾斜した誘導面421を備えている。
大歯車10が低速正回転FLする際、周面に随伴もしくは周囲に飛散する潤滑油313は、大歯車10のW側に偏っている。しかし、大歯車10に随伴もしくは飛散した潤滑油313は、第2の誘導部材42に衝突し、誘導面421によりW側からM側へと誘導される。その結果、大歯車10のW側に偏っていた潤滑油313に対し、その一部をM側に戻すことができ、大歯車10のW側およびM側での潤滑油量を均等化することができる。
第2の誘導部材42としては、前述した第1の誘導部材41と同様なものを用いることができる。ただし、第2の誘導部材42を設置する部分の高さ(大歯車10とケース30の内壁との間隔)が制約される場合など、以下のような形状を利用してもよい。
図5の(A)部に示すように、第2の誘導部材42Aは、短冊状のブロック422とされ、その側面が誘導面421とされている。ブロック422をケース30の内壁に支持する際に、誘導面421がW側からM側へと傾斜するように姿勢を調整することで、誘導面421に衝突した潤滑油313を、潤滑油315としてM側へと誘導することができる。
図5の(B)部に示すように、第2の誘導部材42Bは、前述した短冊状のブロック422を複数配列し、各々の側面を誘導面421とするものである。このような形状であっても、誘導面421による潤滑油313,315の誘導が行える。配列する短冊状のブロック422の数はさらに増やすなどしてもよい。
以上のような第1実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
本実施形態では、ケース30の内側に、大歯車10に随伴もしくは飛散した潤滑油を大歯車10の片面側(W側)へ誘導する第1の誘導部材41、および、他の片面側(M側)へ誘導する第2の誘導部材42が設置されている。そして、第1の誘導部材41および第2の誘導部材42においては、誘導方向つまり誘導面411,421の傾斜をそれぞれW側あるいはM側に向けて適切に設定している。
従って、偏った状態で大歯車10に随伴もしくは飛散する潤滑油313を、誘導面411,421により反対側へと誘導し、大歯車10の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
さらに、潤滑油の偏りを解消するために、ケース30の内側に設置される誘導部材41,42を用いるので、誘導部材41,42の位置や設置状態を変更することで、大歯車10の回転速度などの回転状態が異なる状態についても対応することもできる。
本実施形態において、誘導部材41,42の誘導方向の設定については、鉄道車両用歯車装置1の常用回転速度を選択し、この回転速度における潤滑油の偏りを調べ、この偏りを解消するように誘導方向を設定すればよい。このようにすることで、常用回転速度に対応した効果的な偏り解消を行うことができる。
本実施形態では、誘導部材41,42の設置位置は、鉄道車両用歯車装置1の常用回転速度に応じて設定している。すなわち、本実施形態では、低速逆回転RLおよび低速正回転FLつまり低速での正逆回転に適応するように、大歯車10の下半分の周面に臨んで誘導部材41,42を配置している。常用回転速度が低い場合、潤滑油の大歯車10への随伴もしくは大歯車10からの飛散が、油溜め31に近い領域で生じるため、跳ね上げられた偏った潤滑油を誘導部材41,42に確実に衝突させ、反対側へと誘導することができる。
本実施形態では、誘導部材41,42の誘導面411,421により、大歯車10に随伴もしくは飛散した潤滑油313を大歯車10のW側またはM側へ誘導することができ、誘導面411,421における片側(回転方向下流側となるW側またはM側)を適切に選択することで、大歯車10の両面での潤滑油の偏りを解消することができる。
本実施形態では、大歯車10の逆転時用(低速逆回転RL用)の誘導部材41と、大歯車10の正転時用(低速正回転FL用)の誘導部材42とを一対に設置したため、大歯車10が正転時であっても逆転時であっても、同等の潤滑油の偏りの防止効果を得ることができる。
〔第2実施形態〕
図6には、本発明の第2実施形態である鉄道車両用歯車装置2が示されている。
鉄道車両用歯車装置2は、基本構成が前述した第1実施形態の鉄道車両用歯車装置1と同様である。このため、共通する構成については重複する説明を省略し、以下には相違部分について説明する。
前述した第1実施形態の鉄道車両用歯車装置1では、低速逆回転RLおよび低速正回転FLつまり低速での正逆回転に適応するように、大歯車10の下半分の周面に臨んで一対の誘導部材41,42を配置していた。
これに対し、本実施形態の鉄道車両用歯車装置2では、高速逆回転RHおよび高速正回転FHつまり高速での正逆回転に適応するように、大歯車10の上半分の周面に臨んで一対の誘導部材43,44を配置している。
先ず、第3の誘導部材43について説明する。
図7において、第3の誘導部材43は、大歯車10が高速で逆方向(図中時計回り)に回転(高速逆回転RH)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
高速逆回転RHの際には、大歯車10が高速で回転するため、油溜め31から大歯車10の周面に付着した潤滑油は、大歯車10に随伴もしくは飛散または滴下しつつ、大歯車10の上端を超えて反対側まで回り込む(図中矢印で示す高速逆回転RH参照)。
このため、第3の誘導部材43は、高速逆回転RHの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも上側で、かつ小歯車20とは反対側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
大歯車10が高速逆回転RHする際の潤滑油の偏りは次のように表れる。
図8の(A)部に示すように、大歯車10が高速逆回転RHする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20がある側へ跳ね上げられ、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、大歯車10の上端を超えて反対側まで回り込む。
大歯車10の上端を超えた潤滑油311は、一部の潤滑油312は滴下するが、他の潤滑油313は大歯車10に随伴もしくは周囲に飛散し、大歯車10の軸受部12などに散布される。この際、歯溝14に溜まった潤滑油314は重力により歯溝14の下側(W側)へ向けて流動する。
その結果、歯溝14から出て大歯車10に随伴もしくは周囲へ飛散する潤滑油313は、大歯車10のW側に随伴もしくは飛散する量が、反対のM側に随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
本実施形態では、このような高速逆回転RHの状態での潤滑油313の偏りを解消するために、第3の誘導部材43が設置されている。
図7において、第3の誘導部材43は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のW側からM側へ至るに従って高速逆回転RHの下流側へと傾斜した誘導面431を備えている。
大歯車10が高速逆回転RHする際、周面に随伴もしくはそこから飛散する潤滑油313は、大歯車10のW側に偏っている。しかし、大歯車10に随伴もしくは飛散した潤滑油313は、第3の誘導部材43に衝突し、誘導面431によりW側からM側へと誘導される。その結果、大歯車10のW側に偏っていた潤滑油313に対し、その一部をM側に戻すことができ、大歯車10のW側およびM側での潤滑油量を均等化することができる。
なお、第3の誘導部材43としては、図4に示した第1の誘導部材41のいずれかを用いることができる。あるいは、図5に示した第2の誘導部材42のいずれかを用いてもよい。
次に、第4の誘導部材44について説明する。
図7において、第4の誘導部材44は、大歯車10が高速で正方向(図中反時計回り)に回転(高速正回転FH)する際に、大歯車10によって油溜め31から跳ね上げられる潤滑油に対し、この潤滑油を誘導してその偏りを抑制するものである。
高速正回転FHの際には、大歯車10が高速で回転するため、油溜め31から大歯車10の周面に付着した潤滑油は、大歯車10に随伴もしくは飛散または滴下しつつ、大歯車10の上端を超えて反対側まで回り込む(図中矢印で示す高速正回転FH参照)。
このため、第4の誘導部材44は、高速正回転FHの状態で潤滑油が跳ね上げられる部分、つまり、大歯車10の回転中心よりも上側で、かつ小歯車20と噛み合う側に配置され、図示しない支持部材を介してケース30の内壁に支持されている。
大歯車10が高速正回転FHする際の潤滑油の偏りは次のように表れる。
図8の(B)部に示すように、大歯車10が高速正回転FHする際には、油溜め31に浸漬された大歯車10の周面に潤滑油が付着し、大歯車10の回転に伴って油溜め31から小歯車20と反対側へ跳ね上げられ、主に大歯車10の歯溝14に溜まった状態で上方へ移動し、大歯車10の上端を超えて小歯車20の側まで回り込む。
大歯車10の上端を超えた潤滑油311は、一部の潤滑油312は滴下するが、他の潤滑油313は大歯車10に随伴もしくは周囲に飛散し、大歯車10の軸受部12などに散布される。この際、歯溝14に溜まった潤滑油314は重力により歯溝14の下側(M側)へ向けて流動する。
その結果、歯溝14に溜まって大歯車10に随伴もしくは飛散する潤滑油313は、大歯車10のM側に飛散する量が、反対のW側で随伴もしくは飛散する量よりも多く、軸受部12などへの供給量に偏りを生じる。
本実施形態では、このような高速正回転FHの状態での潤滑油313の偏りを解消するために、第4の誘導部材44が設置されている。
図7において、第4の誘導部材44は、大歯車10の周面に臨んで配置され、周面の接線方向と交差し、かつ、大歯車10のM側からW側へ至るに従って高速正回転FHの下流側へと傾斜した誘導面441を備えている。
大歯車10が高速正回転FHする際、周面から飛散する潤滑油313は、大歯車10のM側に偏っている。しかし、飛散した潤滑油313は、第4の誘導部材44に衝突し、誘導面441によりM側からW側へと誘導される。その結果、大歯車10のM側に偏っていた潤滑油313に対し、その一部をW側に戻すことができ、大歯車10のM側およびW側での潤滑油量を均等化することができる。
なお、第4の誘導部材44としては、図4に示した第1の誘導部材41のいずれかを用いることができる。あるいは、図5に示した第2の誘導部材42のいずれかを用いてもよい。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様な効果が得られる。
一方、第1実施形態では、正逆一対の誘導部材41,42の設置位置が大歯車10の下半分だったのに対し、本実施形態では、正逆一対の誘導部材43,44の設置位置が大歯車10の上半分とされている。
すなわち、常用回転速度が高い場合、大歯車10への潤滑油の随伴が油溜め31から遠くなっても維持され、本実施形態のような上端を超えた領域で生じる。これに対し、本実施形態では、高速逆回転RHおよび高速正回転FHつまり高速での正逆回転に適応するように、大歯車10の上半分の周面に臨んで誘導部材43,44を配置している。これにより、跳ね上げられた偏った潤滑油を誘導部材43,44に確実に衝突させ、反対側へと誘導することができる。
〔他の実施形態〕
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前述した各実施形態において、誘導部材41〜44の設置位置は、鉄道車両用歯車装置1,2で常用される回転速度領域における潤滑油の挙動に応じて、適宜変更することが望ましい。例えば、低速用の一対の誘導部材41,42、および、高速用の一対の誘導部材43,44は、通常は正逆同じ速度範囲で用いられるため、それぞれの高さが同じとされるが、正転と逆転とで同じ速度範囲でない運用を行う鉄道車両などであれば、異なる高さに設定してもよい。
前述した第1実施形態では低速用の一対の誘導部材41,42を設置し、前述した第2実施形態では高速用の一対の誘導部材43,44を設置したが、これらの4つを全て同じ鉄道車両用歯車装置に設置してもよい。
また、一対の誘導部材41,42および一対の誘導部材43,44に限らず、いずれか一方のみを設置してもよい。
前述した各実施形態では、誘導面411,421,431,441は平面であるとしたが、誘導面は曲面であってもよく、潤滑油の誘導に好適な形状を適宜選択すればよい。例えば、偏り解消を図りたい回転速度領域における潤滑油の挙動を実験により把握し、適切な向き、傾きや形状を決定することができる。
前述した各実施形態では、誘導面411,421,431,441を、それぞれブロックの片面に形成したが、正転用および逆転用の誘導部材を同じ場所に設置する際に、同じブロックを共用し、その反対側面に背中合わせに誘導面を形成してもよい。
以上説明した第1実施形態および第2実施形態は、それぞれ鉄道車両用歯車装置1,2が車軸11に接続された大歯車10と、駆動軸21に接続された小歯車20との2軸で構成されていた。しかし、本発明は、3軸以上の歯車列の相対的に大径の歯車に適宜適用して優れた効果を得ることができる。
例えば、小歯車、中歯車、大歯車の3軸構成の場合、大歯車(中歯車に対して大径)に誘導部材を設置することで本発明の効果が得られる。
さらに、中歯車(小歯車に対して大径)を本発明の大歯車とし、この中歯車に誘導部材を設置することで、同様に本発明の効果を得ることができる。
図9において、鉄道車両用歯車装置3は、大歯車10、中歯車20B、小歯車20Aを有する3軸構成とされ、小歯車20Aが駆動軸21に接続され、大歯車10が車軸11に接続され、中歯車20Bが小歯車20Aの駆動力を大歯車10に伝達している。その他の構成は、前述した第1実施形態および第2実施形態と同様とされている。
図9の鉄道車両用歯車装置3において、大歯車10の上側には、前述した第2実施形態と同様な誘導部材43,44が設置されており、これにより前述した第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
図10の(A)部に示すように、大歯車10が高速逆回転(RH)する際には、誘導部材43により、大歯車10に随伴する潤滑油313を、潤滑油315としてM側へと誘導することができる。
図10の(B)部に示すように、大歯車10が高速正回転(FH)する際には、誘導部材44により、大歯車10に随伴する潤滑油313を、潤滑油315としてW側へと誘導することができる。
図9の鉄道車両用歯車装置3において、大歯車10の下側に、前述した第1実施形態と同様な誘導部材41,42を設置してもよく、これにより前述した第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
図9の鉄道車両用歯車装置3において、中歯車20Bが油溜め31(図1参照)に浸漬され、中歯車20Bにおいても潤滑油の跳ね上げが行われる場合、中歯車20Bを大歯車、小歯車20Aを小歯車として本発明を適用することができる。
例えば、大歯車10の上側に、第2実施形態と同様な誘導部材43B,44B(破線図示)を設置することで、図10の(A)部および(B)部に示すように潤滑油313,315の誘導を行うことができ、前述した第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
中歯車20Bの下側に、前述した第1実施形態と同様な誘導部材41,42を設置してもよい。
本発明は、鉄道車両用歯車装置に関し、鉄道車両の電動機の動力を車輪に伝達する歯車装置として利用できる。
1,2,3…鉄道車両用歯車装置、10…大歯車、11…車軸、12,22…軸受部、13,23…斜歯、14,24…歯溝、20,20A…小歯車、20B…中歯車、21…駆動軸、30…ケース、31…油溜め、311,312,313,314,315…潤滑油、41,41A,41B,41C…第1の誘導部材、411,421,431,441…誘導面、412,413,422…ブロック、414…補助板、42,42A,42B…第2の誘導部材、43,43B…第3の誘導部材、44,44B…第4の誘導部材、FH…高速正回転、FL…低速正回転、RH…高速逆回転、RL…低速逆回転。

Claims (3)

  1. 周面に斜歯を有しかつ回転軸が水平な大歯車と、前記大歯車に噛合された小歯車と、前記大歯車および前記小歯車を収容するケースと、前記ケースの底部に形成されかつ前記大歯車が浸漬される潤滑油の油溜めと、を有し、
    前記ケースの内側には、前記大歯車に随伴または飛散した前記潤滑油を前記大歯車の片面側へ誘導する誘導部材が設置されていることを特徴とする鉄道車両用歯車装置。
  2. 請求項1に記載した鉄道車両用歯車装置において、
    前記誘導部材は、前記大歯車の前記周面に臨んで配置され、前記周面の接線方向と交差し、かつ片側が前記大歯車の回転方向下流側へ傾斜した誘導面を有することを特徴とする鉄道車両用歯車装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載した鉄道車両用歯車装置において、
    前記誘導部材は、前記大歯車の正転時用および前記大歯車の逆転時用が一対に設置されていることを特徴とする鉄道車両用歯車装置。
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