JP2008267526A - オイル漏出防止構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランスアクスルケース12と、トランスアクスルハウジング13と、リングギヤ11と、ブリーザ32と、オイルポンプ14とを有し、空気流通路E1〜E3を通してブリーザ32からトランスアクスルケース12内の空気を排出するように構成された変速機に設けられ、オイルLがブリーザ32から外部に漏出するのを防止するようにしたオイル漏出防止構造であって、リングギヤ11に対向するオイルポンプ14の外周部17cに、リングギヤ11によって掻き上げられたオイルLがオイル溜まり21に還流するようにオイルLを整流するオイル整流部材15を設けた。
【選択図】図1
Description
以下、本発明のオイル漏出防止構造を自動車のトランスアクスルに適用した例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るオイル漏出防止構造の斜視図であり、リングギヤおよびトランスアクスルハウジングを分解した状態を示し、図2は、本発明の第1の実施の形態に係るオイル漏出防止構造の正面図であり、(a)は、トランスアクスルハウジングを取り外した状態を示し、(b)は、(a)の側面図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るオイル漏出防止構造10は、リングギヤ11と、トランスアクスルケース12と、トランスアクスルハウジング13と、オイルポンプ14と、オイル整流部材15と、により構成される。
図1および図2(a)に示すように、エンジンの出力軸から回転トルクがインプットシャフト24に伝達されると、インプットシャフト24は、反時計廻りに回転し、インプットシャフト24に連結されている無段変速機構に回転トルクが伝達される。すなわち、インプットシャフト24に連結されたプライマリプーリに回転トルクが伝達され、このプライマプーリに伝達された回転トルクは金属ベルトを介してセカンダリシャフト29に連結されたセカンダリプーリに伝達され、セカンダリシャフト29が所定の回転数で時計廻りに回転する。この無段変速機構においては、自動車の走行状態に合わせて、適宜、変速が自動的かつ無段階に実行される。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るオイル漏出防止構造におけるオイル整流部材の斜視図であり、(a)は、整流部が湾曲面で形成された状態を示し、(b)は、整流部が切欠を有する湾曲面で形成された状態を示す。
このオイル整流部材51の高さH2は、環状壁17aの高さH1と同一またはそれより僅かに低く形成されている。また、オイル整流部材51の中央部の厚みt2は、車種やエンジンその他の条件、例えば、トランスアクスルケース12内のオイルLの流量などに対応して任意に選択することができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るオイル漏出防止構造におけるオイル整流部材の斜視図であり、(a)は、整流部が平坦面で形成された状態を示し、(b)は、整流部が切欠を有する平坦面で形成された状態を示す。
この中心P3の位置および曲率半径r3の大きさは、車種やエンジンその他の条件、例えば、トランスアクスルケース12内のオイルLの流量などに対応して任意に選択することができる。
このオイル整流部材51の高さH2は、環状壁17aの高さH1と同一またはそれより僅かに低く形成されている。また、オイル整流部材51の中央部の厚みt3は、車種やエンジンその他の条件、例えば、トランスアクスルケース12内のオイルLの流量などに対応して任意に選択することができる。
また、図6(b)に示すように、第1の実施の形態と同様に、取付部61bに、切欠部61eを形成し、取付部61bの上部と下部の2箇所を環状壁17aの外周部17cに当接させることにより、取付部61bと外周部17cとを接合し易くするとともに軽量化してもよい。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係るオイル漏出防止構造におけるオイル整流部材の斜視図であり、(a)は、整流部がオイルポンプケースと一体的に形成された状態を示し、(b)は、整流部が溝を有する湾曲面で形成された状態を示す。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
11 リングギヤ(オイル供給部材)
12 トランスアクスルケース(ハウジング)
12f、13c 内周部
13 トランスアクスルハウジング(ハウジング)
14 オイルポンプ(構成要素)
15、51、61、71 オイル整流部材
15c、61d 湾曲面(第1整流部)
15d、61c 平坦面(第2整流部)
16 側壁部
17 ポンプケース
17c 外周部
18 ポンプカバー
19 ポンプボディ
21 オイル溜まり
22 ディファレンシャルケース
23 ドライブシャフト
24 インプットシャフト
25 カウンタシャフト
26 デフドライブピニオンギヤ(潤滑要素)
27 リダクションドリブンギヤ(潤滑要素)
29 セカンダリシャフト
31 リダクションドライブギヤ(潤滑要素)
32 ブリーザ(連通部材)
51c 第1の平坦面(第1整流部)
51d 第2の平坦面(第2整流部)
E1〜E3 空気流通路
Claims (4)
- オイル溜まりが形成されたハウジングと、前記ハウジング内に回転自在に設けられ、前記オイル溜まりのオイルを掻き上げて所定の潤滑要素に供給するオイル供給部材と、前記ハウジングに設けられ、前記ハウジングの内部と前記ハウジングの外部とを連通する連通部材と、前記オイル供給部材と前記連通部材の間に設けられた変速機の所定の構成要素とを有し、前記構成要素の外周部と前記ハウジングの内周部によって画成される空気流通路を通して前記連通部材から前記ハウジング内の空気を排出するように構成された変速機に設けられ、前記オイル供給部材によって掻き上げられたオイルが前記連通部材から外部に漏出するのを防止するようにしたオイル漏出防止構造であって、
前記オイル供給部材に対向する前記構成要素の外周部に、前記オイル供給部材によって掻き上げられたオイルが前記オイル溜まりに還流するようにオイルを整流するオイル整流部材を設けたことを特徴とするオイル漏出防止構造。 - 前記オイル供給部材がリングギヤから構成され、前記潤滑要素が前記リングギヤおよび前記リングギヤに直接または間接的に噛合する少なくとも1つ以上のギヤからなることを特徴とする請求項1に記載のオイル漏出防止構造。
- 前記構成要素が、前記変速機の制御対象にオイルを供給するオイルポンプからなり、前記オイル整流部材が、前記オイル供給部材に対向するよう前記オイルポンプの外周部に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のオイル漏出防止構造。
- 前記オイル整流部材が、前記リングギヤに対向して配置される第1整流部と、前記第1整流部から延在し前記リングギヤに対向して配置される第2整流部とを有し、前記第1整流部および前記第2整流部の少なくともいずれか一方が、所定の曲率半径を有し前記リングギヤに対向するよう形成された湾曲面および前記リングギヤに対向するよう形成された平坦面のいずれかを有することを特徴とする請求項2または3に記載のオイル漏出防止構造。
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