JP2019006526A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takayuki Yokoyama
貴之 横山
純也 市川
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純也 市川
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Susumu Karakama
奨 唐鎌
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Abstract

【課題】記録媒体に適切な画質の画像を記録し、確実に定着させることが出来る画像形成装置を提供する。【解決手段】記録媒体を載置する無端ベルト状の搬送部材113等を用いて記録媒体を搬送する搬送部と、搬送部材に載置された記録媒体を搬送部材に吸着させる吸引部114等と、搬送部材に載置された記録媒体を搬送部材に押さえつける記録媒体押さえ部115等と、を備え、記録媒体押さえ部は、搬送部材の両端部に当接するように設けられたローラー(115,116等)を有し、ローラー115等は、少なくとも記録媒体の搬送方向と、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に回転可能である。【選択図】図5

Description

この発明は、搬送部材により記録媒体を搬送する画像形成装置に関する。
用紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成装置には、トナーにより画像を形成する複写機やプリンターの他に、インクをノズルから吐出させて記録媒体に着弾させ、画像を記録するインクジェット記録装置がある。このインクジェット記録装置では、通常の紙材に加えて厚紙、段ボール紙、アクリル板などの樹脂素材や布帛などといった多様な記録媒体上に画像を記録させることが可能となっている。画像形成装置における記録媒体の搬送は、無端状のベルトなどを用いて平面上で行われるものや、円筒状のドラムを用いて回転させながら行われるものなどが広く用いられている。これらのうち、特に、記録媒体の屈曲や湾曲を行わせたくない場合や材質上困難な場合には、無端状ベルトなどを用いて平面上で当該記録媒体の搬送が行われる。
また、無端状ベルトに載置された記録媒体を安定した状態で搬送するための技術として、エアーを吸引する吸引部を設け、エアー吸引により発生する負圧により記録媒体をベルトに吸着させて搬送することが知られている。また、湿度や、熱等の様々な要因により記録媒体にはカールが発生するが、記録媒体に発生したカールを修正するために、搬送部材に当接するローラーを設けて記録媒体を押圧することでカールを修正する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−066540号公報
ここで、エアー吸引による負圧を効率的に発生させるためには、記録媒体と搬送部材とが密着する面積を増やす必要がある。このため、ベルトの幅方向両端部にローラーを当接させる構成が考えられるが、ローラーで記録媒体の両端部を押圧した状態でエアーを吸引すると、記録媒体のカールした部分がベルト側に吸引されて波打ち状態となり、皺等が発生して記録媒体に適正な画像を記録できなくなるという問題が生じる。
この発明の目的は、記録媒体に適切な画質の画像を記録し、確実に定着させることが出来る画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、記録媒体を載置する無端ベルト状の搬送部材を用いて記録媒体を搬送する搬送部と、搬送部材に載置された記録媒体を搬送部材に吸着させる吸引部と、搬送部材で搬送される記録媒体に画像を記録する記録部と、録媒体に記録された画像を定着させる定着部と、搬送部材に載置された記録媒体を搬送部材に押さえつける記録媒体押さえ部と、を備え、記録媒体押さえ部は、搬送部材の両端部に当接するように設けられたローラーを有し、ローラーは、少なくとも記録媒体の搬送方向と、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に回転可能である。
本発明の画像形成装置によれば、記録媒体に適切な画質の画像を記録し、確実に定着させることができる。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す模式図である。 第1搬送部の構造を側面から見た場合を示す模式図である。 第2搬送部の構造を側面からみた場合を示す模式図である。 第3搬送部の構造を側面からみた場合を示す模式図である。 本実施形態で用いる押圧ローラーの全体構成を示す斜視図である。 図6Aは、押圧ローラーの他の実施形態を示す斜視図であり、図6Bはその断面図である。 複数の押圧ローラー対で構成されたガイド部の模式図である。 本実施形態のインクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る画像形成装置をインクジェット記録装置の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置1の全体構成を示す模式図である。
インクジェット記録装置1は、媒体供給部50と、媒体加熱部60(温度調節部)と、第1搬送部11及び記録部12と、第2搬送部21、定着部23及び冷却部24と、第3搬送部31及び読取部35と、媒体排出部55などを備える。
媒体供給部50は、媒体積載部501と、位置合わせ部502などを有する。媒体積載部501には、平面状のプレート(トレー)が設けられて記録媒体P、ここでは、特に限られるものではないが設定されたサイズのダンボール紙が複数積載され、積載量に応じてプレートが上下することで、最上部の記録媒体Pが略水平に位置合わせ部502に順次送り出される。
位置合わせ部502は、記録媒体Pの位置、特に記録媒体の搬送方向に垂直な幅方向について所定の位置に合わせるガイド部材などを備え、適切な位置及びタイミングで第1搬送部11に記録媒体Pを送り出す。
媒体加熱部60は、複数の加熱ローラー601が記録媒体Pを両側から挟み込み、回転動作により当該記録媒体Pを搬送させながら当該記録媒体Pを加熱する。複数の加熱ローラー601には、軸芯状の媒体ヒーターが設けられており、当該加熱ローラー601の表面が加熱されて熱を記録媒体Pに伝えることで記録媒体Pを加熱する。なお、媒体ヒーターとしては、例えば、電流によりジュール熱を生じる電熱シートなどが用いられる。
また、加熱ローラー601から第1搬送部11の一部に亘り温度が一定に保たれている加熱室605が設けられており、媒体ヒーターにより加熱された記録媒体Pの温度むらを軽減して略一様な温度とする。
第1搬送部11は、駆動ローラー111と、従動ローラー112と、無端状の搬送ベルト113(第1の搬送部材)と、第1吸着部114と、押圧ローラー115、116と、第1押圧モーター117などを備える。なお、本実施の形態では、2つの押圧ローラー115,116は、1組のローラー対を構成するが、必ずしもローラー対である必要はない。
図2は、第1搬送部11から第2搬送部21にかけての構造を側面から見た場合を示す模式図である。
無端状の搬送ベルト113は、ここでは、例えば、スチールベルトである。搬送ベルト113は、駆動ローラー111と従動ローラー112との間に架け渡されて周回動作(移動動作)する。媒体加熱部60から加熱ローラー601の回転に伴って送られた搬送対象の記録媒体Pは、搬送ベルト113の外周側の面(記録媒体Pの載置面)が上向きで水平に移動する区間において当該載置面に載置されて搬送ベルト113の周回移動に伴って搬送され、記録部12を通過する。この区間では、記録媒体P及び搬送ベルト113は、記録部12の各ヘッドユニット12Y、12M、12C、12Kのノズルからインクが吐出される面(インク吐出面)と対向する。搬送ベルト113は、載置面側から当該載置面とは反対側の面へと空気が通過可能に両面間を貫通する多数の開口が所定のパターンで設けられた構造となっている。第1搬送部11、特には限られないが、例えば、駆動ローラー111の駆動軸には、図示略の動作量(回転量)計測部、ここでは、エンコーダーが設けられ、周回移動距離を計測することができる。
記録媒体押さえ部としての押圧ローラー対115、116は、記録部12の上流側に配置され、記録媒体Pの幅方向両端をそれぞれ押圧する。押圧ローラー対115,116は、幅方向両端の余白部分のみを押圧する。押圧ローラー対115、116の幅方向についての位置は、ユーザーにより及び/又は制御部40の制御により変更可能となっている。
押圧ローラー対115、116は、第1押圧モーター117の動作に従って記録媒体Pが搬送ベルト113の載置面に載置される際に当該記録媒体Pの載置面からの浮き上がりを第1吸着部114とともに防止すると同時に、記録媒体Pにカールが生じている場合、例えば、媒体積載部501に積載されていた際に生じたカールを修正して、記録媒体Pを搬送方向に移動させる。これにより、記録部12において、記録媒体Pの表面に正確にインクを着弾させることができる。押圧ローラー対115、116は、押圧ローラー115、116の表面の移動速度が搬送ベルト113の移動速度と同一となるように回転速度が制御される。なお、押圧ローラー115、116は、回転駆動されず、記録媒体Pの移動に従って回転するのみの構成であっても良い。
第1吸着部114は、記録媒体Pを載置面に吸着させる。第1吸着部114は、例えば、載置面をなす搬送ベルト113を載置面と反対側の面で支える支持板1143と、第1吸引ファン1144(吸引部)などを有する。第1吸引ファン1144は、搬送ベルト113の内周面に対向する枠体の内部に設けられており、複数の区分に仕切られた部屋毎にファンが配置された構造となっている。支持板1143には、第1吸引ファン1144の動作により搬送ベルト113の載置面側から第1吸引ファン1144まで吸引された空気が通過可能に多数の透過孔が設けられている。或いは、人工的に設けられた透過孔を有する支持板の代わりに多孔質体が用いられても良い。
記録部12は、記録媒体Pの搬送方向について加熱室605よりも下流側に設けられている。記録部12は、複数のノズルを有し、当該複数のノズルから各々インクを吐出させる。記録部12は、搬送ベルト113の外周面と対向する面がノズルの開口面となっていて、複数のノズルの開口部から吐出されたインクは、記録媒体Pの記録部12と対向する面(記録面)に着弾する。ここでは、記録部12は、複数のノズル開口部がノズルの開口面に沿って記録媒体Pの搬送方向に垂直な幅方向について、本実施形態のインクジェット記録装置1で画像記録が可能な最大サイズとして設定された最大幅に亘って所定の間隔で設けられたラインヘッド構造となっている。即ち、インクの吐出時には、搬送ベルト113に対して記録部12が固定され、記録媒体Pを搬送方向に移動させながら各ノズルから順次インクを吐出させることで、二次元画像を記録することが可能となっている。
記録部12は、複数のインク種別(色)、ここでは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒色)の4色について各々ヘッドユニット12Y、12M、12C、12Kが設けられて順番に各種別のインクを記録媒体Pに吐出する。ここで吐出されるインクは、紫外線(所定のエネルギー線)が照射されることで安定的に硬化する紫外線硬化型インクである。
図3は、第2搬送部21の構造を側面から見た場合を示す模式図である。
第2搬送部21は、第1搬送部11により搬送された記録媒体Pを受けて搬送し、当該記録媒体Pを、定着部23による紫外線の照射範囲を通過させ、第3搬送部31へ受け渡す。ここで、第1搬送部11と第2搬送部21との間、第2搬送部21と第3搬送部31との間には、吸着部114,214,314が存在しない継ぎ目部10が存在する。
図3に示すように、第2搬送部21は、駆動ローラー211と、従動ローラー212と、無端状の搬送ベルト213(第2の搬送部材)と、第2吸着部214と、1組の押圧ローラー対215、216と、第2押圧モーター217と、冷却部24などを有する。これらの構成は、第1搬送部11における駆動ローラー111、従動ローラー112、搬送ベルト113、第1吸着部114及び第1押圧モーター117の構成と同一であり、これらについては詳しい説明を省略する。
無端状の搬送ベルト213は、駆動ローラー211と従動ローラー212との間に架け渡されて周回動作(移動動作)する。第1搬送部11から送られた搬送対象の記録媒体Pは、搬送ベルト213の外周側の面(記録媒体Pの載置面)が上向きで水平に移動する区間において当該載置面に載置されて搬送ベルト213の周回移動に伴って搬送され、定着部23を通過する。
記録媒体押さえ部としての押圧ローラー対215、216は、記録部12よりも下流側であって定着部23の上流側に配置され、記録媒体Pの幅方向両端をそれぞれ押圧する。第1搬送部11上で記録部12により吐出されて記録媒体Pに着弾したインクは、第2搬送部21に受け渡された時点ではまだ定着されていない。従って、この状況でインクの着弾部分を押圧して着弾したインクを乱さないように、押圧ローラー対215、216は、幅方向両端の余白部分のみを押圧する。押圧ローラー対215、216の幅方向についての位置は、ユーザーにより及び/又は制御部40の制御により変更可能となっている。
押圧ローラー対215、216は、搬送ベルト213の載置面からの記録媒体Pの浮き上がりを第2吸着部214とともに防止すると同時に、記録媒体Pにカールが生じている場合、例えば、記録部12により画像を記録する際に生じたカールを修正して、記録媒体Pを搬送方向に移動させる。これにより、定着部23において、記録媒体Pに着弾したインクを確実に定着させることができる。
搬送ベルト213の外周面(載置面)のうち記録媒体Pが載置されて平行移動される区間の高さは、搬送ベルト113の外周面(載置面)のうち記録媒体Pが載置されて平行移動される区間の高さと等しく定められ、また、記録媒体Pが搬送ベルト113から搬送ベルト213に直接受け渡されることで、当該記録媒体Pの高さが変化せずに単一平面内で移動搬送される。
定着部23は、搬送ベルト213により搬送される記録媒体Pに着弾したインクを定着させる。定着部23は、紫外線の照射部を備え、記録媒体P上の紫外線硬化型インクに対して紫外線を照射する。
定着部23から照射される紫外線は、搬送ベルト213の載置面に記録媒体Pが載置される区間で当該載置された記録媒体Pに対して大きなむら(強度のばらつき)なく照射されるのが好ましい。
また、定着部23の上流側に、窒素ガスなどを充填した窒素パージ装置を設けて酸素を除去し、定着の効果を維持向上させることが出来る。
冷却部24は、定着部23の動作による記録媒体P上のインクの定着に係る発熱、及び定着部23自体の発熱に伴って加熱された搬送ベルト213を冷却する。冷却部24は、例えば、冷却ファンを有し、当該冷却ファンの動作により搬送ベルト213を空冷する。冷却部24は、搬送ベルト213の載置面に記録媒体Pが載置されない区間において当該載置面と対向して設けられる。
図4は、第3搬送部31の構造を側面から見た場合を示す模式図である。
図4に示すように、第3搬送部31は、駆動ローラー311と、従動ローラー312と、無端状の搬送ベルト313(第3の搬送部材)と、第3吸着部314と、1組の押圧ローラー対315、316と、第3押圧モーター317などを有し、第2搬送部21により搬送された記録媒体Pを受けて読取部35の読み取り範囲内を通過させる。これらの駆動ローラー311、従動ローラー312及び搬送ベルト313の構成は、駆動ローラー111、従動ローラー112、搬送ベルト113、第1吸着部114、押圧ローラー115及び第1押圧モーター117と同一であり、詳しい説明を省略する。
無端状の搬送ベルト313は、駆動ローラー311と従動ローラー312との間に架け渡されて周回動作(移動動作)する。第2搬送部21から送られた搬送対象の記録媒体Pは、搬送ベルト313の外周側の面(記録媒体Pの載置面)が上向きで水平に移動する区間において当該載置面に載置されて搬送ベルト313の周回移動に伴って搬送され、読取部35を通過する。
記録媒体押さえ部としての押圧ローラー対315、316は、定着部23よりも下流側であって読取部35の上流側に配置され、記録媒体Pの幅方向両端をそれぞれ押圧する。押圧ローラー対315、316の幅方向についての位置は、ユーザーにより及び/又は制御部40の制御により変更可能となっている。
押圧ローラー対315、316は、搬送ベルト313の載置面からの記録媒体Pの浮き上がりを第3吸着部314とともに防止すると同時に、記録媒体Pにカールが生じている場合、例えば、定着部23により画像を定着する際に生じたカールを修正して、記録媒体Pを搬送方向に移動させる。これにより、読取部35において、記録媒体Pの記録面を正確に読み取ることができる。なお、読取部35が記録部12の直後に配置されている場合においても、押圧ローラー対315、316を読取部35の上流に配置することで、同様の効果を得ることができる。
搬送ベルト313の外周面(載置面)のうち記録媒体Pが載置されて平行移動される区間の高さは、搬送ベルト213の外周面(載置面)のうち記録媒体Pが載置される区間の高さと等しく定められ、記録媒体Pは、搬送ベルト213の載置面から搬送ベルト313の載置面に対して直接同一平面内で受け渡される。即ち、記録媒体Pは、第1搬送部11で搬送ベルト113に載置されてから第3搬送部31で搬送ベルト313から取り除かれるまで単一平面内で移動及び受け渡しがなされる。
読取部35は、搬送ベルト313により搬送される記録媒体Pの記録面を読み取る。読取部35は、例えば、ラインセンサーなどの撮像部を有する。ラインセンサー(撮像部)は、搬送ベルト313の載置面と対向する面に撮像素子が記録部12によるインク吐出可能な幅に亘って配列され、一次元画像を撮像する。また、記録媒体Pの搬送速度に応じた間隔で撮像を繰り返すことで、二次元画像を取得することが出来る。
上述したように、本実施の形態では、吸着部が存在しておらず記録媒体Pが浮き上がりやすくなる継ぎ目部10の近傍に押圧ローラー対を配置しているので、記録媒体Pの浮き上がりを確実に防ぐことができる。
媒体排出部55は、第3搬送部31により搬送された記録媒体Pをユーザーに取り出されるまで載置して保持する。媒体排出部55は、排出トレー551(プレート)を備え、この排出トレー551上に画像記録の終了した記録媒体Pが順番に重ねられていく。排出トレー551は、記録媒体Pが第3搬送部31の搬送面から送出可能なように当該搬送面より低く設定されており、載置された記録媒体Pの分量によって上下可能であっても良い。
図5は、記録媒体押さえ部で使用される押圧ローラーの全体構成を示す斜視図である。なお、本実施形態で使用される押圧ローラー115,116,215,216,315,316はいずれも同一の構成であるので、以下、押圧ローラー115を用いて説明する。
図5に示すように、押圧ローラー115は、主回転体としての記録媒体搬送方向に回転する円盤部材1151と、その円盤部材1151の外周に沿って等間隔に設けられた複数の回転体1152とで構成されている。従回転体としての複数の回転体1152は、円盤部材1151の回転方向と垂直な方向に回転するように円盤部材1151に取り付けられている。複数の回転体1152は、円盤部材1151の円周端に沿って形成された回転軸に装着されている。これにより、搬送ベルト113の両端部に当接するように設けられた押圧ローラー115は、記録媒体搬送方向及び記録媒体搬送方向と垂直な方向の2方向に回転することができる。
円盤部材1151の中心には、棒状の連結軸1154を挿入固定するための連結孔1153が形成されている。2つの円盤部材1151を連結孔1153に挿入された連結軸1154で連結することにより一組の押圧ローラー対115、116からなる記録媒体押さえ部が構成される。
なお、連結軸1154の長さは、連結軸1154で連結された押圧ローラー115,116が、それぞれ搬送ベルト113の両端部に位置できる長さに設定されている。
搬送ベルト113で搬送される記録媒体Pが押圧ローラー対115,116の位置に到達すると、押圧ローラー対115,116の円盤部材1151は、記録媒体の搬送方向に回転する。同時に、搬送ベルト上の記録媒体Pは、押圧ローラー対115,116に押圧されて、搬送ベルト113の載置面に密着する。このように、本実施形態では、記録媒体Pの両端部を搬送ベルト113に密着させた状態で、第1吸着部114により記録媒体Pを吸引するので、十分な負圧を発生させることができる。これにより、記録媒体Pにカールが発生している場合であっても、確実に記録媒体Pを搬送ベルト113方向へ引き付けることができる。
カールが生じている記録媒体Pを搬送ベルト113に引き付けると、記録媒体Pが有する剛性により、記録媒体Pの両端部が搬送ベルト113の幅方向外側に移動しようとする作用が生じる。このとき、記録媒体Pの幅方向への移動に従動して、複数の回転体1152が、円盤部材1151の回転方向と垂直な方向(搬送ベルト113の幅方向)に回転して、記録媒体Pのカールした部分の余剰を搬送ベルト113の幅方向外側へ逃がすことができ、その結果として、記録媒体Pに波打ち状態を発生させることなく搬送ベルト113に吸着させることができる。すなわち、本実施形態によれば、カールを修正する際に、記録媒体Pのカールした部分に皺を発生させることなく、記録媒体Pを搬送ベルト113に吸着できるので、記録媒体P上に適切な画像を記録することができる。
また、押圧ローラー対115、116は、棒状の連結軸1154を用いて連結されて、1組のローラー対を成している。連結軸1154は、搬送ベルト113から所定の距離を隔てた位置にあるので、搬送ベルト113で搬送される記録媒体Pが連結軸1154に触れることがなく、記録媒体P上の画像が汚れることがない。特に、押圧ローラー対215,216が、記録媒体Pが定着部23の上流側であって記録部12の下流側にある場合であっても、記録媒体P上の未定着画像が連結軸1154に乱されることを防ぐことができる。
さらには、押圧ローラー対115,116に伸縮可能な部材を連結させて、押圧ローラー115,116を連結軸1154に沿って移動可能に構成してもよい。これにより、搬送ベルト113の幅方向において、押圧ローラー115、116の当接位置を自由に変更することができ、搬送ベルト113で搬送される記録媒体の大きさに応じて、押圧ローラー対115,116の位置を調整することができる。
なお、本実施の形態では、棒状の連結軸1154により押圧ローラー対115、116が対向するように構成しているが、記録媒体Pの両端部が搬送ベルト113に密着させて十分な負圧を発生させるものであれば、押圧ローラー115、116の位置をずらすように配置させてもよく、必ずしもローラー対を構成する必要はない。
また、本実施の形態では、押圧ローラー115、116のいずれにも回転体1152を設けるようにしているが、いずれか一方の押圧ローラーのみに回転体1152を設け、他の押圧ローラーは円盤部材1151のみで構成するようにしてもよい。これにより、記録媒体Pは、回転体1152が設けられている押圧ローラー側の端部のみが移動して、記録媒体に発生したカールが修正される。
また、上記実施の形態の押圧ローラー115,116の回転体1152は、記録媒体の移動に従って回転する従動タイプとしたが、回転体1152を駆動させるモーターを設け、制御部40により回転体1152を回転させるようにしてもよい。回転体1152を、搬送ベルト113の外側方向へ積極的に回転させることにより、皺等を発生させることなく記録媒体Pに生じたカールを確実に修正することができる。
上記の実施形態では、1組の押圧ローラー対115,116を設けた例を説明したが、押圧ローラー対を記録媒体の搬送方向に沿って複数組設けるようにしてもよい。押圧ローラー対を複数組設けることにより、搬送ベルト113と記録媒体Pとの密着面積を増やすことができるので、第1吸引部114の吸引による負圧を大きくして確実に記録媒体Pを搬送ベルト113に吸着させることができる。また、記録媒体Pの搬送方向に沿って隣接する押圧ローラー対の間隔を、搬送ベルト113で搬送できる記録媒体Pの記録媒体搬送方向における長さよりも短くなるように設定してもよい。これにより、長さの短い記録媒体Pを搬送する場合であっても、確実に記録媒体Pを搬送ベルト113に吸着させることができる。
これらの作用効果は、第2搬送部21における押圧ローラー対215,216及び第2吸着部214、第3搬送部31における押圧ローラー対315,316及び第3吸着部314でも同様である。
図6Aは、押圧ローラー対で使用される押圧ローラーの他の実施形態の全体構成図である。図6Bは、その断面図である。
図6Aに示すように、押圧ローラー150は、球体状のボール回転体1501と、ボール回転体1501を360度回転可能に保持する筒状部材1502とで構成されている。
図6Bに示すように、筒状部材1502の先端部には、ボール回転体1501を嵌合するための嵌合孔1504が形成されており、筒状部材1502の内部には、嵌合孔1504に嵌合されたボール回転体1501を外側に付勢するコイルバネ1503が内蔵されている。コイルバネ1503に付勢されたボール回転体1501は、全方位に回転することが可能であり、搬送ベルトに対してボール回転体1501を当接するように設けられた押圧ローラー150は、記録媒体搬送方向及び記録媒体搬送方向と垂直な方向の2方向を含む全ての方向に回転することができる。すなわち、ボール回転体1501は、主回転体と従回転体を兼ねている。
本実施形態の押圧ローラー150によれば、ボール回転体1501で記録媒体を押圧することにより、搬送されてきた記録媒体を搬送ベルトに密着させると同時に、ボール回転体1501が搬送方向に回転することで、記録媒体を搬送することができる。また、ボール回転体1501が搬送ベルトの幅方向外側に回転することで、吸引部の吸引によって記録媒体の端部にかかる力を搬送ベルトの外側に逃がすことができる。
図7は、複数組のローラー対によりガイド部70を構成した場合の模式図である。
図7に示すように、本実施形態では、記録媒体の搬送方向に沿って3組のローラー対320,321,322を設置することによりガイド部70が構成されており、記録媒体搬送方向最下流に配置されるローラー対320は搬送ベルト413に当接された押圧ローラー対である。なお、本実施形態では、最下流に配置されたローラー対320のローラーのみが記録媒体搬送方向及び記録媒体搬送方向と垂直な方向の2方向に回転する構成を有していればよい。
記録媒体搬送方向最下流に配置された押圧ローラー対320の上流側に配置されるローラー対321、322は、搬送ベルト413,513の水平面から少し離して設けられている。これにより、例えば先端側が搬送ベルト413から離れた状態で搬送されてきた記録媒体(波線P1)は、まず、記録媒体搬送方向最上流に配置されたローラー対322に接触して先端が下方向を向くようにガイドされ、ローラー対321により先端が下を向いた状態でガイドされ、押圧ローラー対320に搬送される(実線P2)。このように、記録媒体Pの先端が下を向いた状態で最下流に配置された押圧ローラー対320に搬送されるので、押圧ローラー320で記録媒体P2を確実に押圧することができる。なお、最下流に配置される押圧ローラー対320以外は、ローラーで構成する必要はなく、例えば、ローラー対の替わりに馬蹄状の部材などを用いてもよい。
また、ガイド部70を定着部23の記録媒体搬送方向下流側であって読取部35の記録媒体搬送方向上流側に設けることにより、定着部23のUV照射熱により大きなカールが発生した記録媒体Pを押圧ローラー対315,316で確実に押圧することができ、読取部35で記録媒体Pの記録面を確実に読み取ることができる。
図8は、本実施形態のインクジェット記録装置1の機能構成を示すブロック図である。
図8に示すように、インクジェット記録装置1は、制御部40と、第1搬送モーター118、第2搬送モーター218、第3搬送モーター318及び搬送制御部418と、第1押圧モーター117、第2押圧モーター217、第3押圧モーター317及び押圧ローラー制御部417と、第1吸引ファン駆動部1141、第2吸引ファン駆動部2141、第3吸引ファン駆動部3141及び吸引制御部414と、ヘッド駆動部121及びヘッド制御部421と、搬送面温度計測部619及び搬送部加熱制御部413と、インクヒーター123、インク温度計測部122及びインク加熱制御部422と、定着部23及び定着制御部43と、冷却制御部44及び冷却ファン駆動部241と、読取部35及び読取制御部45と、操作表示部71と、通信部72などを備える。
これらのうち、搬送制御部418、押圧ローラー制御部417、吸引制御部414、ヘッド制御部421、搬送部加熱制御部413、インク加熱制御部422、読取制御部45、定着制御部43及び冷却制御部44をまとめて個別動作制御部と記す。これらの個別動作制御部は、制御部40の各ハードウェア構成が併用されても良いし、別個に専用のCPU、メモリーや論理回路などが用意されていても良い。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)401と、RAM(Random Access Memory)402と、記憶部403などを有する。制御部40は、記憶部403から読み出された制御用のプログラム403aや設定データをRAM402に一時記憶させて、当該一時記憶データに基づいてCPU401が制御処理を行う。記憶部403は、繰り返し読み書きが可能な不揮発性メモリーやHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶部を有する。記憶部403の一部には、読み出しのみが可能なROMが用いられても良い。
制御部40(CPU401)は、インクジェット記録装置1の動作を統括制御する。制御部40は、通信部72を介して外部から取得された画像記録に係る命令及び当該記録画像データ、即ち、プリントジョブに基づいて、個別動作制御部を介してインクジェット記録装置1の各部の動作制御を行う。
操作表示部71は、ユーザー操作を受け付けたり、ユーザーにステータス情報や動作メニューなどを示すための表示を行ったりする。操作表示部71は、操作受付部としての操作検出部711と、表示部712とを有する。表示部712は、表示画面、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)を備え、制御部40からの制御信号に応じて当該LCDに各種表示を行わせる。また、操作検出部711は、例えば、LCD上に重ねて配置されたタッチセンサーを備え、LCDの表示位置と対応した位置座標における操作を検出して検出信号を制御部40に出力する。
通信部72は、PCなどの外部機器との通信接続を行い、各種通信規格に従ってデータ通信を行うためのインターフェイスである。この通信部72としては、例えば、LAN接続用のネットワークカードや、ブルートゥース通信(登録商標:Bluetooth)などを利用した無線通信インターフェイスなどが挙げられる。或いは、通信部72は、USBによる外部機器との直接接続に係る接続端子及びドライバーなどであっても良い。制御部40は、通信部72を介して外部機器からプリントジョブやインクジェット記録装置1の各種制御設定データなどを取得する。
ヘッド駆動部121は、ヘッド制御部421からの制御信号や記録対象の画像データに応じて各ヘッドユニット12Y、12M、12C、12Kに設けられた負荷(ピエゾ型のインクジェット記録装置における圧電素子やサーマル型のインクジェット記録装置における発熱体など)に適切なタイミングで電力を供給して動作させ、各ノズルの開口部からインクを吐出させる。
冷却ファン駆動部241は、冷却制御部44の制御に基づいて冷却部24の冷却ファンを適切な回転速度で回転動作させる。
第1吸引ファン駆動部1141は、吸引制御部414の制御に基づいて第1吸着部114の第1吸引ファンを適切な回転速度で回転動作させる。
第2吸引ファン駆動部2141は、吸引制御部414の制御に基づいて第2吸着部214の第2吸引ファンを適切な回転速度で回転動作させる。
第3吸引ファン駆動部3141は、吸引制御部414の制御に基づいて第3吸着部314の第3吸引ファンを適切な回転速度で回転動作させる。
冷却ファン駆動部241は、搬送ベルトの中央部に対向するように配置されたファンの回転数を搬送ベルトの両端部に対向するように配置されたファンの回転数よりも大きくなるように制御してもよい。このように、搬送ベルト中央部の吸引量を大きくすることにより、中央部にカールが生じている記録媒体を確実に搬送ベルトに吸着させることができる。
媒体ヒーター611は、搬送部加熱制御部413の制御に基づいてインク着弾時に記録媒体Pが適切な温度範囲となるように加熱ローラー601の表面を介して記録媒体Pを加熱する。空気ヒーター612は、加熱室605の内部を適切な温度に加熱する。インクヒーター123は、インク加熱制御部422の制御に基づいてインクタンクから各ヘッドユニット12Y、12M、12C、12Kに供給されたインクが適切な温度で吐出されるようにインク流路やその周辺部材を加熱する。
搬送面温度計測部619及びインク温度計測部122は、これら媒体ヒーター611、空気ヒーター612及びインクヒーター123による加熱状況を適切に保つために搬送ベルト113又は当該搬送ベルト113上に載置された記録媒体Pの表面温度、及びインク流路又は当該インク流路内のインク温度をそれぞれ計測して、搬送部加熱制御部413及びインク加熱制御部422に各計測結果を出力する。
搬送面温度計測部119及び搬送部加熱制御部413は、温度調節部に含まれても良い。
搬送制御部418は、第1搬送モーター118、第2搬送モーター218及び第3搬送モーター318の動作を制御して記録媒体Pを適切な速度で搬送させる。この場合、各搬送部11、21、31による搬送速度は、適切に維持される必要がある。各搬送速度が全て同一とされるか、少なくとも搬送方向について下流側での搬送速度の方が僅かに(1%以内など)速くなる程度に設定される。
押圧ローラー制御部417は、第1押圧モーター117、第2押圧モーター217及び第3押圧モーター317の動作を制御して、第1搬送部11の搬送ベルト113、第2搬送部21の搬送ベルト213、第3搬送部31の搬送ベルト313の外周面に載置された記録媒体Pを押圧しながら搬送する。また、必要に応じて押圧ローラー315等に設けられた回転体1152を回転させる。また、搬送される記録媒体Pの大きさに応じて、押圧ローラー315等を連結軸1154に沿って移動させる。
読取制御部45は、読取部35の動作を制御して、記録媒体Pの搬送タイミング及び速度に応じて適切な位置の記録画像を撮像させる。
定着制御部43は、定着部23の動作を制御して、記録媒体P上に記録された画像に係るインクを定着させる。
本実施形態のインクジェット記録装置1では、上述のように、押圧ローラー対が記録媒体の搬送方向及びその垂直方向に回転することができるので、搬送ベルトで搬送される記録媒体のカールを修正する際に、記録媒体上に皺が発生することがない。すなわち、回転体1152を記録媒体の搬送方向と垂直な方向(搬送ベルトの幅方向)に回転させることで、記録媒体のカールによる撓みを逃がすことで、記録媒体のカール部分に波打ちが生じることを抑え、記録媒体上に皺が発生することを防止できる。これにより、記録媒体に適切な画質の画像を記録し、確実に定着させることができる。
また、搬送部をユニット化して複数に分けることにより、用途などに応じて必要な機能構成と対応する搬送部のみを組み合わせてインクジェット記録装置を構成することが出来る。また、搬送ベルトを必要に応じて各々別個に交換することが出来るので部分的な損傷や劣化などに対する交換コストを低減させることが出来る。また、本実施の形態では、搬送部をユニット化した際に生じる継ぎ目部10の下流側に押圧ローラー対を設けることにより、記録媒体Pが継ぎ目10を通過する際に生じる記録媒体Pのカールを修正することができる。
また、記録媒体Pのうち記録部12のインク吐出面と対向した記録面を読み取る読取部35を備え、搬送部11、21、31は、搬送ベルト213の移動動作により移動された記録媒体Pを搬送ベルト313に載置して、当該搬送ベルト313の移動動作により所定の第3の平面内で移動させて、読取部35による読み取り範囲を通過させる。
このように、定着部23の動作に係る第2搬送部21と記録画像の読み取りに係る第3搬送部31とを更に別個に分けることで、定着部23の動作に係る発熱が読み取り動作に及ぼす影響を低減することが出来る。また、本実施の形態では、記録部12の下流側であって定着部23の上流側に押圧ローラー対215,216を設けることにより、記録部12で生じたカールを修正することができ、定着部23で確実に記録媒体の画像を定着させることができる。また、本実施の形態では、定着部23の下流側であって読取部35の上流側に押圧ローラー対315,316を設けることにより、定着部23の熱により生じたカールを修正した記録媒体の画像を読み取ることで、正確な読み取り動作を実行することができる。
また、上記実施の形態では、搬送ベルトを短くするために各機能構成を全て別個の搬送部に区分けして記録媒体の搬送を行うこととしたが、定着部などの熱伝導が適切に防げれば、複数の機能構成に係る動作が一つの搬送部上で実行されてもよいため、長大な単一の搬送ベルトを用いて記録媒体Pを搬送するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、記録部12の動作に係る第1搬送部11、定着部23の動作に係る第2搬送部21及び読取部35の動作に係る第3搬送部31を備える例を挙げて説明したが、例えば、読取部35及び第3搬送部31がなくても良いし、或いは、その他の機能構成及びこれらに係る搬送部が各所に設けられていても良い。
また、搬送ベルト113、213、313は、記録媒体Pが載置される載置面と、この載置面の反対面とを貫通する開口を有し、吸引部は、記録媒体Pの反対面の側から開口を介して載置面側の空気を吸引することで、記録媒体Pを搬送ベルト113、213、313に吸着させる。これにより、記録媒体Pを搬送ベルトの載置面に吸着させて確実に搬送することができる。
また、上記実施の形態では、紫外線硬化型のインクを用いて紫外線を照射することで記録媒体Pに着弾したインクを硬化、定着させたが、他のエネルギー線により硬化定着するインクでも良く、この場合には当該インクを定着させるエネルギー線が定着部23から照射されれば良い。
また、上記実施の形態では、個別の記録媒体を順次供給して画像の記録を行ったが、本発明のインクジェット記録装置は、連続的な記録媒体上に所定の間隔で記録を行った後、後処理で切断分離する構成に用いられても良い。
本発明の画像形成装置は、上記実施の形態のインクジェット記録装置に限られるものではなく、様々な画像形成等に適用することができる。
上記実施の形態では、インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置1の例を用いて説明したが、トナーを用いて記録媒体(用紙)に画像を形成し、搬送ベルト等で用紙を搬送する構成を有するプリンターや複写機などの画像形成装置にも適用することができる。
その他、上記実施の形態で示した構成、構造や配置、順序などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 インクジェット記録装置
10 継ぎ目部
11 第1搬送部
111 駆動ローラー
112 従動ローラー
113 搬送ベルト
114 第1吸着部
1141 第1吸引ファン駆動部
1143 支持板
1144 第1吸引ファン
115、116 押圧ローラー
1151 円盤部材
1152 回転体
1153 連結孔
1154 連結軸
117 第1押圧モーター
12 記録部
12Y、12M、12C、12K ヘッドユニット
150 押圧ローラー
1501 ボール回転体
1502 筒状部材
1503 コイルバネ
1504 嵌合孔
21 第2搬送部
211 駆動ローラー
212 従動ローラー
213 搬送ベルト
214 第2吸着部
215、216 押圧ローラー
217 第2押圧モーター
218 第2搬送モーター
23 定着部
31 第3搬送部
311 駆動ローラー
312 従動ローラー
313 搬送ベルト
314 第3吸着部
315、316 押圧ローラー
317 第3押圧モーター
318 第3搬送モーター
320 押圧ローラー対
321 ローラー対
322 ローラー対
35 読取部
40 制御部
413 搬送ベルト
414 吸引制御部
417 押圧ローラー制御部
418 搬送制御部
50 媒体供給部
513 搬送ベルト
60 媒体加熱部
70 ガイド部
P 記録媒体

Claims (18)

  1. 記録媒体を載置する無端ベルト状の搬送部材を用いて記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部材に載置された記録媒体を前記搬送部材に吸着させる吸引部と、
    前記搬送部材で搬送される記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記記録媒体に記録された画像を定着させる定着部と、
    前記搬送部材に載置された記録媒体を前記搬送部材に押さえつける記録媒体押さえ部と、を備え、
    前記記録媒体押さえ部は、
    前記搬送部材の両端部に当接するように設けられたローラーを有し、前記ローラーは、少なくとも記録媒体の搬送方向と、前記記録媒体の搬送方向と垂直な方向に回転可能である
    画像形成装置。
  2. 前記ローラーは、記録媒体の搬送方向に回転する主回転体と、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に回転する従回転体と、を備えている
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送部材は、記録媒体が載置される載置面と、前記載置面の反対面とを貫通する開口を有し、
    前記吸引部は、前記反対面の側から前記開口を介して前記載置面側の空気を吸引することで前記記録媒体を前記搬送部材に吸着させる
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送部は、
    搬送対象の記録媒体を受け渡しながら移動させる複数の搬送部材を備え、
    前記複数の搬送部材のうちの第1の搬送部材により、前記記録部を通過するように前記記録媒体を移動させ、
    前記第1の搬送部材により搬送された前記記録媒体を前記複数の搬送部材のうちの第2の搬送部材に受け渡して、前記第2の搬送部材により、前記定着部を通過するように前記記録媒体を移動させる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着部により画像が定着した前記記録媒体の記録面を読み取る読取部を備え

    請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記記録部は、前記搬送部材で搬送される記録媒体にインクを吐出するインク吐出面を有している
    請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部は、前記記録部により記録媒体に吐出されたインクにエネルギー線を照射する
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記吸引部は、前記搬送部材の両端部付近の空気を吸引する力よりも前記搬送部材の中央部付近の空気を吸引する力が大きくなるように設定されている
    請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体押さえ部は、前記記録部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられている
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録媒体押さえ部は、前記記録部よりも記録媒体搬送方向下流側であって前記定着部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられている
    請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記記録媒体押さえ部は、前記記録部又は定着部よりも記録媒体搬送方向下流側であって前記読取部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられている
    請求項5に記載の画像形成装置。
  12. 前記記録媒体押さえ部は、前記複数の搬送部材により記録媒体が受け渡される継ぎ目部よりも記録媒体搬送方向下流側に設けられている
    請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  13. 前記ローラーを前記記録媒体の搬送方向に沿って複数設けた
    請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 記録媒体の搬送方向に沿って隣接する前記ローラーの間隔が、前記搬送部材で搬送できる記録媒体の記録媒体搬送方向における長さよりも短く設定された
    請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記搬送部材に当接するローラーよりも記録媒体搬送方向上流側に配置されたローラーを前記搬送部材から離した位置に設けた
    請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 前記搬送部材に当接するローラーを記録媒体の搬送方向と垂直な方向に移動可能とした
    請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 前記ローラーの従回転体を記録媒体の搬送方向と垂直な方向に回転させる回転制御部を備えた
    請求項2に記載の画像形成装置。
  18. 前記記録媒体は、剛性を有している
    請求項1〜17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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