JP2019006481A - プラスチック容器、及び充填体 - Google Patents
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Description
[実施例1]
27.3 gのポリエチレンテレフタレート製のプリフォームが二軸延伸ブロー成形され、図1等に示されるPETボトル1が作製された。PETボトル1は、図4に示されるように、肩部20が第1の曲線部22、直線部21、第2の曲線部23を軸方向に順次有するように構成されていた。PETボトル1は、直線部21、21の成す開き角度θが110 °、第2の曲線部23の曲率半径r2が25 mm、全長H1が205.6 mm、上側胴部31及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が67.2 mmとされた。このとき、PETボトル1は、内容積(満注容量)が540 mlであり、質量に対する内容積の比が19.8であった。そして、PETボトル1には、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。したがって、実施例1に係る充填体は、本実施形態に係る特徴を有していた。
変形例1では、全長H1が208.0 mmとされた以外は、実施例1のPETボトル1と同様のPETボトルが作製された。このPETボトルは、内容積が550 mlであり、質量に対する内容積の比が20.1であった。そして、このPETボトルには、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。したがって、変形例1に係る充填体は、本実施形態に係る特徴を有していた。
変形例2では、上側胴部31及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が68.5 mmとされた以外は、実施例1のPETボトル1と同様のPETボトルが作製された。このPETボトルは、内容積が550 mlであり、質量に対する内容積の比が20.1であった。そして、このPETボトルには、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。したがって、変形例2に係る充填体は、本実施形態に係る特徴を有していた。
比較例1では、実施例1と同様の27.3 gのポリエチレンテレフタレート製のプリフォームが二軸延伸ブロー成形され、図5に示されるPETボトル100が作製された。図5は、比較例1のPETボトル100の正面図である。PETボトル100は、口部10、肩部120、胴部130、及び底部40を軸方向に順次有している。PETボトル100は、肩部120及び胴部130以外は、実施例1のPETボトル1と同様の構成である。肩部120は、実施例1の直線部21、第1の曲線部22、及び第2の曲線部23にそれぞれ相当する、直線部121、第1の曲線部122、及び第2の曲線部123を有する。肩部120は、直線部121、121の成す開き角度θが160 °、第2の曲線部23の曲率半径r2が5 mmとされた以外は、実施例1の肩部20と同様の構成である。胴部130は、上側胴部131、中央胴部32、及び下側胴部33を有する。上側胴部131は、実施例1の上側胴部31に相当し、その軸方向の長さが延びた構成である。PETボトル100は、全長H1が205.6 mm、上側胴部131及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が67.2 mmとされた。このとき、PETボトル100は、内容積が541 mlであり、質量に対する内容積の比が19.8であった。そして、PETボトル100には、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。つまり、PETボトル100は、PETボトル1において、全長H1及び最大胴径D1を変更することなく、直線部21、21の成す開き角度θを変更した構成である。そして、比較例1に係る充填体は、直線部121、121の成す開き角度θに関して、本実施形態に係る特徴を有していなかった。
比較例2では、実施例1と同様の27.3 gのポリエチレンテレフタレート製のプリフォームが二軸延伸ブロー成形され、図6に示されるPETボトル200が作製された。図6は、比較例2のPETボトル200の正面図である。PETボトル200は、口部10、肩部220、胴部230、及び底部40を軸方向に順次有している。PETボトル200は、肩部220及び胴部230以外は、実施例1のPETボトル1と同様の構成である。肩部220は、実施例1の直線部21、第1の曲線部22、及び第2の曲線部23にそれぞれ相当する、直線部221、第1の曲線部222、及び第2の曲線部223を有する。肩部220は、直線部221、221の成す開き角度θが60 °とされた以外は、実施例1の肩部20と同様の構成である。胴部230は、上側胴部231、中央胴部32、及び下側胴部33を有する。上側胴部231は、実施例1の上側胴部31に相当し、その軸方向の長さが縮められた構成である。PETボトル200は、全長H1が205.6 mm、上側胴部231及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が67.2 mmとされた。このとき、PETボトル200は、内容積が515 mlであり、質量に対する内容積の比が18.9であった。そして、PETボトル1には、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。つまり、PETボトル200は、PETボトル1において、全長H1及び最大胴径D1を変更することなく、直線部21、21の成す開き角度θを変更した構成である。そして、比較例2に係る充填体は、直線部221、221の成す開き角度θに関して、本実施形態に係る特徴を有していなかった。
(大容量性)
実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2の各充填体について、内容積によって大容量性の有無が判定された。大容量性の判定には、内容積が520 ml以上か、未満かが閾値として設定された。表1には、各充填体における大容量性の評価結果が示され、〇:大容量性あり、×:大容量性なし、で表記されている。
実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2の各充填体について、耐衝撃性の検証として落下試験が行われた。落下試験とは、各充填体を潤滑剤(エコラボ社製のドライエックス)に浸漬後、温度が40°で湿度が90%とされた恒温恒湿槽内に4時間保管し、その後に1.2 mの高さから鉄板上に口部10の側から連続して10回落下し、各充填体のPETボトルの肩部に割れが生じたか否を確認する試験であり、落下時における衝撃荷重に対する強度評価である。表1には、各充填体における落下試験の評価結果が示され、〇:割れなし、×:割れ発生、で表記されている。
実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2の各充填体について、ベンダー適性の検証として、自動販売機排出試験が行われた。自動販売機排出試験とは、各充填体を、富士電機リテイルシステムズ社製の自動販売機2007年薄型タイプのラックに満杯に装填し、連続して10回排出し、装填時及び排出時の詰り、及び1度に多数本が排出される不具合が生じないか否かを確認する試験である。表1には、各充填体における自動販売機排出試験の評価結果が示され、〇:不具合なし、×:不具合発生、で表記されている。
10 口部
20 肩部
21 直線部
22 第1の曲線部
23 第2の曲線部
30 胴部
40 底部
D1 最大胴径
H1 PETボトルの全長
H2 肩部の高さ
r1 第1の曲線部の曲率半径
r2 第2の曲線部の曲率半径
θ 肩部の開き角度
Claims (6)
- 口部、肩部、胴部、及び底部を軸方向に順次有し、
前記肩部及び前記胴部の前記軸方向に垂直な断面が円環であり、
質量に対する内容積の比が12以上、35以下であるプラスチック容器において、
前記肩部は、前記軸方向に垂直な径方向の中心を通って前記軸方向に平行な断面の形状が直線の直線部と、
前記口部及び前記直線部に滑らかに連なり、前記径方向の内側に凸の第1の曲線部と、
前記胴部及び前記直線部に滑らかに連なり、前記径方向の外側に凸の第2の曲線部と
を有し、
前記径方向に対向する前記直線部の成す開き角度が85 °以上、135 °以下であることを特徴とする
プラスチック容器。 - 前記第2の曲線部の曲率半径が10 mm以上、35 mm以下であることを特徴とする
請求項1に記載のプラスチック容器。 - 前記プラスチック容器の全長に対する前記底部の接地部から前記肩部の前記胴部の側の端までの長さの比が0.69以上、0.85以下であることを特徴とする
請求項1乃至2のいずれか1項に記載のプラスチック容器。 - 前記胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、
前記プラスチック容器の全長が190 mm以上、207 mm以下であることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。 - 前記胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、
前記プラスチック容器の全長が125 mm以上、135 mm以下であることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプラスチック容器と、
充填される液体と、
蓋と
によって構成され、
前記液体は、炭酸ガスの含有量が充填直後で1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下の炭酸飲料であることを特徴とする
充填体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017125231A JP2019006481A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | プラスチック容器、及び充填体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017125231A JP2019006481A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | プラスチック容器、及び充填体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019006481A true JP2019006481A (ja) | 2019-01-17 |
Family
ID=65026466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017125231A Pending JP2019006481A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | プラスチック容器、及び充填体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019006481A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005104547A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 合成樹脂製ボトル |
JP2006335383A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製壜体 |
JP2014218286A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 麒麟麦酒株式会社 | プラスチックボトル及び飲料製品 |
JP2017001691A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | サントリーホールディングス株式会社 | 耐圧ボトル |
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2017
- 2017-06-27 JP JP2017125231A patent/JP2019006481A/ja active Pending
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