JP2019006481A - プラスチック容器、及び充填体 - Google Patents

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Abstract

【課題】既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるプラスチック容器、及び充填体を提供する。【解決手段】口部10、肩部20、胴部30、及び底部40を軸方向に順次有し、肩部20及び胴部30の軸方向に垂直な断面が円環であり、質量に対する内容積の比が12以上、35以下であるプラスチック容器(PETボトル1)において、肩部20は、軸方向に垂直な径方向の中心を通って軸方向に平行な断面(垂直断面)の形状が直線の直線部21と、口部10及び直線部21に滑らかに連なり、径方向の内側に凸の第1の曲線部22と、胴部30及び直線部21に滑らかに連なり、径方向の外側に凸の第2の曲線部23とを有し、径方向に対向する直線部21、21の成す開き角度が85 °以上、135 °以下である。【選択図】図4

Description

本発明は、プラスチック容器、及び充填体に関し、より詳細には、炭酸飲料が充填されるプラスチック容器、及び充填体に関する。
飲料等が充填される容器として、プラスチック容器、中でも、PET(PolyEthylene Terephthalate)ボトルが多く用いられており、PETボトルの適用範囲は拡大している。PETボトルの強度は、その肉厚、形状、大きさ等の影響を大きく受ける。そして、PETボトルに要求される強度は、充填される内容物、積載方法、充填方法等に応じて異なる。
例えば、炭酸飲料が充填される場合には、PETボトルの内部が陽圧化されるので、PETボトルは、内部の圧力に耐え得るとともに、落下による衝撃に対する耐性(耐衝撃性)も要求される。耐衝撃性を有していないPETボトルが口部の側から落下した場合には、口部と胴部を繋ぐ肩部に応力が集中して肩部が縦方向に裂けてしまうことがある。
特許文献1には、容器の胴部から肩部及び口顎部を経て口部に至る部位を連続面で形成するとともに、肩部を曲面で形成し、口頸部上端部、口頸部下端部、胴部の夫々の直径の比を43〜49:48〜55:100とし、肩部の中間点における接線角度を平面に対して50〜60°としたことを特徴とするブロー成形容器が開示されている。
実開平1−128508号公報
特許文献1の容器は、肩部周辺の強度を向上させることができ、容器の長手方向での圧縮強度を向上させることができるとされている。しかしながら、特許文献1では、容器の内部の圧力が高くなる炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性については何ら考慮されていない。また、特許文献1には、容器を薄肉にするとその強度が低下することは示唆されているものの、特許文献1の容器の肉厚がどの程度であるかについては開示されていない。
ところで、プラスチック容器に中身が詰められた商品は、自動販売機、売店の商品棚等に収容されることがある。このとき、自動販売機や商品棚の収容空間よりも大きな寸法で製造された商品は、収容できなかったり、詰まったり、取り出せなかったりして不適格なものとなってしまう。したがって、プラスチック容器の寸法には、収容形態に応じたある程度の制限がある。
一方で、このような決められた制限の寸法の中でも消費者の要求にこたえて中身の容量を少しでも増やす必要性が生じる場合も多々ある。そして、このような制限の中で容量を増やすには、肩部の形状を変更する方法が考えられる。すなわち、口部から胴部に向けて広がる肩部を鉛直に近い状態から水平方向に張る形状に設計変更することで、プラスチック容器の容積を確保することができる。
ところが、このように肩部を大きく張らせると、肩部の鉛直方向の力に対する強度は低下してしまう。強度を向上させる方法としては、プラスチック容器の質量を増加させることでその肉厚を厚くする方法が考えられる。しかしながら、この方法は、省資源化、輸送時の環境負荷低減等を行うための容器の軽量化の観点から好ましくない。
そこで本発明の目的は、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるプラスチック容器、及び充填体を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、口部、肩部、胴部、及び底部を軸方向に順次有し、前記肩部及び前記胴部の前記軸方向に垂直な断面が円環であり、質量に対する内容積の比が12以上、35以下であるプラスチック容器において、前記肩部は、前記軸方向に垂直な径方向の中心を通って前記軸方向に平行な断面の形状が直線の直線部と、前記口部及び前記直線部に滑らかに連なり、前記径方向の内側に凸の第1の曲線部と、前記胴部及び前記直線部に滑らかに連なり、前記径方向の外側に凸の第2の曲線部とを有し、前記径方向に対向する前記直線部の成す開き角度が85 °以上、135 °以下であることを特徴とする。
更に、前記第2の曲線部の曲率半径が10 mm以上、35 mm以下であることを特徴とする。
更に、前記プラスチック容器の全長に対する前記底部の接地部から前記肩部の前記胴部の側の端までの長さの比が0.69以上、0.85以下であることを特徴とする。
更に、前記胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、前記プラスチック容器の全長が190 mm以上、207 mm以下であることを特徴とする。
更に、前記胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、前記プラスチック容器の全長が125 mm以上、135 mm以下であることを特徴とする。
更に、本発明の充填体は、上述されたプラスチック容器と、充填される液体と、蓋とによって構成され、前記液体は、炭酸ガスの含有量が充填直後で1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下の炭酸飲料であることを特徴とする。
本発明によれば、口部、肩部、胴部、及び底部を軸方向に順次有し、肩部及び胴部の軸方向に垂直な断面が円環であり、質量に対する内容積の比が12以上、35以下であるプラスチック容器において、肩部は、軸方向に垂直な径方向の中心を通って軸方向に平行な断面の形状が直線の直線部と、口部及び直線部に滑らかに連なり、径方向の内側に凸の第1の曲線部と、胴部及び直線部に滑らかに連なり、径方向の外側に凸の第2の曲線部とを有し、径方向に対向する直線部の成す開き角度が85 °以上、135 °以下であるので、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるプラスチック容器を提供することができる。
更に、第2の曲線部の曲率半径が10 mm以上、35 mm以下である構成によれば、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるプラスチック容器を提供することができる。
更に、プラスチック容器の全長に対する底部の接地部から肩部の胴部の側の端までの長さの比が0.69以上、0.85以下である構成によれば、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるプラスチック容器を提供することができる。
更に、胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、プラスチック容器の全長が190 mm以上、207 mm以下である構成によれば、既存の500 ml用の自動販売機に適用することができる。
更に、胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、プラスチック容器の全長が125 mm以上、135 mm以下である構成によれば、既存の280 ml用の自動販売機に適用することができる。
更に、本発明の充填体によれば、上述されたプラスチック容器と、充填される液体と、蓋とによって構成され、液体は、炭酸ガスの含有量が充填直後で1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下の炭酸飲料であるので、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れる充填体を提供することができる。
本実施形態に係るプラスチック容器の一例としてのPETボトルが示された正面図である。 PETボトルの平面図である。 PETボトルの底面図である。 図2のIV−IV線断面図であり、肩部が拡大された断面図である。 比較例1のPETボトルの正面図である。 比較例2のPETボトルの正面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。まず、本実施形態に係るプラスチック容器の構成を詳細に説明する。本実施形態に係るプラスチック容器は、その原型であるプリフォーム(予備成形体)からブロー成形によって加工されるブロー成形容器である。図1は本実施形態に係るプラスチック容器の一例としてのPETボトル1が示された正面図であり、図2はPETボトル1の平面図であり、図3はPETボトル1の底面図である。以下では、説明の便宜上、PETボトル1が正立されてその軸方向が上下に延びる図1の状態において中身が出し入れされる口部10を上とする。PETボトル1は、口部10、肩部20、胴部30、及び底部40を軸方向に順次有する。
口部10は、PETボトル1の軸方向に筒状に延びている。そして、口部10は、軸方向に垂直な断面(水平断面)が円環状である。口部10において、軸方向に垂直な径方向の内方が開口11となっている。開口11は中身の充填口及び注出口である。
口部10は、軸方向の中心よりも下側に、径方向の外側に向かって突出する環状のサポートリング12を有している。サポートリング12は、PETボトル1を成形したり搬送したりする際の支持に用いられている。
口部10は、その外周に、図示せぬ蓋を取り付けるためのおねじ13を有している。PETボトル1は、口部10に蓋を取り付けることによって密閉される。PETボトル1は密閉できる構成であれば良く、例えば打栓式の蓋が用いられる場合には、おねじ13に替えて突起や溝が口部10の外周や内周に形成されていれば良い。
サポートリング12とおねじ13との間には、口部10の外周から径方向の外側に向かって突出する環状のカブラ14が形成されていても良い。PETボトル1が搬送される際に搬送設備のグリッパが、カブラ14と、サポートリング12との間の凹部を挟んでPETボトル1を把持することができる。サポートリング12は、カブラ14よりも径方向の外側まで突出している。
口部10の形状や寸法は特に限定されない。しかしながら、口部10は、例えばPCO(Plastic Closure Only)1810規格や、PCO1881規格に対応した寸法とされると汎用性の点で良い。
口部10の特にサポートリング12から軸方向の上側は、高温での中身の充填に必要な耐熱性を有するように、いわゆる結晶化装置での加熱によって白くなるまで結晶化されていても良い。
口部10は、軸方向の下端に、首部15を有している。首部15は、軸方向の上端でサポートリング12と接続している。首部15は、その外径及び肉厚が軸方向の上下でほとんど変化しない真円筒状に形成されている。首部15はサポートリング12よりも外径が小である。したがって、サポートリング12の下面は、首部15の外周面を付け根として径方向の外側に向かって延びている。PETボトル1が搬送される際に搬送設備のグリッパは、サポートリング12の下面や、首部15の外周面を用いてPETボトル1を把持することができる。
胴部30は、上側胴部31、中央胴部32、下側胴部33を軸方向に順次有する。上側胴部31は、軸方向の上端で肩部20に連なる。下側胴部33は、軸方向の下端で底部40に連なる。中央胴部32は、上端で上側胴部31に連なる一方で、軸方向の下端で下側胴部33に連なる。上側胴部31、中央胴部32、及び下側胴部33は、それぞれ軸方向に筒状に延びて寸胴に形成されている。すなわち、胴部30は水平断面が真円状の円環であり、PETボトル1はいわゆる丸ボトルである。そして、PETボトル1は、耐圧性を有し、炭酸飲料が充填されて内部が陽圧化された状態となっても、胴部30が歪んだ変形をしないように構成されている。
上側胴部31及び下側胴部33は、同一の胴径D1を有し、PETボトル1の最大径を有する部位である。つまり、この胴径D1が胴部30の最大胴径である。中央胴部32は、胴部30の軸方向の中央部に位置し、その胴径D2は上側胴部31及び下側胴部33の胴径D1よりも小である。
ここで、PETボトル1は、高い剛性を有するものではなく、炭酸飲料が充填されて内部が陽圧化された場合には、胴部30が軸方向に延びるとともに径方向に膨らむ。特に、肩部20や底部40から離れた胴部30の軸方向の中央部は、径方向の膨らみが大きくなる。そこで、PETボトル1は、中央胴部32が胴部30の軸方向の中央部に位置することで、内部が陽圧化された場合であっても上側胴部31及び下側胴部33がPETボトル1の最大径を有する部位となるように構成されている。
そして、PETボトル1は、上側胴部31及び下側胴部33がPETボトル1の最大径を有する部位であることによって、横向きに載置された際の安定性が向上されている。したがって、PETボトル1は、自動販売機の内部に積載された際に横向きにされた状態を安定して維持することができ、自動販売機から正常に排出されるという特性であるベンダー適性に優れている。
なお、上側胴部31及び下側胴部33の胴径D1に対する中央胴部32の胴径D2の比は、適宜設計できる。また、上側胴部31、中央胴部32、及び下側胴部33について、胴部30の軸方向の長さに対する軸方向のそれぞれの長さの比は、適宜設計できる。
底部40は、軸方向の上端で胴部30の下側胴部33に連なる。底部40は、5本の脚部41を周方向に等間隔で有し、いわゆるペタロイド底の形状である(図1、図3参照)。5本の脚部41の軸方向の下端42は、PETボトル1の軸方向の下端であり、軸方向に垂直な同一平面上に位置している。そして、5本の脚部41の軸方向の下端42がPETボトル1の接地部となる。
底部40は、図1、図3に例示された構成には限らず、PETボトル1に炭酸飲料が充填されてPETボトル1の内部の圧力が高くなった場合であっても、軸方向の下側に向かって変形しにくい構成であれば良い。特に、底部40は、PETボトル1の内部が陽圧化された場合に、少なくともPETボトル1の接地部よりも軸方向の下方へ突出する部位が生じないように設計されると良い。これによって、PETボトル1の寸法、特にPETボトル1の全長H1が設計値よりも大となってしまったり、PETボトル1が正立しなくなったりすることを防ぐことができる。なお、底部40の接地部(脚部41の下端42)から口部10の軸方向の上端までの長さが、PETボトル1の全長H1とされる。
図4は、図2のIV−IV線断面図であり、肩部20が拡大された断面図である。IV−IV線はPETボトル1の径方向の中心を通る直線であり、図4はPETボトル1の垂直断面図である。肩部20は、軸方向の上端で口部10に連なり、軸方向の下端で胴部30の上側胴部31に連なる。肩部20は、径方向の中心を軸とした回転体の形状を有し、水平断面が真円状の円環である。肩部20は、軸方向の上側から下側に向かってPETボトル1の径方向の外側に広がる略円錐台筒状に構成される。
肩部20は、径方向の中心を通って軸方向に平行な断面(垂直断面)の形状が直線である直線部21を有する。また、肩部20は、軸方向の上端が口部10の首部15に滑らかに連なり、軸方向の下端が直線部21に滑らかに連なり、径方向の内側に凸である第1の曲線部22を有する。更に、肩部20は、軸方向の上端が直線部21に滑らかに連なり、軸方向の下端が胴部30の上側胴部31に滑らかに連なり、径方向の外側に凸である第2の曲線部23を有する。
肩部20は、第1の曲線部22、直線部21、第2の曲線部23を軸方向に順次有する構成とされることで、肩部20の設計が容易となるとともにその賦形性が良好となる。
肩部20は、直線部21において、軸方向に対する径の変化率が一定である。肩部20は、第1の曲線部22において、軸方向の上側から下側に向かって軸方向に対する径の変化率が緩やかに増加している。肩部20は、第2の曲線部22において、軸方向の上側から下側に向かって軸方向に対する径の変化率が緩やかに減少している。
肩部20は、第1の曲線部22によって、炭酸飲料が充填されてPETボトル1の内部が陽圧化された状態における軸方向の衝撃荷重に対する応力を効果的に分散させる。第1の曲線部22は、特に軸方向に対する径の変化率が急激に変化する口部10と肩部20との接続箇所に応力が集中することを防止する。
第1の曲線部22は、単一な曲率半径r1を有している。これによって、肩部20の設計が容易となるとともにその賦形性が良好となる。更に、第1の曲線部22が、単一な曲率半径r1を有して構成されることで、軸方向の衝撃荷重に対する応力が効果的に分散され、PETボトル1の耐衝撃性が高められる。
また、肩部20は、第2の曲線部23によって、炭酸飲料が充填されてPETボトル1の内部が陽圧化された状態における軸方向の衝撃荷重に対する応力を効果的に分散させる。第2の曲線部23は、特に軸方向に対する径の変化率が急激に変化する肩部20と胴部30との接続箇所に応力が集中することを防止する。
第2の曲線部23は、単一な曲率半径r2を有している。これによって、肩部20の設計が容易となるとともにその賦形性が良好となる。更に、第2の曲線部23が、単一な曲率半径r2を有して構成されることで、軸方向の衝撃荷重に対する応力が効果的に分散され、PETボトル1の耐衝撃性が高められる。
径方向に対向する直線部21、21の成す角度が肩部20の開き角度θとされる(図4参照)。本実施形態に係るPETボトル1は、内容積を確保するために、開き角度θが85 °以上、135 °以下である。開き角度θが小さすぎると、PETボトル1の内容積が確保しにくくなる。一方で、開き角度θが大きすぎると、首部10と肩部20との接続箇所及び肩部20と胴部30との接続箇所に応力が集中しやすくなってしまい耐衝撃性が低下してしまう。
プラスチック容器が二軸延伸ブロー成形される際には、軸方向の長さがより短く成形されているプリフォームがプラスチック容器の軸(縦)方向に伸ばされる。この際、延伸された部分の上側が薄肉になりやすく、下側が厚肉になりやすい傾向がある。このため、延伸された部分の上側、例えば肩部20と胴部30との接続箇所の強度が確保されにくい。しかしながら、PETボトル1は、肩部20の胴部30の側の端部に第2の曲線部22を有している。この第2の曲線部23が、強度が確保されにくい肩部20と胴部30との接続箇所の軸方向の衝撃荷重に対する応力を効果的に分散して、PETボトル1の耐衝撃性を向上させる。
第1の曲線部22の曲率半径r1が小さすぎると、首部15との接続箇所に応力が集中しやすくなってしまう。一方で、第1の曲線部22の曲率半径r1が大きすぎると、PETボトル1の内容積を確保しにくくなる。したがって、第1の曲線部22の曲率半径r1は3 mm以上、10 mm以下であることが好ましい。
第2の曲線部23の曲率半径r2が小さすぎると、上側胴部31との接続箇所に応力が集中しやすくなってしまう。一方で、第2の曲線部23の曲率半径r2が大きすぎると、PETボトル1の内容積を確保しにくくなる。したがって、第2の曲線部23の曲率半径r2は10 mm以上、35 mm以下であることが好ましい。
底部40の接地部(脚部41の下端42)から肩部20の胴部30の側の端(軸方向の下端)までの長さが、肩部20の高さH2とされる(図1参照)。PETボトル1は、内容積を確保するために、PETボトル1の全長H1に対する肩部20の高さH2の比が0.69以上、0.85以下であることが好ましい。この比H2/H1が小であると、内容積を確保しにくくなる。一方で、この比H2/H1が大であると、肩部20の軸方向の衝撃荷重に対する強度が低下してしまう。
本実施形態に係るPETボトル1は、質量(g)に対する内容積(満注容量)(ml)の比が12 以上、35 以下である。つまり、PETボトル1は、質量を増加して肉厚を厚くすることで耐衝撃性を確保するものではなく、省資源化、輸送時の環境負荷低減等を考慮して設計される。
なお、既存の自動販売機に対するベンダー適性の観点から、PETボトル1の胴部30の最大胴径D1が60 mm以上、68 mm以下であり、全長H1が190 mm以上、207 mm以下であることが好ましい。このような構成にすることで、PETボトル1を既存の500ml用の自動販売機に適用することができる。
また、PETボトル1の胴部30の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、全長H1が125 mm以上、135 mm以下であっても良い。このような構成にすることで、PETボトル1を既存の280ml用の自動販売機に適用することができる。
PETボトル1が例示されたプラスチック容器の材料としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、エチレン−ビニルアルコール共重合体、植物等を原料としたポリ乳酸等のブロー成形が可能な種々のプラスチックを用いることができる。しかしながら、プラスチック容器は、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、特に、ポリエチレンテレフタレートが主成分とされることが好ましい。なお、上述された樹脂には、成形品の品質を損なわない範囲で種々の添加剤、例えば着色剤、紫外線吸収剤、離型剤、滑剤、核剤、酸化防止剤、帯電防止剤を配合することができる。
PETボトル1を構成するエチレンテレフタレート系熱可塑性樹脂としては、エステル反復部分の大部分、一般に70 mol%以上をエチレンテレフタレート単位が占めるものであり、ガラス転移点(Tg)が50 ℃以上、90 ℃以下であり、融点(Tm)が200 ℃以上、275 ℃以下の範囲にあるものが好適である。エチレンテレフタレート系熱可塑性ポリエステルとして、ポリエチレンテレフタレートが耐圧性等の点で特に優れているものの、エチレンテレフタレート単位以外に、イソフタル酸や、ナフタレンジカルボン酸等の二塩基酸と、プロピレングリコール等のジオールからなるエステル単位を少量含む共重合ポリエステルも使用することができる。
ポリエチレンテレフタレートは熱可塑性の合成樹脂の中では生産量が最も多い。そして、ポリエチレンテレフタレート樹脂は、耐熱性、耐寒性や、耐薬品性、耐摩耗性に優れる等の種々の特性を有する。更に、ポリエチレンテレフタレート樹脂はその原料に占める石油の割合が他のプラスチックと比べて低く、リサイクルも可能である。このように、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする構成によれば、生産量の多い材料を用いることができ、その優れた種々の特性を活用することができる。
ポリエチレンテレフタレートは、エチレングリコール(エタン−1,2−ジオール)と、精製テレフタル酸との縮合重合によって得られる。ポリエチレンテレフタレートの重合触媒として、ゲルマニウム化合物、チタン化合物、及びアルミニウム化合物の少なくとも一つが用いられることが好ましい。これらの触媒が用いられることによって、アンチモン化合物が用いられるよりも、高い透明性を有し、耐熱性に優れた容器を形成することができる。
上述された材料が成形されることによって本実施形態に係るプラスチック容器を作製することができる。プラスチック容器は、射出成形によるプリフォームの作製と、二軸延伸ブロー成形によるプリフォームからプラスチック容器への加工とを組み合わせた成形法であることが好ましい。二軸延伸ブロー成形が用いられたプラスチック容器は延伸効果が高く強度に優れる。
プリフォームは、成形された後に箱入れされて倉庫等でいったん保管されても良く、そのまま、引き続き、次の工程へと進められても良い。すなわち、プリフォームの成形と、二軸延伸ブロー成形とが別の場所や装置で行われる、いわゆるコールドパリソン方式(2ステージ方式)であっても良く、双方が、同じ場所や装置で行われる、いわゆるホットパリソン方式(1ステージ方式)であっても良い。更に、プリフォームの成形から中身の充填等に至るまでの製造工程がインラインで連続的なものであっても良い。
PETボトル1と、充填される液体と、蓋とによって充填体が構成される。充填体は、PETボトル1の口部10から液体が充填され、口部10に装着される図示せぬ蓋によって密封されることによって製造される。
PETボトル1は、炭酸飲料の充填に対応できる耐圧性を有している。より具体的には、炭酸ガスの含有量が1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下の炭酸飲料の充填に対応できる耐圧性を有している。なお、炭酸ガスの含有量は、充填直後の値である。PETボトル1は、このように内部が陽圧化された状態であってもいびつな変形が生じないように構成されている。
充填体の製造において、PETボトル1への炭酸飲料の充填方法は特に限定されない。炭酸飲料の充填は、ホット充填によってなされても良く、アセプティック充填によってなされも良い。
PETボトル1には、中身の情報や、意匠性を高めるための模様等が印刷されたシュリンクラベルや、ロールラベル、ストレッチラベル、タックラベル等のラベルが包装されても良い。ラベルは、肩部20、胴部30等、PETボトル1の一部を覆うものであっても良く、PETボトル1の全体を覆うフルシュリンクラベルであっても良い。加熱収縮によって装着されるシュリンクラベルには熱収縮性の良い二軸延伸ポリスチレンフィルム等が用いられれば良い。巻き付けられたラベルの重ね合わせ部が接着剤によって貼り合わせられるロールラベルにはポリプロピレンフィルム等が用いられれば良い。更に、これらのラベルには、再生延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが用いられても良い。
以上のように、PETボトル1は、口部10、肩部20、胴部30、及び底部40を軸方向に順次有し、肩部20及び胴部30の軸方向に垂直な断面(水平断面)が円環であり、質量に対する内容積の比が12以上、35以下であって、肩部20は、軸方向に垂直な径方向の中心を通って軸方向に平行な断面(垂直断面)の形状が直線の直線部21と、口部10及び直線部21に滑らかに連なり、径方向の内側に凸の第1の曲線部22と、胴部30及び直線部21に滑らかに連なり、径方向の外側に凸の第2の曲線部23とを有し、径方向に対向する直線部21、21の成す開き角度が85 °以上、135 °以下である。
このように構成されるPETボトル1は、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れる。
更に、充填体は、PETボトル1と、充填される液体と、蓋とによって構成され、液体は、炭酸ガスの含有量が充填直後で1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下の炭酸飲料である。
このように構成される充填体は、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れる。
以下に、実施例を示して、本開示を更に詳細、かつ具体的に説明する。しかしながら、本開示は、以下の実施例に限定されるものではない。
<材料、及び製造方法>
[実施例1]
27.3 gのポリエチレンテレフタレート製のプリフォームが二軸延伸ブロー成形され、図1等に示されるPETボトル1が作製された。PETボトル1は、図4に示されるように、肩部20が第1の曲線部22、直線部21、第2の曲線部23を軸方向に順次有するように構成されていた。PETボトル1は、直線部21、21の成す開き角度θが110 °、第2の曲線部23の曲率半径r2が25 mm、全長H1が205.6 mm、上側胴部31及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が67.2 mmとされた。このとき、PETボトル1は、内容積(満注容量)が540 mlであり、質量に対する内容積の比が19.8であった。そして、PETボトル1には、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。したがって、実施例1に係る充填体は、本実施形態に係る特徴を有していた。
[変形例1]
変形例1では、全長H1が208.0 mmとされた以外は、実施例1のPETボトル1と同様のPETボトルが作製された。このPETボトルは、内容積が550 mlであり、質量に対する内容積の比が20.1であった。そして、このPETボトルには、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。したがって、変形例1に係る充填体は、本実施形態に係る特徴を有していた。
[変形例2]
変形例2では、上側胴部31及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が68.5 mmとされた以外は、実施例1のPETボトル1と同様のPETボトルが作製された。このPETボトルは、内容積が550 mlであり、質量に対する内容積の比が20.1であった。そして、このPETボトルには、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。したがって、変形例2に係る充填体は、本実施形態に係る特徴を有していた。
[比較例1]
比較例1では、実施例1と同様の27.3 gのポリエチレンテレフタレート製のプリフォームが二軸延伸ブロー成形され、図5に示されるPETボトル100が作製された。図5は、比較例1のPETボトル100の正面図である。PETボトル100は、口部10、肩部120、胴部130、及び底部40を軸方向に順次有している。PETボトル100は、肩部120及び胴部130以外は、実施例1のPETボトル1と同様の構成である。肩部120は、実施例1の直線部21、第1の曲線部22、及び第2の曲線部23にそれぞれ相当する、直線部121、第1の曲線部122、及び第2の曲線部123を有する。肩部120は、直線部121、121の成す開き角度θが160 °、第2の曲線部23の曲率半径r2が5 mmとされた以外は、実施例1の肩部20と同様の構成である。胴部130は、上側胴部131、中央胴部32、及び下側胴部33を有する。上側胴部131は、実施例1の上側胴部31に相当し、その軸方向の長さが延びた構成である。PETボトル100は、全長H1が205.6 mm、上側胴部131及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が67.2 mmとされた。このとき、PETボトル100は、内容積が541 mlであり、質量に対する内容積の比が19.8であった。そして、PETボトル100には、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。つまり、PETボトル100は、PETボトル1において、全長H1及び最大胴径D1を変更することなく、直線部21、21の成す開き角度θを変更した構成である。そして、比較例1に係る充填体は、直線部121、121の成す開き角度θに関して、本実施形態に係る特徴を有していなかった。
[比較例2]
比較例2では、実施例1と同様の27.3 gのポリエチレンテレフタレート製のプリフォームが二軸延伸ブロー成形され、図6に示されるPETボトル200が作製された。図6は、比較例2のPETボトル200の正面図である。PETボトル200は、口部10、肩部220、胴部230、及び底部40を軸方向に順次有している。PETボトル200は、肩部220及び胴部230以外は、実施例1のPETボトル1と同様の構成である。肩部220は、実施例1の直線部21、第1の曲線部22、及び第2の曲線部23にそれぞれ相当する、直線部221、第1の曲線部222、及び第2の曲線部223を有する。肩部220は、直線部221、221の成す開き角度θが60 °とされた以外は、実施例1の肩部20と同様の構成である。胴部230は、上側胴部231、中央胴部32、及び下側胴部33を有する。上側胴部231は、実施例1の上側胴部31に相当し、その軸方向の長さが縮められた構成である。PETボトル200は、全長H1が205.6 mm、上側胴部231及び下側胴部33の胴径(最大胴径)D1が67.2 mmとされた。このとき、PETボトル200は、内容積が515 mlであり、質量に対する内容積の比が18.9であった。そして、PETボトル1には、ヘッドスペースが15mlであって炭酸ガスの含有量が4.0ガスボリュームとなるように炭酸水が充填された上で図示せぬ蓋で閉栓されて充填体が作製された。つまり、PETボトル200は、PETボトル1において、全長H1及び最大胴径D1を変更することなく、直線部21、21の成す開き角度θを変更した構成である。そして、比較例2に係る充填体は、直線部221、221の成す開き角度θに関して、本実施形態に係る特徴を有していなかった。
<評価方法>
(大容量性)
実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2の各充填体について、内容積によって大容量性の有無が判定された。大容量性の判定には、内容積が520 ml以上か、未満かが閾値として設定された。表1には、各充填体における大容量性の評価結果が示され、〇:大容量性あり、×:大容量性なし、で表記されている。
(耐衝撃性)
実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2の各充填体について、耐衝撃性の検証として落下試験が行われた。落下試験とは、各充填体を潤滑剤(エコラボ社製のドライエックス)に浸漬後、温度が40°で湿度が90%とされた恒温恒湿槽内に4時間保管し、その後に1.2 mの高さから鉄板上に口部10の側から連続して10回落下し、各充填体のPETボトルの肩部に割れが生じたか否を確認する試験であり、落下時における衝撃荷重に対する強度評価である。表1には、各充填体における落下試験の評価結果が示され、〇:割れなし、×:割れ発生、で表記されている。
(ベンダー適性)
実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2の各充填体について、ベンダー適性の検証として、自動販売機排出試験が行われた。自動販売機排出試験とは、各充填体を、富士電機リテイルシステムズ社製の自動販売機2007年薄型タイプのラックに満杯に装填し、連続して10回排出し、装填時及び排出時の詰り、及び1度に多数本が排出される不具合が生じないか否かを確認する試験である。表1には、各充填体における自動販売機排出試験の評価結果が示され、〇:不具合なし、×:不具合発生、で表記されている。
Figure 2019006481
上述された実施例1、変形例1、変形例2、比較例1、及び比較例2から以下の点が導き出された。表1に示されたように実施例1、変形例1、及び変形例2では、大容量性を有するとともに、耐衝撃性を有していた。
一方で、比較例1では、大容量性を有していたものの、耐衝撃性を有しておらず、落下試験で割れが生じてしまった。実施例1と比較例1との相違点は開き角度であり、比較例1の耐衝撃性の不足は開き角度が大きいことに起因していた。また、比較例2では、耐衝撃性を有していたものの、大容量性を有していなかった。実施例1と比較例2との相違点は開き角度であり、比較例2の大容量性の不足は開き角度が小さいことに起因していた。
なお、実施例1は、更にベンダー適性を有していた。一方で、変形例1は、実施例1よりも全長が大であるために実施例1よりも大きな内容積を得ることができたが、ベンダー適性を有していなかった。また、変形例2は、実施例1よりも胴径D1が大であるために実施例1よりも大きな内容積を得ることができたが、ベンダー適性を有していなかった。したがって、ベンダー適性を考慮した場合には、実施例1が好ましかった。
以上のような実施例の結果から本実施形態では、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら、特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるPETボトル1、及び充填体を提供することができることが示された。
本開示は、中身として炭酸飲料が充填される種々のプラスチック容器に好適に利用することができる。しかしながら、本開示は、上述された実施形態や実施例に限定されるものではない。本開示のプラスチック容器は、既定の質量及び寸法の中で内容積が確保されていながら特に炭酸飲料が充填された際の耐衝撃性に優れるため、収納空間の狭い領域での販売や、自動販売機での使用に適している。
1 PETボトル(プラスチック容器)
10 口部
20 肩部
21 直線部
22 第1の曲線部
23 第2の曲線部
30 胴部
40 底部
D1 最大胴径
H1 PETボトルの全長
H2 肩部の高さ
r1 第1の曲線部の曲率半径
r2 第2の曲線部の曲率半径
θ 肩部の開き角度

Claims (6)

  1. 口部、肩部、胴部、及び底部を軸方向に順次有し、
    前記肩部及び前記胴部の前記軸方向に垂直な断面が円環であり、
    質量に対する内容積の比が12以上、35以下であるプラスチック容器において、
    前記肩部は、前記軸方向に垂直な径方向の中心を通って前記軸方向に平行な断面の形状が直線の直線部と、
    前記口部及び前記直線部に滑らかに連なり、前記径方向の内側に凸の第1の曲線部と、
    前記胴部及び前記直線部に滑らかに連なり、前記径方向の外側に凸の第2の曲線部と
    を有し、
    前記径方向に対向する前記直線部の成す開き角度が85 °以上、135 °以下であることを特徴とする
    プラスチック容器。
  2. 前記第2の曲線部の曲率半径が10 mm以上、35 mm以下であることを特徴とする
    請求項1に記載のプラスチック容器。
  3. 前記プラスチック容器の全長に対する前記底部の接地部から前記肩部の前記胴部の側の端までの長さの比が0.69以上、0.85以下であることを特徴とする
    請求項1乃至2のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
  4. 前記胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、
    前記プラスチック容器の全長が190 mm以上、207 mm以下であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
  5. 前記胴部の最大胴径が60 mm以上、68 mm以下であり、
    前記プラスチック容器の全長が125 mm以上、135 mm以下であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプラスチック容器と、
    充填される液体と、
    蓋と
    によって構成され、
    前記液体は、炭酸ガスの含有量が充填直後で1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下の炭酸飲料であることを特徴とする
    充填体。
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