JP2019006204A - アンカ装置 - Google Patents

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竜太郎 武藤
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Abstract

【課題】第1部材に対する第2部材の貫通方向に対する直交方向側への第1部材の第2部材に対する相対変位を効果的に制限できるアンカ装置を得る。【解決手段】本アンカ装置10では、プレート22の孔26のピン係止部32の車両下側端が取付ピン12の小径部18へ当接されると、係合部材38の第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前端が小径部18の外周部へ当接される。これによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側及び車両上下側への相対変位を効果的に制限できる。【選択図】図2

Description

本発明は、シートベルト装置のウェビングと車体とを連結するアンカ装置に関する。
例えば、下記特許文献1に開示されたアンカ装置では、ウェビングの長手方向先端部が係止された板状部材のピンは、車体側に固定された固定部材を貫通した状態でピンの軸直交方向一側へ移動される。この状態で、ピンの頭部は、固定部材に設けられたブラケットの孔の内側に配置される。板状部材がピンの軸直交方向他側へ移動しようとすると、ピンの頭部がブラケットの孔の内周部へ当接され、これによって、板状部材の移動が制限される。
しかしながら、ピンの頭部は、ブラケットの孔の内側に配置される。このため、ブラケットの孔の内周形状は、ピンの頭部の外周形状よりも大きい。したがって、ピンの頭部がブラケットの孔の内周部へ当接されるまで板状部材は、ピンの固定部材に対する貫通方向に対して直交する方向側へ変位でき、これによって板状部材のがたつきが生じる。
独国特許出願公開2013100575号明細書
本発明は、上記事実を考慮して、第1部材に対する第2部材の貫通方向に対する直交方向側への第1部材の第2部材に対する相対変位を効果的に制限できるアンカ装置を得ることが目的である。
本発明の第1の態様に係るアンカ装置は、車体側又はウェビング側の一方に連結された第1部材と、前記車体側又は前記ウェビング側の他方に連結されると共に、前記第1部材の一側から前記第1部材に貫通配置される第2部材と、前記第1部材の他側に設けられ、前記第2部材の外周部へ係合されることによって前記第2部材を保持し、前記第1部材に対する前記第2部材の貫通方向に対する直交方向側への前記第1部材の前記第2部材に対する相対変位を制限する保持手段と、を備えている。
以上の構成のアンカ装置では、第2部材が第1部材に貫通配置された状態で保持手段が第2部材の外周部へ係合される。これによって、第1部材に対する第2部材の貫通方向に対する直交方向側への第1部材対する第2部材の相対変位が保持手段によって制限できる。
本発明の第2の態様に係るアンカ装置は、前記第1の態様に係るアンカ装置において、前記保持手段は、前記直交方向側から前記第2部材に対向されると共に、前記第2部材の前記保持手段との対向部分における前記第2部材の外周部の直径寸法が最大になる部分の前記第2部材の外周方向両側部分に係合される。
以上の構成のアンカ装置によれば、保持手段は、第1部材に対する第2部材の貫通方向(以下、単に「貫通方向」と称する)に対する直交方向(以下、単に「直交方向」と称する)側から第2部材に対向される。この状態で保持手段は、第2部材の保持手段との対向部分における第2部材の外周部の直径寸法が最大になる部分の第2部材の外周方向両側部分に係合される。これによって、第1部材対する第2部材の直交方向側への相対変位を効果的に制限できる。
本発明の第3の態様に係るアンカ装置は、前記第2の態様係るアンカ装置において、前記保持手段は、前記第2部材の外周部へ係合される第1係合部と、前記第2部材を挟んで前記第1係合部とは反対側から前記第2部材の外周部へ係合される第2係合部と、を備え、前記第1係合部と前記第2係合部との間の形状は、前記第2部材の外周形状よりも小さくされ、前記第2部材が前記第1係合部と前記第2係合部との間に配置されることによって前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方が変位される。
以上の構成のアンカ装置によれば、保持手段の第1係合部と第2係合部との間の形状は、第2部材の外周形状よりも小さくされ、第2部材が第1係合部と第2係合部との間に配置されることによって第1係合部及び第2係合部の少なくとも一方が変位される。このため、第1係合部及び第2係合部と第2部材との間の隙間を効果的に小さくでき、第1部材に対する第2部材の直交方向側への相対変位を効果的に制限できる。
本発明の第4の態様に係るアンカ装置は、前記第2の態様又は前記第3の態様に係るアンカ装置において、前記保持手段における前記第2部材の外周方向一側部分に設けられ、前記外周方向他側への方向に対して前記第2部材側へ傾斜した方向へ尖った引掛部を備え、前記保持手段による前記第1部材の前記第2部材に対する変位制限状態では、前記引掛部が前記第2部材の外周部へ係合される。
以上の構成のアンカ装置によれば、保持手段における第2部材の外周方向一側部分には引掛部が設けられており、保持手段による第1部材の第2部材に対する変位制限状態で引掛部は、第2部材の外周部へ係合される。ここで、引掛部は、第2部材の外周方向他側への方向に対して第2部材側へ傾斜した方向へ尖っている。このため、引掛部の第2部材の外周部への係合が解消されることを抑制でき、保持手段による第2部材の変位制限状態が解消されることを抑制できる。
本発明の第5の態様に係るアンカ装置は、前記第1の態様から前記第4の態様の何れか1つに係るアンカ装置において、前記第2部材を前記貫通方向一側へ付勢して前記第2部材を前記貫通方向他側から前記第1部材へ当接させる付勢手段を備える。
以上の構成のアンカ装置によれば、第2部材は、付勢手段によって貫通方向一側へ付勢され、これによって、第2部材は、第1部材の貫通方向他側から第1部材へ当接される。これによって、第2部材の第1部材に対する貫通方向側への相対変位を効果的に制限できる。
本発明の第6の態様に係るアンカ装置は、前記5の態様に係るアンカ装置において、前記付勢手段は、前記第1部材の前記貫通方向一側に設けられ、前記貫通方向に前記第2部材と前記第1部材との間に介在される。
以上の構成のアンカ装置によれば、付勢手段は、貫通方向に第2部材と第1部材との間に介在される。このため、付勢手段が第2部材よりも貫通方向一側に配置されることを抑制できる。
本発明の第7の態様に係るアンカ装置は、前記第6の態様に係るアンカ装置において、前記付勢手段は、前記貫通方向一側又は他側へ曲がった複数の曲部を備え、前記貫通方向の荷重を受けることによって前記曲部において前記付勢手段が弾性変形されると共に、複数の前記曲部が前記第1部材へ当接される。
以上の構成のアンカ装置によれば、付勢手段は、複数の曲部を備え、付勢手段が第1部材に対する第2部材の貫通方向の荷重を受けると、付勢手段は、曲部において弾性変形され、これによって、第2部材が付勢手段によって貫通方向一側へ付勢される。これによって、第2部材を貫通方向他側から第1部材へ当接されることができ、第1部材に対する第2部材の貫通方向側への第1部材対する第2部材の相対変位を効果的に制限できる。
また、付勢手段の複数の曲部が第1部材へ当接されるため、第1部材に対する付勢手段の姿勢を安定できる。
以上、説明したように、本発明に係るアンカ装置は、第1部材に対する第2部材の貫通方向に対する直交方向側への第1部材の第2部材に対する相対変位を効果的に制限できる。
本発明の一実施の形態に係るアンカ装置の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るアンカ装置の正面図で、(A)は、プレートの孔のピン挿入部に取付ピンの小径部が入った状態を示し、(B)は、プレートの孔のピン係止部に取付ピンの小径部が入った状態を示す。 (A)は、図2(A)の3A−3A線に沿って切った断面図で、(B)は、図2(B)の3B−3B線に沿って切った断面図である。
次に、図1から図3の各図に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において矢印FRは、本アンカ装置10が適用された車両の前側を示し、矢印OUTは、車幅方向外内側を示し、矢印UPは、車両上側を示す。また、本実施の形態では、本アンカ装置10が車両のフロントシート用のシートベルト装置に適用されたものとして説明する。
<本実施の形態の構成>
各図に示されるように、本実施の形態に係るアンカ装置10は、第2部材としての取付ピン12を備えている。取付ピン12は、例えば、全体的に鉄等の金属によって形成されており、取付ピン12は、フロントシートのシートクッション(図示省略)の車両下側に配置される。また、取付ピン12は、ベース部14を備えている。ベース部14は、円板形状(又は円柱形状)とされ、ベース部14の中心軸線方向は、車幅方向に沿っている。ベース部14の車幅方向内側端は、フロントシートのシートクッション部を構成するフレーム等の車体16に繋がっており、車体16に一体にされている。
ベース部14の車幅方向外側には、小径部18が設けられている。小径部18は、円柱形状とされ、小径部18の外径寸法は、ベース部14の外径寸法よりも小さくされている。小径部18の中心軸線方向は、車幅方向に沿っており、小径部18は、ベース部14に対する同軸上に配置され、小径部18の車幅方向内側端は、ベース部14の車幅方向外側端に繋がって、小径部18は、ベース部14に一体にされている。
小径部18の車幅方向外側には、大径部20が設けられている。大径部20は、円柱形状(又は円板形状)とされ、大径部20の外径寸法は、小径部18の外径寸法よりも大きくされている。大径部20の中心軸線方向は、車幅方向に沿っており、大径部20は、小径部18に対する同軸上に配置され、大径部20の車幅方向内側端は、小径部18の車幅方向外側端に繋がって、大径部20は、小径部18に一体にされている。
一方、アンカ装置10は、第1部材としてのプレート22を備えている。プレート22は、板状のプレート本体24を備えている。プレート本体24は、例えば、鉄等の金属によって略長方形の板状に形成されており、本実施の形態では、プレート本体24の長手方向は、車両上下方向に沿っており、プレート本体24の幅方向は、車両前後方向に沿っている。さらに、図3(A)に示されるように、プレート本体24の厚さ寸法(車幅方向寸法)W1は、取付ピン12の小径部18の軸方向寸法(車幅方向寸法)W2よりも小さくされている。
各図に示されるように、プレート本体24には、孔26が形成されている。孔26は、ウェビング挿通部28、ピン挿入部30、孔部としてのピン係止部32を備えている。孔26を構成するウェビング挿通部28は、プレート本体24の車両上側部分に形成されている。ウェビング挿通部28は、車両前後方向に長い長孔とされており、プレート本体24の厚さ方向に貫通されている。また、プレート本体24の車両上側部分には、被覆部34が設けられている。被覆部34は、合成樹脂材によって形成されており、ウェビング挿通部28の内周部における車両上下方向中間部よりも車両上側部分を含んだプレート本体24の車両上側部分が被覆部34によって被覆されている。
ウェビング挿通部28の内側には、本アンカ装置10と共にシートベルト装置を構成するウェビング36の長手方向先端部が通っている。ウェビング36は、長尺帯状とされている。ウェビング36の長手方向先端部は、ウェビング挿通部28の車両上側からウェビング挿通部28の内側を通って車両上側へ折返され、この折返部分よりもウェビング36の長手方向先端側部分は、折返部分よりもウェビング36の長手方向基端側部分に対してウェビング36の厚さ方向に重ねられ、縫合等によって折返部分よりもウェビング36の長手方向基端側部分に固定されている。これによって、ウェビング36の長手方向先端部は、プレート22に係止されている。
ウェビング36の長手方向基端部は、ウェビング巻取装置のスプール(何れも図示省略)に係止されている。ウェビング巻取装置は、車両の車体の一態様であるセンターピラー(図示省略)の車両下側部分に固定されており、ウェビング36は、ウェビング巻取装置のスプールからセンターピラーに沿って車両上側へ延びている。センターピラーの車両上側部分には、スルーアンカ(図示省略)が設けられており、ウェビング36は、スルーアンカにおいて車両下側へ折返されている。
また、シートベルト装置は、バックル(図示所略)を備えている。バックルは、フロントシートの車幅方向他側に設けられている。乗員がフロントシートの着座位置に着座した状態で、ウェビング巻取装置のスプールから引出されたウェビング36が乗員の身体に掛回され、この状態で、ウェビング36に設けられたタング(図示省略)がバックルに係合されることによって、乗員の身体へのウェビング36の装着状態になり、ウェビング36によって乗員の身体が拘束される。
一方、ウェビング挿通部28と共にプレート本体24の孔26を構成するピン挿入部30は、プレート本体24におけるウェビング挿通部28の車両下側に形成されており、ピン挿入部30は、ウェビング挿通部28に繋がっている。ピン挿入部30の内周形状は、取付ピン12の大径部20の外周形状よりも大きい。このため、取付ピン12の大径部20は、車幅方向内側からピン挿入部30を通過でき、取付ピン12の小径部18をピン挿入部30の内側に配置できる。
さらに、ウェビング挿通部28及びピン挿入部30と共にプレート本体24の孔26を構成するピン係止部32は、プレート本体24におけるピン挿入部30の車両下側に形成されており、ピン係止部32は、ピン挿入部30に繋がっている。ピン係止部32の車両上下方向寸法は、取付ピン12の小径部18の外径寸法よりも大きく、取付ピン12の大径部20の外径寸法よりも小さくされている。このため、取付ピン12の小径部18が孔26のピン挿入部30の内側に配置された状態で、プレート22が車両上側へ移動されると、取付ピン12の小径部18が孔26のピン係止部32の内側に配置され、取付ピン12の大径部20の車幅方向内側面は、ピン係止部32の側方でプレート本体24の車幅方向外側面と対向される(図3(B)参照)。
一方、プレート22は、保持手段及び付勢手段としての係合部材38を備えている。係合部材38は、例えば、金属の板材によって形成されており、係合部材38の全体的な厚さ方向は、車幅方向とされている。係合部材38は、基部40を備えている。基部40は、車両前後方向に長くされている。基部40の長手方向(車両前後方向)両側部分は、リベット等の締結部材42によってプレート22のプレート本体24へ固定されている。
係合部材38は、第1係合部としての第1係合片44及び第2係合部としての第2係合片46を備えている。第1係合片44及び第2係合片46の各々の長手方向は、概ね、車両上下方向とされ、第1係合片44及び第2係合片46の各々の幅方向は、概ね、車両前後方向とされている。
また、第1係合片44は、プレート本体24の孔26のピン係止部32の車両前後方向中央部よりも車両前側に配置されており、第1係合片44の車両後側部分の一部は、車幅方向にピン係止部32と重なっている。第1係合片44の車両後下側には、第1頸部48が設けられており、第1係合片44は、第1頸部48を介して基部40に繋がっている。第1頸部48の幅方向は、概ね、車両前後方向とされ、第1頸部48の幅方向寸法は、概ね、第1係合片44の幅方向寸法よりも小さくされている。このため、第1係合片44の車両上側部分に車両前後方向側への荷重が作用されると、主に第1頸部48において変形が生じ、第1係合片44が荷重の作用方向側へ変位される。
これに対して、第2係合片46は、プレート本体24の孔26のピン係止部32の車両前後方向中央部よりも車両後側に配置されており、第2係合片46の車両前側部分の一部は、車幅方向にピン係止部32と重なっている。第2係合片46の車両前下側には、第2頸部50が設けられており、第2係合片46は、第2頸部50を介して基部40に繋がっている。第2頸部50の幅方向は、概ね、車両前後方向とされ、第2頸部50の幅方向寸法は、概ね、第2係合片46の幅方向寸法よりも小さくされている。このため、第2係合片46の車両上側部分に車両前後方向側への荷重が作用されると、主に第2頸部50において変形が生じ、第2係合片46が荷重の作用方向側へ変位される。
第1係合片44の車両後側端は、車両後側へ開口するように湾曲されており、第2係合片46の車両前側端は、車両前側へ開口するように湾曲されている。第1係合片44の車両後側端の湾曲の曲率半径及び第2係合片46の車両前側端の湾曲の曲率半径は、取付ピン12の小径部18の外周部の半径寸法に略等しくされている。但し、図2(A)に示されるように、第1係合片44の車両後側端と第2係合片46の車両前側端との最大間隔Lは、取付ピン12の小径部18の外周部の直径寸法Rよりも小さくされている。
図2(B)に示されるように、取付ピン12の小径部18がプレート本体24の孔26のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態では、取付ピン12の小径部18は、第1係合片44と第2係合片46とによって挟まれる。この状態では、第1係合片44の車両後側端が取付ピン12の小径部18に押圧され、これによって、第1頸部48が変形されて第1係合片44の車両後側端が取付ピン12の小径部18に当接されたまま第1係合片44が車両前側へ変位される。
また、この状態では、第2係合片46の車両前側端が取付ピン12の小径部18に押圧され、これによって、第2頸部50が変形されて第2係合片46の車両前側端が取付ピン12の小径部18に当接されたまま第2係合片46が車両後側へ変位される。このようにして、取付ピン12の小径部18がプレート本体24の孔26のピン係止部32内の所定位置へ到達した状態では、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端が取付ピン12の小径部18の外周部へ当接される。
さらに、取付ピン12の小径部18がプレート本体24の孔26のピン係止部32内の所定位置へ到達した状態では、第1係合片44及び第2係合片46の車両上側部分が、取付ピン12の小径部18の車両上下方向中央よりも車両上側(すなわち、取付ピン12へのプレート22の取付方向とは反対の離脱方向側)に配置される。小径部18の車両上下方向中央よりも車両上側では、第1係合片44の車両後側端が車両前上側から小径部18の外周部へ当接され、第2係合片46の車両前側端が車両後上側から小径部18の外周部へ当接される。
一方、各図に示されるように、第1係合片44は、引掛部としての第1引掛部52を備えている。第1引掛部52は、第1係合片44の車両後上側端部に設けられている。第1引掛部52は、車両後下側へ尖った角とされ、第1係合片44の車両後側端における第1引掛部52よりも車両下側部分とは異なり、取付ピン12の小径部18がプレート本体24の孔26のピン係止部32内の所定位置へ到達した状態では、第1引掛部52の角が小径部18の外周部に引掛かるように第1引掛部52が小径部18の外周部に係合される。
これに対して、第2係合片46は、引掛部としての第2引掛部54を備えている。第2引掛部54は、第2係合片46の車両前上側端部に設けられている。第2引掛部54は、車両前下側へ尖った角とされ、第2係合片46の車両前側端における第2引掛部54よりも車両下側部分とは異なり、取付ピン12の小径部18がプレート本体24の孔26のピン係止部32内の所定位置へ到達した状態では、第2引掛部54の角が小径部18の外周部に引掛かるように第2引掛部54が小径部18の外周部に係合される。
また、図1、図2(A)、図2(B)に示されるように、第1係合片44及び第2係合片46の各々の車両上側端は、車両上側へ膨らむように湾曲されており、取付ピン12の小径部18がプレート22の孔26のピン挿入部30の内側に入った状態でプレート22が車両上側へ移動されると、第1係合片44及び第2係合片46の各々の車両上側端が取付ピン12の小径部18へ当接される。この状態では、第1係合片44の車両上側端における第1係合片44の幅方向(車両前後方向)中央部よりも車両後側部分が取付ピン12の小径部18へ当接され、第2係合片46の車両上側端における第1係合片44の幅方向(車両前後方向)中央部よりも車両前側部分が取付ピン12の小径部18へ当接される。
このため、この状態で、プレート22が更に車両上側へ移動されると、第1係合片44の車両上側端が取付ピン12の小径部18から受ける荷重は、車両前下側へ向き、第2係合片46の車両上側端が取付ピン12の小径部18から受ける荷重は、車両後下側へ向く。これによって、係合部材38の第1頸部48が変形されて第1係合片44が車両前下側へ変位されると共に、係合部材38の第2頸部50が変形されて第2係合片46が車両後下側へ変位される。このようにして、取付ピン12の小径部18が第1係合片44と第2係合片46との間に配置される。
また、各図に示されるように、第1係合片44の長手方向中間部及び第2係合片46の各々には、5箇所の曲部56が形成されている。これらの曲部56は、第1係合片44及び第2係合片46の各々の長手方向(車両上下方向)に所定の間隔をおいて形成されており、このため、第1係合片44及び第2係合片46を車両前側又は車両後側から見ると、第1係合片44及び第2係合片46は、ジグザグ状又は波状に曲がっている。ここで、図3(A)に示されるように、第1係合片44及び第2係合片46において車幅方向外側へ膨らんで車幅方向内側へ開口するように曲がった曲部56の車幅方向外側端と、第1係合片44及び第2係合片46の車両上側端部、第1頸部48及び第2頸部50の車幅方向内側端との間隔W3と、プレート22のプレート本体24の厚さ方向寸法W1と、の和は、取付ピン12の小径部18の軸方向寸法W2よりも大きくされている。
ここで、係合部材38は、全体的にばね性(弾性)を有しており、例えば、第1係合片44を車幅方向へ圧縮するような所定の大きさ以上の荷重が第1係合片44に作用すると、曲部56における第1係合片44の曲げ角度が変化するように第1係合片44が弾性変形され、これによって、間隔W3が小さくされる。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、アンカ装置10を用いたウェビング36の長手方向先端部の車体16側への係止の作業工程について説明する。
本アンカ装置10では、上述したように、ウェビング36の長手方向先端部がプレート22に予め係止され、取付ピン12が、車体16におけるフロントシートのシートクッションの車両下側部分に予め設けられる。プレート22は、車幅方向外側から取付ピン12へ接近され、これによって、取付ピン12の大径部20が、相対的にプレート22の車幅方向内側からプレート22の孔26のピン挿入部30を通ってプレート22の車幅方向外側に配置される(図2(A)及び図3(A)参照)。この状態では、ピン挿入部30の内側に取付ピン12の小径部18が配置される。
次に、この状態で、プレート22が車両上側へ移動される。このプレート22の移動によって、係合部材38の第1係合片44の長手方向先端部及び第2係合片46の長手方向先端部が取付ピン12の大径部20の車幅方向内側に配置されると共に、第1係合片44及び第2係合片46の各々の車両上側端が取付ピン12の小径部18の外周部へ当接される。この状態で、プレート22が車両上側へ移動されると、第1係合片44及び第2係合片46の各々の車両上側端は、取付ピン12の小径部18の外周部からの荷重(押圧反力)を受ける。これによって、係合部材38の第1頸部48が変形されて第1係合片44が車両前下側へ変位されると共に、係合部材38の第2頸部50が変形されて第2係合片46が車両後下側へ変位される。
プレート22が車両上側へ移動されることによって、第1係合片44の第1引掛部52及び第2係合片46の第2引掛部54が取付ピン12の小径部18の車両上下方向中央よりも車両上側へ移動されると、第1引掛部52の小径部18の外周部への当接が維持されたまま第1係合片44は、第1頸部48のばね性(弾性)により車両後上側へ変位され、第2引掛部54の小径部18の外周部への当接が維持されたまま第2係合片46は、第2頸部50のばね性(弾性)により車両前上側へ変位される。
このようにして、図2(B)及び図3(B)に示されるように、取付ピン12の小径部18がプレート22の孔26のピン係止部32の車両下側端へ当接されると、第1係合片44の車両後側端が車両前側から取付ピン12の小径部18の外周部へ当接されると共に、第2係合片46の車両前側端が車両後側から取付ピン12の小径部18の外周部へ当接される。ここで、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端の曲率半径は、取付ピン12の小径部18の外周部の半径寸法に略等しくされている。このため、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端は、全体的に取付ピン12の小径部18の外周部へ当接される。これによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側への変位を効果的に制限できる。
しかも、取付ピン12の小径部18がプレート22のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態では、第1係合片44及び第2係合片46の各車両上側部分は、取付ピン12の小径部18の車両上下方向中央よりも車両上側に配置される。このため、第1係合片44の車両上側部分では、第1係合片44の車両後側端が車両前上側から取付ピン12の小径部18の外周部へ当接され、第2係合片46の車両上側部分では、第2係合片46の車両前側端が車両後上側から取付ピン12の小径部18の外周部へ当接される。これによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側への変位のみならず、プレート22の取付ピン12に対する車両下側への変位を効果的に制限できる。
さらに、取付ピン12の小径部18がプレート22のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態では、第1係合片44の第1引掛部52が取付ピン12の車両前上側から取付ピン12の小径部18の外周部に引掛かるように係合され、第2係合片46の第2引掛部54が取付ピン12の車両後上側から取付ピン12の小径部18の外周部に引掛かるように係合される。
このように第1引掛部52及び第2引掛部54は、取付ピン12の小径部18の外周部に引掛かるように係合されるため、第1引掛部52及び第2引掛部54と取付ピン12の小径部18の外周部との間の単位面積あたりの摩擦は、取付ピン12の小径部18がプレート22のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態での第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端と取付ピン12の小径部18の外周部との間の単位面積あたりの摩擦よりも大きくなる。これによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側及び車両下側への変位を効果的に制限できる。
また、本実施の形態では、上記のように、第1係合片44及び第2係合片46の各々の車両上側端が取付ピン12の小径部18の外周部からの荷重(押圧反力)を受けると、係合部材38の第1頸部48及び第2頸部50が変形されて、第1係合片44は、車両前下側へ変位されて、第2係合片46は、車両後下側へ変位される。このため、第1係合片44及び第2係合片46が上記のような荷重を受けても、第1係合片44及び第2係合片46での変形の発生は抑制される。このため、取付ピン12の小径部18がプレート22のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態で、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端を取付ピン12の小径部18の外周部へ略均一に当接させることができる。これによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側及び車両下側への変位を更に効果的に制限できる。
一方、上記のように、プレート22の孔26のピン挿入部30の内側に取付ピン12の小径部18が配置された状態で、プレート22が車両上側へ移動されると、第1係合片44及び第2係合片46の各々の一部が取付ピン12の大径部20の車幅方向内側に配置される。ここで、第1係合片44及び第2係合片46において車幅方向外側へ膨らんで車幅方向内側へ開口するように曲がった曲部56の車幅方向外側端と、第1係合片44及び第2係合片46の車両上側端部、第1頸部48及び第2頸部50の車幅方向内側端との間隔W3と、プレート22のプレート本体24の厚さ方向寸法W1と、の和は、取付ピン12の小径部18の軸方向寸法W2よりも大きくされている。
このため、第1係合片44及び第2係合片46において曲部56を含んだ部分がプレート22のプレート本体24と取付ピン12の大径部20との間に配置されると、第1係合片44及び第2係合片46は、曲部56において弾性変形され、上記の間隔W3が小さくされると共に、第1係合片44及び第2係合片46は、曲部56において取付ピン12の大径部20を車幅方向外側へ押圧し、プレート22のプレート本体24を車幅方向内側へ押圧する。これによって、プレート22のプレート本体24は、取付ピン12のベース部14の車幅方向外側面へ当接された状態で保持される。これによって、取付ピン12に対するプレート22の車幅方向側への変位を効果的に制限できる。
以上のように、本実施の形態では、プレート22の孔26のピン挿入部30の内側に取付ピン12の小径部18が配置されることによって、取付ピン12(すなわち、車体16)に対するプレート22の相対変位を効果的に抑制できる。これにより、例えば、ウェビング36が乗員によって引張られた場合又は車両が走行することによって振動が発生された場合等にプレート22ががたつくことを効果的に抑制でき、このようなプレート22のがたつきに起因する異音の発生を効果的に抑制できる。
さらに、本実施の形態では、プレート22を取付ピン12に係止するに際して、車幅方向に必要な作業スペースは、取付ピン12の大径部20がプレート22の孔26のピン挿入部30を通って、取付ピン12の小径部18がプレート22の孔26のピン挿入部30の内側に配置できる程度であればよい。これにより、例えば、フロントシートのシートトリム等の小型化が可能になる。しかも、プレート22を取付ピン12に係止するに際して、スパナ等の工具が不要であり、作業性もよい。
また、本実施の形態では、係合部材38の第1係合片44及び第2係合片46は、プレート22のプレート本体24と取付ピン12の大径部20との間に配置され、係合部材38は、取付ピン12の大径部20よりも車幅方向外側へ突出されない。これによって、取付ピン12の大径部20よりも車幅方向外側の空間を他の部材等の配置スペースに活用でき、省スペース化できる。
さらに、本実施の形態では、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側及び車両上側への相対変位を制限するための制限手段と、プレート22の取付ピン12に対する車幅方向側への相対変位を制限するための付勢手段とが、1つの係合部材38によって構成されている(すなわち、制限手段及び付勢手段の一方が他方を構成している)。このため、部品点数の増加を抑制でき、アンカ装置10の大型化を抑制できる。
また、本実施の形態では、係合部材38の第1引掛部52及び第2引掛部54が取付ピン12の小径部18の外周部に引掛かるように係合されることによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側及び車両下側への移動が制限される。しかしながら、例えば、プレート22は、取付ピン12の小径部18を中心に回動することができ、また、例えば、係合部材38の第1係合片44及び第2係合片46の曲部56が伸びるように弾性変形されることによって、プレート22は、車幅方向外側へ移動できる。
このように、本実施の形態では、プレート22の取付ピン12に対する変位が許容されている。このため、例えば、プレート22は、ウェビング36の長手方向基端側への張力に応じて取付ピン12の小径部18を中心に回動でき、また、プレート22のプレート本体24の長手方向が車両上下方向に対して車幅方向へ傾斜するようにプレート22は、傾くことができる。これによって、ウェビング36においてプレート22のウェビング挿通部28に挿通された部分に過剰な負荷が作用されることを抑制できる。
なお、本実施の形態に係るアンカ装置10は、プレート22にウェビング36の長手方向先端部が係止された構成であった。しかしながら、シートベルト装置のバックルをウェビング側とされ、バックルがプレート22に直接又は連結部材を介して間接的に係止される構成であってもよい。
また、本実施の形態では、取付ピン12が車体16に設けられ、プレート22にウェビング36の長手方向先端部が係止された構成であった。しかしながら、プレート22が車体16に設けられ、ウェビング36の長手方向先端部に取付ピン12が設けられる構成であってもよい。
さらに、本実施の形態は、第1係合片44に第1引掛部52が設けられ、第2係合片46に第2引掛部54が設けられた構成であった。しかしながら、例えば、第1係合片44及び第2係合片46に第1引掛部52及び第2引掛部54を設けずに、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端を取付ピン12の小径部18の外周部へ当接させることによって取付ピン12に対するプレート22の変位を制限する構成であってもよい。
また、本実施の形態は、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端の曲率半径が取付ピン12の小径部18の半径寸法に略等しい構成であった。しかしながら、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端の曲率半径は、取付ピン12の小径部18の半径寸法より大きくてもよいし、小径部18の半径寸法より小さくてもよく、更には、第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端が車両上下方向に対して平行な平面であってもよい。
すなわち、例えば、取付ピン12の小径部18がプレート22のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態で小径部18の車両下側から小径部18へ当接されて取付ピン12に対するプレート22の車両上側への変位を制限する部分を第1係合片44及び第2係合片46の少なくとも一方に設ける構成であれば、取付ピン12の小径部18がプレート22のピン係止部32の車両下側端へ当接された状態で第1係合片44の車両後側端及び第2係合片46の車両前側端は、取付ピン12の小径部18の外周部へ当接され、これによって、プレート22の取付ピン12に対する車両前後方向側への相対変位が制限される構成であってもよい。
さらに、本実施の形態では、第1係合片44及び第2係合片46に曲部56が設けられることによって第1係合片44及び第2係合片46が取付ピン12の大径部20を車幅方向外側へ押圧(付勢)する構成であった。しかしながら、付勢手段は、取付ピン12及びプレート22の一方を他方に対して押圧することによって、その押圧方向及びその反対方向へ取付ピン12及びプレート22の一方が他方に対して変位することを制限できれば、その具体的な態様に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、保持手段が第1係合部としての第1係合片44と第2係合部としての第2係合片46とによって構成されていた。しかしながら、取付ピン12に対するプレート22の車両前後方向側及び車両下側への変位を制限できる構成であれば、第1係合片44及び第2係合片46の一方のみで保持手段を構成してもよい。
さらに、本実施の形態では、係合部材38が制限手段及び付勢手段の双方を構成していた。しかしながら、制限手段と付勢手段とを別体で構成してもよい。
また、本実施の形態では、プレート22のプレート本体24の車両上側部分に被覆部34が設けられた構成であったが、プレート本体24に被覆部34を設けない構成としてもよい。このように、プレート本体24に被覆部34を設けない構成とした場合には、プレート本体24の孔26のウェビング挿通部28の縁に面取り等の加工を施してウェビング挿通部28の縁とウェビング36との摩擦等を低減してもよい。
さらに、本実施の形態では、プレート本体24のピン挿入部30及び孔部としてのピン係止部32とウェビング挿通部28とが繋がった構成であったが、ウェビング挿通部28がピン挿入部30及び孔部としてのピン係止部32とは別に形成される構成であってもよい。
また、本実施の形態に係るアンカ装置10は、車両のフロントシート用のシートベルト装置に適用されたが、例えば、アンカ装置10を車両のリヤシート用のシートベルト装置に適用してもよく、車両における如何なる座席のシートベルト装置に本発明を適用してもよい。
10 アンカ装置
12 取付ピン(第2部材)
16 車体
22 プレート(第1部材)
36 ウェビング
38 係合部材(保持手段、付勢手段)
44 第1係合片(第1係合部)
46 第2係合片(第2係合部)
52 第1引掛部(引掛部)
54 第2引掛部(引掛部)
56 曲部

Claims (7)

  1. 車体側又はウェビング側の一方に連結された第1部材と、
    前記車体側又は前記ウェビング側の他方に連結されると共に、前記第1部材の一側から前記第1部材に貫通配置される第2部材と、
    前記第1部材の他側に設けられ、前記第2部材の外周部へ係合されることによって前記第2部材を保持し、前記第1部材に対する前記第2部材の貫通方向に対する直交方向側への前記第1部材の前記第2部材に対する相対変位を制限する保持手段と、
    を備えるアンカ装置。
  2. 前記保持手段は、前記直交方向側から前記第2部材に対向されると共に、前記第2部材の前記保持手段との対向部分における前記第2部材の外周部の直径寸法が最大になる部分の前記第2部材の外周方向両側部分に係合される請求項1に記載のアンカ装置。
  3. 前記保持手段は、
    前記第2部材の外周部へ係合される第1係合部と、
    前記第2部材を挟んで前記第1係合部とは反対側から前記第2部材の外周部へ係合される第2係合部と、
    を備え、
    前記第1係合部と前記第2係合部との間の形状は、前記第2部材の外周形状よりも小さくされ、前記第2部材が前記第1係合部と前記第2係合部との間に配置されることによって前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方が変位される請求項2に記載のアンカ装置。
  4. 前記保持手段における前記第2部材の外周方向一側部分に設けられ、前記外周方向他側への方向に対して前記第2部材側へ傾斜した方向へ尖った引掛部を備え、前記保持手段による前記第1部材の前記第2部材に対する変位制限状態では、前記引掛部が前記第2部材の外周部へ係合される請求項2又は請求項3に記載のアンカ装置。
  5. 前記第2部材を前記貫通方向一側へ付勢して前記第2部材を前記貫通方向他側から前記第1部材へ当接させる付勢手段を備える請求項1から請求項4の何れか1項に記載のアンカ装置。
  6. 前記付勢手段は、前記第1部材の前記貫通方向一側に設けられ、前記貫通方向に前記第2部材と前記第1部材との間に介在される請求項5に記載のアンカ装置。
  7. 前記付勢手段は、前記貫通方向一側又は他側へ曲がった複数の曲部を備え、前記貫通方向の荷重を受けることによって前記曲部において前記付勢手段が弾性変形されると共に、複数の前記曲部が前記第1部材へ当接される請求項5又は請求項6に記載のアンカ装置。
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