JP2019006163A - 車載用装置および車載用装置の取付け方法 - Google Patents

車載用装置および車載用装置の取付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019006163A
JP2019006163A JP2017120861A JP2017120861A JP2019006163A JP 2019006163 A JP2019006163 A JP 2019006163A JP 2017120861 A JP2017120861 A JP 2017120861A JP 2017120861 A JP2017120861 A JP 2017120861A JP 2019006163 A JP2019006163 A JP 2019006163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
bracket
hook
hook recess
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017120861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6859208B2 (ja
Inventor
松永 和久
Kazuhisa Matsunaga
和久 松永
松本 泰明
Yasuaki Matsumoto
泰明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2017120861A priority Critical patent/JP6859208B2/ja
Publication of JP2019006163A publication Critical patent/JP2019006163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6859208B2 publication Critical patent/JP6859208B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 ディスプレイなどの機器本体を支持したブラケットを、シートバックの上部に確実に安定した状態で取り付けることができる車載用装置および車載用装置の取付け方法を提供する。
【解決手段】 機器本体を支持するブラケット20に、第1取付け板26aに形成された第1フック凹部27と、第2取付け板26bに形成された第2フック凹部28が設けられている。第1取付け板26aをシートバックと第1フランジ部4aとの間に介入させ、第1支持筒3aを第1フック凹部27の内部に入り込ませる。その後、ブラケット20をα方向へ回動させると、第2取付け板26bがシートバックと第2ブランジ部4bとの間に入り込み、第2フック凹部28内に第2支持筒3bが入り込む。
【選択図】図7

Description

本発明は、ディスプレイなどの機器本体を有して車室内のシートバックに取付けられる車載用装置および車載用装置の取付け方法に関する。
特許文献1に、自動車のフロントシートに機器本体であるリアシート用ディスプレイ装置を取り付ける方法に関する発明が記載されている。
特許文献1に記載された取付け方法では、リアシート用ディスプレイ装置を取り付けるブラケットが使用されている。ブラケットは、一対のフック部が形成されたプレート部を有しており、一対のフック部の開口は、共に側方に向けられている。
ブラケットが取り付けられるフロントシートには、ヘッドレストに設けられた一対の支持棒のそれぞれが挿入されるヘッドレスト支持筒と、その上部の支持筒フランジとが設けられている。
ブラケットの取付け作業では、特許文献1の図7に記載されているように、フロントシートからヘッドレストを取り外した状態で、ブラケットのプレート部をフロントシートの上部に押し付けながら、一対のフック部の開口がそれぞれヘッドレスト支持筒に当たるまで、ブラケットを前方へスライドさせる。このとき、プレート部を、フロントシートと支持筒フランジとの間に挟み込ませる。次に、ブラケットを側方へ向けて強く引っ張ることで、一対のフック部のそれぞれの内部にヘッドレスト支持筒を入り込ませる。
ブラケットがフロントシートに取付けられた後に、支持棒をヘッドレスト支持筒の穴内に挿入し、ブラケット上にヘッドレストを取付ける。
特開2006−117228号公報
しかし、特許文献1に記載のブラケットの取付け方法は、前記図7に記載されているように、同じ方向に開口が向けられている一対のフック部のそれぞれに、ヘッドレスト支持筒を同時に入り込ませなくてはならないため、ブラケットの取付け作業がやや難しい。
例えば、ブラケットを前方へ押し出したときに、一対のフック部の開口の側方に、それぞれのヘッドレスト支持筒をうまく対向させることができないことがあり、その状態でブラケットを側方へ強く引っ張ったときに、いずれか一方のフック部の内部にヘッドレスト支持筒が入り込めないことがある。その結果、ブラケットの取付け作業を何度もやり直さなくてはならなくなる。
また、ブラケットは平板形状であるため、フロントシートと支持筒フランジとの間に挟み込ませた状態で、フロントシートが変形することで、取付け姿勢が不安定となりやすい。そのため、車体振動などで、ブラケットに支持されたRSE装置が上下に動くことがある。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ブラケットをシートバックの上部へ取付ける作業が容易であり、取付け後も安定した姿勢を維持することができる車載用装置および車載用装置の取付け方法を提供することを目的としている。
本発明は、ヘッドレスト支持用の一対の支持筒と前記支持筒の上部のフランジ部とが設けられたシートバックに取付け可能とされ且つ機器本体を支持するブラケットを有する車載用装置において、
前記ブラケットに、前記シートバックの上部と前記フランジ部との間に介在させる取付け板と、前記取付け板に形成されてその内側に前記支持筒を位置させる第1フック凹部および第2フック凹部とが設けられており、
前記機器本体が前記シートバックに正規姿勢で取り付けられたときに、前記第1フック凹部の開口部が、前記シートバックの側方に向けられ、前記第2フック凹部の開口部が、前記シートバックの前方または後方に向けられることを特徴とするものである。
本発明の車載用装置は、前記ブラケットに、前記取付け板よりも前記シートバックから離れる上方に位置する支持部が設けられ、前記支持部に、ヘッドレストから延びる一対の軸体のそれぞれが挿通される軸受け部材が支持されていることが好ましい。
本発明の車載用装置は、前記第1フック凹部と前記第2フック凹部のそれぞれの、正規姿勢で側方に向く方向の開口幅寸法が、前記支持筒の外形よりも広く、それぞれの前記軸受け部材が、側方へ向けて移動自在に支持されていることが好ましい。
本発明の車載用装置は、例えば、前記機器本体がディスプレイであり、正規姿勢で、前記ディスプレイの画面が前記シートバックの後方に向けられるものである。
次に本発明は、機器本体を支持するブラケットを有する車載用装置を、ヘッドレスト支持用の一対の支持筒と前記支持筒の上部のフランジ部とを有するシートバックに取付ける車載用装置の取付け方法において、
前記ブラケットに、取付け板と、前記取付け板に形成された第1フック凹部および第2フック凹部とが設けられ、
前記機器本体が前記シートバックに正規姿勢で取り付けられたときに、前記第1フック凹部の開口部が、前記シートバックの側方に向けられ、前記第2フック凹部の開口部が、前記シートバックの前方または後方に向けられており、
(a)前記第1フック凹部と前記第2フック凹部の並び方向が、一対の前記支持筒の並び方向に対して斜めに向くように前記ブラケットを傾けた姿勢で、前記取付け板を前記シートバックの上部と前記フランジ部との間に介在させて、前記第1フック凹部の内部に一方の前記支持筒を介在させる行程と、
(b)前記ブラケットを、前記第1フック凹部側を支点として回動させて、前記第2フック凹部の内部に他方の前記支持筒を介在させる行程と、
を有することを特徴とするものである。
本発明の車載用装置の取付け方法は、前記ブラケットに、前記取付け板よりも前記シートバックから離れる上方に位置する支持部が設けられ、前記支持部に、一対の軸受け部材が支持されており、
前記(b)の行程の後に、ヘッドレストから延びる一対の軸体のそれぞれを軸受け部材に挿通させて、前記ブラケットの上に前記ヘッドレストを設置する行程を有するものである。
本発明の車載用装置の取付け方法は、前記第1フック凹部と前記第2フック凹部のそれぞれの、正規姿勢で側方に向く方向の長さ寸法が、前記支持筒の外形よりも広く、それぞれの前記軸受け部材が、側方へ向けて移動自在に支持されており、
それぞれの前記支持筒が、前記第1フック凹部と前記第2フック凹部の内部に位置した状態で、前記ブラケットの側方への設置位置を調整可能であり、
一対の前記軸体の配置間隔に合わせて、それぞれの前記軸受け部材の位置を調整可能であることが好ましい。
本発明の車載用装置の取付け方法は、例えば、前記機器本体がディスプレイであり、正規姿勢で、前記ディスプレイの画面が前記シートバックの後方に向けられるものである。
本発明は、ブラケットを、シートバックの上部に押し付けながら斜めの姿勢に設置し、ブラケットを斜めの方向に移動させて一方のフック凹部内に支持筒を介在させ、その後ブラケットを回動させて、他方のフック凹部内に支持筒を入り込ませている。この取付け作業は、2か所のフック凹部内に支持筒を同時に入り込ませる必要がないため、ブラケットの取付け作業が容易になり、ブラケットをシートバックに確実に取り付けることが可能となる。
また、ブラケットに軸受け部材を設け、ヘッドレストから延びる軸体を、軸受け部材に挿通してから支持筒の内部に挿入すると、軸体が上下で保持されることになり、ヘッドレストが取り付けられた状態でブラケットの姿勢が安定する。
本発明の実施形態の車載用装置と、前記車載用装置が取り付けられるシートバックおよびヘッドレストを示す分解斜視図、 図1に示す実施形態の車載用装置がシートバックに設置された状態を、図1のII−II線で切断した断面図、 図1に示す実施形態の車載用装置を示す平面図、 図1に示す実施形態の車載用装置の分解斜視図、 図1に示す実施形態の車載用装置をシートバックの上部に取付ける作業を示す斜視図、 図1に示す実施形態の車載用装置をシートバックの上部に取付ける方法を示すものであり、図5をVI−VI線で切断した平断面図、 図1に示す実施形態の車載用装置をシートバックの上部に取付ける方法を示すものであり、図5をVI−VI線で切断した平断面図、 図1に示す実施形態の車載用装置をシートバックの上部に取付ける方法を示すものであり、図5をVI−VI線で切断した平断面図、
図1と図2に示すように、本発明の実施形態の車載用装置10は、自動車の車室内のシートバック1の上部2に取付けられる。シートバック1の表面および上部2の表面はクッション性を有し柔軟である。Y1方向はシートバック1の前方、Y2方向はシートバック1の後方である。X1方向はシートバックの第1の側方であり、X2方向は第2の側方である。Z1方向は上方で、Z2方向は下方である。
シートバック1の上部2では、X1側に第1支持筒3aが、X2側に第2支持筒3bが設けられている。図2に示すように、第2支持筒3bは、シートバック1の内部に埋め込まれている。第1支持筒3aも、同様にしてシートバック1の内部に埋め込まれている。第1支持筒3aの上部に第1フランジ部4aが固定されており、第2支持筒3bの上部に第2フランジ部4bが固定されている。図2に示すように、第2フランジ部4bの真下に位置するシートバック1の上部2を下方(Z2方向)に押し下げると、上部2が窪むように変形し、第2フランジ部4bと上部2との間に隙間δが形成される。これは、第1フランジ部4aと上部2との間でも同じである。
シートバック1の上部2にヘッドレスト5が設置される。ヘッドレスト5には、下方に延びる一対の軸体6が設けられている。一対の軸体6を、第1支持筒3aの内部と第2支持筒3bの内部に挿入することで、シートバック1の上方にヘッドレスト5が設置される。図1に示すように、第2フランジ部4bにはX2方向に突出するロック解除釦7が設けられている。ロック解除釦7を押すと、軸体6に対するロックが解除され、第1支持筒3aと第2支持筒3bに挿入されている軸体6が上下に移動できるようになり、ヘッドレスト5の高さを調整できる。ロック解除釦7の押圧力が解除されると、第2支持筒3bの内部で軸体6がロックされ、ヘッドレスト5が固定される。
図1と図3に示すように、車載用装置10は、機器本体11とブラケット20、および機器本体11とブラケット20とを連結する連結部13を有している。車載用装置10は、ブラケット20の長手方向がX1−X2方向に向けられた姿勢が正規姿勢である。機器本体11にはディスプレイが搭載されており、車載用装置10が正規姿勢のときに、Y2方向に向けられる背面11aに表示画面が現れている。ディスプレイは、カラー液晶表示パネルやエレクトロルミネッセンス表示パネルである。
図3に示すように、連結部13は、ブラケット20に固定される固定側部材14と、機器本体11の前面11bに固定される回動側部材15を有している。固定側部材14と回動側部材15は連結軸16を介して連結されている。回動側部材15は、連結軸16を中心として回動可能であり、その回動により、図5にも示すように、機器本体11の向き(仰角)を変化させることができる。固定側部材14と回動側部材15は合成樹脂製である。
図2の断面図と図4の分解斜視図に示すように、ブラケット20は、上方に支持部21を有している。支持部21は、合成樹脂製の上部ケース22と、上部ケース22の下側に固定された支持金属板23とで構成されている。
図4に示すように、上部ケース22の長手方向での中央部分に逃げ穴22aが形成されており、逃げ穴22aの下側には、支持金属板23に形成された取付け穴23aが現れている。前記連結部13の固定側部材14には雌ねじ穴14aが形成されている。固定側部材14が支持金属板23の下側に設置された状態で、固定ねじ24が取付け穴23aに挿入されて雌ねじ穴14aに螺着されると、固定側部材14がブラケット20に固定される。上部ケース22の上には、固定ねじ24を覆う部分カバー25が固定されている。
支持部21の下側には、X1側に第1取付け板26aが設けられ、X2側に第2取付け板26bが設けられている。第1取付け板26aと第2取付け板26bは金属板で形成されている。第1取付け板26aには一対の折曲げ片26cが上方に向けて直角に折り曲げられており、第2取付け板26bには一対の折曲げ片26dが上方に向けて直角に折り曲げられている。折曲げ片26cの上端部および折曲げ片26dの上端部は、いずれも支持金属板23の下面にねじ止めされて固定されている。
図4に示すように、ブラケット20に下部ケース29が設けられている。下部ケース29は合成樹脂製であり、上方が開口している。下部ケース29は上部ケース22の下面に合わせられ、ねじ止めなどの手段で上部ケース22と下部ケース29とが固定される。下部ケース29には第1開口部29aと第2開口部29bが形成されている。第1取付け板26aは第1開口部29aからZ2方向に露出し、第2取付け板26bは第2開口部29bからZ2方向に露出している。図2の断面図に示すように、第2取付け板26bは下部ケース29の下端29cよりもやや下方に位置している。同様に、第1取付け板26aも下部ケース29の下端29cよりもやや下方に位置している。
第1取付け板26aに第1フック凹部27が形成され、第2取付け板26bに第2フック凹部28が形成されている。本明細書での第1フック凹部27および第2フック凹部28とは、第1取付け板26aおよび第2取付け板26bに形成されている凹状の切欠き部の内側の空間全体を意味している。
図8には、シートバック1の上部2に車載用装置10が正規姿勢で取り付けられているときの、第1取付け板26aおよび第2取付け板26bの位置と向きが示されている。第1フック凹部27は開口部27aを有している。開口部27aは、ブラケット20の長手方向に向けられており、図8に示す正規姿勢で、開口部27aが第1の側方(X1方向)に向けられている。第2フック凹部28は開口部28aを有している。開口部28aはブラケット20の長辺に開口しており、図8に示す正規姿勢では、開口部28aが後方(Y2方向)に向けられている。なお、正規姿勢で、開口部28aが前方(Y1方向)に向けられていてもよい。
図8に示す正規姿勢において、第1フック凹部27の前後方向(Y1−Y2方向)の開口幅寸法W1および開口部27aの開口幅寸法は、シートバック1の上部2に設けられた第1支持筒3aの外径寸法Dよりもやや広く形成されている。第2フック凹部28の前後方向の開口幅寸法W2も、第2支持筒3bの外径寸法Dよりもやや広く形成されている。開口幅寸法W1とW2はほぼ一致している。第2フック凹部28の開口部28aのX1−X2方向の開口幅寸法W3は、第2支持筒3bの外形寸法Dよりもやや広く形成されており、開口幅寸法W3は開口幅寸法W2とほぼ一致している。図8に示す正規姿勢において、第1フック凹部27の側方に向く方向での長さ寸法L1と、第2フック凹部28の側方に向く方向での長さ寸法L2は、共に支持筒3a,3bの前記外径寸法Dよりも十分に広くなっている。好ましくは、長さ寸法L1,L2は、1.5×Dよりも大きい。
図4に示すように、支持部21にはX1側に第1支持長穴31が形成され、X2側に第2支持長穴32が形成されている。第1支持長穴31は、上部ケース22に形成された長穴31aと支持金属板23に形成された長穴31bとで構成されている。第2支持長穴32も、上部ケース22に形成された長穴32aと支持金属板23に形成された長穴32bとで構成されている。
第1支持長穴31に第1軸受け部材33が下側から挿入されている。上部ケース22の上には軸受けキャップ34が設けられ、第1軸受け部材33に形成された弾性爪部33aが、軸受けキャップ34に形成された掛止凹部34aに掛けられて、第1軸受け部材33と軸受けキャップ34とが連結されている。第2支持長穴32に第2軸受け部材35が下から挿入され、第2軸受け部材35の上部に軸受けキャップ36が装着されている。第2軸受け部材35に形成された弾性爪部35aが、軸受けキャップ36に形成された掛止凹部36aに掛けられて、第2軸受け部材35と軸受けキャップ36とが連結されている。
第1軸受け部材33は、第1支持長穴31に沿って移動でき、第2軸受け部材35も第2支持長穴32に沿って移動でき、第1軸受け部材33と第2軸受け部材35の間隔を調整できるようになっている。
次に、前記車載用装置10をシートバック1の上部2に取付ける取付け方法を説明する。
図5に示すように、連結部13の連結軸16を中心として機器本体11を上向きに回動させ、表示画面を有する背面11aが斜め上に向く角度に機器本体11を設定する。機器本体11を上向きの仰角とすることで、機器本体11とブラケット20とが連結されたままの状態で、車載用装置10をシートバック1の上部2に取付けることが可能となる。
シートバック1に車載用装置10を取付けるときは、第2フランジ部4bの側方に設けられたロック解除釦7を押して、軸体6に対するロックを解除し、ヘッドレスト5を上方に持ち上げて、シートバック1から取り外す。
図6に示すように、第1フック凹部27と第2フック凹部28との対向方向が、シートバック1の上部2での第1支持筒3aと第2支持筒3bとの対向方向であるX1−X2方向に対して斜めに向くように、ブラケット20の姿勢をX−Y平面内で傾ける。ブラケット20をシートバック1の上部2に押し付けると、上部2の一部が下向きに窪んで変形し、上部2と第1フランジ部4aとの間に隙間δ(図2参照)が形成される。そのまま、ブラケット20を長手方向(図6のF方向)へスライドさせると、第1取付け板26aが上部2と第1フランジ部4aとの間の隙間δに入り込み、第1支持筒3aが第1フック凹部27の開口部27a内に入り込む。
次に、図7に示すように、ブラケット20をシートバック1の上部2に押し付けたまま、第1フック凹部27と第1支持筒3aとの当接部を支点として、ブラケット20をα方向へ回動させ、図2に示すように、第2取付け板26bを、シートバック1の上部2と第2フランジ部4bとの隙間δ内に入り込ませる。そして、第2支持筒3bを開口部28aに通過させて第2フック凹部28の内部に入り込ませる。
図8に示すように、第1フック凹部27の長さ寸法L1と第2フック凹部28の長さ寸法L2が、第1支持筒3aと第2支持筒3bの外径寸法Dよりも大きいため、ブラケット20をX1−X2方向へ移動させてブラケット20の取付け位置を調整することができる。
次に、図2に示すように、ヘッドレスト5から下向きに延びる一対の軸体6を、第1軸受け部材33と第2軸受け部材35に挿入し、さらにその下に位置する第1支持筒3aと第2支持筒3bに挿入する。図3と図4に示すように、第1支持長穴31内で第1軸受け部材33の位置を調整でき、第2支持長穴32内で第2軸受け部材35の位置を調整することができる。この位置調整で、第1軸受け部材33を第1支持筒3aの真上に位置させ、第2軸受け部材35を第2支持筒3bの真上に位置させることができる。これにより、一対の軸体6を、第1軸受け部材33と第2軸受け部材35に挿入し、さらにその下に位置する第1支持筒3aと第2支持筒3bに挿入する作業が容易になる。
そして、ヘッドレスト5をシートバック1の上部2に向けて押し付ける。ロック解除釦7を押さないでおくと、軸体6が第2支持筒3bの内部でロックされるため、ブラケット20は、シートバック1の上部2とヘッドレスト5との間で強く挟み込まれて設置される。
前記車載用装置10の取付け方法では、図6に示すように、最初に第1フック凹部27に第1支持筒3aを挿入し、その後に第1フック凹部27と第1支持筒3aとの当接部を支点としてブラケット20をα方向へ回動させることで、図7に示すように、第2支持筒3bを開口部28aから第2フック凹部28の内部に入り込ませている。この取付け方法では、第1支持筒3aと第2支持筒3bの双方を同時にフック凹部の内部に入り込ませる必要がなく、第1支持筒3aと第2支持筒3bを異なるタイミングでフック凹部内に入り込ませることができる。そのため、第1支持筒3aを第1フック凹部27内へ確実に入り込ませた後に、第2支持筒3bを第2フック凹部28内へ確実に入り込ませることができ、ブラケット20のシートバック1に対する取付け作業が容易でしかも確実である。
また、車種によっては、シートバック1の上部2の両肩部分、すなわち、前記上部2における第1フランジ部4aよりもX1側の部分、および第2フランジ部4bよりもX2側の部分に、上方(Z1方向)に向けて突出部が形成されているものがある。このような構造のシートバック1に対しても、両側の突出部の間に、ブラケット20を前記突出部と干渉することなく取付けることができる。
図2に示すように、ヘッドレスト5から延びる軸体6は、シートバック1に埋設された第1支持筒3aと第2支持筒3bに挿入されて倒れることのないように支持されており、ブラケット20に設けられた第1軸受け部材33と第2軸受け部材35も軸体6に支持されている。図2に示すように、第2取付け板26bがシートバック1の上部2と第2フランジ部4bとの隙間δに挟まれた状態で、シートバック1の上部2が柔軟に変形可能である。しかし、ブラケット20の上部に設けられた2つの軸受け部材33,35が、支持筒3a,3bに挿入された軸体6にほとんど隙間なく挿入されて支持されているため、シートバック1の上部2でブラケット20が倒れることがなく、ブラケット20と機器本体11とを、シートバック1の上部2に常に安定した姿勢で取り付けることができる。
なお、前記実施形態では、機器本体11とブラケット20とが連結部13で連結された状態で、ブラケット20がシートバック1に取付けられるが、機器本体11とブラケット20とが予め分離されており、ブラケット20をシートバック1に取付けた後に、ブラケット20に機器本体11を連結する構造であってもよい。
また、前記実施形態では、機器本体11にディスプレイが搭載されているが、機器本体11にディスプレイと共に操作装置が搭載され、あるいは操作装置のみが搭載されたものであってもよい。すなわち、本発明は機器本体11に各種電子機器が搭載されたものであってもよい。
1 シートバック
2 上部
3a 第1支持筒
3b 第2支持筒
4a 第1フランジ部
4b 第2フランジ部
5 ヘッドレスト
6 軸体
10 車載用装置
11 機器本体
13 連結部
20 ブラケット
21 支持部
22 上部ケース
23 支持金属板
26a 第1取付け板
26b 第2取付け板
27 第1フック凹部
27a 開口部
28 第2フック凹部
28a 開口部
29 下部ケース
31 第1支持長穴
32 第2支持長穴
33 第1軸受け部材
35 第2軸受け部材

Claims (8)

  1. ヘッドレスト支持用の一対の支持筒と前記支持筒の上部のフランジ部とが設けられたシートバックに取付け可能とされ且つ機器本体を支持するブラケットを有する車載用装置において、
    前記ブラケットに、前記シートバックの上部と前記フランジ部との間に介在させる取付け板と、前記取付け板に形成されてその内側に前記支持筒を位置させる第1フック凹部および第2フック凹部とが設けられており、
    前記機器本体が前記シートバックに正規姿勢で取り付けられたときに、前記第1フック凹部の開口部が、前記シートバックの側方に向けられ、前記第2フック凹部の開口部が、前記シートバックの前方または後方に向けられることを特徴とする車載用装置。
  2. 前記ブラケットに、前記取付け板よりも前記シートバックから離れる上方に位置する支持部が設けられ、前記支持部に、ヘッドレストから延びる一対の軸体のそれぞれが挿通される軸受け部材が支持されている請求項1記載の車載用装置。
  3. 前記第1フック凹部と前記第2フック凹部のそれぞれの、正規姿勢で側方に向く方向の開口幅寸法が、前記支持筒の外形よりも広く、それぞれの前記軸受け部材が、側方へ向けて移動自在に支持されている請求項2記載の車載用装置。
  4. 前記機器本体はディスプレイであり、正規姿勢で、前記ディスプレイの画面が前記シートバックの後方に向けられる請求項1ないし3のいずれかに記載の車載用装置。
  5. 機器本体を支持するブラケットを有する車載用装置を、ヘッドレスト支持用の一対の支持筒と前記支持筒の上部のフランジ部とを有するシートバックに取付ける車載用装置の取付け方法において、
    前記ブラケットに、取付け板と、前記取付け板に形成された第1フック凹部および第2フック凹部とが設けられ、
    前記機器本体が前記シートバックに正規姿勢で取り付けられたときに、前記第1フック凹部の開口部が、前記シートバックの側方に向けられ、前記第2フック凹部の開口部が、前記シートバックの前方または後方に向けられており、
    (a)前記第1フック凹部と前記第2フック凹部の並び方向が、一対の前記支持筒の並び方向に対して斜めに向くように前記ブラケットを傾けた姿勢で、前記取付け板を前記シートバックの上部と前記フランジ部との間に介在させて、前記第1フック凹部の内部に一方の前記支持筒を介在させる行程と、
    (b)前記ブラケットを、前記第1フック凹部側を支点として回動させて、前記第2フック凹部の内部に他方の前記支持筒を介在させる行程と、
    を有することを特徴とする車載用装置の取付け方法。
  6. 前記ブラケットに、前記取付け板よりも前記シートバックから離れる上方に位置する支持部が設けられ、前記支持部に、一対の軸受け部材が支持されており、
    前記(b)の行程の後に、ヘッドレストから延びる一対の軸体のそれぞれを軸受け部材に挿通させて、前記ブラケットの上に前記ヘッドレストを設置する行程を有する請求項6記載の車載用装置の取付け方法。
  7. 前記第1フック凹部と前記第2フック凹部のそれぞれの、正規姿勢で側方に向く方向の長さ寸法が、前記支持筒の外形よりも広く、それぞれの前記軸受け部材が、側方へ向けて移動自在に支持されており、
    それぞれの前記支持筒が、前記第1フック凹部と前記第2フック凹部の内部に位置した状態で、前記ブラケットの側方への設置位置を調整可能であり、
    一対の前記軸体の配置間隔に合わせて、それぞれの前記軸受け部材の位置を調整可能である請求項5または6記載の車載用装置の取付け方法。
  8. 前記機器本体はディスプレイであり、正規姿勢で、前記ディスプレイの画面が前記シートバックの後方に向けられる請求項5ないし7のいずれかに記載の車載用装置の取付け方法。
JP2017120861A 2017-06-20 2017-06-20 車載用装置および車載用装置の取付け方法 Active JP6859208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120861A JP6859208B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 車載用装置および車載用装置の取付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120861A JP6859208B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 車載用装置および車載用装置の取付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019006163A true JP2019006163A (ja) 2019-01-17
JP6859208B2 JP6859208B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=65026449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017120861A Active JP6859208B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 車載用装置および車載用装置の取付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6859208B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6859208B2 (ja) 2021-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3371007B1 (en) Vehicle entertainment center assembly with hanger
US10220797B2 (en) Anti-vibration mount for an in-vehicle video display
CN104245427A (zh) 车载照相机
US20130168980A1 (en) Vehicle door inside handle device
US9937872B2 (en) Vehicle entertainment center assembly with hanger
CN111559319B (zh) 车载用装置
JP6232971B2 (ja) メータカバー部材
JP2019006163A (ja) 車載用装置および車載用装置の取付け方法
JP2013112208A (ja) 車載用表示装置
JP2011004486A (ja) 電気接続箱の取付構造、および電気接続箱
JP5935647B2 (ja) 取付構造を備える車載機器
FR3053751B1 (fr) Systeme de coiffe pour levier de commande de transmission d'un vehicule automobile
JP4400561B2 (ja) 車載機器の取付け構造及びその取付け方法
JP2002046558A (ja) バンパー取付具
JP2011033041A (ja) 意匠部品の取付構造
KR101628915B1 (ko) 차량용 계기판의 엘씨디 모듈 조립장치
US20170349115A1 (en) Electronic device holding system and methods of operating the same
JP6657026B2 (ja) 車両用取付具
CN219257499U (zh) 立柱内板组件及具有其的车辆
JP2023039784A (ja) 取付構造
JP6839612B2 (ja) 車両内装部材の取付装置
JP2012245884A (ja) 取付け装置および電子機器
US10704576B2 (en) Module attachment device
JP2008247233A (ja) 樹脂部品の係止爪構造
JP7165544B2 (ja) 車両内装部材の取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6859208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150