JP2019006016A - インクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置に装着する際の操作と取り外す際の操作とを簡単かつ同一なワンタッチ操作とし、着脱操作の分かり易さや覚え易さを向上することができるインクカートリッジを提供する。【解決手段】 純正カートリッジの掛止突起に掛止して離脱を防止する掛止受先端部と、掛止受先端部と掛止突起との掛止状態を解除する装置側操作部とを有する装置側レバーを備えた印刷装置に用いられ、カートリッジ本体には、掛止受先端部と掛止する部分が設けられておらず、かつ、固定位置と解放位置との間でスライド可能に支持され、固定位置を保持する方向に弾性力が付与されたラッチレバーが設けられており、その一端部には固定位置で外側段差に引っ掛けられる鉤爪部が設けられ、他端部にはラッチレバーを解放位置にスライドさせて、鉤爪部が外側段差に引っ掛からない状態にするスライド操作部が設けられている。【選択図】 図3

Description

本発明は、印刷装置に着脱可能なインクカートリッジに関するものである。
従来、印刷装置に着脱可能なインクカートリッジが提案されている。例えば、特許5218712号公報には、カートリッジ(20)を着脱するためのレバー(80)が回動可能に設けられた印刷装置と、当該印刷装置に対して着脱可能であって、レバー(80)の先端に設けられた第1の装置側規制部(810)に係止する第1のカートリッジ規制部(210)を有するカートリッジとが開示されている(特許文献1)。
特許5218712号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のカートリッジは、印刷装置に装着する際の操作と、印刷装置から取り外す際の操作とが異なる。具体的には、特許文献1の図24〜図27に示されるように、装着する際は、印刷装置のホルダーにカートリッジを斜めに挿入した後、第1のカートリッジ側規制部(210)がレバー(80)の案内部(820)を乗り越えるまで押し込む操作を行う。一方、取り外す際は、レバー(80)上端の操作部(830)をカートリッジ側(−X軸方向)に押して回動させる操作を行う。このため、電子機器等に不慣れな高齢者や女性にとっては、カートリッジの着脱操作が分かり難く覚え難いという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、印刷装置に装着する際の操作と取り外す際の操作とを簡単かつ同一なワンタッチ操作とし、着脱操作の分かり易さや覚え易さを向上することができるインクカートリッジを提供することを目的としている。
本発明に係るインクカートリッジは、印刷装置に装着する際の操作と取り外す際の操作とを簡単かつ同一なワンタッチ操作とし、着脱操作の分かり易さや覚え易さを向上するという課題を解決するために、純正カートリッジの掛止突起に掛止して当該純正カートリッジの離脱を防止する掛止受先端部と、前記掛止受先端部と前記掛止突起との掛止状態を解除する装置側操作部とを有する装置側レバーを備えた印刷装置に用いられるインクカートリッジであって、前記印刷装置に装着された場合に前記装置側レバーと向かい合うように配置されるカートリッジ本体には、前記掛止受先端部と掛止する部分が設けられておらず、かつ、固定位置と解放位置との間でスライド可能に支持されているとともに、前記固定位置を保持する方向に弾性力が付与されたラッチレバーが設けられており、前記ラッチレバーの一端部には、前記固定位置において前記装置側操作部の外側にある外側段差に引っ掛けられる鉤爪部が設けられているとともに、前記ラッチレバーの他端部には、前記ラッチレバーを前記解放位置にスライドさせて、前記鉤爪部が前記外側段差に引っ掛からない状態にするスライド操作部が設けられているものである。
また、本発明の一態様として、鉤爪部を外側段差に引っ掛ける際の動作、および鉤爪部を外側段差から取り外す際の動作をスムーズにするという課題を解決するために、カートリッジ本体には、前記印刷装置に装着する際に、前記装置側レバーの下方を押動することにより当該装置側レバーを回動させて、前記装置側操作部の外側に前記鉤爪部を挿入しうる空隙を空けるための押動突起が設けられていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、操作性に優れユーザーフレンドリーなラッチレバーを構成するという課題を解決するために、前記ラッチレバーには、前記ラッチレバーの下面から下方に向けて突出されており、前記ラッチレバーが固定位置までスライドしたときに前記カートリッジ本体と当接し、前記ラッチレバーがスライドし過ぎるのを防止する過スライド防止ストッパーが設けられていてもよい。
また、本発明の一態様として、ラッチレバーを水平方向に安定的にスライドさせるという課題を解決するために、前記スライド操作部は段差状に形成されているとともに、上方側の両側縁部から突出された一対の上方スライド突起と、下方側の両側縁部から突出された一対の下方スライド突起とを有しており、前記ラッチレバーを支持するレバー支持部には、前記一対の上方スライド突起を嵌合させる一対の上方横長穴と、前記一対の下方スライド突起を嵌合させる一対の下方横長穴とが設けられていてもよい。
本発明によれば、印刷装置に装着する際の操作と取り外す際の操作とを簡単かつ同一なワンタッチ操作とし、着脱操作の分かり易さや覚え易さを向上することができる。
本発明に係るインクカートリッジを着脱可能な印刷装置の一実施形態を示す一部断面図である。 本実施形態の印刷装置に純正インクカートリッジを装着した状態を示す図である。 本発明に係るインクカートリッジの一実施形態を示す(a)平面図、(b)正面図および(c)右側面図である。 本実施形態のラッチレバーおよびレバー支持部を示す一部分解斜視図である。 本実施形態のラッチレバーが、(a)固定位置にある状態、および(b)解放位置にある状態を示す一部拡大断面図である。 本実施形態のインクカートリッジを印刷装置に装着する際の動作であって、(a)インクカートリッジを挿入した状態、(b)ラッチレバーを解放位置にスライドした状態、および(c)インクカートリッジが装着された状態を示す図である。 本実施形態のICチップ基板を示す図である。
以下、本発明に係るインクカートリッジ1の一実施形態について、当該インクカートリッジ1を着脱可能な印刷装置2とともに図面を用いて説明する。
まず、本実施形態の印刷装置2の構成について説明する。本実施形態の印刷装置2は、純正カートリッジ3を着脱可能に構成され、当該純正カートリッジ3によってインクが供給されるものである。具体的には、図1に示すように、印刷装置2は、主として、カートリッジホルダ21と、装置側レバー22と、装置側端子23と、装置側供給口24とを備えている。以下、各構成について詳細に説明する。
なお、本発明において、純正カートリッジ3とは、印刷装置2のメーカーが、当該印刷装置2用のインクとして製造したカートリッジである。具体的には、エプソン社のカラリオ(登録商標)プリンタ等に使用可能なクマノミ(登録商標)インクである。一方、本発明に係るインクカートリッジ1は、純正カートリッジ3の互換品として利用可能なものである。
カートリッジホルダ21は、純正カートリッジ3を装着して保持するためのものである。本実施形態において、カートリッジホルダ21は、複数色の純正カートリッジ3を並列して保持可能に構成されている。また、カートリッジホルダ21の内壁面には、図1および図2に示すように、純正カートリッジ3の前方側面(装置側レバー22と向かい合う後方側面の反対側)に設けられた係止爪31と係止する係止穴211が設けられている。
装置側レバー22は、印刷装置2に純正カートリッジ3を着脱するためのものである。本実施形態において、装置側レバー22は、図1に示すように、下端部側に設けられる掛止受先端部221と、上端部側に設けられる装置側操作部222とを有している。また、掛止受先端部221と装置側操作部222との間には、装置側回動軸223が設けられており、掛止受先端部221を純正カートリッジ3側に当接させる方向に弾性力が付与されている。
掛止受先端部221は、純正カートリッジ3の掛止突起32に掛止して当該純正カートリッジ3の離脱を防止するものである。すなわち、純正カートリッジ3は、図2に示すように、前方側面においては、係止爪31が係止穴211に係止されるとともに、後方側面においては、掛止突起32が掛止受先端部221に掛止されることにより、印刷装置2に対して装着された状態が保持されるようになっている。
一方、装置側操作部222は、掛止受先端部221と掛止突起32との掛止状態を解除するものである。すなわち、装置側操作部222を純正カートリッジ3側に押し込むと、装置側レバー22が装置側回動軸223周りに回動し、掛止受先端部221が印刷装置2側に移動する。これにより、掛止受先端部221と掛止突起32との掛止状態が解除され、純正カートリッジ3が取り外されるようになっている。
また、本実施形態において、装置側操作部222の外側(純正カートリッジ3と向かい合う面の反対側)には、図1に示すように、段差状に形成された外側段差224が設けられている。この外側段差224は、後述するラッチレバー12の鉤爪部121が引っ掛けられる役割を果たすものである。
なお、装置側端子23は、純正カートリッジ3やインクカートリッジ1に設けられたICチップ基板33,113と接触して各種の信号やデータをやりとりするものである。また、装置側端子23は、装着された純正カートリッジ3やインクカートリッジ1に対して上方向の弾性力を付与するようになっている。さらに、装置側供給口24は、純正カートリッジ3やインクカートリッジ1のインク供給口34と接続され、インクを印刷装置2に供給するものである。
つぎに、本実施形態のインクカートリッジ1の構成について説明する。本実施形態のインクカートリッジ1は、純正カートリッジ3の互換品として印刷装置2に着脱可能に構成されており、図3に示すように、主として、カートリッジ本体11と、ラッチレバー12とを有している。
カートリッジ本体11は、印刷装置2に供給されるインクを収容するものである。本実施形態において、カートリッジ本体11は、純正カートリッジ3と同様、印刷装置2に装着された場合に装置側レバー22と向かい合うように配置される。また、カートリッジ本体11には、図3に示すように、前方側面に設けられる係止爪111と、底面に設けられるインク供給口112と、後方下部に設けられるICチップ基板113とが、純正カートリッジ3と同様に配置されている。
一方、本実施形態のカートリッジ本体11は、純正カートリッジ3とは異なり、装置側レバー22と向かい合う後方側面に、掛止受先端部221と掛止する部分(掛止突起32)が設けられていない。その代わりに、図3および図4に示すように、装置側レバー22と向かい合う後方側面の上端部に、ラッチレバー12をスライド可能に支持するためのレバー支持部115が設けられている。
ラッチレバー12は、インクカートリッジ1を印刷装置2に着脱するためのものである。本実施形態において、ラッチレバー12は、図3および図4に示すように、鉤爪部121と、スライド操作部122と、スライド突起123と、過スライド防止ストッパー124と、弾性部材125とを有している。そして、ラッチレバー12は、図5(a)に示す固定位置と、図5(b)に示す解放位置との間でスライド可能に支持されているとともに、固定位置を保持する方向に弾性力が付与されている。以下、各構成について説明する。
鉤爪部121は、ラッチレバー12の一端部に設けられ、固定位置において、装置側操作部222の外側にある外側段差224に引っ掛けられるものである。本実施形態において、鉤爪部121は、図5に示すように、装置側操作部222の外側を被覆するように垂下されており、その先端部が内側に向けて突出された鉤爪状に形成されている。
スライド操作部122は、ラッチレバー12の他端部に設けられ、ラッチレバー12を解放位置にスライドさせて、鉤爪部121が外側段差224に引っ掛からない状態にするものである。本実施形態において、スライド操作部122は、弾性部材125の弾性力に対抗しながら後方(外側)にスライドさせると、図5(b)に示すように、鉤爪部121を外側へ平行移動させる。これにより、鉤爪部121は、外側段差224と干渉しない位置に配置されるようになっている。
スライド突起123は、ラッチレバー12をカートリッジ本体11に対して、固定位置と解放位置との間でスライド可能に支持するものである。本実施形態において、スライド突起123は、図4に示すように、段差状に形成されたスライド操作部122の両側縁部のうち、上方側の両側縁部から突出された一対の上方スライド突起123a,123aと、下方側の両側縁部から突出された一対の下方スライド突起123b,123bとから構成されている。
一方、ラッチレバーを支持するレバー支持部115には、一対の上方スライド突起123a,123aを嵌合させる一対の上方横長穴115a,115aと、一対の下方スライド突起123b,123bを嵌合させる一対の下方横長穴115b,115bとが設けられている。そして、各上方スライド突起123aおよび各下方スライド突起123bが、それぞれ各上方横長穴115aおよび各下方横長穴115bに嵌合されて、水平方向に安定的にスライドするようになっている。
なお、ラッチレバー12をスライド可能に支持するための構成は、上記構成に限定されるものではなく、ラッチレバー12をスライド可能に支持しうる構成であれば、適宜変更しうる。例えば、スライド操作部122の両サイドに二対の横長穴を設け、各横長穴に嵌合される二対のスライド突起をカートリッジ本体11のレバー支持部115に設けてもよい。
過スライド防止ストッパー124は、ラッチレバー12がスライドし過ぎるのを防止するものである。本実施形態において、過スライド防止ストッパー124は、図3(b)および図4に示すように、ラッチレバー12の下面から下方に向けて突出されており、ラッチレバー12が固定位置までスライドしたときにカートリッジ本体11と当接する位置に設けられている。
弾性部材125は、圧縮コイルバネによって構成されており、ラッチレバー12に対して、固定位置を保持する方向に弾性力を付与するものである。本実施形態において、ラッチレバー12には、図4に示すように、スライド操作部122から垂下された垂下面126に弾性部材125の一端を嵌合する嵌合突起126aが設けられている。一方、レバー支持部115には、弾性部材125の他端が当接する当接面116が設けられている。そして、弾性部材125は、図5に示すように、嵌合突起126aと当接面116との間に圧縮された状態で挟持されている。
なお、本実施形態において、弾性部材125は、圧縮コイルバネによって構成されているが、これに限定されるものではなく、弾性力を付与しうるものであればゴム等であってもよい。また、本実施形態において、過スライド防止ストッパー124には、カートリッジ本体11と当接する面に、ラッチレバー12が脱落するのを防止する脱落防止突起127が設けられている。
また、本実施形態において、カートリッジ本体11には、装置側操作部222の外側に鉤爪部121を挿入しうる空隙を空けるための押動突起114が設けられている。この押動突起114は、図3(b)に示すように、カートリッジ本体11の後方側面における下端部から外側に向けて突出形成されている。また、押動突起114の上端部は、装置側レバー22の掛止受先端部221よりも高い位置に設定されており、掛止受先端部221と掛止しないようになっている。
このため、カートリッジ本体11をカートリッジホルダ21に押し込むと、図6(b)に示すように、押動突起114が装置側レバー22の下方を押動し、外側に回動させる。このため、装置側操作部222は内側に回動されて外側に鉤爪部121を挿入しうる空隙(装置側操作部222と印刷装置本体との隙間)を空けるようになっている。また、押動突起114は、インクカートリッジ1が装着されている間、図6(c)に示すように、常に装置側レバー22の下方を押動し前記空隙を保持する。
つぎに、本実施形態のインクカートリッジ1の作用について説明する。
まず、本実施形態のインクカートリッジ1を印刷装置2に装着する場合、図6(a)に示すように、カートリッジホルダ21に対して、カートリッジ本体11の前方側から斜めに挿入する。このとき、インクカートリッジ1の前方側面に設けられた係止爪111が、係止穴211に挿入されて前方側の位置ズレを防止する。
つぎに、ラッチレバー12のスライド操作部122を指で後方側(外側)にスライドさせると、図6(b)に示すように、ラッチレバー12が弾性部材125の弾性力に対抗しながらスライド突起123に沿ってスライドし、解放位置となる。このとき、ラッチレバー12は、上下に一対ずつ設けられた上方スライド突起123aおよび下方スライド突起123bが、レバー支持部115に設けられた上方横長穴115aおよび下方横長穴115bに嵌合されているため、スライド操作させる際もガタつくことなく、安定的にスライドする。
そして、当該解放位置にあるスライド操作部122をそのまま下方に押し込むと、スライド突起123を介してカートリッジ本体11にも下方の押圧力が伝達され、カートリッジホルダ21内に挿入される。このとき、鉤爪部121は、ラッチレバー12のスライドに伴って外側へ移動されたまま下方へ移動する。このため、鉤爪部121は、わずかな力でも装置側操作部222を乗り越え、外側段差224の下方近傍まで降下する。
また、本実施形態では、カートリッジ本体11がカートリッジホルダ21内に押し込まれる際、押動突起114が装置側レバー22の下方を外側に押動することにより、装置側操作部222を内側に回動させ、その外側に空隙を形成する。このため、鉤爪部121は、当該空隙を通過することとなり、装置側操作部222と干渉することなく、スムーズに外側段差224の下方まで降下する。
その後、カートリッジ本体11の底面が、カートリッジホルダ21の底面に当接した時点で、スライド操作部122から指を離す。これにより、図6(c)に示すように、ラッチレバー12が、弾性部材125の弾性力により、スライド突起123に沿って前方にスライドし固定位置に復帰する。このとき、鉤爪部121が、ラッチレバー12のスライドに伴って内側に移動し、外側段差224に引っ掛けられる。そして、当該状態が弾性部材125の弾性力によって保持されるため、インクカートリッジ1の装着が完了する。
すなわち、本実施形態のインクカートリッジ1は、純正カートリッジ3のように、装置側レバー22の掛止受先端部221に掛止突起32を掛止させるのではなく、装置側レバー22の外側段差224に鉤爪部121を引っ掛けることにより、装着状態を保持するようになっている。
この装着状態においては、ラッチレバー12に付与された弾性力によって、鉤爪部121が外側段差224に強固に係止する。このため、インクカートリッジ1は、印刷装置2に装着される際の位置決めが正確に行われるとともに、印刷装置2に装着されている間、カートリッジホルダ21に対する位置ズレが防止される。これにより、ICチップ基板113は、装置側端子23との接触不良を起こしにくい。また、インク供給口112は、装置側供給口24に正しく圧接されるため、インク漏れが生じにくく、インクの供給が安定化する。
また、本実施形態では、押動突起114が、装置側操作部222の外側に空隙を形成した状態を保持し、当該空隙にラッチレバー12が挿入されるようになっている。このため、カートリッジホルダ21内でインクカートリッジ1が占有する空間は、純正カートリッジ3と同様となり、ラッチレバー12の一端部が後方に突出していることによる悪影響は一切ない。
つぎに、本実施形態のインクカートリッジ1を印刷装置2から取り外す場合、図6(c)に示す状態において、ラッチレバー12のスライド操作部122を指で後方側(外側)にスライドさせる。これにより、ラッチレバー12が弾性部材125の弾性力に対抗しながらスライド突起123に沿ってスライドし、解放位置となる。このとき、鉤爪部121は、ラッチレバー12のスライドに伴って外側へ移動し、外側段差224との引っ掛かりが解除される。
また、本実施形態では、カートリッジ本体11がカートリッジホルダ21内に装着された状態では、押動突起114が装置側レバー22の下方を外側に押動することにより、装置側操作部222の外側段差224を内側に回動させた状態を保持する。このため、ラッチレバー12をわずかにスライドさせるだけで、鉤爪部121がスムーズに外側段差224から外れる。
鉤爪部121が外側段差224から外れると、インクカートリッジ1は、上方向の弾性力が付与されている装置側端子23から上方向の押圧力を受ける。このため、図6(a)に示すように、インクカートリッジ1の後方側が自動的に浮き上がって斜めの状態となる。よって、インクカートリッジ1が指で掴み易くなり、印刷装置2からの取り外し作業が容易化する。なお、スライド操作部122から指を離した時点で、ラッチレバー12は前方にスライドして固定位置に復帰する。
以上のとおり、本実施形態のインクカートリッジ1は、印刷装置2に装着する際の操作と、印刷装置2から取り外す際の操作とがいずれも、ラッチレバー12のスライド操作部122をスライドさせて離すという、簡単かつ同一なワンタッチ操作で行われる。このため、電子機器等に不慣れな高齢者や女性にとっても、インクカートリッジ1の着脱操作が分かり易く、覚え易い。また、ラッチレバー12は、通常時には、過スライド防止ストッパー124によって固定位置に保持される。このため、操作性に優れており、ユーザーフレンドリーなラッチレバー12を構成する。
以上のような本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1.印刷装置2に装着する際の操作と取り外す際の操作とを簡単かつ同一なワンタッチ操作とし、着脱操作の分かり易さや覚え易さを向上することができる。
2.鉤爪部121を外側段差224に引っ掛ける際の動作、および鉤爪部121を外側段差224から取り外す際の動作をスムーズにすることができる。
3.操作性に優れユーザーフレンドリーなラッチレバー12を構成することができる。
4.鉤爪部121と外側段差224とが強固に係止するため、インクカートリッジ1を正確に位置決めするとともに、装着後の位置ズレを防止することができる。
5.インクカートリッジ1の位置ズレに起因するICチップ基板113の接触不良やインク漏れを防止し、インクを安定的に印刷装置2へ供給することができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明に係るインクカートリッジ1を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、適宜変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
例えば、上述した本実施形態において、ICチップ基板113の各端子は、図7に示すように、装置側端子23との接触点を略中心として、上下左右方向に膨出されており、互いの隙間を埋めるように湾曲された非対称の略波形に形成されている。このため、左右方向に膨出された各端子は、装置側端子23に対する接触面を大きく確保し、誤作動や各端子同士の短絡を防止する。また、上下方向に膨出された各端子は、ICチップ基板113の表面に端子以外の導線を形成する必要をなくすため、ICチップ基板113の表面を単純化し、製造工程の簡略化および製造コストの低減を実現する。
また、上述した本実施形態では、インクカートリッジ1は、エプソン社のカラリオ(登録商標)プリンタ等に使用可能なクマノミ(登録商標)インクを純正カートリッジ3とした場合の互換品として説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、本発明に係るインクカートリッジ1は、エプソン社のIC70L系やIC80L系等のように、大きさや形状の異なる純正カートリッジ3の互換品としても適用可能である。
1 インクカートリッジ
2 印刷装置
3 純正カートリッジ
11 カートリッジ本体
12 ラッチレバー
21 カートリッジホルダ
22 装置側レバー
23 装置側端子
24 装置側供給口
31 係止爪
32 掛止突起
33 ICチップ基板
34 インク供給口
111 係止爪
112 インク供給口
113 ICチップ基板
114 押動突起
115 レバー支持部
115a 上方横長穴
115b 下方横長穴
116 当接面
121 鉤爪部
122 スライド操作部
123 スライド突起
123a 上方スライド突起
123b 下方スライド突起
124 過スライド防止ストッパー
125 弾性部材
126 垂下面
126a 嵌合突起
127 脱落防止突起
211 係止穴
221 掛止受先端部
222 装置側操作部
223 装置側回動軸
224 外側段差

Claims (4)

  1. 純正カートリッジの掛止突起に掛止して当該純正カートリッジの離脱を防止する掛止受先端部と、前記掛止受先端部と前記掛止突起との掛止状態を解除する装置側操作部とを有する装置側レバーを備えた印刷装置に用いられるインクカートリッジであって、
    前記印刷装置に装着された場合に前記装置側レバーと向かい合うように配置されるカートリッジ本体には、前記掛止受先端部と掛止する部分が設けられておらず、かつ、固定位置と解放位置との間でスライド可能に支持されているとともに、前記固定位置を保持する方向に弾性力が付与されたラッチレバーが設けられており、
    前記ラッチレバーの一端部には、前記固定位置において前記装置側操作部の外側にある外側段差に引っ掛けられる鉤爪部が設けられているとともに、前記ラッチレバーの他端部には、前記ラッチレバーを前記解放位置にスライドさせて、前記鉤爪部が前記外側段差に引っ掛からない状態にするスライド操作部が設けられている、インクカートリッジ。
  2. 前記カートリッジ本体には、前記印刷装置に装着する際に、前記装置側レバーの下方を押動することにより当該装置側レバーを回動させて、前記装置側操作部の外側に前記鉤爪部を挿入しうる空隙を空けるための押動突起が設けられている、請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記ラッチレバーには、前記ラッチレバーの下面から下方に向けて突出されており、前記ラッチレバーが固定位置までスライドしたときに前記カートリッジ本体と当接し、前記ラッチレバーがスライドし過ぎるのを防止する過スライド防止ストッパーが設けられている、請求項1または請求項2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記スライド操作部は段差状に形成されているとともに、上方側の両側縁部から突出された一対の上方スライド突起と、下方側の両側縁部から突出された一対の下方スライド突起とを有しており、
    前記ラッチレバーを支持するレバー支持部には、前記一対の上方スライド突起を嵌合させる一対の上方横長穴と、前記一対の下方スライド突起を嵌合させる一対の下方横長穴とが設けられている、請求項1から請求項3のいずれかに記載のインクカートリッジ。
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