JP2001265465A - 中継装置 - Google Patents

中継装置

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JP2001265465A
JP2001265465A JP2000079682A JP2000079682A JP2001265465A JP 2001265465 A JP2001265465 A JP 2001265465A JP 2000079682 A JP2000079682 A JP 2000079682A JP 2000079682 A JP2000079682 A JP 2000079682A JP 2001265465 A JP2001265465 A JP 2001265465A
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JP
Japan
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electronic device
holding portion
device holding
push
pedestal
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Application number
JP2000079682A
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English (en)
Inventor
Atsushi Miyagawa
淳 宮川
Makoto Matsuda
真 松田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イジェクト釦を用いず、簡単な操作で電子機
器を取り外せる。 【解決手段】 電子機器4が着脱可能に装着して接続さ
れる機器保持部22を台座部21に軸部26により回動
可能に取り付けた中継装置20であって、解放機構23
を、機器保持部22に移動可能に設けられた押し上げ部
材28と、台座部21内に固定されたカム部材27とで
構成した。従って、電子機器4を機器保持部22に装着
するときに、カム部材27により押し上げ部材28が機
器保持部22内に引き込まれので、電子機器4を機器保
持部22に装着できる。また、この状態で機器保持部2
2を台座部21に対し前側に回動させると、押し上げ部
材28がカム部材27によって押し上げられて電子機器
4を押し出すので、機器保持部22と電子機器4との接
続を解除して機器保持部22から電子機器4を解放でき
る。このためイジェクト釦を用いず、簡単な操作で電子
機器4が取り外せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理端末機
などの電子機器とコンピュータやプリンタなどの外部機
器とを電気的に接続する中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理端末機などの携帯型の電
子機器とパーソナルコンピュータなどの各種の外部機器
とを電気的に接続する場合には、中継装置を用い、この
中継装置と外部機器とを予め接続ケーブルで接続し、こ
の中継装置に携帯型の電子機器を着脱可能に取り付ける
ことにより、電子機器と外部機器とを中継装置を介して
電気的に接続することが考えられている。図13および
図14は、その中継装置の一例を示した図である。この
中継装置1は、載置面2上に載置される装置本体3を備
えている。この装置本体3は、図14に示すように、底
部側の幅が広く、上部側の幅が狭く形成された箱形に形
成されており、その上部には、携帯型の電子機器4が装
着する装着凹部5が設けられている。
【0003】この装着凹部5は、図14に示すように、
上面側および前面側(同図では左面側)がその各両端部
分を除いて開放され、その底部が前上がりに傾斜し、か
つ奥側面(同図では右面側)が後方に向けて傾斜し、こ
れにより電子機器4が後方に傾いた状態で装着するよう
に構成されている。この装着凹部5の底部には、電子機
器4が上方から挿入されたときに、図13に示すよう
に、電子機器4の機器側コネクタ6が差し込まれて電気
的に接続される装置側コネクタ7が設けられている。こ
の装置側コネクタ7は、図示しないが、パーソナルコン
ピュータなどの外部機器に接続ケーブルにより接続され
ている。
【0004】また、この装着凹部5の下側に位置する装
置本体3内には、図14に示すように、解放機構8が設
けられている。この解放機構8は、装置本体3内に設け
られた軸部9と、この軸部9に回動自在に取り付けられ
て装置本体3の前面の開口部3aから突出するイジェク
ト釦10と、軸部9に回動自在に取り付けられてイジェ
クト釦10と共に上下方向に回動する回動部材11と、
軸部9に装着されて回動部材11と共にイジェクト釦1
0を同図における時計回りに付勢するトーションばね1
2と、装着凹部5の底部に上下方向に移動可能に設けら
れて回動部材11によって押し上げられる押し上げ部材
13とを備えている。
【0005】この解除機構8では、図14に示すよう
に、装置本体3の開口部3aから外部に突出したイジェ
クト釦10がトーションばね12のばね力に抗して押し
下げられると、このイジェクト釦10が軸部9を中心に
回動し、これに伴って回動部材11が同図において反時
計回りに回動し、この回動部材11によって押し上げ部
材13が装着凹部5の底部から上方に押し上げられて装
着凹部5に装着された電子機器4を押し上げる。これに
より、装着凹部5の装置側コネクタ7から電子機器4の
機器側コネクタ6が離脱し、装置本体3に対する電子機
器4の電気的な接続が解除されて電子機器4が装着凹部
5から解放される。また、この解除機構8では、イジェ
クト釦10の押し下げが解除されると、トーションばね
12のばね力によりイジェクト釦10および回動部材1
1が図2に示すように時計回りに回動し、これにより押
し上げ部材13が下方に移動し、装着凹部5に電子機器
4が装着可能な初期状態に戻る。
【0006】このような中継装置1では、電子機器4を
装着凹部5に上方から挿入すると、電子機器4の機器側
コネクタ6が装着凹部5の装置側コネクタ7に差し込ま
れ、これにより電子機器4が装着凹部5に装着されて固
定される。この状態では、中継装置1を介して電子機器
4と外部機器とが電気的に接続されるので、電子機器4
と外部機器との間でデータの授受を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな中継装置1では、電子機器4を装置本体3から取り
外す場合、解放機構8のイジェクト釦10を押さなけれ
ば、電子機器4の機器側コネクタ6と装着凹部5の装置
側コネクタ7との接続を解除することができないため、
イジェクト釦10を押す操作と、装置本体3から電子機
器4を取り出す操作との2回の操作をしなければなら
ず、このため電子機器4の取外し操作が面倒であるとい
う不都合がある。例えば、イジェクト釦10を押さず
に、装置本体3から電子機器4を取り外そうとして、電
子機器4を持ち上げると装置本体3も一緒に持ち上がっ
てしまう。また、イジェクト釦10を単に押すと、回動
部材11の回動によって押し上げ部材13が電子機器4
を押し上げてしまうため、電子機器4が装置本体3から
脱落してしまうことがある。
【0008】この発明の課題は、イジェクト釦を用い
ず、簡単な操作で電子機器を良好に取り外すことができ
るようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電子機器が
着脱可能に装着されて電気的に接続され、この電子機器
と他の外部機器とを電気的に接続する中継装置におい
て、載置面上に載置される台座部と、この台座部に変位
可能に取り付けられ、かつ前記電子機器が着脱可能に装
着して電気的に接続される機器保持部と、前記電子機器
が前記機器保持部に装着されて電気的に接続された状態
から、前記機器保持部を前記台座部に対して変位させる
ことにより、前記機器保持部と前記電子機器との電気的
な接続を解除して前記機器保持部に対し前記電子機器を
解放する解放機構とを備えたことを特徴とする。この発
明によれば、電子機器を機器保持部に装着して電気的に
接続することにより、電子機器と外部機器とを電気的に
接続することができ、この状態で電子機器を機器保持部
から取り外す場合には、電子機器を機器保持部に装着し
たままの状態で、電子機器と共に機器保持部を台座部に
対して変位させると、解放機構が機器保持部と電子機器
との電気的な接続を解除して機器保持部に対し電子機器
を解放するので、従来のようなイジェクト釦を用いず、
簡単な操作で電子機器を良好に取り外すことができる。
【0010】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
解放機構は、前記台座部に設けられたカム部材と、前記
機器保持部に前記電子機器の押し出し方向に沿って移動
可能に設けられた押し上げ部材とからなり、前記押し上
げ部材は、その一端部が前記カム部材のカム面に沿って
摺動し、これに伴って他端部が前記電子機器の押し出し
方向に出没移動する構造で、前記カム部材の前記カム面
は、前記機器保持部に前記電子機器が装着されて電気的
に接続された状態のときに、前記押し上げ部材を前記機
器保持部内に引き込んだ位置に配置させ、この状態から
前記機器保持部を前記台座部に対して変位させたとき
に、前記押し上げ部材を前記電子機器側に向けて押し出
す形状に形成されていることにより、機器保持部に電子
機器を装着するときには、押し上げ部材がカム部材のカ
ム面により機器保持部内に引き込まれる位置に配置され
るので、電子機器を機器保持部に装着させてその両者を
電気的に接続することができ、この状態で電子機器を機
器保持部から取り外すときには、電子機器を機器保持部
に装着したままの状態で、電子機器と共に機器保持部を
台座部に対して変位させると、押し上げ部材がカム部材
のカム面に沿って摺動して電子機器を押し出すので、機
器保持部と電子機器との電気的な接続を解除して機器保
持部に対し電子機器を解放することができる。
【0011】また、請求項3に記載のごとく、前記解放
機構は、前記機器保持部に前記電子機器の押し出し方向
に沿って移動可能に設けられた押し上げ部材と、前記台
座部に設けられ、かつ前記機器保持部に前記電子機器が
装着されて電気的に接続された状態のときに前記電子機
器により押し下げられた前記押し上げ部材を係脱可能に
係止し、この状態から前記機器保持部を前記台座部に対
して変位させたときに前記押し上げ部材の係止を解除す
る係止部材と、前記押し上げ部材を前記機器保持部に装
着された前記電子機器の押し出し方向に向けて付勢する
付勢部材とからなることにより、機器保持部に電子機器
を装着するときに、電子機器によって押し下げられた押
し上げ部材を係止部材が係脱可能に係止するので、付勢
部材の付勢力によって押し上げ部材が押し出されること
がなく、電子機器を機器保持部に確実に装着させてその
両者を電気的に接続させることができ、またこの状態で
電子機器を機器保持部から取り外すときには、電子機器
を機器保持部に装着したままの状態で、電子機器と共に
機器保持部を台座部に対して変位させると、係止部材に
よる押し上げ部材の係止が解除されるので、付勢部材に
よって押し上げ部材が押し出され、これにより機器保持
部と電子機器との電気的な接続を解除して機器保持部に
対し電子機器を解放することができる。
【0012】また、請求項4に記載のごとく、前記機器
保持部は、前記台座部に回動可能に取り付けられ、前記
解放機構は、前記機器保持部に前記電子機器の押し出し
方向に沿って移動可能に設けられた押し上げ部材と、こ
の押し上げ部材に設けられたラックと、前記機器保持部
の回動中心に位置する箇所に固定されて前記ラックに噛
み合うピニオンとからなり、前記機器保持部に前記電子
機器が装着されて電気的に接続された状態から、前記機
器保持部を前記台座部に対して回動させたときに、前記
ラックと前記ピニオンとの噛み合いにより前記ラックが
前記機器保持部の回動量に応じて移動して前記押し上げ
部材を前記電子機器の押し出し方向に移動させる構造で
あれば、電子機器が装着されて電気的に接続されたまま
の状態で、電子機器と共に機器保持部を台座部に対して
回動させることにより、その回動量に応じてラックが押
し上げ部材を押し出すので、機器保持部に装着された電
子機器を押し出して機器保持部と電子機器との電気的な
接続を解除し、機器保持部に対して電子機器を解放する
ことができる。
【0013】さらに、請求項5に記載のごとく、前記機
器保持部と前記電子機器との電気的な接続は、前記機器
保持部に設けられた装置側コネクタと、前記電子機器に
設けられた機器側コネクタとからなり、前記電子機器の
機器側コネクタが前記機器保持部の装置側コネクタに差
し込まれて接続される構造であれば、機器側コネクタを
装置側コネクタに差し込むことにより、その両者を確実
に接続することができるとともに、電子機器を機器保持
部に確実に固定させることができ、これにより電子機器
を機器保持部に安定させて装着することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
5を参照して、この発明の中継装置の第1実施形態につ
いて説明する。なお、図13および図14に示された従
来例と同一部分には同一符号を付して説明する。この中
継装置20は、従来例と同様、携帯型の電子機器4が着
脱可能に装着され、この装着された電子機器4とパーソ
ナルコンピュータなどの外部機器(図示せず)とを電気
的に接続するものであり、載置面2上に載置される台座
部21と、この台座部21に回動可能に取り付けられて
電子機器4が着脱可能に装着する機器保持部22と、こ
の機器保持部22に対する電子機器4の装着を解放する
解放機構23とを備えている。
【0015】台座部21は、図1における横幅が一定
で、図2に示すように、底部側の奥行き幅(図2では左
右方向の長さ)が広く、その上部側の奥行き幅が狭く形
成された断面ほぼ三角形状の箱形に形成されている。機
器保持部22は、図2に示すように、その下部にほぼ円
筒状の取付部24が形成され、上部に電子機器4の下部
側が着脱可能に装着する装着部25が形成され、下部の
取付部24が台座部21内のほぼ中央部分に配置され、
上部の装着部25が台座部21の上方に突出し、この状
態で図1に示すように取付部24の両端部が台座部21
内に設けられた軸部26に前後方向(図2の左右方向)
に回動自在に取り付けられた構造になっている。
【0016】この場合、装着部25は、図3〜図5に示
すように、前面側(同図では左面側)および上面側が各
両端部分を除いて開放された凹部形状に形成されてい
る。この装着部25の底部には、図1および図3に示す
ように、電子機器4が上方から挿入されたときに、電子
機器4の機器側コネクタ6が差し込まれて電気的に接続
される装置側コネクタ7が上方に突出して設けられてい
る。この装置側コネクタ7は、図示しないが、パーソナ
ルコンピュータなどの外部機器に接続ケーブルにより接
続されている。
【0017】解放機構23は、図4および図5に示すよ
うに、台座部21内に設けられたカム部材27と、機器
保持部22に電子機器4の押し出し方向に沿って移動可
能に設けられた押し上げ部材28とからなり、図1に示
すように、台座部21内における左右の両側付近にそれ
ぞれ設けられている。押し上げ部材28は、機器保持部
22の取付部24内にその装着部25に沿うほぼ上下方
向にスライド可能に配置され、その下端部28aがカム
部材27のカム面27a上を摺動し、これに伴って上端
部28bが機器保持部22の装着部25の底部から電子
機器4の押し出し方向に出没移動するように構成されて
いる。
【0018】カム部材27は、台座部21内における押
し上げ部材28の下側に位置する底部上に固定されてお
り、その上面にはカム面27aが形成されている。この
カム面27aは、その奥側(図4では右側)が高く、前
側(同図では左側)が次第に低くなる円弧状の傾斜面に
形成されている。すなわち、カム面27aは、電子機器
4が機器保持部22に装着されて電気的に接続された状
態、つまり図4に示すように機器保持部22の装着部2
5が後方に向けて傾斜した状態のときに、押し上げ部材
28を機器保持部22の装着部25の底部から取付部2
4内に引き込んだ位置に配置させ、この状態から図5に
示すように機器保持部22が台座部21に対して反時計
回りに回動したときに、押し上げ部材28を電子機器4
側に向けて押し出す形状に形成されている。
【0019】また、このカム部材27は、機器保持部2
2が軸部26を中心に図4に示すように時計回りに回動
し、装着部25が後方に向けて所定角度に傾いたとき
に、取付部24の奥側端部24aがカム部材27の奥側
端部に当接し、これにより機器保持部22の後方への回
動位置を規制している。また、このカム部材27は、機
器保持部22が軸部26を中心に図5に示すように反時
計回りに回動し、装着部25が前方に向けて所定角度に
傾いたときに、取付部24の前側端部24bがカム部材
27の前側端部に当接し、これにより機器保持部22の
前方への回動位置を規制している。さらに、機器保持部
22の取付部24の両端部を回動自在に支持する軸部2
6には、機器保持部22の装着部25が図2に示すよう
に後方に向けて傾く時計回り方向に機器保持部22を付
勢するトーションばね29が取り付けられている。
【0020】このような中継装置20では、機器保持部
22がトーションばね29のばね力により図2に示すよ
うに時計回りに付勢されていることにより、図4に示す
ように機器保持部22の取付部24の奥側端部24aが
カム部材27の奥側端部に当接し、これにより機器保持
部22が後方に向けて所定角度で傾いた状態で規制され
ている。この状態では、図4に示すように、押し上げ部
材28の下端部28aがカム部材27のカム面27aの
最も低い箇所に位置し、これに伴って押し上げ部材28
の上端部28bが装着部25の底部から取付部24内に
引き込まれ、これにより装着部25の装置側コネクタ7
に対して電子機器4の機器側コネクタ6が装着可能にな
っている。
【0021】この状態で、中継装置20に電子機器4を
装着する場合には、機器保持部22の上方から電子機器
4の下部側を装着部25内に挿入し、電子機器4の機器
側コネクタ6を装着部25の底部に設けられた装置側コ
ネクタ7に差し込む。これにより、機器側コネクタ6と
装置側コネクタ7との両者が確実に電気的に接続される
とともに、電子機器4が機器保持部22の装着部25に
確実に固定され、電子機器4が機器保持部22に安定し
た状態で装着される。この状態では、電子機器4とパー
ソナルコンピュータなどの外部機器とが電気的に接続さ
れ、その両者の間でデータの授受を行うことができる。
【0022】また、電子機器4を中継装置20から取り
外す場合には、電子機器4を機器保持部22に装着した
ままの状態で、電子機器4を使用者が手で前側(図2に
おける左側)に向けて傾けることにより、この電子機器
4と共に台座部21の軸部26を中心に機器保持部22
をトーションばね29のばね力に抗して図5に示すよう
に反時計回りに回動させると、押し上げ部材28の下端
部28aがカム部材27のカム面27aに沿って前側の
低い箇所から次第に高くなる箇所に向けて摺動し、これ
に伴って押し上げ部材28の上端部28bが装着部25
の底部から上方に向けて次第に突出して電子機器4を押
し上げる。これにより、機器保持部22の装置側コネク
タ7と電子機器4の機器側コネクタ6との接続が解除さ
れ、機器保持部22に対して電子機器4が解放される。
【0023】このように、この中継装置20によれば、
電子機器4を機器保持部22に装着したままの状態で、
電子機器4と共に機器保持部22を回動させるだけの簡
単な操作で、解放機構23が機器保持部22と電子機器
4との電気的な接続を解除して機器保持部22に対し電
子機器4を解放するので、従来のようなイジェクト釦1
0を用いず、電子機器4を簡単に機器保持部22の装着
部25から取り外すことができる。また、この中継装置
20では、台座部21に対して機器保持部22を軸部2
6により回動可能に取り付けた構造であるから、機器保
持部22の取付構造が簡単であり、また機器保持部22
から電子機器4を取り外した後は、トーションばね29
のばね力により機器保持部22が電子機器4の装着可能
な初期状態に戻るので、使い勝手の良いものを得ること
ができる。
【0024】[第2実施形態]次に、図6〜図8を参照
して、この発明の中継装置の第2実施形態について説明
する。この場合には、図1〜図5に示された第1実施形
態と同一部分に同一符号を付して説明する。この中継装
置30は、台座部31と機器保持部32との取付構造、
および解放機構33のカム部材34が第1実施形態と異
なり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になって
いる。すなわち、台座部31は、ほぼ半円筒状の筒箱形
に形成されている。この台座部31の左右における両端
部には、図6〜図8に示すように、半円弧状のガイド溝
35がそれぞれ設けられており、これらガイド溝35の
前部側(図7では左部側)および後部側(同図では右部
側)には、それぞれ前側ストッパ36と後側ストッパ3
7とが設けられている。
【0025】また、機器保持部32は、その下部に中空
状の取付部38が形成され、上部に電子機器4の下部側
が着脱可能に装着する装着部25が形成され、下部の取
付部38が台座部31内に配置され、この取付部38の
両端部にガイド突起39がそれぞれ設けられ、これらガ
イド突起39が台座部31の各ガイド溝35内に移動可
能に挿入され、これにより台座部31のガイド溝35に
沿って移動するように、台座部31に取り付けられてい
る。この場合、装着部25の底部には、第1実施形態と
同様、電子機器4の機器側コネクタ6が差し込まれて電
気的に接続される装置側コネクタ7が設けられている。
【0026】解放機構33は、図7および図8に示すよ
うに、台座部31内に設けられたカム部材34と、機器
保持部32に電子機器4の押し出し方向に沿って移動可
能に設けられた押し上げ部材28とからなり、図6に示
すように、台座部31内における左右の両側付近にそれ
ぞれ設けられている。カム部材34は、図7および図8
に示すように、台座部31内における底部上に固定され
ており、その上面のカム面34aは、奥側(図7では右
側)が低く、前側(同図では左側)が次第に高くなる凸
曲面に形成されている。すなわち、カム面34aは、電
子機器4が機器保持部32に装着されて電気的に接続さ
れた状態、つまり図7に示すように機器保持部32の装
着部25が後方に傾いた状態のときに、押し上げ部材2
8を装着部25の底部から取付部38内に引き込んだ位
置に配置させ、この状態から図8に示すように機器保持
部32が台座部31の前側に向けて移動したときに、押
し上げ部材28を電子機器4側に向けて押し出す形状に
形成されている。
【0027】この場合、機器保持部32は、図7に示す
ように、ガイド突起39が台座部31のガイド溝35に
沿って後方に移動して装着部25が後方に向けて所定角
度に傾いたときに、ガイド突起39がガイド溝35の後
側ストッパ37に当接することにより、後方側の所定位
置に位置規制される。また、この機器保持部32は、図
8に示すように、ガイド突起39がガイド溝35に沿っ
て前方に移動して装着部25が前方に向けて所定角度に
傾いたときに、ガイド突起39がガイド溝35の前側ス
トッパ36に当接することにより、前方側の所定位置に
位置規制される。
【0028】このような中継装置30では、図7に示す
ように、機器保持部32を後方に移動させてガイド突起
39をガイド溝35の後側ストッパ37に当接させる
と、装着部25が後方に向けて所定角度に傾いた状態で
位置規制される。この状態では、押し上げ部材28の下
端部28aがカム部材34のカム面34aの最も低い箇
所に位置し、これに伴って押し上げ部材28の上端部2
8bが装着部25の底部から取付部38内に引き込ま
れ、これにより装着部25の装置側コネクタ7に対して
電子機器4の機器側コネクタ6が装着可能な状態にな
る。この状態で、電子機器4を中継装置30に装着する
場合には、機器保持部32の上方から電子機器4の下部
側を装着部25内に挿入し、電子機器4の機器側コネク
タ6を装着部25の装置側コネクタ7に差し込む。これ
により、第1実施形態と同様、機器側コネクタ6と装置
側コネクタ7とが確実に電気的に接続されて電子機器4
が機器保持部32に確実に固定され、これにより電子機
器4と外部機器との両者の間でデータの授受を安定した
状態で行うことができる。
【0029】また、電子機器4を中継装置30から取り
外す場合には、電子機器4を機器保持部32に装着した
ままの状態で、電子機器4を使用者が手で前側(図7で
は左側)に移動させることにより、この電子機器4と共
に機器保持部32のガイド突起39をガイド溝35に沿
って移動させて機器保持部32を前方に移動させる。す
ると、押し上げ部材28の下端部28aがカム部材34
のカム面34a上をその後側の低い箇所から前側の次第
に高くなる箇所に向けて摺動し、これに伴って押し上げ
部材28の上端部28bが装着部25の底部から上方に
向けて次第に突出する。これにより、電子機器4が押し
上げ部材28により押し上げられ、機器保持部32の装
置側コネクタ7と電子機器4の機器側コネクタ6との接
続が解除され、機器保持部32に対して電子機器4が解
放される。
【0030】このように、この中継装置30によれば、
電子機器4を機器保持部32に装着したままの状態で、
電子機器4と共に機器保持部32を台座部31のガイド
溝35に沿って移動させるだけの簡単な操作で、解放機
構33が機器保持部32と電子機器4との電気的な接続
を解除して機器保持部32に対し電子機器4を解放する
ので、第1実施形態と同様、従来のイジェクト釦10を
用いず、電子機器4を簡単に機器保持部32から取り外
すことができる。この場合においても、機器保持部32
を後方に向けて付勢するばね部材を備えていれば、第1
実施形態と同様、機器保持部32から電子機器4を取り
外した後に、機器保持部32を電子機器4の装着可能な
初期位置(図7に示す状態)に戻すことができるので、
これによっても使い勝手の良いものを得ることができ
る。
【0031】なお、上記第2実施形態では、台座部31
の両端部に半円弧状のガイド溝35を設け、これらガイ
ド溝35に沿って機器保持部32が移動するように構成
したが、必ずしも半円弧状のガイド溝である必要はな
く、台座部31の後部側で電子機器4が後方に向けて傾
き、台座部31の前部側で電子機器4が前方に向けて傾
けば、その中間部分に位置するガイド溝の形状は直線や
曲線など、どのような形状であっても良い。
【0032】[第3実施形態]次に、図9および図10
を参照して、この発明の中継装置の第3実施形態につい
て説明する。この場合にも、図1〜図5に示された第1
実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。こ
の中継装置40は、解放機構41が第1実施形態と異な
り、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になってい
る。すなわち、台座部21と機器保持部22とは、第1
実施形態とほぼ同じ構造で、軸部26により前後方向に
回動可能に取り付けられている。この場合、機器保持部
22のほぼ円筒状の取付部24の外周面には、図9に示
すように装着部25が後方に向けて傾いた状態のとき
に、台座部21の前側(同図では左側)の内面に当接し
て位置規制する第1ストッパ突起42と、図10に示す
ように装着部25がほぼ垂直な状態に起立したときに、
台座部21の後側(同図では右側)の内面に当接して位
置規制する第2ストッパ突起43とが設けられている。
【0033】解放機構41は、図9および図10に示す
ように、機器保持部22内の軸受22aに電子機器4の
押し出し方向に沿ってスライド可能に設けられた押し上
げ部材28と、台座部21内に設けられた係止部材44
と、押し上げ部材28を電子機器4の押し出し方向に向
けて付勢するコイルばね(付勢部材)45とからなって
いる。係止部材44は、図9および図10に示すよう
に、押し上げ部材28の下端部28aに取付片46を介
して設けられた係合片47を係脱可能に係止するもので
あり、機器保持部22が軸部26を中心に回動する際、
これに伴って回動する係合片47の回動軌跡上に位置し
た状態で、台座部21内の底部上に固定されている。す
なわち、この係止部材44は、図9に示すように機器保
持部22の装着部25に電子機器4が挿入されて押し上
げ部材28が押し下げられた状態で、機器保持部22を
時計回りに回動させて装着部25を後方に向けて傾けた
ときに、係合片47を係脱可能に係止し、この状態で機
器保持部22が図10に示すように反時計回りに回動し
たときに、係合片47の係止を解除するように構成され
ている。
【0034】また、コイルばね45は、機器保持部22
のほぼ円筒状の取付部24内に配置され、その一端部が
押し上げ部材28の下端部28aに設けられた取付片4
6に弾接し、他端部が取付片46に対向する取付部24
の内面に弾接し、この状態で機器保持部22と共に一体
的に動くように構成されている。すなわち、コイルばね
45は、機器保持部22の装着部25に電子機器4が挿
入されて押し上げ部材28が押し下げられたときに、図
9に示すように圧縮され、かつ係止部材44に係合片4
7が係止されているときに、圧縮された状態を維持し、
図10に示すように係止部材44による係合片47の係
止が解除されたときに、圧縮により蓄えられたばね力に
よって押し上げ部材28を電子機器4の押し出し方向に
向けて押し出すように構成されている。なお、この中継
装置40においても、第1実施形態とほぼ同様、機器保
持部22の装着部25がほぼ垂直な状態に起立する方向
に機器保持部22を付勢するトーションばね(図示せ
ず)が設けられている。
【0035】このような中継装置40では、機器保持部
22がトーションばね(図示せず)のばね力によって機
器保持部22の装着部25がほぼ垂直な状態に起立する
方向に付勢されていることにより、図10に示すよう
に、機器保持部22が軸部26を中心に回動して取付部
24の第2ストッパ突起43が台座部21の後側内面に
当接し、これにより機器保持部22の装着部25がほぼ
垂直な状態に位置規制されている。この状態では、コイ
ルばね45のばね力により押し上げ部材28が押し上げ
られ、その上端部28bが装着部25内に突出してい
る。
【0036】この状態で、中継装置40に電子機器4を
装着する場合には、機器保持部22の上方から電子機器
4の下部側を装着部25内に挿入し、コイルばね45の
ばね力に抗して電子機器4の機器側コネクタ6を装着部
25の装置側コネクタ7に差し込む。このときには、押
し上げ部材28の上端部28が電子機器4により装着部
25の底部から下側に押し下げられ、これによりコイル
ばね45が圧縮される。この状態で、図9に示すように
機器保持部22を時計回りに回動させて取付部24の第
1ストッパ突起42を台座部21の前側内面に当接させ
ると、押し上げ部材28の係合片47が係止部材44に
係止させる。これにより、コイルばね45が圧縮された
状態で保持され、コイルばね45により押し上げ部材2
8が押し出されることがない。このため、機器側コネク
タ6と装置側コネクタ7との両者が確実に電気的に接続
され、電子機器4を機器保持部32に確実に固定される
ので、電子機器4と外部機器との両者の間でデータの授
受を行うことができる。
【0037】また、電子機器4を中継装置40から取り
外す場合には、電子機器4を機器保持部32に装着した
ままの状態で、電子機器4を使用者が手で前側(図9に
おける左側)に向けて傾けることにより、電子機器4と
共に機器保持部32を反時計回りに回動させる。する
と、図10に示すように係止部材44による係合片47
の係止が解除され、コイルばね45に蓄えられたばね力
により押し上げ部材28が押し上げられる。これによ
り、押し上げ部材28の上端部28bが装着部25の底
部から上方に押し出されて電子機器4を押し上げるの
で、機器保持部22の装置側コネクタ7と電子機器4の
機器側コネクタ6との接続が解除され、機器保持部22
に対して電子機器4が解放される。
【0038】このように、この中継装置40によれば、
電子機器4を機器保持部22に装着したままの状態で、
電子機器4と共に機器保持部22を回動させるだけの簡
単な操作で、解放機構41の係止部材44による係合片
47の係止を解除し、コイルばね45のばね力で機器保
持部22と電子機器4との電気的な接続を解除して機器
保持部22に対し電子機器4を解放するので、第1実施
形態と同様、従来のイジェクト釦10を用いず、電子機
器4を簡単に機器保持部22から取り外すことができ
る。また、この中継装置40においても、第1実施形態
と同様、台座部21に対して機器保持部22を軸部26
により回動可能に取り付けた構造であるから、機器保持
部22の取付構造が簡単であり、また機器保持部22か
ら電子機器4を取り外した後は、トーションばねのばね
力により機器保持部22が電子機器4の装着可能な初期
位置に戻るので、使い勝手の良いものを得ることができ
る。
【0039】なお、上記第3実施形態では、台座部21
に対して機器保持部22を軸部26により回動可能に取
り付けた場合について述べたが、これに限らず、例えば
第2実施形態で述べたように、台座部にガイド溝を設
け、このガイド溝に沿って機器保持部が移動するように
構成しても良い。この場合にも、台座部の後側に機器保
持部が位置してその装着部が後方に傾いた状態のとき
に、コイルばねが圧縮した状態で係止部材により押し上
げ部材の係合片が係脱可能に係止され、機器保持部が前
側に移動したときに、係止部材による係合片の係止が解
除されるように構成すれば良い。
【0040】[第4実施形態]次に、図11および図1
2を参照して、この発明の中継装置の第4実施形態につ
いて説明する。この場合にも、図1〜図5に示された第
1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この中継装置50は、解放機構51が第1実施形態と異
なり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になって
いる。この解放機構51は、図11および図12に示す
ように、機器保持部22に電子機器4の押し出し方向に
沿って移動可能に設けられた押し上げ部材28と、この
押し上げ部材28に設けられたラック52と、機器保持
部22の回動中心に位置する箇所に固定されてラック5
2に噛み合うピニオン53とからなっている。
【0041】ラック52は、図11および図12に示す
ように、その上部が押し上げ部材28に固定され、下部
が機器保持部22の回動中心よりも下側に位置し、押し
上げ部材28と一体に移動するように構成されている。
この場合、ラック52の後面つまり機器保持部22の回
動中心側に位置する面には、ラック歯が設けられてい
る。また、ピニオン53は、図11および図12に示す
ように、常にラック52のラック歯に噛み合った状態
で、機器保持部22の回動中心に位置して台座部21に
対して固定されている。このため、ラック52は、機器
保持部22が回動すると、その回動に伴ってピニオン5
3に噛み合った状態でピニオン53の外周に沿って移動
し、これにより機器保持部22の回動に応じて押し上げ
部材28を電子機器4の押し出し方向に沿って移動させ
る。この場合にも、機器保持部22の取付部24の両端
部を回動自在に支持する軸部26には、第1実施形態と
同様、機器保持部22の装着部25を後方に傾ける方向
に付勢するトーションばねが取り付けられている。
【0042】このような中継装置50では、機器保持部
22がトーションばねのばね力により図11に示すよう
に時計回りに付勢されていることにより、機器保持部2
2が後方に傾いている。この状態では、ピニオン53が
ラック52の上部に位置して噛み合い、これにより押し
上げ部材28が装着部25の底部から下側に引き込ま
れ、装着部25の装置側コネクタ7に対して電子機器4
の機器側コネクタ6が装着可能になっている。この状態
で、中継装置50に電子機器4を装着する場合には、機
器保持部22の上方から電子機器4の下部側を装着部2
5内に挿入し、電子機器4の機器側コネクタ6を装着部
25の装置側コネクタ7に差し込む。これにより、機器
側コネクタ6と装置側コネクタ7との両者が電気的に接
続されて電子機器4が機器保持部22に確実に固定され
る。これにより、電子機器4とパーソナルコンピュータ
などの外部機器とが電気的に接続され、その両者の間で
データの授受を行うことができる。
【0043】また、電子機器4を中継装置50から取り
外す場合には、電子機器4を機器保持部22に装着した
ままの状態で、台座部の軸部26を中心に電子機器4と
共に機器保持部22をトーションばねのばね力に抗して
図12に示すように反時計回りに回動させると、これに
伴ってラック52がピニオン53に噛み合って移動する
ので、機器保持部22の回動量に応じてラック52が押
し上げ部材28を装着部25の底部から押し出して電子
機器4を押し上げる。これにより、機器保持部22の装
置側コネクタ7と電子機器4の機器側コネクタ6との接
続が解除され、機器保持部22に対して電子機器4が解
放される。
【0044】このように、この中継装置50によれば、
電子機器4を機器保持部22に装着したままの状態で、
電子機器4と共に機器保持部22を回動させるだけの簡
単な操作で、解放機構51が機器保持部22と電子機器
4との電気的な接続を解除して機器保持部22に対し電
子機器4を解放するので、第1実施形態と同様、従来の
イジェクト釦10を用いず、電子機器4を簡単に機器保
持部22から取り外すことができる。また、この中継装
置50においても、第1実施形態と同様、台座部21に
対して機器保持部22を軸部26により回動可能に取り
付けた構造であるから、機器保持部22の取付構造が簡
単であり、また機器保持部22から電子機器4を取り外
した後は、トーションばねのばね力により機器保持部2
2が電子機器4の装着可能な初期位置に戻るので、使い
勝手の良いものを得ることができる。
【0045】なお、上記第4実施形態では、ピニオン5
3を機器保持部22の回動中心に位置させて台座部21
に対し固定したが、これに限らず、ピニオン53を機器
保持部22の回動中心に位置する機器保持部22に固定
しても良い。この場合には、機器保持部22の回動中心
を境にしてラック52を前後反対に設ければ良い。すな
わち、ラック52を押し上げ部材28の後部側に固定
し、ラック52の前面つまり回動中心側の面にラック面
を設ければ良い。このように構成しても、第4実施形態
と同様の作用効果がある。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子機器が着脱可能に装着されて電気的に接続さ
れ、この電子機器と他の外部機器とを電気的に接続する
中継装置において、載置面上に載置される台座部と、こ
の台座部に変位可能に取り付けられ、かつ電子機器が着
脱可能に装着して電気的に接続される機器保持部と、電
子機器が機器保持部に装着されて電気的に接続された状
態から、機器保持部を台座部に対して変位させることに
より、機器保持部と電子機器との電気的な接続を解除し
て機器保持部に対し電子機器を解放する解放機構とを備
えているので、電子機器を機器保持部に装着して電気的
に接続することにより、電子機器と外部機器とを電気的
に接続することができ、この状態で電子機器を機器保持
部から取り外す場合には、電子機器を機器保持部に装着
したままの状態で、電子機器と共に機器保持部を台座部
に対して変位させると、解放機構が機器保持部と電子機
器との電気的な接続を解除して機器保持部に対し電子機
器を解放するので、従来のようなイジェクト釦を用い
ず、簡単な操作で電子機器を良好に取り外すことができ
る。
【0047】この場合、解放機構が、台座部に設けられ
たカム部材と、機器保持部に電子機器の押し出し方向に
沿って移動可能に設けられた押し上げ部材とからなり、
押し上げ部材は、その一端部がカム部材のカム面に沿っ
て摺動し、これに伴って他端部が電子機器の押し出し方
向に出没移動する構造で、カム部材のカム面は、機器保
持部に電子機器が装着されて電気的に接続された状態の
ときに、押し上げ部材を機器保持部内に引き込んだ位置
に配置させ、この状態から機器保持部を台座部に対して
変位させたときに、押し上げ部材を電子機器側に向けて
押し出す形状に形成されていることにより、機器保持部
に電子機器を装着するときに、押し上げ部材がカム部材
のカム面により機器保持部内に引き込まれる位置に配置
され、電子機器を機器保持部に装着させてその両者を電
気的に接続することができ、この状態で電子機器を機器
保持部から取り外すときに、電子機器を機器保持部に装
着したままの状態で、電子機器と共に機器保持部を台座
部に対して変位させると、押し上げ部材がカム部材のカ
ム面に沿って摺動して電子機器を押し出すので、機器保
持部と電子機器との電気的な接続を解除して機器保持部
に対し電子機器を解放することができる。
【0048】また、解放機構が、機器保持部に電子機器
の押し出し方向に沿って移動可能に設けられた押し上げ
部材と、台座部に設けられ、かつ機器保持部に電子機器
が装着されて電気的に接続された状態のときに電子機器
により押し下げられた押し上げ部材を係脱可能に係止
し、この状態から機器保持部を台座部に対して変位させ
たときに押し上げ部材の係止を解除する係止部材と、押
し上げ部材を機器保持部に装着された電子機器の押し出
し方向に向けて付勢する付勢部材とからなることによ
り、機器保持部に電子機器を装着するときに、電子機器
によって押し下げられた押し上げ部材を係止部材が係脱
可能に係止するので、付勢部材の付勢力によって押し上
げ部材が押し出されることがなく、電子機器を機器保持
部に確実に装着させてその両者を電気的に接続させるこ
とができ、またこの状態で電子機器を機器保持部から取
り外すときには、電子機器を機器保持部に装着したまま
の状態で、電子機器と共に機器保持部を台座部に対して
変位させると、係止部材による押し上げ部材の係止が解
除されるので、付勢部材によって押し上げ部材が押し出
され、これにより機器保持部と電子機器との電気的な接
続を解除して機器保持部に対し電子機器を解放すること
ができる。
【0049】また、機器保持部が台座部に回動可能に取
り付けられ、解放機構が、機器保持部に電子機器の押し
出し方向に沿って移動可能に設けられた押し上げ部材
と、この押し上げ部材に設けられたラックと、機器保持
部の回動中心に位置する箇所に固定されてラックに噛み
合うピニオンとからなり、機器保持部に電子機器が装着
されて電気的に接続された状態から、機器保持部を台座
部に対して回動させたときに、ラックとピニオンとの噛
み合いによりラックが機器保持部の回動量に応じて移動
して押し上げ部材を電子機器の押し出し方向に移動させ
る構造であれば、電子機器が装着されて電気的に接続さ
れたままの状態で、電子機器と共に機器保持部を台座部
に対して回動させることにより、その回動量に応じてラ
ックが押し上げ部材を押し出すので、機器保持部に装着
された電子機器を押し出して機器保持部と電子機器との
電気的な接続を解除し、機器保持部に対して電子機器を
解放することができる。
【0050】さらに、機器保持部と電子機器との電気的
な接続は、機器保持部に設けられた装置側コネクタと、
電子機器に設けられた機器側コネクタとからなり、電子
機器の機器側コネクタが機器保持部の装置側コネクタに
差し込まれて接続される構造であれば、機器側コネクタ
を装置側コネクタに差し込むことにより、その両者を確
実に接続することができるとともに、電子機器を機器保
持部に確実に固定させることができ、これにより電子機
器を機器保持部に安定させて装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の中継装置の第1実施形態を示した一
部破断した正面図。
【図2】図1のA−A矢視における断面図。
【図3】図1のB−B矢視における要部の拡大断面図。
【図4】図2の要部を拡大した断面図。
【図5】図4の機器保持部を前方に回動させた状態の要
部の拡大断面図。
【図6】この発明の中継装置の第2実施形態を示した正
面側から見た断面図。
【図7】図6の機器保持部を後方に回動させた状態の要
部の拡大断面図。
【図8】図7の機器保持部を前方に回動させた状態の要
部の拡大断面図。
【図9】この発明の中継装置の第3実施形態において機
器保持部を後方に回動させた状態の要部の拡大断面図。
【図10】図9の機器保持部をほぼ垂直に起立させた状
態の要部の拡大断面図。
【図11】この発明の中継装置の第4実施形態において
機器保持部を後方に回動させた状態の要部の拡大断面
図。
【図12】図11の機器保持部を前方に回動させた状態
の要部の拡大断面図。
【図13】従来の中継装置の正面図。
【図14】図13のC−C矢視における要部の拡大断面
図。
【符号の説明】
2 載置面 4 電子機器 6 機器側コネクタ 7 装置側コネクタ 20、30、40、50 中継装置 21、31 台座部 22、32 機器保持部 23、33、41、51 解放機構 26 軸部 27、34 カム部材 27a、34a カム面 28 押し上げ部材 28a 押し上げ部材の下端部 28b 押し上げ部材の上端部 35 ガイド溝 39 ガイド突起 44 係止部材 45 コイルばね 47 係合片 52 ラック 53 ピニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01R 107:00 H01R 23/02 D Fターム(参考) 4E360 AA02 AB09 AB12 AB17 AB42 AC24 ED03 ED23 ED27 FA12 GA06 GA35 GA53 GB26 GB46 5E021 FB17 FC31 HA07 HB09 HB15 HB20 5E023 AA30 BB02 BB28 DD05 DD18 DD19 DD28 GG02 GG15 HH01 HH17 HH30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器が着脱可能に装着されて電気的に
    接続され、この電子機器と他の外部機器とを電気的に接
    続する中継装置において、 載置面上に載置される台座部と、 この台座部に変位可能に取り付けられ、かつ前記電子機
    器が着脱可能に装着して電気的に接続される機器保持部
    と、 前記電子機器が前記機器保持部に装着されて電気的に接
    続された状態から、前記機器保持部を前記台座部に対し
    て変位させることにより、前記機器保持部と前記電子機
    器との電気的な接続を解除して前記機器保持部に対し前
    記電子機器を解放する解放機構とを備えたことを特徴と
    する中継装置。
  2. 【請求項2】前記解放機構は、前記台座部に設けられた
    カム部材と、前記機器保持部に前記電子機器の押し出し
    方向に沿って移動可能に設けられた押し上げ部材とから
    なり、 前記押し上げ部材は、その一端部が前記カム部材のカム
    面に沿って摺動し、これに伴って他端部が前記電子機器
    の押し出し方向に出没移動する構造で、 前記カム部材の前記カム面は、前記電子機器が前記機器
    保持部に装着されて電気的に接続された状態のときに、
    前記押し上げ部材を前記機器保持部内に引き込んだ位置
    に配置させ、この状態から前記機器保持部を前記台座部
    に対して変位させたときに、前記押し上げ部材を前記電
    子機器側に向けて押し出す形状に形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 【請求項3】前記解放機構は、前記機器保持部に前記電
    子機器の押し出し方向に沿って移動可能に設けられた押
    し上げ部材と、前記台座部に設けられ、かつ前記電子機
    器が前記機器保持部に装着されて電気的に接続された状
    態のときに前記電子機器により押し下げられた前記押し
    上げ部材を係脱可能に係止し、この状態から前記機器保
    持部を前記台座部に対して変位させたときに前記押し上
    げ部材の係止を解除する係止部材と、前記押し上げ部材
    を前記機器保持部に装着された前記電子機器の押し出し
    方向に向けて付勢する付勢部材とからなることを特徴と
    する請求項1に記載の中継装置。
  4. 【請求項4】前記機器保持部は、前記台座部に回動可能
    に取り付けられ、 前記解放機構は、前記機器保持部に前記電子機器の押し
    出し方向に沿って移動可能に設けられた押し上げ部材
    と、この押し上げ部材に設けられたラックと、前記機器
    保持部の回動中心に位置する箇所に固定されて前記ラッ
    クに噛み合うピニオンとからなり、前記機器保持部に前
    記電子機器が装着されて電気的に接続された状態から、
    前記機器保持部を前記台座部に対して回動させたとき
    に、前記ラックと前記ピニオンとの噛み合いにより前記
    ラックが前記機器保持部の回動量に応じて移動して前記
    押し上げ部材を前記電子機器の押し出し方向に移動させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  5. 【請求項5】前記機器保持部と前記電子機器との電気的
    な接続は、前記機器保持部に設けられた装置側コネクタ
    と、前記電子機器に設けられた機器側コネクタとからな
    り、前記電子機器の機器側コネクタが前記機器保持部の
    装置側コネクタに差し込まれて接続される構造であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の中継装
    置。
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