JP2019005859A - エアダスタ付き空気圧工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアダスタの使用時に誤操作による打ち込み動作がされないようにしたエアダスタ付き空気圧工具を提供する。【解決手段】圧縮空気を使用して作動する打撃機構及びエアダスタ構造を備えた空気圧工具10であって、前記打撃機構を作動させるための操作を受け付けるトリガ13と、前記エアダスタ構造を作動させるための操作を受け付ける操作部18と、を備え、前記エアダスタ構造が作動中に前記打撃機構が作動できないように制限する制限機構(例えばロック部材50)を備えるようにした。【選択図】図12

Description

この発明は、外部から供給された圧縮空気を使用して噴出し口からエアを噴き出すエアダスタを備えた空気圧工具に関する。
従来、釘打ち作業の際にエアダスタで下地材の表面を清掃することが行われている。このとき、エアダスタ付きの釘打機を使用すれば、釘打機とエアダスタとを持ち替える必要がないので作業性が良い。
この種のエアダスタ付き空気圧工具に関して、特許文献1には、工具本体を握った作業者の親指又は人指し指が届く範囲内にエアダスタの操作ボタンを配置した構成が開示されている。このような構成によれば、エアダスタを使用するときにグリップを握りなおす必要がないため、さらに操作性を向上させることができる。
特許第5119688号公報
しかしながら、グリップを握ったままでエアダスタを使用できる構造では、釘打ち動作を行うためのトリガに指をかけたままでエアダスタを使用することができるため、エアダスタの使用時にトリガが誤操作されるおそれがある。エアダスタの使用時にトリガが操作されると、空気圧が不足して機械が正常に作動しない可能性がある。
そこで、本発明は、エアダスタの使用時に誤操作による打ち込み動作がされないようにしたエアダスタ付き空気圧工具を提供することを課題とする。
本発明は、圧縮空気を使用して作動する打撃機構及びエアダスタ構造を備えた空気圧工具であって、前記打撃機構を作動させるための操作を受け付けるトリガと、前記エアダスタ構造を作動させるための操作を受け付ける操作部と、を備え、前記エアダスタ構造が作動中に前記打撃機構が作動できないように制限する制限機構を備えることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、エアダスタ構造が作動中に打撃機構が作動できないように制限する制限機構を備えるので、エアダスタの使用時に誤操作による打ち込み動作がされないようにすることができる。
第1の実施形態に係る空気圧工具の側面図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具の正面図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のB−B断面図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のA−A断面図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のC部拡大断面図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のC部拡大断面図であって、トリガが操作されてパイロットバルブが作動した状態の図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図であって、操作部が操作された状態の図である。 第1の実施形態に係る空気圧工具のC部拡大断面図であって、トリガが操作されたもののパイロットバルブが作動していない状態の図である。 第2の実施形態に係る空気圧工具の側面図である。 第2の実施形態に係る空気圧工具の斜視図である。 第2の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図である。 第2の実施形態に係る空気圧工具の斜視図であって、操作部のロックを解除した状態の図である。 第2の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図であって、操作部のロックを解除した状態の図である。 第2の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図であって、操作部が操作された状態の図である。 第3の実施形態に係る空気圧工具の斜視図である。 第3の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図である。 第3の実施形態に係る空気圧工具のD部拡大断面図であって、操作部が操作された状態の図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜9を参照しながら説明する。
本実施形態に係る空気圧工具10は、外部から供給された圧縮空気を使用してファスナーを打ち出すものであり、この外部から供給された圧縮空気を使用して噴出し口17(図2参照)からエアを噴き出すエアダスタ構造を備えている。このように空気圧工具10がエアダスタ構造を備えることで、工具を持ち替えなくても、ファスナーによる打ち込みと、エアダスタによる清掃とを行うことができる。
この空気圧工具10は、図1に示すように、内部に打撃機構を備えた出力部11と、出力部11から直交方向に突出するように設けられたグリップ12と、グリップ12に操作可能に設けられたトリガ13と、出力部11の先端に突出するように設けられたノーズ部14と、ノーズ部14の後方に接続されたマガジン15と、エアダスタ構造を作動させるために押下操作可能に設けられた操作部18と、トリガ13を操作できないようにロックするロック部材50と、を備える。
出力部11に内蔵された打撃機構は、圧縮空気の力を利用してドライバを作動させ、ドライバによってファスナーを打ち込むようになっている。ドライバは、ファスナーを打ち出すためにノーズ部14の方向へと移動可能となっている。打ち込み方向に移動したドライバは、ノーズ部14内にセットされたファスナーを打ち出す。ドライバによって打ち出されたファスナーは、ノーズ部14の先端に開口する射出口14aから射出される。
この空気圧工具10を作業者が使用するときには、グリップ12を握り込んで把持し、トリガ13を引き操作する。この操作により上記した打撃機構が作動してファスナーが打ち出される。
なお、マガジン15内には、連結ファスナーが収容されており、この連結ファスナーの先頭のファスナーがノーズ部14の方向(打ち込み動作前のドライバの真下)へと順次供給されるようになっている。
グリップ12の後端には、エア供給用のエアホースを接続するためのエンドキャップ部16が設けられている。特に図示しないが、エアホースはエアコンプレッサ等のエア供給源に接続されており、エア供給源から供給された圧縮空気を空気圧工具10に供給可能となっている。エアホースを介してエンドキャップ部16から供給された圧縮空気は、グリップ12及び出力部11の内部に形成されたエアチャンバ33に貯留される。エアチャンバ33に貯留された圧縮空気は、打撃機構やエアダスタ構造に供給可能となっている。
本実施形態に係る打撃機構は、図3に示すように、ピストン30と、シリンダ31と、ヘッドバルブ32と、を備えている。
ピストン30は、シリンダ31内に摺動可能に配置されており、先端にドライバが固定されている。このピストン30が射出口14aの方向に摺動することで、ドライバによるファスナーの打ち出しが可能となっている。
また、ヘッドバルブ32は、シリンダ31内への圧縮空気の流入を制御するための筒状の弁体である。このヘッドバルブ32は、シリンダ31の外周に配設されており、軸方向に摺動可能となっている。
この打撃機構においては、ヘッドバルブ32が開き方向に摺動すると、エアチャンバ33内の圧縮空気がシリンダ31内のピストン30の上面に供給される。これにより、ピストン30が下方に駆動されて、ピストン30の先端に固定されたドライバによってファスナーを打撃されるようになっている。
なお、本実施形態に係る空気圧工具10は、上記したような打撃機構への圧縮空気の供給を制御するために、パイロットバルブ35を備えている。
パイロットバルブ35は、トリガ13が操作されたときに、上下の蓄圧室(上蓄圧室37a及び下蓄圧室37b)に蓄えられた圧縮空気の荷重差によって作動するバルブ機構である。本実施形態に係るパイロットバルブ35は、図6に示すように、バルブハウジング37と、バルブ本体36と、ステム38と、ステム付勢部材39と、を備える。
バルブハウジング37は、空気圧工具10のハウジングに固定されるものであり、バルブ本体36を摺動可能に収容している。このバルブハウジング37の内部の空間は、バルブ本体36のシール部材36aによって上下に仕切られている。具体的には、反トリガ13側の上蓄圧室37aと、トリガ13側の下蓄圧室37bと、に仕切られている。また、このバルブハウジング37には、上蓄圧室37aの側面に供給口37cが開口しており、トリガ13に臨むように排気口37dが開口している。
供給口37cは、上蓄圧室37aとエアチャンバ33とを連通させる開口部である。この供給口37cが設けられることで、エアチャンバ33内の圧縮空気が上蓄圧室37aに流入するように構成されている。なお、図6に示すようにトリガ13が操作されていない状態では、バルブ本体36の中空部とステム38との間に隙間があり、この隙間によって上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとが連通しているため、上蓄圧室37aに流入した圧縮空気は下蓄圧室37bにも流入する。言い換えると、上蓄圧室37aの気圧と下蓄圧室37bの気圧とが等しくなるように構成されている。
排気口37dは、下蓄圧室37bと大気(外部)とを連通させる開口部である。ただし、図6に示すようにトリガ13が操作されていない状態では、排気口37dがステム38によって密閉されており、下蓄圧室37bが大気に開放されることはない。一方、図7に示すように、ステム38が上動して排気口37dが開くと、下蓄圧室37bが大気に開放される。このとき、バルブ本体36の中空部とステム38との間の隙間はステム38によって塞がれるので、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとが互いに遮断された状態となる。このため、上蓄圧室37aの気圧は下がらずに下蓄圧室37bの気圧だけが下がる(大気圧となる)。すなわち、排気口37dが開いたときには、上蓄圧室37aの方が下蓄圧室37bよりも気圧が高い状態となる。
バルブ本体36は、バルブハウジング37の内側に摺動可能に配置される筒状部材である。このバルブ本体36には、上記したように、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとを仕切るシール部材36a(Oリングなど)が取り付けられている。このシール部材36aは、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとの間で空気が漏れないようにシールしている。
このシール部材36aは、バルブ本体36から周方向に突出したフランジ部36bに取り付けられている。このフランジ部36bは、上面が上蓄圧室37aに面しており、下面が下蓄圧室37bに面している。このフランジ部36bの表面積は、上蓄圧室37a内と下蓄圧室37b内とが同じ空気圧である場合に、上蓄圧室37aから受ける圧力よりも下蓄圧室37bから受ける圧力の方が大きくなるように設定されている。
ステム38は、バルブ本体36の内側に摺動可能に配置される棒状部材である。このステム38は、先端部がバルブハウジング37の排気口37dから突出しており、突出した先端部がトリガ13に臨んでいる。このステム38は、ステム付勢部材39によってトリガ13の方向に突出するように常に付勢されている。
このパイロットバルブ35は以下のように作用する。すなわち、図6に示すようにトリガ13が操作されていない状態では、上蓄圧室37aの気圧と下蓄圧室37bの気圧とが等しくなっている。このとき、バルブ本体36は、上蓄圧室37a側と下蓄圧室37b側とで受圧面積が異なるように構成されているため、上蓄圧室37aから受ける荷重よりも下蓄圧室37bから受ける荷重の方が大きくなっており、下蓄圧室37bから受ける荷重によって上動している。バルブ本体36が上動した状態では、排気経路40が閉じられている。この排気経路40は、ヘッドバルブ32を閉じ方向に押し上げる圧縮空気を大気へと逃がすためのものである。よって、排気経路40が閉じた状態では、ヘッドバルブ32が閉じ方向に押し上げられたままであり、ファスナーの射出を待機した状態となっている。
この待機状態からトリガ13が操作されると、図7に示すように、ステム付勢部材39の付勢力に抗して、ステム38が奥へと押し込まれる。ステム38が摺動することで、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとが遮断されるとともに、排気口37dが開き、下蓄圧室37bが大気に開放される。すると、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとの圧縮空気の荷重差が生じるため、上蓄圧室37aの荷重が勝ってバルブ本体36が下方に摺動する。バルブ本体36が下方に摺動すると、排気経路40が開く。排気経路40が開くと、ヘッドバルブ32を閉じ方向に押し上げていた圧縮空気が大気へと逃げるため、ヘッドバルブ32が開き方向に摺動することになる。ヘッドバルブ32が開き方向に摺動すると、上述したように、エアチャンバ33内の圧縮空気がシリンダ31内のピストン30の上面に供給され、ピストン30が作動してファスナーが射出される。
また、本実施形態に係るエアダスタ構造は、操作部18が操作されたときに、ノーズ部14付近で開口する噴出し口17から圧縮空気が噴き出すものである。本実施形態に係る操作部18は、図1に示すように、作業者がグリップ12を把持したときに、グリップ12を把持した手で操作可能な位置に配置されている。具体的には、グリップ12を右手で握ったときに、右手の親指で操作可能な位置に配置されている。
この操作部18は、図4及び図5に示すように、弁体19を操作するためのものである。弁体19は、操作部18の押下操作に連動して摺動し、噴出し口17への圧縮空気の供給経路を遮断または開放し、かつ、噴出し口17への圧縮空気の供給量を調節できるように構成されている。この弁体19はバネで形成された弁体付勢部材20によって突出方向に付勢されている。弁体19は、弁体付勢部材20に付勢されることで、自然状態において圧縮空気の供給経路を遮断するように構成されている。そして、この弁体付勢部材20の付勢力に抗して操作部18が押し込み操作されたときに、弁体19が管路を開放する方向に移動するようになっている。
具体的には、弁体19の内部には内部管路19bが形成されており、取入口19aから内部管路19bに圧縮空気を導入できるようになっている。自然状態においては、図5に示すように、弁体19が突出方向に付勢されており、取入口19aがエアチャンバ33に対してシールされた状態となっている。この状態から操作部18を押し込むと、図8に示すように、取入口19aがエアチャンバ33と連通し、取入口19aからエアチャンバ33内の圧縮空気が内部管路19bへと導入される。取入口19aから導入された圧縮空気は、内部管路19bを通過して継手部品21の方向へと流れる。継手部品21にはダスタ配管22が接続されているため、継手部品21の方向へと流れた圧縮空気はダスタ配管22へと供給される。このダスタ配管22は噴出し口17へと続くように接続されているため、圧縮空気は噴出し口17から噴き出す。このように、操作部18を押し込み操作することで弁体19が開き、エアダスタ構造が作動するように構成されている。
ところで、本実施形態に係る空気圧工具10は、このエアダスタ構造が作動中に打撃機構が作動できないように制限する制限機構を備えている。この制限機構は、操作部18が操作された状態では、トリガ13が操作されたとしても上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとに蓄えられた圧縮空気の荷重差が生じず、パイロットバルブ35が作動しないように構成されている。
すなわち、図5に示すように、弁体19の外周部にハウジングで囲まれた空間であるパイロットバルブ連通部23が形成されている。このパイロットバルブ連通部23は、パイロットバルブ35の上蓄圧室37aと連通路24(図6参照)を介して連通しており、上蓄圧室37a及び下蓄圧室37bに圧縮空気を供給するために設けられている。
このパイロットバルブ連通部23は、図5に示す自然状態(トリガ13および操作部18が操作されていない状態)においては、エアチャンバ33と連通しており、かつ、ダスタ配管22と遮断されている。このため、図5に示す自然状態のパイロットバルブ連通部23には、高圧のエアが充填されており、上蓄圧室37a及び下蓄圧室37bにも高圧のエアが充填されている。この状態でトリガ13が操作されると、上記したように、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとに蓄えられた圧縮空気の荷重差が生じ、パイロットバルブ35が作動して打撃機構が作動する。
一方、図8に示すように、エアダスタ構造が作動中の状態においては、パイロットバルブ連通部23は、エアチャンバ33と遮断されており、かつ、大気開放されている。このため、図8に示す状態では、上蓄圧室37a及び下蓄圧室37bも、パイロットバルブ連通部23を介して大気に開放されている。この状態では、仮に使用者が誤ってトリガ13を操作したとしても、上蓄圧室37aと下蓄圧室37bとに蓄えられた圧縮空気の荷重差が生じないので、図9に示すように、バルブ本体36が移動せず(すなわちパイロットバルブ35が作動せず)、打撃機構が作動することもない。
以上説明したように、本実施形態によれば、打撃機構を作動させるための操作を受け付けるトリガ13と、エアダスタ構造を作動させるための操作を受け付ける操作部18と、を備え、エアダスタ構造が作動中に打撃機構が作動できないように制限する制限機構を備える。よって、エアダスタの使用時に誤操作による打ち込み動作がされないようにすることができる。
なお、上記した実施形態では、エアダスタの使用時にトリガ13の操作が無効化されることについて説明したが、これに加えてトリガ13の操作をロックする手段を設けてもよい。本実施形態では、ロック部材50によってトリガ13の操作をロックできるようになっている。このロック部材50は、図5及び図6に示すように、工具のハウジングに対して回転可能に取り付けられており、操作部18と同じ側面に操作可能に露出した頭部51と、ハウジングの内部を貫通する軸部52と、を備える。
軸部52は、ハウジングの内部において、トリガ13の周縁に設けられた係合部13aに臨むように配置されている。また、軸部52の周面の一部には溝部52aが設けられている。この溝部52aは、図5に示すように、非ロック状態においては係合部13aに相対しており、この状態でトリガ13が操作されると、図7に示すように、溝部52aを係合部13aが通過することで軸部52と係合部13aとが干渉しないように構成されている。
一方、作業者が頭部51を摘まんでロック部材50を回転させてロック状態とした場合には、溝部52aが設けられていない軸部52の周面が、係合部13aに相対する状態となる。この状態でトリガ13を操作しようとしても、軸部52と係合部13aとが干渉するので、トリガ13を操作できないように構成されている。
このように、エアダスタ構造が作動中に打撃機構が作動できないように制限する制限機構と、安全装置としてのロック部材50とを組み合わせて設けるようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、パイロットバルブ35の作動を制御することで打撃機構を作動させないようにした。すなわち、操作部18が操作された状態では、トリガ13が操作されたとしてもパイロットバルブ35(バルブ機構)を作動させるための圧力変動が生じず、パイロットバルブ35が作動しないように構成した。しかしながら、これに代えて、ヘッドバルブ32の作動を制御することで打撃機構を作動させないようにしてもよい。すなわち、操作部18が操作された状態では、トリガ13が操作されたとしてもヘッドバルブ32(バルブ機構)を作動させるための圧力変動が生じず、ヘッドバルブ32が作動しないように構成してもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図10〜15を参照しながら説明する。本実施形態の特徴点は、第1の実施形態とは異なる制限機構を備えたことにある。具体的には、第1の実施形態においては、トリガ13が操作されたとしてもパイロットバルブ35が作動しないように構成することで制限機構を実現していたが、これに代えて、第2の実施形態においては、ロック部材50がトリガ13をロックすることで制限機構を実現している。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
本実施形態に係るロック部材50は、操作部18およびトリガ13を同時に操作できないように排他的にロックするためのものである。言い換えると、操作部18を操作可能な状態と、トリガ13を操作可能な状態と、を切り替えられるように構成されている。このロック部材50は、図12等に示すように、頭部51と、軸部52と、を備える。
ロック部材50の頭部51は、操作部18と同じ側面に操作可能に露出している。作業者は、この頭部51を摘まんで操作することで、ロック部材50を回転させることができるようになっている。この頭部51は、図10及び図11に示すように、外周面の一部から突出形成された突出部51aを備えている。この突出部51aは、ロック部材50の回転軸(軸部52)に対して直交する方向に突出形成されている。このため、ロック部材50が回転したときに、突出部51aの突出方向が変化するようになっている。
この突出部51aは、図10〜12に示すように、操作部18とハウジングとの間の隙間に入り込むことができるように配置されている。操作部18とハウジングとの間の隙間に突出部51aを入り込ませると、操作部18が押しこみ操作できなくなるので、操作部18の操作をロックできるようになっている。
一方、図13及び図14に示すように、ロック部材50を回転させ、突出部51aが操作部18とハウジングとの間の隙間に入り込まない状態とすれば、操作部18のロックを解除することができる。すなわち、図15に示すように、突出部51aが操作部18の移動を妨げないので、操作部18を押しこみ操作できる。
このロック部材50の軸部52は、ハウジングの内部を貫通して、ハウジングに回転可能に支持されている。この軸部52は、ハウジングの内部において、トリガ13の周縁に設けられた係合部13aに臨むように配置されている(第1実施形態と同様。図6等参照)。
また、この軸部52の周面には溝部52aが設けられている。この溝部52aは、図12に示すように、操作部18の操作をロックした状態において、係合部13aに相対するようになっている。この状態でトリガ13が操作されると、溝部52aを係合部13aが通過することで軸部52と係合部13aとが干渉しない(第1実施形態と同様。図7等参照)。このため、トリガ13のロックが解除された状態となる。
一方、図14に示すように、作業者が頭部51を摘まんでロック部材50を回転させ、操作部18のロックを解除した状態においては、溝部52aが設けられていない軸部52の周面が、係合部13aに相対する状態となる。この状態でトリガ13を操作しようとしても、軸部52と係合部13aとが干渉するので、トリガ13を操作できないように構成されている。すなわち、トリガ13の操作がロックされた状態となる。
このように、ロック部材50は、操作部18のロックを解除したときにトリガ13をロックし、逆に、トリガ13のロックを解除したときに操作部18をロックするように構成されている。よって、トリガ13と操作部18とが同時に操作されることがないので、エアダスタの使用時に誤操作による打ち込み動作がされないようにすることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図16〜18を参照しながら説明する。本実施形態の特徴点は、第1の実施形態とは異なる制限機構を備えたことにある。具体的には、第1の実施形態においては、トリガ13が操作されたとしてもパイロットバルブ35が作動しないように構成することで制限機構を実現していたが、これに代えて、第3の実施形態においては、操作部18を操作したときにロック部材50が連動し、このロック部材50がトリガ13をロックすることで制限機構を実現している。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
本実施形態に係る操作部18は、図16に示すように、ロック部材50を覆うように延出する突出縁18aを備えている。操作部18が押下操作されると、この突出縁18aがロック部材50の頭部51(後述)を押し込むように構成されている。
本実施形態に係るロック部材50は、操作部18の操作中にトリガ13を操作できないようにロックするためのものであり、図17等に示すように、頭部51と、軸部52と、を備える。このロック部材50は、軸方向に摺動可能にハウジングに取り付けられ、図示しないバネ等により突出方向に付勢されている。
ロック部材50の頭部51は、操作部18と同じ側面に露出している。この頭部51は、自然状態において押し込み可能に突出しているが、その表面は上述したように、操作部18から延出する突出縁18aによって覆われている。
また、ロック部材50の軸部52は、ハウジングの内部を貫通して、ハウジングに対して摺動可能に支持されている。この軸部52は、ハウジングの内部において、トリガ13の周縁に設けられた係合部13aに臨むように配置されている(第1実施形態と同様。図6等参照)。
また、この軸部52の周面には溝部52aが設けられている。この溝部52aは、図17に示すように、操作部18が操作されていない状態において、係合部13aに相対するようになっている。この状態でトリガ13が操作されると、溝部52aを係合部13aが通過することで軸部52と係合部13aとが干渉しない(第1実施形態と同様。図7等参照)。このため、操作部18が操作されていない状態においては、トリガ13のロックが解除されている。
一方、図18に示すように、操作部18が操作されている状態においては、操作部18と一緒にロック部材50が押し込まれて摺動するため、溝部52aが設けられていない軸部52の周面が、係合部13aに相対する状態となる。この状態でトリガ13を操作しようとしても、軸部52と係合部13aとが干渉するので、トリガ13を操作できないように構成されている。すなわち、操作部18が操作された状態においては、トリガ13の操作がロックされている。
このように、ロック部材50は、操作部18が操作されたときにトリガ13をロックするように構成されている。よって、エアダスタの使用時に誤操作による打ち込み動作がされないようにすることができる。
なお、トリガ13が操作されたときには、溝部52aに係合部13aが係合することでロック部材50の摺動が妨げられるようになっている。このため、トリガ13の操作中は操作部18が押し込み操作できないようになっており、トリガ13の操作中に操作部18が操作されることを防止することもできる。
10 空気圧工具
11 出力部
12 グリップ
13 トリガ
13a 係合部
14 ノーズ部
14a 射出口
15 マガジン
16 エンドキャップ部
17 噴出し口
18 操作部
18a 突出縁
19 弁体
19a 取入口
19b 内部管路
20 弁体付勢部材
21 継手部品
22 ダスタ配管
23 パイロットバルブ連通部
24 連通路
30 ピストン
31 シリンダ
32 ヘッドバルブ
33 エアチャンバ
35 パイロットバルブ(制限機構)
36 バルブ本体
36a シール部材
36b フランジ部
37 バルブハウジング
37a 上蓄圧室
37b 下蓄圧室
37c 供給口
37d 排気口
38 ステム
39 ステム付勢部材
40 排気経路
50 ロック部材(制限機構)
51 頭部
51a 突出部
52 軸部
52a 溝部

Claims (5)

  1. 圧縮空気を使用して作動する打撃機構及びエアダスタ構造を備えた空気圧工具であって、
    前記打撃機構を作動させるための操作を受け付けるトリガと、
    前記エアダスタ構造を作動させるための操作を受け付ける操作部と、
    を備え、
    前記エアダスタ構造が作動中に前記打撃機構が作動できないように制限する制限機構を備えることを特徴とする、エアダスタ付き空気圧工具。
  2. 前記打撃機構への圧縮空気の供給を制御するバルブ機構を備え、
    前記バルブ機構は、前記トリガが操作されたときに、上下の蓄圧室に蓄えられた圧縮空気の荷重差によって作動するものであって、
    前記操作部が操作された状態では、前記トリガが操作されたとしても前記バルブ機構を作動させるための圧力変動が生じず、前記バルブ機構が作動しないように構成されていることを特徴とする、請求項1記載のエアダスタ付き空気圧工具。
  3. 前記操作部および前記トリガを操作できないようにロックするロック部材を備え、
    前記ロック部材は、前記操作部を操作可能な状態と、前記トリガを操作可能な状態と、を切り替えられるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載のエアダスタ付き空気圧工具。
  4. 前記トリガを操作できないようにロックするロック部材を備え、
    前記ロック部材は、前記操作部が操作されたときに前記トリガをロックすることを特徴とする、請求項1記載のエアダスタ付き空気圧工具。
  5. 前記ロック部材は、前記トリガが操作されたときに前記操作部をロックすることを特徴とする、請求項4記載のエアダスタ付き空気圧工具。
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