JP2019005844A - アクチュエータ及びアクチュエータユニット - Google Patents

アクチュエータ及びアクチュエータユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2019005844A
JP2019005844A JP2017123427A JP2017123427A JP2019005844A JP 2019005844 A JP2019005844 A JP 2019005844A JP 2017123427 A JP2017123427 A JP 2017123427A JP 2017123427 A JP2017123427 A JP 2017123427A JP 2019005844 A JP2019005844 A JP 2019005844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
housing
actuator
hole
internal space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017123427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6918598B2 (ja
Inventor
克也 福島
Katsuya Fukushima
克也 福島
弘樹 丹羽
Hiroki Niwa
弘樹 丹羽
正志 石井
Masashi Ishii
正志 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Priority to JP2017123427A priority Critical patent/JP6918598B2/ja
Priority to PCT/JP2018/023267 priority patent/WO2018235809A1/ja
Priority to TW107121283A priority patent/TW201905346A/zh
Publication of JP2019005844A publication Critical patent/JP2019005844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6918598B2 publication Critical patent/JP6918598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/10Arrangements for cooling or lubricating tools or work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/06Gripping heads and other end effectors with vacuum or magnetic holding means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】ロータリージョイントを使用せずにシャフトに流体を供給でき、推力及び動作に対する影響が少ないアクチュエータ及びアクチュエータユニットの提供を目的とする。
【解決手段】先端部10Aに中空孔11が設けられたシャフト10と、シャフト10が摺動可能に挿通されたシャフトハウジング50と、を有し、シャフトハウジング50には、エアチューブ接続孔51と、エアチューブ接続孔51と連通してシャフト10の外周面10aを囲う内部空間52と、が設けられ、内部空間52に囲まれたシャフト10の外周面10aには、中空孔11と連通する連通孔12が設けられている、という構成を採用する。
【選択図】図5

Description

本発明は、アクチュエータ及びアクチュエータユニットに関するものである。
下記特許文献1には、アクチュエータの一つとして、主軸先端の工具ホルダにクーラントを供給するように構成した主軸装置が開示されている。この主軸装置は、主軸ヘッドに回転可能に設けられた主軸の先端に工具ホルダが装着され、軸方向移動により工具ホルダをクランプ、アンクランプするドローバーを主軸に設け、工具ホルダにクーラントを供給可能なクーラント供給孔をドローバーに設け、クーラント供給孔にクーラント供給装置からのクーラントを流通可能なロータリージョイントをドローバー後端に接続し、ロータリージョイントにホースを介してクーラント供給装置を接続して成る、軸芯給油方式の主軸装置である。
特開2011−45980号公報
ところで、上記従来技術のように、回転するシャフト(主軸)に対してホース(流体流路)を接続する場合には、ロータリージョイントを取り付ける必要がある。しかしながら、ロータリージョイントを取り付けると、シャフトだけでなくロータリージョイントを動かすために、推力・トルクが大きいモータを選択しなければならない。また、ロータリージョイントに接続されたホースに流体が供給され、ホースが硬くなると、シャフトに衝撃や抵抗が加わり、アクチュエータの動作に影響が出る虞がある。また、ロータリージョイントは部品数が多く壊れやすいため、メンテナンスの頻度が高くなるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ロータリージョイントを使用せずにシャフトと流体流路とを接続でき、推力・トルク及び動作に対する影響が少ないアクチュエータ及びアクチュエータユニットの提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のアクチュエータは、先端部に中空孔が設けられたシャフトと、前記シャフトが摺動可能に挿通されたハウジングと、を有し、前記ハウジングには、流体流路接続孔と、前記流体流路接続孔と連通して前記シャフトの外周面を囲う内部空間と、が設けられ、前記内部空間に囲まれた前記シャフトの外周面には、前記中空孔と連通する連通孔が設けられている、という構成を採用する。
また、本発明のアクチュエータユニットは、先に記載のアクチュエータが、前記シャフトの軸方向と直交する方向に複数積層され、前記流体流路接続孔が、前記シャフトの軸方向及び前記アクチュエータの積層方向と直交する方向に設けられている、という構成を採用する。
本発明によれば、ロータリージョイントを使用せずにシャフトと流体流路とを接続でき、推力・トルク及び動作に対する影響が少なくなる。
本発明の実施形態におけるアクチュエータユニットの外観斜視図である。 図1に示すアクチュエータユニットが備えるアクチュエータの内部構成図である。 本発明の実施形態におけるシャフトハウジングの外観斜視図である。 本発明の実施形態におけるシャフトハウジングの分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるシャフトハウジングの軸方向に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下に示す実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために、例を挙げて説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明に用いる図面は、本発明の特徴を分かりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、本発明の特徴を分かりやすくするために、便宜上、省略した部分がある。
図1は、本発明の実施形態におけるアクチュエータユニット100の外観斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータユニット100が備えるアクチュエータ1の内部構成図である。
図1に示すように、アクチュエータユニット100は、複数のアクチュエータ1が積層されて構成されている。アクチュエータ1は、シャフト10を移動させるアクチュエータ本体2と、シャフト10にエア(流体)を供給するカートリッジ部3と、を有する。
なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明することがある。シャフト10が延びる軸方向をZ軸方向、シャフト10の軸方向と直交したアクチュエータ1の積層方向をY軸方向、シャフト10の軸方向及びアクチュエータ1の積層方向とそれぞれ直交する方向をX軸方向とする。
アクチュエータ本体2は、図2に示すように、シャフト10と、シャフト10をその軸線O回りに回転させる回転モータ20(動力伝達部)と、シャフト10を軸線Oに沿った軸方向(X軸方向)に直動させる直動モータ30と、回転モータ20及び直動モータ30等の駆動部を収容する駆動部ハウジング40と、駆動部ハウジング40のZ軸方向の下端面に接続され、シャフト10が摺動可能に挿通されたシャフトハウジング50(ハウジング)と、を有する。
シャフト10は、鉛直方向(Z軸方向)に延びており、回転モータ20及び直動モータ30によって、鉛直方向に直動すると共に、鉛直方向に延びる軸線O回りに回転する。シャフト10の先端部10Aには、中空孔11が設けられている。このシャフト10の先端部10Aには、工具や吸着パッド等の図示しないアプリケーション装置が取り付けられる。本実施形態では、シャフト10の先端部10Aに図示しない吸着パッドが取り付けられ、ワークWをピックアップし、所定の場所に載置する所謂ピック&プレイス動作を行うようになっている。
シャフト10の先端部10Aと反対の基端部10B側は、駆動部ハウジング40に収容されている。駆動部ハウジング40に収容されたシャフト10の基端部10B側には、例えば、軸方向に延びる図示しないスプライン溝が設けられている。回転モータ20は、当該スプライン溝に係合する図示しないスプラインナット(回転子)と、当該スプラインナットを回転させる固定子とを有する。回転モータ20の固定子は、駆動部ハウジング40に固定され、シャフト10のスプライン軸に係合したスプラインナット(回転子)を回転させることで、シャフト10の軸方向の移動を許容しつつ、シャフト10を軸線O回りに回転させるようになっている。
直動モータ30は、駆動部ハウジング40に固定された固定子31と、固定子31によって鉛直方向(Z軸方向)に移動する可動子32と、を有する。例えば、固定子31には図示しない複数のコイルが設けられ、可動子32には図示しない複数の永久磁石が設けられている。コイルは、鉛直方向に沿って所定ピッチで配置され、且つ、U、V、W相の3つのコイルを一組として複数組設けられている。本実施形態では、これらU、V、W相のコイルに三相電機子電流を流すことによって直線的に移動する移動界磁を発生させ、固定子31に対して可動子32を直線的に移動させるようになっている。
直動モータ30とシャフト10は、直動テーブル33を介して連結されている。直動テーブル33は、複数の直動案内装置34によって鉛直方向(Z軸方向)に案内されている。直動案内装置34は、駆動部ハウジング40に固定された軌道レール34aと、軌道レール34aに組み付けられたスライダブロック34bと、を有する。軌道レール34aは、鉛直方向に延びており、スライダブロック34bは、軌道レール34aに沿って鉛直方向に移動可能とされている。
直動テーブル33は、スライダブロック34bに固定され、スライダブロック34bと共に鉛直方向に移動可能とされている。この直動テーブル33は、直動モータ30の可動子32と連結アーム35を介して連結されている。また、直動テーブル33は、シャフト10と連結アーム36(動力伝達部)を介して連結されている。なお、連結アーム36には、シャフト10を回転可能に支持する図示しない軸受が設けられ、シャフト10の基端部10Bには、シャフト10の落下を防止する抜け止め37が設けられている。
駆動部ハウジング40は、図1に示すように、鉛直方向に延びる板状の直方体形状を有する。具体的に、駆動部ハウジング40は、Z軸方向の寸法がX軸方向の寸法よりも長く、X軸方向の寸法がY軸方向の寸法よりも長い。すなわち、駆動部ハウジング40は、アクチュエータ1の積層方向(Y軸方向)における寸法が最も小さくなっている。この駆動部ハウジング40のZ軸方向の上端面には、回転モータ20や直動モータ30を駆動させる電源や信号線等を含んだコネクタ41が接続されている。また、この駆動部ハウジング40のX軸方向の側端面には、カートリッジ部3のカートリッジハウジング60が着脱可能に固定されている。
カートリッジハウジング60は、駆動部ハウジング40と同様に、鉛直方向に延びる板状の直方体形状を有する。カートリッジハウジング60は、Z軸方向の寸法が駆動部ハウジング40のZ軸方向の寸法よりも短いが、駆動部ハウジング40と同様に、Z軸方向の寸法がX軸方向の寸法よりも長く、X軸方向の寸法がY軸方向の寸法よりも長い。すなわち、カートリッジハウジング60は、アクチュエータ1の積層方向(Y軸方向)における寸法が最も小さくなっている。このカートリッジハウジング60のY軸方向の寸法は、駆動部ハウジング40のY軸方向の寸法以下とされている。
カートリッジハウジング60の内部には、図2に示すように、エア制御機構61が収容されている。エア制御機構61は、図示しない複数の電磁弁を有し、シャフト10の先端部10Aからの中空孔11を介したエアの吸引、また、ワークWの脱着のためのエアの吐出または真空破壊等を制御するようになっている。エア制御機構61は、カートリッジハウジング60のZ軸方向の上端面に設けられたエア用コネクタ62と接続されると共に、カートリッジハウジング60のZ軸方向の下端面に設けられたエアチューブコネクタ63と接続されている。エア用コネクタ62は、エアを吸引する図示しないポンプと接続され、エアチューブコネクタ63は、エアチューブ64(流体流路)を介してシャフトハウジング50に設けられたエアチューブ接続孔51(流体流路接続孔)と接続されている。
図3は、本発明の実施形態におけるシャフトハウジング50の外観斜視図である。図4は、本発明の実施形態におけるシャフトハウジング50の分解斜視図である。図5は、本発明の実施形態におけるシャフトハウジング50の軸方向に沿った断面図である。
図3及び図5に示すように、シャフトハウジング50には、シャフト10が摺動可能に挿通されている。このシャフトハウジング50には、エアチューブ接続孔51と、エアチューブ接続孔51と連通してシャフト10の外周面10aを囲う内部空間52と、が設けられている。
シャフトハウジング50は、図4及び図5に示すように、ハウジング本体53と、一対の蓋体54と、シール体55と、摺動リング56と、を有する。ハウジング本体53は、貫通孔53aが設けられた筒状体である。この貫通孔53aには、その径方向においてエアチューブ接続孔51が連通している。エアチューブ接続孔51は、ハウジング本体53の長手方向(Z軸方向)における中央部に設けられており、ハウジング本体53の内外を連通させている。
一対の蓋体54は、ハウジング本体53の両端開口部を閉塞し、内部空間52を形成するものである。ハウジング本体53の両端開口部には、貫通孔53aよりも径が大きい円環状の段付き溝53bが設けられている。一方、蓋体54には、段付き溝53bに嵌合する円環状の嵌合突起54bが設けられている。この蓋体54の中央部には、シャフト10が挿通される貫通孔54aが、嵌合突起54bを貫通して設けられている。一対の蓋体54は、嵌合突起54bによってハウジング本体53の両端開口部に嵌合し、また、図示しないボルト等によってハウジング本体53に対し固定されている。
シール体55は、ハウジング本体53と一対の蓋体54との間に介在し、両者の隙間を気密にシールするものである。本実施形態のシール体55は、円環状のOリングであり、ハウジング本体53の段付き溝53bに配置され、蓋体54の嵌合突起54bによって軸方向(Z軸方向)に押しつぶされる。このシール体55の内径側には、摺動リング56が設けられている。摺動リング56は、シャフト10を摺動可能に支持するものであり、シール体55が軸方向に押しつぶされることによって、シャフト10の外周面10aに押圧される。これによって、シャフト10の外周面10aと摺動リング56との隙間からの空気漏れが抑制される。
図5に示すように、シャフトハウジング50の内部空間52に囲まれたシャフト10の外周面10aには、中空孔11と連通する連通孔12が設けられている。本実施形態の連通孔12は、シャフト10を径方向に十字に貫通しており、シャフト10の外周面10aに4つ開口している。なお、連通孔12は、1つであってもよい。中空孔11は、シャフト10を軸方向に貫通しておらず、シャフト10の先端部10Aから連通孔12が設けられた位置まで軸方向に延在している。これによって、中空孔11が連通孔12を介して内部空間52に連通し、さらに内部空間52を介してエアチューブ接続孔51と連通する。
シャフトハウジング50の内部空間52は、シャフト10の外径よりも一回り大きな円筒状の空間である。すなわち、ハウジング本体53の内部空間52において、ハウジング本体53の貫通孔53aとシャフト10の外周面10aとの間には、隙間が形成されている。この内部空間52は、シャフト10の軸方向において、直動モータ30(図2参照)によるシャフト10のストロークS以上の長さLを有する。すなわち、シャフト10のストロークSの全範囲において、連通孔12と内部空間52とが連通するようになっている。なお、シャフト10のストロークSは、駆動部ハウジング40の内部に設けられた図示しないストッパーによって設定することができる。
上記構成のシャフトハウジング50は、図2に示すように、シャフト10の軸線O上に設けられた駆動伝達部よりもシャフト10の先端部10A近く(ワークWの近く)に配置されている。なお、駆動伝達部とは、シャフトハウジング50に対しシャフト10を摺動させる力をシャフト10に伝達させるものであり、本実施形態では、回転モータ20及び連結アーム36が該当する。また、シャフトハウジング50は、エアチューブ接続孔51が、シャフト10の軸方向及びアクチュエータの積層方向と直交するX軸方向に延びるように、駆動部ハウジング40に取り付けられている。すなわち、エアチューブ接続孔51は、カートリッジ部3の着脱方向と同じ方向に開口しており、図1に示すアクチュエータ1の積層方向と干渉しない方向に配置されている。これにより、エアチューブ64とエアチューブ接続孔51との接続が容易になる。
上記構成のアクチュエータ1において、図2に示すワークWをピックアップする場合、エア制御機構61を駆動させる。エア制御機構61は、ポンプに連通する電磁弁を開き、エアチューブ64を介してシャフトハウジング50の内部空間52のエアを引くことで、シャフト10に設けられた中空孔11に負圧を発生させる。ここで、シャフトハウジング50には、エアチューブ64が接続されたエアチューブ接続孔51と、エアチューブ接続孔51と連通してシャフト10の外周面10aを囲う内部空間52と、が設けられている。そして、内部空間52に囲まれたシャフト10の外周面10aには、中空孔11と連通する連通孔12が設けられている。
この構成によれば、図2に示すように、シャフト10が軸線O回りに回転したとしても、内部空間52と連通孔12との連通状態が維持されるため、シャフト10の先端部10Aに設けられた中空孔11に負圧を発生させ、ワークWをピックアップすることができる。このように、本実施形態によれば、ロータリージョイントを使用せずに、回転するシャフト10にエアチューブ64を接続し、負圧を発生させることができる。これにより、ロータリージョイントを動かすために、トルクが大きい回転モータ20を選択しなくてもよくなる。また、部品数の多いロータリージョイントを使用しなくてよくなるため、アクチュエータ1のメンテナンスの頻度を低減させることができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、シャフトハウジング50の内部空間52が、シャフト10の軸方向において、直動モータ30(図2参照)によるシャフト10のストロークS以上の長さLを有している。この構成によれば、図2に示すように、シャフト10が軸方向に移動したとしても、内部空間52と連通孔12との連通状態が維持されるため、シャフト10の先端部10Aに設けられた中空孔11に負圧を発生させることができる。また、シャフトハウジング50は、駆動部ハウジング40に固定されているため、エアチューブ64との接続状態は変わらず、例えば、ピックアップしたワークWを脱着するために、中空孔11からエアを吐出または真空破壊したとしても、その影響をシャフト10に伝えないようにすることができる。
仮に、中空孔11がシャフト10を軸方向に貫通して設けられ、基端部10Bにエアチューブ64が接続される形態を考えた場合、エアの給排気によってエアチューブ64の硬さが変動すると、そのエアチューブ64の硬さがシャフト10の軸方向における抵抗となる。したがって、推力が小さい直動モータ30を使用した場合には、エアチューブ64の硬さによって可動子32が原点復帰できなくなる虞がある。一方、本実施形態によれば、エアチューブ64の硬さが変動したとしても、その影響がシャフト10に伝わらないから、推力が大きい直動モータ30を選択しなくてもよく、小型で軽量のワークWを高速で搬送することが可能となる。
また、シャフトハウジング50は、図2に示すように、シャフト10の軸線O上において、動力伝達部(回転モータ20及び連結アーム36)よりもシャフト10の先端部10A近くに配置されている。この構成によれば、ワークWをピック&プレイスするタクトタイムを短くすることができる。すなわち、上述したように、中空孔11がシャフト10を軸方向に貫通して設けられ、基端部10Bにエアチューブ64が接続される形態では、シャフト10の全長に亘ってエアを引く必要があるが、本実施形態によれば、シャフト10の先端部10Aから連通孔12までエアを引けばよく、また、エア制御機構61までの距離も短くなるため、素早く負圧を発生させることができる。
また、シャフトハウジング50は、図4に示すように、筒状のハウジング本体53に、そのハウジング本体53の両端開口部を閉塞するように一対の蓋体54を取り付け、ハウジング本体53と一対の蓋体54との間にシール体55を介在させ、このシール体55に設けた摺動リング56によって、シャフト10を摺動可能に支持する構成となっている。このように、ハウジング本体53と一対の蓋体54との間に、シール体55を挟み込むことにより組み立てが容易になる。また、例えば、ハウジング本体53の貫通孔53aにシール体55を配置するために円環状の溝を加工する必要がなくなる。ハウジング本体53の貫通孔53aに円環状の溝を加工する場合、加工がし難く、寸法管理が困難になる。一方、本実施形態によれば、ハウジング本体53の両端開口部に段付き溝53bを加工し、蓋体54を用いてシール体55を配置する溝を形成するため、加工が容易で高精度な寸法管理が可能になる。これにより、シール体55のつぶし代の管理が容易になるため、摺動リング56によるシャフト10に対する摺動抵抗の管理が容易になる。
このように、上述の本実施形態によれば、先端部10Aに中空孔11が設けられたシャフト10と、シャフト10が摺動可能に挿通されたシャフトハウジング50と、を有し、シャフトハウジング50には、エアチューブ接続孔51と、エアチューブ接続孔51と連通してシャフト10の外周面10aを囲う内部空間52と、が設けられ、内部空間52に囲まれたシャフト10の外周面10aには、中空孔11と連通する連通孔12が設けられている、という構成を採用することによって、ロータリージョイントを使用せずにシャフト10にエアチューブ64を接続でき、推力・トルク及び動作に対する影響が少ないアクチュエータ1及びアクチュエータユニット100が得られる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、アクチュエータ1が回転モータ20及び直動モータ30を有する構成について例示したが、アクチュエータ1が回転モータ20のみを有する構成であってもよいし、アクチュエータ1が直動モータ30のみを有する構成であってもよい。例えば、アクチュエータ1が回転モータ20のみを有する構成である場合、図5に示す内部空間52の長さLを、連通孔12と対向可能な長さ(領域)まで短くしてもよい。
また、上記実施形態では、回転モータ20がスプラインナットを介してシャフト10を回転させる構成を例示したが、例えば、回転モータ20がベルト及びプーリーを介してシャフト10を回転させる構成であってもよい。この場合、シャフト10に固定されたプーリーが動力伝達部となる。
また、例えば、上記実施形態では、ワークWをピック&プレイスするアクチュエータ1に本発明を適用したが、例えば、他の空圧のアクチュエータや、上記従来技術のように流体として液体を供給する主軸装置等にも本発明を適用することができる。
1…アクチュエータ、10…シャフト、10a…外周面、10A…先端部、10B…基端部、11…中空孔、12…連通孔、20…回転モータ、30…直動モータ、36…連結アーム(動力伝達部)、50…シャフトハウジング(ハウジング)、51…エアチューブ接続孔(流体流路接続孔)、52…内部空間、53…ハウジング本体、54…蓋体、55…シール体、56…摺動リング、64…エアチューブ(流体流路)、100…アクチュエータユニット、L…長さ、O…軸線、S…ストローク、W…ワーク

Claims (5)

  1. 先端部に中空孔が設けられたシャフトと、
    前記シャフトが摺動可能に挿通されたハウジングと、を有し、
    前記ハウジングには、流体流路接続孔と、前記流体流路接続孔と連通して前記シャフトの外周面を囲う内部空間と、が設けられ、
    前記内部空間に囲まれた前記シャフトの外周面には、前記中空孔と連通する連通孔が設けられている、ことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記シャフトの軸線上には、前記ハウジングに対し前記シャフトを摺動させる動力伝達部が設けられており、
    前記ハウジングは、前記シャフトの軸線上において、前記動力伝達部よりも前記シャフトの先端部近くに配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記シャフトの軸方向に沿って、前記ハウジングに対し前記シャフトを摺動させる直動モータを有し、
    前記内部空間は、前記シャフトの軸方向において、前記直動モータによる前記シャフトのストローク以上の長さを有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記ハウジングは、
    前記流体流路接続孔が径方向に設けられた筒状のハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の両端開口部を閉塞する一対の蓋体と、
    前記ハウジング本体と一対の蓋体との間に介在するシール体と、
    前記シール体に設けられ、前記シャフトを摺動可能に支持する摺動リングと、を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のアクチュエータが、前記シャフトの軸方向と直交する方向に複数積層され、
    前記流体流路接続孔が、前記シャフトの軸方向及び前記アクチュエータの積層方向と直交する方向に設けられている、ことを特徴とするアクチュエータユニット。
JP2017123427A 2017-06-23 2017-06-23 アクチュエータ及びアクチュエータユニット Active JP6918598B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123427A JP6918598B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 アクチュエータ及びアクチュエータユニット
PCT/JP2018/023267 WO2018235809A1 (ja) 2017-06-23 2018-06-19 アクチュエータ及びアクチュエータユニット
TW107121283A TW201905346A (zh) 2017-06-23 2018-06-21 致動器及致動器單元

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123427A JP6918598B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 アクチュエータ及びアクチュエータユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019005844A true JP2019005844A (ja) 2019-01-17
JP6918598B2 JP6918598B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=64736985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017123427A Active JP6918598B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 アクチュエータ及びアクチュエータユニット

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6918598B2 (ja)
TW (1) TW201905346A (ja)
WO (1) WO2018235809A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2435188A1 (de) * 1974-07-22 1976-02-05 Fahrion Fa Eugen Vorrichtung zum kuppeln eines ein einsatzstueck aufnehmenden einsetzkoerpers mit einem antriebskoerper, insbesondere einer ein werkzeug aufnehmenden stellhuelse mit einem in eine spindel einer werkzeugmaschine einsetzbaren schnellwechselfutter
JPS58125539A (ja) * 1982-01-18 1983-07-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 吸着装置
JPH07100788A (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 Toshiba Corp ロボットと真空吸着ハンド
JPH11330792A (ja) * 1998-05-21 1999-11-30 Juki Corp 電子部品実装機における部品吸着装置
JP2002052487A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Jt Engineering Inc 青果物保持装置および青果物移送装置
JP2002307360A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Juki Corp 電子部品実装機の装着ヘッド
JP2002543995A (ja) * 1999-05-12 2002-12-24 エービービー エービー スイベル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2435188A1 (de) * 1974-07-22 1976-02-05 Fahrion Fa Eugen Vorrichtung zum kuppeln eines ein einsatzstueck aufnehmenden einsetzkoerpers mit einem antriebskoerper, insbesondere einer ein werkzeug aufnehmenden stellhuelse mit einem in eine spindel einer werkzeugmaschine einsetzbaren schnellwechselfutter
JPS58125539A (ja) * 1982-01-18 1983-07-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 吸着装置
JPH07100788A (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 Toshiba Corp ロボットと真空吸着ハンド
JPH11330792A (ja) * 1998-05-21 1999-11-30 Juki Corp 電子部品実装機における部品吸着装置
JP2002543995A (ja) * 1999-05-12 2002-12-24 エービービー エービー スイベル
JP2002052487A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Jt Engineering Inc 青果物保持装置および青果物移送装置
JP2002307360A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Juki Corp 電子部品実装機の装着ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018235809A1 (ja) 2018-12-27
TW201905346A (zh) 2019-02-01
JP6918598B2 (ja) 2021-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5417588B2 (ja) アクチュエータ
EP1395105B1 (en) Component-placing apparatus
US5997223A (en) High speed drilling spindle with reciprocating ceramic shaft and edoubl-gripping centrifugal chuck
US8196484B2 (en) Electric actuator
US11754157B2 (en) Integrated motor linear actuator
EP1642676A1 (en) Turret for machine tool
EP3262320B1 (en) High speed rod-style linear actuator
KR101932512B1 (ko) 픽업 장치
JP6518643B2 (ja) 吸着緩衝装置
EP2790306A2 (en) Rotor-linear actuator
KR101452304B1 (ko) 전기식 축 구동장치
US20130147131A1 (en) Rotary Stage With Integrated Collet Closer Assembly
JP2019005844A (ja) アクチュエータ及びアクチュエータユニット
JP6923372B2 (ja) アクチュエータ及びアクチュエータユニット
JP7188850B2 (ja) アクチュエータ
CN111660320A (zh) 吸附缓冲装置
WO2010073501A1 (ja) 工作機械用主軸の工具固定装置
JPWO2017081775A1 (ja) 実装シャフト装置、実装ヘッド、表面実装機
JP2007127160A (ja) ロータリアクチュエータ
JP4472042B2 (ja) クランプ装置
JP2010510893A (ja) 高速スピンドル
JP2006275068A (ja) アクチュエータ
KR101504286B1 (ko) 가공기계용 축 구동장치
CN110871277B (zh) 主轴装置
JP7158944B2 (ja) 負圧発生構造およびアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6918598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150