JP2010510893A - 高速スピンドル - Google Patents

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Abstract

本発明は、1つのスピンドルハウジング(1)と、スピンドルハウジング(1)内で、回転軸(X)を中心に回転および駆動可能に、静圧型空気軸受により支持されているスピンドルシャフト(3)と、スピンドルシャフト(3)と一緒に回転するためにこれと連結されているツールホルダー(4)とを有する高速スピンドルに関するものである。このスピンドルシャフト(3)は軸方向の貫通孔(31)を有し、トルク耐性に、また、軸方向に固定された状態でツールホルダー(4)と接続されているツールホルダーシャフト(48)は、貫通孔を介して通され、トルク耐性に、しかしスピンドルシャフト(3)に対し相対的に軸方向へ移動可能であるようにスピンドルシャフト(3)と連結されており、ツールホルダーシャフト(48)に作用する併進アクチュエータ(6)は、ツールホルダーシャフト(48)とツールホルダー(4)とを軸方向に動かすために準備されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前提部分に基づく高速スピンドルに関する。
通常、プリント回路基板に穴をあける場合、120,000 1/min〜350,000 1/minの範囲にある非常に高速の空気静圧軸受けスピンドルが使用される。周知のスピンドルは、内蔵回転駆動モータ、ツール用クランプ装置および冷却装置を有する閉じた機能ユニットである。この種のスピンドルは、例えば、DE10210750ALから知られている。プリント基板に穴をあけるためには、通常、15mmよりも小さいドリル送りを実行するプリント基板用ドリルの垂直な送り装置の上に、スピンドルが取り付けられる。この送り装置は、例えば、スピンドル‐ナットアクチュエータまたは転がり軸受リニアモータといった、1つのリニアアクチュエータを有している。
このような周知の装置では、穴をあけるためにスピンドル全体が移動しなければならず、また、通常は、時間単位当たり多数のドリルホールがあけられるため、穴をあけるためにスピンドルが上下運動する場合、動いているスピンドルの質量によって高い加速力が生じる。しかしながら、このような高い加速力では作業速度が限られてしまうため、プリント基盤に穴をあける場合に達成できる工率が制限される。大きな質量を動かすことは、その他にも、高性能の軸方向アクチュエータが必要であるため、製造コストが非常に高くなってしまう。
本発明の課題は、業界標準の高速スピンドルを、例えば、プリント基盤の穴開けにおいて、高速でも高い加工性能を実現できるように発展させることである。
この課題は、請求項1に示されている特徴によって解決される。
スピンドルシャフトの内側にツールホルダーシャフトを軸方向に配置すること、また、これら両方のシャフトはトルク耐性に連結されるが、相対的に互いが軸方向に移動可能であるように連結することによって、スピンドル全体が動く必要はなくなり、ツールホルダーのみがツールホルダーシャフトとともに動くため、軸方向に往復運動する質量は、従来の技術と比べると明らかに低下する。このために必要な併進アクチュエータは、かなり小型化することができるため、製造コストが抑えられ、併進アクチュエータを取り付けた高速スピンドル全体の容積は、従来の技術に比べ明らかに低下する。
発明に基づくこのような実施形態によって、スピンドルシャフトをある基準(長さ/直径‐比)まで制限することができ、このことが、対象となる400,000 1/minまでの回転数範囲において、いわゆるオイルホイップが生じるのを防止する。これは、併進アクチュエータがツールホルダーシャフトに作用し、従来技術の場合のようにスピンドルシャフトに作用しないことによって実現される。すなわち、スピンドルシャフトは、リニアアクチュエータの位置および実施形態とは無関係に、最適にサイズを決めることが可能となる。
従って、発明に基づく高速スピンドルの場合は、回転運動と直線運動とがツールホルダーと、ツールホルダーに取り付けられているツールに直接伝達される。回転アクチュエータは、従来の高速スピンドルと同じように取り付けられ、半径方向と軸方向に通るスピンドルシャフトを有し、これらのスピンドルシャフトは、1つの同期モータまたは非同期モータによって電気的に駆動される。従って、スピンドルシャフトの長さ、直径および固有振動数は、別の構造パラメーター(例えば、併進アクチュエータへの接続など)がスピンドルシャフトの長さに影響を及ぼすことなく、対象となる最大回転数に正確に適合することができる。
本発明に基づく高速スピンドルの実施形態で有利な点は、リニアアクチュエータが非常に少ない質量しか動かす必要がなく、従って出力も少なくて済むことから、従来の高速スピンドルの併進アクチュエータよりも、かなり小型化できるという点である。さらに、硬質の、特別な材料でスピンドルシャフトを製造する必要もない。
とくに、ツールホルダーシャフトとスピンドルシャフトとをトルク耐性に連結するため、回転同期カップリングが準備されている場合は有利である。この回転同期カップリングは、スピンドルシャフトと接続され、1つの軸方向の孔を有しており、この孔にツールホルダーシャフトが通されている。その際、回転同期カップリング部分のツールホルダーシャフトには、縦方向の形状が施され、これに対応するように形成された、回転同期カップリングの形状体がこの縦方向の形状にかみ合っている。このような実施形態によって、軸方向の相対運動が問題なく行えるため、確実なトルク伝達を実現することができる。
回転同期カップリングの形状体が少なくとも1つの球体から形成され、さらにツールホルダーシャフトの縦方向の形状が少なくとも1つの軸に平行な縦溝によって形成されている場合は、とくに有利である。この縦溝の中に少なくとも1つの球体がかみ合っており、この球体は回転同期カップリングの内壁に形成されているボールソケットの中に支持されている。1つまたは複数の球体が、縦方向の形状にかみ合う形状体として準備されることによって、確実なトルク伝達で、摩擦の少ない軸方向の動きが実現される。
しかし、その他にも、回転同期カップリングの形状体とツールホルダーシャフトの縦方向の形状とは、従来のシャフト‐ハブ接続、とりわけ多重歯型形状接続によっても形成することができる。
併進アクチュエータが1つのリニアアクチュエータによって形成されており、このリニアアクチュエータは軸継ぎ手によってツールホルダーシャフトと軸方向に連結され、1つの平らな、軸方向に作用するエアベアリングにより、ツールホルダーシャフトに関して、回転デカップリングされていることが好ましい。エアベアリングによるこの回転デカップリングは、トルクデカップリングに関して、とりわけ、リニアアクチュエータの摩擦の少ないツールホルダーシャフトへの接続で、軸方向の力を確実に伝達する働きがある。その際、このリニアアクチュエータは、例えばリニアモータまたは従来のボルト‐ナットアクチュエータによって形成することができる。
その際、併進アクチュエータとツールホルダーシャフト間の軸継ぎ手がマグネットを有しており、磁力による軸方向の連結が行われる場合は、とくに好ましい。
次に、1つの例に基づき、図を用いて本発明をより詳しく説明する。
発明に基づく高速スピンドルの縦断面図である。 図1の線II−IIで切断した場合の横断面の拡大図である。 図1の線III−IIIで切断した場合の、もう1つの回転同期カップリングの拡大図である。
図1は、主として円筒形スピンドルハウジング1をもつ、発明に基づいた高速スピンドルである。このスピンドルハウジング1は、管状ハウジングカバー10と、この管状ハウジングカバー10に接続されているツールヘッド12とを有している。
管状ハウジングカバー10の正面先端部11(以下にスピンドル裏面とも呼ばれる)において、第1の円筒形エアベアリングユニット14が、管状ハウジングカバー10の中にはめ込まれており、このエアベアリングユニットはフランジ様の正面拡張部分15を有し、この正面拡張部分が管状ハウジングカバー10の後方正面に接し、これとボルトで接続されている。管状ハウジングカバー10にかみ合う、第1の円筒形エアベアリングユニットの円筒形部分15´は、管状ハウジングカバー10の内壁10´に対して、シールリング15″でシールされている。
第1の円筒形エアベアリングユニット14は、管状ハウジングカバー10の中心軸Aに対し同軸の貫通孔14´を有している。
管状ハウジングカバー10のもう一方の正面先端部13(以下、前方先端部と呼ぶ)では、第2の円筒形エアベアリングユニット16が管状ハウジングカバー10の中にはめ込まれている。この第2の円筒形エアベアリングユニット16も、その正面にフランジ部分17を有しており、このフランジ部分は管状ハウジングカバー10の前方部分13の正面に接し、これとボルトで接続されている。第2の円筒形エアベアリングユニット16もまた、管状ハウジングカバー10にかみ合う円筒形部分17´の外周にシールリング17″が取り付けられており、これらのシールリングは、管状ハウジングカバー10の内壁10´に接している。第2の円筒形エアベアリングユニット16には、同様に軸方向の貫通孔16´が備えられており、この貫通孔は管状ハウジングカバー10の長軸Aに対して同軸に通っている。
第2エアベアリングユニット16の外側の正面には、半径方向に延びるエアベアリング部分16″が取り付けられている。
管状ハウジングカバー10の内側にある、第1エアベアリングユニット14および第2エアベアリングユニット16の正面先端部は互いに離されており、その間にできた空間に、電気回転駆動モータ2のステーター20が配置されている。このステーター20は、円筒形リングの形に形成されており、その中心の貫通開口部は管状ハウジングカバー10の軸Aに対して同軸であり、その直径は、貫通孔14´と16´の直径よりもわずかに大きい。
第1の円筒形エアベアリングユニット14の貫通孔14´と第2の円筒形エアベアリングユニット16の貫通孔16´は、それぞれ半径方向の静圧型空気軸受を形成している(以下ではエアベアリングとも呼ぶ)。第1エアベアリングユニット14と第2エアベアリングユニット16の各内壁には、さらに微細孔が付けられており、これらの微細孔はそれぞれのエアベアリングユニット14、16の内側に準備されている圧縮空気ダクトに合流している。このような静圧型空気軸受は、例えば、DE9421536から周知であり、そこでのエアベアリングの説明が、本説明の公開内容の中に取り入れられている。
管状スピンドルシャフト3は、その外径が貫通孔14´と16´の内径よりもわずかに小さく、第1エアベアリングユニット14または第2エアベアリングユニット16の貫通孔14´と16´の中にはめ込まれており、そのため、管状スピンドルシャフト3は両方のエアベアリングユニット14、16の内部で空気静圧によって支持されている。
管状スピンドルシャフト3の前方先端部には、スピンドルシャフト3の管状部分30から半径方向に延びるフランジ部分32が取り付けられている。半径方向のフランジ部分32は、第2エアベアリングユニット16側の後方正面32´と、第2エアベアリングユニット16の半径方向に延びるエアベアリング部分16″との間にわずかな隙間ができるように配置され、半径方向に延びるエアベアリング部分16″がスピンドルシャフト3に対して、軸方向に作用する静圧型空気軸受を形成している。スピンドルシャフト3の管状部分30の内部には、電気回転駆動モータ2の円筒形ローター22が、ステーター20の半径方向の内側に置かれ、スピンドルシャフト3とトルク耐性に接続されている。ローター22には中心の貫通孔23が備えられており、長軸Aと同軸に通っている。このような方法でステーター20とローター22とが電気回転駆動モータ2を形成し、これと一緒に、第1と第2のエアベアリングユニット14、16の静圧型空気軸受の中で回転支持されるスピンドルシャフト3が、回転しながら移動可能になっている。
ツールヘッド12のフランジ部分12´と第2エアベアリングユニット16のフランジ部分17との間には、スペーサーリング18が準備され、その軸方向の厚さは、スピンドルシャフト3の半径方向のフランジ部分32の厚さよりも少し大きい。こうしたことから、管状ハウジングカバー10、第2エアベアリングユニット16のフランジ部分17、スペーサーリング18およびツールヘッド12のフランジ部分12´を接合し、軸方向に相互にボルトで締めて高速スピンドルを組み立てると、第2エアベアリングユニット16の半径方向に延びるエアベアリング部分16″と、ツールヘッド12の後方正面に準備された半径方向に延びるエアベアリング部分12″との間に軸方向の隙間が形成され、これがスピンドルシャフト3の自由な回転を可能にする。スピンドルシャフト3は、その際、半径方向に延びる両方のエアベアリング部分12″と16″によって軸方向に固定されている。
ツールヘッド12は軸方向の貫通孔19を有し、この貫通孔はエアアウトレットノズルとして多数の微細孔がつけられ、ツールヘッド12内の圧縮空気供給システム(図に示されていない)と接続されている。従って、軸方向の貫通孔19の内壁は、軸方向の貫通孔に挿入された、チャックインサート4のチャックスリーブ40に対して、静圧型空気軸受の軸受け面を形成する。このような方法で、チャックスリーブ40は、ツールヘッド12の軸方向の貫通孔19の中で回転可能であるように、また、軸方向に移動可能であるように支持されている。
チャックスリーブ40の内部にはチャック42が準備され、チャックスリーブ40とトルク耐性に接続されているが、これはDE102005003701A1から知られているチャックに該当する。DE102005003701の公開内容は、チャックの説明に関して、本説明の中に明確に引用されている。
チャック42の中には、例えばドリルなどの回転ツール44が、そのドリル軸44´とともに挿入されている。ツールヘッド12の外側の正面に準備されているリング形のけん引機構46は、チャックを開ける役割を果たし、回転ツール44をチャック42の中に挿入したり、そこから引き出したりするために作動する。
チャックスリーブ40の外側先端部(図1左)の反対側であり、スピンドルハウジング1の内部に収まっている、管状チャックスリーブ40の先端部には、固定用インサート47が挿入され、チャックスリーブ40とトルク耐性に接続されている。この固定用インサート47には、ツールホルダーシャフト48がトルク耐性に取り付けられ、このツールホルダーシャフトは、チャックスリーブ40の固定用インサート47から中央に、管状スピンドルシャフト3を通り抜けて軸方向へ延び、管状スピンドルシャフトの後方先端部でスピンドルシャフトから出ている。ツールホルダーシャフト48は、その際、長軸Aに対して同軸に置かれており、従って、管状ハウジングカバー10の長軸Aと、回転スピンドルシャフト3とツールホルダーシャフト48の共通の回転軸Xとは同一である。
後方先端部(図1の右)では、ツールホルダーシャフト48が軸継ぎ手60の管状部分62の中に挿入され、この管状部分62は、スピンドルシャフト3の管状部分30の貫通孔31に部分的に挿入されている。軸継ぎ手60の管状部分62は、管状部分30の内部で、好ましくはエアベアリングによって軸方向に移動可能であるように支持されている。軸継ぎ手60の管状部分62の外側先端部には、管状部分62と接続されている半径方向のフェースプレート64が準備されている。管状部分62の反対側の、半径方向フェースプレート64の正面63には、もう1つの静圧型空気軸受が準備されており、これは、併進アクチュエータ6の継ぎ手部分66の軸方向の軸受けに働く。
このような方法により、回転軸X方向に前後運動することのできる並進アクチュエータは、軸継ぎ手60とツールホルダーシャフト48とを、チャックインサート4と一緒に軸X方向に(図1の左へ)押すことができる。(図1の右へ)引く動きを伝達するために、連結部分66の中にはマグネット68が準備され、並進アクチュエータ6が図1の右へ動いた場合、このマグネットが、適合する磁化材料から作られた半径方向のフェースプレート64とツールホルダーシャフト48とを、チャックインサート4と一緒に引き戻す。
スピンドルシャフト3の管状部分30の内部には、例えば1つまたは2つの、断面がリング状の円筒形カップリングエレメント50、52を有する回転同期カップリング5が準備されており、これらのカップリングエレメントの外周が管状部分30の内周と接し、トルク耐性に管状部分30と接続されている。カップリングエレメント50、52には、それぞれ軸方向の貫通孔があり、その際、各貫通孔の内周には、少なくとも1つの縦溝、好ましくは周辺方向に相互に間隔をおいて、複数の縦溝が付けられ、回転同期カップリング5の形状体を形成している。ツールホルダーシャフト48の外周にも、同様にこの部分において、相当数の縦溝48´が取り付けられているため、ツールホルダーシャフト48の外周と各カップリングエレメント50、52の内周とは周辺方向に互いに形状固定しているが、軸方向には相対的に動き合うことができる。このことによって、スピンドルシャフト3の回転は、その管状部分30と回転同期カップリング5のカップリングエレメント50、52とを介して、ツールホルダーシャフト48へ伝達され、そこからチャック42と回転ツール44へ確実に伝達され、同時に、ツールホルダーシャフト48の軸方向の動きがスピンドルシャフト3に対して相対的に可能となる。その他にも、カップリングエレメント50、52とツールホルダーシャフト48とは、力結合(例えば、磁気抗力)を介して互いに連結することがでる。
図2は、線II−IIで切断した場合の横断面の拡大図である。この場合、ツールホルダーシャフト48とカップリングエレメント50、52との間のシャフト−ハブ接続が、縦溝48´および52´による多重歯型形状として形成されている。この拡大図では、ツールホルダーシャフト48とカップリングエレメント52との間の形状固定によるシャフト−ハブ接続がはっきりと認められる。
もう1つのシャフト−ハブ接続を図3に示す。この図は、図1の線III−IIIで切断した場合の横断面図である。図中の数字は、図1および2の実施例に示されている数字に100が付け足されている。
スピンドルシャフト103の管状部分130は、第1の実施例と同じく、フランジ部分117の円筒形部分117´において静圧型空気軸受により回転支持されている。軸方向の貫通孔151を有するカップリングエレメント150は、管状部分130内部で半径方向に、トルク耐性に管状部分130と接続された状態で準備されている。この軸方向の貫通孔151の壁には、部分的球体の形をした2つのボールソケット148´が、180°の円周角を隔てて準備されており、その中にそれぞれ1個の球体149が入れられている。これに合うように、ツールホルダーシャフト148の外周には、軸方向に平行な2つの縦溝148´が、180°の円周角を隔てて付けられており、それぞれの縦溝の中に球体149の1つがかみ合っている。このような方法で、カップリングエレメント150とツールホルダーシャフト148との間で、回転方向Rへの形状結合が形成されるため、ツールホルダーシャフト148は、カップリングエレメント150およびスピンドルシャフト130と一緒に回転することができる。しかし同時に、ツールホルダーシャフト148は、縦方向、すなわち回転軸Xの方向に、カップリングエレメント150に対して相対的に動くことができる。その際、球体149は、この軸方向への動きに対して摩擦の少ないボールベアリングを形成する。
球体の対称配置(円周を分割することによって、2つ以上の球体でも準備可能)は、回転時にアンバランスが生じるのを防ぐ。この種のアンバランスは、かなりの高速で回転させようとする場合には避けなければならない。カップリングエレメント150とツールホルダーシャフト148との間のキャッチエレメントとして、球体149が1つだけしか取り付けられていない場合、ツールホルダーシャフト148とカップリングエレメント150とは、それに応じてバランスを保つ必要がある。第2のカップリングエレメントは、第1のカップリングエレメント150に合わせて形成される。
ツールホルダーシャフトとスピンドルシャフトとが軸方向へ分離し、それと同時にこの両方のシャフトが回転式に連結されることによって、工作物加工用の回転ツールを有するチャックインサートが軸方向に移動することができる。また、そのために、スピンドル全体が軸方向に動く必要はない。すなわち、ツールホルダーシャフトと、これに接続しているチャックインサートだけが軸方向に動かされる。
本発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、この実施形態は、本発明の中心となるアイディアを一般的に説明するためのものである。発明に基づくこの装置は、実際に上記の実施形態以外の形態も保護範囲に入れることができる。この場合、本装置は、請求項のそれぞれ個別の特徴を組み合わせた、特殊な特徴を有することができる。
請求項、説明および図の中の記号は、本発明をより分かりやすく理解するためだけに用いられているのであって、保護範囲を制限するべきものではない。

Claims (6)

  1. 1つのスピンドルハウジング(1)と、
    前記スピンドルハウジング(1)内で、回転軸(X)を中心に回転および駆動可能に、静圧型空気軸受によって支持されているスピンドルシャフト(3)と、
    前記スピンドルシャフト(3)と一緒に回転するためにこれと連結されているツールホルダー(4)とを有する高速スピンドルであって、
    前記スピンドルシャフト(3)が軸方向の貫通孔(31)を有し、トルク耐性に、また、軸方向に固定された状態でツールホルダー(4)と接続しているツールホルダーシャフト(48)が前記貫通孔を介して通され、
    前記ツールホルダーシャフト(48)が、トルク耐性に、しかし前記スピンドルシャフト(3)に対し相対的に軸方向へ移動可能であるように、前記スピンドルシャフト(3)と連結されており、
    前記ツールホルダーシャフト(48)に作用する併進アクチュエータ(6)が、前記ツールホルダーシャフト(48)と前記ツールホルダー(4)を軸方向に動かすために準備されていることを特徴とする、高速スピンドル。
  2. 前記ツールホルダーシャフト(48)と前記スピンドルシャフト(3)とをトルク耐性に連結するために、前記スピンドルシャフト(3)と接続された、1つの軸方向の孔を有する回転同期カップリング(5)が準備され、前記孔を介して前記ツールホルダーシャフト(48)が通されており、その際、前記ツールホルダーシャフト(48)には、前記回転同期カップリング(5)の部分に縦方向の形状が付けられ、これに対応するように形成された前記回転同期カップリング(5)の形状体が前記縦方向の形状にかみ合うことを特徴とする、請求項1に記載の高速スピンドル。
  3. 前記回転同期カップリング(105)の形状体が少なくとも1つの球体(149)から形成され、前記ツールホルダーシャフト(148)の前記縦方向の形状が少なくとも1つの軸に平行な縦溝(148´)によって形成され、前記縦溝の中に少なくとも1つの球体(149)がかみ合い、前記球体は前記回転同期カップリング(105)の内壁(151)に形成されているボールソケット(150´)の中で支持されていることを特徴とする、請求項2に記載の高速スピンドル。
  4. 前記回転同期カップリング(5)の形状体と前記ツールホルダーシャフト(48)の前記縦方向の形状とが、シャフト‐ハブ接続、とりわけ多重歯型形状接続を形成していることを特徴とする、請求項2に記載の高速スピンドル。
  5. 前記併進アクチュエータ(6)が1つのリニアアクチュエータによって形成されており、前記リニアアクチュエータは1つの軸継ぎ手(60)によって前記ツールホルダーシャフト(48)と軸方向に連結され、1つの平らな、軸方向に作用するエアベアリングにより、前記ツールホルダーシャフト(48)に関して回転デカップリングされていることを特徴とする、これまでの請求項の1つに記載の高速スピンドル。
  6. 前記併進アクチュエータ(6)と前記ツールホルダーシャフト(48)間の前記軸継ぎ手(60)がマグネットを有しており、それによって磁力による軸方向の連結が行われることを特徴とする、請求項5に記載の高速スピンドル。
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