JP2019001589A - 可撓性部材取出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器の内部で隣接する列の可撓性部材同士の端部が互いに重なっている場合でも、可撓性部材を容器から簡単かつ確実に取り出すことができる可撓性部材取出装置を提供することを目的とする。【解決手段】容器Dの内部に多列に積層された偏平状のパウチPを取り出す装置であって、最上層のパウチPの表面を保持して持ち上げる保持部2と、保持部2の周辺に設けられた当接部3とを備える。保持部2により最上層のパウチPの表面を保持して持ち上げる際、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態となって、当接部3が可撓性部材Pの表面に当接することによって、パウチPが保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲する。【選択図】図1

Description

本発明は、容器の内部に多列に積層されたパウチ等の偏平状の可撓性部材を取り出す可撓性部材取出装置に関するものである。
従来、パウチに所定の流体を充填するに際して、流体の充填前に空の偏平状のパウチが積層された容器が搬送され、該容器からパウチを上から順にロボットハンド等の吸着ヘッド等を用いて吸着保持しながら取り出し、その後、流体の充填機に搬送することが行われる(例えば、特許文献1,2参照)。
そして、図7に示すように、容器にできるだけ多くのパウチを収容するため、容器にパウチを多列を積層することが行われている。
特開平5−124751号公報 特開2007−39113号公報
しかしながら、容器が搬送される過程において、容器の内部でパウチに乱れやずれが生じることによって、容器の内部で隣接する列のパウチ同士の端部が重なった状態になる場合がある。このような状態で吸着ヘッドにより某列の最上層のパウチを吸着保持して持ち上げると、隣接する列のパウチの端部が引っ掛かることによって、当該隣接する列のパウチが不用意に持ち上げられたり、ひっくり返ったり、あるいは大きくずれたりするなどの不具合が生じるため、その後、パウチを取り出す動作に支障をきたすという問題があった。
なお、このような問題は、パウチのみならず、偏平状の可撓性部材であれば同様に生じる問題である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、容器の内部で隣接する列の可撓性部材同士の端部が互いに重なっている場合でも、隣接する列の可撓性部材に対する影響を軽減しながら可撓性部材を容器から簡単かつ確実に取り出すことができる可撓性部材取出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、容器の内部に多列に積層された偏平状の可撓性部材を取り出す可撓性部材取出装置であって、最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる保持部と、該保持部の周辺に設けられた当接部とを備え、前記保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記保持部が前記当接部よりも相対的に上方に位置する状態となって、前記当接部が可撓性部材の表面に当接することによって、可撓性部材が保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲することを特徴とする。
これによれば、保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、可撓性部材が保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲するため、容器の内部で隣接する列の可撓性部材同士の端部が互いに重なっている場合でも、隣接する列の可撓性部材に対する影響を軽減しながら可撓性部材を容器から簡単かつ確実に取り出すことができる。
また、前記保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記保持部が前記当接部よりも相対的に下方に位置する状態から、前記保持部が前記当接部よりも相対的に上方に位置する状態に変位するのが好ましい。これによれば、当初は保持部が当接部よりも相対的に下方に位置することにより、保持部が可撓性部材の表面を確実に保持することができる。また、保持部が当接部よりも相対的に上方に位置することにより、可撓性部材が保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲することができる。
また、前記保持部は、最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記当接部よりも上方に位置するように移動してもよい。これによれば、保持部が当接部よりも上方に位置するように移動することによって、保持部が当接部よりも相対的に下方に位置する状態から、保持部が当接部よりも相対的に上方に位置する状態に変位することができる。
また、前記保持部は、可撓性部材の積層方向に伸縮可能に構成され、最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記当接部よりも上方に位置するように収縮してもよい。これによれば、保持部の収縮動作によって、保持部が当接部よりも上方に簡単に位置することができる。
また、前記保持部は、最上層の可撓性部材の表面を吸着により保持するサクションカップを備えてもよい。これによれば、保持部が可撓性部材の表面を吸着により確実に保持することができる。
また、前記保持部は、前記サクションカップが可撓性部材の積層方向に複数設けられてもよい。これによれば、各サクションカップが可撓性部材の積層方向に収縮することにより、保持部が当接部よりも上方に位置するように収縮することができる。
また、前記当接部は、前記保持部の両側に設けられているのが好ましい。これによれば、可撓性部材が保持部分を頂点として両側に向けて下方に湾曲するため、各列の可撓性部材の取り出しに汎用的に使用することができる。また、可撓性部材が3列以上に積層されている場合、両側に隣接する列の可撓性部材に対する影響を同時に軽減することができる。
また、前記当接部は、可撓性部材の積層方向に移動可能な状態で設けられてもよい。これによれば、当接部に可撓性部材の積層体から所定以上の力が加わった際、当接部が上方に移動することによって、当接部に必要以上の負荷がかかることを防止することができる。また、保持部が最上層の可撓性部材の表面を保持する際、当接部が積層体上の最上層の可撓性部材の表面を適度に押さえ付けることができる。
また、前記当接部は、前記保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記保持部よりも下方に位置するように移動してもよい。これによれば、当接部が保持部よりも下方に位置するように移動することによって、保持部が当接部よりも相対的に下方に位置する状態から、保持部が当接部よりも相対的に上方に位置する状態に変位することができる。
また、前記当接部は、可撓性部材の平面方向に変形可能な弾性体からなってもよい。これによれば、当接部が最上層の可撓性部材の表面に当接する際、平面方向に変形することによって、当接部に必要以上の付加がかかることを防止することができる。また、保持部が最上層の可撓性部材の表面を保持する際、当接部が積層体上の最上層の可撓性部材の表面を適度に押さえ付けることができる。
本発明によれば、保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、可撓性部材が保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲するため、容器の内部で隣接する列の可撓性部材同士の端部が互いに重なっている場合でも、隣接する列の可撓性部材に対する影響を軽減しながら可撓性部材を容器から簡単かつ確実に取り出すことができる。
第1の実施形態に係る可撓性部材取出装置の正面図である。 図1の可撓性部材取出装置の基部および保持部の側面図である。 図1の可撓性部材取出装置の当接部の側面図である。 図1の可撓性部材取出装置の第1の動作例を示す図である。 図1の可撓性部材取出装置の第2の動作例を示す図である。 第2の実施形態に係る可撓性部材取出装置の動作例を示す図である。 容器にパウチが2列に積層された状態を示す図である。
<第1の実施形態>
次に、本発明に係る可撓性部材取出装置(以下、本装置という)の第1の実施形態について図1〜図5および図7を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態では、図7に示すように、段ボール箱などの容器Dに可撓性部材としてのパウチPが2列に積層されることにより各積層体PSを構成しており、本装置により容器Dに積層された一方の列の積層体PSのパウチPを上から順に取り出す場合について説明する。
本装置は、容器Dに積層されたパウチPの長さ方向に延びる基部1と、パウチPの長さ方向に沿って基部1に設けられた2個の保持部2と、該保持部2におけるパウチPの幅方向の両側においてパウチPの長さ方向に沿って其々3個ずつ基部1に設けられた当接部3とを備える。
前記基部1は、図1および図2に示すように、前記保持部2および前記当接部3を支持する支持板11と、該支持板11の上面に設けられた側面視コ字状の枠板12と、支持板11の上面にパウチPの長さ方向に沿って所定間隔を空けて設けられた2個の吸引管13とを備え、図示略の駆動機構によりパウチPの積層方向(上下方向)に移動可能に構成されている。なお、吸引管13は、上端部が図示略の空気吸引装置に連通状態に接続されるとともに、下端部が後述のサクションカップ23に連通状態に接続されている。
前記保持部2は、図1および図2に示すように、いずれも基部1の支持板11の下面においてパウチPの長さ方向に沿って所定間隔を空けて設けられた2本の支持バー部材21、21と、それら2本の支持バー部材21、21にパウチPの積層方向に沿って摺動可能に設けられた上面開口の支持カップ部材22と、該支持カップ部材22にパウチPの積層方向に沿って設けられたサクションカップ23とを備える。
前記サクションカップ23は、円筒蛇腹状に形成された弾性体からなり、上端部が支持カップ部材22の底部下面に接続された下端部開口の第1のサクションカップ231と、下端部が支持カップ部材22の底部上面に接続された第2のサクションカップ232と、下端部が支持カップ部材22の上端部に接続され、かつ上端部が支持板11の下面に接続された第3のサクションカップ233とを備える。
また、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233は、互いに空気が流通可能な状態で内部が連通しており、空気吸引装置の作動により第1のサクションカップ231の下端部から空気を吸引することによって、第1のサクションカップ231の下端部に接したパウチPの表面を吸着保持する。
而して、保持部2の第1のサクションカップ231により容器Dの内部に積層された最上層のパウチPの表面を吸着保持する際、第1のサクションカップ231の下端部がパウチPにより閉口されると、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233の内部が負圧状態となって、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233がいずれもパウチPの積層方向に収縮する。よって、これら保持部2の第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233の収縮動作により、保持部2が当接部3よりも上方に位置するように移動することができ、保持部2が当接部3よりも下方に相対的に位置する状態から、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態に変位することが可能となる。
なお、第2および第3のサクションカップ232、233が収縮する際、それに伴って第2のサクションカップ232に接続された支持カップ部材22が支持バー部材21に沿って上方に向かって移動するため、第2および第3のサクションカップ232、233は上下方向に収縮することができる。
この保持部2の具体的な動作については、後述の本装置の動作例において詳細に説明することとする。
前記当接部3は、いずれも基部1の支持板11においてパウチPの長さ方向に沿って所定間隔を空けて設けられた2個の支持管31、31と、各支持管31、31に挿通された2本の支持バー部材32、32と、それら支持バー部材32、32の下端部に設けられた当接板33と、支持バー部材32を下方に付勢するバネ部材34とを備える。
前記支持バー部材32は、支持管31の内部をパウチPの積層方向に移動可能となされ、上端部には移動止め用のリブ32aが形成されるとともに、下端部にはバネ部材34を止めるための径大部32bが形成されている。
前記当接板33は、側面視矩形状の薄型の剛性体からなり、パウチPの積層方向に立設状態に配置されており、下端部がパウチPの表面に当接するものとなされている。
前記バネ部材34は、上端部が支持管31の下端部に係止されるとともに、下端部が支持バー部材32の径大部32bに係止され、パウチPの積層方向に所定長さで圧縮された状態で設けられることにより、支持バー部材32を下方に付勢する。このときのバネ部材34の付勢力については、所定以上の力が加わったときに支持バー部材32が上方に移動することができるように調整されている。
而して、当接部3の当接板33がパウチPに当接していない通常時では、支持バー部材32は、バネ部材34により下方に付勢されることにより支持板11から下方に突出して、リブ32aが支持管31に接することにより最下位置で停止した状態となっている(図3の左側から2番目および3番目の当接部3の状態を参照)。
また、当接部3の当接板33がパウチPの表面に当接して、当接板33に所定以上の力が加わると、支持バー部材32は、当接板33のパウチPに対する当接度合いに応じて、バネ部材34の付勢力に抗しながら上方に移動する(図3の左側から1番目の当接部3の状態を参照)。例えば、最上層のパウチPが下方のパウチPの積層体PSに未だ積層されている場合、当接部3の当接板33が最上層のパウチPに当接した状態でさらにパウチPに押し付けられると、支持バー部材32が積層体PSからの所定以上の反力を受けることによりパウチPの当接度合いに応じて上方に移動する。
このように、当接部3にパウチPの積層体PSから所定以上の力が加わった際、当接部3が上方に移動することによって、当接部3に必要以上の負荷がかかることを防止することができる。また、保持部2が最上層のパウチPの表面を保持する際、当接部3が積層体PS上の最上層のパウチPの表面を適度に押さえ付けることができる。
また、当接部3の当接板33がパウチPの表面に当接しても、当接板33に所定以上の力が加わっていない場合、支持バー部材32は、上方に移動することなく最下位置で停止した状態を維持する(図3の左側から2番目および3番目の当接部3の状態を参照)。例えば、最上層のパウチPが下方のパウチPの積層体PSから離れた場合、保持部2が上方に移動することに伴って、当接部3の当接板33が最上層のパウチPに当接した状態でさらにパウチPに押し付けられても、通常は所定以上の力を受けないため、支持バー部材32は上方に移動することなく最下位置に停止した状態を維持する。
この当接部3の動作については、後述の本装置の動作例において詳細に説明することとする。
次に、本装置の第1の動作例について、図4を参照しつつ説明することとする。なお、パウチPが2列に積層された容器Dが本装置の下方の所定箇所に搬送されたあと、某列の積層体PSにおける最上層のパウチPを保持して持ち上げる場合について説明する。また、本動作例では、最上層のパウチPが平行な状態になっていることを想定する。
まず、図4(a)に示すように、本装置が下方への移動を開始する。保持部2では、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233が自重で自然に伸びており、全体として最も伸長した状態となっている。また、当接部3では、支持バー部材32がバネ部材34により下方に付勢されることにより支持板11から下方に突出して、最下位置で停止している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態となっている。
次に、図4(b)に示すように、本装置が下方に移動すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面に当接して、空気吸引装置の作動によりパウチPの中央部の表面の吸着保持を開始する。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態を維持している。
次に、図4(c)に示すように、本装置が下方にさらに移動すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233がパウチPの積層方向に収縮することにより、全体として収縮した状態となる。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しながら、当接板33がパウチPの中央部両側の表面に当接する。このとき、本装置において、保持部2の第1のサクションカップ231の下端部と当接部3の当接板33の下端部とは同じ高さとなり、保持部2と当接部3が同じ高さ位置の状態となっている。
次に、図4(d)に示すように、本装置が停止した状態において、空気吸引装置によりさらに空気を吸引すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233が積層方向にさらに収縮することにより、全体として最も収縮した状態となる。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しながら、当接板33がパウチPの中央部両側の表面に当接している。このとき、本装置において、保持部2の第1のサクションカップ231の下端部が当接部3の当接板33の下端部よりも上方に位置することによって、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態に変位している。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、当接部3による当接部分まで下方に湾曲する。なお、パウチPの当接部分より外側の部分は、未だ下方のパウチPの積層体PSに積層されているため、積層体PSに平行な状態となっている。
次に、図4(e)に示すように、本装置が上方に移動すると、それに伴って保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら持ち上げる。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しながら、当接板32がパウチPの中央部両側の表面に当接している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態を維持するとともに、パウチPが下方のパウチPの積層体PSから完全に離れている。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、当接部3による当接部分まで下方に湾曲するとともに、該当接部分の外側の部分も自重により下方に湾曲して、全体として緩やかな曲線を描くように下方に湾曲する。
而して、保持部2により最上層のパウチPの表面を保持して持ち上げる際、パウチPが保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲するため、容器Dの内部で隣接する列のパウチP同士の端部が互いに重なっている場合でも、隣接する列の積層体PSのパウチPに対する影響を軽減しながらパウチPを容器Dから簡単かつ確実に取り出すことができる。
次に、本装置の第2の動作例について、図5を参照しつつ説明する。本動作例では、パウチPが右側上方に傾斜した状態となっていることを想定する。
まず、図5(a)に示すように、本装置が下方への移動を開始する。保持部2では、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233が自重で自然に伸びており、全体として最も伸長した状態となっている。また、当接部3では、支持バー部材32がバネ部材34により下方に付勢されることにより支持板11から下方に突出して、最下位置で停止している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態となっている。
次に、図5(b)に示すように、本装置が下方に移動すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面に当接して、空気吸引装置の作動によりパウチPの中央部の表面の吸着保持を開始する。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態を維持している。
次に、図5(c)に示すように、本装置が下方にさらに移動すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233が積層方向に収縮することにより、全体として最も収縮した状態となる。また、右側の当接部3では、当接板33がパウチPの幅方向右側の表面に当接し、それに伴って支持バー部材32がパウチPの積層体PSから反力を受けながらパウチPの当接度合いに応じて上方に移動する。一方、左側の当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しており、当接板33はパウチPの幅方向左側の表面に未だ当接していない。このとき、本装置において、保持部2の第1のサクションカップ231の下端部は、右側の当接部3の当接板33の下端部と同じ高さとなっているが、左側の当接部3の当接板33の下端部よりも上方に位置している。
次に、図5(d)に示すように、本装置が上方に移動すると、それに伴って保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら持ち上げる。また、右側の当接部3では、最上層のパウチPが持ち上げられたことに伴ってパウチPの積層体PSからの反力がなくなるため、当接板33がパウチPの幅方向右側の表面に当接しながら、支持バー部材32が下方に移動して最下位置まで戻る。また、左側の当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しながら、当接板33がパウチPの中央部左側の表面に当接する。このとき、本装置において、保持部2の第1のサクションカップ231の下端部が当接部3の当接板33の下端部よりも上方に位置することによって、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態に変位している。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、中央部両側が当接部分まで下方に湾曲する。なお、左側の当接部2によるパウチPの当接部分より左側の部分は、下方のパウチPの積層体PSから離れて自重により下方に湾曲しているが、右側の当接部2によるパウチPの当接部分より右側の部分は未だ下方のパウチPの積層体PSに沿って上方に傾いている。
次に、図5(e)に示すように、本装置がさらに上方に移動すると、それに伴って保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら持ち上げる。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しながら、当接板33がパウチPの中央部両側の表面に当接している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態を維持するとともに、パウチPが下方のパウチPの積層体PSから完全に離れている。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、当接部3による当接部分まで湾曲するとともに、該当接部分よりも外側の部分も積層体PSから離れて自重により下方に湾曲して、全体として緩やかな曲線を描くように下方に湾曲する。
<第2の実施形態>
次に、本装置の第2の実施形態について図6を参照しつつ説明する。なお、以下では上記の実施形態と異なる構成についてのみ説明することとし、同一の構成については説明を省略して同一の符号を付すこととする。
第1の実施形態では、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態から、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態に変位するに際して、保持部2が当接部3よりも上方に位置する状態となるように移動したが、本実施形態では、当接部3が保持部2よりも下方に位置する状態となるように移動するように構成されている。具体的には、当接部3の支持バー部材32が図示略の駆動機構によりパウチPの積層方向(上下方向)に移動可能に構成されている。
本装置の第2の実施形態に係る動作例について、図6を参照しつつ説明する。
まず、図6(a)に示すように、本装置が下方への移動を開始する。保持部2では、第1、第2および第3のサクションカップ231、232、233が自重で自然に伸びており、全体として最も伸長した状態となっている。また、当接部3では、支持バー部材32が上方位置で停止している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態となっている。
次に、図6(b)に示すように、本装置が下方に移動すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面に当接して、空気吸引装置の作動によりパウチPの中央部の表面の吸着保持を開始する。また、当接部3では、支持バー部材32が上方位置で停止しており、当接板33はパウチPの中央部両側の表面に当接していない。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置した状態を維持している。
次に、図6(c)に示すように、本装置が停止した状態において、空気吸引装置によりさらに空気を吸引すると、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら、パウチPの積層方向に収縮する。また、当接部3では、支持バー部材32が下方に移動することによって、当接板33がパウチPの中央部両側の表面に当接する。このとき、本装置において、保持部2の第1のサクションカップ231の下端部が当接部3の当接板33の下端部よりも僅かに上方に位置することによって、保持部2が当接部3よりも相対的に僅かに上方に位置する状態に変位している。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、当接部3による当接部分まで下方に僅かに湾曲する。なお、パウチPの当接部分より外側の部分は、未だ下方のパウチPの積層体PSに積層されているため、積層体PSに概ね平行な状態となっている。
次に、図6(d)に示すように、本装置が上方に移動すると、それに伴って、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら持ち上げる。また、当接部3では、支持バー部材32がさらに下方に移動して、最下位置においてパウチPの中央部両側の表面に当接している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態になるとともに、パウチPの大部分が下方のパウチPの積層体PSから離れている。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、当接部3による当接部分まで下方に湾曲するとともに、該当接部分の外側の部分も自重により下方に概ね湾曲して、両側端部を残して全体として緩やかな曲線を描くように下方に湾曲する。
次に、図6(e)に示すように、本装置がさらに上方に移動すると、それに伴って、保持部2では、第1のサクションカップ231がパウチPの中央部の表面を吸着保持しながら持ち上げる。また、当接部3では、支持バー部材32が最下位置で停止しながら、当接板33がパウチPの中央部両側の表面に当接している。このとき、本装置において、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態を維持するとともに、パウチPが下方のパウチPの積層体PSから完全に離れている。このため、パウチPは、保持部2による保持部分(中央部)を頂点として、当接部分まで下方に湾曲するとともに、当接部分の外側の部分も自重により下方に湾曲して、全体として緩やかな曲線を描くように下方に湾曲する。
なお、上記各実施形態では、保持部2は、サクションカップ23によりパウチPを吸着保持するものとしたが、その他の部材や方法によりパウチを保持してもよい。
また、保持部2は、サクションカップ23によりパウチPの積層方向に伸縮可能な構成としたが、その他の機構により伸縮可能な構成としてもよい。
また、保持部2は、第1の実施形態において伸縮可能な構成によりパウチPの積層方向に移動し得るものとしたが、その他の構成によりパウチPの積層方向に移動してもよい。
また、当接部3は、保持部2におけるパウチPの中央部両側に設けるものとしたが、保持対象の可撓性部材に応じて幅方向片側のみに設けてもよいし、あるいはその他の方向に設けてもよい。ただ、当接部3を保持部2の両側に設けた場合、パウチPが保持部分を頂点として両側に向けて下方に湾曲するため、各列のパウチPの取り出しに汎用的に使用することができる。また、パウチPが3列以上に積層されている場合、両側に隣接する列の可撓性部材に対する影響を同時に軽減することができる。
また、当接部3の当接板33は剛性体からなるものしたが、弾性体などのその他の部材からなるものであってもよい。例えば、当接部3の当接板33がパウチPの平面方向に変形可能な弾性体とすることが挙げられる。
また、保持部2により最上層のパウチPの表面を保持して持ち上げる際、保持部2が当接部3よりも相対的に下方に位置する状態から、保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態に変位するものとしたが、パウチPの保持前から保持部2が当接部3よりも相対的に上方に位置する状態であってもよい。この場合、保持部2によりパウチPの表面を確実に保持するため、当接部3の当接板33はパウチの平面方向に変形可能な弾性体からなるのが好ましい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…基部
11…支持板
12…枠板
13…吸引管
2…保持部
21…支持バー部材
22…支持カップ部材
23…サクションカップ
231…第1のサクションカップ
232…第2のサクションカップ
233…第3のサクションカップ
3…当接部
31…支持管
32…支持バー部材
32a…リブ
32b…径大部
33…当接板
34…バネ部材
P…パウチ
PS…積層体
D…容器

Claims (10)

  1. 容器の内部に多列に積層された偏平状の可撓性部材を取り出す可撓性部材取出装置であって、
    最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる保持部と、
    該保持部の周辺に設けられた当接部とを備え、
    前記保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記保持部が前記当接部よりも相対的に上方に位置する状態となって、前記当接部が可撓性部材の表面に当接することによって、可撓性部材が保持部分を頂点として当接部分側に向けて下方に湾曲することを特徴とする可撓性部材取出装置。
  2. 前記保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記保持部が前記当接部よりも相対的に下方に位置する状態から、前記保持部が前記当接部よりも相対的に上方に位置する状態に変位する請求項1に記載の可撓性部材取出装置。
  3. 前記保持部は、最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記当接部よりも上方に位置するように移動する請求項2に記載の可撓性部材取出装置。
  4. 前記保持部は、可撓性部材の積層方向に伸縮可能に構成され、最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記当接部よりも上方に位置するように収縮する請求項3に記載の可撓性部材取出装置。
  5. 前記保持部は、最上層の可撓性部材の表面を吸着により保持するサクションカップを備える請求項4に記載の可撓性部材取出装置。
  6. 前記保持部は、前記サクションカップが可撓性部材の積層方向に複数設けられている請求項5に記載の可撓性部材取出装置。
  7. 前記当接部は、前記保持部の両側に設けられている請求項1から請求項6のいずれかに記載の可撓性部材取出装置。
  8. 前記当接部は、可撓性部材の積層方向に移動可能な状態で設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の可撓性部材取出装置。
  9. 前記当接部は、前記保持部により最上層の可撓性部材の表面を保持して持ち上げる際、前記保持部よりも下方に位置するように移動する請求項8に記載の可撓性部材取出装置。
  10. 前記当接部は、可撓性部材の平面方向に変形可能な弾性体からなる請求項1から請求項9のいずれかに記載の可撓性部材取出装置。
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