JP2019001544A - 液体収容バレル - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は収容容器を含む液体収容バレルを提供する。【解決手段】 収容容器は液体の収容に用いられ、収容容器の底部が凹部と外周部を有し、外周部は凹部に接続し、かつ少なくとも一部が凹部を囲み、外周部の最低点が凹部の最高点より高いまたは等しく、凹部の容量が収容容器の総容量の約0.2%から2%までである。【選択図】 図1

Description

本発明は液体収容バレルに関し、特に残留液体量を低減できる液体収容バレルに関する。
一般的に、工業製品の生産過程に必要な化学溶剤(例えば、フォトレジスト)を専用の液体収容バレルを用いて貯蔵することにより、液体収容バレルが液体腐食または外力破壊によって漏液が発生することを防止する。製品の製造プロセスにおいて、例えば、クリーンドライエアー(clean dry air、CDA)を提供して液体収容バレル内の液体に対し液面加圧を行う方法によって、液体を液体収容バレルから送出し、その後に作業台へ送り込み、製品の製造プロセスを行うことができる。なお、液体の送出において液体と共に空気も送出されて異常をきたすことを防ぐために、液体収容バレル内の液体量が一定の重量まで低下した時、または液体収容バレル中の液体の液面が一定の高さまで低下した時、液体の送出を停止し、新しい液体収容バレルに取り換えて、引き続き液体を提供する。しかし、従来技術の液体収容バレルの底部が水平平面であるため、上記のような送出方法では、液体収容バレル内に大量な液体が残留し、生産コストの上昇につながる。
本発明の目的は、液体収容バレルの底部の非水平平面設計をもって液体収容バレル中の残留液体量を減らし、これによって生産コストを削減する液体収容バレルを提供することである。
本発明の一実施例は、収容容器を含む液体収容バレルを提供する。収容容器は液体の収容に用いられ、収容容器の底部が凹部及び外周部を有し、外周部が凹部に接続され、かつ少なくとも一部が凹部を囲み、外周部の最低点が凹部の最高点より高いまたは等しく、凹部の容量が収容容器の総容量の約0.2%から2%までである。
本発明の別の実施例は収容容器を含む液体収容バレルを提供する。収容容器は液体の収容に用いられ、収容容器の底部が第一底面を有し、かつ第一底面が傾斜面または曲面であり、収容容器の底部の最低点から収容容器の底部の最高点まで底部落差高さを有し、かつ底部落差高さが収容容器の高さの約0.2%から10%までである。
本発明の液体収容バレルは、その収容容器の底部の設計により、液体収容バレル中の液体が送出される過程で収容容器の底部の形状に沿って底部の最低点の方向へ集められ、かつ、液体の液面が収容容器の底部の最高点より低くなると、その液面の面積が液体高さの降下とともに縮小していくため、従来の液体収容バレルであれば既に液体の送出が停止し液体が残留するところ、本発明の液体収容バレルは同じ残留量でも引き続き液体を送出し、かつ空気を同時に送出する問題が発生しにくいため、液体の使用可能量を向上させることができる。つまり、液面の高さが同じ条件において、本実施例の液体収容バレルの残留液体量が比較的に少ないため、残留する液体量を低減させ、生産コストを削減することができる。
本発明の第一実施例の液体収容バレルの断面概略図である。 本発明の第一実施例の液体収容バレルが液体を送出する時の断面概略図である。 本発明の第一実施例の変形実施例の液体収容バレルの断面概略図である。 本発明の第二実施例の液体収容バレルの断面概略図である。 本発明の第三実施例の液体収容バレルの断面概略図である。 本発明の第四実施例の液体収容バレルの断面概略図である。 本発明の第五実施例の液体収容バレルの断面概略図である。 本発明の第六実施例の液体収容バレルの断面概略図である。
当業者が本発明をさらに理解できるよう、以下は本発明の実施例に基づき、かつ図面を参照しながら本発明の構成内容及び達成しようとする効果について詳しく説明する。なお、図面はいずれも簡潔化された概略図であり、本発明の基本構造または実施方法をより明確に説明するよう、本発明に関連する部材と組み合わせ関係のみが示されているが、実施の部材と配置はより複雑なものである。また、説明の便宜上、本発明の各図面に示された部材は実際の実施数量、形状、サイズに比例して作成されたものではなく、設計ニーズによってその詳しい比例を調整することができる。
図1を参照すると、図1は本発明の第一実施例の液体収容バレルの断面概略図であり、本発明の液体収容バレル100は化学溶剤などの液体を収容するために用いられ、例えば、液体収容バレル100はフォトレジストを収容することができるが、これに限定されない。図1が示すように、本実施例の液体収容バレル100は液体を収容するための収容容器110を含み、収容容器110の材料が樹脂または高分子材料などを含み、例えば、高密度ポリエチレンなどのプラスチックであり、かつ、ブローフィルム、発泡、射出成形またはダイカストなどの方法によって製造され、液体腐食による漏液を防止するよう、収容容器110が耐腐食性をもたらすることができるが、その材料及び製造方法はこれに限らない。また、本実施例において、液体収容バレル100はさらに外部容器130を含み、収容容器110が外部容器130内に設置され、かつ外部容器130が収容容器110を保護できるよう、外部容器130の材料が金屬、例えばブリキまたはステンレスを含み、外力破壊による漏液を防止するようにしてもよいが、その材料はこれに限らない。本実施例において、液体収容バレル100として円形バレルの例を示しているが、これに限定されず、液体収容バレル100はその他の適切な形状であってもよい。
収容容器110の底部120は凹部122及び外周部124を有し、外周部124が凹部122に接続するとともに、少なくとも一部が凹部122を囲んでおり、かつ外周部124の最低点124Lが凹部122の最高点122Hより高いまたは等しく、凹部122の容量が収容容器110の総容量の0.2%から2%までである。具体的には、凹部122の最低点122Lは収容容器110の底部120の最低点120Lであり、外周部124の最高点124Hは収容容器110の底部120の最高点120Hである。なお、凹部122の最低点122L、外周部124の最低点124Lは単一点に限らず、最も低い水平平面における一点であってもよく、例えば、図1において、凹部122の最低点122Lが凹部122の底部の水平平面に位置し、即ち、凹部122の底部の水平平面の任意の一点が凹部122の最低点122Lになる。同じく、外周部124の最高点124Hも単一点に限らず、外周部124における最も高い水平平面中の一点または外周部124の周辺縁部における一点であってもよく、ここではその説明を省略する。また、凹部122の断面形状がV字形、U字形または
(外1)
Figure 2019001544
の字形であってもよく、本実施例の凹部122の断面形状は例えば
(外2)
Figure 2019001544
の字形であるが、これに限らない。その他、外周部124は平面、傾斜面または曲面を含むことができるが、本実施例の外周部124は一つの曲面のみを含み、かつ凹部122を完全に囲んでおり、外周部124の最低点124Lが凹部122の最高点122Hと同じ高さにあるが、これに限らない。なお、本発明では、凹部122の最低点122Lと収容容器110の底部120の任意の一点との高さ方向HDにおける高さの差を特徴高さと定義し、本実施例において、収容容器110の底部120の最高点120Hは収容容器110の底部120の最外周に位置し、特徴高さは外周部124の最高点124Hから外周部124の最低点124Lへ向けて逓減し続け、つまり、外周部124から凹部122までの高さは外周部124の最高点124Hから外周部124の最低点124L(または凹部122の最高点122H)へ向けて次第に減少するが、これに限定されない。別の実施例において、特徴高さは外周部124の最高点124Hから外周部124の最低点124Lまでに非絶対的または非連続的に逓減してもよい。その他、本実施例において、凹部122は収容容器110の底部120の中心に位置し、外周部124は一つの曲面のみを含むため、収容容器110の底部120の最外周の特徴高さが同じになるが、これに限定されることなく、別の実施例において、必要に応じて凹部122を底部120の異なる位置に設置し、必要に応じて、収容容器110の底部120の最外周の異なる位置で異なる特徴高さを有するように設計してもよい。
収容容器110は外部容器130内に設置されるため、凹部122が外部容器130の底面と接触してもよく、即ち、凹部122の最低点122Lが外部容器130の底面と接触することが可能であり、かつ、本実施例において、収容容器110と外部容器130の側壁との間にさらに隙間Dを設けることができるため、上記設置によって、収容容器110を外部容器130内に安定的に配置するとともに、収容容器110と外部容器130の設置を比較的にフレキシブルにできるが、これに限定されることなく、変形実施例において、収容容器110の側壁と外部容器130の側壁が密着してもよい。
また、収容容器110は、さらに、収容容器110の頂部に設置され、収容容器110の中から液体を取り出すための開口112を含んでもよい。本実施例において、収容容器110の開口112は高さ方向HDにおいて凹部122に対応し、即ち、開口112が凹部122の略真上にあってもよいが、これに限定されることなく、変形実施例において、収容容器110の開口112が高さ方向HDにおいて凹部122と対応せず、凹部122に対し位置がずれていても、または部分的に位置がずれていてもよい。また、収容容器110の頂部の形状について何ら限定することなく、本実施例の収容容器110の頂部として水平平面状を例にする。
本実施例において、例えばクリーンドライエアーを提供して液体収容バレル100内の液体に対し液面加圧を行う方法によって、液体収容バレル100中から液体を吸い取って送出するが、液体の送出方法はこれに限定されることなく、その他の適切な方法であってもよい。図2を参照すると、図2は本発明の第一実施例の液体収容バレル100が液体を送出する時の断面概略図である。液体収容バレル100中の液体LQを取り出すために、液体収容バレル100の上に液体汲み上げ器150及び気体注入器140が設置され、かつ液体収容バレル100の収容容器110の開口112から収容容器110内へ延伸し、液体汲み上げ器150の末端が収容容器110の底部120の凹部122中に位置し、かつ液体汲み上げ器150の末端が管口150aを有し、管口150aの設置高さが凹部122の最高点122Hより低くてもよい。本実施例によれば、気体注入器140はクリーンドライエアーを液体収容バレル100中に導入して、液体収容バレル100内の液体LQに対し液面加圧を行うことにより、液体収容バレル100内の液体LQが液体LQの中に沈められている液体汲み上げ器150の末端の管口150aによって液体収容バレル100から送出され、製造工程の作業台へ送られて製品の製造工程を行う。なお、液体汲み上げ器150の末端と凹部122の最低点122Lとの間に一定の距離があり、これによって優れた液体送出効果が得られる。例えば、全体の高さが50センチメートルの液体収容バレルの場合、上記一定の距離が約0.1センチメートルから5センチメートルまでであってもよい。また、本実施例の収容容器110の開口112は高さ方向HDにおいて凹部122と対応するため、液体汲み上げ器150は高さ方向HDに沿って延伸する管部材であってもよいが、これに限定されない。
液体汲み上げ器150が液体LQと気体を同時に吸い上げて送出することを防止する目的から、かつ液体汲み上げ器150の末端と凹部122の最低点122Lとの間に一定の距離があるため、液体収容バレル100中の液体LQの液面が一定の高さまで降下した時、液体LQの送出が停止され、液体収容バレル100中に液体LQが残留することは避けられない。従来の液体収容バレルにおいて、底部が水平平面であるため、液体収容バレル内に残留液体が発生することは避けられない。例えば、液体収容バレル内の初期液体量が20キログラムであって、残留液体の容量が例えばその約12.5%~15%である場合、残留する液体量が約2.5キログラムから3キログラムになる。一方、本実施例の液体収容バレル100において、液体収容バレル100の収容容器110の底部120が凹部122と外周部124を有するため、液体を送出する過程において、液体LQが外周部124の形状及び凹部122の設置によって凹部122の方向へ集められ、かつ、本実施例において液体LQの液面が収容容器110の底部120の最高点120Hより低くなった時に、その液面の面積が液体LQの高さの降下とともに減少する。そのため、本実施例の液体収容バレル100と従来の液体収容バレルに入れられた液体量が同じ場合、本実施例の液体収容バレル100の液体LQの液面高さが従来の液体収容バレルの液体の液面高さより高くなり、従来の液体収容バレルが液体の送出を停止しても、本実施例の液体収容バレル100は引き続き液体を送出するため、これよって液体LQの使用可能量が向上される。言い換えれば、残留液体の液面高さが同じ条件において、本実施例の液体収容バレル100の残留液体量が従来の液体収容バレル内の残留液体量より少ないため、本実施例の液体収容バレル100は従来の液体収容バレルに比べて、残留する液体量を減らすことができて、生産コストを削減できる。なお、本実施例の液体収容バレル100中の液体LQの液面低すぎて引き続き液体LQを送出できなくなった時、残留した液体LQの大部分が凹部122中に残留し、つまり、本実施例の液体収容バレル100に残留した液体量は凹部122の容量に略等しいため、凹部122の容量が収容容器110の総容量の約0.2%から2%までである場合、残留した液体量も収容容器110の総容量の約0.2%から2%までとなり、例えば、液体収容バレル100内の初期液体量が20キログラムの場合、残留した液体量が約40ミリリットルから400ミリリットルになる。また、凹部122の容量が小さすぎる場合、例えば、収容容器110の総容量の0.2%より小さい場合、後期に吸い取られる液体の品質を影響し、凹部122の容量大きすぎる場合、例えば、収容容器110の総容量の2%より大きい場合、残留する液体量が比較的に多くなり、生産コストを影響する。
本発明の液体収容バレルは上記実施例に限定されない。続いて、本発明のその他の実施例または変形実施例を開示するが、説明の簡潔化および各実施例または変形実施例間の差異を強調する見地から、以下は同じ部材に同じ符号を付与し、重複する部分の説明を省略する。
図3を参照すると、図3は本発明の第一実施例の変形実施例の液体収容バレルの断面概略図である。図3が示すように、第一実施例と比較すると、本変形実施例の液体収容バレル100’の凹部122の断面形状がV字形であって、かつ、収容容器110の開口112が高さ方向HDにおいて凹部122と対応しなくてもよい。従って、液体の送出を行う時、液体汲み上げ器150(図3には示されず)の末端を収容容器110の底部120の凹部122中に位置させるため、選ばれた液体汲み上げ器150は折り曲げのある管部材または軟性管部材であってもよい。
図4を参照すると、図4は本発明の第二実施例の液体収容バレルの断面概略図である。図4が示すように、第一実施例と比較すると、本実施例の液体収容バレル200の外周部124は一部のみが凹部122を囲んでおり、かつ外周部124は一つの平面のみを含む。なお、本実施例の液体収容バレル200の外周部124が平面であるため、外周部124の最低点124Lと外周部124の最高点124Hはいずれも外周部124の同一平面上に位置し、つまり、外周部124の最低点124Lと最高点124Hを同じ高さとしてもよい。また、本実施例の液体収容バレル200の凹部122の断面形状がU字形である。
図5を参照すると、図5は本発明の第三実施例の液体収容バレルの断面概略図である。図5が示すように、第一実施例と比較すると、本実施例の液体収容バレル300の外周部124はさらに第一部分124aと第二部分124bを有し、なお、第一部分124aと第二部分124bが互いに同一平面ではなく、または異なる傾斜度若しくは湾曲度を有し、第一部分124aが凹部122に接続し、かつ少なくとも一部が凹部122を囲み、第一部分124aの少なくとも一部が第二部分124bと凹部122との間に設置されている。本実施例において、第一部分124aが水平な平面を含み、第二部分124bが傾斜面であり、かつ第一部分124aが凹部122を完全に囲んでいるが、これに限定されず、第一部分124aが傾斜面または曲面であって、第二部分124bが平面または曲面であってもよく、ユーザがその必要に応じて設計することができる。また、本実施例において、外周部124は選択的に第三部分124cを含みことも可能であり、第二部分124bの少なくとも一部が第一部分124aと第三部分124cとの間に設置され、本実施例の第三部分124cが傾斜面であり、かつ第三部分124cの傾斜面の傾斜度が第二部分124bの傾斜面の傾斜度と異なり、例えば、第三部分124cの傾斜面が第二部分124bの傾斜面に対し傾斜がより大きくてもよいが、これに限定されない。第三部分124cは平面または曲面であって、かつ、必要に応じて収容容器110の底部120がさらに多くの異なる部分を含んでもよい。その他、本実施例の外周部124はさらに垂直側壁124a’を含み、かつ第一部分124aと第二部分124bが垂直側壁124a’によって接続され、なお、第一部分124aが水平な平面であるため、特徴高さは外周部124の最高点124Hから外周部124の最低点124Lまで非絶対的に逓減する。その他、本実施例の外周部124は互いに同一平面ではなく、または異なる傾斜度若しくは湾曲度を有する第一部分124a、第二部分124b及び第三部分124cを有するため、収容容器110の底部120の最外周の周縁が異なる特徴高さを有する。第一部分124a、第二部分124b及び第三部分124cの設置により、収容容器110の底部120をより柔軟に設計することが可能になり、かつ各位置の液面面積及び外周部124の傾斜度または湾曲度を設計することが可能になり、優れた残留液体量の制御及び液体収集の効果を達成できる。
図6を参照すると、図6は本発明の第四実施例の液体収容バレルの断面概略図である。図6が示すように、第三実施例と比較すると、本実施例の液体収容バレル400の外周部124の第一部分124aと第二部分124bがそれぞれ凹部122に接しており、かつ第二部分124bの少なくとも一部が第三部分124cと凹部122との間に設けられている。本実施例において、第一部分124aが水平な平面であり、第二部分124bと第三部分124cが傾斜度のことなる傾斜面であるが、これに限定されず、第二部分124bと第三部分124cが曲率の異なるまたは曲率中心が異なる曲面であってもよい。
図7を参照すると、図7は本発明の第五実施例の液体収容バレルの断面概略図である。図7が示すように、第一実施例と比較すると、本実施例の液体収容バレル500の収容容器110の底部120は凹部122と外周部124に区分されず、第一底面510を含み、かつ第一底面510が傾斜面または曲面であり、本実施例では曲面の例を示しており、収容容器110の底部120の最低点120Lから収容容器110の底部120の最高点120Hまで底部落差高さH2を有し、かつ底部落差高さH2が収容容器110の高さH1の約0.2%から10%までである。なお、収容容器110の底部120の最低点120Lと最高点120Hは単一点に限らず、最も低いまたは最も高い水平平面または周縁における一点であってもよい。さらに、本実施例の収容容器110の底部120の最高点120Hから最低点120Lまでの特徴高さは連続して逓減する。本実施例では、収容容器110の頂部に設置された開口112は高さ方向HDにおいて収容容器110の底部120の最低点120Lに対応し、即ち、最低点120Lの最上方に位置しまたは少なくとも部分的に重畳し、かつ収容容器110の底部120の最低点120Lが収容容器110の底部120の中心に位置してもよいが、これに限定されない。変形実施例では、収容容器110の開口112が高さ方向HDにおいて収容容器110の底部120の最低点120Lに対応せず、即ち、両者の位置が互いにずれて、または部分的にずれて、収容容器110の底部120の最低点120Lが底部120の中心に設置されなくてもよい。また、本実施例の収容容器110の底部120の最低点120Lと外部容器130の底面が接触しており、外部容器130に関連するその他の内容については上記第一実施例の説明を参照できるため、ここで省略する。
本実施例では、液体収容バレル500内の液体は送出過程において収容容器110の底部120の形状に沿って底部120の最低点120Lの方向へ集められ、かつ、本実施例では、液体の液面が収容容器110の底部120の最高点120Hより低くなると、その液面の面積が液体の高さの降下に従って減少し、これによって、本実施例の液体収容バレル500と従来の液体収容バレルが同じ液体量を有する場合、本実施例の液体収容バレル500内の液体の液面の高さが従来の液体収容バレル内の液体の液面の高さより高いため、従来の液体収容バレルが液体送出を停止した時でも、本実施例の液体収容バレル500は引き続き液体を送出できるため、液体LQの使用可能量を向上させることができ、言い換えれば、液面の高さが同じ条件において、本実施例の液体収容バレル500の残留液体量従来の液体収容バレルの残留液体量より少ないため、本実施例の液体収容バレル500は従来の液体収容バレルに対し残留する液体量を低減できるため、生産コストを削減できる。また、底部落差高さH2が小さすぎる場合、例えば、収容容器110の高さH1の0.2%より小さい場合、収容容器110の底部120が液体を集める効果が悪くなり、底部落差高さH2が大きすぎる場合、例えば収容容器110の高さH1の10%より大きい場合、液体収容バレル500の容量を大きく影響し、液体収容バレル500を交換する頻度が増えて生産コストを増加させることになる。
図8を参照すると、図8は本発明の第六実施例の液体収容バレルの断面概略図である。図8が示すように、第五実施例と比較すると、本実施例の液体収容バレル600の収容容器110の底部120はさらに第二底面610を有し、第二底面610が第一底面510に接続し、かつ第二底面610が平面、傾斜面または曲面であり、第二底面610が傾斜面または曲面である場合、第二底面610と第一底面510の傾斜度または湾曲度が異なる。本実施例において、第一底面510と第二底面610は傾斜度の異なる傾斜面であり、例えば、第二底面610の傾斜面が第一底面510の傾斜面よりも傾斜しており、収容容器110の底部120の最低点120Lが第一底面510の最低点であり、かつ第一底面510が第二底面610と収容容器110の底部120の最低点120Lとの間に位置するが、これに限定されない。変形実施例において、収容容器110の底部120の最低点120Lは第二底面610と第一底面510が接続する部分に位置してもよく、つまり、収容容器110の底部120の最低点120Lは第一底面510の最低点及び第二底面610の最低点でもある。第一底面510及び第二底面610を設けることにより、収容容器110の底部120の設計により柔軟性を与え、かつ、各位置の液面面積及び外周部124の傾斜度または湾曲度を設計することにより、好ましい残留液体量の控制及び液体収集の効果を達成できる。その他、必要に応じて、収容容器110の底部120はさらに多くの異なる底面を有することができる。
以上をまとめると、本発明の液体収容バレルは、その収容容器の底部の設計により、送出過程において、液体収容バレル中の液体が収容容器の底部の形状に沿って底部の最低点の方向へ集められ、かつ、液体の液面が収容容器の底部の最高点より低くなると、その液面の面積が液体の高さの降下とともに減少するため、従来の液体収容バレルと比較すると、両者の液体量が同じ場合、本発明の液体収容バレルの液体の液面の高さが比較的に高い。従って、同じ液面の高さにおいて、従来の液体収容バレルが気体の同時送出を防ぐために液体の送出を停止した場合でも、本発明の液体収容バレルは引き続き液体を送出し、かつ気体を同時に送出することが発生しにくく、これによって液体の使用可能量を向上させることができ、つまり、液面の高さが同じ条件において、本実施例の液体収容バレルの残留液体量が比較的に少ないため、残留液体量を低減し、生産コストを削減できる。
以上に示されたのは本発明の好ましい実施例のみであり、本発明の請求の範囲において行われた変更および修正はいずれも本発明の範囲に属する。
100、100’、200、300、400、500、600 液体収容バレル
110 収容容器
112 開口
120 底部
120H、122H、124H 最高点
120L、122L、124L 最低点
122 凹部
124 外周部
124a 第一部分
124a’ 垂直側壁
124b 第二部分
124c 第三部分
130 外部容器
140 気体注入器
150 液体汲み上げ器
150a 管口
510 第一底面
610 第二底面
D 隙間
H1 高さ
H2 底部落差高さ
HD 高さ方向
LQ 液体

Claims (14)

  1. 液体収容バレルであって、
    液体を収容するための収容容器を含み、
    前記収容容器の底部は凹部と、前記凹部に接続するとともに少なくとも一部が前記凹部を囲む外周部とを有し、
    前記外周部の最低点が前記凹部の最高点より高いまたは等しく、
    前記凹部の容量が前記収容容器の総容量の約0.2%から2%である、液体収容バレル。
  2. 前記凹部の断面形状がV字形、U字形または
    (外3)
    Figure 2019001544
    の字形である、請求項1に記載の液体収容バレル。
  3. 前記外周部から前記凹部の最低点までの高さは、前記外周部の最高点から前記外周部の最低点に向けて次第に縮小する、請求項1に記載の液体収容バレル。
  4. 前記収容容器はさらに開口を含み、
    前記開口は前記収容容器の頂部に設けられ、かつ前記凹部に対応する、請求項1に記載の液体収容バレル。
  5. 前記外周部は平面、傾斜面または曲面を含む、請求項1に記載の液体収容バレル。
  6. 前記外周部はさらに、第一部分と第二部分を含み、
    前記第一部分と前記第二部分は、互いに同一平面ではなく、または異なる傾斜度若しくは湾曲度を有する、請求項5に記載の液体収容バレル。
  7. 前記第一部分が前記凹部に接続し、前記第一部分の少なくとも一部が前記凹部を囲み、かつ前記第一部分の少なくとも一部が前記第二部分と前記凹部との間に設置される、請求項6に記載の液体収容バレル。
  8. 前記第一部分と前記第二部分はそれぞれ前記凹部に接続する、請求項6に記載の液体収容バレル。
  9. 前記外周部はさらに垂直側壁を含み、かつ前記第一部分と前記第二部分が前記垂直側壁によって接続される、請求項6に記載の液体収容バレル。
  10. 前記液体収容バレルはさらに外部容器を含み、前記収容容器は前記外部容器内に設置され、かつ前記凹部が前記外部容器の底面と接触する、請求項1に記載の液体収容バレル。
  11. 液体収容バレルであって、
    液体を収容するための収容容器を含み、
    前記収容容器の底部は第一底面を有し、かつ前記第一底面が傾斜面または曲面であり、
    前記収容容器の底部の最低点から前記収容容器の底部の最高点まで底部落差高さを有し、かつ前記底部落差高さが前記収容容器の高さの約0.2%から10%までである、液体収容バレル。
  12. 前記収容容器はさらに開口を含み、
    前記開口は前記収容容器の頂部に設けられ、かつ前記収容容器の底部の最低点に対応する、請求項11に記載の液体収容バレル。
  13. 前記収容容器の底部はさらに第二底面を有し、
    前記第二底面が前記第一底面に接続し、かつ前記第二底面が平面、傾斜面または曲面であり、
    前記第二底面が傾斜面または曲面である場合、前記第二底面と前記第一底面の傾斜度または湾曲度が異なる、請求項11に記載の液体収容バレル。
  14. 液体収容バレルはさらに外部容器を含み、
    前記収容容器は前記外部容器内に設置され、かつ前記収容容器の底部の最低点と前記外部容器の底面が接触する、請求項11に記載の液体収容バレル。
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