JP2019000092A - 囮魚を用いる魚釣り用仕掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】 囮魚を傷つけて衰弱させることなく、長時間保持できる囮魚を用いる魚釣り用仕掛けの提供。
【解決手段】 鮎釣り用仕掛け100の胴締めループ調整部103は、編みつけ部103a、第1端部103b、第2端部103c、及び、中間移動部103dを有している。第1端部103b、第2端部103cは、中心に胴締め糸101が貫通する環形状を有している。第2端部103cには、胴締め糸101の一端が接続され、胴締めループR101が形成される。中間移動部103dは、中心に編みつけ部103aが貫通する環形状を有している。中間移動部103dは、針部107が接続される。これにより、鮎Sが上方、下方へ移動したとしても、胴締めループR101の大きさが変わることがないため、胴締めループR101において保持されている囮鮎Dを締め付けることによって、弱らせたり、傷つけたりすることがなく、長い時間、囮鮎Dをいい状態で保持できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、囮魚を用いる魚釣り用仕掛けに関し、特に、囮魚の衰弱を防止するものに関する。
従来の囮魚を用いる魚釣り用仕掛けについて、図7に示す鮎の友釣り用仕掛けXを用いて説明する。鮎の友釣り用仕掛けXは、上端部に鼻環2を結着すると共に、鼻環2から所定の長さだけガイド糸部1aを設定して背釣3を結着し、一方、下端部に逆さ釣4を結着した仕掛け糸本体1と、この仕掛け糸本体1のガイド糸部1aにスライド自在に設けられた小環状のビーズ11と、このビーズ11に下端部が結着された道糸側の水中先糸12とからなる。
これにより、囮鮎が荒瀬で泳ぐ際に水中先糸12からの引っ張り力が囮鮎の進む方向に対してブレーキにならないように小ビーズ11を背釣3側に逃し、囮鮎が自由に動けるようにすることができる(以上、特許文献1参照)。
特開2004−201609号公報
前述の鮎の友釣り用仕掛けXには、以下に示すような改善すべき点がある。鮎の友釣り用仕掛けXでは、囮鮎を保持するために鼻環2を用いる。鼻環2は、囮鮎の鼻部を貫通するように取り付けられる。このため、囮鮎を、鼻環2を用いて、保持すると、囮鮎を傷つけることとなるため、囮鮎が短時間で衰弱し、鮎釣りに際して、多くの囮鮎を用意する必要がある、という改善すべき点がある。
そこで、本発明は、囮魚を傷つけて衰弱させることなく、長時間保持することができる囮魚を用いる魚釣り用仕掛けを提供することを目的とする。
本発明における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けは、道糸の先端に配置する囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、囮魚を保持する胴締めループを形成する胴締め糸であって、一端を前記道糸に接続する胴締め糸、前記胴締めループの大きさを調整する胴締めループ調整部、を有する魚釣り用仕掛けであって、前記胴締めループ調整部は、1本または複数本の編みつけ糸を用いて前記胴締め糸の周囲に編みつけて形成される編みつけ部、前記胴締め糸が貫通する環状の第1端部であって、前記編みつけ部が接続される第1端部、前記胴締め糸が貫通する環状の第2端部であって、前記編みつけ部と、前記道糸の前記胴締め糸に接続される一端とは異なる一端とが接続される第2端部、前記編みつけ部が貫通する環状の中間移動部であって、前記第1端部と前記第2端部との間に位置する中間移動部、を有する。
これにより、傷つけて衰弱させることなく、いい状態で、長時間、囮魚を保持することができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けでは、前記編みつけ部は、一端が前記第1端部に接続され、前記第1端部に接続される一端とは異なる他の一端が前記第2端部に接続されること、を特徴とする。
これにより、中間移動部の移動による第1端部、第2端部の移動を防止できるため、胴締めループの大きさを維持することができる。よって、傷つけて衰弱させることなく、いい状態で、長時間、囮魚を保持することができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けでは、前記編みつけ部は、端部に位置する第1編みつけ部であって、一端が前記第1端部に接続される第1編みつけ部、前記第1編みつけ部が位置する端部とは異なる端部に位置する第2編みつけ部であって、一端が前記第2端部に接続される第2編みつけ部、前記第1編みつけ部と前記第2編みつけ部との間に位置する第3編みつけ部であって、一端が前記第1端部に接続され、他の一端が前記第2端部に接続される第3編みつけ部、を有すること、を特徴とする。
これにより、よって、第1端部、第2端部の移動を防止できるため、胴締めループの大きさを維持することができる。よって、傷つけて衰弱させることなく、いい状態で、長時間、囮魚を保持することができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けでは、前記編みつけ部は、さらに、前記第2編みつけ部の前記第2端部に接続される一端とは異なる一端から延伸する引き手部、を有すること、を有する。
これにより、第2編みつけ部を胴締めループが小さくなる方向に容易に移動させることができる。よって、囮魚の大きさに合わせて胴締めループの大きさを調節できるため、胴締めループに囮魚をしっかり固定できる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛では、さらに、前記胴締めループに配置され、前記胴締め糸が貫通する筒形状を有する囮魚保護部、を有する。
これにより、傷つけて衰弱させることなく、いい状態で、長時間、囮魚を保持することができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けでは、さらに、前記中間移動部に接続される針部、を有し、前記針部は、前記中間移動部に接続されるハリス、前記ハリスの前記中間移動部に接続される一端とは異なる一端側に接続される逆さ針、及び、錨針、を有する。
これにより、傷つけて衰弱させることなく、いい状態で、長時間、囮魚を保持することができる囮魚を用いた魚釣り用仕掛けを一体として提供することができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、さらに、前記針部は、前記中間移動部と前記ハリスとの間に接続されるハリス調整部であって、前記逆さ針から前記中間移動部までの長さを調整するハリス調整部、を有する。
これにより、囮魚の大きさにかかわらず、適切な位置に、逆さ針、錨針を囮魚に配置することができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けの一実施例である囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛け100の概要を示す図である。 鮎釣り用仕掛け100の全体を示す図である。 鮎釣り用仕掛け100の胴締めループ調整部103を示す図である。 鮎釣り用仕掛け100の胴締めループ調整部103を示す図である。 鮎釣り用仕掛け100の胴締めループ調整部103の動作を示す図である。 鮎釣り用仕掛け100の胴締めループ調整部103の動作を示す図である。 従来の囮魚を用いる魚釣り用仕掛けを示す図である。 本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けの一実施例である囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛け200の概要を示す図である。 鮎釣り用仕掛け200の全体を示す図である。 鮎釣り用仕掛け200の胴締めループ調整部203を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けの一実施例である囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛け100(以下、鮎釣り用仕掛け100とする)の概要について、図1を用いて説明する。鮎釣り用仕掛け100は、釣り竿(図示せず)から延びる道糸Rの先端に接続し、胴締めによって囮鮎Dを保持するものである。
第1 構成
鮎釣り用仕掛け100の構成を説明する。鮎釣り用仕掛け100は、胴締め糸101、胴締めループ調整部103、及び、囮魚保護部105、及び、針部107を有している。
胴締め糸101の一端は、道糸Rに接続される。鮎釣り用仕掛け100の詳細を図2に、示す。胴締め糸101は、囮鮎Dを保持する胴締めループR101を形成する。胴締めループR101は、囮鮎Dを保持するために、胴締め糸101を用いて形成した輪である。胴締めループR101を囮鮎Dの胴部に沿って配置することによって、鮎釣り用仕掛け100は、囮鮎Dを保持する。
胴締めループ調整部103は、胴締めループR101の大きさを調整するための装置である。胴締めループ調整部103の詳細を図3に示す。胴締めループ調整部103は、編みつけ部103a、第1端部103b、第2端部103c、及び、中間移動部103dを有している。編みつけ部103aは、2本の編みつけ糸L103a1、L103a2を用いて胴締め糸101の周囲に編みつけて形成される。なお 、編みつけの際には、編みつけ糸L103a1、L103a2を、胴締め糸101を中心に、左右から包み込むように繰り返し交差させ、胴締め糸101の周囲に、編みつけ糸L103a1、L103a2を巻き付ける一般的な編みつけ方法を用いる。
第1端部103bは、中心に胴締め糸101が貫通する環形状を有している。第1端部103bとしては、例えば、リング状のビーズが用いられる。第1端部103bには、編みつけ糸L103a1が数回巻き付けられ、編みつけ糸L103a1と第1端部103bとが接続された後、編みつけ糸L103a1の一端が編みつけ糸L103a2に結束される。これにより、編みつけ部103aの一端が、第1端部103bに接続される。その後、編みつけ糸L103a1と編みつけ糸L103a2とを胴締め糸101を中心に編みつけることによって、編みつけ部103aが形成される。
第2端部103cは、中心に胴締め糸101が貫通する環形状を有している。第2端部103cとしては、例えば、リング状のビーズが用いられる。所定の長さの編みつけ部103aが形成された後、第2端部103cには、編みつけ糸L103a1が数回巻き付けられ、編みつけ糸L103a1と第2端部103cとが接続された後、編みつけ糸L103a1の一端が編みつけ糸L103a2に結束される。これにより、編みつけ部103aの第1端部103bに接続される一端とは異なる一端が、第2端部103cに接続される。
また、第2端部103cには、胴締め糸101の道糸Rに接続した一端とは異なる一端が接続される。これにより、胴締めループR101が形成される。
中間移動部103dは、中心に編みつけ部103aが貫通する環形状を有している。中間移動部103dとしては、例えば、リング状のビーズが用いられる。中間移動部103dは、所定の長さの編みつけ部103aを形成した後、第2端部103cを接続する前に、編みつけ部103が中心を貫通するように配置される。これにより、中間移動部103dは、第1端部103bと第2端部103cとの間を自由に移動できるように、第1端部103bと第2端部103cとの間に位置する。
このように、胴締めループ調整部103では、編みつけ部103aの一端が第1端部103bに、他の一端が第2端部103cに、それぞれ接続され、また、第1端部103bと第2端部103cとの間に、編みつけ部103aが貫通するように中間移動部103dが配置される。
中間移動部103dには、針部107のハリス調整部107aが接続される。なお、ハリス調整部107aには、ハリス107bが接続される(図2参照)。
図2に戻って、囮魚保護部105は、筒形状を有している。囮魚保護部105の筒形状内部を、胴締め糸101が貫通する。囮魚保護部105は、例えば、シリコン等の弾性を有し、囮魚を傷つけることがない素材で形成される。囮魚保護部105は、胴締めループR101に配置される。
針部107は、ハリス調整部107a、ハリス107b、逆さ針107c(図1参照)、及び、錨針107d(図1参照)を有している。ハリス調整部107aは、ハリス調整糸107a1、糸抜け止め107a2、及び、ハリス用編みつけ部107a3を有している。ハリス調整糸107a1は、一端が中間移動部103dに接続される。糸抜け止め107a2は、ハリス調整糸107a1の中間移動部103dに接続される一端とは異なる一端に接続される。ハリス用編みつけ部107a3は、中間移動部103dと糸抜け止め107a2との間において、ハリス調整糸107a1に所定の編みつけ糸を編みつけることによって形成される。
ハリス用編みつけ部107a3の一端には、ハリス107bが接続される。ハリス用編みつけ部107a3を伸張させたり、短縮させたりすることによって、ハリス調整糸107a1におけるハリス用編みつけ部107a3の位置を移動させることができる。ひいては、中間移動部103dから、ハリス107bに接続されている逆さ針107cまでの距離L(図1参照)を調整することができる。中間移動部103dから逆さ針107cまでの距離Lは使用する囮鮎Dの大きさによって変化するため、ハリス調整部107aを用いて中間移動部103dから逆さ針107cまでの距離Lを調整することによって、錨針107dを囮鮎Dに対して適切な位置に配置することができる。
ハリス107bは、一端がハリス用編みつけ部107a3に接続される。図1に示すように、逆さ針107cは、ハリス107bの途中に配置される。なお、逆さ針107cは、囮鮎Dの尾付近に配置され、錨針107dを安定させる。錨針107dは、ハリス107bのハリス用編みつけ部107a3に接続される一端とは異なる一端に接続される。なお、錨針107dは、釣果となる鮎S(図5、図6参照)を釣るための針である。
第三 胴締めループ調整部103の動作
胴締めループ調整部103の動作について、図3及び図4を用いて説明する。図3に示すように、胴締めループ調整部103の第1端部103b及び第2端部103cは、相対的に互いに離れるように移動すると、つまり、第1端部103bが道糸Rの方向(矢印a1方向)に移動するか、第2端部103cが胴締めループR101の方向(矢印a3方向)に移動するか、または、その両方によって、編みつけ部103aが、胴締め糸101を締め付ける。このため、胴締めループ調整部103が胴締め糸101に対して固定され、胴締めループR101の大きさが固定される。
一方、図4に示すように、胴締めループ調整部103の第1端部103b及び第2端部103cは、相対的に互いに近づくように移動すると、つまり、第1端部103bが胴締めループR101の方向(矢印a5方向)に移動するか、第2端部103cが道糸Rの方向(矢印a7方向)に移動するか、または、その両方によって、編みつけ部103aが、胴締め糸101の締め付けを緩める。このため、胴締めループ調整部103が、胴締め糸101に対して自由となり、胴締めループR101の大きさを調整できる。
このように、胴締めループ調整部103を用いることによって、囮鮎Dを胴締めループR101に保持する際に、胴締めループR101の大きさを自由に調整することができる。つまり、囮鮎Dの大きさにかかわらず、適切に囮鮎Dを保持できるように、胴締めループR101の大きさを容易に調整できる。
一方、囮鮎Dを保持した鮎釣り用仕掛け100を用いて鮎Sを釣る際に、例えば、図5に示すように、錨針107dにかかった鮎Sが、下方、つまり、第2端部103cの方向に移動した場合、鮎Sの移動にともない、針部107、ひいては中間移動部103dが下方へ移動する。鮎Sは、中間移動部103dが第2端部103cに到達するまでは自由に移動できる。さらに、鮎Sが、下方に移動しようとすると、中間移動部103dは第2端部103cを貫通できないため、第2端部103cを下方、つまり、胴締めループR101の方向(図2参照)へ移動させようとする。第2端部103cの下方への移動、つまり、第2端部103cの第1端部103bから遠ざかる方向への移動により、編みつけ部103aは胴締め糸101を締め込むため、結果として、胴締めループ調整部103がその位置に固定される。つまり、錨針107dにかかった鮎Sは、中間移動部103dが第2端部103cに到達するまでは下方に移動できるが、それ以上は、下方に移動できない。このように、鮎Sが下方へ移動したとしても、胴締めループR101の大きさが変わることがないため、胴締めループR101において保持されている囮鮎Dを締め付けることによって、弱らせたり、傷つけたりすることがなく、長い時間、囮鮎Dをいい状態で保持することができる。
また、例えば、図6に示すように、錨針107dにかかった鮎Sが、上方に移動した場合、鮎Sの移動にともない、針部107、ひいては中間移動部103dが上方へ移動する。鮎Sは、中間移動部103dが第1端部103bに到達するまでは自由に移動できる。さらに、鮎Sが、上方に移動しようとすると、中間移動部103dは第1端部103bを貫通できないため、第1端部103bを、上方、つまり、道糸Rの方向(図1参照)へ移動させようとする。ここで、第1端部103bの上方への移動、つまり、第2端部103cから遠ざかる方向への移動により編みつけ部103aが胴締め糸101を締め込むため、結果として、胴締めループ調整部103がその位置に固定される。つまり、錨針107dにかかった鮎Sは、中間移動部103dが第1端部103bに到達するまでは上方に移動できるが、それ以上は、上方に移動できない。このように、鮎Sが上方へ移動したとしても、胴締めループR101の大きさが変わることがないため、胴締めループR101の大きさが大きくなって、囮鮎Dを逃がしてしまうことがない。
なお、釣り中に、何らかの理由により、第1端部103b、または、第2端部103cが、互いに近づく方向に移動し、編みつけ部103aの締め付けが緩んだとしても、道糸Rを張るようにすれば、結果的に、胴締めループR101が小さくなるように、編みつけ部103aを移動させることができる。
本実施例における囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛けにおいては、胴締めループR101による囮鮎の保持をより確実にするものである。以下においては、実施例1と同様の構成については、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1 構成
囮魚を用いる魚釣り用仕掛け200(以下、鮎釣り用仕掛け200とする)の概要について、図8を用いて説明する。鮎釣り用仕掛け200は、釣り竿(図示せず)から延びる道糸Rの先端に接続し、胴締めによって囮鮎Dを保持するものである。
鮎釣り用仕掛け200の詳細を図9に、示す。鮎釣り用仕掛け200の構成を説明する。鮎釣り用仕掛け200は、胴締め糸101、胴締めループ調整部203、及び、囮魚保護部105、及び、針部107を有している。
胴締めループ調整部203は、胴締めループR101の大きさを調整するための装置である。胴締めループ調整部203の詳細を図10に示す。胴締めループ調整部203は、第1端部103b、第2端部103c、中間移動部103d、第1編みつけ部203a、第2編みつけ部203b、第3編みつけ部203c、及び、引き手部203dを有している。第1編みつけ部203a、第2編みつけ部203b、及び、第3編みつけ部203cは、2本の編みつけ糸L203a1、L203a2を用いて胴締め糸101の周囲に編みつけて形成される。なお 、編みつけの際には、編みつけ糸L203a1、L203a2を、胴締め糸101を中心に、左右から包み込むように繰り返し交差させ、胴締め糸101の周囲に、編みつけ糸L203a1、L203a2を巻き付ける一般的な編みつけ方法を用いる。
編みつけ糸L203a1、L203a2は、結束した後、結束した部分を始点として、胴締め糸101の所定位置から胴締めループR101を形成する方向に向かって所定長さ編みつけられる。これにより、第1編みつけ部203aが形成される。第1編みつけ部203aを形成した後、編みつけ糸L203a1、L203a2は、結束され、さらに、第1端部103bへ数回巻き付けられる。
第1端部103bへ数回巻き付けられた後、再度、編みつけ糸L203a1、L203a2は、胴締めループR101を形成する方向に向かって所定長さ編みつけられる。これにより、第3編みつけ部203cが形成される。第3編みつけ部203cを形成した後、編みつけ糸L203a1、L203a2は、第2端部103cへ数回巻き付けられる。
第2端部103cへ数回巻き付けられた後、再度、編みつけ糸L203a1、L203a2は、胴締めループR101を形成する方向に向かって所定長さ編みつけられる。これにより、第2編みつけ部203bが形成される。第2編みつけ部203bを形成した後、編みつけ糸L203a1、L203a2は胴締め糸101に結束される。その後、編みつけ糸L203a1、L203a2は、胴締め糸101に接続される。さらに、編みつけ糸L203a1、L201a2のそれぞれは、所定長さ延伸され、切断される。これにより、引き手部203dが形成される。
端部L203a1、L203a2は、囮鮎を胴締めループR101に取り付ける際に使用する。具体的には、取り付ける囮鮎の大きさに対して大きめの胴締めループR101となるように、胴締めループ調整部203を所定の位置に仮配置した後、引き手部203dを用いることによって、第2編みつけ部203bを、囮鮎側、つまり、胴締めループR101が小さくなる方向に容易に移動させることができる。これにより、囮鮎の大きさに合わせて胴締めループR101の大きさを調節できるため、胴締めループR101に囮鮎をしっかり固定できる。
このように、第2端部103cを、第3編みつけ部203cと第2編みつけ部203bとの間の所定の位置に固定できる。例えば、胴締めループR101に胴締めしている囮鮎が動くことによって、第2端部103cが胴締めループR101が大きくなる上方向a1に移動し、つまり、第1端部103b、第2端部103cが互いに近づく方向、編みつけ部103aの締め付けが弱くなる方向に移動しようとしても、第2端部103cの上方向の移動により、第2編みつけ部203bが胴締め糸101を締め付け、第2端部103cを移動させないようにする。このため、胴締めループR101の大きさを変化させることがなく、囮鮎を当初の状態に適切に保持することができる。
また、第1端部103bを、第3編みつけ部203cと第1編みつけ部203aとの間の所定の位置に固定できる。例えば、胴締め糸101の振動等の理由により、第1端部103aが下方向a3に移動し、つまり、第1端部103b、第2端部103cが互いに近づく方向、編みつけ部103aの締め付けが弱くなる方向に移動しようとしても、第1端部103aの下方向の移動により、第1編みつけ部203aが胴締め糸101を締め付け、第1端部103aが移動しないようにする。このため、第1端部103bの位置が変化しないので、第3編みつけ部203cの編みつけが弱くなることを防止できる。ひいては、第3編みつけ部203cの編みつけが弱くなることによる、第2端部103cの移動を防止でき、結果として、胴締めループR101の大きさを変化させることがなく、囮鮎を当初の状態に適切に保持することができる。
なお、実施例1における鮎釣り用仕掛け100と同様に、鮎釣り用仕掛け200では、ハリス107dに引っかかった鮎Sの移動にともなう中間移動部103dの移動によっても、第1端部103b、第2端部103cが移動しないため、胴締めループR101の大きさが変わることがなく、胴締めループR101の大きさが大きくなって、囮鮎Dを逃がしてしまうことがない。
[その他の実施形態]
(1)編みつけ部103a:前述の実施例1においては、編みつけ部103aは、2本の編みつけ糸L103a1、L103a2を用いて形成するとしたが、1本の編みつけ糸を用いて形成するようにしてもよい。この場合、編みつけ糸を、中間付近で、第1端部103b、または、第2端部103cに巻き付けて、2つの端部を編みつけることによって、編みつけ部103aを形成するようにすればよい。
(2)第1端部103b、第2端部103c、中間移動部103d:前述の実施例1においては、第1端部103bは、それぞれ環形状を有するとしたが、胴締め糸101が貫通するものであれば、例示のものに限定されない。例えば、所定大きさ、厚さの板に胴締め糸101が貫通する孔が形成されているものであってもよい。第2端部103c、中間移動部103dについても同様である。
実施例2についても同様である。
(3)囮魚保護部105:前述の実施例1においては、囮魚保護部105を配置するとしたが、囮魚保護部105を配置しないようにしてもよい。
実施例2についても同様である。
(4)ハリス調整部107a:前述の実施例1においては、ハリス調整部107aを配置するとしたが、ハリス調整部107aを配置しないようにしてもよい。この場合、ハリス107bの一端を、中間移動部103dに接続するようにすればよい。
実施例2についても同様である。
(5)囮鮎D:前述の実施例1においては、囮魚として囮鮎Dを用いる囮魚を用いる魚釣り用仕掛けとしたが、他の囮魚を用いるものであってもよい。
実施例2についても同様である。
(6)第1編みつけ部203a、第3編みつけ部203c、第2編みつけ部203b:前述の実施例2においては、第1編みつけ部203a、第3編みつけ部203c、第2編みつけ部203bは、2本の編みつけ糸L203a1、L203a2を用いて形成するとしたが、1本の編みつけ糸を用いて形成するようにしてもよい。この場合、編みつけ糸を、中間付近で折り曲げて、第1編みつけ部203aを形成しようとする釣り竿側の端部の位置に折り曲げ部を配置し、折り曲げた編みつけ糸の端部同士を、編みつけ糸101に編みつけていくようにすればよい。
また、第1編みつけ部203aを形成しないようにしてもよい。この場合、第3編みつけ部203cと第1端部103bとの接続は、実施例1における編みつけ部103aと第1端部103bとの接続と同様にすればよい。
(7)引き手部203d:前述の実施例2においては、引き手部203dを第2編みつけ部203bに対して胴締めループR101側に形成したが、第1編みつけ部203aに対して道糸側にも形成するようにしてもよい。これにより、第1編みつけ部203aを容易に道糸側に移動させることができる。
本発明に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けは、例えば、囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛けに用いることができる。
100 囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛け
101 胴締め糸
R101 胴締めループ
103 胴締めループ調整部
103a 編みつけ部
103b 第1端部
103c 第2端部
103d 中間移動部
105 囮魚保護部
107 針部
107a ハリス調整部
107a1 ハリス調整糸
107a2 糸抜け止め部
107a3 ハリス用編みつけ部
107b ハリス
107c 逆さ針
107d 錨針
L103a1 編みつけ糸
L103a2 編みつけ糸
D 囮鮎
R 道糸
200 囮鮎を用いる鮎釣り用仕掛け
203 胴締めループ調整部
203a 第1編みつけ部
203b 第2編みつけ部
203c 第3編みつけ部
203d 引き手部
L203a1 編みつけ糸
L203a2 編みつけ糸

Claims (7)

  1. 道糸の先端に配置する囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、
    囮魚を保持する胴締めループを形成する胴締め糸であって、一端を前記道糸に接続する胴締め糸、
    前記胴締めループの大きさを調整する胴締めループ調整部、
    を有する魚釣り用仕掛けであって、
    前記胴締めループ調整部は、
    1本または複数本の編みつけ糸を用いて前記胴締め糸の周囲に編みつけて形成される編みつけ部、
    前記胴締め糸が貫通する環状の第1端部であって、前記編みつけ部が接続される第1端部、
    前記胴締め糸が貫通する環状の第2端部であって、前記編みつけ部と、前記道糸の前記胴締め糸に接続される一端とは異なる一端と、が接続される第2端部、
    前記編みつけ部が貫通する環状の中間移動部であって、前記第1端部と前記第2端部との間に位置する中間移動部、
    を有する囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
  2. 請求項1に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、
    前記編みつけ部は、
    一端が前記第1端部に接続され、前記第1端部に接続される一端とは異なる他の一端が前記第2端部に接続されること、
    を特徴とする囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
  3. 請求項1に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、
    前記編みつけ部は、
    端部に位置する第1編みつけ部であって、一端が前記第1端部に接続される第1編みつけ部、
    前記第1編みつけ部が位置する端部とは異なる端部に位置する第2編みつけ部であって、一端が前記第2端部に接続される第2編みつけ部、
    前記第1編みつけ部と前記第2編みつけ部との間に位置する第3編みつけ部であって、一端が前記第1端部に接続され、他の一端が前記第2端部に接続される第3編みつけ部、
    を有すること、
    を特徴とする囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
  4. 請求項3に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、
    前記編みつけ部は、さらに、
    前記第2編みつけ部の前記第2端部に接続される一端とは異なる一端から延伸する引き手部、
    を有すること、
    を有する囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、さらに、
    前記胴締めループに配置され、前記胴締め糸が貫通する筒形状を有する囮魚保護部、
    を有する囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、さらに、
    前記中間移動部に接続される針部、
    を有し、
    前記針部は、
    前記中間移動部に接続されるハリス、
    前記ハリスの前記中間移動部に接続される一端とは異なる一端側に接続される逆さ針、及び、錨針、
    を有する囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
  7. 請求項6に係る囮魚を用いる魚釣り用仕掛けにおいて、さらに、
    前記針部は、
    前記中間移動部と前記ハリスとの間に接続されるハリス調整部であって、前記逆さ針から前記中間移動部までの長さを調整するハリス調整部、
    を有する囮魚を用いる魚釣り用仕掛け。
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