JP2018537480A5 - - Google Patents

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  1. 一般式(I)で表される化合物、そのシス/トランス異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、溶媒和物、水和物、またはその医薬上許容される塩およびエステル
    Figure 2018537480
    (式中、
    Tは、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、C6−8ビシクロアルキル、C6−10アリール、C3−7ヘテロシクロアルキルを表し;
    Zは、独立して酸素、窒素及び硫黄から選ばれるヘテロ原子を1個、2個又は3個含む5員ヘテロ芳香環を表し;前記5員ヘテロ芳香環が、水酸基、ハロゲン、−R1、−OR1、−OC(O)R1、−NR2R3、CN、シアノ(C1−6)アルキル−或いはR2から選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    R1はC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル(C1−6)アルキル、シアノ(C1−6)アルキル、水酸基もしくはアミノ基で置換されたC1−6アルキルを表し、かつ、R1は1個、2個又は3個のフッ素によって任意に置換されており;
    R2又はR3は、独立して水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル又はCF3を表し、或いは、R2とR3は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共に4−7員ヘテロ脂環式環を形成し、当該ヘテロ脂環式環が前記窒素原子、及びO、N又はSから選ばれる1個の他のヘテロ原子を含み、前記ヘテロ脂環式環が1つ又は複数のR1基によって任意に置換されており;
    Aは−NR2−を表し;或いは、Aは独立して酸素、窒素及び硫黄から選ばれるヘテロ原子を1個、2個、3個又は4個含む5員ヘテロアリーレン基を表し、かつ1個までのヘテロ原子が酸素又は硫黄であり;或いは、窒素原子を1個、2個又は3個含む6員ヘテロアリーレン基を表し、或いは、前記5員又は6員ヘテロアリーレン基がベンゼン環又はピリジン環に任意に融合しており、前記5員又は6員ヘテロアリーレン基がRx及び/又はRy及び/又はRzによって任意に置換されており、そのうち、Rxがハロゲン、−R1、−OR1、−OC(O)R1、−C(O)OR1、−NR2R3、−NR2C(O)R3、−OH、−CNを表し、Ryがハロゲン、−R1、−OR1、−OC(O)R1、−NR2R3、−NR2C(O)R3又はCNを表し、Rzが−R1、−OR1又は−OC(O)R1を表し、前提としてAがピリジン誘導体である場合、当該ピリジン環が任意にN−オキシド形態であり;或いは、Aは独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル及びC3−6シクロアルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの基によって任意に置換されたフェニレン基を表し;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH;C1−6アルキル;独立してアミノ、ハロゲン、ハロ−C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−、ニトロ及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキルから選ばれており、
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;C1−6アルキル、又は独立してアミノ、置換されたアミノ、ハロゲン、ハロ−C1−6アルコキシ、水酸基、C1−6アルコキシ、カルボキシル、シクロアルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−、ニトロ、C1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;ヘテロシクロアルキル、又は独立してアセトアミド、アセチル、アセチルアミノ、アミド、アミノ、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、ハロ−C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルキル、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−、ニトロ及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロシクロアルキル;ヘテロアリール、又は独立してアセトアミド、アセチル、アセチルアミノ、アミド、アミノ、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、ハロ−C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルキル、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−、ニトロ及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロアリール;シクロアルキル、又は独立してアセトアミド、アセチル、アセチルアミノ、アミド、アミノ、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、ハロ−C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルキル、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−、ニトロ及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたシクロアルキル;ヘテロシクロアルキル、又は独立してアセトアミド、アセチル、アセチルアミノ、アミド、アミノ、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、ハロ−C1−6アルコキシ、ハロ−C1−6アルキル、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−、ニトロ及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1、Y2は、それらが結合するN原子と共に4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルが、窒素原子の他、O及びSから選ばれるヘテロ原子をゼロ、1個又は複数個含み、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;
    或いは、Y1、Y2は一緒になってそれらが結合するN原子と共に1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含む4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;前記置換基が独立してC1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、NHC(=O)−、ハロゲンから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にC5−10オキサアザビシクロアルキルを形成し;
    Y3、Y4は、各々独立して水素、C1−C6アルキル、SO−C1−C6アルキル、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選ばれ、かつ独立してハロゲン、シアノ、水酸基、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシから選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;
    或いは、Y3とY4は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にヘテロシクリルを形成し、前記ヘテロシクリルが独立してハロゲン、シアノ、水酸基、オキソ、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシから選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;
    上記の置換基の中の水素原子の全ては、重水素によって置き換えられてもよい。)。
  2. 下記の一般式II
    Figure 2018537480
    (式中、
    Zは独立して酸素、窒素及び硫黄から選ばれるヘテロ原子を1個、2個又は3個含む5員ヘテロ芳香環を表し、そのうち、1個までのヘテロ原子が酸素又は硫黄であり、かつ、1個のヘテロ原子が窒素である場合、少なくとも1個の酸素又は硫黄も存在しており、前記5員ヘテロ芳香環が、C1−C4アルキル、水酸基、ハロゲン、水酸基もしくはアミノ基で置換されたC1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C1−C4アルコキシから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    Aは、独立して酸素、窒素及び硫黄から選ばれるヘテロ原子を1、2又は3個含む5員ヘテロアリーレン基であり、かつ1個までのヘテロ原子が酸素又は硫黄であり、或いは、窒素原子を1、2又は3個含む6員ヘテロアリーレン基又はフェニレン基であり;前記5員ヘテロアリーレン基、6員ヘテロアリーレン基及びフェニレン基がハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1は、H、C1−6アルキル、又は独立してアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立してアミノ、置換されたアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、カルボキシル、ハロゲン、シクロアルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;ヘテロシクロアルキル、又は独立してアセトアミド、アセチル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロシクロアルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;C1−6アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C3−6シクロアルキル;独立してアミノ、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6−ヘテロシクロアルキル;独立してアミノ、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アセチル、ジオキソチオ基、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1、Y2は、それらが結合するN原子と共に4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルが、窒素原子の他、O及びSから選ばれるヘテロ原子をゼロ、1個又は複数個含み、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;
    或いは、Y1、Y2は一緒になってそれらが結合するN原子と共に1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含む4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく、前記置換基が独立してC1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−,C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、NHC(=O)−、ハロゲンから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にC5−10オキサアザビシクロアルキルを形成し;
    Y3、Y4は各々独立して水素、C1−C6アルキル、SO−C1−C6アルキルから選ばれ、或いは、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にヘテロシクリルを形成し、前記ヘテロシクリルがピペリジニル、モルホリニル、ジオキソチオモルホリニル及びオキソチオモルホリニルから選ばれる。)
    を有することを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. Zは、独立して酸素、窒素及び硫黄から選ばれるヘテロ原子を2個含む5員ヘテロ芳香環を表し、かつ1個のヘテロ原子が酸素又は硫黄であり、もう1個の原子が窒素であり;前記5員ヘテロ芳香環が、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  4. Zは、オキサジアゾリル、フリル、チエニル又はイソオキサゾリルを表し、前記イソオキサゾリルが、H、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  5. Aは、フェニレン、ピリジニレン、イソキサゾリレンを表し、独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  6. Zは、オキサジアゾリル、フリル、チエニル又はイソオキサゾリルを表し、前記イソオキサゾリルが、H、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン、イソキサゾリレンを表し、独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  7. Zは、オキサジアゾリル、フリル、チエニル又はイソオキサゾリルを表し、前記イソオキサゾリルが、H、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン、イソキサゾリレンを表し、独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立してアミノ、置換されたアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、カルボキシル、ハロゲン、C1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、又は独立してアセトアミド、アセチル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロシクロアルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C4−6シクロアルキル、シクロプロピル、独立して水酸基、C1−6アルキル、C1−6アルコキシから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;独立してC1−6アルキル、アセチル、ジオキソチオ基から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1、Y2は、それらが結合するN原子と共に4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルが、窒素原子の他、O及びSから選ばれるヘテロ原子をゼロ、1個又は複数個含み、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;
    或いは、Y1、Y2は一緒になってそれらが結合するN原子と共に1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含む4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;前記置換基が独立してC1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、NHC(=O)−、ハロゲンから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にC5−10オキサアザビシクロアルキルを形成し;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素、メチル及び−SO2−メチルから選ばれ、或いはY3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル及びジオキソチオモルホリニルから選ばれるヘテロシクリルを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  8. Zは、オキサジアゾリル、フリル、チエニル又はイソオキサゾリルを表し、前記イソオキサゾリルが、H、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン、イソキサゾリレンを表し、独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立して水酸基、C1−6アルコキシ、アミド、ハロゲン、カルボキシル、C3−6シクロアルキル、N、OもしくはSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6−ヘテロシクロアルキル、C1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    H基;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C4−6シクロアルキル、シクロプロピル、独立して水酸基、C1−6アルキル、C1−6アルコキシから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;独立してC1−6アルキル、アセチル、ジオキソチオ基から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンを形成しており;前記モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンが、C1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−、C1−6アルコキシ、ハロゲン、NHC(=O)−から選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;前記モルホリニルにおけるS原子がその酸化物形態であってもよく;
    Y3及びY4は、各々独立して水素、メチル及びSO2−メチルから選ばれ、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル及び1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルから選ばれるヘテロシクリルを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  9. Zは、オキサジアゾリル、フリル、チエニル又はイソオキサゾリルを表し、前記イソオキサゾリルが、H、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン、イソキサゾリレンを表し、独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はメチルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立して水酸基、C1−6アルコキシ、アセトアミド、フルオロ、カルボキシル、モルホリニル、シクロプロピル、テトラヒドロフランから選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    H基;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C3−6シクロアルキル;独立して水酸基、メトキシ、メチルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;独立してメチル、アセチルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンを形成しており;前記モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンが、メチル、メトキシ、フルオロ、NHC(=O)−から選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;前記モルホリニルにおけるS原子がその酸化物形態であってもよく;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素及びメチルから選ばれ、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル及び1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルから選ばれるヘテロシクリルを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  10. Zは、オキサジアゾリル、フリル、チエニル又はイソオキサゾリルを表し、前記イソオキサゾリルが、H、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルから選ばれる1つ又は複数の置換基によって任意に置換されており;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン、イソキサゾリレンを表し、独立してハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はメチルを表し;
    Y2は、メチル、エチル、メトキシエチル、ヒドロキシプロピル、アセトアミノエチル、H、−CHCOOH、ヒドロキシシクロペンチル、シクロプロピル、メチルピラゾリル、モルホリニル、ヒドロキシエチル、ブチル、メチルピペリジニル、モルホリニルエチル、テトラヒドロフラニル、メトキシシクロペンチル、アセチルピロリジニル、テトラヒドロフラニルメチレン、ジフルオロエチル、シクロプロピルメチル、メタンスルホニルエチル、トリフルオロエチル、イソプロピル、テトラヒドロピラン、シクロブチル、アミノ、ピペリジニル、メタンスルホニル、ジオキソチオモルホリニル、ヒドロキシメチルエチルから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にメチルピペラジニル、ホルムアミドピペリジニル、メトキシピペリジニル、ジフルオロピペリジニル、オキサアザビシクロヘプタン、ジオキソチオモルホリニル、モルホリニル、アゼチジニル、オキソチオモルホリニルを形成し;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素及びメチルから選ばれ、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル及び1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルから選ばれるヘテロシクリルを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  11. 下記の一般式III
    Figure 2018537480
    (式中、
    R4はC1−C4アルキル、水酸基で置換されたC1−C4アルキルを表し;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1は、H、C1−6アルキル、又は独立してアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立してアミノ、置換されたアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、カルボキシル、ハロゲン、シクロアルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    ヘテロシクロアルキル、又は独立してアセトアミド、アセチル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロシクロアルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;C1−6アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C3−6シクロアルキル;独立してアミノ、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6−ヘテロシクロアルキル;独立してアミノ、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アセチル、ジオキソチオ基、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1、Y2は、それらが結合するN原子と共に4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルが、窒素原子の他、O及びSから選ばれるヘテロ原子をゼロ、1個又は複数個含み、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;
    或いは、Y1、Y2は一緒になってそれらが結合するN原子と共に1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含む4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく、前記置換基が独立してC1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−,C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、NHC(=O)−、ハロゲンから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にC5−10オキサアザビシクロアルキルを形成し;
    Y3、Y4は各々独立して水素、C1−C6アルキル、SO2−C1−C6アルキルから選ばれ、或いは、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にヘテロシクリルを形成し、前記ヘテロシクリルがピペリジニル、モルホリニル、ジオキソチオモルホリニル及びオキソチオモルホリニルから選ばれる。)
    を有することを特徴とするする請求項1又は2に記載の化合物。
  12. 下記の一般式IV
    Figure 2018537480
    (式中、
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1は、H、C1−6アルキル、又は独立してアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立してアミノ、置換されたアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、カルボキシル、ハロゲン、シクロアルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    ヘテロシクロアルキル;又は独立してアセトアミド、アセチル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたヘテロシクロアルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;C1−6アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C3−6シクロアルキル;独立してアミノ、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6−ヘテロシクロアルキル;独立してアミノ、水酸基、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アセチル、ジオキソチオ基、C1−6アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルキル及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    或いは、Y1、Y2は、それらが結合するN原子と共に4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、前記ヘテロシクロアルキルが、窒素原子の他、O及びSから選ばれるヘテロ原子をゼロ、1個又は複数個含み、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく;
    或いは、Y1、Y2は一緒になってそれらが結合するN原子と共に1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含む4−6員ヘテロシクロアルキルを形成し、かつ前記S原子がその酸化物形態であってもよく、前記置換基が独立してC1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−,C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、NHC(=O)−、ハロゲンから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にC5−10オキサアザビシクロアルキルを形成し;
    Y3、Y4は各々独立して水素、C1−C6アルキル、SO2−C1−C6アルキルから選ばれ、或いは、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にヘテロシクリルを形成し、前記ヘテロシクリルがピペリジニル、モルホリニル、ジオキソチオモルホリニル及びオキソチオモルホリニルから選ばれる。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  13. 下記の一般式IV
    Figure 2018537480
    (式中、
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1は、H、C1−6アルキル、又は独立してアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、(C1−6アルキル,C1−6アルキル)N−、(C1−6アルキル,H)N−及びC1−6アルキル−S(O)2−から選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、C1−6アルキル;独立してアミノ、置換されたアミノ、水酸基、C1−6アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、C3−6シクロアルキル、又はN、OもしくはSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6−ヘテロシクロアルキルから選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;C1−6アルキルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C4−6シクロアルキル;シクロプロピル;独立して水酸基、C1−6アルキル、C1−6アルコキシから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;独立してC1−6アルキル、アセチル、ジオキソチオ基から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンを形成しており;前記モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンが、C1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−、C1−6アルコキシ、ハロゲン、NHC(=O)−から選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;前記モルホリニルにおけるS原子がその酸化物形態であってもよく;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素、メチル及びSO2−メチルから選ばれ、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル及びジオキソチオモルホリニルから選ばれるヘテロシクリルを形成する。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  14. 下記の一般式IV
    Figure 2018537480
    (式中、
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はC1−6アルキルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立して水酸基、C1−6アルコキシ、アセトアミド、フルオロ、カルボキシル、C3−6シクロアルキル、又はN、OもしくはSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキルから選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;メチルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    C4−6シクロアルキル;シクロプロピル;独立して水酸基、C1−6アルキル、C1−6アルコキシから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;独立してC1−6アルキル、アセチル、ジオキソチオ基から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンを形成しており;前記モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンが、C1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−、C1−6アルコキシ、ハロゲン、NHC(=O)−から選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;前記モルホリニルにおけるS原子がその酸化物形態であってもよく;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素、メチル及びSO2−メチルから選ばれ、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル及び1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルから選ばれるヘテロシクリルを形成する。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  15. 下記の一般式IV
    Figure 2018537480
    (式中、
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はメチルを表し;
    Y2は、下記の基から選ばれており:即ち、
    C1−6アルキル;独立して水酸基、C1−6アルコキシ、アセトアミド、フルオロ、カルボキシル、モルホリニル、シクロプロピル、テトラヒドロフランから選ばれる1−5個の置換基によって置換されたC1−6アルキル;
    H;C1−6アルキル−S(O)2−;アミノ;NH−S(O)2−;C1−6アルコキシ;
    C3−6シクロアルキル;独立して水酸基、メトキシ、メチルから選ばれる1−4個の置換基によって置換されたC3−6シクロアルキル;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;メチルによって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC5−C6ヘテロアリール;
    N、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;独立してメチル、アセチル、ジオキソチオ基から選ばれる1−4個の置換基によって置換されかつN、O又はSから選ばれるヘテロ原子を1−3個含むC4−C6ヘテロシクロアルキル;
    Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンを形成しており;前記モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキサアザビシクロヘプタンが、C1−6アルキル、C1−6アルキル−S(O)2−、C1−6アルコキシ、ハロゲン、NHC(=O)−から選ばれる1−4個の置換基によって任意に置換されており;前記モルホリニルにおけるS原子がその酸化物形態であってもよく;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素及びメチルから選ばれ、Y3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル及び1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルから選ばれるヘテロシクリルを形成する。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  16. 下記の一般式IV
    Figure 2018537480
    (式中、
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はメチルを表し;
    Y2は、メチル、エチル、2−メトキシエチル、ヒドロキシプロピル、アセトアミノエチル、H、−CHCOOH、ヒドロキシシクロペンチル、シクロプロピル、メチルピラゾリル、モルホリニル、ヒドロキシエチル、ブチル、メチルピペリジニル、モルホリニルエチル、テトラヒドロフラニル、メトキシシクロペンチル、アセチルピロリジニル、テトラヒドロフラニルメチレン、ジフルオロエチル、シクロプロピルメチル、メタンスルホニルエチル、トリフルオロエチル、イソプロピル、テトラヒドロピラン、シクロブチル、アミノ、ピペリジニル、メタンスルホニル、ジオキソチオモルホリニル、ヒドロキシメチルエチルから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にメチルピペラジニル、ホルムアミドピペリジニル、メトキシピペリジニル、ジフルオロピペリジニル、オキサアザビシクロヘプタン、ジオキソチオモルホリニル、モルホリニル、アゼチジニル、オキソチオモルホリニルを形成し;
    Y3及びY4は、互いに独立して水素及びメチルから選ばれ、又はY3とY4が一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にモルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル及び1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イルから選ばれるヘテロシクリルを形成する。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  17. 下記の一般式IV
    Figure 2018537480
    (式中、
    Yは−NY1Y2を表し;
    Y1はH基を表し;
    Y2は、メチル、エチル、メトキシエチル、ヒドロキシプロピル、アセトアミノエチル、H、−CHCOOH、ヒドロキシシクロペンチル、シクロプロピル、メチルピラゾリル、モルホリニル、ヒドロキシエチル、ブチル、メチルピペリジニル、モルホリニルエチル、テトラヒドロフラニル、メトキシシクロペンチル、アセチルピロリジニル、テトラヒドロフラニルメチレン、ジフルオロエチル、シクロプロピルメチル、メタンスルホニルエチル、トリフルオロエチルから選ばれており;
    或いは、Y1とY2は、一緒になってそれらが結合する窒素原子と共にメチルピペラジニル、ホルムアミドピペリジニル、メトキシピペリジニル、ジフルオロピペリジニル、オキサアザビシクロヘプタンを形成する。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  18. 下記の一般式II
    Figure 2018537480
    (式中、
    Zは、メチルイソオキサゾリルを表し;
    Aは、シアノフェニレン、ピリジレンから選ばれており;
    Yは−NY1Y2を表し;
    Y1はH基を表し;
    Y2は、C1−6アルキル;1−3個のC3−6シクロアルキル又はC1−6アルコキシによって置換されたC1−6アルキル;C1−6アルコキシから選ばれる。)
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  19. Zは、C1−6アルキル又はヒドロキシC1−6アルキルによって置換されたオキサジアゾリルを表し;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン又はイソキサゾリレンを表し、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2又は−NH−NY3Y4を表し;
    Y1はH又はメチルを表し;
    Y2はC1−6アルキル、又は水酸基によって置換されたC1−6アルキルを表す、
    ことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の化合物。
  20. Zは、C1−6アルキルによって置換されたオキサジアゾリルを表し;
    Aは、フェニレン、ピリジニレン又はイソキサゾリレンを表し、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキルから選ばれる1つ、2つ又は3つの置換基によって任意に置換されており;
    Yは−NY1Y2を表し;
    Y1はH又はメチルを表し;
    Y2はC1−6アルキル、又は水酸基によって置換されたC1−6アルキルを表す、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  21. 次の化合物から独立して選ばれることを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の化合物。
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
    Figure 2018537480
  22. 独立して次の化合物から選ばれるいずれかである請求項1〜18のいずれかに記載の化合物。
    Figure 2018537480
  23. 請求項1〜22のいずれかに記載の化合物又はその医薬的に許容される塩を含む組成物。
  24. 医薬の製造のための請求項1〜22のいずれかに記載の化合物又は請求項23に記載の組成物の使用。
  25. α5−GABA受容体に関連する疾患の治療又は予防に有用な医薬の製造のための請求項1〜22のいずれかに記載の化合物又は請求項23に記載の組成物の使用。
  26. 疼痛、アルツハイマー病、多発梗塞性認知症及び脳卒中の治療又は予防に有用な医薬の製造のための請求項1〜22のいずれかに記載の化合物又は請求項23に記載の組成物の使用。
  27. 前記疼痛が神経障害性疼痛、炎症性疼痛およびがん性疼痛であることを特徴とする請求項26に記載の使用。
  28. 前記疼痛が、頭痛;顔面痛;頚部痛;肩の痛み;背痛;胸痛;腹痛;背部痛;腰痛;下肢痛;筋骨格痛;血管痛;痛風;関節炎の痛み;内臓痛;感染症(エイズや帯状疱疹後神経痛)による痛み;骨の痛み;鎌状赤血球貧血、自己免疫疾患、多発性硬化症または炎症に関連する疼痛;傷害または外科手術誘発慢性疼痛;侵害受容性疼痛;疼痛性糖尿病;三叉神経痛;ウエストまたは子宮頸神経根の痛み;舌咽神経痛;自律神経反射痛;反射性交感神経性ジストロフィー、神経根裂傷、癌、化学的損傷、毒素、栄養欠乏症、ウイルス性または細菌性感染、変形性関節症に関連する疼痛から選ばれることを特徴とする請求項26に記載の使用。
  29. 次の方法から選ばれるいずれかの方法であることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の化合物の製造方法:
    Figure 2018537480
    a) 式(IV)の化合物である
    Figure 2018537480
    を、式Vの化合物である
    Figure 2018537480
    と反応させることにより、式(1-3)の化合物を得ることができ、式中、G及びWは、Cl、Br、I、OH、OTs、OTf及びOMsから選ばれ、R5は、アルキル、メチル、エチル、tert−ブチル、及びベンジルを表し;Z、Y、Aは、請求項1〜22の定義と同じ意味を表し;
    その後、式(1−3)の化合物である
    Figure 2018537480
    を、Yと反応させ、式中、Z、Y、Aは、請求項1〜22の定義と同じ意味を表し;或いは、
    b) 式(1−4)の化合物である
    Figure 2018537480
    を、Yと反応させ、式中、Z、Y、Aは、請求項1〜22の定義と同じ意味を表し;
    c) 式(1−3)の化合物を式(1−4)の化合物にけん化した後に、Yと反応させ、式中、Z、Y、Aは、請求項1〜22の定義と同じ意味を表し;或いは、
    d)式IVの化合物である
    Figure 2018537480
    を、式VIの化合物である
    Figure 2018537480
    と反応させる。
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