JP2018536782A - 自動車のロック機構用ラッチ - Google Patents

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Abstract

本発明は、自動車のロック機構用のラッチ(2)に関する。ラッチ(2)は、ロータ(8)を収容する中間ステータ(6)を収容するステータ(4)を備える。中間ステータ(6)は、コーディング部材(12)と協働する前側部(16)と、解放位置とロータ(8)の回転をブロックする位置との間を動くことができる後側部(18)と、前側部(16)と後側部(18)との間に配置された中間部(17)と、中間部と後側部(18)との間に配置された第1ヒューズ領域(20)と、前側部と中間部(17)との間に配置された第2ヒューズ領域(21)とを有する。第1ヒューズ領域(20)は、中間ステータ(6)の第1角度位置(P0)において破断し、それにより後側部(18)がロータの移動をブロックする。本発明は、また、対応する装置に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のロック機構用ラッチに関する。
特に、本発明は、固定ステータと、ステータ内に軸回りに回転可能に取り付けられ、コーディング部材を有するロータとを備えた、一種の自動車用ドアラッチの分野に関する。ロータは、ドアロックの制御手段を回転可能に駆動し得る。コーディング部材は、タンブラとも呼ばれ、中間ステータに対してロータを回転しないよう保持するように構成されると共に、ロータの縦ハウジングにコーディングに適合したキーが導入されると中間ステータに対してロータを回転可能に解放するように構成されている。
自動車のロック機構用ラッチの中でも、特に、分離不能ラッチおよび分離可能ラッチと呼ばれるラッチが知られている。
分離不能ラッチは、強制回転による窃盗行為に対する保護システムとして、ロータにヒューズ領域を有する。よって、ドライバやコーディング部材のコーディングに適合しないキー挿入物がヒューズラインを越えることなくラッチ内に導入されると、破断トルクが生じて、最終的にはラッチがタンブラのせん断変形によりヒューズラインに沿って降伏する。すると、ロータは「自由回転状態」になり、制御手段は駆動されずロック解除機能が働かなくなる。
このタイプの分離不能ラッチの欠点は、ステータのヒューズ領域が、ドライバやコーディングに適合しないキー挿入物が部分的に導入され、かつロータの最終ヒューズ領域を越えない場合にのみ有効であることである。確かに、ドライバまたは誤ったキーがヒューズラインを越えてラッチに導入されると、当該ヒューズラインは機能せず、それ以上は窃盗行為に対する保護が存在しない。そして、ロータが回転可能であり、それにより制御手段が駆動されてラッチのロックを解除する。
また、主軸に沿って延びかつ中間ステータを収容する固定ステータを備えた分離可能ラッチが知られている。中間ステータは、主軸回りに回動可能なロータを収容していて、制御手段を可動的に駆動するように構成されている。また、ロータは、タンブラなどの、中間ステータに対してロータをコーディングするための部材を有する。分離可能ラッチは、また、ドライバやコーディングに適合しないキー挿入物を用いたロータの回転駆動によって生じるステータに対する中間ステータの回転の効果により、ロータと制御手段との結合を分離する分離手段を有する。
分離可能ラッチは、ドライバやコーディングに適合しないキー挿入物による強制回転によってはロックを解除することができない。
従来技術の分離可能ラッチの欠点は、特にロータと制御手段との結合を分離するための手段を形成するために、分離不能ラッチと比べていくらかの追加部品を要することである。このような側面は、ラッチがかなり高価になることを意味する。
別の欠点は、従来技術の分離可能ラッチは、可逆的な分離を呈することである。すなわち、ラッチの中間ステータの前側部を180°または360°だけ回すことで当該中間ステータを初期状態に戻すことが、強制回転による窃盗行為を試みた後でも可能なのである。このような側面により、強制に対するラッチの安全性が制限される。
本発明の課題は、廉価である一方で強制回転による窃盗行為に対して堅牢な、従来の分離可能ラッチに対する代案を提示することで上述の欠点を克服することである。
このために、本発明は、特に自動車のロック機構用のラッチであって、主軸に沿って延びかつ中間ステータを収容するステータを備え、上記中間ステータは、上記主軸回りに回転可能でありかつ制御手段を可動的に駆動するように構成されたロータを収容しており、上記ロータは、該ロータを上記中間ステータに対して回転しないよう保持するコーディング部材であって、該コーディング部材のコーディングに適合するキー挿入物が上記ロータの縦ハウジングに導入された場合には、上記中間ステータに対して上記ロータを回転可能に解放するコーディング部材を有し、上記中間ステータは、上記コーディング部材と協働する前側部と、後側部であって、該後側部が上記ロータの回転を可能とする解放位置と、上記後側部が上記ロータの回転をブロックするブロック位置との間を動くことができる後側部と、上記前側部と上記後側部との間に配置された中間部と、上記中間部と上記後側部との間に配置された第1ヒューズ領域と、上記前側部と上記中間部との間に配置された第2ヒューズ領域とを有し、上記第1ヒューズ領域は、回転しない状態で上記ロータのコーディングに適合しない要素によって上記中間ステータに作用するトルクが、上記コーディング部材および上記第2ヒューズ領域の破断トルクよりも小さい第1所定トルクに到達すると、上記中間ステータの第1角度位置において破断し、上記第1ヒューズ領域が破断すると、上記後側部が、上記ロータに対する上記ブロック位置に向かって移動するように構成されていることを特徴とするラッチを提供する。
そのようなロック機構用ラッチは、従来の分離可能ラッチよりも廉価である一方、従来技術の分離可能ラッチと比べて強制回転による窃盗行為に対する同等の堅牢性を実現するという利点を有する。
また、中間ステータの第2ヒューズ領域は、破断して中間ステータの中間部と前側部とを分離させ、そしてステータの前側部を、中間ステータの当該部分の噛合いを元に戻すことができないように「自由回転状態」で回転可能にするように構成されている。このような側面により、こじ開けに対するラッチの安全性が著しく高まる。
好ましい実施形態によると、本発明に係る自動車ラッチは、1つまたはそれ以上の次の特徴を、別個にまたは組み合わせて備える。
すなわち、上記第1ヒューズ領域が破断すると、上記前側部および上記中間部が、上記後側部に対して上記主軸回りに回転可能となり、および/または、
上記第2ヒューズ領域は、上記第1ヒューズ領域よりも後で、作用トルクが上記第1所定トルクよりも大きい第2所定トルクに到達し、かつ上記中間ステータが上記第1角度位置に角度的に次いで位置する第2角度位置を越えて回された場合に破断し、それにより上記前側部が、上記中間部に対して上記主軸回りに回転可能となり、および/または、
上記ステータは、少なくとも1つのブロック構造を有し、上記中間ステータの上記中間部は、上記第2角度位置において上記ブロック構造と協働することで上記第2角度位置を越えると上記第2ヒューズ領域が破断するのを可能とする少なくとも1つの突出部を有し、および/または、
上記突出部は、突起であり、上記ブロック構造は、上記突起を保持して上記中間部の回転をブロックするように構成されたブロック溝であり、および/または、
上記ロータは、該ロータの前側部と上記ロータの後側部とを区切る第3ヒューズ領域を有し、上記中間ステータの上記後側部は、上記ロータの上記後側部に形成された被係合部に軸方向に係合可能な少なくとも1つの係合部を有し、上記ロータの上記第3ヒューズ領域は、上記中間ステータの上記後側部が上記ロータの上記後側部に結合され、かつ上記要素によって上記ロータに作用するトルクが所定ロータトルクに到達した場合に破断し、それにより上記ロータの上記前側部が、上記ロータの上記後側部に対して上記主軸回りに回転可能となり、および/または、
各上記係合部は、上記被係合部を構成する凹部と軸方向に係合することで協働可能なスタッドによって構成されており、および/または、
上記中間ステータの上記後側部は、上記第1ヒューズ領域の破断後に、上記ステータの内部で、上記後側部が上記中間ステータの上記中間部に固定される初期位置と、上記後側部が上記破断後に並進移動をブロックされる最終位置との間を、上記ラッチの上記主軸に沿って並進移動するように構成されており、および/または、
上記中間ステータの上記前側部は、該前側部および上記中間部が上記ステータに対して回転するときに上記後側部を上記最終位置に向かって軸方向に並進移動させる、上記中間ステータの上記後側部に形成された回転しない少なくとも1つの解放部と噛み合って協働するように構成されており、および/または、
上記中間ステータの上記後側部は、上記制御手段に形成された被結合部に軸方向に係合可能な少なくとも1つの結合部を有し、および/または、
各上記結合部は、上記被結合部を構成するくぼみと軸方向に係合することで協働可能な突起によって構成されている。
本発明は、また、上述したラッチを少なくとも1つ備えた、特に自動車用のロック装置に関する。
本発明の別の特徴および利点は、添付の図面を参照して非限定的な例として与えられる本発明の好ましい実施形態に関する以下の説明を読むことで明らかになるだろう。
図1は、本発明の変形例に係るラッチの中間ステータの平面図である。 図2は、本発明の変形例に係るラッチのロータの平面図である。 図3は、本発明の変形例に係るラッチの斜視図であって、ロータおよびステータが第1角度位置にある。 図4は、図3と同様の図であるが、ロータおよびステータが第2角度位置にある。 図5は、図3および図4のラッチの斜視図であって、中間ステータの後側部が除かれている。 図6は、図3〜図5のラッチの斜視図であって、ロータの後側部が除かれている。
各図に示すように、本発明は、ラッチ2、特に自動車のロック機構用ラッチに関する。
ラッチは、主軸に沿って延びかつ中間ステータ6を収容するステータ4を備える。中間ステータ6は、主軸回りに回動可能なロータ8を収容している。また、ロータ8は、図3および図4に示す制御手段10を可動的に駆動するように構成されている。
「制御手段」の語は、好ましくは、ロータ8とは別体でこれに固定された部品であって、ロータ8によって回転可能に駆動されることによってラッチに対応するロック部をロックしまたはロック解除するように構成された部品を意味する。特に、制御手段10は、ジンバルまたは駆動端板によって構成されていてもよい。
ロータ8は、中間ステータ6に対してロータ8を回転しないように保持するように構成された、タンブラなどのコーディング部材12を有する。コーディング部材12は、コーディングに適合したキー挿入物がロータ8の縦ハウジングに導入されると、中間ステータ6に対してロータを回転可能に解放するように構成されている。
ラッチは、キー挿入物に駆動されて自動車のドアロックをロック解除したりロックしたりしてもよい。
本発明によると、中間ステータ6は、前側部16と、後側部18と、前側部16および後側部18の間に配置された中間部17と、中間部および後側部18の間に配置された第1ヒューズ領域20と、前側部16および中間部17の間に配置された第2ヒューズ領域21とを有する。
ここで、ラッチの向きは、キー挿入物が挿入される部分に対応する「前」側と、ラッチの主軸に関して前側の反対に位置する「後」側とによって規定される。
中間ステータ6の前側部16は、コーディング部材12と協働する。特に、ロータ8から外方へ突出するコーディング部材12は、ロータ8と中間ステータ6とを互いに固定するべく中間ステータ6の1つまたは複数の対応するハウジングに挿入される。
中間ステータの後側部18は、当該後側部18がロータ8の回転を可能とする解放位置と、当該後側部18がロータ8の回転をブロックするブロック位置との間を動くことができる。
本発明のある態様によると、上記第1ヒューズ領域20は、回転しない状態でロータ8のコーディングに適合しない要素14によって中間ステータ6に作用するトルクが、コーディング部材12および第2ヒューズ領域21の破断トルクよりも小さい第1所定トルクに到達すると、中間ステータ6の第1角度位置P0において破断するように構成されている。
換言すれば、ロータ8のコーディングと異なるコーディングを有するドライバやキーといった要素14がラッチをこじ開けようとロータ8に挿入され、かつ中間ステータに作用するトルクが第1所定トルクに到達すると、第1ヒューズ領域20は、中間ステータ6が第1角度位置P0を越えてすぐに破断する。
概して、コーディング部材の破断トルクは、25〜30Nmである。第1ヒューズ領域の破断のための第1所定トルクは、10〜15Nmであってもよい。
さらに、ラッチは、第1ヒューズ領域20が破断すると、後側部18がロータ8に対するブロック位置に向かって移動するように構成されている。
そのようなロック機構用ラッチは、従来の分離可能ラッチよりも廉価である一方、従来技術の分離可能ラッチと比べて強制回転による窃盗行為に対する同等の堅牢性を実現するという利点を有する。
また、中間ステータの第2ヒューズ領域は、破断して中間ステータの中央部と前側部とを分離させ、そしてステータの前側部を、中間ステータの当該部分の噛合いを元に戻すことができないように「自由回転状態」で回転可能にするように構成されている。このような側面により、こじ開けに対するラッチの安全性が著しく高まる。
有利には、本発明に係るラッチは、中間ステータ6に、2つのヒューズ領域であって、堅牢で効率的なシステムの形成を可能にする一方、中間ステータの当該2つのヒューズ領域を用いることによるコストを制限する2つのヒューズ領域を備える。ここで、特に、中間ステータを解放するため、およびロータと制御手段とを連結するための追加的な部品は不要である。
ある変形例によると、第1ヒューズ領域20が破断した場合、前側部16および中間部17は、後側部18に対して主軸回りに回転可能である。
特に、ブロック位置にある後側部18がロータ8に対して固定された状態になり、前側部16および中間部17が後側部18に対して自由に回転可能となる。また、前側部16は、コーディング部材12によってロータ8に固定保持され、中間部は、第2ヒューズ領域21によって前側部に固定保持される。
ある変形例によると、第2ヒューズ領域21は、第1ヒューズ領域20よりも後で、作用トルクが第1所定トルクよりも大きな第2所定トルクに到達しかつ中間ステータ6が第1角度位置P0に角度的に次いで位置する第2角度位置P1を越えて回された場合に破断するように構成されており、それにより前側部16が中間部17に対して主軸回りに回転可能になる。
第2ヒューズ領域の破断のための第2所定トルクは、20〜25Nmであってもよい。
換言すれば、上記要素14がラッチをこじ開けるべくロータ8内へさらに動かされ、かつ中間ステータに作用するトルクが第2所定トルクに到達すると、第2ヒューズ領域21は、中間ステータ6が第2角度位置P1を越えてすぐに破断する。
特に、前側部16は、その後、中間部17に対して自由に回転可能になる。また、前側部16は、コーディング部材12によってロータ8に固定保持される。
有利には、好ましい変形例において、いったん破断すると、中間ステータ6の第2ヒューズ領域21は、中間ステータの中間部と前側部とを分離させ、そしてステータの前側部を、中間ステータの当該部分の噛合いを元に戻すことができないように「自由回転状態」で回転可能にするように構成されている。このような側面により、こじ開けに対するラッチの安全性が著しく高まる。
図5に示すように、ある変形例によると、ステータ4は、少なくとも1つのブロック構造45を有しており、中間ステータ6の中間部17は、上記第2角度位置P1でブロック構造45と協働することで当該第2角度位置P1を越えると上記第2ヒューズ領域21が破断するのを可能とする少なくとも1つの突出部44を有する。
有利には、そのようなブロック構造45およびそのような突出部44は、第2ヒューズ領域21を破断するために中間ステータ6の中間部17をブロックするためのシンプルな手段の使用を可能とする。
ある変形例によると、突出部44は、突起であって、上記ブロック構造45は、当該突起を保持して中間部17の回転をブロックするように構成されたブロック溝である。
ある変形例によると、ロータ8は、当該ロータ8の前側部38と当該ロータ8の後側部39とを区切る第3ヒューズ領域23を有しており、中間ステータ6の後側部18は、ロータ8の後側部39に形成された被係合部35に軸方向に係合可能な少なくとも1つの係合部37を有する。
この変形例によると、ロータ8の第3ヒューズ領域23は、一方では中間ステータ6の後側部18がロータの後側部39に結合した場合に、かつ他方では要素14によってロータ8に作用するトルクが所定ロータトルクに到達した場合に、破断するように構成されている。第3ヒューズ領域23が破断した後、ロータ8の前側部38は、ロータ8の後側部39に対して主軸回りに回転可能となる。
ロータ8の第3ヒューズ領域23の破断のための所定ロータトルクは、10〜15Nmであってもよい。
特に、ロータ8の第3ヒューズ領域23は、ロータ8の前側部38に固定された中間ステータ6の前側部16が第3角度位置P2に位置すると破断するように構成されている。よって、ロータの前側部38は、3つの角度位置P0,P1,P2において動作可能である。
図4に示す変形例では、第2角度位置P1は、第1角度位置P0と第3角度位置P2との間に位置している。
なお、第3角度位置P2が第1角度位置P0と第2角度位置P1との間に位置する変形例(図示せず)も実現可能である。また、第2角度位置P1と第3角度位置P2とが実質的に一致する変形例(図示せず)も実現可能である。
好ましくは、図5および図6に示すように、係合部37および被係合部35は、中間ステータ6の後側部18とロータ8、特にロータ8の後側部39との間の角度クリアランスを実現するように構成されている。このような構成によると、ロータ8の後側部の第3角度位置P2を有すると共に、第2角度位置P1が第1角度位置P0と第3角度位置P2との間に位置する構造を実現することができる。
ある変形例によると、各係合部37は、被係合部35を構成する凹部と軸方向に係合することで協働可能なスタッドによって構成されている。
あるいは、各被係合部が、係合部を形成する凹部と軸方向に係合することで協働可能なスタッドによって構成された逆の構成(図示せず)も実現可能である。
ある変形例によると、中間ステータ6の後側部18は、第1ヒューズ領域20の破断後にステータ4の内部をラッチの主軸に沿って並進移動するように構成されている。特に、後側部18は、当該後側部18が中間ステータ6の中間部17に固定される初期位置と、当該後側部18が当該破断後に並進移動をブロックされる最終位置との間を並進移動可能である。協働形状システム、例えばピンおよびくぼみを、中間ステータ6の後側部18とステータ4との間に設けることも可能である。
有利には、この構成によると、ロータ8、特にロータ8の後側部39の回転ブロックを強化することができる。
ある変形例によると、中間ステータ6の前側部16は、前側部16および中間部17がステータ4に対して回転するときに後側部18を最終位置に向かって軸方向に並進移動させる、中間ステータ6の後側部18に形成された回転しない少なくとも1つの解放部22と噛み合って協働するように構成されている。
好ましくは、解放部22は、後側部18が中間部17に対して軸方向に移動するのを可能とする。
有利には、解放部22は、中間部および後側部を軸方向に移動させるためのシンプルかつ効果的な手段である。
ある変形例によると、中間ステータ6の後側部18は、制御手段10に形成された被結合部42に軸方向に係合可能な少なくとも1つの結合部34を有する。
有利には、この変形例の後側部18は、制御手段10とロータ8、特にロータ8の後側部39との両方を回転させないようにできる。
ある変形例によると、各結合部34は、被結合部42を構成するくぼみと軸方向に係合することで協働可能な突起によって構成されている。
それに代えてまたは加えて、結合部34は、ステータ4と中間ステータ6の後側部18との間の協働のための、上で述べた協働形状システムの一部であってもよい。この協働により、当該後側部18の並進移動が可能となり、また当該後側部の回転運動がブロックされる。
本発明は、また、上述したラッチ2を少なくとも1つ備える、特に自動車用のロック装置に関する。
ここまでの説明は、互いに別体であるロータおよび制御手段についてなされている。もちろん、これら2つの部品が一体部品を構成していてもよい。

Claims (12)

  1. 特に自動車のロック機構用のラッチ(2)であって、
    主軸に沿って延びかつ中間ステータ(6)を収容するステータ(4)を備え、
    上記中間ステータ(6)は、上記主軸回りに回転可能でありかつ制御手段(10)を可動的に駆動するように構成されたロータ(8)を収容しており、
    上記ロータ(8)は、該ロータ(8)を上記中間ステータ(6)に対して回転しないよう保持するコーディング部材(12)であって、そのコーディングに適合するキー挿入物が上記ロータ(8)の縦ハウジングに導入された場合には、上記中間ステータ(6)に対して上記ロータ(8)を回転可能に解放するコーディング部材(12)を有し、
    上記中間ステータ(6)は、
    上記コーディング部材(12)と協働する前側部(16)と、
    後側部(18)であって、該後側部(18)が上記ロータ(8)の回転を可能とする解放位置と、上記後側部が上記ロータ(8)の回転をブロックするブロック位置との間を動くことができる後側部(18)と、
    上記前側部(16)と上記後側部(18)との間に配置された中間部(17)と、
    上記中間部と上記後側部(18)との間に配置された第1ヒューズ領域(20)と、
    上記前側部と上記中間部(17)との間に配置された第2ヒューズ領域(21)とを有し、
    上記第1ヒューズ領域(20)は、回転しない状態で上記ロータ(8)のコーディングに適合しない要素(14)によって上記中間ステータ(6)に作用するトルクが、上記コーディング部材(12)および上記第2ヒューズ領域(21)の破断トルクよりも小さい第1所定トルクに到達すると、上記中間ステータ(6)の第1角度位置(P0)において破断し、
    上記第1ヒューズ領域(20)が破断すると、上記後側部(18)が、上記ロータ(8)に対する上記ブロック位置に向かって移動するように構成されている
    ことを特徴とするラッチ。
  2. 請求項1において、
    上記第1ヒューズ領域(20)が破断すると、上記前側部(16)および上記中間部(17)が、上記後側部(18)に対して上記主軸回りに回転可能となる
    ことを特徴とするラッチ。
  3. 請求項1または2において、
    上記第2ヒューズ領域(21)は、上記第1ヒューズ領域(20)よりも後で、作用トルクが上記第1所定トルクよりも大きい第2所定トルクに到達し、かつ上記中間ステータ(6)が上記第1角度位置(P0)に角度的に次いで位置する第2角度位置(P1)を越えて回された場合に破断し、それにより上記前側部(16)が、上記中間部(17)に対して上記主軸回りに回転可能となる
    ことを特徴とするラッチ。
  4. 請求項3において、
    上記ステータ(4)は、少なくとも1つのブロック構造(45)を有し、
    上記中間ステータ(6)の上記中間部(17)は、上記第2角度位置において上記ブロック構造(45)と協働することで上記第2角度位置(P1;P2)を越えると上記第2ヒューズ領域(21)が破断するのを可能とする少なくとも1つの突出部(44)を有する
    ことを特徴とするラッチ。
  5. 請求項4において、
    上記突出部(44)は、突起であり、
    上記ブロック構造(45)は、上記突起を保持して上記中間部(17)の回転をブロックするように構成されたブロック溝である
    ことを特徴とするラッチ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    上記ロータ(8)は、該ロータ(8)の前側部(38)と上記ロータ(8)の後側部(39)とを区切る第3ヒューズ領域(23)を有し、
    上記中間ステータ(6)の上記後側部(18)は、上記ロータ(8)の上記後側部(39)に形成された被係合部(35)に軸方向に係合可能な少なくとも1つの係合部(37)を有し、
    上記ロータ(8)の上記第3ヒューズ領域は、上記中間ステータ(6)の上記後側部(18)が上記ロータの上記後側部(39)に結合され、かつ上記要素(14)によって上記ロータ(8)に作用するトルクが所定ロータトルクに到達した場合に破断し、それにより上記ロータ(8)の上記前側部(38)が、上記ロータ(8)の上記後側部(39)に対して上記主軸回りに回転可能となる
    ことを特徴とするラッチ。
  7. 請求項6において、
    各上記係合部(37)は、上記被係合部(35)を構成する凹部と軸方向に係合することで協働可能なスタッドによって構成されている
    ことを特徴とするラッチ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    上記中間ステータ(6)の上記後側部(18)は、上記第1ヒューズ領域(20)の破断後に、上記ステータ(4)の内部で、上記後側部(18)が上記中間ステータ(6)の上記中間部(17)に固定される初期位置と、上記後側部(18)が上記破断後に並進移動をブロックされる最終位置との間を、上記ラッチの上記主軸に沿って並進移動するように構成されている
    ことを特徴とするラッチ。
  9. 請求項8において、
    上記中間ステータ(6)の上記前側部(16)は、該前側部(16)および上記中間部(17)が上記ステータ(4)に対して回転するときに上記後側部(18)を上記最終位置に向かって軸方向に並進移動させる、上記中間ステータ(6)の上記後側部(18)に形成された回転しない少なくとも1つの解放部(22)と噛み合って協働するように構成されている
    ことを特徴とするラッチ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、
    上記中間ステータ(6)の上記後側部(18)は、上記制御手段(10)に形成された被結合部(42)に軸方向に係合可能な少なくとも1つの結合部(34)を有する
    ことを特徴とするラッチ。
  11. 請求項10において、
    各上記結合部(34)は、上記被結合部(42)を構成するくぼみと軸方向に係合することで協働可能な突起によって構成されている
    ことを特徴とするラッチ。
  12. 特に自動車用のロック装置であって、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載のラッチ(2)を少なくとも1つ備える
    ことを特徴とするロック装置。

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