JP2018534718A - 電気アークを絶縁または消滅させるためのヘキサフルオロブテンの使用 - Google Patents

電気アークを絶縁または消滅させるためのヘキサフルオロブテンの使用 Download PDF

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    • H01H2033/566Avoiding the use of SF6

Abstract

本発明は、電気アークを電気絶縁および/または消弧するための媒体としてのガスの使用に関し、このガスがヘキサフルオロブテンを含むことを特徴とする使用に関する。本発明は、さらに、電気部品と上記ガスとが収容された内部密閉チャンバを備えた電気機器にも関するものである。

Description

本発明は電気アークの電気絶縁または消滅のためのガスの使用と、そのガスを含むエンクロージャ(密閉容器)を備えた電気機器とに関するものである。
高電圧または中電圧の電気器具では、電気アークの電気的絶縁、場合によってはその消滅(l'extinction)をその電気器具のハウジング内部に密封したガスによって行うのが一般的である。そのために最も一般的に使用されているガスは六フッ化硫黄(SF6)である。このガスは相対的に高い絶縁耐力(rigidite dielectrique)と、良好な熱伝導率と、低い誘電損失(pertes dielectriques)とを有し、化学的に不活性で、人および動物に対して非毒性であり、電気アークによって解離した後に迅速かつほぼ完全に再結合する。しかも、可燃性がなく、現時点での価格も適度なものである。
しかし、六フッ化硫黄(SF6)ガスの主たる欠点は地球温暖化係数(GWP)(CO2の100年に対する)が22800と大きく、大気中の滞留時間が3200年と長いため、温室効果が大きいことである。
そのため、各メーカーはSF6に代わるものを求めている。
[特許文献1](欧州特許第EP1724802号公報)にはガス絶縁と固体絶縁とを組み合わせたハイブリッドシステムが提案されているが、この方法ではSF6絶縁の場合と比較して電気機器の容積が大きくなり、油中または真空中でのブレークのために装置の再設計が必要になる。
SF6の代替として、環境に負の影響を与えない単純なガス、例えば空気または窒素を使用することも公知であるが、これらのガスの絶縁耐力はSF6よりはるかに低いため、高電圧/中電圧のデバイスでのアークを電気絶縁および/または消滅するためにこれらのガスを使用するにはそのデバイスの容積および/または充填圧力を大幅に増加させることが必要になり、電気製品をよりコンパクトにする必要があるが、スペース縮小の努力は過去数十年間に行われており、その余地は少ない。
フルオロカーボンは一般に大きな耐絶縁特性を有しているが、そのGWPは通常5000〜10000の範囲である。
電気特性およびGWPの観点から有望な他の代替物、例えばトリフルオロヨードメタンは発癌性、変異原性または毒性の点でカテゴリ3に分類され、工業的規模での使用は認められていない。
環境への影響を制限するためにSF6と他のガス、例えば窒素または二酸化窒素との混合物も使用されている(例えば[特許文献2](国際公開第WO2009/049144号公報)を参照)。しかし、SF6のGWPが高いため、これらの混合物のGWPは非常に高い。例えば、SFEと窒素の体積比10/90の混合物の絶縁耐力は交流電圧(50Hz)でSF6の59%に相当するが、そのGWPは8000〜8650程度である。従って、これらの混合物は環境負荷が少ないガスとして使用することができない。
[特許文献3](フランス特許第FR2955970号公報)は電気絶縁のために気体状態のフルオロケトンの使用を提案している。このフルオロケトンはキャリアガスまたは希釈ガス(例えば窒素、空気、亜酸化窒素、二酸化炭素、酸素、ヘリウム等)と組み合わせることができる。
[特許文献4](フランス特許第FR2975818号公報)は絶縁媒体としてオクタフルオロ−2−ベタンとキャリアガスとの混合物を提案している。
[特許文献5](フランス特許第FR2983341号公報)は電気アークの電気絶縁および/または消滅のためにポリフッ化オキシランガスの使用を提案している。
[特許文献6](フランス特許第FR2986192号公報)は電気絶縁ガスとしてポリフッ化オキシランとヒドロフルオロオレフィンの組み合わせの使用を提案している。引用されたヒドロフルオロオレフィンは3,3,3−トリフルオロプロペン(HFO−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)および1、2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225ye)である。
[特許文献7](国際公開第WO2012/038443号公報)は電気絶縁ガスとしてSF6とフルオロケトンの混合物の使用を提案している。
[特許文献8](国際公開第WO2012/160158号公報)は電気絶縁ガスとしてデカフルオロ−2−メチル−3−ブタンとキャリアガスとの混合物の使用を提案している。
[特許文献9](国際公開第WO2013/004796号公報)は電気絶縁ガスとしてヒドロフルオロオレフィンベースのガスの使用を提案している。具体的に提案されているヒドロフルオロオレフィンは1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze)と2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)である。
[特許文献10](国際公開第WO2013/041695号公報)は電気絶縁ガスとしてヒドロフルオロオレフィンとフルオロケトンとの混合物の使用を提案している。具体的に提案されているヒドロフルオロオレフィンは3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)および1、2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225ye)である。
[特許文献11](国際公開第WO2013/136015号公報)は電気絶縁ガスとしてヒドロフルオロオレフィンとヒドロフルオロカーボンとの混合物の使用を提案している。具体的に提案されているヒドロフルオロオレフィンは3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)および1、2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225ye)である。特に提案されているハイドロフルオロカーボンは1、1、1、2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)、ペンタフルオロエタン(HFC−125)および1、1、1、2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)である。
欧州特許第EP1724802号公報 国際公開第WO2009/049144号公報 フランス特許第FR2955970号公報 フランス特許第FR2975818号公報 フランス特許第FR298334号公報 フランス特許第FR2986192号公報 国際公開第WO2012/038443号公報 国際公開第WO2012/160158号公報 国際公開第WO2013/004796号公報 国際公開第WO2013/041695号公報 国際公開第WO 2013/136015号公報
従って、GWPが低く、電気アークを電気絶縁および/または消滅する絶縁耐力が高いという両方の特性を有する媒体を開発するというニーズが依然として存在する。
本発明は電気アークを電気的絶縁および/または消滅するための媒体としてのヘキサフルオロブテンを含むガスの使用に関するものである。
本発明の一つの実施形態では、ヘキサフルオロブテンは1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(1 ,1 ,1 ,4,4,4-hexafluorobut-2-ene)、好ましくはそのトランス形または2,3,3,4,4,4ヘキサフルオロ−1−ブテン(2,3,3,4,4,4-hexafluorobut-1 -ene)である。
本発明の一つの実施形態では、本発明は中電圧の変電所の電気機器の電気アークの電気絶縁および/または消滅用媒体としてその使用に関するものである。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは下記を含む:
(1)10〜100モル%、好ましくは20〜75モル%、より好ましくは30〜40モル%のトランス−1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、および/または
(2)25〜100モル%、好ましくは35〜75モル%、より好ましくは45〜55モル%の2,3,3,4,4,4ヘキサフルオロ−1−ブテン。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは希釈剤をさらに含み、好ましくは空気、窒素、メタン、酸素、二酸化炭素またはこれらの混合物から選択される希釈剤を含む。好ましくは、本発明ガスはヘキサフルオロブテンと希釈剤の二元混合物である。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは下限が−30〜20℃、好ましくは−20〜10℃、より好ましくは−15〜0℃温度範囲で使用される。
本発明の別の実施形態では、本発明ガスは基本的にかつ好ましくはヘキサフルオロブテンから成るか、ヘキサフルオロブテンの混合物から成る。
この場合には、本発明の一つの実施形態では、下限が0℃以上または2℃以上または5℃以上または10℃以上の温度範囲で使用される。
本発明はさらに、電気部品と電気アークの電気絶縁および/または消滅用のガスとが収容された密閉容器を備えた電気機器であって、上記ガスがヘキサフルオロブテンからなる電気機器に関するものである。
本発明の一つの実施形態では、ヘキサフルオロブテンら1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、好ましくはそのトランス形か、2,3,3,4,4,4ヘキサフルオロ−1−ブテンである。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは下記を含む:
(1)10〜100モル%、好ましくは20〜75モル%、より好ましくは30〜40モル%のトランス−1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、および/または
(2)25〜100モル%、好ましくは35〜75モル%、より好ましくは45〜55モル%の2,3,3,4,4,4ヘキサフルオロ−1−ブテン。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは希釈剤をさらに含み、好ましくは空気、窒素、メタン、酸素、二酸化炭素またはこれらの混合物から選択される希釈剤を含む。好ましくは、本発明ガスは、ヘキサフルオロブテンと希釈剤の二元混合物である。
別の実施形態では、本発明ガスは基本的にかつ好ましくはヘキサフルオロブテンから成るか、ヘキサフルオロブテンの混合物から成る。
本発明の一つの実施形態では、電気機器は中電圧の電気装置である。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは20℃で0.1〜1MPa、好ましくは0.11〜0.5MPa、より具体的には0.12〜0.15MPaの圧力である。
本発明の一つの実施形態では、電気機器はガス絶縁電気変圧器、ガス絶縁式電気輸送または分配ラインおよび電気機器の接続/切断装置から選択される。
本発明は従来技術の欠点を克服できる。すなわち、GWPが低く、絶縁耐力が高いという両方の特性を有する電気アークを電気絶縁よび/または消滅させる媒体を提供する。
これはヘキサフルオロまたはHFO−1336をベースにした混合物が顕著な絶縁耐力特性を有することと、それを不活性化合物と混合することで比較的低い温度で効果的な電気絶縁性が与えられるという発見に基づくものである。
以下、本発明をより詳細に説明するが、本発明が以下の説明に限定されるものではない。
本発明は電気アークを電気的に絶縁および/または消滅させるための媒体として使用されるガスに関するものである。
本発明のガスは少なくとも一種のヘキサフルオロブテンすなわちHFO−1336を含む。好ましくは、本発明のガスは1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(1 ,1 ,1 ,4,4,4-hexafluorobut-2-ene)(すなわちHFO−1336mzz)、または2,3,3,4,4,4ヘキサフルオロ−1−ブテン(2,3,3,4,4,4-hexafluorobut-1_ene)(すなわちHFO−1336yf)である。
あるいは、例えば1、3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(1,3,3,4,4,4-hexfluorobut-1_ene)、1,1、2,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(1,1,2,4,4,4-hexafluorobut-2-ene)および/または1、1、3,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(1,1,3,4,4,4-hexafluorobut-2-ene)を使用することもできる。
HFO−1336mzzはシス形またはトランス形あるいは両方の形の混合物でもよい。好ましいのはトランス体(E−HFO−1336mzz)である。また、複数のヘキサフルオロブテンの混合物、例えば、HFO−1336mzzとHFO−1336yfとの混合物を使用することもできる。
本発明ガスは追加の化合物、特に、希釈剤(または希釈ガスまたはバッファガス)を含むことができ、必要に応じて1種または複数の他のハロゲン化物(特にフッ素化物)を含むことがでもできる。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは一種または複数のHFO−1336と希釈剤との混合物から成る(または、基本的に一種または複数のHFO−1336と希釈剤との混合物から成る、または、一種または複数のHFO−1336と希釈剤との混合物のみから成る)。好ましくは、本発明ガスはHFO−1336mzzと希釈剤とからなる二元混合物であるか、HFO−1336yfと希釈剤のみから成る。
希釈剤は不活性化合物、例えば空気、窒素、メタン、酸素、亜酸化窒素、ヘリウムおよび二酸化炭素から選択することができ、これらの混合物でもよい。
本発明の一つの実施形態では、本発明ガスは1種または複数のHFO−1336化合物と1種または複数の他のハロゲン化物との混合物、または、1種または複数のHFO−1336化合物と、少なくとも一種の希釈剤、特に上記の希釈剤と、1種または複数の他のハロゲン化物との混合物から成る(または、基本的に上記のものから成るか、上記のもののみから成る)。
HFO−1336と混合して使用することができるハロゲン化物としてはクロロカーボン、ヒドロクロロカーボン、クロロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、クロロオレフィン、ヒドロクロロオレフィン、クロロフルオロオレフィンまたはヒドロクロロフルオロオレフィン、ヒドロクロロフルオロセトン、フルオロケトン、ヒドロクロロケトンまたはクロロケトンを挙げることができる。好ましくは、ハロゲン化物はヒドロクロロフルオロオレフィン、ヒドロフルオロオレフィンまたはフルオロケトンである。
本発明の一つの実施形態では、ハロゲン化物はフッ素化合物で、好ましくはフルオロケトン、フルオエーテル、フルオニトリル、フッ素化過酸化物、フルオロアミンおよびフルオロエーテルオキサイドの中から選択される。
デカフルオロ−2−メチルブタン−3−オンは好ましいハロゲン化物である。
本発明ガスはその予定使用温度範囲で凝縮(condensation)されないことが望ましい。また、本発明ガスは十分に高い圧力、原則として105Pa以上の圧力で使用するのが望ましい。この条件で希釈剤を使用することで予定使用温度の全ての範囲でHFO−1336および存在する他のハロゲン化物の飽和蒸気圧に達することを避けることができる。
従って、希釈剤は一般的にHFO−1336の沸点よりも低い沸点を有し、さらにそれより低い絶縁耐力(例えば、20℃の基準温度で)を有する化合物である。
本発明ガスの使用絶対圧力は中電圧の装置で1〜1.5バール、高電圧の装置で4〜7バールであるのが好ましい。
「中電圧」および「高電圧」という用語は通常使用されている意味を有し、「中電圧」とはAC1000ボルト以上、DC1500ボルト以上で、AC52000ボルト、DC75,000ボルトの電圧を越えない電圧を意味し、「高電圧」とは厳密にAC52000ボルト以上、DC75,000ボルト以上の電圧を意味する。
HFO−1336および任意成分の他のハロゲン化物の量を最大にするために次の式を使用することができる。
Figure 2018534718
(ここで、Ptotは本発明ガスの使用圧力を表し、PiはHFO−1336および他のハロゲン化物の分圧を表し、PVSiはHFO−1336および他のハロゲン化物の飽和蒸気圧を表す)
圧力は充填温度(通常20℃)での圧力である。
各化合物のモルパーセントは、Mi=(Pi/Ptot)×100で近似できる。
しかし、場合によっては低温で少量の液体も許容でき、HFO−1336またはその他のハロゲン化物を上記定義よりもわずかに高いレベルで使用することができるという点に留意されたい。
一般に、本発明ガスは下限が−30〜−25℃または−25℃〜−20℃または−20℃〜−15℃または−15℃〜−10℃または10℃〜−5℃または−5℃〜0℃または0℃〜5℃または5℃〜10℃または10℃〜15℃または15℃〜20℃の温度範囲で使用することができる。
希釈ガスが存在する実施形態では、希釈ガスが存在しない実施形態の場合よりも一般に低い下限温度範囲で使用することができる。
本発明ガスが基本的にHFO−1336(またはHFO−1336の混合物)のみから成る場合の温度範囲の下限は好ましくは0℃以上または1℃以上または3℃以上または4℃以上または5℃以上または6℃以上または7℃以上または8℃以上または9℃以上または10℃以上または。1℃以上または12℃以上である。
本発明ガスが基本的にHFO−1336yfからなる場合の温度範囲の下限は好ましくは0℃以上または1℃以上または2℃以上または3℃以上または4℃以上または5℃以上である。
本発明ガスが基本的にHFO−E−1336mzzから成る場合の温度範囲の下限は好ましくは7℃以上または8℃以上または9℃以上または10℃以上または11℃以上または12℃以上である。
本発明ガスのGWPは20以下、好ましくは15以下または10以下または7以下または5以下または4以下または3以下である。
GWPは「The scientific assessment of ozone depletion, 2002, a report of the World Meteorological Association's Global Ozone Research and Monitoring Project(オゾン層破壊の科学的評価、2002年、世界気象協会グローバルオゾン研究およびモニタリングプロジェクト)に記載の方法で二酸化炭素および100年に対して定義される。
本発明のいくつかの実施形態では、本発明ガス中のHFO−1336の割合(モル)は1〜2%または2〜3%または3〜4%または4〜5%または5〜6%または6〜7%または7〜8%または8〜9%または9〜10%または10〜12%または12〜14%または14〜16%または16〜18%または18〜20%または20〜22%または22〜24%または24〜26%または26〜28%または28〜30%または30〜35%または35〜40%または40〜45%または45〜50%または50〜55%または55〜60%または60〜70%または70〜80%または80〜90%または90〜100%にすることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、20℃での本発明ガス中のHFO−1336の分圧は0.002〜0.004MPaまたは0.004〜0.006MPaまたは0.006MPa〜0.008MPaまたは0.008〜0.01MPaまたは0.01〜0.012MPaまたは0.012〜0.014MPaまたは0.014〜0.016MPaまたは0.016〜0.018MPaまたは0.018〜0.02MPaまたは0.02〜0.022MPaまたは0.022〜0.024MPaまたは0.024〜0.026MPaまたは0.026〜0.028MPaまたは0.028〜0.03MPaまたは0.0〜0.032MPaまたは0.032〜0.034MPaまたは0.034〜0.036MPaまたは0.036〜0.038MPaまたは0.038〜0.04MPaまたは0.04〜0.045MPaまたは0.045〜0.05MPaまたは0.055〜0.05MPaまたは0.055〜0.06MPaまたは0.06〜0.07MPaまたは0.07〜0.08MPaまたは0.08〜0.09MPaまたは0.09〜0.1MPaまたは0.1〜0.11MPaまたは0.11〜0.12MPaまたは0.12〜0.13MPa、さらには0.13MPa以上である。
標準温度または所望の温度範囲で十分な誘電特性、熱特性およびガス遮断特性を有するようにするために、電気機器はHFO−1336(または必要に応じて他のハロゲン化ガス、特にフッ素化ガスをさらに含む)を相対的に高い量で含むことが望ましい。
そのために、電気機器と加熱装置とを組み合わせで使用し、この加熱装置はガス混合物の温度、圧力または密度に応答してヒータが起動されるのが有利である。
例えば、理想的には電気装置の最低点(装置内の種々の部分で重力によって凝縮した液体が集まる点)に発熱抵抗体を配置することができまる。
従って、規格で定められた試験圧力(評価テスト時の装置内のガス圧力)より高いガス圧力が保証される。
同じ理由で、電気装置の壁を断熱し、および/または、設備または内容物を局所的に断熱し、および/または、設備またはその一部を暖房するのが有利である。
以下の実施例は本発明を例示するもので、本発明を限定するものではない。
実施例1
純粋製品
20℃、3バール、均質電場で電極間距離を12mmにして絶縁耐力(rigidite dielectrique)を測定した。
その結果を基準ガスとしてSF6を用いた時の絶縁耐力に対する相対パーセンテージで表示する。
HFO−E−1336mzz=127%
HFO−1336yf =137%
上記の2つの化合物は、その凝縮温度を考慮して、1.14バールの圧力でHFO−1336yfの場合には最低温度4℃で、E−HFO−1336mzzの場合には11℃で純粋な状態で使用できる。従って、絶縁耐力値(電極間距離=12mm)はSF6に対して常に下記になる:
HFO−E−1336mzz(11℃): 115%
HFO−1336yf(4℃) : 128%
実施例2
不活性化合物との混合物
理想ガスモデルを使用した場合、1m3のガスは使用したガスとは無関係に3バール、20℃で53.33モルのガスを含む。この同じ量の同じ体積で圧力は−15℃で1.14478バールになる。
また、理想気体の理論に従って、各ガスは同じ容積の他のガスと考えられる。従って、HFO−1336mzz−Eの−15℃での飽和圧力は0.39バールで、この温度での結露を回避したい場合の1m3中のガスの最大ル数は16.35モルである。
全圧は分圧の和に等しいので、残りの圧力は0.79バールであり、加えた不活性化合物のモル当量数は37である。従って、HFO−E−1336mzz/不活性ガス混合物は30.6%のHFO−E−1336mzzと69.4%の不活性化合物とから成る組成物である。
−15℃でのHFO−1336yfの飽和分圧は0.5151バールである。上記と同様な計算で、凝縮を避けるためのHFO−1336yf/不活性化合物の混合物中のHFO−1336yfの最大モル比は約45%であることが分かる。
−15℃、1〜14バールでの空気の絶縁耐力はSF6の絶縁耐力の54%であるので、同じ条件下での上記二成分混合物の絶縁耐力を下記のように算出することができる:
1)30,6モル%HFO−E−1336mzz+69,4モル%空気:77%
2)45モル%HFO−1336yf+55モル%空気:86%
これらの結果は、−15℃の温度では不活性化合物とHFO−1336の混合物の誘電性能が不活性化合物の誘電性能より改善することを示している。これはCO2の場合と同様に空気の場合も真実で、その絶縁耐力は−15℃、1.14バールでSF6の絶縁耐力の51%である、
上記のHFO−1336の含有量は理想気体の理論を用いて計算されている。
しかし、−15℃の温度、1〜14バールの圧力でのHFO−1336の実際の飽和蒸気の最大含有量は理想気体の理論による予測よりも大きい。従って、HFO−1336/不活性化合物の二元組成物のHFO−1336の最大含有量は上記の値以上になる。従って、得られる絶縁耐力は上記で算出した値以上になる。

Claims (16)

  1. 電気アークの電気的絶縁および/または消滅のための媒体としてのヘキサフルオロブテンを含むガスの使用。
  2. ヘキサフルオロブテンが好ましくはトランス体の1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテンまたは2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテンである請求項1に記載の使用。
  3. 中電圧変電所の電気機器における電気アークの電気絶縁および/または消滅のための媒体としての請求項1または2に記載の使用。
  4. 上記ガスが下記(1)および/または(2)を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
    (1)10〜100モル%、好ましくは20〜75モル%、より好ましくは30〜40モル%のトランス−1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、および/または、
    (2)25〜100モル%、好ましくは45〜55モル%、より好ましくは35〜75モル%の2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン。
  5. 上記ガスが希釈剤、好ましくは空気、窒素、メタン、酸素、二酸化炭素またはこれらの混合物の中から選択される希釈剤をさらに含み、好ましくは上記ガスがヘキサフルオロブテンと希釈剤の二元混合物である請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 下限が−30〜20℃、好ましくは−20〜10℃、より好ましくは−15〜0℃である温度範囲での請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 上記ガスが基本的にヘキサフルオロブテンまたはヘキサフルオロブテン混合物から成り、好ましくはヘキサフルオロブテンまたはヘキサフルオロブテン混合物のみから成る請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  8. 下限が0℃以上または2℃以上または5℃以上または10℃以上である温度範囲での請求項7に記載の使用。
  9. 電気部品と、電気アークを電気的絶縁および/または消滅させるためのガスとを収容した密閉容器を有する電気装置であって、上記ガスがヘキサフルオロブテンを含むことを特徴とする電気装置。
  10. ヘキサフルオロブテンが1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、好ましくはそのトランス体か、2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテンである請求項9に記載の電気装置。
  11. 上記ガスが下記(1)および/または(2)を含む請求項9または10に記載の電気装置:
    (1)10〜100モル%、好ましくは20〜75モル%、より好ましくは30〜40モル%のトランス−1、1、1、4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン、および/または
    (2)25〜100モル%、好ましくは35〜75モル%、より好ましくは45〜55モル%の2,3,3,4,4,4ヘキサフルオロ−1−ブテン。
  12. 上記ガスが希釈剤をさらに含み、好ましくは空気、窒素、メタン、酸素、二酸化炭素またはこれらの混合物の中から選択される希釈剤をさらに含み、好ましくは上記ガスがヘキサフルオロブテンと希釈剤との二元混合物である請求項9〜11のいずれか一項に記載の電気装置。
  13. 上記ガスが基本的にヘキサフルオロブテンまたはヘキサフルオロブテ混合物から成り、好ましくはヘキサフルオロブテンまたはヘキサフルオロブテ混合物のみら成る請求項9〜11のいずれか一項に記載の電気装置。
  14. 中電圧の電気装置である請求項9〜13のいずれか一項に記載の電気装置。
  15. 上記ガスが20℃で0.1〜1MPa、好ましくは0.1〜0.5MPa、特に0.12〜0.15MPaの圧力を有する請求項9〜14のいずれか一項に記載の電気機器。
  16. ガス絶縁変圧器、電気の輸送または分配用ガス絶縁ラインおよび接続/切断電気機器の中から選択される請求項9〜15のいずれか一項に記載の電気機器。
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