JP2018533959A5 - - Google Patents

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Description

種々の他の態様及び実施形態が、本明細書に説明及び例示される。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ゲノム編集によってヒト細胞内のタイチン遺伝子を編集するための方法であって、前記細胞に1つ以上のデオキシリボ核酸(DNA)エンドヌクレアーゼを導入して、前記タイチン遺伝子内の1つ以上の変異の恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記タイチン遺伝子内の1つ以上の二本鎖切断(DSB)を達成することを含む、方法。
(項目2)
タイチン系心筋症または他のタイチノパチー(titinopathy)を有する患者を治療するためのエクスビボ方法であって、
i)前記患者の心臓の生検を実施するステップと、
ii)内因性心臓幹細胞(eCSC)または初代心筋細胞を単離するステップと、
iii)前記eCSCまたは初代心筋細胞のタイチン遺伝子を編集するステップと、
iv)前記ゲノム編集されたeCSCまたは初代心筋細胞を前記患者にインプラントするステップと、を含む、方法。
(項目3)
前記単離するステップが、消化酵素を用いた新鮮な心臓生検組織のかん流、細胞分画遠心法、及び細胞培養を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記編集するステップが、前記eCSCまたは初代心筋細胞に1つ以上のデオキシリボ核酸(DNA)エンドヌクレアーゼを導入して、前記タイチン遺伝子内の1つ以上の変異の恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記タイチン遺伝子内の1つ以上の二本鎖切断(DSB)を達成することを含む、項目2〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記インプラントするステップが、前記ゲノム編集されたeCSCまたは初代心筋細胞を、局所注射または全身注入によって前記患者にインプラントすることを含む、項目2〜4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
タイチン系心筋症または他のタイチノパチーを有する患者を治療するためのインビボ方法であって、前記患者の細胞内のタイチン遺伝子を編集するステップを含む、方法。
(項目7)
前記編集するステップが、前記細胞に1つ以上のデオキシリボ核酸(DNA)エンドヌクレアーゼを導入して、前記タイチン遺伝子内の1つ以上の変異の恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記タイチン遺伝子内の1つ以上の二本鎖切断(DSB)を達成することを含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、Cas1、Cas1B、Cas2、Cas3、Cas4、Cas5、Cas6、Cas7、Cas8、Cas9(Csn1及びCsx12としても知られる)、Cas100、Csy1、Csy2、Csy3、Cse1、Cse2、Csc1、Csc2、Csa5、Csn2、Csm2、Csm3、Csm4、Csm5、Csm6、Cmr1、Cmr3、Cmr4、Cmr5、Cmr6、Csb1、Csb2、Csb3、Csx17、Csx14、Csx10、Csx16、CsaX、Csx3、Csx1、Csx15、Csf1、Csf2、Csf3、Csf4、もしくはCpf1エンドヌクレアーゼ、またはそれらのホモログ、コドン最適化された、もしくは修飾されたバージョンである、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目9)
前記細胞に、前記DNAエンドヌクレアーゼをコードする1つ以上のポリヌクレオチドを導入することを含む、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記細胞に、前記DNAエンドヌクレアーゼをコードする1つ以上のリボ核酸(RNA)を導入することを含む、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記1つ以上のポリヌクレオチドまたは1つ以上のRNAが、修飾されたポリヌクレオチドまたはRNAである、項目9または10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記細胞に1つ以上のガイドリボ核酸(gRNA)を導入することをさらに含む、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記1つ以上のgRNAが、単一分子ガイドRNA(sgRNA)である、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記1つ以上のgRNAまたは1つ以上のsgRNAが、修飾されたgRNAまたは修飾されたsgRNAである、項目12または13に記載の方法。
(項目15)
前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、1つ以上のgRNAまたはsgRNAと予備複合体化される、項目12〜14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記細胞に、野生型タイチン遺伝子またはcDNAの一部を含むポリヌクレオチドドナーテンプレートを導入することをさらに含む、項目1〜15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記野生型タイチン遺伝子またはcDNAの前記一部が、前記タイチン遺伝子またはcDNA全体である、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記方法が、前記細胞に、1つのガイドリボ核酸(gRNA)と、前記野生型タイチン遺伝子の一部を含むポリヌクレオチドドナーテンプレートとを導入することをさらに含み、前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、前記タイチン遺伝子内のDSB遺伝子座における1つの二本鎖切断(DSB)であって、前記DSB遺伝子座における染色体DNA内への、前記DSB遺伝子座に近位の前記タイチン遺伝子の前記染色体DNAの一部の恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記ポリヌクレオチドドナーテンプレートからの新たな配列の挿入を促進する、1つの二本鎖切断(DSB)を達成する1つ以上のCas9エンドヌクレアーゼであり、前記gRNAが、前記DSB遺伝子座のセグメントに相補的であるスペーサー配列を含む、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目19)
近位が、前記DSB遺伝子座の上流と下流との両方のヌクレオチドを意味する、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記細胞に、2つのガイドリボ核酸(gRNA)と、前記野生型タイチン遺伝子の一部を含むポリヌクレオチドドナーテンプレートとを導入することをさらに含み、前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、前記タイチン遺伝子内の1対の二本鎖切断(DSB)であって、第1のものが5’DSB遺伝子座に、及び第2のものが3’DSB遺伝子座にあり、前記5’DSB遺伝子座と前記3’DSB遺伝子座との間の染色体DNA内への、前記タイチン遺伝子内の前記5’DSB遺伝子座と前記3’DSB遺伝子座との間の前記染色体DNAの恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記ポリヌクレオチドドナーテンプレートからの新たな配列の挿入を促進する、1対の二本鎖切断(DSB)を達成する2つ以上のCas9エンドヌクレアーゼであり、前記第1のガイドRNAが、前記5’DSB遺伝子座のセグメントに相補的なスペーサー並列を含み、前記第2のガイドRNAが、前記3’DSB遺伝子座のセグメントに相補的なスペーサー配列を含む、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目21)
前記1つまたは2つのgRNAが、単一分子ガイドRNA(sgRNA)である、項目18〜20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記1つもしくは2つのgRNAまたは1つもしくは2つのsgRNAが、修飾されたgRNAまたはsgRNAである、項目18〜21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、1つまたは2つのgRNAまたはsgRNAと予備複合体化される、項目18〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記野生型タイチン遺伝子またはcDNAの前記一部が、前記タイチン遺伝子またはcDNA全体である、項目18〜23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記DSB、または5’DSB及び3’DSBが、前記タイチン遺伝子のエクソン219、イントロン242、またはエクソン219及びイントロン242の両方にある、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記gRNAまたはsgRNAが、以下の病理学的変異体:c.32854G>C、c.37112G>A、c.43628insAT、p.EE3359 W33362delinsVKEK、c.62890delG、タイチンのPEVK領域内に位置するエクソン112〜225内に位置する変異、エクソン48(Novek 3アイソフォーム)内の変異、及び心臓N2Bアイソフォーム内の変異、のうちの1つ以上に指向される、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目27)
前記修正が、相同指向修復(HDR)による、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目28)
前記Cas9 mRNA、gRNA、及びドナーテンプレートが、各々別々に脂質ナノ粒子に製剤化されるか、またはすべて脂質ナノ粒子に共製剤化されるかのいずれかである、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目29)
前記Cas9 mRNAが、脂質ナノ粒子に製剤化され、前記gRNA及びドナーテンプレートの両方が、アデノ随伴ウイルス(AAV)によって送達される、項目1、2、または6に記載の方法。
(項目30)
前記タイチン遺伝子が、染色体2q31(ゲノムリファレンスコンソーシアム−GRCh38/hg38)上に位置する、項目1〜29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
心筋ミオパチーまたは他のタイチノパチーを有する患者に由来する細胞内のタイチン遺伝子を編集するための図中の配列からなる群から選択されるスペーサー配列を含む1つ以上のガイドリボ核酸(gRNA)。
(項目32)
前記1つ以上のgRNAが、単一分子ガイドRNA(sgRNA)である、項目32に記載の1つ以上のgRNA。
(項目33)
前記1つ以上のgRNAまたはsgRNAが、修飾されたgRNAまたはsgRNAである、項目31または32に記載の1つ以上のgRNAまたはsgRNA。

Claims (36)

  1. タイチン系心筋症または他のタイチノパチーを有する患者を治療する方において使用するための1つ以上のデオキシリボ核酸(DNA)エンドヌクレアーゼであって、前記方法は、前記患者の細胞内のタイチン遺伝子を編集するステップを含前記編集するステップが、前記細胞に1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼを導入して、前記タイチン遺伝子内の1つ以上の変異の修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす標的核酸内の切断を達成することを含み、前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、Cas1、Cas1B、Cas2、Cas3、Cas4、Cas5、Cas6、Cas7、Cas8、Cas9(Csn1及びCsx12としても知られる)、Cas100、Csy1、Csy2、Csy3、Cse1、Cse2、Csc1、Csc2、Csa5、Csn2、Csm2、Csm3、Csm4、Csm5、Csm6、Cmr1、Cmr3、Cmr4、Cmr5、Cmr6、Csb1、Csb2、Csb3、Csx17、Csx14、Csx10、Csx16、CsaX、Csx3、Csx1、Csx15、Csf1、Csf2、Csf3、Csf4、もしくはCpf1エンドヌクレアーゼ、またはそれらのホモログもしくはそのニッカーゼ変異体である、1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  2. 前記標的核酸内の切断が、前記タイチン遺伝子内の二本鎖切断または一本鎖切断である、請求項に記載の1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  3. 前記細胞に1つ以上のガイドリボ核酸(gRNA)を導入することをさらに含む、請求項1または2に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  4. 前記1つ以上のgRNAが、単一分子ガイドRNA(sgRNA)である、請求項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  5. 前記1つ以上のgRNAまたは1つ以上のsgRNAが、修飾されたgRNAまたは修飾されたsgRNAである、請求項またはに記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  6. 前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、1つ以上のgRNAまたはsgRNAと予備複合体化される、請求項のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  7. 前記細胞にタイチン遺伝子またはその断片コードする配列を含むポリヌクレオチドドナーテンプレートを含む核酸を導入することをさらに含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  8. 前記配列が、配列番号18または63のヌクレオチド配列を含む、請求項7に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ。
  9. 前記gRNAまたはsgRNAが、以下の病理学的変異体:c.32854G>C、c.37112G>A、c.43628insAT、p.EE3359 W33362delinsVKEK、c.62890delG、タイチンのPEVK領域内に位置するエクソン112〜225内に位置する変異、エクソン48(Novek 3アイソフォーム)内の変異、及び心臓N2Bアイソフォーム内の変異、のうちの1つ以上に指向される、請求項4〜8のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ。
  10. 前記修正が、相同指向修復(HDR)、非相同末端結合(NHEJ)、および/またはマイクロホモロジー媒介末端結合(MMEJ)によるものである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ。
  11. 前記方法が、前記細胞に、1つのガイドリボ核酸(gRNA)と、前記野生型タイチン遺伝子の一部を含むポリヌクレオチドドナーテンプレートを含む核酸とを導入することをさらに含み、前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、前記タイチン遺伝子内のDSB遺伝子座における1つの二本鎖切断(DSB)であって、前記DSB遺伝子座における染色体DNA内への、前記DSB遺伝子座に近位の前記タイチン遺伝子の前記染色体DNAの一部の恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記ポリヌクレオチドドナーテンプレートからの新たな配列の挿入を促進する、1つの二本鎖切断(DSB)を達成する1つ以上のCas9エンドヌクレアーゼであり、前記gRNAが、前記DSB遺伝子座のセグメントに相補的であるスペーサー配列を含む、請求項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  12. 近位が、前記DSB遺伝子座の上流と下流との両方のヌクレオチドを意味する、請求項1に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  13. 前記細胞に、2つのガイドリボ核酸(gRNA)と、前記野生型タイチン遺伝子の一部を含むポリヌクレオチドドナーテンプレートを含む核酸とを導入することをさらに含み、前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、前記タイチン遺伝子内の1対の二本鎖切断(DSB)であって、第1のものが5’DSB遺伝子座に、及び第2のものが3’DSB遺伝子座にあり、前記5’DSB遺伝子座と前記3’DSB遺伝子座との間の染色体DNA内への、前記タイチン遺伝子内の前記5’DSB遺伝子座と前記3’DSB遺伝子座との間の前記染色体DNAの恒久的な修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす前記ポリヌクレオチドドナーテンプレートからの新たな配列の挿入を促進する、1対の二本鎖切断(DSB)を達成する2つ以上のCas9エンドヌクレアーゼであり、前記第1のガイドRNAが、前記5’DSB遺伝子座のセグメントに相補的なスペーサー並列を含み、前記第2のガイドRNAが、前記3’DSB遺伝子座のセグメントに相補的なスペーサー配列を含む、請求項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  14. 前記1つまたは2つのgRNAが、単一分子ガイドRNA(sgRNA)である、請求項113のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  15. 前記1つもしくは2つのgRNAまたは1つもしくは2つのsgRNAが、修飾されたgRNAまたはsgRNAである、請求項114のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  16. 前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、1つまたは2つのgRNAまたはsgRNAと予備複合体化される、請求項115のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  17. 前記野生型タイチン遺伝子またはcDNAの前記一部が、前記タイチン遺伝子またはcDNA全体である、請求項116のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  18. 前記DSB、または5’DSB及び3’DSBが、前記タイチン遺伝子のエクソン219、イントロン242、またはエクソン219及びイントロン242の両方にある、請求項17に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  19. 前記Cas9 mRNA、gRNA、及びドナーテンプレートが、各々別々に脂質ナノ粒子に製剤化されるか、またはすべて脂質ナノ粒子に共製剤化されるかのいずれかである、請求項11〜13のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  20. 前記Cas9 mRNAが、脂質ナノ粒子に製剤化され、前記gRNA及びドナーテンプレートの両方が、アデノ随伴ウイルス(AAV)によって送達される、請求項11〜19のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  21. 前記タイチン遺伝子が、染色体2q31(ゲノムリファレンスコンソーシアム−GRCh38/hg38)上に位置する、請求項1〜2のいずれか一項に記載の使用ための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ
  22. 前記gRNAおよび/またはドナーテンプレートが、アデノ随伴ウイルス(AAV)により送達される、請求項3〜21のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ。
  23. 請求項1〜22のいずれか一項に記載の使用のための1以上のDNAエンドヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドを含む核酸。
  24. 前記核酸が、DNA、リボ核酸(RNA)、またはメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項23に記載の使用のための核酸。
  25. 前記ポリヌクレオチドが、修飾されたポリヌクレオチドである、請求項23または24に記載の使用のための核酸。
  26. 前記修飾されたポリヌクレオチドは、コドン最適化されている、請求項25に記載のための核酸。
  27. 前記修飾されたポリヌクレオチドは、修飾された骨格、修飾された糖部分、修飾されたヌクレオチド間結合、修飾されたまたはユニバーサルな塩基、5’または3’末端における修飾、または化学修飾を含む、請求項25または26に記載の核酸。
  28. 心筋ミオパチーまたは他のタイチノパチーを有する患者に由来する細胞内のタイチン遺伝子を編集するための図2、6、7、8、および9中の配列からなる群から選択されるスペーサー配列を含む1つ以上のガイドリボ核酸(gRNA)。
  29. 前記1つ以上のgRNAが、単一分子ガイドRNA(sgRNA)である、請求項28に記載の1つ以上のgRNA。
  30. 前記gRNAまたはsgRNAが、配列番号1、3〜5、7〜13、15、16、19、21〜23、25〜41、57、59、61、64、66、68、70、72、74、および76のうちの少なくとも1つの配列を含む、請求項28または29に記載の1つ以上のgRNAまたはsgRNA。
  31. 前記gRNAまたはsgRNAが、配列番号1、5、9、13、19、23、27〜41、57、59、61、64、66、68、70、72、74、および76のうちの少なくとも1つの配列を含む、請求項28〜30のいずれか一項に記載の1つ以上のgRNAまたはsgRNA。
  32. 前記1つ以上のgRNAまたはsgRNAが、修飾されたgRNAまたはsgRNAである、請求項28〜31のいずれか一項に記載の1つ以上のgRNAまたはsgRNA。
  33. 請求項1〜22のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ、請求項25〜27のいずれか一項に記載の核酸、または請求項28〜32のいずれか一項に記載の1つ以上のgRNAもしくはsgRNAを含む脂質ナノ粒子。
  34. 請求項1〜22のいずれか一項に記載の使用のための1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼ、および/または請求項28〜32のいずれか一項に記載の1つ以上のgRNAもしくはsgRNAをコードするポリヌクレオチド配列を含むアデノ随伴ウイルス(AAV)。
  35. ゲノム編集によってヒト細胞内のタイチン遺伝子を編集するためのex vivoまたはin vitro方法であって、前記方法は、前記細胞に1つ以上のデオキシリボ核酸(DNA)エンドヌクレアーゼを導入して、前記タイチン遺伝子内の1つ以上の変異の修正とタイチンタンパク質活性の回復とをもたらす標的核酸内の切断を達成することを含み、前記ヒト細胞が、受精卵でも、配偶子でも、生殖細胞でもなく、前記1つ以上のDNAエンドヌクレアーゼが、Cas1、Cas1B、Cas2、Cas3、Cas4、Cas5、Cas6、Cas7、Cas8、Cas9(Csn1及びCsx12としても知られる)、Cas100、Csy1、Csy2、Csy3、Cse1、Cse2、Csc1、Csc2、Csa5、Csn2、Csm2、Csm3、Csm4、Csm5、Csm6、Cmr1、Cmr3、Cmr4、Cmr5、Cmr6、Csb1、Csb2、Csb3、Csx17、Csx14、Csx10、Csx16、CsaX、Csx3、Csx1、Csx15、Csf1、Csf2、Csf3、Csf4、もしくはCpf1エンドヌクレアーゼ、またはそれらのホモログもしくはそのニッカーゼ変異体である、方法。
  36. 前記標的核酸内の切断が、前記タイチン遺伝子内の二本鎖切断または一本鎖切断である、請求項35に記載の方法。

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