JP2018533248A - 3d多開口撮像装置 - Google Patents

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Abstract

あるシーンにおける3D情報を提供する一方で、高い横方向解像度及び/又は広い全体画像を取得し得る3D多開口撮像装置が提供される。3D多開口撮像装置は、全体視野のオーバーラップしている第1部分視野を3D多開口撮像装置の画像センサの第1画像センサ領域上に投影する、第1多数の光学チャネルと、互いにかつ前記第1部分視野とオーバーラップする全体視野の第2部分視野を前記画像センサの第2画像センサ領域上に投影する、第2多数の光学チャネルとを備え、第1多数と第2多数の光学チャネルはある基本距離だけ互いに横方向にオフセットして配置されている。第1多数の光学チャネルによって捕捉された複数の画像を第1の全体画像へと融合する際に、第1多数の光学チャネルの光学チャネルペアの第1部分視野のオーバーラップ領域で画像ペアにおける視差が使用され、その画像ペアの1つは第2多数の光学チャネルの1つによって捕捉されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は3D多開口撮像装置に関する。
線形チャネル配列を有する多開口撮像システムは、複数の隣接配置された撮像チャネルから構成され、各撮像チャネルはオブジェクトの一部だけを捕捉する。全体的な画像は、個々の部分的画像を合体または融合することでもたらされる。撮像チャネルの互いに対する有限の距離に起因して、パララックス(parallax)が発生し、そのパララックスは、短いオブジェクト距離の場合に特に顕著となり、合成された全体画像においてアーチファクトを生じさせてしまう。これとは別に、個々のチャネルがそれぞれ1つかつ同一のシーンを完全に捕捉する多開口撮像システムがあり、そこでは、オブジェクト又はシーンの深度に関する情報がチャネル間のパララックスから計算される。
相対的に広い視野を有するシーンの高い空間的または横方向の解像度と深度情報の生成とが、単一の撮像システムを用いて求められる場合、問題が発生する。
本発明は、3D多開口撮像装置であって、高い横方向解像度及び/又は広い視野を獲得することができ、追加的に深度情報が導出され得る装置を提供する。
この目的は独立請求項の主題により解決される。
本発明は以下のような知見に基づく。即ち、あるシーンに関する3D情報を提供できる一方で、他方では高い横方向解像度及び/又は広い視野の取得できる、3D多開口撮像装置を提供することができ、その場合、3D多開口撮像装置は、その3D多開口撮像装置の画像センサの第1センサ領域上に全体視野のオーバーラップしている第1部分視野を投影するための第1多数の光学チャネルを含み、かつ、その画像センサの第2画像センサ領域上に全体視野のオーバーラップしている第2部分視野を投影するための第2多数の光学チャネルを含み、それら第1及び第2多数の光学チャネルは、基本距離分だけ互いに横方向にオフセットして配置されている。第1多数の光学チャネルにより捕捉された複数の画像を、第1多数の光学チャネルの一対の光学チャネルの第1部分視野のオーバーラップ領域において、第1の全体画像へと融合する場合に、画像ペアにおける視差(disparities)が使用され、そのペアの片方は第2多数の光学チャネルにより捕捉されたものである。このように、全体視野は単に部分的にオーバーラップしている部分視野へと2回分割され、即ち、1回目は第1多数の光学チャネルの形態に分割され、もう1回は第2多数の光学チャネルの形態に分割される。これにより、全体視野の所望の横方向解像度及び/又は所望の幅を取得することが可能になり、全体視野にわたるパララックス情報を取得することが可能となる。第1多数の光学チャネルにより取得された複数の画像を1つの全体画像へと融合することは、第1多数の光学チャネルのチャネル間で発生するパララックスからの影響を受けにくい。なぜなら、第1多数の光学チャネルにより取得された複数の画像を全体画像へと融合することは、第2多数の光学チャネルの1つのチャネルによって捕捉されたある画像を評価することによって得られた視差情報によりサポートされるからである。特に、第1多数の光学チャネルのチャネル間の横方向距離を短く保持することが可能となる。必然的に発生している横方向距離は、第1多数のチャネルのチャネル同士間のパララックスをもたらす。第1多数のチャネルの複数の画像を融合する場合、オブジェクト距離に依存したオーバーラップ領域における画像の融合は、単に第1多数の光学チャネルの画像同士間の視差を評価する処理に対して、改善された方法で実現されることができる。その改善は、画像ペアの画像同士間の視差を使用することで達成され、その画像ペアの片方は第2多数の光学チャネルの1つによって捕捉されたものである。前記画像ペアは、そのうちの一方が第1多数のチャネルにより捕捉され、他方が第2多数のチャネルにより捕捉されたペアであってもよいし、両方が第1多数のチャネル又は第2多数のチャネルからの異なるチャネルによって捕捉された画像ペアであってもよい。しかしながら、2つ以上の画像ペアからの視差が1つのオーバーラップ領域のために使用されてもよい。その中には、画像ペアであって、その両方が第2多数のチャネルからの異なるチャネルによって捕捉された、即ち融合されるべき画像ペアであってもよいことは明らかである。
本願の有利な構成は、従属請求項の主題である。本願の好ましい実施形態は、以下に図を参照しながらより詳細に説明する。
一実施形態に係る3D多開口撮像装置の部分概略的な三次元部分図である。 複数のチャネルと、それらの画像が融合されるべき複数のチャネルの複数の部分視野のオーバーラップ領域についての視差のソースの形成と、を示す。 3D多開口撮像装置の設置を示すモバイル装置の斜視図である。 一実施形態に係る3D多開口撮像装置のモジュールの三次元図であって、光路により透過される透明基板によって光学系が例示的に支持されている図を示す。 一実施形態に係る3D多開口撮像装置のモジュールの側面図であって、光軸がそれら光軸の平面内において予偏位を持ち、ビーム偏向装置が他方向において偏位を持つことにより、偏向装置のファセット数を削減でき、傾斜が一方向へと制限され得る様子を示す。 一実施形態に係る3D多開口撮像装置のモジュールの平面図であって、光軸がそれら光軸の平面内において予偏位を持ち、ビーム偏向装置が他方向において偏位を持つことにより、偏向装置のファセット数を削減でき、傾斜が一方向へと制限され得る様子を示す。
図1は、一実施形態に係る3D多開口撮像装置10を示す。この装置は、図1に示すように2つの要素121及び122へとそれぞれ分割され得る画像センサを有し、一方の要素121は「右の」光学チャネル141のためであり、他方の要素122は「左の」光学チャネル142のためである。図1の例において、右と左の光学チャネル141、142は同一の構造を有するが、装置10の視野内のシーンに関してできるだけ多くの深度情報を取得するために、基本距離15だけ互いに横方向にオフセットしている。このように、左から1つ目の位置にインデックス1の参照番号を有する構成要素は、装置10の第1構成要素1、又は右チャネルのための第1モジュール1に帰属する。また、左から1つ目の位置にインデックス2を有する参照番号を有する構成要素は、装置10の第2構成要素2、又は左チャネルのための第2モジュール2に帰属する。図1においてはモジュールの個数は2個であるが、この装置は、互いにそれぞれ基本距離を開けて配置された2個以上の個数のモジュールを有することもできる。
図1の例示的な場合において、複数の光学チャネル141と142の各々は並列配置された4個の光学チャネルを含む。個々の「右の」チャネルは2番目の下付きインデックスにより区別される。チャネルは右から左へとインデックスが付され、即ち、明確さを目的とする部分的省略により図1には示されない光学チャネル1411は、例えば基本距離方向17の右端に配置されている。基本距離方向17に沿って左右のチャネルが基本距離15だけ互いにオフセットして配置されており、チャネル1411は複数の左チャネル142から最も離れた位置にあり、他の右チャネル1412〜1414は基本距離方向17に沿って後続している。従って、チャネル1411〜1414は光学チャネルの単一線状アレイを形成し、その線長さ方向は基本距離方向17に対応している。左チャネル142も同様に構成されている。それらチャネルも2番目の下付きインデックスにより区別される。左チャネル1421〜1424は、互いに隣接して、かつ右チャネル1411〜1414と同一方向に連続的に配置されており、つまり、チャネル1421が右チャネルに最も近く、チャネル1424が右チャネルから最も遠く離れている。
右チャネル1411〜1414の各々は、図1に示すように、レンズシステムから成るそれぞれの光学系を含む。代替的に、各チャネルが1つのレンズを含むこともあり得る。各光学チャネル1411〜1414は、全体視野28のオーバーラップする部分視野の1つを捕捉し、それら部分視野は互いにオーバーラップしかつ一緒になって全体視野28をカバーしている。例えば、チャネル1411は画像センサ領域1211上に部分視野3011を投影し、光学チャネル1412は画像センサ領域1212上に部分視野3012を投影し、光学チャネル1413は、画像センサ12の図1には示されない個々の画像センサ領域1213上に、割り当てられた部分視野3013を投影し、光学チャネル1414は、隠れた状態のため図1には示されない個々の画像センサ領域1214上に、割り当てられた部分視野3014を投影する。
図1において、画像センサ12の画像センサ領域1211〜1214又は画像センサ12の構成要素121は、基本距離15方向と平行又は線長さ方向17と平行な平面内に配置され、光学チャネル1411〜1414の光学系のレンズ平面もこの平面に対して平行である。また、画像センサ領域1211〜1214は互いに横方向のチャネル間距離19を持って配置されており、光学チャネル1411〜1414の光学系もまた、この距離19を持ってその方向に配置されている。従って、光学チャネル1411〜1414の光軸および光路とは、画像センサ領域1211〜1214と光学系1411〜1414との間で互いに平行に延びる。画像センサ領域1211〜1214の中心と、光学チャネル1411〜1414の光学系の光学中心とは、例えば画像センサ領域1211〜1214の上述した共通平面に対して垂直に延びるそれぞれの光軸上に配置されている。
光学チャネル1411〜1414の光軸または光路は、ビーム偏向装置241により偏向され、それにより偏位(divergence)を与えられている。その結果、光学チャネル1411〜1414の部分視野3011〜3014は部分的にのみオーバーラップしており、例えば部分視野3011〜3014は、立体角(Raumwinkel)に関して最大で50%分だけペア内でオーバーラップする。図1に示すように、ビーム偏向装置241は、例えば各光学チャネル1411〜1414について1つの反射ファセットを持つことができ、それら反射ファセットは、光学チャネル1411〜1414間で互いに異なるように傾斜している。画像センサ平面に対する反射ファセットの平均的な傾斜は、右チャネル1411〜1414の全体視野を、例えば装置24によるビーム偏向前またはビーム偏向無しの場合に光学チャネル1411〜1414の光学系の光軸が伸びていた平面に対して垂直な方向へとそれぞれ偏向するか、又はこの垂直方向から10°未満の範囲で偏位した方向に偏向する。代替的に、ビーム偏向装置24は、光学チャネル1411〜1414の個々の光軸または光路を偏向するために、プリズムを使用することもできる。
ビーム偏向装置241は、方向17において実際に直線的に並置されているチャネル1411〜1414が全体視野28を2次元方式でカバーするように、光学チャネル1411〜1414の光路に偏位を与える。
光路または光軸もまた上述の平行状態(parallelism)から偏位し得るが、光学チャネルの光路の平行状態は依然として保たれているので、個々のチャネル1411〜1414によりカバーされ又はそれぞれの画像センサ領域121〜124上に投影される部分視野が、ビーム偏向のような追加的手段が無い場合に大きくオーバーラップするであろう、という点に留意すべきである。そのため、多開口撮像装置10によってより大きな全体視野をカバーするために、ビーム偏向装置24は、チャネル1411〜1414の部分視野が互いにより小さくオーバーラップするように、光路に追加的な偏位を与える。ビーム偏向装置241は、例えば、全体視野が全ての方位角または全ての横断方向にわたって平均化された1つの開口角度を有し、その角度が光学チャネル1411〜1414の部分視野のそれぞれの平均開口角度の1.5倍よりも大きくなる、という効果を有する。
左チャネル1421〜1424は右チャネル1411〜1414と同様に構成されており、それぞれ割り当てられた画像センサ領域1221〜1224と関連して位置決めされている。その場合、光学チャネル1411〜1414の光軸と同一平面内で互いに平行に延びる光学チャネル1421〜1424の光軸は、光学チャネル1421〜1424が同じ全体視野28をほぼ合同方式で、つまり部分視野3021〜3024において捕捉するように、対応するビーム偏向装置242によって偏向される。それら部分視野3021〜3024は、全体視野28が二次元的に分割されている部分視野であって、互いにオーバーラップしており、またそれらの各々が、右チャネル1411〜1414のぞれぞれのチャネルのそれぞれの部分視野3011〜3014と略完全にオーバーラップしている。例えば、部分視野3011と部分視野3021とがほぼ完全にオーバーラップし、部分視野3012と3022とがほぼ完全にオーバーラップする等である。
例えば画像センサ領域1211〜1224の各々は、それぞれのピクセルアレイを含む1つのチップから形成されてもよい。その場合、複数のチップが1つの共通基板上または共通のボード上に設けられてもよく、又は、図1に示すように、構成要素121の画像センサ領域1211〜1214のチップを1つの基板上に配置し、構成要素122の画像センサ領域1221〜1224のチップを別の基板上に配置するような分離型の配置の場合には、複数のチップがグループ毎に複数の基板上に設けられてもよい。代替的に、画像センサ領域1211〜1224は一体に形成されるか、又はグループ毎に形成されることも可能であり、それらグループは、例えば、構成要素121及び122への割り当てに従って、それぞれの画像センサ領域にわたって連続的に延びる1つの共通ピクセルアレイの部分から分離されており、その共通ピクセルアレイは例えば単一のチップ上に形成されていてもよい。その場合、例えば、共通ピクセルアレイのピクセル値だけが、それぞれの画像センサ領域において読み出される。これらの代替例の異なる組合せもまた可能である。例えば、構成要素121及び122の中に、2つ以上チャネルのためのあるチップが存在し、別の複数のチャネルのための別のチップが存在するなどである。
上述した構成要素に加え、3D多開口撮像装置は、その3D多開口撮像装置10による捕捉期間中に右の光学チャネル1411〜1414によって捕捉された画像を第1の全体画像へと融合する作業を実行する、プロセッサ85を含む。次のような克服されるべき課題がある。即ち、右チャネル1411〜1414の隣接するチャネル間のチャネル間距離19に起因して、画像センサ領域1211〜1214において右チャネル1411〜1414による捕捉期間中に捕捉された複数の画像が、単純に又は並進的に互いに対してシフトされて互いの上に配置され得る訳ではない。換言すれば、それらの画像は容易に融合され得ない。同じシーンを捕捉しているときの画像センサ領域1211〜1214の画像における方向15,17又は19に沿った横方向のオフセットは、視差と呼ばれる。それら画像は互いに対応しているが、視差に起因して異なる画像に存在している。対応する画像コンテンツの視差は、このシーン内の画像コンテンツの距離、即ち、装置10からの各オブジェクトの距離に依存する。そこで、プロセッサ85は、これらの画像を第1の全体画像、即ち「右の全体画像」へと融合するために、画像センサ領域1211〜1214の画像間の視差をそれ自身で評価しようと試みる。しかし、チャネル間距離19が存在し、それにより問題を引き起こすという欠点がある。更に、チャネル間距離19は比較的小さいので、深度解像度または推定は不正確になる、という欠点がある。従って、画像センサ領域1211及び1212の画像間のオーバーラップ領域86のような、2つの画像間の1つのオーバーラップ領域における対応する画像コンテンツを、例えば相関関係によって決定する試みは、困難である。
そこで、融合するために、図1のプロセッサは、部分視野3011及び3012の間のオーバーラップ領域86において、画像ペアにおける視差を使用し、それら画像の1つは左チャネル1421又は1422の1つによって捕捉されたものであり、その投影された第2の部分視野、即ち3021又は3022がオーバーラップ領域86とオーバーラップしている。例えば、画像センサ領域1211及び1212の画像を融合するために、プロセッサ85はそれら画像における視差を評価し、それら画像の1つは画像センサ領域1221又は1222によって捕捉されたものであり、他の1つはオーバーラップ領域86に関与するチャネルによって捕捉されたもの、即ち画像センサ領域1211又は1212の1つによって捕捉されたものである。そのとき、このようなペアは、基礎的基本距離15プラス/マイナス1つ又はゼロ個のチャネル間基本距離19から成る基本距離を有する。後者の基本距離は単一のチャネル基本距離19よりも有意に大きく、そのため、プロセッサ85にとってオーバーラップ領域86における視差を決定することが容易となる。このように、右チャネルの画像を融合するために、プロセッサ85は、左チャネルの画像を用いて得られる視差を評価し、好ましくは、これに限るものではないが、右チャネルの1つからの画像と左チャネルの1つからの画像との間の視差を評価する。
より具体的には、プロセッサ85は、右チャネルの他の部分視野の1つとオーバーラップしない部分視野3011の部分を画像1211から幾分直接的に採用することが可能であり、また、プロセッサ85は、画像センサ領域1212〜1214の画像に基づいて、部分視野3012,3013及び3014の非オーバーラップについて同様の採用を実行することも可能であり、その場合、画像センサ領域1211〜1214の画像が例えば同時に捕捉されることも可能である。例えば部分視野3011及び3012のように隣接する部分視野のオーバーラップ領域内においてのみ、プロセッサ85は、複数の画像ペアの視差を使用するものであり、それら画像ペアの全体視野28におけるオーバーラップはオーバーラップ領域内においてオーバーラップしており、それら画像ペアのうちの1つ以上の画像が右チャネルの1つにより捕捉され、他の1つの画像が左チャネルの1つにより例えば同時に捕捉されたものである。
代替的な手順によれば、一方が右チャネルにより捕捉され、他方が左チャネルにより捕捉されたものである画像ペア間の視差の評価に従って、プロセッサ85が右チャネルの全ての画像をワープすることも可能であろう。このようにして、プロセッサ85により右チャネルの画像について計算された全体画像が、例えば右チャネル1411〜1414の間の横方向の中心である焦点上に仮想的にワープされる。このことは、右チャネルの部分視野3011〜3014のオーバーラップ領域において実行されるだけでなく、非オーバーラップ領域においても実行される。これは、オーバーラップしていない部分視野3011〜3014の領域についても、画像ペアの視差がプロセッサ85によって評価されるという事実に基づいており、ここで1つの画像が右チャネルの1つにより捕捉されており、他の1つが左チャネルの1つにより捕捉されたものである。
図1の3D多開口撮像装置10は、右チャネルの画像から1つの全体画像を生成できるだけでなく、図1の3D多開口撮像装置10は、少なくとも1つの作動モードにおいて、第1チャネルの全体画像に加え、捕捉された画像から左チャネルの複数の画像の1つの全体画像をも生成することができ、及び/又は、右チャネルの全体画像に加え、深度マップをも生成することもできる。
第1の代替例に従えば、プロセッサ85は、例えば左チャネル1421〜1424及び画像センサ領域1221〜1224によってそれぞれ捕捉されていた複数の画像を、第2の全体画像、即ち左チャネルの全体画像へと融合するよう構成され、左の光学チャネルの横方向に隣接する部分視野3021〜3024のオーバーラップ領域において、画像ペアにおける視差を使用するよう構成されており、その画像ペアの少なくとも一方が、右の光学チャネル1411〜1414により捕捉されていたものである。その画像ペアの1つの画像は、部分視野3021〜3024のペアのそれぞれのオーバーラップ領域とオーバーラップしており、他の1つが好ましくは左の光学チャネルの1つにより捕捉され、その部分視野がそれぞれのオーバーラップ領域とオーバーラップしている。
第1の代替例に従えば、プロセッサ85は1回の捕捉について2つの全体画像を出力する。即ち、1つは右の光学チャネルについての全体画像であり、他の1つは左の光学チャネルについての全体画像である。これら2つの全体画像は、ユーザーに対して、例えばユーザーの2つの眼に対して、別々に提供されることができ、これにより、捕捉されたシーンの三次元的印象をもたらす。
上述した他の代替例に従えば、プロセッサ85は、右チャネルの全体画像に加えて、画像ペアにおける視差を使用して深度マップを生成することができる。その画像ペアは、右チャネル1411〜1414の各々のための少なくとも1つのペアを含み、そのペアは、それぞれの右チャネルによって捕捉された1つの画像と左チャネルの1つによって捕捉された別の画像とを含む。
プロセッサ85により深度マップが生成される実施形態においては、右チャネルによって捕捉された全ての画像に対し、深度マップに基づいて上述したワーピングを実行することも可能である。深度マップは全体視野28にわたる深度情報を含んでいるので、右チャネルによって捕捉された全ての画像をワープすることが可能である。即ち、画像のオーバーラップ領域だけでなく、非オーバーラップ領域についても、1つの仮想の共通の開口点および仮想の光学中心へと、それぞれワープすることができる。
前記2つの代替例は、両方がプロセッサ85により処理されることもできる。即ち、プロセッサ85が最初に2つの全体画像、即ち上述のように右の光学チャネルのための1つと、左の光学チャネルのためのもう1つとを生成することができ、その場合、右チャネルの画像間のオーバーラップ領域において右チャネルの画像を融合するときには、ペアのうちの1つが左チャネルの画像に帰属する画像ペアからの視差をも使用し、また、左チャネルの画像間のオーバーラップ領域において左チャネルの画像を融合するときには、ペアのうちの1つが右チャネルの画像に帰属する画像ペアからの視差をも使用して、それら2つの全体画像を生成し、次に、異なる視座(perspectives)から見た全体視野におけるシーンを表すようにして得られた全体画像から、割り当てられた深度マップを有する1つの全体画像を生成する。その全体画像は、例えば仮想視覚(virtual view)または仮想光学中心について、左右の光学チャネルの光学系の光学中心の間に配置された全体画像であってもよいが、しかしそれら光学中心の間にセンタリングされない場合もあり得る。深度マップを計算しかつ2つの全体画像の1つをワープするため、又は両方の全体画像をワープしかつ仮想視覚へと融合するために、プロセッサ85は、左右の個々の画像の以前の融合の仮想的な中間結果として、右および左の全体画像をそれぞれ使用した。その場合、深度マップを取得し、全体画像のワープ又はそのワープ/融合を実行するために、プロセッサは両方の中間結果の全体画像における視差を評価した。
プロセッサは、例えば画像領域の相互相関(cross-correlation)によって、画像ペアにおける視差の評価を行うことに留意すべきである。
図2もまた、プロセッサ85は、画像センサのペアにより捕捉されていた画像を融合するためのベースとして、全体で
Figure 2018533248
の1つ又は複数の追加的な画像における視差、即ち「4個のうちの2個」の視差ソースを使用できることを示しており、前記画像センサペアの上には、左チャネルの光学系ペアが部分視野3011及び3012について例示されるように、直に隣接する部分視野のペアを投影しており、前記「4個のうちの2個」の視差ソースとは、前記直に隣接する部分視野のこのペア間のオーバーラップ領域におけるシーンオブジェクトの視差に関係する画像センサ領域の画像ペアである。図2において、このことは、部分視野3011と3012との間の斜線が交差したオーバーラップ領域について例示的に示されている。融合されるべき右チャネル1411及び1412の画像ペア(視差ソース1)自身とは別に、4個の画像ペアが存在し、それら画像ペアの一方は右チャネルによって、他方は左チャネルによってそれぞれの画像センサ領域上に投影され、後者(視差ソース2,3,4,5)によって捕捉されている。即ち、チャネル1411及び1421(視差ソース2)により捕捉された画像と、チャネル1411及び1422(視差ソース3)により捕捉された画像と、チャネル1412及び1422(視差ソース4)により捕捉された画像と、チャネル1412及び1421(視差ソース5)により捕捉された画像と、が存在する。さらに、もう一つの画像ペアが存在し、その両方は左チャネルによってそれぞれの画像センサ領域上に投影され、後者(視差ソース6、1421及び1422のペア)によって捕捉される。プロセッサは、融合のサポートのために、追加的なソース3〜5の中の1つ又は複数を使用することができる。上述した代替例に従い、プロセッサ85が全体視野28についての深度マップをも計算する場合には、プロセッサは、画像融合の手順に従い、視野28の各点における深度マップを、2つ以上の画像ペアの視差の評価から決定することができる。それら画像ペアの一方は右チャネルによって、また他方は左チャネルによって、それぞれの画像センサ領域上に投影され、それら画像センサ領域によって捕捉されている。特に、前記各点とは、右チャネルの前記部分視野および左チャネルの前記部分視野のペアとは別のペアもオーバーラップしている点である。図2においては、右チャネルの部分視野のオーバーラップ領域が、左チャネルの部分視野との合同性によって、左チャネルの部分視野のオーバーラップ領域と同一である例に過ぎず、他の実施形態においては、このような合同性があるとは限らない。
全体視野28をカバーする別の方法では、一方では左チャネルの部分視野により、他方では右チャネルの部分視野により、(左または右のチャネルへの割り当てを考慮せずに)4個を上回るチャネルが互いにオーバーラップし得ることに言及すべきである。例えば、以前の実施例の部分視野のオーバーラップ領域の間の行方向または列方向における相互のオーバーラップの場合のように、右チャネルの部分視野および左チャネルの部分視野は、それぞれ列および行の中に配置されていた。その場合、一般的に、視差ソースの個数について、
Figure 2018533248
が当てはまる。ここで、Nはオーバーラップしている部分視野を有するチャネルの個数を示す。
上述の説明に加え、プロセッサ85は、中でも、個々のチャネルの透視的な投影欠陥のチャネル毎の修正を、任意ではあるが実行する点についても言及すべきである。
図1の実施形態は、多くの意味で単に例示的であったという点に留意すべきである。これは例えば、光学チャネルの個数についても関係する。右光学チャネルの個数は、例えば4個でなく、いずれにしろ2以上、または2以上10以下の間であってもよい。また、右の光学チャネルの部分視野のオーバーラップ領域は、各部分視野または各チャネルに関しそれぞれの部分視野について最大オーバーラップを有するペアが考慮される限り、これら全てのペアについて、その面積に関し、画像の平均画像サイズの1/2と1/1000との間であってもよく、その画像とは画像領域1211〜1214によって捕捉され、例えば画像平面、即ち画像センサ領域の平面において測定されたものである。同じことが、例えば左のチャネルについても当てはまる。しかし、チャネルの個数は、右チャネルと左チャネルの間で異なっていてもよい。つまり、左光学チャネルNLの個数と右光学チャネルNRの個数とは必ずしも同じである必要がなく、全体視野28の、左チャネルの部分視野と右チャネルの部分視野とへの分割は、図1の場合とほぼ同じである必要はない。部分視野とそれらのオーバーラップとに関しては、少なくとも最大オーバーラップを有する全てのペアについて、10mの画像距離またはオブジェクト距離を考慮する限り、例えば少なくとも20ピクセル分だけ部分視野が互いにオーバーラップしてもよく、このことは右チャネル及び左チャネルの双方について当てはまる。
上述の説明とは対照的に、左光学チャネルと右光学チャネルとはそれぞれ単一線状に形成される必要はない。左及び/又は右のチャネルは、光学チャネルの二次元アレイを形成してもよい。さらに、それらの単一線状アレイが同一線上の線長さ方向を持つ必要もない。しかしながら、図1の配置は、ビーム偏向前およびビーム偏向なしの場合に、右及び左の光学チャネルの光軸がそれぞれ延びる平面に対して垂直方向の最小設置高さをもたらすので、有利である。画像センサ12に関しては、上述したように、1つ、2つ、又はそれ以上の個数のチップから形成されてもよい。例えば、各画像センサ領域1211〜1214及び1221〜1224当たり1つのチップが設けられてもよく、複数のチップの場合には、それらが1つ又は複数のボード上に設けられ、例えば1つのボードが左チャネル用又は左チャネルの画像センサ用であり、1つのボードが右チャネルの画像センサ用であってもよい。
図1の実施形態において、隣接する複数のチャネルを右または左のチャネルのチャネル内にできるだけ高密度で配置することができ、最適な場合には、チャネル距離19がレンズ直径と対応する。これによりチャネル距離が短くなり、よって小さな視差をもたらす。複数の右チャネルを一方とし、複数の左チャネルを他方とする配置もまた、互いに任意の距離15をおいて可能であり、これは大きな視差を実現し得る。その結果として、パッシブな光学撮像システムを用いた、アーチファクト低減された又は更にはアーチファクトのない画像融合と、深度マップの形成とが可能になる。
上述した例とは対照的に、2グループのチャネル141及び142よりも多いグループを使用することもできる。グループの数はNで示され得る。1グループ当りのチャネル数が同じであり、全体視野の部分視野への分割が全てのグループについて同じであれば、グループ141の部分視野の1オーバーラップ領域当り、例えば視差ソースの数は
Figure 2018533248
となるであろう。しかしながら、上述したように、チャネルのグループに対する全体視野の異なる分割もまた可能である。
最後に、上述の説明においては、プロセッサ85が右チャネルの画像を融合するという単なる一例を記載したに過ぎないことに留意すべきである。同様の手順は、プロセッサ85によって、両方及び全てのチャネルグループに対してそれぞれ、又は左チャネルに対してなど、上述したように実行され得る。
図1の3D多開口撮像装置は、例えば、携帯電話などのモバイル装置の平坦なハウジング内に設置され得る。その場合、画像センサ領域1211〜1214及び1221〜1224の平面と、左右のチャネルの光学系のレンズ平面とは、平坦なハウジングの厚み方向に対して平行に延びてもよい。ビーム偏向装置241及び242によるそれぞれのビーム偏向により、3D多開口撮像装置の全体視野は、例えばモバイル装置のスクリーンが配置されている前面側の前方、又はモバイル装置の裏面側の前方にあり得る。
図3は、例えば上述の代替例の装置10が、例えば携帯電話、スマートホン又はメディアプレーヤーなどの内の1つであり得る例えば携帯型装置200の平形ハウジング内に、どのように設置されるかを示している。部分121及び122の画像センサ領域の平面と、チャネル141及び142の光学系のレンズ平面とは、平形ハウジングの平坦な長さ方向に対して垂直に、かつ厚み方向と平行に、それぞれ方向付けされている。このようにして、例えば多開口撮像装置10の全体視野が例えばスクリーンを含む平形ハウジングの前面202の前側にあるという効果を、ビーム偏向装置241及び242がそれぞれ持つであろう。代替的に、前面202の反対側にある平形ハウジングの裏面に視野があるように、偏向が行われてもよい。ハウジングは、光学チャネル141及び142のグループの光路を通過させるために、透過側202に透明な窓206を有してもよい。ハウジング内の装置10の図示された配置によって、ハウジングの厚み方向に平行な装置10の設置高さが低く抑えられるので、装置200のハウジング又は装置そのものは平形であり得る。装置10はまた、例えば自動車のように携帯型でない別の装置内に設置されることも可能であろう。
ビーム偏向装置241及び242のそれぞれに関し、それらが任意選択的な構成要素を持ち得ることにも留意すべきである。光学チャネルの光路の偏位、即ち一方では右チャネル同士間の光路の偏位があり、他方では左チャネル同士間の光路の偏位があるが、それら偏位は各々のビーム偏向装置241及び242を用いることによって、異なるように生成されてもよい。左チャネル同士間、及び右チャネル同士間の部分視野の単に部分的な、つまり不完全なオーバーラップを生成するために、光学チャネルの光学系の光学中心は、例えば割り当てられた画像センサ領域に対して横方向にオフセットしていてもよい。
この点をさらに説明するために、図4は図1に係る構成のある特異な例を示しており、ここでは、各モジュール1及び2において、それぞれの偏向手段241及び242が光学チャネル141#及び142#のそれぞれの光軸211及び222からの偏位を生成し、それら光軸は当初は互いに平行である。簡素化する目的で、図4は右チャネルを有するモジュール1だけを示すが、その図および説明はモジュール2にも当てはまる。
図4は、各光学チャネル1411,1412,1413,1414が、割り当てられた光学系1611〜1614によって、全体視野28のそれぞれのチャネル固有のセクション3011〜3014を画像センサ121のそれぞれの画像センサ領域1211,1212,1213,1214上に投影する様子を示す。光学系1611〜1614は、例えばそれぞれ1つのレンズ又は1群のレンズから成り、図4に示すように、1つの共通ホルダ181によって保持されることができる。ホルダ181は、例えば透明材料から形成されることができ、光学チャネルの光路によって透過されるが、ホルダに関しては他の代替例もあり得る。画像センサ領域1211〜1214は1つの共通平面、即ち光学チャネル141の画像面に配置されている。図4では、この平面は例示的に、図1に示すデカルト座標系のx及びy軸により広がる平面に対して平行であり、その座標系は以下の説明を簡素化するためであり、参照符号20で示されている。一実施形態において、この平面は画像センサ領域1221〜1224が存在する平面と同一であってもよい。光学系1611〜1614は、例えば画像センサ12に対して平行な、即ちxy平面に対して平行な一平面内に並列配置されてもよい。図4の実施形態において、画像センサ平面内の画像センサ領域1211〜1214の相対位置は更に、x及びy軸に沿った光学系1611〜1614及び光学系1621〜1624の相対位置と合同的に、即ち画像センサ121に対して横方向に配置されており、それにより光学系1611〜1614の光学中心が画像センサ領域1211〜1214の中心に対してセンタリングされて配置されている。これは、図4の実施形態において、光学チャネル1411〜1414の光軸2211〜2214が、まず最初に、互いに平行かつ座標系20のz軸に対して平行に延びることを意味しており、つまり、画像センサ領域1211〜1214及び光学系1611〜1614が、光軸に対してセンタリングされて配置されている。一実施例によれば、光学中心の平面は、モジュール1とモジュール2の間でも同じであり得る。任意選択的に存在する基板181は、各モジュールに対して個別に提供されてもよく、又は、両方のモジュールの光学系を支持してもよい。この装置は、例えば画像安定化のために、画像センサ領域1211〜1214に対する光学系1611〜1614の横方向、即ちx及び/又はy方向における相対位置を変更できる、1つ又は複数の手段を含み得る。光学系1611〜1614は、全体視野28内の1シーンにおけるオブジェクトを、割り当てられた画像センサ領域1211〜1214上に投影する。その目的で、光学系1611〜1614は、画像センサ121からそれぞれの距離をもって配置されている。この距離は固定されていてもよいが、代替的に、この画像センサ/光学系の距離を変更する手段、例えば手動または自動の焦点変更手段が設けられてもよい。ビーム偏向装置241は、複数の光学チャネル14の光路および光軸2211〜2214を、全体視野28がz軸の方向ではなく別の方向になるようにそれぞれ偏向する。図4は、偏向後に全体視野28がy軸にほぼ沿うようになる、即ち偏向がほぼzy平面で実行されるような例示的な場合を表す。ここで、上述したように、図4の実施形態において、ビーム偏向装置241による偏向の前および偏向がない場合に、光軸2211〜2214は互いにそれぞれ平行であり、また例えば、光学系1611〜1614においてそれぞれ平行である。光学系1611〜1614及び画像センサ領域1211〜1214の対応するセンタリングされた位置決めは、製造が容易であり、設置スペースを最小化する点で好都合である。しかしながら、光学チャネルの光路の平行性は、個々のチャネル1411〜1414によってカバーされ、かつ各々の画像センサ領域1211〜1214上にそれぞれ投影される複数の部分視野が、ビーム偏向装置のような追加的な手段を用いなければほぼ完全にオーバーラップするという結果を生じる。より大きな全体視野28をカバーするためには、図4のビーム偏向装置241は、光路の光軸に偏位を与えるという別の機能、即ちチャネル1411〜1414の部分視野3011〜3014が互いにより少なくオーバーラップするように、光路を偏向させる機能を持つべきである。図4の例では、このため、個々の光学チャネルに割り当てられたビーム偏向装置241のファセット2611〜2614は、互いに対して又は画像センサ121に対して異なる傾斜を持つ。即ち、x軸周りの傾斜とx軸に対して垂直方向の軸周りの傾斜とを持つ。
それに加え、ビーム偏向前またはビーム偏向なしの場合に、光路および光軸がそれぞれ平行性からそれぞれ偏位し得ることは、上述した通りである。この状況については、以下においては、チャネルが光軸のある種の予偏位(pre-divergence)を持ち得るという説明で記述される。光軸2211〜2214のこの予偏位により、例えば全てのファセットの傾斜が異なる訳ではなく、例えばチャネルの幾つかのグループが同じ傾斜を有するファセットを持つことも可能になる。後者の場合には、一体的に、又は連続的に互いに合体して1つのファセットとすることができ、これらは言わば、線長さ方向において隣接しているチャネルのグループに対して割り当てられた1つのファセットである。その場合、これらチャネルの光軸の偏位は、光学系の光学中心とチャネルの画像センサ領域との間の横方向オフセットによって生じる、これら光軸の偏位に起因し得る。予偏位は、例えば一平面に制限されてもよい。光軸は、例えばビーム偏向前またはビーム偏向なしの場合に、それぞれ一つの共通平面上に延びつつ、その平面内で偏位を持ってもよく、ファセットは追加的な偏位だけ、即ち他の横断平面における方向の偏向または変化だけを与えてもよい。つまり、それらファセットは全て線長さ方向に対して平行に傾斜しており、互いに対しては、光軸の上述した共通平面からの違いだけを有している。ここで、複数のファセットは同一傾斜を持つことができ、又は複数のチャネルから成る1グループに対して一緒に割り当てられることができ、それら複数のチャネルの光軸は、例えばビーム偏向前またはビーム偏向なしの状態で、光軸の上述した共通平面においてペア内で既に異なっている場合である。
上述した存在可能な予偏位は、例えば複数の光学系の光学中心を線長さ方向に沿って一直線上に配置する一方で、複数の画像センサ領域の中心が、画像センサ平面内の一直線の複数の点で、画像センサ領域の平面の法線に沿って光学中心の投影からずれた状態で配置されることで、取得可能である。上述の点は、例えば線長さ方向に沿って、及び/又は、線長さ方向および画像センサの法線の両方に対して垂直な方向に沿って、チャネル固有の状態で画像センサ平面内の上述した直線上の点からずれていてもよい。代替的に、予偏位は、画像センサの中心が線長さ方向に沿って一直線上にある一方で、光学中心平面内の一直線上の複数の点において、画像センサの光学中心の投影から、光学系の中心が光学系の光学中心平面の法線に沿ってずれた状態で配置されることで、取得可能である。上述の点は、例えば線長さ方向に沿って、及び/又は、線長さ方向および光学中心平面の法線の両方に対する垂直方向に沿って、チャネル固有の状態で光学中心平面内の上述した直線上の点からずれていてもよい。それぞれの投影からの上述したチャネル固有のずれが線長さ方向においてだけ存在することが望ましく、即ち、共通平面内にある光軸が予偏位を有することが望ましい。その場合、光学中心と画像センサ領域の中心との両方が、線長さ方向と平行な一直線上にあるが、異なる中間距離を持つことになる。対照的に、線長さ方向に対して垂直な横方向のレンズと画像センサとの間の横方向オフセットは、設置高さの増大をもたらすであろう。線長さ方向の純粋な平面内のオフセットは、設置高さを変更するものではないが、ファセットの個数が減少するか、及び/又は、複数のファセットが一つの角度方向における傾斜だけを持つことになり、それは構造の簡素化をもたらすであろう。このことは図5a及び図5bに示され、そこでは、隣接するチャネル1411及び142を一方とし、隣接するチャネル1413及び1414を他方とするものが、共通平面内を通りかつ互いに対して斜視状態で延びる、即ち予偏位を与えられた光軸2211と2213、及び2213と2214を有する。ファセットのそれぞれのペアの間の点線により示されているように、ファセット2611及び2612は1個のファセットによって形成されることができ、ファセット2613及び2614はもう1個のファセットによって形成されることができ、2個のファセットだけが一方向に傾斜し、かつ両方が線長さ方向と平行である。
図5a及び図5bの代替例として、光学チャネル1及び2が互いに対して近寄る方向に伸び、チャネル3及び4も同様に延び、それら2つのペア同士が互いに偏位を持っていてもよいことに留意すべきである。その場合でも、全ての光軸は1つの平面内に延びている。このようにして、ファセットは線長さ方向において小さく作成され得る。
図4、図5a及び図5bは明確化の理由から単一のモジュールしか示していないが、他のモジュールもまた同様の方法で構成され得ることに留意すべきである。更に、各モジュール当たりのチャネルの個数も4個に限定されないことを再確認すべきである。
更に、スーパー解像度のため、及び解像度を増大させるためにそれぞれ、1つのモジュール内で複数の光学チャネルが同じ部分視野に割り当てられることもあり得る。それよって、個々の部分視野がこれら複数のチャネルによってサンプリングされる。そのような1グループ内の光学チャネルは、例えばビーム偏向前には平行して延び、1つのファセットによって1つの部分視野へと偏向されるであろう。有利なことに、あるグループの1つのチャネルの画像センサのピクセル画像は、このグループの別のチャネルの画像センサのピクセル画像間の中間位置に位置するであろう。さらに、ビーム偏向装置および画像センサについて、光学基板に関して上述したことと同様のことが当てはまる。即ち、モジュール1及び2は、1つの構成要素を共有し得る。画像安定化のために、ビーム偏向装置はx軸に対して平行な軸周りに回転可能であってもよい。x軸に沿った光学系の並進的移動とともに、この回転運動は、二方向における全体視野の画像安定性をもたらし、そこでは、光学系のz軸に沿った並進的移動を介して焦点制御を実現することができる。
この点をさらに説明するために、図4は図1に係る構成のある特異な例を示しており、ここでは、各モジュール1及び2において、それぞれの偏向手段241及び242が光学チャネル141#及び142#のそれぞれの光軸22 1 及び222からの偏位を生成し、それら光軸は当初は互いに平行である。簡素化する目的で、図4は右チャネルを有するモジュール1だけを示すが、その図および説明はモジュール2にも当てはまる。
図4は、各光学チャネル1411,1412,1413,1414が、割り当てられた光学系1611〜1614によって、全体視野28のそれぞれのチャネル固有のセクション3011〜3014を画像センサ121のそれぞれの画像センサ領域1211,1212,1213,1214上に投影する様子を示す。光学系1611〜1614は、例えばそれぞれ1つのレンズ又は1群のレンズから成り、図4に示すように、1つの共通ホルダ181によって保持されることができる。ホルダ181は、例えば透明材料から形成されることができ、光学チャネルの光路によって透過されるが、ホルダに関しては他の代替例もあり得る。画像センサ領域1211〜1214は1つの共通平面、即ち光学チャネル141の画像面に配置されている。図4では、この平面は例示的に、図4に示すデカルト座標系のx及びy軸により広がる平面に対して平行であり、その座標系は以下の説明を簡素化するためであり、参照符号20で示されている。一実施形態において、この平面は画像センサ領域1221〜1224が存在する平面と同一であってもよい。光学系1611〜1614は、例えば画像センサ12に対して平行な、即ちxy平面に対して平行な一平面内に並列配置されてもよい。図4の実施形態において、画像センサ平面内の画像センサ領域1211〜1214の相対位置は更に、x及びy軸に沿った光学系1611〜1614の相対位置と合同的に、即ち画像センサ121に対して横方向に配置されており、それにより光学系1611〜1614の光学中心が画像センサ領域1211〜1214の中心に対してセンタリングされて配置されている。これは、図4の実施形態において、光学チャネル1411〜1414の光軸2211〜2214が、まず最初に、互いに平行かつ座標系20のz軸に対して平行に延びることを意味しており、つまり、画像センサ領域1211〜1214及び光学系1611〜1614が、光軸に対してセンタリングされて配置されている。一実施例によれば、光学中心の平面は、モジュール1とモジュール2の間でも同じであり得る。任意選択的に存在する基板181は、各モジュールに対して個別に提供されてもよく、又は、両方のモジュールの光学系を支持してもよい。この装置は、例えば画像安定化のために、画像センサ領域1211〜1214に対する光学系1611〜1614の横方向、即ちx及び/又はy方向における相対位置を変更できる、1つ又は複数の手段を含み得る。光学系1611〜1614は、全体視野28内の1シーンにおけるオブジェクトを、割り当てられた画像センサ領域1211〜1214上に投影する。その目的で、光学系1611〜1614は、画像センサ121からそれぞれの距離をもって配置されている。この距離は固定されていてもよいが、代替的に、この画像センサ/光学系の距離を変更する手段、例えば手動または自動の焦点変更手段が設けられてもよい。ビーム偏向装置241は、複数の光学チャネル14の光路および光軸2211〜2214を、全体視野28がz軸の方向ではなく別の方向になるようにそれぞれ偏向する。図4は、偏向後に全体視野28がy軸にほぼ沿うようになる、即ち偏向がほぼzy平面で実行されるような例示的な場合を表す。ここで、上述したように、図4の実施形態において、ビーム偏向装置241による偏向の前および偏向がない場合に、光軸2211〜2214は互いにそれぞれ平行であり、また例えば、光学系1611〜1614においてそれぞれ平行である。光学系1611〜1614及び画像センサ領域1211〜1214の対応するセンタリングされた位置決めは、製造が容易であり、設置スペースを最小化する点で好都合である。しかしながら、光学チャネルの光路の平行性は、個々のチャネル1411〜1414によってカバーされ、かつ各々の画像センサ領域1211〜1214上にそれぞれ投影される複数の部分視野が、ビーム偏向装置のような追加的な手段を用いなければほぼ完全にオーバーラップするという結果を生じる。より大きな全体視野28をカバーするためには、図4のビーム偏向装置241は、光路の光軸に偏位を与えるという別の機能、即ちチャネル1411〜1414の部分視野3011〜3014が互いにより少なくオーバーラップするように、光路を偏向させる機能を持つべきである。図4の例では、このため、個々の光学チャネルに割り当てられたビーム偏向装置241のファセット2611〜2614は、互いに対して又は画像センサ121に対して異なる傾斜を持つ。即ち、x軸周りの傾斜とx軸に対して垂直方向の軸周りの傾斜とを持つ。
上述した存在可能な予偏位は、例えば複数の光学系の光学中心を線長さ方向に沿って一直線上に配置する一方で、複数の画像センサ領域の中心が、画像センサ平面内の一直線の複数の点で、画像センサ領域の平面の法線に沿って光学中心の投影からずれた状態で配置されることで、取得可能である。上述の点は、例えば線長さ方向に沿って、及び/又は、線長さ方向および画像センサの法線の両方に対して垂直な方向に沿って、チャネル固有の状態で画像センサ平面内の上述した直線上の点からずれていてもよい。代替的に、予偏位は、画像センサの中心が線長さ方向に沿って一直線上にある一方で、光学中心平面内の一直線上の複数の点において、画像センサの光学中心の投影から、光学系の中心が光学系の光学中心平面の法線に沿ってずれた状態で配置されることで、取得可能である。上述の点は、例えば線長さ方向に沿って、及び/又は、線長さ方向および光学中心平面の法線の両方に対する垂直方向に沿って、チャネル固有の状態で光学中心平面内の上述した直線上の点からずれていてもよい。それぞれの投影からの上述したチャネル固有のずれが線長さ方向においてだけ存在することが望ましく、即ち、共通平面内にある光軸が予偏位を有することが望ましい。その場合、光学中心と画像センサ領域の中心との両方が、線長さ方向と平行な一直線上にあるが、異なる中間距離を持つことになる。対照的に、線長さ方向に対して垂直な横方向のレンズと画像センサとの間の横方向オフセットは、設置高さの増大をもたらすであろう。線長さ方向の純粋な平面内のオフセットは、設置高さを変更するものではないが、ファセットの個数が減少するか、及び/又は、複数のファセットが一つの角度方向における傾斜だけを持つことになり、それは構造の簡素化をもたらすであろう。このことは図5a及び図5bに示され、そこでは、隣接するチャネル1411及び14 12 を一方とし、隣接するチャネル1413及び1414を他方とするものが、共通平面内を通りかつ互いに対して斜視状態で延びる、即ち予偏位を与えられた光軸2211と2213、及び2213と2214を有する。ファセットのそれぞれのペアの間の点線により示されているように、ファセット2611及び2612は1個のファセットによって形成されることができ、ファセット2613及び2614はもう1個のファセットによって形成されることができ、2個のファセットだけが一方向に傾斜し、かつ両方が線長さ方向と平行である。

Claims (12)

  1. 3D多開口撮像装置であって、
    画像センサ(12)と
    全体視野(28)のオーバーラップしている第1部分視野(3011,3012,3013,3014)を前記画像センサの第1画像センサ領域(1211,1212,1213,1214)上に投影する、第1多数(141)の光学チャネル(1411,1412,1413,1414)と、
    互いにかつ前記第1部分視野とオーバーラップする、全体視野(28)の第2部分視野(3021,3022,3023,3024)を前記画像センサの第2画像センサ領域(1221,1222,1223,1224)上に投影する、第2多数(142)の光学チャネル(1421,1422,1423,1424)であって、前記第1多数と第2多数の光学チャネルはある基本距離(15)だけ互いに横方向にオフセットして配置されている、第2多数(142)の光学チャネルと、
    前記第1多数の光学チャネルによって捕捉された複数の画像を第1の全体画像へと融合するプロセッサ(85)であって、前記プロセッサ(85)は、前記第1多数の光学チャネルの光学チャネルペアの第1部分視野のオーバーラップ領域(86)において、画像ペアにおける視差を使用して融合を実行するよう構成され、その画像ペアの少なくとも1つは前記第2多数の光学チャネルの1つによって捕捉されたものであり、前記第2多数の光学チャネルの1つにより投影された第2部分視野が前記オーバーラップ領域とオーバーラップしている、プロセッサ(85)と、
    を備えた3D多開口撮像装置。
  2. 請求項1に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記プロセッサ(85)は、前記第2多数の光学チャネルの光学チャネルペアの第2部分視野のオーバーラップ領域において、別の画像ペアにおける視差を使用して前記第2多数の光学チャネルによって捕捉された複数の画像を第2の全体画像へと融合するよう構成され、その別の画像ペアの少なくとも1つは前記第1多数の光学チャネルの1つによって捕捉されたものであり、前記第1多数の光学チャネルの1つにより投影された第1部分視野が第2部分視野のオーバーラップ領域とオーバーラップしている、
    3D多開口撮像装置。
  3. 請求項2に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記プロセッサ(85)は、前記第1と第2の全体画像間の視差を使用して深度マップを生成するよう構成されている、
    3D多開口撮像装置。
  4. 請求項3に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記プロセッサ(85)は、前記深度マップが属する最終全体画像を得るために、前記第1若しくは第2の全体画像を仮想視野へとワープし、又は前記第1及び第2の全体画像を仮想視野へとワープしかつ融合するよう構成されている、
    3D多開口撮像装置。
  5. 請求項1又は2に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記プロセッサ(85)は、画像ペアにおける視差を使用して深度マップを生成するよう構成され、前記画像ペアは、前記第1多数の光学チャネルの各々について少なくとも、前記第1多数の光学チャネルの個々の1つによって捕捉された画像と、前記第2多数の光学チャネルの1つによって捕捉された別の画像とを含む少なくとも1つのペアを含む、
    3D多開口撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記第1多数の光学チャネルの個数は2以上、100以下であり、前記第1多数の光学チャネルの光学チャネルペアの第1部分視野のオーバーラップ領域は、面積に関して、前記第1多数の光学チャネルによって捕捉された画像の平均画像サイズの1/2と1/1000との間である、
    3D多開口撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記第2多数の光学チャネルの個数は2以上、100以下であり、前記第2多数の光学チャネルの光学チャネルペアの第2部分視野のオーバーラップ領域は、面積に関して、前記第1多数の光学チャネルによって捕捉された画像の平均画像サイズの1/2と1/1000との間である、
    3D多開口撮像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記第1多数の光学チャネル及び前記第2多数の光学チャネルの個数は同じであり、全体視野の第1部分視野への分割は、全体視野の第2部分視野への分割とほぼ合同している、
    3D多開口撮像装置。
  9. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記第1多数の光学チャネルの前記光学チャネルペアの部分視野は、10mの画像距離において、前記第1多数の光学チャネルの前記光学チャネルペアの部分視野によって捕捉された画像の少なくとも20ピクセルのオーバーラップ領域の幅をもって、互いに投影している、
    3D多開口撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記第1多数の光学チャネル及び前記第2多数の光学チャネルはそれぞれ単一線状アレイとして形成され、前記基本距離だけ互いにオフセットした状態で、その線長さ方向に沿って線上に並列している、
    3D多開口撮像装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の3D多開口撮像装置において、
    前記プロセッサ(85)は、前記画像ペアの局所部分の相互相関を使用して前記視差を決定するよう構成される、
    3D多開口撮像装置。
  12. 画像センサ(12)と、
    全体視野(28)のオーバーラップしている第1部分視野(3011,3012,3013,3014)を前記画像センサの第1画像センサ領域(1211,1212,1213,1214)上に投影する、第1多数(141)の光学チャネル(1411,1412,1413,1414)と、
    互いにかつ前記第1部分視野とオーバーラップする、全体視野(28)の第2部分視野(3021,3022,3023,3024)を前記画像センサの第2画像センサ領域(1221,1222,1223,1224)上に投影する、第2多数(142)の光学チャネル(1421,1422,1423,1424)であって、前記第1多数と第2多数の光学チャネルはある基本距離(15)だけ互いに横方向にオフセットして配置されている、第2多数(142)の光学チャネルと、を備えた3D多開口撮像装置によって捕捉された複数の画像を融合するための方法であって、
    前記第1多数の光学チャネルによって捕捉された複数の画像を第1の全体画像へと融合するステップであって、前記第1多数の光学チャネルの光学チャネルペアの第1部分視野のオーバーラップ領域(86)において、画像ペアにおける視差を使用して融合を実行するよう構成され、その画像ペアの少なくとも1つは前記第2多数の光学チャネルの1つによって捕捉されたものであり、前記第2多数の光学チャネルの1つにより投影された第2部分視野が前記オーバーラップ領域とオーバーラップしている、ステップ、を含む方法。
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