JP2018533000A - 核燃料集合体を貯蔵及び/又は輸送するための改善された貯蔵装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、第1及び第2の凹部(2)を画定する分離隔壁(9)によって画定された凹部(2)を有する、核燃料集合体を貯蔵しかつ/又は輸送するための貯蔵装置に関し、
隔壁が、
−第1及び第2の凹部を画定し、中性子吸収要素を含まないアルミニウム合金材料で作成され、間に第1の壁間空間(28)を画定する2つの第1壁(22)と、
−第1の空間(28)内に配置され、中性子吸収要素を含む物質から作成された2つの第2壁(30)であって、各第2壁(30)の内側面(36)と外側面(34)との間の距離が厚さ(e2)を定義し、距離(E)が各第2壁の外側面(34)と中央隔壁平面(20)との間に定義され、前記値が、条件0.1≦e2/E≦0.43を満たす。

Description

本発明は、放射線を照射でき(UO2又はMOX燃料の場合)又はMOX燃料のときは放射線を照射できないPWR(加圧水型原子炉)型核燃料集合体の貯蔵及び/又は輸送の分野に関する。
そのような装置は、貯蔵「バスケット」又は「ラック」とも呼ばれ、核燃料集合体をそれぞれ収容可能な複数の隣接ハウジングを備える。
この貯蔵装置は、パッケージのキャビティ内に収容されるものであり、後で概説される3つの必須機能を同時に満たしうるように設計される。
これらは、第1に、燃料集合体によって放出される熱の熱伝達機能である。一般に、アルミニウム又はその合金が、その適切な熱伝導率のために使用される。
第2の機能は、中性子吸収と、燃料集合体が装架されたときの貯蔵装置の未臨界状態を維持する不安要素とに関する。これは、ホウ素などの中性子吸収物質を使用して行われる。更に、未臨界状態は、水が充填される可能性のある空間(例えば、貯蔵装置のハウジングを構成する隔壁のすぐ内側に)を提供することによっても保証されうる。
最後に、第3の必須機能は、装置の機械的強度に関し、これは、主に、最もよく鋼で作成される構造要素の存在によって保証される。装置全体の機械的強度が、核物質を輸送/一時的に貯蔵するための法的安全要件(詳細には、いわゆる「自由落下」試験に関する)に適合しなければならないことに注意されたい。
特許文献1及び2では、機能の幾つかが解離元素によって個々に保証される貯蔵バスケットが開示されている。これらの文献によって示唆された解決策では、隔壁ごとに、アルミニウムを主体とする外壁の厚さは、十分な熱伝導性を達成するように設定される。両方の外壁のこの厚さは、隔壁の全厚さに依存し、その全厚さは、このパッケージのキャビティの所定容積内にできるだけ多くの燃料集合体を収容するために、パッケージ稠密さを達成するように予め決定される。
次に、特許文献2に記載されたような設計の場合、アルミニウム壁間にある中性子吸収物質の壁の厚さと、これらの壁の中性子吸収要素の含有率とが決定される。目的は、バスケット及び燃料集合体が入れられるパッケージによって構成されたパックの未臨界状態を確認することである。調査基準は、通常、0.95以下の臨界係数Keff+3σである。
これらの厚さを決定するため、計算は、パッケージが水中装架構成の場合を考慮する。バスケットのハウジング内に存在する水は、パック内の反応性を高める。しかし、隔壁に備えた中性子吸収物質の壁の間に水が導入されたとき、中性子吸収要素の効率を改善でき、したがって集合体間の中性子相互作用を低減できる。それにより、隔壁は、ハウジング間で中性子遮断の役割を果たす。
しかしながら、既存の解決策では、全体的な質量及びコストの点で満足な妥協案を得る寸法を見つけるのは複雑であることが分かる。実際には、中性子吸収物質の壁の厚さを増大することは、それらの壁内の中性子吸収要素の含有率を減らし、したがってそのコストを削減するための解決策となる。しかしながら、これは、未臨界基準を満たすために必要な中性子吸収要素の含有率をあまり減少させず、バスケットの全質量にかなり有害である。中性子吸収要素の十分な含有率を達成するには、過大な寸法の壁厚を提供しなければならず、これはパッケージ運用要件に適合しない。
仏国特許第2 872 955号 仏国特許第2 650 113号
したがって、本発明は、先行技術の実施形態に関連する前述の欠点を少なくとも部分的に克服する目的を有する。
これを行うため、本発明は、PWR型核燃料集合体を一時的に貯蔵しかつ/又は輸送するための貯蔵装置を提供する目的を有し、前記装置は、パッケージのキャビティ内に収容されるように意図され、核燃料集合体をそれぞれ収容するように意図された複数の隣接ハウジングを備え、前記ハウジングは、分離隔壁によって区分され、分離隔壁の少なくとも1つは、その両側で燃料集合体の第1のハウジングと第2のハウジングを区切る。
本発明によれば、前記隔壁は、
−外側面によって、前記第1及び第2のハウジングをそれぞれ部分的に区切る2つの第1壁であって、両方の第1壁が中性子吸収要素を含まないアルミニウム合金の第1の物質で作成され、両方の第1壁がその間に第1の壁間空間を区切る第1壁と、
−第1の壁間空間内に配置され、中性子吸収要素を含みかつ第1の物質とは異なる第2の物質で作成された2つの第2壁であって、各第2壁が、両方の第1壁の一方に面する外側面と、両方の第2壁の両方の内側面が対向しその間に第2の壁間空間を区切るように配置された内側面とを有し、各第2壁の内側面と外側面の間の距離が厚さe2を定義し、距離Eが、各第2壁の外側面と第1及び第2壁に平行な中央隔壁平面との間に定義され、厚さe2と距離Eが以下の条件を満たす第2壁とを有する。
0.1≦e2/E≦0.43
驚いたことに、この特定の寸法は、満足できる未臨界機能を保証でき、同時に、
−動作要件を満たすのに有益であることが分かっている第2壁の体積/質量を制限し、
−第2の物質中の中性子吸収要素の体積含有率を制限し、従って、第2壁の購入コスト/生産コストを制限し、
−実質的な経済的節約のための中性子吸収要素の総量を制限し、
−やはり経済的節約をもたらす構成要素を認定する困難さを制限し、
−産業界で慣例的で共通の要素である第1壁のコストを制限し、
−中性子吸収要素を含まないことによる第1壁の適切な熱伝達特性の達し難さを制限する。
換言すると、本発明は、前述の利点を全て達成可能にする制限された隔壁寸法範囲の存在を示す。この点において、装架/非装架状態で第2の壁間空間内に導入されるように意図されたウォータギャップ内にある水素原子(この原子は中性子減速に直接寄与する)の量と、ウォータギャップによって緩和された後で中性子を吸収するための第2壁内の中性子吸収要素の量との間に強い相互作用があることが知られている。しかしながら、先行技術の要素は、課された全ての基準を十分に満たすそのような狭い寸法範囲の存在を予測できない。
他方、本発明は、単独又は組み合わせで使用される以下の省略可能な特徴のうちの少なくともいずれかを有する。
より効率的な妥協を得るために、厚さe2と距離Eは、以下の条件を満たす。
0.15≦e2/E≦0.32
距離Eは、20〜30mmである。
第2の物質は、他の中性子吸収要素を意図できる場合でも、本発明の範囲から逸脱することなしに、ホウ素とカドミウムから選択された中性子吸収要素を含む。
各第2壁は、例えば第1壁の内側面に付着された被覆の形をとる第1の関連壁に押し付けられる。
あるいは、各第2壁と第1の関連壁との間に間隙Jが存在し、間隙Jは1〜5mmである。この値範囲は、パッケージが空にされた後で2つの壁の間を乾燥させるための効率を提供する。
貯蔵装置は、4〜24個の間の幾つかのハウジングを有し、各ハウジングは、核燃料集合体を収容するように意図される。
ハウジングの少なくとも1つは、四辺形断面を有する。
前記隔壁のうちの少なくとも幾つかは、切欠付き構造組立体を使用して作成され、構造組立体は、ハウジングの軸に平行な積み重ね方向に沿って組み合わされ積み重ねられる。
あるいは、前記隔壁のうちの少なくとも幾つかが、前記ハウジングのうちの1つをそれぞれ内部に画定する管状要素を使用して部分的に作成され、これらの管状要素の壁が、隔壁の前記第1壁を構成する。この選択肢では、第2壁は、管状要素に外部から固定される。
本発明は、また、PWR型核燃料集合体を一時的に貯蔵しかつ/又は輸送するためのパッケージを提供する目的を有し、このパッケージは、前述のような貯蔵装置が収容されるキャビティを有する。
最後に、本発明は、そのようなパッケージ並びにこのパッケージの貯蔵装置のハウジング内に配置された燃料集合体を含むパックを提供する目的を有する。
本発明の更に他の利点及び特徴は、以下の非限定的な詳細な説明で明らかになる。この説明は、添付図面に関して行われる。
本発明による核燃料集合体を一時的に貯蔵しかつ/又は輸送するための貯蔵装置の斜視図である。 図1の横断面Pに沿って得られた部分断面図である。 図2に示された貯蔵装置の隔壁の横断面図である。 隔壁の第2壁中の炭化ホウ素の含有率を、その第2壁と関連付けられた寸法比率の関数として示す3つの曲線を含むグラフである。 貯蔵装置の隔壁の第1の可能な設計を示す図である。 貯蔵装置の隔壁の第1の可能な設計を示す図である。 貯蔵装置の隔壁の第2の可能な設計を表す図である。
図1と図2を参照すると、PWR型照射核燃料集合体(図示せず)を輸送及び/又は一時的に貯蔵するために、パッケージ(図示せず)のキャビティ内に入れられるように提供された貯蔵装置1が表わされる。従来、パッケージが貯蔵装置1を収容し、それに照射済み燃料集合体が装架されるとき、これらの要素の全てがパックを構成し、これも本発明の目的である。
図1と図2に見えるように、貯蔵装置1は、並列に配置された複数の隣接ハウジング2を備え、ハウジング2はそれぞれ縦軸4に沿って延在する。ハウジング2はそれぞれ、少なくとも1つの正方形断面の燃料集合体を、好ましくは1つ収容する。ハウジングは、4〜24個の数(例えば、図1にあるように12個)で提供される。
したがって、ハウジング2は、互いに並置されるように提供される。ハウジング2は、軸4と平行で、かつ底と蓋を通るパッケージの縦軸とも平行な複数の分離隔壁9,11によって作成される。隔壁9,11は、好ましくはハウジング2の縦軸4と平行な積み重ね方向8に沿って積み重ねられた、切欠付き構造組立体6a,6bを使用して構成される。慣例により、記述の以下の部分では、「高さ」の概念は積み重ね方向8と関連付けられると仮定される。
隔壁9,11は、互いに平行及び垂直に配置され、その結果、組立体6aは、互いと平行に配置され、組立体6bは、互いに平行であるが組立体6aに対して垂直に配置される。
構造組立体6a,6bが、積み重ね方向8に沿って積み重ねられたとき、それにより得られた隔壁9,11は一緒に、実質的に正方形の横断面を有するハウジング2をそれぞれ区切る。当然ながら、ハウジング2は、六角形などの様々な形状の燃料集合体を保持可能にする任意の他の形状を有しうる。
ハウジング2が正方形断面のものである図1と図2に表わされた貯蔵装置1では、構造組立体6aは、方向10に平行な分離隔壁9を構成し、構造組立体6bは、方向12に平行な分離隔壁11を構成し、方向8、10及び12は互いに垂直である。
好ましくは、組立体6a,6bはそれぞれ、固定された2つの周囲隔壁14の間に延在し、これらの周囲隔壁14は、貯蔵装置1を横で閉じることを可能にする。示された例によって表されたように、これらの周囲隔壁14は、4個提供されてもよく、それぞれ装置1の全高さに延在し、この装置1の周辺ハウジング2を部分的に区切る。
他方、上記から明らかなように、隔壁9,11は、隔壁の両側に幾つかのハウジング2を区切ることに関係する。これに関して、図3は、分離隔壁9のうちの1つの一部分を示し、分離隔壁9はその両側で第1のハウジング2と第2のハウジング2を区切り、その2つの軸4は、隔壁9の平面に直交する疑似平面内にある。図3に2つのハウジング2だけが表わされているが、前述されたように、この隔壁9が、好ましくは、その両側に1つ以上の他のハウジング2を区切るために提供されることを理解されたい。次に、図3の隔壁9について詳細に述べ、他の隔壁9及び前述の隔壁11が、同一又は類似の設計を有すると見なされる。
隔壁9は、図1の横断面Pに直交する正中面20に沿って対称性を有する。この平面20の各側で、隔壁9は、正中面20に平行な第1壁22を有し、外側面24及び内側面26を備える。外側面24は、関連ハウジング2を部分的に区切り、両方の壁22の2つの内側面26は、その間に第1の壁間空間28を区切る。
第1壁22は、中性子吸収要素を含まないアルミニウム合金で作成される。中性子吸収要素は、熱中性子に対して100バーンを超える有効断面積を有する要素を意味する。例を示すと、これは、ホウ素、ガドリニウム、ハフニウム、カドミウム、インジウムなどを含まないアルミニウム合金である。
したがって、切欠付き組立体が積み重ねられ組み合わされた設計の場合、各第1壁22は、装置1の高さ方向に沿って細分される。
各第1壁22の厚さe1は、例えば5〜25mmであり、両方の外側面24を隔てる距離「a」は約40〜100mmであり、両方の内側面26を隔てる距離「d」は約30〜60mmである。
第1の壁間空間28では、各第1壁22と、正中面20と平行な第2壁30とが関連付けられる。各壁30は、外側面34及び内側面36を有する。外側面34は、その第1の関連壁の内側面26に面し、両方の内側面36は、向かい合い、その間に第2の壁間空間38を区切る。
第2壁30は、中性子吸収要素(例えば、炭化ホウ素(BC)を含む合金、好ましくはアルミニウムを主体とした合金)を含む第2の物質で作成される。
切欠き組立体が積み重ねられ組み合わされた設計の場合、第2壁22はそれぞれ、装置1の高さ方向に沿って細分される。
図3に示された実施形態では、内側面26とそれに面する外側面34の間に間隙Jが提供される。この間隙Jは、パッケージが空にされた後で、両方の壁22,30の間に適切な乾燥効率を提供するように、例えば1〜5mmである。あるいは、第2壁30は、水浸潤を制限するために、その第1の関連壁の内側面26に押し付けられてもよい。これを行うために、例えば、第2壁30が内側面26に付着させる被覆の形をとるように、第2壁30を第1壁22に付着させる技術が実施されてもよい。例えば、これは、中性子吸収要素を含む粒子充填金属マトリクスを含む複合物でよい。
各第1壁22の厚さe2は、例えば2〜10mmであり、外側面34と正中面20を隔てる距離「E」は、例えば15〜40mmであり、更に好ましくは20〜30mmである。
本発明の1つ特徴は、条件0.1≦e2/E≦0.43、より好ましくは0.15≦e2/E≦0.32を満たすような厚さe2と距離Eの寸法の選択にあり、これは、Eが23.5mmであり、Keff+3σのe2値が、25%の炭化ホウ素(BC)の最大含有率で満たされる場合に対応する。
実際に、これらの範囲の寸法比率によって、コスト、質量及び未臨界基準を満足させる隔壁が有利に得られることが分かった。
次に図4を参照すると、曲線(a)、(b)及び(c)が、比率e2/Eの関数として、値0.95の臨界係数Keff+3σを達成するのに必要なアルミニウム合金中の炭化ホウ素の体積含有率を表すグラフが示される。
曲線(a)では、距離Eが23.5mmに設定され、曲線(b)では、距離Eが20mmに設定され、曲線(c)では、距離Eが30mmに設定される。
驚いたことに、これらの曲線は、e2/E比率が0.1〜0.43の場合に、未臨界基準を満たすのに十分な炭化ホウ素の体積含有率が26%を超えないことを示し、これにより、第2壁30を適切なコストで製造できる。
更に、驚いたことに、これらの曲線は、未臨界基準を満たす最小含有率が、E値に関係なく同一のe2/E比率に対応することを示し、この最適比Ropは実質的に0.23である。したがって、3つの曲線は、炭化ホウ素の含有率に対応する縦座標軸に沿って軸方向にずらされる。E値が高いほど炭化ホウ素の必要体積含有率が低くなり、その逆もそうである。
この含有率は、e2/E比率が0.23でかつE値が20を超えるときに約25%に減少する。
E値が23.5mm以上の場合、この含有率は、e2/E比率が0.2〜0.25に設定されたときに23%未満に減少される。
次に図5aと図5bを参照すると、隔壁9,11を構成するための組立体6a,6bが、組み立て時の2つの別個の構成で示される。これら組立体6a,6bはそれぞれ、2つの第2壁30を隔てるスペーサ40を有する。組立体は、FR 2 872 922に記載されたように積み重ねと組み合わせによる組み立てを可能にするために、第1壁22に作成された切欠き42を備える。更に、第2壁30が、各組立体6a,6bに沿って中断されるように組み合わせ部分で延在しないことが示される。これにより、組み合わされた領域に低い臨界係数しかないときに未臨界基準を危うくすることなく、経済的節約を行える。
図6に示された別の実施形態によれば、正方形横断面の管状要素50が提供され、各管状要素50が、ハウジング2の1つを画定する。管状要素50の4つの壁の全て又は幾つかだけが、第1壁22を構成し、第1壁22は、外側が第2壁30で被覆される。それにより、隔壁9は、2つの隣接管50の対向部分によって構成される。
当然ながら、単に非限定的な例として前述された貯蔵装置1に対して、当業者によって様々な修正が提供されうる。
1 貯蔵装置
2 ハウジング
9 分離隔壁
20 正中面、中央隔壁平面
22 第1壁
28 壁間空間
30 第2壁
34 外側面
36 内側面

Claims (13)

  1. PWR型核燃料集合体を一時的に貯蔵しかつ/又は輸送するための貯蔵装置(1)であって、前記装置が、パッケージのキャビティ内に収容されるように意図され、核燃料集合体を収容するようにそれぞれ意図された複数の隣接ハウジング(2)を有し、前記ハウジング(2)が、分離隔壁(9,11)によって区切られ、前記分離隔壁(9,11)のうちの少なくとも1つがその両側で、第1及び第2のハウジング(2)を区切る貯蔵装置(1)であって、
    前記隔壁(9,11)が、
    −外側面(24)によって、前記第1及び第2のハウジング(2,2)をそれぞれ部分的に区切る2つの第1壁(22)であって、両方の第1壁(22)が、中性子吸収要素を含まないアルミニウム合金の第1の物質で作成され、両方の第1壁が、その間に第1の壁間空間(28)を区切る第1壁と、
    −前記第1の壁間空間(28)内に配置され、中性子吸収要素を含みかつ前記第1の物質とは異なる第2の物質で作成された2つの第2壁(30)であって、各第2壁が、両方の第1壁(22)のうちの1つに面する外側面(34)と、両方の第2壁の内側面(36)が対向しその間に第2の壁間空間(38)を区切るように配置された内側面(36)とを有し、各第2壁(30)の前記内側面(36)と前記外側面(34)の間の距離が、厚さ(e2)を定義し、距離(E)が、各第2壁の前記外側面(34)と、前記第1及び第2壁(22,30)に平行な中央隔壁平面(20)との間に定義された第2壁とを備え、
    また、前記厚さ(e2)と前記距離(E)が、以下の条件を満たすことを特徴とする貯蔵装置(1)。
    0.1≦e2/E≦0.43
  2. 前記厚さ(e2)と前記距離(E)が、以下の条件を満たす、請求項1に記載の貯蔵装置。
    0.15≦e2/E≦0.32
  3. 前記距離(E)が、20〜30mmである、請求項1又は請求項2に記載の貯蔵装置。
  4. 前記第2の物質が、ホウ素とカドミウムから選択された中性子吸収要素を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の貯蔵装置。
  5. 各第2壁(30)が、前記第1の関連壁(22)に押し付けられ、例えば前記第1壁(22)の前記内側面(26)に付着された被覆の形を取る、請求項1〜4のいずれかに記載の貯蔵装置。
  6. 各第2壁(30)と前記第1の関連壁(22)との間に間隙(J)が存在し、前記間隙(J)が1〜5mmである、請求項1〜4のいずれかに記載の貯蔵装置。
  7. 4〜24個の間の幾つかのハウジング(2)を有し、各ハウジングが、核燃料集合体を収容するように意図された、請求項1〜6のいずれかに記載の貯蔵装置。
  8. 前記ハウジング(2)の少なくとも1つが、四辺形断面を有する、請求項1〜7のいずれかに記載の貯蔵装置。
  9. 前記隔壁(9,11)のうちの少なくとも幾つかが、切欠付き構造組立体(6a,6b)を使用して作成され、前記構造組立体が、前記ハウジング(2)の軸(4)に平行な積み重ね方向(8)に沿って組み合わされ積み重ねられた、請求項1〜8のいずれかに記載の貯蔵装置。
  10. 前記隔壁(9,11)のうちの少なくとも幾つかが、前記ハウジング(2)のうちの1つをそれぞれ内部で画定する管状要素(50)を使用して部分的に作成され、これらの管状要素の壁が、前記隔壁(9,11)の前記第1壁(22)を構成する、請求項1〜8のいずれかに記載の貯蔵装置。
  11. 前記第2壁(30)が、前記管状要素(50)に外部から固定された、請求項10に記載の貯蔵装置。
  12. PWR型核燃料集合体を一時的に貯蔵しかつ/又は輸送するためのパッケージであって、請求項1〜11のいずれかに記載の貯蔵装置が収容されるキャビティを含むパッケージ。
  13. 請求項12に記載のパッケージ並びにこのパッケージの前記貯蔵装置の前記ハウジング内に配置された燃料集合体とを含むパック。
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