JP2006105741A - 放射性物質収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放射性物質収納容器のバスケット構造の未臨界性を確保しながら熱伝導性を高めるとともに、寸法をコンパクトにして、収納する使用済み燃料集合体の本数を多くする構造の放射性物質収納容器を提供する。
【解決手段】 熱伝導性が高く炭化ホウ素BCなどの中性子吸収材を含有するアルミニウム合金板21〜24を収納容器本体1の中央部に配置し、炭化ホウ素BCなどの中性子吸収材を含有し高強度のステンレス鋼板31〜38を収納容器本体1の周辺部に配置した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原子力発電所から発生する使用済み燃料を輸送しまたは貯蔵する放射性物質収納容器に係り、特に、放射性物質収納容器のバスケット構造およびサポートシリンダ構造に関する。
原子力発電施設の炉心で一定期間使用された燃料は、炉心から取り出され、使用済み燃料プールなどに一時保管される。所定期間冷却された燃料は、最終的に再処理工場に搬入されて再処理され、ウランとプルトニウムを取り出され、再資源として利用される。
現在、原子力発電所で発生する使用済み燃料は、電力需要の増加とともに増大しているので、国内で発生する使用済み燃料は、再処理工場が稼動しても、再処理工場での処理容量を上回り、再処理までの期間は適切に管理し貯蔵しなければならない。必要な貯蔵量は、2010年で4400tU、2020年で7100tUと推定されている。
原子力発電所の敷地内または敷地外において使用済み燃料を管理し貯蔵する方式として、乾式キャスク貯蔵,ボールト貯蔵,サイロ貯蔵,コンクリートキャスク貯蔵などの乾式貯蔵方式と、水プールなどの湿式貯蔵方式とがある。
貯蔵コストおよび長期に亘る貯蔵安定度を考えた場合、乾式貯蔵方式が注目されている。乾式貯蔵方式のうち、現在国内で実用化されているキャスク貯蔵方式は、放射性物質収納容器である乾式キャスクの中に使用済み燃料を収納し貯蔵する方法である。
使用済み燃料を収納した乾式キャスクでは、格子状バスケット構造の熱伝導性が悪いと、収納した使用済み燃料集合体の被覆管温度が過度に上昇し、クリープ破壊を生じるおそれがあるので、構造強度の観点から十分な冷却性能が要求される。
また、臨界事象を起こさないように、燃料集合体から発生する中性子を十分に吸収し、未臨界性を確保しなければならない。
さらに、輸送中に万一落下した時に受ける高い衝撃荷重に対しても破損しないように、十分な構造強度が必要である。
これらの要求を満たす格子状バスケット構造として、中性子吸収材を含有するアルミニウム仕切り板を中央部の格子として配置し、強度および熱伝導性を両立させるために銅合金製仕切り板を周辺部の格子として配置した使用済み燃料保管容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
中性子吸収能および高温下で剛性を有する格子状の第1単位バスケットと、中性子吸収能および良伝熱性を有する格子状の第2単位バスケットを軸方向に積み重ねて一体化したバスケット構造も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−264893号公報 (第3頁 図1,図2) 特開2002−98791号公報 (第3〜4頁 図1〜図4)
放射性物質収納容器のバスケットのうち、内側のバスケットプレートの材質は、特に中心部を効率的に除熱する必要から、熱伝導性を重視して選択し、外側のバスケットプレートの材質は、未臨界性および構造強度を重視して選択すべきである。
特許文献1の使用済み燃料保管容器において、内側のバスケットプレートは、中心部の未臨界性を確保できるが、熱伝導性が不十分な場合もある。また、外側のバスケットプレートは、熱伝導性を重視しているものの、未臨界性が確保されているかは明らかでない。
特許文献2の第1単位バスケットと第2単位バスケットとを軸方向に積み重ねて一体化したバスケット構造においては、熱伝導性と未臨界性とが方向により異なるので、必要な性能を確保するには、直交するいずれの方向でもプレートを厚
くする必要があり、結果として使用済み燃料の収納本数を減らすことになる。
本発明の目的は、バスケット構造の未臨界性を確保しながら熱伝導性を高めるとともに、寸法をコンパクトにして、収納する使用済み燃料集合体の本数を多くする構造の放射性物質収納容器を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、熱伝導性が高く中性子吸収材を含むアルミニウム合金板をバスケット構造の中央部付近のバスケットプレートとして配置し、高強度で中性子吸収材を含むステンレス鋼板をバスケット構造の周辺部のバスケットプレートとして配置した格子状バスケット構造を採用し、未臨界性,熱伝導性,強度を満足するコンパクトな放射性物質収納容器を提案する。
本発明によれば、コンパクトなバスケット構造で、未臨界性を確保しながら、収納容器本体中央部の温度を低下させるとともに、万一の落下事象の場合にも、その応力がアルミニウム合金板とステンレス鋼板の許容応力以下となるようにそれぞれの板厚を設定したので、構造強度の点でも安全な放射性物質収納容器を実現できる。
次に、図1〜図10を参照して、本発明による放射性物質収納容器の実施例を説明する。
図1は、本発明による放射性物質収納容器の全体構造を示す斜視図である。
筒状の収納容器本体1は、放射性物質の外部への漏洩を防止するために、合金鋼製の底部を有し、上部には、図示しない多数のボルトにより、一次蓋2と二次蓋3とを取り付けられている。
原子力発電所の燃料プールで使用済み燃料を挿入して一次蓋2で封入した後、クレーンで吊り上げてオペレーションフロアに移動させる作業での被爆量を低減させるために、一次蓋2の内部には、中性子遮蔽材として中性子吸収能力の高いホウ素Bを多量に含むレジン4を封じ込めてある。
収納容器本体1の外周側には、熱伝導率の高いアルミニウム合金製のボート状構造体に中性子遮蔽材としてのホウ素Bを多量に含むレジンを鋳込んだレジンブロック5を放射状に多数配置してある。
それらのレジンブロック5を保持するために、溶接により、外筒6を周方向に取り付けてある。外筒6の両端には、放射性物質収納容器が万一落下した時の衝撃荷重を緩和する緩衝体を取り付けるための端板7も設けてある。
さらに、放射性物質収納容器をクレーンにより運搬する際に吊り具を懸けるためのトラニオン8が、放射性物質収納容器の上部に4個設けられ、下部に2個設けられている。
収納容器本体1の内側には、サポートシリンダ9が挿入され、その中にバスケット構造10が組み込まれる。格子状に組まれたバスケット構造10は、使用済み燃料集合体11を収納する。
図2は、本発明による放射性物質収納容器の実施例1の構造を示す平面図である。
収納容器本体1の内側には、サポートシリンダ9が挿入されている。サポートシリンダ9の内側には、互いに直交する溝が形成されている。その溝にバスケットプレートを差し込んでバスケット構造10を組み立てる。バスケット構造の組み立て方は、後述する。
バスケットプレートは、2種類の材料のバスケットプレートからなる。収納容器本体1の中央部付近のバスケットプレート21,22,23,24は、中性子吸収材として炭化ホウ素BCを含むアルミニウム合金板である。
中性子吸収材としての炭化ホウ素BCの量は、約5.2wt%以上であり、ホウ素Bの濃度は、約3.5wt%以上である。この量のホウ素Bは、収納された燃料集合体11の未臨界を確保する。
このアルミニウム合金板の熱伝導率は、約200W/m・Kである。収納された使用済み燃料から発生する熱は、サポートシリンダ9,収納容器本体1,レジンブロック5,外筒6,一次蓋2,二次蓋3などを介して、効率良く外部に放熱される。
アルミニウム合金板の板厚は、放射性物質収納容器が輸送中に万一落下した時に発生する衝撃荷重が許容応力以下となるように設定する。
バスケット構造10の外周側には、中性子吸収材として炭化ホウ素BCを含むステンレス鋼板31,32,33,34,35,36,37,38を配置する。中性子吸収材としての炭化ホウ素BCの量は、約1.5wt%以上であり、ホウ素Bの濃度は1.0wt%以上である。この量のホウ素Bは、収納された燃料集合体11の未臨界を確保する。
ホウ素Bを添加したステンレス鋼板の熱伝導率は、約20W/m・Kである。バスケット構造の中央部に配置したアルミニウム合金板と比べると、熱伝導率が1桁低い。しかし、燃料集合体11からの熱を収納容器本体1の外部に伝導する役目も果たす。
バスケット構造10は、未臨界性,十分な熱伝導性,構造強度を要求される。
これらの要求を全て満足するために、バスケットプレートに用いるアルミニウム合金板およびステンレス鋼板に所定量以上の中性子吸収材を含有させ、燃料集合体11の未臨界を確保する。
次に、収納容器本体1において外部からの距離が遠いバスケット構造10の中央部付近からの発熱を逃がして最高温度を所定値以下に下げるには、中央部付近に熱伝導率の高いアルミニウム合金板21,22,23,24を配置し、熱伝導率が低くても許容できる収納容器本体外周部に熱伝導率の低いステンレス鋼板31,32,33,34,35,36,37,38を配置する。
さらに、放射性物質収納容器の輸送中における落下事象を想定した安全設計が要求されている。水平落下の場合にバスケットプレートに最も高い曲げ応力が発生する。その応力がアルミニウム合金板とステンレス鋼板の許容応力以下となるように、それぞれの板厚を設定する。
図3は、本発明によるバスケット構造を垂直方向に組み立てる手順を示す図であり、図4は、組み立てたバスケットの全体構造を示す図である。
本実施例のバスケット構造10には、3種類のバスケットプレートを用いる。それぞれのバスケットプレートは、図4のように組み立てた時に、最上段バスケットプレート41、多数の中間段バスケットプレート42,43、最下段バスケットプレート44となる。これらのバスケットプレートには、所定間隔でスリットが形成されている。
最上段バスケットプレート41には、下側にその高さの半分のスリットを形成してあり、最下段バスケットプレート44には、上側にその高さの半分のスリットを形成してある。したがって、最上段バスケットプレート41と最下段バスケットプレート44とは、上下反転させれば、形状は同じである。
中間段バスケットプレート42,43には、上側と下側の両側にその高さの1/4のスリットを形成してある。
まず、最下段バスケットプレート44のスリットに中間段バスケットプレート43のスリットが合致するように直交させて差し込み、1段目と2段目とを組み合わせる。
次に、中間段バスケットプレート43のスリットに中間段バスケットプレート42のスリットが合致するように直交させて差し込み、2段目と3段目とを組み合わせる。その結果、中間段バスケットプレート42の方向は、最下段バスケットプレート44と同じ方向になる。
このように中間段バスケットプレート同士を組み立て、最後に最上段バスケットプレート41のスリットをその下の中間段バスケットプレート42のスリットに差し込み、全体を組み立てる。
図4の組み立てたバスケットの全体構造において、アルミニウム合金板21,22および、ステンレス鋼板31,32,33,34は、最下段バスケットプレート44と、3段の中間段バスケットプレート43と、最上段バスケットプレート41との5段重ねである。
それに直交するアルミニウム合金板23,24およびステンレス鋼板35,36,37,38は、中間段バスケットプレート42の4段重ねである。
図4は、サポートシリンダ9の中で組み立てた後のバスケット構造10だけを示してある。実際には、サポートシリンダ9の内面側に加工してある溝に、バスケットプレートを差し込んで組み立てる。
本実施例1においては、バスケットプレートに用いるアルミニウム合金板およびステンレス鋼板に所定量以上の中性子吸収材を含有させたので、燃料集合体の未臨界を確保できる。
また、中央部付近に熱伝導率の高いアルミニウム合金板21〜24を配置したことにより、十分な熱伝導性が得られる。
さらに、万一の落下事象の場合にも、その応力がアルミニウム合金板とステンレス鋼板の許容応力以下となるようにそれぞれの板厚を設定したので、構造強度の点でも安全である。
図5は、本発明による放射性物質収納容器の実施例2の構造を示す平面図である。
収納容器本体1に収納された使用済み燃料集合体11の発熱量が大きい場合には、図1のように熱伝導率の高いアルミニウム合金板21,22,23,24を4枚だけ入れても、収納容器本体の中央部の温度が十分に下がらない場合があり得る。
その場合には、アルミニウム合金板を増やす必要がある。図5の実施例2では、熱伝導率の高いアルミニウム合金板51,52,53,54,55,56,57,58を8枚配置し、外周部にステンレス鋼板59,60,61,62を配置した。
本実施例2においては、未臨界性,十分な熱伝導性,構造強度を確保できる。
図6は、本発明による放射性物質収納容器の実施例3の構造を示す平面図である。
図5の実施例2では、熱伝導率の高いアルミニウム合金板を8枚も入れた。収納容器本体1に収納された使用済み燃料集合体11の発熱量が大きい場合には、使用済み燃料集合体の収納本数と発熱量との組み合わせに応じて、アルミニウム合金板を増減すればよい。
図6の実施例3では、使用済み燃料集合体11の発熱量が図5の実施例2ほどには大きくないので、アルミニウム合金板71,72,73,74,75,76は6枚とした。
本実施例3においても、使用済み燃料集合体の収納本数と発熱量との組み合わせに応じて、未臨界性,十分な熱伝導性,構造強度を確保できる。
図7は、本発明による放射性物質収納容器内に設置されるサポートシリンダの構造を示す縦断面図である。
サポートシリンダ9には、バスケットプレートを差し込むための多数の縦溝を形成する。図7は、図2に示したバスケット構造10に対応するサポートシリンダの溝構造を示している。幅の広いバスケットプレート挿入用縦溝91,92は、アルミニウム合金板21,22を差し込む溝であり、バスケットプレート挿入用縦溝93,93Aは、アルミニウム合金板23に対応する溝である。
幅の狭いバスケットプレート挿入用縦溝101,102,103,104は、ステンレス鋼板31,32,33,34を差し込む溝である。
バスケットプレート挿入用縦溝105,105A,106,106Aは、それぞれステンレス鋼板35,36を差し込む溝である。
いずれの溝も、サポートシリンダ9の下端を貫通しておらず、最下段部分には台座が残されている。
図8は、図7の放射性物質収納容器のバスケット構造に組み込むバスケットプレートの最下段の構造を示す斜視図である。
最下段バスケットプレート44の下側端部には切り込み151,152を形成してある。これらの切り込み151,152がサポートシリンダ9のバスケットプレート挿入用縦溝の下端部台座と噛み合い、バスケット構造10の重量を支える。
このような構造を採用したのは、サポートシリンダ9にバスケット構造10を組み込んだ後に、サポートシリンダ9およびバケット構造10を一緒にクレーンで吊り、収納容器本体1の中に挿入するためである。
図9は、本発明による放射性物質収納容器内に設置されるサポートシリンダの別の構造を示す縦断面図であり、図10は、図9のサポートシリンダの下端部分の構造を示す縦断面図である。
最下段バスケットプレート44の下側端部に形成された切り込み151,152によりバスケット構造10を支えるには、サポートシリンダ9のバスケットプレート挿入用縦溝の下端部にバスケット構造10の重量を受ける部分を作る必要がある。
しかし、図7に示すように、サポートシリンダ9の下端を貫通させないで、台座を形成すると、加工に時間がかかるとともに、加工工数が多くなる。
そこで、本実施例では、バスケットプレート挿入用縦溝をサポートシリンダ9の下端まで単純に貫通させ、図10に示すように、バスケットプレート挿入用縦溝111などの下端部には、バスケット構造10の重量を受ける止め金具131をボルト132で固定する。
このような構造を採用すると、バスケットプレート挿入用縦溝の加工が容易になる。
本発明による放射性物質収納容器の全体構造を示す斜視図である。 本発明による放射性物質収納容器の実施例1の構造を示す平面図である。 本発明によるバスケット構造を垂直方向に組み立てる手順を示す図である。 組み立てたバスケットの全体構造を示す図である。 本発明による放射性物質収納容器の実施例2の構造を示す平面図である。 本発明による放射性物質収納容器の実施例3の構造を示す平面図である。 本発明による放射性物質収納容器内に設置されるサポートシリンダの構造を示す縦断面図である。 図7の放射性物質収納容器のバスケット構造に組み込むバスケットプレートの最下段の構造を示す斜視図である。 本発明による放射性物質収納容器内に設置されるサポートシリンダの別の構造を示す縦断面図である。 図9のサポートシリンダの下端部分の構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 収納容器本体
2 一次蓋
3 二次蓋
4 レジン
5 レジンブロック
6 外筒
7 上部端板
8 トラニオン
9 サポートシリンダ
10 バスケット構造
11 使用済み燃料集合体
21〜24 ホウ素B入りアルミニウム合金板
31〜38 ホウ素B入りステンレス鋼板
41 最上段バスケットプレート
42,43 中間段バスケットプレート
44 最下段バスケットプレート
51〜58 ホウ素B入りアルミニウム合金板
59〜62 ホウ素B入りステンレス鋼板
71〜76 ホウ素B入りアルミニウム合金板
77〜84 ホウ素B入りステンレス鋼板
91〜106 バスケットプレート挿入用縦溝
131 ストッパ
151,152 切り込み

Claims (6)

  1. 放射性物質を収容する収納容器本体と、前記収納容器本体の軸方向にスリットを有するバスケットプレートを直交させて差し込み複数の収納区画を形成するように格子状に配列され前記収納容器本体内に組み込まれるバスケット構造とを含む放射性物質収納容器において、
    熱伝導性が高く中性子吸収材を含むアルミニウム合金板を前記バスケット構造の中央部付近のバスケットプレートとして配置し、
    高強度で中性子吸収材を含むステンレス鋼板を前記バスケット構造の周辺部のバスケットプレートとして配置した
    ことを特徴とする放射性物質収納容器。
  2. 請求項1に記載の放射性物質収納容器において、
    前記放射性物質収納容器が落下した時に、前記アルミニウム合金板および前記ステンレス鋼板を格子状に組み立てた交差部に発生する応力が、アルミニウム合金板およびステンレス鋼板のそれぞれの許容応力以下となる板厚にした
    ことを特徴とする放射性物質収納容器。
  3. 請求項1または2に記載の放射性物質収納容器において、
    前記アルミニウム合金板に含まれるホウ素B濃度が、3.5wt%以上であり、
    前記ステンレス鋼板に含まれるホウ素B濃度が、1wt%以上である
    ことを特徴とする放射性物質収納容器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の放射性物質収納容器において、
    前記バスケット構造が、サポートシリンダの内側に形成され互いに中心線が直交する縦溝に前記アルミニウム合金板のバスケットプレートまたは前記ステンレス鋼板のバスケットプレートを最下段から順次差し込んで格子状に組み立てられている
    ことを特徴とする放射性物質収納容器。
  5. 請求項4に記載の放射性物質収納容器において、
    前記サポートシリンダの内側に形成された縦溝の最下端に台座を形成し、最下段バスケットプレートの両下端コーナー部に切り込みを形成し、
    前記最下段バスケットプレートの切り込みを前記縦溝最下端の台座で支え、前記バスケット構造全体の荷重を前記サポートシリンダで支える
    ことを特徴とする放射性物質収納容器。
  6. 請求項4に記載の放射性物質収納容器において、
    サポートシリンダの内側に上下貫通して形成された縦溝の最下端に止め金具を固定し、最下段バスケットプレートの両下端コーナー部に切り込みを形成し、
    前記最下段バスケットプレートの切り込みを前記縦溝最下端の留め具で支え、前記バスケット構造全体の荷重を前記サポートシリンダで支える
    ことを特徴とする放射性物質収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009236748A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Toshiba Corp 使用済燃料収納容器用バスケット
CN110047605A (zh) * 2019-05-13 2019-07-23 中国核电工程有限公司 一种核临界安全贮槽

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