JP2018531838A - 改善された視認性を有する摩耗インジケータを備えた隠れキャビティを有するトレッド - Google Patents
改善された視認性を有する摩耗インジケータを備えた隠れキャビティを有するトレッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018531838A JP2018531838A JP2018521235A JP2018521235A JP2018531838A JP 2018531838 A JP2018531838 A JP 2018531838A JP 2018521235 A JP2018521235 A JP 2018521235A JP 2018521235 A JP2018521235 A JP 2018521235A JP 2018531838 A JP2018531838 A JP 2018531838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear indicator
- tread
- channel
- texture
- brightness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/24—Wear-indicating arrangements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/032—Patterns comprising isolated recesses
- B60C11/0323—Patterns comprising isolated recesses tread comprising channels under the tread surface, e.g. for draining water
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1272—Width of the sipe
- B60C11/1281—Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1353—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove bottom
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
トレッド(8)を備えたタイヤ(1)であって、このトレッドは、少なくとも1つのチャネル(2)と、チャネル(2)の底部上に配置された少なくとも1つの摩耗インジケータ(3)とを備え、摩耗インジケータは、タイヤが摩耗限界に達したときに路面に接触することが意図された接触面(7)を備え、チャネル(2)は、摩耗インジケータ(3)を囲むとともに摩耗インジケータの接触面(7)とのコントラストをもたらすテクスチャ(4)を含む。【選択図】図1
Description
本発明はトレッドを有するタイヤであって、そのトレッド表面の下に下層ボイドを設けたタイヤに関する。本発明は、より具体的には、これら下層ボイドが開口して新たな溝を形成するとすぐに摩耗限界インジケータの視認性を改善するための、このタイヤ上に形成された手段に関する。
知られているように、雨天走行条件におけるタイヤの使用は、トレッドを構成する材料を確実に路面と接触させるために、タイヤが路面と接触するところである接地面内に存在する水をすばやく排除することを必要とする。タイヤの前方に押し出されない水は、タイヤのトレッド内に形成された溝の中で流れるか又は部分的に集められる。
これらの溝は、ネットワークを形成し、これは、永続的であること、すなわちタイヤの新品状態と規則で定められた限界に摩耗が達したことによるタイヤの取外しとの間の使用持続期間にわたって有効であることを必要とする。
全天候走行条件は、路面に存在する水を排出するために、タイヤがそのトレッド内に、そのトレッド表面に永久に開口しているある容積のボイドを備えることを要求する。このことは、使用持続期間にわたって、特にタイヤが完全に摩り減るまで、満たされなければならない。
タイヤの使用持続期間を通じて最小限のボイド容積が維持されるようにするために、新品状態において、摩滅する材料の最大高さを上回る高さに対応する深さを有する溝を形成することが知られている。この結果としてトレッドの剛性は低下することになり、そのことは摩耗の観点からは不都合である。
ボイドの新世代において、今まさに説明した通常の解決策と比べて減らした総ボイド容積がトレッド内に形成され、この総ボイド容積は、新品状態でトレッド表面上に開口している容積と、新品状態ではトレッド表面の下に形成されているボイド容積とに分割される。開口部分は、摩滅する材料の厚さと比べて浅くし得る深さを有する溝に対応する。閉鎖部分は、チャネルによって形成された隠れボイド容積に対応する。これらのチャネルは、ひとたびトレッドが所定の程度まで部分的に摩滅すると、トレッド表面上に開口することが意図されている。したがって、これらの新たなボイド容積が、新品状態でトレッド表面上に最初から開口している溝のボイド容積の低減を補償する。
これらの新たな溝によって、追加の材料の存在を通じて、新品状態でのトレッドの剛性の低下を制限することが可能になる。
排水を確保する必要性の結果として要求される溝の存在に関連した剛性の低下を制限するために、特許文献1に記載された解決策が提案された。この解決策によれば、厚さEを有するタイヤトレッドが提案され、このトレッドには、トレッド表面にわたって、トレッドの厚さ方向に波状の幾何学的形状を有する複数の不連続な溝が設けられる。各波状溝は、新品状態において、表面では不連続であるが、流体が流れることを可能にするためにトレッドの内部では連続的である。この波状溝は、新品状態でトレッド表面上に開口した一連の外部キャビティと、複数の内部キャビティとによって形成され、内部キャビティは、外部キャビティ間に、新品状態のトレッド表面の半径方向で完全に内側に位置する。内部キャビティは、トレッドの内側の異なる深さに設けることができる。さらに、新品状態における各波状溝内の水流の連続性は、連結キャビティの存在によって確保され、各連結キャビティが外部キャビティを内部キャビティに接続する。各連結キャビティは、2つの端部を有し、これら端部の一方は、片側で内部キャビティに接続し、他端は、もう一方の側で外部キャビティに接続する。各連結キャビティは、断面(溝の平均方向に対して垂直な断面平面内)を有し、その面積は、ゼロ以外であり、この連結キャビティによって接続された内部キャビティ及び外部キャビティの断面積にそれぞれ等しい。
車両の安全レベルを維持するためには、ユーザがタイヤの摩耗レベルを定期的チェックすることが必須である。このために、ユーザは、自分のタイヤのトレッドの表面を調べることができ、及び、視認できるボイドの深さを測定することができる。この測定は、タイヤ製造者がすべての型式のタイヤ上に設ける要素である摩耗インジケータによって、より容易になる。摩耗インジケータは、タイヤの摩耗レベルを信頼性のある基準に基づいて評価することを可能にする。このインジケータは、通常、溝内に成形されている。したがって、タイヤのトレッドの表面が摩耗インジケータと同じ高さになったとき、そのタイヤを交換するか又はトレッド再生(retreading)作業によってそのトレッドを再生することが必要である。
特許文献2は、摩耗インジケータが中に形成されたチャネルを備えたタイヤを開示する。
ひとたびそのトレッドが部分的に摩滅すると溝を形成することが意図された少なくとも1つのチャネルを備えたタイヤの場合、摩耗のためにタイヤ交換が必要になる前に、ある一定の時間量の走行がいまだ可能であることをユーザに知らせることも必要である。この情報は、新たな溝がトレッド表面に形成されるとすぐに積極的に伝えられるべきである。従来の摩耗インジケータは、新たな溝の底部との区別が十分につかないというリスクがある。
本発明は、この問題を解決するための種々の技術的手段を提供する。
定義
「タイヤ」は、内圧を受けるか否かを問わず、すべての型式の弾性トレッドを意味する。
「タイヤ」は、内圧を受けるか否かを問わず、すべての型式の弾性トレッドを意味する。
摩耗インジケータ又は摩耗限界インジケータは、タイヤ交換又はそのトレッドの再生が必要となる摩耗限界を示す手段を意味する。
「ゴム材料」は、ジエンエラストマー、すなわち、知られている通り、少なくとも部分的に(すなわちホモポリマー又はコポリマーである)ジエンモノマー(2つの共役又は非共役炭素−炭素二重結合を有するモノマー)に基づくエラストマーを意味する。
タイヤの「トレッド」は、側面と、路面と接触することが意図されたトレッド表面とによって画定された、ある量のゴム材料を意味する。
「テクスチャ」は、レリーフ状の複数の要素の組織化された配列を意味し、配列内の要素の全部又は一部は、1つの同じ基本要素、例えばストランド又はラメラの反復である。これらの基本要素は、表面から突出するか又はこの表面内へ凹むように実現することができる。この配列は、値が少なくとも12である算術平均粗さRaを作り出す。テクスチャを有さない表面とは、算術平均粗さが12未満の表面と解釈される。
「ストランド」は、糸状要素であって、その高さが、ストランドの平均断面と同じ表面積を有する円板の直径の2倍に少なくとも等しいものを意味する。
「ラメラ」は、その高さの2倍に少なくとも等しい長さを有する、細長い要素を意味する。
「明度」又は「輝度」は、表面が光を反射する多さ又は少なさの程度を特徴づけるパラメータを意味する。明度は、CIE(国際照明委員会)によって1976年に確立されたL*a*Bカラーモデルに従う0から100までの範囲のスケールを用いて表現される。値100は白色又は全反射を表し、値0は黒色又は全吸収を表す。
赤道中央面は、回転軸に対して垂直であり、かつ、該軸から半径方向に最も遠いタイヤの点を通る平面である。
本文献において、半径方向は、タイヤの回転軸に対して垂直な方向を意味する(この方向はトレッドの厚さの方向に対応する)。
横方向又は軸方向は、タイヤの回転軸に対して平行な方向を意味する。
周方向は、回転軸を中心とする任意の円の接線方向を意味する。この方向は、軸方向及び半径方向の両方に対して垂直である。
トレッドの全厚Eは、このトレッドを設けたタイヤの赤道面上で、新品状態におけるトレッド表面とクラウン補強体の半径方向最外部との間で測定される。
トレッドは、走行中に摩滅し得る材料の最大厚さを有し、この材料の最大摩耗厚さは、全厚Eを下回る。
タイヤの通常走行条件又は使用条件は、欧州における走行についてのE.T.R.T.O.スタンダードによって定められたものであり、これらの使用条件は、タイヤの荷重指数及び速度格付によって示されるタイヤの負荷能力に対応する基準空気圧を指定する。これらの使用条件は、「公称条件」又は「動作条件」と呼ばれることもある。
切り込みは、一般に、溝又はサイプのいずれかを示し、互いから非ゼロ距離(「切り込みの幅」と呼ばれる)で互いに対面した材料の壁によって画定された空間に対応する。サイプを溝と区別するのはまさにこの距離であり、サイプの場合、この距離は、少なくともタイヤが路面と接触する接地面にサイプが入ったときに、該サイプを画定する対向する壁同士が少なくとも部分的に接触することを可能にするのに適している。溝の場合、この溝の壁同士は、例えばE.R.T.O.によって定められた通常の走行条件下では互いに接触できない。
溝は、新品状態において、特にその全範囲に沿って、トレッド表面上に開口しているときに、連続であると言われる。溝の主方向は、その溝内の液体の流れの主方向に対応する。
溝は、この溝(すなわちその範囲)の主方向において互いに分離した、新品状態でトレッド表面上に開口した一連の部分から形成されているとき、不連続であるといわれる。表面においては分離しているこれら部分は、新品状態において、トレッド表面の下方にある下層部分によって一体に接続されていてもよい。
連続又は不連続の溝の平均表面は、この溝を、この溝の主方向で2つの等しい又は実質的に等しい部分に分割する仮想平面として定義される。
溝の主方向は、水で覆われた路面走行時の溝内の水の流れの方向に対応する。
本発明の目的は、タイヤであって、そのトレッドが少なくとも1つの隠れチャネル、又は隠れチャネルを形成する部分を有し、このチャネルが、ひとたびトレッドが所定の程度まで摩滅したときにトレッドの表面上に開口して溝を形成するようになっていることが意図された、タイヤを形成することである。この少なくとも1つのチャネルと組み合わせて、摩耗インジケータがこのチャネル内に形成され、これは、ひとたび該チャネルがトレッド表面上に開口すると視認できるようになることが意図される。
本発明は、トレッド上の摩耗インジケータを識別すること又はその位置を探知することをより容易にするための手段を提供する。
この目的で、本発明は、トレッドを備えたタイヤに関連し、タイヤは、トレッドの表面上に開口して新たな溝を形成することが意図された少なくとも1つの隠れチャネルと、このチャネルの底部上にレリーフ状に配置された少なくとも1つの摩耗インジケータとを備え、この摩耗インジケータは、トレッドの摩耗限界に対応する適切な高さを有する。この摩耗インジケータは、タイヤが制限摩耗限界に達したときに路面に接触することが意図された接触面を備える。
本発明は、摩耗インジケータを設けた隠れチャネルの底部が第1の明度(L*1)として知られる明度を有し、摩耗インジケータの接触面が第2の明度(L*2)として知られる明度を有し、第1の明度と第2の明度との間の明度の差は、少なくとも5明度単位(0から100までの範囲のスケール上)であり、第1の明度を得るための手段は、0.1mmと0.6mmとの間の反復平均間隔を有する一体に形成されたモチーフによって形成されたテクスチャに対応するようになったものである。
このような明度の差は、ユーザにとって容易に知覚可能なコントラスト効果を作り出すことを可能にする。このコントラスト効果は、有利には、摩耗インジケータのような特定のポイント又は領域の位置を探知することに役立つことができ、それは、従来、コントラスト効果を有さないのでトレッド上で見つけ出すことが難しいものである。
第1の明度(L*1)は、5単位と18単位との間であることが有利であり、8単位と16単位との間であることが好ましい。この値は、入射光を良く吸収するように黒色に近づく傾向にある。
接触面の明度(又は第2の明度)は、20単位と35単位との間である。この値は、入射光を良く反射するように白色に近づく傾向にある。
これらの明度値を得るために、隠れチャネルは、このチャネルの底部上に一体のテクスチャを備えることが提案され、このテクスチャは、摩耗インジケータ接触面とのコントラストをもたらすために摩耗インジケータの周りを囲む。インジケータの接触面は、当然のことながらテクスチャを有さない。
このようにテクスチャ付けされたチャネルの表面は、チャネルが開いて新たな溝を形成したとき、受けた光を事実上すべて吸収する。対照的に、摩耗インジケータのより平滑な表面は、ある一定量の光の反射を可能にする。これは、2つの表面間に事実上のコントラストを作り出し、摩耗インジケータをより視認しやすくする。したがって、ユーザは、自分のタイヤの摩耗インジケータをより容易に識別し又はその位置を探知することができ、それによりタイヤの摩耗のチェックの面倒さが軽減される。
1つの有利な実施形態によれば、摩耗インジケータは、該摩耗インジケータの接触面をチャネルの底部に接続する少なくとも1つの側面を備え、この側面に、チャネルの底部上に形成されたテクスチャと同様のものであり得るテクスチャを設ける。テクスチャ付き側面は、溝内の摩耗インジケータの視認性を改善する助けとなる。
さらに有利な実施形態によれば、チャネルの底部は、いかなるテクスチャも有さない少なくとも1つのゾーンを有し、このゾーンはテクスチャを設けたゾーンと摩耗インジケータの側面との間に配置される。好ましくは、テクスチャを有さないゾーンは、3ミリメートルと10ミリメートルとの間の平均寸法を有する。
このようなテクスチャを有さないゾーンもまた、摩耗インジケータの高さを確実に正確にチェックするための測定ゾーンとして有利に役立つことができる。
変形例において、テクスチャは、インジケータのチャネルの底部の中へ凹んでいる。このような凹配置は、このようにして形成されたテクスチャは、水の流れを混乱させるリスクを低減し、かつ、摩耗インジケータの高さの測定を混乱させない。
本発明の別の変形例において、摩耗限界インジケータに達するまでに摩滅する厚さを測定するための測定ウェルの存在を、新品状態でトレッド表面の下方にある下層チャネルに関連付けることができる。有利には、このような測定ウェルは、インジケータの垂直方向上方に形成され、インジケータの接触面の一部及びチャネルの底部の一部を見ることを可能にするようになっている。2つの部分間の明度の差は、ユーザが摩耗インジケータを見つけだすことをより容易にする。各ウェルによって、全厚(新品状態のトレッド表面とチャネルの底部との間の距離)及び摩滅する厚さ(新品状態のトレッド表面とインジケータの接触面との間の距離)を測定することが可能である。
本発明のさらなる特徴及び利点は、非限定的な例として本発明の主題の実施形態を示す添付の図面を参照して、以下の説明から明らかになるであろう。
図面をより理解しやすくするために、本発明の変形例を示すのに同じ符号を用い、これらの符号は、構造的又は機能的のいずれであれ同じ種類の要素を指す。
図1は、本発明による重量用車両のためのタイヤのトレッド1の半径方向断面(タイヤの回転軸を含む平面内で描いた断面)を示す。
図示されたトレッド1は、新品状態で、トレッド表面10上に開口した2つの周方向溝2を備え、これらの溝2の各々は、深さP1及び平均幅L1を有する。新品状態でトレッド表面10に開口したこれらの周方向溝2と組み合わせて、各々がチャネルを形成する2つのボイド20を設け、これらのチャネルは、新品状態ではトレッド表面10の完全に下方に位置し、ひとたびトレッドが所定の程度まで部分的に摩滅すると新たな溝を形成することが意図されている。摩耗のいずれかの段階でトレッドが該トレッド表面上に開口した溝をまったく有さない状況を回避するために、新品状態で開口していた溝2が完全に消失する前に、チャネル20によって形成される新たな溝が開くことが理にかなっている。
チャネル20は、トレッドの成形及び鋳型からの離型を促進するサイプ21によって、トレッドの外側に向かって半径方向に延びている。これらのサイプ21は、走行中に接地面を通るときに閉鎖するという特定の特徴を有する。閉鎖とは、サイプ21を画定する対向する壁同士が少なくとも部分的に接触し、これらの壁の間で接触圧力が発生することを意味する。
トレッド内のボイド容積のこのような配列により、トレドが新品状態又はその後の部分摩耗状態のいずれであれ、走行時の安全条件及び性能を保つ一方で、良好な性能レベルを保証するために適正量の材料を路面に接触させることが可能になる。
さらに、異なる国内規則に由来する要件を満たすことが必要であり、特にユーザによるタイヤ摩耗の目視監視の要件を満たすことは不可欠である。
ひとたびトレッドが部分的に摩滅してチャネル20がトレッド表面上に開口したとき、ユーザに強い視覚的警告を与えて、ユーザが自分のタイヤの摩耗状態を知ることできるようにすることが必要である。
この目的で、各チャネルの底部200に、該底部上にレリーフ状に成形された少なくとも1つの摩耗インジケータ3を設ける。
図1の線II−IIによって示された平面上の断面を示す図2において、チャネル20には、底部200上にテクスチャ4が設けられていることがわかる。したがって、本発明によれば、図示している通り、摩耗インジケータ3、特に摩耗インジケータ3の接触面7は、有利にはテクスチャなしであり、隣接するテクスチャ付き表面との明度のコントラストを生じる表面を有する。チャネル20の底部200と摩耗インジケータ3との間のコントラスト効果は、これら摩耗インジケータの視認性を高めることを可能にし、これらの位置を探知すること及び摩耗を監視することをより容易にする。かかる特徴は、摩耗後のトレッド1が視認性が制限された状況にあるときに、特に有利である。
各チャネル20の底部は、これに第1の明度(L*1)として知られる明度を与える手段を備え、一方、摩耗インジケータ3の接触面7は、これに第2の明度(L*2)として知られる明度を与える手段を備える。このトレッド1は、チャネルの底部と摩耗インジケータの接触面との間に強いコントラストを作り出すために、第1の明度が第2の明度より低くなるようになっている。
本件の場合、第1の明度L*1は、12に等しく、各チャネル20の底部200上に互いに平行なリブ12の組で構成されたテクスチャ4を形成することによって得られ、一体のリブの各々は、平均高さが0.35mmに等しい三角形断面を有する。これらリブ12は、0.2mmに等しい平均間隔で形成される。
ひとたびタイヤが最大摩耗に対応する程度まで摩滅したときに路面と接触することが意図された摩耗インジケータ3の接触面7は、テクスチャなしの平滑な表面であり、すなわち算術平均粗さRaが12未満である。さらに、この表面の明度L*2は、24に等しい。
摩耗インジケータ3は、変形例として、例えば、これら側面6のうちの少なくとも1つのようなテクスチャ付き表面を有することができる。図3は、そのような例示的実施形態を示し、摩耗インジケータの接触面7のみがテクスチャなしであり、チャネルの底部上のテクスチャとのコントラストが強化されるようになっている。テクスチャなしの摩耗インジケータ3を底部又は側部がテクスチャ付けされたチャネルに組み込むことは、これら摩耗インジケータ3の視認性を強化する効果を有する。
上述のコントラスト効果は、テクスチャを設けたゾーンの明度がテクスチャなしゾーンの明度よりも低いという事実に起因する。図4から図11までに関連して後述するように、テクスチャ4の種々の配列又は構成がかかる効果を生じることを可能にする。
明度の測定に適した器具は、Konica−Minolta CM 700D分光比色計(登録商標)である。この器具は、以下を測定するのに適している:
−溝のゾーン(テクスチャで覆われたゾーン、テクスチャで覆われていないゾーン)の明度L*1、L*2;
−赤と緑との間の第1の色合いを定める成分a*;
−黄と青との間の第2の色合いを定める成分b*。
−溝のゾーン(テクスチャで覆われたゾーン、テクスチャで覆われていないゾーン)の明度L*1、L*2;
−赤と緑との間の第1の色合いを定める成分a*;
−黄と青との間の第2の色合いを定める成分b*。
この器具は、測定されるタイヤの部分の上に配置され、この器具は、表面テクスチャに関連した3つのパラメータL*、a*及びb*の値を与える。これらの測定は、「SCI」(正反射光込み)モードを用いて、角度10°にセットし、D65タイプ光源設定で行われる(国際照明委員会、CIEによって定められた設定)。この器具によって、溝4のテクスチャの明度を測定し、次にこれを摩耗インジケータのテクスチャなし部分の明度と比較する。
上述のチャネル20の底部における摩耗インジケータ3の視認性を促進する配列は、任意のタイプのタイヤに有利に用いることができる。
図4及び図5は、本発明による摩耗インジケータ3の別の実施形態の模式的な断面図を示す。チャネルによって形成される新たな溝を露出させる部分的な摩耗後に摩滅する材料の残りの高さを極めて正確に測定することを可能にするために、テクスチャなしゾーン5が、摩耗インジケータ3に直に隣接して空いている。図4の例示的な例において、チャネル20の底部上のテクスチャの基部が、摩耗インジケータ3に隣接する測定ゾーン5と同じ半径方向位置に位置している。図5の例において、テクスチャ4を構成するリブ12の頂部が、摩耗インジケータ3に隣接する測定ゾーン5と同じ半径方向位置に位置している。これら2つの例示的な例において、測定ゾーンは、実質的に平坦であり、テクスチャなしである。
図6から図11までは、一部摩耗した後に摩耗インジケータのより良い視認性を可能にするために、トレッド内のチャネル又は他のいずれかのタイプの隠れキャビティの底部において使用することができるテクスチャ4の例を示す。
図6は、テクスチャが複数のストランド11を有する実施形態を示す。ストランド11は、少なくとも1ストランド毎mm2に等しい密度でテクスチャ全体わたって分布し、各ストランドは、0.0005mm2と1mm2との間の平均断面積Sを有する。各ストランドの平均断面積は、ストランドの基部から一定の距離のところで測定した断面積Sの平均に対応することに留意されたい。ストランドは、これらストランドの高さHbにわたって断面が小さくなる、全体として円錐形状を有する。
図7は、テクスチャが、互いに平行な複数のブレード又はリブ12によって形成される実施形態を示し、テクスチャ内のブレード12の間隔は、最大で0.5mmであり、各ブレード12は、0.02mmと0.5mmとの間の平均幅を有する。平均幅は、ブレードの高さHl上の一定の距離のところで測定した幅lの平均に対応し、各ブレードの高さは、0.05mmと0.5mmとの間であることに留意されたい。
別の変形実施形態において、テクスチャは、ストランド11及び/又はブレード12の組合せによって構成される。
本発明は、説明され図示された例に限定されず、その範囲から逸脱することなく、それらに対して種々の変更を行うことができる。それゆえ、別の非限定的な変形実施形態によれば、図7におけるブレード12は、不連続にすることができる。それらは、互いの間に平坦部分を有する。それらは、互いの間で断面の違いを有することもできる。加えて、ブレードは、特にその長さに沿って、湾曲又は角度を有することができる。それらは、可変の長さを有することもできる。
図8の例において、テクスチャは、0.05mmと0.5mmとの間の辺の長さC及び0.05mmと0.5mmとの間の高さHpを有する複数の平行六面体13であって、2つの隣接する平行六面体間の距離Dpが0.05mmと0.5mmとの間であるものによって形成される。変形例において、テクスチャの要素の断面は、円形、多角形(例えば六角形)とすることができる。矩形又は多角形構造を用いると、要素間の中間ゾーンの表面積を制限するように、要素を互いに対してより容易に編成することが可能である。
図9の変形例において、テクスチャの要素14は、可変の形状及び可変の要素間距離を有する。この変形例は、テクスチャ4の詳細をより視認しにくくすることが可能である。
図10は、別の非限定的な変形実施形態によるテクスチャを示す。この変形例において、テクスチャは、複数のキャビティ16によって形成される。キャビティ16は、この場合、深さ方向に延びかつ表面上に開口した円錐の形態であり、直径Dfの円形開口部15を形成する。したがって、キャビティ16は、深さ方向に小さくなる断面を有する。この変形例において、キャビティ16の開口部15は接触していないことに留意されたい。開口部15は、中間ゾーン17によって分離されている。さらに、開口部15は、開口部15の中心間の距離dがどこでも同じになるように規則的に分布している。
図11は、図10のテクスチャの拡大図である。この場合、キャビティの全部又は一部は、断面において、テクスチャを有する表面に対して垂直な方向Zに対して10°と60°との間の角度βを形成する少なくとも1つの壁18を有する。
特定の法令を満たすために、ときとして、摩耗限界インジケータが下層チャネル内に配置されている場合にその位置を探知し及び見るための手段を新品状態のときから設けることが必須である場合がある。
図12は、チャネル20によって内側に延びたサイプ21を有する、本発明によるタイヤのトレッド表面の一部を示す。さらに、測定ウェル8が、新品状態においてトレッド表面上及びチャネル20の中に開口するために、サイプ21を通過するように形成されている。この測定ウェル8は、チャネル20の底部200に成形された摩耗インジケータ3の垂直方向上方に配置される。本件の例において、この測定ウェルは、摩耗インジケータのテクスチャ付き接触面7、さらには該インジケータ底部200の両側の部分201、202をも部分的に見ることを可能にするのに適したサイズの円形断面を有する。この測定ウェルは、摩滅される残りの厚さを測定することを可能にする。インジケータの接触面とチャネルの底部との間の明度の違いは、新品状態においてインジケータを知覚することをより容易にする。
図12に示すデバイスの断面を、図12におけるその線が線X−Xに対応する断面平面上で示す図13において、トレッドの厚みの中へ延びる測定ウェル8を見ることができる。摩滅する残りの厚さ(P2)及びチャネルの底部まで下る全厚(P1)の両方をいつでも測定することが可能であることに留意されたい。
図面及びそれらの上記説明は、本発明を例証するが限定しない。
特許請求の範囲における符号は、完全に非限定的である。「含む、備える」及び「有する」という動詞は、特許請求の範囲において列挙された要素以外の要素の存在を排除しない。
もちろん、本発明は、説明され図示された例に限定されず、特許請求の範囲で定められた範囲から逸脱することなく、それらに対して種々の変更を行うことができる。特に、2つのチャネルに関する上記説明は、少なくとも1つの隠れ部分、すなわち新品状態においてトレッド表面の下に形成され、ひとたびトレッドが所定の程度まで部分的に摩滅するとトレッド表面上に開口することが意図された部分を有する、任意のタイプのボイドによって容易に設計することができる。
Claims (10)
- トレッド(1)を備えたタイヤであって、前記トレッドは、所与の量の摩耗の後で溝を形成するために開くことが意図された少なくとも1つのチャネル(20)を備え、このチャネル(20)は、底部(200)によって接続された2つの対向する壁と、この底部上の少なくとも1つの摩耗インジケータ(3)とを備え、前記摩耗インジケータは、前記タイヤが摩耗限界に達したときに路面に接触することが意図された接触面(7)を備えたタイヤにおいて、このトレッドは、前記チャネルの前記底部(200)がこれに第1の明度(L*1)として知られる明度を与える手段を備え、前記摩耗インジケータ(3)の前記接触面(7)がこれに第2の明度(L*2)として知られる明度を与える手段を備え、前記明度は、国際照明委員会によって確立されたL*a*bカラーモデルに従う0から100までの範囲のスケールを用いて表され、このトレッドは、前記チャネルの前記底部(200)と前記摩耗インジケータの前記接触面(7)との間にコントラストを作り出すために前記第1の明度が前記第2の明度よりも低くなっており、前記第1の明度を得るための前記手段は、少なくとも0.1mmに等しくかつ最大で0.6mmに等しい間隔の反復平均間隔を有する一体に形成されたモチーフによって形成されたテクスチャに対応する、
ことを特徴とするタイヤ。 - 前記第1の明度と第2の明度との間の明度の差が少なくとも5明度単位である、
請求項1に記載のタイヤ。 - 前記チャネルの前記底部(200)は、テクスチャ(4)を有し、このテクスチャ(4)は、前記摩耗インジケータ(3)を囲むとともに前記摩耗インジケータの前記接触面(7)とのコントラストをもたらし、この接触面(7)は、いかなるテクスチャも有さず、すなわちこの表面の算術平均粗さRaが12未満であることを意味する、
請求項1または2に記載のタイヤ。 - 前記第1の明度(L*1)は、5単位と18単位との間、好ましくは8単位と16単位との間である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ。 - 前記接触面(7)の明度は、20単位と35単位との間である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ。 - 前記摩耗インジケータ(3)は、前記摩耗インジケータの前記接触面(7)を前記チャネルの前記底部(200)に接続する少なくとも1つの側面(6)を備え、この側面(6)は、前記摩耗インジケータの前記接触面の明度より低い明度(L*1)を有するテクスチャ(4)を有する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ。 - 前記チャネル(20)は、テクスチャを有さない少なくとも1つのゾーン(5)を有し、前記ゾーンは、テクスチャ(4)を設けたゾーンと前記摩耗インジケータ(3)の側面(6)との間に配置される、
請求項1〜6のいずれか1項に記載のタイヤ。 - テクスチャを有さない前記ゾーン(5)の長さは、3ミリメートルと10ミリメートルとの間の長さを有する、
請求項7に記載のタイヤ。 - 前記摩耗インジケータの前記接触面(7)の前記成分a*及びb*は、5ポイント未満である、
請求項1に記載のタイヤ。 - 新品状態で前記トレッド表面上に開口し、かつ前記チャネルに至る、少なくとも1つの測定ウェル(8)が、摩耗インジケータ(3)の前記接触面(7)の一部及び前記摩耗インジケータがその上に成形されたチャネル(20)の前記底部(200)の一部を見ることを可能にするために形成され、前記接触面及び前記チャネルの前記底部が少なくとも5明度単位の明度差を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のタイヤ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR1560374A FR3043018A1 (fr) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | Bande de roulement a creux caches comprenant un indicateur d'usure ayant une visibilite amelioree |
FR1560374 | 2015-10-29 | ||
PCT/EP2016/076124 WO2017072317A1 (fr) | 2015-10-29 | 2016-10-28 | Bande de roulement à creux cachés comprenant un indicateur d'usure ayant une visibilité améliorée |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018531838A true JP2018531838A (ja) | 2018-11-01 |
Family
ID=55236579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018521235A Pending JP2018531838A (ja) | 2015-10-29 | 2016-10-28 | 改善された視認性を有する摩耗インジケータを備えた隠れキャビティを有するトレッド |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11254169B2 (ja) |
EP (1) | EP3368352B1 (ja) |
JP (1) | JP2018531838A (ja) |
CN (1) | CN108136857B (ja) |
FR (1) | FR3043018A1 (ja) |
WO (1) | WO2017072317A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7091648B2 (ja) * | 2017-12-20 | 2022-06-28 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
JP2022057910A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ |
JP2022057194A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ |
CN117644599B (zh) * | 2024-01-30 | 2024-05-03 | 山东豪迈机械科技股份有限公司 | 一种轮胎模具侧板及其设计方法以及修复方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3770040A (en) * | 1971-09-15 | 1973-11-06 | De Cicco M Augusta | Tire with safety indicator means |
JPH0699705A (ja) * | 1991-12-27 | 1994-04-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP3249673B2 (ja) * | 1994-01-21 | 2002-01-21 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
JPH08258517A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-08 | Yuzo Yoshikawa | セーフティー・ラインとパワー・ライン付きタイヤ |
US6253815B1 (en) * | 1998-08-14 | 2001-07-03 | Michelin Recherche Et Techniques S.A. | Design pattern for a tire |
KR101002919B1 (ko) * | 2002-11-26 | 2010-12-27 | 요코하마 고무 가부시키가이샤 | 공기 주입 타이어 |
JP3998574B2 (ja) * | 2002-12-19 | 2007-10-31 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
US7766061B2 (en) * | 2006-07-25 | 2010-08-03 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Recessed tread wear indicator |
FR2940185B1 (fr) * | 2008-12-22 | 2010-12-17 | Michelin Soc Tech | Bande de roulement a volume de drainage ameliore |
FR2950565B1 (fr) * | 2009-09-29 | 2012-08-31 | Michelin Soc Tech | Bande de roulement pour pneu de rigidite amelioree |
DE102009044242A1 (de) * | 2009-10-14 | 2011-05-05 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Laufstreifenprofil eines Fahrzeugluftreifens |
FR2962373B1 (fr) * | 2010-07-12 | 2014-01-24 | Michelin Soc Tech | Bande de roulement pour pneumatique comportant un temoin d'usure |
FR2976522B1 (fr) * | 2011-06-15 | 2014-05-09 | Michelin Soc Tech | Pneumatique munis de temoins d'usure sonores multiniveaux |
BR112014018703A2 (pt) * | 2012-01-31 | 2017-07-04 | Michelin & Cie | recursos protuberantes moldados dentro de vazios submersos de banda de rodagem |
DE102012102560A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Laufstreifenprofil eines Fahrzeugluftreifens |
FR2997043B1 (fr) * | 2012-10-24 | 2015-04-24 | Michelin & Cie | Bande de roulement evolutive |
FR3018222B1 (fr) * | 2014-03-10 | 2017-09-01 | Michelin & Cie | Bande de roulement comportant une texture a fort contraste dans une rainure |
FR3034358B1 (fr) * | 2015-03-30 | 2018-03-23 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Pneumatique a bande de roulement pourvue de textures |
-
2015
- 2015-10-29 FR FR1560374A patent/FR3043018A1/fr active Pending
-
2016
- 2016-10-28 JP JP2018521235A patent/JP2018531838A/ja active Pending
- 2016-10-28 WO PCT/EP2016/076124 patent/WO2017072317A1/fr active Application Filing
- 2016-10-28 CN CN201680060317.1A patent/CN108136857B/zh active Active
- 2016-10-28 US US15/771,542 patent/US11254169B2/en active Active
- 2016-10-28 EP EP16787904.8A patent/EP3368352B1/fr active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR3043018A1 (fr) | 2017-05-05 |
US11254169B2 (en) | 2022-02-22 |
EP3368352A1 (fr) | 2018-09-05 |
EP3368352B1 (fr) | 2019-08-21 |
CN108136857B (zh) | 2020-06-23 |
CN108136857A (zh) | 2018-06-08 |
WO2017072317A1 (fr) | 2017-05-04 |
US20180345736A1 (en) | 2018-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6061306B2 (ja) | トレーラ型重車両用タイヤトレッド及び成形コンポーネント | |
JP2018531838A (ja) | 改善された視認性を有する摩耗インジケータを備えた隠れキャビティを有するトレッド | |
US10369846B2 (en) | Tread for heavy vehicle tire | |
US8695655B2 (en) | Tire tread with tread wear indicator | |
US10953700B2 (en) | Tread for heavy-goods vehicle tire | |
JP4286776B2 (ja) | 自己再現性トレッド | |
US11926178B2 (en) | Tire comprising a textured tread | |
US20170120692A1 (en) | Tread with channels on the edges of same | |
CN112203869B (zh) | 包括波状沟槽和刀槽的轮胎胎面 | |
CN112714700B (zh) | 包括复合沟槽和刀槽的轮胎胎面 | |
US9434211B2 (en) | Layered tire tread design for improved coast by noise and traction performance | |
JP2013539735A (ja) | タイヤ用ノイズ減衰装置 | |
US20150283863A1 (en) | Evolving tread | |
US20200139766A1 (en) | Tire of Which the Tread Comprises Wavy Grooves | |
US10696100B2 (en) | Tire tread | |
CN109803840B (zh) | 具有纹理化环面的充气轮胎 | |
JP2016539856A (ja) | 特定のグラフィック要素を含むタイヤ | |
JP6423702B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2018535877A (ja) | 改善された視認性を有する摩耗インジケータを備えた隠れキャビティを有するトレッド | |
JP2017536535A (ja) | タイヤ摩耗モニタ装置 |