JP2017536535A - タイヤ摩耗モニタ装置 - Google Patents
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Abstract
トレッド(1)の転動摩耗をモニタする装置(100)であって、トレッド(1)は、トレッドの既定の部分摩耗後に走行面(10)上に開口する凹部を形成するようになった少なくとも1つの内部空所(3)を有し、トレッド(1)は、摩耗すべき材料の最大厚さに対応した摩耗限度を有し、この装置(100)は、走行面(10)上に開口している測定ウェル(101)を有し、測定ウェル(101)は、互いに対して深さがずらされた第1の部分(1011)と第2の部分(1012)で形成された底部を有し、底部のこれら2つの部分は、新品状態の走行面に対して互いに異なる距離を置いたところに配置されていることを特徴とする装置(100)。
Description
本発明は、タイヤトレッドに関し、特にかかるトレッドの摩耗度をモニタする装置に関する。
重車両用タイヤは、切れ目によって画定されている隆起要素の集まりで形成されたトレッドパターンを有するトレッドを備えている。特に雨天において路上に存在する可能性のある水の効果的な排出を可能にするようになった溝とこれらの切れ目とは区別される。
走行中、トレッドは、運転手に自分がタイヤを新品のタイヤに換えるか同一のケーシング上に新しいトレッドを配置することを意味するリトレッド(更生)を行うかのいずれかを必要とすることを知らせる摩耗限度まで摩耗状態になる。この摩耗限度は、一般に、安全上の理由でトレッドボイドの最小深さを定める国の法令によって取り決められている。
ユーザのタイヤがこの法定の摩耗限度に達したか否かをユーザに容易な仕方で伝える摩耗インジケータまたは表示装置(tell-tale)を必要としている。
ある特定の溝の底部にゴム凸部を設けることが通例であり、これら凸部は、この摩耗限度を正確に示すよう溝の底部に対して定められた高さを有する。これら凸部(小さなプラットフォームを形成する)は、タイヤトレッドの成形作業中に成形される。全ての溝が新品時のトレッド表面上に開口しているとき、これら摩耗インジケータは、最初から目に見える。これは、今日では必ずしもそうである必要は全くなく、と言うのは、重車両に取り付けられるようになったタイヤは、様変わりしていて、かつて用いられていたタイヤとはかなり異なるトレッドパターンデザインを採用しているからである。
特に、トレッドは、トレッドが部分的に摩耗状態になるまでトレッド表面上には開口しないようになった空所を備えている。このように、新しいトレッドの剛性を高く保つと同時に、路上に存在している場合のある溝の排出および流れのための容積部として働くのにちょうど足りるほどの溝またはボイドをトレッド上に開口させることが可能である。
国際公開第2010/030276(A1)号パンフレットが特に知られており、この国際公開パンフレットは、トレッドが所定量の部分摩耗後にトレッドのトレッド表面上に開口するかかる内部空所を有するタイヤを記載している。また、国際公開第2011/039194(A1)号パンフレットが知られており、この国際公開パンフレットは、高レベルと低レベル(低は、高レベルよりもトレッドの厚み中に深く入り込んだ状態を意味するものと理解されるべきである)との間で波状に起伏している新規な形態の溝を記載している。この種の溝は、他の部分よりもトレッド表面上に開口することができる部分を有し、これら他の部分は、これらがある特定の量の摩耗後にトレッド表面上に開口するまでユーザから隠されたままである。
仏国特許第2971732号明細書は、トレッドがトレッド表面下に空所を有するタイヤを開示しており、これら空所は、部分摩耗後に新たな溝を形成するようになっている。これら空所は、空所の幅よりも小さい幅の連続リブを備え、これらリブは、これら空所の底部をこれら空所に入る場合のある異物からの潜在的な攻撃から保護するようになっている。
これら形式の新たなトレッドパターンに関し、存在するタイヤトレッド摩耗をチェックするとともにモニタする手段が設けられるべきであることを定める法令に適合可能な装置が要望されており、このトレッドは、トレッドが部分摩耗状態にあった後に現れるようになった内部空所を有することが可能である。
定義
トレッドパターンのボイド比は、ブロックによって画定されるボイド(溝)の表面積と全表面積(ブロックの表面積およびボイドの表面積)の比に等しい。ボイド比が小さいということは、ブロックの接触面積が広いことおよびブロック相互間のボイドの表面積が狭いことを意味している。
トレッドパターンのボイド比は、ブロックによって画定されるボイド(溝)の表面積と全表面積(ブロックの表面積およびボイドの表面積)の比に等しい。ボイド比が小さいということは、ブロックの接触面積が広いことおよびブロック相互間のボイドの表面積が狭いことを意味している。
トレッドパターンの表面ボイド比は、隆起要素(ブロック、リブ)によって画定される(本質的には、溝によって形成される)ボイドの表面積と全表面積(隆起要素の接触面積とボイドの表面積)の比に等しい。ボイド比が小さいことは、トレッドの接触面積が広いことおよび隆起要素相互間のボイドの表面積が狭いことを意味している。
新品時のトレッドのトレッドパターンの体積(または容積)ボイド比は、隆起要素(ブロック、リブ)によって画定される(特に、溝、空所によって形成される)ボイドの容積と摩耗可能な材料の体積およびボイドの容積を含むトレッドの全体積の比に等しい。体積ボイド比が小さいことは、トレッドの体積に対するボイドの容積が小さいことを意味している。各摩耗レベルに関してボイド体積(または容積)もまた、定義可能である。
中間赤道面:これは、タイヤの回転軸線に垂直でありかつこの回転軸線から見て半径方向最も遠くに位置するタイヤ上の箇所を通る平面である。
ブロックは、トレッド上に形成されていてボイドまたは溝によって画定された隆起要素であり、かかる隆起要素は、側壁および道路に接触するようになった接触フェースを有する。この接触フェースは、接触フェースの共通重心または重心として定められた幾何学的中心を有する。
リブは、トレッド上に形成された隆起要素であり、この隆起要素は、円周方向に延びると共にタイヤの一回りにわたって延びている。リブは、2つの側壁および接触フェースを有し、接触フェースは、走行中、道路に接触するようになっている。
本明細書において用いられる半径方向は、タイヤの回転軸線に垂直な方向を意味している(この方向は、トレッドの厚さの方向に一致している)。
横方向または軸方向は、タイヤの回転軸線に平行な方向を意味している。
円周方向は、中心が回転軸線上に位置する任意の円の接線の方向を意味している。この方向は、軸方向と半径方向の両方に垂直である。
トレッドは、ある時点でまたは時点でトレッドのトレッド表面上に開口するあらゆる種類の空所を成形することができる最大厚さを有する。このトレッドは、走行中、摩耗可能な材料の制限厚さを有する。摩耗可能な材料のこの制限厚さは、タイヤがもはや走行すべきではないことが推奨される下限に対応しており、と言うのは、トレッド表面上に開口するボイド容積部が超えるべきではない限度に達しているからである。この場合、リグルービング(regrooving)作業(この作業により、新たな溝が残りの厚み中に作られる)を実施しまたはタイヤを交換しもしくはタイヤを少なくともリトレッドして新たなトレッドを取り付けることが必要である。ある特定の国内法令では、ユーザがこの摩耗限度がどこにあるかを知ることができるようにするためのインジケータが存在しなければならないことを定めている。
切れ目は、総称として、溝かサイプかのいずれかを意味し、切れ目は、互いに向かい合うと共に非ゼロ距離(「切れ目の幅」)だけ互いに距離を置いて位置する材料の壁によって画定された空間に相当している。サイプを溝から区別するものは、正確に言えば、この距離であり、サイプの場合、この距離は、少なくともタイヤが道路と接触状態にある接触パッチにサイプが入ると、サイプを画定している互いに向かい合った壁が少なくとも部分的に接触関係をなすことができるのに適している。溝の場合、この溝の壁は、通常の走行条件下においては互いに接触することはあり得ない。
内部空所または新品時のトレッド表面の下に位置する空所は、本明細書では、新品時のトレッド内に形成されるボイド容積部を意味しており、このボイド容積部は、新たな溝および新たなエッジコーナ部を形成するよう所定量の部分摩耗後にタイヤのトレッド表面に開口するようになっている。
ボイドは、一般に、溝か内部空所かのいずれかを意味している。
本発明は、タイヤトレッド摩耗をチェックするとともにモニタする手段を提供することを目的としており、これらトレッドは、新品時に内部空所を有する。
この目的のため、本発明の一要旨は、走行中、トレッドの摩耗をモニタする装置にあり、このトレッドは、トレッドの既定の部分摩耗後にトレッド表面上に開口する溝を形成するようになった少なくとも1つの内部空所を有する。
摩耗限度がこのトレッドに関して定められ、この摩耗限度は、国内法令によってタイヤをリグルービングしまたは交換しもしくは別法としてリトレッドすることが定められている下限としての摩耗可能な最大厚さに対応している。
最大ボイド深さがこのトレッドについて定められ、この最大深さは、タイヤのトレッドに向かって最も遠くに位置する溝および/または内部空所の底部の深さに対応しており、この距離は、新品時、トレッド表面と同一の底部との間で測定される。この最大深さは、十分な排水容積部を維持するよう摩耗限度を超える(これら2つの値は、新品時のトレッドのトレッド表面に対して測定される)。
走行中、所定量の部分摩耗後にトレッド表面上に開口する少なくとも1つの空所を有するトレッドの摩耗をチェックしたりモニタしたりする装置が提案される。この装置は、永続的に(新品時からということを意味している)トレッドのトレッド表面上に開口している測定ウェルを有し、この測定ウェルは、深さ中にかつ空所の主要方向に互いにずらされた第1の部分と第2の部分で形成された底部を有する。底部を形成するこれら2つの部分は、新品時のトレッド表面に対して互いに異なる距離のところに位置しかつ空所の主要方向に互いにずらされている。第1の部分は、空所の幅に実質的に等しい幅を備えるとともにトレッド表面から摩耗限度に等しい距離を置いたところに位置する平坦な頂面を有する。空所の幅を占める第2の部分は、内部空所の最大深さに等しい距離のところに位置している。空所の主要な方向は、走行中、空所内における液体の流れの主要方向に一致している。
測定ウェルは、第1の部分の深さの測定および第2の部分の深さの測定を可能にすると同時にこのウェルの存在がトレッドの剛性の減少に及ぼす影響をできるだけ制限するよう寸法決めされている。第1の部分は、これが形成される空所の極めて短い長さ分だけをこの第1の部分が占めるように注意深く寸法決めされている。好ましくは、空所の主要方向に測定してこの部分の長さは、新品時におけるトレッド表面上への測定ウェルの開口の長さの多くとも50%である。
本発明により、トレッドが新品時のトレッド表面上に目には見えないがそれと同時に、このトレッドをチェックすることができるとともに摩耗限度に達した時点をユーザに警告する摩耗インジケータの存在を定めている法令に適合するボイドを備えたタイヤを提供することが可能である。
有利には、測定ウェルは、トレッド表面上に開口した開口部を有し、この開口部の幾何学的形状は、細長い形状のものであってかつトレッド表面が道路に接触すると少なくとも部分的に閉じるのに適している。この構成は、走行中、測定ウェル内への異物、例えば石の入り込みを阻止する上で特に有利である。
実施形態の別の変形形態では、測定ウェルは、切頭円錐形の形をしている。円錐形は、ウェルの底部を広げまたは確かにウェルの底部に向かって細くなり、それにより測定ウェル中への異物の入り込みを更に制限することが可能である。切頭円錐形の一利点は、それにより底部の2つの部分を目で見てかくして摩耗限度インジケータの存在を確認しやすいことにある。
各摩耗モニタ装置を識別しやすくするため、トレッドに各装置の存在場所を示すマークを提供することが可能である。
本発明の装置を用いてトレッド摩耗についてチェックするためのモニタが容易であり、その理由は、装置のウェルの2つの底部分についてそれぞれの深さを測定した後、値の差によりこれが検討対象の摩耗インジケータであることが明示されるからである。測定ウェルの底部の部分のうちの一方がトレッドと面一をなして位置している場合、タイヤを交換するによるかあるいはこのタイヤをリトレッドするかもしくはリグルービングし、すなわち新たな溝を切断形成してトレッド表面上に開口するボイドの最小深さを取り戻すことによるかのいずれかによって措置を講ずる必要がある。
トレッドのリグルービングを目的とし、このことは、新たな溝を再び作ることを意味しているが、新品時におけるトレッド表面の最も近くに位置する測定ウェルの底部の部分(したがって、摩耗限度を示す部分)上に、リグルービングウェルと呼ばれるウェルを設けることが有利であり、このウェルの深さは、リグルービングの最大深さに対応している。
新品時のトレッド上に本発明の各装置を配置しやすいようにするために、追加の厚みを新品時のトレッドのトレッド表面上に形成し、そして装置の測定ウェルがこの追加の厚み中に開口するのが有利である。この追加の厚みは、0.5〜1.5mmのオーダのものであるのが良い。
別の変形形態によれば、新品時におけるトレッド上に各装置を配置しやすくするため、窪み部分を新品時のトレッドのトレッド表面上に形成し、装置の測定ウェルがこの窪み部分中に開口することを計画することが有利である。この変形形態では、追加の厚みを含む先の変形形態とは異なり、走行時の衝撃は、新品時ではゼロである。
好ましくは、各測定ウェルは、トレッドを備えたタイヤの回転軸線に向かって半径方向に差し向けられ、このことは、新品時におけるトレッド表面に対して直角であることを意味する。
本発明の別の変形形態では、測定ウェルは、内部空所中にトレッドの内部へ開口し、この内部空所は、新品時のトレッドのトレッド表面から最大深さに等しい距離のところに位置した底部を有する。この内部空所の底部上には、凸部もまた成形され、内部空所の底部に対して測定されるこの凸部の高さは、その上面が法定の摩耗限度のレベルに対応しているようなものである。有利には、測定ウェルは、凸部の表面上および内部空所の底部上に達する。
本発明の別の変形形態では、トレッド摩耗をチェックするための装置の測定ウェルは、溝を形成するようになった内部空所中には開口しない。
有利には、測定ウェルは、この測定ウェルの断面の少なくとも50%にわたって追加の厚みを少なくとも見えることができるようにすると同時に最大ボイド深さ測定領域を維持することを必要とする。
本発明はまた、同一作業で2つの深さを測定するのに適当な測定機器に関する。本発明によれば、測定機器は、2つの別々の測定手段、すなわちトレッドのトレッド表面から摩耗限度に対応した第1の深さを測定する第1の手段およびトレッドのトレッド表面から第2の深さを測定する第2の手段を有する。この測定機器は、第1および第2の深さを表示する手段を更に有する。
この測定機器は、タイヤトレッド上の摩耗可能な材料の残存する厚さを評価するために通常用いられている深さゲージに基づいて構成されるのがよい。本発明のかかる機器は、可動であって測定ウェルの底部に達することができ、そしてウェルの底部を形成する2つの部分を検出する2本のロッドを有する。2つの底部分のそれぞれの深さを提供する手段がこの装置を補完する。
本発明の別の特徴及び別の利点は、非限定的な例として本発明の内容の実施形態を示す添付の図面を参照して以下に行われる説明から明らかになろう。
図面を理解しやすくするために、同一の参照符号が本発明の代替的な形態を説明するために用いられており、この場合、これら参照符号は、性状が構造的にかあるいは確かに機能的にかのいずれかにおいて同一である要素を示している。
この図1に示されている重車両用タイヤトレッド1は、新品時のトレッド表面10を有し、全体として円周方向の向きの2本の溝2がこのトレッド表面上に開口している。これら2本に溝2は、同一深さP1を有する。
このトレッド1は、全体として円周方向の向きの3つの内部空所3を有し、これら内部空所は、所定量のトレッド摩耗後にトレッド表面上に開口するようになっている。トレッド表面に向かうこれら3つの内部空所3の延長部として、サイプ4が設けられている。新たな溝が生じる下限としての所定の摩耗P2は、新品時に存在する2本の溝が消える前にこれら新たな溝が形成されるようなものである(P2は、したがって、P1よりも小さい)。例えばこのようなトレッドパターンは、特に雨天において路面上に存在する水を排出するための適当な容積部とトレッド摩耗度がどのようなものであれ適当な更生レベルの両方を組み合わせている。
このトレッド実施例には本発明のトレッド摩耗インジケータ装置の一変形形態が示されている。
装置100は、内部空所3と一線をなして成形されるような仕方で配置され、この装置は、トレッド表面10上に開口してトレッドの深さ中に延びる測定ウェル101を有する。この第1の装置100は、内部空所3の延長部をなすサイプ4上に配置される。
摩耗限度インジケータ装置100は、図2に断面で示されており、この断面の平面は、II‐II線によってトレッド表面10とのその交線として図1に示されている。この図2は、内部空所3を示し、摩耗限度インジケータ装置の測定ウェル101がこの内部空所3中に開口している。内部空所3は、底部31によって互いに接合された凸壁を有し、底部31内には追加の厚み32を形成する凸部が成形され、この追加の厚みの寸法は、空所の底部と比較して僅かである。この追加の厚み32は、空所3の幅全体を占め、この追加の厚みは、内部空所3の底部31に対して高さHだけずらされた平坦な頂面320を有している。この高さHは、タイヤを走行させるべき国の法令によって設定された最小溝深さに等しい。
この場合、測定ウェル101は、追加の厚み32の頂面320の一部と空所3の底部31の一部の両方を見ることができるような仕方で新品時のトレッド表面10から追加の厚み32に向かって差し向けられている。底部の後者の部分は、摩耗チェックおよびモニタ装置の第2の部分を構成する。
したがって、測定ウェル101は、第1の部分1011および第2の部分1012で形成された底部1010を有し、これら2つの部分は、深さおよび空所3の主要な方向において互いに対してずらされており、底部のこれらの2つの部分は、新品時におけるトレッド表面に対して互いに異なる距離のところに位置し、第1の部分1011は、摩耗限度に対応した距離D1のところに位置し、第2の部分1012は、ボイド3の最大深さに等しい距離D2のところに位置している。
測定ウェル101は、長円形断面の円筒形の形をしており、この断面の長軸は、トレッド表面10上のサイプ4の円周方向と整列している(この円周方向は、空所3の主要な方向に一致している)。測定ウェル101の断面は、路面とのトレッドの機械的接触操作に対する少なくとも考えられる中断を生じさせると同時に摩耗限度の視認を可能にするのに適している。重車両用タイヤの一実施形態は、短軸が6mmに等しく、長軸が8mmに等しい長円形断面について摩耗限度の視認性の観点から良好な結果を実証した。
本発明の測定機器を用いることによって測定ウェル内に深さの差が存在するのを確かにすることが容易に可能であり、この機器は、ウェル内の2つの深さを同時に測定するとともにトレッド摩耗度がどのようなものであれこれを行う2つの別々の手段を備えている。これら別々の手段は、同一レベルから始まって、距離D1,D2を測定する2つの矢印として図2に概略的に示されており、これら2つの距離の差は、摩耗限度Hに正確に等しい。当然のことながら、この測定機器は、第1および第2の深さを表示する手段を有する。
図3は、変形形態としての摩耗インジケータ装置200の断面を示しており、この摩耗インジケータ装置は、トレッド摩耗に続くリグルービング作業を容易にするための手段を備えている。
この図3では、窪み5が新品時のトレッド表面10上に局所的に形成されていることが理解でき、この窪みは、0.5mmに等しい深さを有する。この窪み5中に摩耗限度インジケータ装置200のための測定ウェル201が開口している。測定ウェル201は、切頭円錐形の形をしており、その断面は、新品時におけるトレッド表面に向かって広がっている。
この測定ウェルは、その底部が隆起しまたは追加の厚みの形態をした第1の部分2011を有するように成形されている。中央部分2011は、この外面が平坦であってトレッド摩耗限度に対応した距離Hのところに位置するよう形成されている。この第1の部分2011の延長部として第2の部分2012が設けられており、この第2の部分2012は、新品時におけるトレッド表面10から新品時におけるトレッドの最も内側のボイドの底部の距離に等しい距離のところに位置している。
本発明の第1の代替的な形態であるにせよ第2の代替的な形態であるにせよいずれにせよ、新品時におけるトレッド摩耗限度を測定するようになった底部上に、トレッドのリグルービングの最大深さを通常の仕方で示すようになったリグルービングウェルを形成することもまた可能である。このリグルービング作業は、通常のツールを用いて材料の除去により新たな溝を形成する作業を含む。材料を除去することができる最大深さは、リグルービングウェルの最大深さに一致している。
測定ウェル201の第2の代替的な形態では、かかるリグルービングウェル6が示されており、これは、中央部分2011の平坦な外面上に開口するとともに新たな溝を形成するために除去されるべき材料の厚さに等しい深さRを有している。
内部空所の底部上にリブが設けられている場合、このステップは、この空所をトレッド表面上に開口させた後に石がこの内部空所の底部を攻撃するのを阻止するようになっており、このステップを中断して空所の底部に対する高さが摩耗限度に対応するプラットフォームの形成を可能にすることが賢明であり、このプラットフォームは、空所の幅を占め、このプラットフォームの次には、トレッド表面に対する距離が内部空所の最大深さに等しいリブのない部分が続く。
当然のことながら、本発明は、説明すると共に図示した実施例には限定されず、特許請求の範囲の記載によって定められた本発明の範囲から逸脱することなく、かかる実施例に対して種々の改造を行うことができる。
Claims (8)
- 走行中にトレッド(1)の摩耗をモニタする装置(100)であって、前記トレッド(1)は、幅を備えていて前記トレッドの既定の部分摩耗後にトレッド表面(10)上に開口する溝を形成するようになった少なくとも1つの内部空所(3)を有し、前記トレッド(1)は、摩耗可能な材料の最大厚さに対応した摩耗限度を有し、前記トレッドは、十分な排水容積を維持するよう前記摩耗限度を超える最大ボイド深さを更に有する、前記摩耗モニタ装置(100)において、前記トレッド(1)内に形成された前記摩耗モニタ装置(100)は、永続的に(新品時からということを意味している)前記トレッド(1)の前記トレッド表面(10)上に開口している測定ウェル(101)を有し、前記測定ウェル(101)は、深さ中にかつ前記内部空所の主要方向に互いにずらされた第1の部分(1011)と第2の部分(1012)で形成された底部を有し、前記第1の部分(1011)は、前記内部空所の幅に実質的に等しい幅を備えるとともに前記摩耗限度に等しい前記トレッド表面から離れた距離D1のところに位置した平坦な頂面を有し、前記第2の部分(1012)は、前記内部空所の前記幅を占めるとともに前記内部空所(3)の最大深さに等しい距離D2のところに位置している、タイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 前記測定ウェル(101)は、前記トレッド表面上に開口した開口部を有し、該開口部の幾何学的形状は、細長い形状のものであってかつ前記トレッド表面が前記道路に接触すると少なくとも部分的に閉じるのに適している、請求項1記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 前記測定ウェルは、切頭円錐形の形をしている、請求項1または2記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 新品時の前記トレッド上に本発明の各装置を配置しやすいようにするために、前記装置の前記測定ウェルは、新品時の前記トレッドの前記トレッド表面上に成形された追加の厚み内に形成されている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 前記装置の前記測定ウェルは、新品時の前記トレッドの前記トレッド表面上に成形された窪み(5)内に形成されている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 前記装置の前記測定ウェルは、半径方向に、すなわち、前記タイヤの回転軸線の方向に差し向けられている、請求項1〜5のうちいずれか一に記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 前記装置の前記測定ウェル(101)は、内部空所(3)中に前記トレッドの内部に開口し、前記内部空所は、新品時の前記トレッドの前記トレッド表面(10)から前記最大深さに等しい距離のところに位置した底部(32)を有し、前記内部空所の前記底部上には追加の厚みを形成する凸部(32)もまた成形され、前記内部空所の前記底部に対して測定された前記追加の厚みの高さHは、その上面(320)が前記法定の摩耗限度のレベルに対応しているようなものであり、前記測定ウェル(101)は、前記凸部(320)の表面と前記内部空所(3)の前記底部(32)の両方に達している、請求項1〜6のうちいずれか一に記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
- 新品時の前記トレッド表面の最も近くに位置する前記測定ウェルの前記底部の部分は、リグルービング(regrooving)ウェルと呼ばれるウェル(6)を備え、該ウェル(6)の深さは、前記リグルービングの最大深さに一致している、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のタイヤトレッドの摩耗のモニタ装置(100)。
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