JP2018531032A6 - 甘味増強 - Google Patents

甘味増強 Download PDF

Info

Publication number
JP2018531032A6
JP2018531032A6 JP2018520487A JP2018520487A JP2018531032A6 JP 2018531032 A6 JP2018531032 A6 JP 2018531032A6 JP 2018520487 A JP2018520487 A JP 2018520487A JP 2018520487 A JP2018520487 A JP 2018520487A JP 2018531032 A6 JP2018531032 A6 JP 2018531032A6
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sweetness
cellobiose
ppm
enhancement
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018520487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6910351B2 (ja
JP2018531032A (ja
Inventor
クルカ,ヘディ
ウングレアーヌ,イオナ,マリア
Original Assignee
ジボダン エス エー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジボダン エス エー filed Critical ジボダン エス エー
Priority claimed from PCT/EP2016/075210 external-priority patent/WO2017068034A1/en
Publication of JP2018531032A publication Critical patent/JP2018531032A/ja
Publication of JP2018531032A6 publication Critical patent/JP2018531032A6/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6910351B2 publication Critical patent/JP6910351B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

減少した低甘味度甘味料含量の低甘味度甘味料含有食用組成物において甘味を増強する方法であって、それに甘味増強割合のセロビオースを添加することを含む、前記方法。該方法は、所望の甘味レベルを維持しつつ、糖および高フルクトースコーンシロップなどの望ましくない低甘味度甘味料の割合を減少させることができる。

Description

この開示は、甘味増強に関する。
食用製品、すなわち、永久的な摂取または喀出のために一時的にのいずれかのために、口から取り入れられることが意図される製品における甘味は、しばしば望ましい特徴である。伝統的に、甘味は、低甘味度甘味料(LIS)の添加により提供されている。これらのうち、よく知られている、および最も広く用いられているものは、糖(スクロース)であるが、他の糖(フルクトースおよびグルコースなど)および高フルクトースコーンシロップおよびハチミツもまた、幅広く用いられている。これらのLIS、特にスクロースは、望ましくない後味がなく、かなりの甘みを供給するという利点を有する。しかしながら、健康またはダイエット食品においてより少ないLISの使用が望まれており、これは一方で、消費者に認容されない、甘味の低下の可能性を意味する。
これを回避する方法の1つは、高甘味度甘味料(HIS)の使用である。これらの材料は、天然または人工であってもよく、スクロースの甘味の数百倍の甘味を有し、したがって、理論的には、より多くの量の甘味料の代わりなることができる。典型的なHISの例としては、サッカリン、シクラメート、アスパルテーム、ステビオシド、レバウジオシドA(「Reb A」)およびスクラロースが挙げられる。これらの物質は、一般に、望ましくないオフテイスト、典型的には、苦み、金属的もしくはリコリスのテイスト、または望ましくない長引く甘味を食用製品に付与するという欠点を有する。
現在、高甘味度甘味料を必要とせずに、食用組成物中のLIS含量を減少することができることが見出されている。したがって、減少した低甘味度甘味料含量の低甘味度甘味料含有食用組成物において甘味を増強する方法であって、それに甘味増強割合のセロビオースを添加することを含む、前記方法を提供する。
セロビオースは、該式の二糖である。
これはセルロースの酵素分解産物であり、商業的に容易に入手可能である。これは数多くの薬理学的用途を有する。セロビオースそれ自体は甘くなく、4%セロビオースは、1.25%スクロースと同等の甘さであるとみなされ、1.5%スクロース未満の甘味は、FEMA(食用製品における新規の材料の認容性の基準を設定する、フレーバーおよび抽出物製造業組合(Flavor and Extract Manufacturers Association))により「本質的に甘くない」と認められている。したがって、糖含有食用製品の甘味に何らかの影響を与えることは驚くべきことである。
さらに驚くべき開発において、セロビオースは、数多くのさらに有利な特性および属性を提供する。
(a)任意の甘い食用製品において望ましい特徴は、それが全体的に甘いだけでなく、甘味の即時の知覚を供給することである。これは、しばしば、当該技術分野において「アップフロントの甘味」と称される。これは、糖(スクロース)、フルクトース、グルコース、高フルクトースコーンシロップおよびハチミツなどのLISにおいて顕著な特徴であるが、それは、HISまたは減少した(30〜70%)糖などの中程度のカロリー適用においては、しばしば(時には相当に)欠いている。セロビオースによるLISの一部の置き換えが、甘味増強および明白なアップフロントの甘味などの完全なLIS製品の本来の質の取り戻しをもたらすこと見出したことは、驚くべきことである。
(b)口当たりについても同じであり、すなわち、組成物は、「満足感(fullness)」の知覚を口の中で生み出す。LISは、口当たりに寄与するが、例えば、高甘味度甘味料は、寄与しない。LIS含量が減少した食用組成物中のセロビオースの存在は、元のLIS濃度によって与えられるであろうものと同じ口当たりをもたらし、したがって消費者の認容性は減少しない。
(c)LIS含量の減少に対するセロビオースによる補償は、時には必要と考えられるHISの濃度を減少できることを意味する。これは、同様に、上記の様々な望ましくないオフテイストを最小限にする。加えて、その甘味付加機能とは独立して、セロビオースは有効なオフテイスト遮断剤であること、すなわち、それは本質的なより強い甘味によりそれを消すのとは対照的に(そのセロビオースそれ自体には、効果がない)、それがオフテイストの認識を防ぐことが見出されている。上記のアップフロントの甘味および口当たり特徴は、それらの欠如のためによく知られているこれらのHIS材料の存在下においてさえ、維持される。
それゆえ、甘味が付与された食用製品ベース、減少した割合の低甘味度甘味料、および甘味増強割合のセロビオースを含む、甘味が付与された食用製品も提供される。
「低甘味度甘味料の減少した割合」は、特定の食用製品について所望のレベルの甘味を達成するために通常要求される割合よりも低いLISの割合を意味する。これは、当然、用いられるセロビオースの割合と同様に、含まれる製品、用いられるLISのレベル、および含まれる甘味のレベルに応じて変わる。
一般的に、セロビオースは、最終増甘食用製品の0.1〜4.0重量%、具体的には、0.5〜4%、より具体的には、1〜4%の比率で添加される。
スクロースの特定の例を挙げると、用いられるセロビオースの割合は、用いられるスクロースの量、および所望の甘味のレベルに依存する。例えば、1重量%のスクロース含量の減少は、1〜2%セロビオースの添加により補われる。一般的なルールとして、4%セロビオースの添加は、2%スクロース減少を補う。したがって、2%スクロースおよび4%セロビオースの溶液は、4%スクロース溶液と同様の甘味および口当たり特徴を有する。同様に、5%スクロース+4%セロビオースの溶液は、7%スクロース溶液と同様のテイストを有し、7%スクロース+4%セロビオースの溶液は、9%スクロース溶液と極めて同様のテイストを有する。
「甘味が付与された食用製品ベース」は、LISおよびセロビオースを除く、食用組成物のために必要な全ての成分を意味する。これらは、食用組成物の性質と用途に応じて、性質と割合の両方において当然変わるが、それらはすべて当該技術分野においてよく知られており、当該分野で認められている割合で使用することができる。したがって、全ての考えられる目的のために、かかるベースの処方は、当業者の範囲内である。
食用組成物ベース中の成分としては、固化防止剤、消泡剤、抗酸化剤、結合剤、着色剤、希釈剤、崩壊剤、乳化剤、カプセル化剤または製剤、酵素、脂肪、フレーバー増強剤(flavour-enhancer)、香味剤(flavouring agent)、ガム、潤滑剤、多糖類、保存剤、タンパク質、可溶化剤、溶媒、安定剤、糖誘導体、界面活性剤、甘味付与剤、ビタミン、ワックスなどが挙げられるが、これらに限定されない。用いることができる溶媒は当業者に知られており、例えば、エタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンおよびトリアセチンが挙げられる。カプセル化剤およびガムとしては、マルトデキストリン、アラビアガム、アルギナート、ゼラチン、加工デンプンおよび多糖類が挙げられる。
天然および人工の高甘味度甘味料はまた、特に、健康およびダイエット製品において用いられてもよい。この開示の特定の特色は、セロビオースの添加のために、使用される割合を著しく低下することができることである。サッカリン、シクラメート、アスパルテーム、ステビオシド、レバウジオシドA(「Reb A」)およびスクラロースを含む、全てのよく知られている例は、用いられてもよい。
フレーバーおよびフレグランス化合物のための、添加物、賦形剤、担体、希釈剤または溶媒の例は、例えば、“Perfume and Flavour Materials of Natural Origin”, S. Arctander, Ed., Elizabeth, N.J., 1960、"Perfume and Flavour Chemicals", S. Arctander, Ed., Vol. I & II, Allured Publishing Corporation, Carol Stream, USA, 1994、“Flavourings”, E. Ziegler and H. Ziegler (ed.), Wiley-VCH Weinheim, 1998、および“CTFA Cosmetic Ingredient Handbook”, J.M. Nikitakis (ed.), 1st ed., The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association, Inc., Washington, 1988.に見出すことができる。
かかる消費可能な製品の非限定例としては以下が挙げられる:
−凍結スープを含む、濃度や容器に関係ない、湿った/液体のスープ。この定義の目的のために、スープとは、肉、鶏肉、魚、野菜、穀物、果物および他の成分から調製され、これらの成分の一部または全ての目に見える部分を含み得る液体中で調理された食品を意味する。それは、透明(ブロスとして)または濃厚(チャウダーとして)で、滑らかで、裏漉しされているまたは塊が入っている、即席の(ready-to-serve)、半濃縮または濃縮されていてもよく、食事の最初のコースもしくは主なコースとしてまたは食事間のスナック(飲料のよう少しずつ飲まれ)として、暖かくまたは冷たく提供されてもよい。スープは、他の食事構成要素を調製するための成分として使用されてもよく、ブロス(コンソメ)からソース(クリームまたはチーズベースのスープ)までに及んでもよい;
−圧縮されたキューブ、タブレットまたは粉末もしくは顆粒形態の、濃縮されたブイヨン、ブイヨンおよびブイヨン様製品を含む、粉状、顆粒、ペースト、濃縮液体製品などの調理補助製品を含む、脱水された料理用(culinary)食品、これらは、最終製品として、または製品、ソースおよびレシピミックス(技術にかかわらず)内の成分として個別に販売される;
−脱水されたスープミックス、脱水されたインスタントスープ、脱水された即席(ready-to-cook)スープ含む、脱水されたおよび凍結乾燥されたスープ、パスタ、ジャガイモおよびコメの料理(dishes)を含む即席(ready-made)料理、食事およびシングルサーブエントリー(single serve entrees)の脱水されたまたは常温の調製物などの、食事解決製品;
−調味料(condiment)、マリネ、サラダドレッシング、サラダトッピング、ディップ、ブレッディング(breading)、バターミックス、貯蔵安定スプレッド、バーベキューソース、液体レシピミックス、濃縮物、ソースまたはソースミックス(脱水、液体または凍結しているかどうかを問わない、最終製品または製品内の成分として販売されている、サラダのためのレシピミックスを含む)などの食事装飾製品;
−アルコールおよび非アルコール即席(ready to drink)および乾燥粉末飲料、炭酸および非炭酸飲料、例えば、ソーダ、果物または野菜ジュース、アルコールおよび非アルコール飲料を限定することなく含む、飲料混合物および濃縮物を含む飲料、菓子製品、例えば、ケーキ、クッキー、パイ、キャンディー、チューインガム、ゼラチン、アイスクリーム、シャーベット、プディング、ジャム、ゼリー、サラダドレッシング、および他の調味料、シリアル、および他の朝食用食品、缶詰の果物および果物ソースなど;
−ミルク、チーズ、ヨーグルトおよび他の乳製品。
セロビオースの割合は、組成物の性質および所望の甘味増強およびアップフロントの甘味増強の程度および種類に依存する。当業者は、単純で非発明的な実験のみで、全ての場合において適切な割合を容易に確認することができる。しかしながら、一般的な示唆として、添加されるセロビオースの割合は、典型的には0.1〜10%、具体的には0.4〜5%、より具体的には0.5〜4%の範囲内にあるが、フレーバリストは、この範囲外で作業することにより特定の効果を捜し求めてもよく、これは、示唆としてのみ見なされるべきである。
例1
4%セロビオースは、水中でそれ自身は本質的に甘くない。
20人の甘さに敏感なパネリストは、2回繰り返した、合計40の観察において、全体的な甘味強度について、4%セロビオースおよびスクロース標準(1%および1.5%)をランク付けした。4%セロビオースは、r指数分析により、水中1.5%スクロースよりも著しく弱い甘さであり、水中1.0%スクロースよりも著しく強い甘さであることが見出された(95%信頼レベル、p値<0.05)。
例2
5%スクロースと組み合わせた4%セロビオースは、相加効果を超える甘味増強を示した。
20人の甘さに敏感なパネリストは、2回繰り返した、合計40の観察において、全体的な甘味強度について、水中5%スクロース+4%セロビオースおよびスクロース標準(6%、7%および8%)をランク付けした。5%スクロース+4%セロビオースは、r指数分析により、甘味強度において、水中7%スクロースと著しい違いがないことが見出された(95%信頼、p値>0.05)。5%スクロースが加えられた4%セロビオースの予測されたスクロース等価(Sucrose Equivalence)(SE)は、6.25%(1.25%+5%)であったが、認識されたSEは7%であり、真の甘味増強を示した。
例3
水中80ppm Reb−Aからなるベースへの4%セロビオースの添加は、未変更の80ppm Reb−Aベースと比較した場合、著しく増加したアップフロントの甘味、著しく減少した遅延した甘味、著しく減少した長引く甘味、および著しく増加した全体的な甘味を示した。試験は、14人の訓練されたパネリストのパネルにより行った。パネリストは、4回繰り返した、合計32の観察において、4つのディスクリプタ(descriptor)(全体的な甘さ、アップフロントの甘さ、遅延した甘さ、および長引く甘さ)を100ポイントスケールで採点した。
80ppm Reb−Aおよび4%セロビオースの水溶液は、150ppm Reb−Aの水溶液と同じ甘味を有していることが見出された。しかしながら、前者は、同じ甘さの150ppm Reb−Aサンプルと比較した場合、著しく増加したアップフロントの甘味を示した。
例4:
水および200ppmのスクラロースからなるモデル飲料ベースにおいて、セロビオースを2%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。7人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(200ppmのスクラロース)とモデル飲料(水、200ppmのスクラロース、および2%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:甘さ、長引く甘さおよびリコリス
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、まろやかなプロファイル、減少したオフノート、優れた口当たり
例5.
水および95ppmのスクラロースからなるモデル飲料ベースにおいて、セロビオースを2%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。8人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(95ppmのスクラロース)とモデル飲料(水、95ppmのスクラロース、および2%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味、長引く甘さおよびリコリス
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、まろやかなプロファイル、減少したオフノート、優れた口当たり
例6.
水および5%のスクロースからなるモデル飲料ベースにおいて、セロビオースを0.1%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。9人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(5%のスクロースを含む水)とモデル飲料(水、5%のスクロース、および0.1%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、まろやかなプロファイル
例7.
水および5%のスクロースからなるモデル飲料ベースにおいて、セロビオースを2%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。13人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(5%のスクロースを含む水)とモデル飲料(水、5%のスクロース、および2%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、まろやかなプロファイル、優れた口当たり
例8.
水および7%のスクロースからなるモデル飲料ベースにおいて、セロビオースを2%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。6人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(7%のスクロースを含む水)とモデル飲料(水、7%のスクロース、および2%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、まろやかなプロファイル
例9.
水、安息香酸ナトリウム(2000ppm)、スクラロース(90ppm)、クエン酸(500ppm)およびレモンライムフレーバー(850ppm)を含有する飲料モデルにおいて、セロビオースを4%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。6人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、90ppmスクラロース、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー)とモデル飲料(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、90ppmスクラロース、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー、4%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、まろやかな芳香プロファイル
例10.
炭酸水、安息香酸ナトリウム(2000ppm)、スクラロース(90ppm)、クエン酸(500ppm)およびレモンライムフレーバー(850ppm)を含有する飲料モデルにおいて、セロビオースを4%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。7人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(炭酸水、2000ppm安息香酸ナトリウム、90ppmスクラロース、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー)とモデル飲料(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、90ppmスクラロース、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー、4%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、改善された口当たり、まろやかな芳香プロファイル
例11.
水、安息香酸ナトリウム(2000ppm)、Reb−A(180ppm)、クエン酸(500ppm)およびレモンライムフレーバー(850ppm)を含有する飲料モデルにおいて、セロビオースを4%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。7人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターは、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、180ppm Reb−A、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー)とモデル飲料(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、180ppm Reb−A、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー、4%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、改善された口当たり、まろやかな芳香プロファイル
例12.
水、安息香酸ナトリウム(2000ppm)、Reb−A(180ppm)、クエン酸(500ppm)およびレモンライムフレーバー(850ppm)を含有する飲料モデルにおいて、セロビオースを4%においてアップフロントの甘味増強および甘味増強について試験した。8人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質、特にアップフロントの甘味の増強、全体的な甘味強度に焦点を当てて、ベース(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、180ppm Reb−A、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー)とモデル飲料(水、2000ppm安息香酸ナトリウム、180ppm Reb−A、500ppmクエン酸、850ppmレモンライムフレーバー、4%セロビオース)とを比較するように求めた。
ベース:中程度の甘味
セロビオースを加えたベース:著しい甘味増強、アップフロントの甘味増強、改善された口当たり、まろやかな芳香プロファイル
例13.
ヨーグルトRebA 180ppm+4%セロビオース
レバウジオシドA(180ppm)で甘味が付与されたプレーン無脂肪ヨーグルトにおいて、セロビオースを4%において甘味増強について試験した。6人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質に焦点を当てて、ベース(プレーンヨーグルト+180ppm RebA)とモデルヨーグルト(プレーンヨーグルト、180ppm RebA、4%セロビオース)とを比較するように求めた。
モデルヨーグルトは、より甘く、ベースよりも著しく優れた甘味のバランスと質を有することが見出された。
例14.
スクラロース(90ppm)で甘味が付与されたプレーン無脂肪ヨーグルトにおいて、セロビオースを4%において甘味増強について試験した。6人の専門のテイスターのパネルによりサンプルを評価した。テイスターに、全体的な甘味の質に焦点を当てて、ベース(プレーンヨーグルト+90ppmスクラロース)とモデルヨーグルト(プレーンヨーグルト、90ppmスクラロース、4%セロビオース)とを比較するように求めた。
モデルヨーグルトは、より甘く、ベースよりも著しく改善された甘味のバランスと質を有することが見出された。

Claims (6)

  1. 減少した低甘味度甘味料含量の低甘味度甘味料含有食用組成物において甘味を増強する方法であって、それに甘味増強割合のセロビオースを添加することを含む、前記方法。
  2. セロビオースが、食用組成物の0.1〜4重量%の重量割合で添加される、請求項1に記載の方法。
  3. セロビオースが、0.5〜4%の重量割合で添加される、請求項2に記載の方法。
  4. セロビオースが、1〜4%の重量割合で添加される、請求項3に記載の方法。
  5. 甘味が付与された食用製品ベース、減少した割合の低甘味度甘味料、および甘味増強割合のセロビオースを含む、甘味が付与された食用製品。
  6. セロビオースを0.1〜4%の重量割合で含む、請求項5に記載の甘味が付与された食用製品。
JP2018520487A 2015-10-22 2016-10-20 甘味増強 Active JP6910351B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562244808P 2015-10-22 2015-10-22
US62/244,808 2015-10-22
PCT/EP2016/075210 WO2017068034A1 (en) 2015-10-22 2016-10-20 Sweetness enhancement

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018531032A JP2018531032A (ja) 2018-10-25
JP2018531032A6 true JP2018531032A6 (ja) 2018-12-13
JP6910351B2 JP6910351B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=57153488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018520487A Active JP6910351B2 (ja) 2015-10-22 2016-10-20 甘味増強

Country Status (8)

Country Link
US (1) US11071317B2 (ja)
EP (1) EP3364776B1 (ja)
JP (1) JP6910351B2 (ja)
CN (1) CN108135222A (ja)
BR (1) BR112018007335B1 (ja)
CA (1) CA3002578C (ja)
SG (1) SG11201802839VA (ja)
WO (1) WO2017068034A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023509202A (ja) * 2020-01-10 2023-03-07 ケンブリッジ グリコサイエンス エルティーディー オリゴ糖組成物およびそれを作製する方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2590516B2 (ja) * 1988-03-04 1997-03-12 味の素株式会社 低甘味素材
JP2002223721A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Nippon Paper Industries Co Ltd 味質改良剤、味質改良方法及び甘味料組成物
US20110159141A1 (en) * 2006-09-27 2011-06-30 Shiuh Luo Cooling confectioneries and beverages
GB0703524D0 (en) * 2007-02-23 2007-04-04 Cadbury Schweppes Plc Improved sweetener compositions
JP4731542B2 (ja) * 2007-12-13 2011-07-27 旭化成ケミカルズ株式会社 セロオリゴ糖含有キャンディー
JP2009148190A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Asahi Kasei Chemicals Corp 食品用乳化剤
JP5550277B2 (ja) 2009-07-23 2014-07-16 長谷川香料株式会社 保存安定性に優れた粉末組成物
EP2568816A4 (en) * 2010-05-12 2015-09-16 Cargill Inc SWEETENER COMPOSITIONS HAVING REDUCED BITTER TASTE AND PREPARATION METHODS
EP2402454A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-04 Süd-Chemie AG Cellobiose production from biomass
US20120021111A1 (en) * 2010-07-23 2012-01-26 Aexelon Therapeutics, Inc. Natural Low Caloric Sweetener Compositions for Use in Beverages, Foods and Pharmaceuticals, and Their Methods of Manufacture
CN102984950B (zh) * 2010-10-08 2015-02-25 长谷川香料株式会社 茶类提取物
JP2014156404A (ja) 2011-06-08 2014-08-28 Ajinomoto Co Inc モナティン多価金属塩結晶
JP5860542B2 (ja) 2011-11-23 2016-02-16 コリア フード リサーチ インスティテュート 甘味増強剤
US10039834B2 (en) * 2013-07-12 2018-08-07 The Coca-Cola Company Compositions and methods using rebaudioside X to provide sweetness enhancement
WO2016116619A1 (de) 2015-01-22 2016-07-28 Pfeifer & Langen GmbH & Co. KG Cellobiosehaltige zuckermasse
EP3247223A1 (de) 2015-01-22 2017-11-29 Pfeifer & Langen GmbH & Co. KG Cellobiosehaltiges getränk
WO2016116627A1 (de) 2015-01-22 2016-07-28 Pfeifer & Langen GmbH & Co. KG Cellobiose in zusammensetzungen zum verzehr oder zur einnahme

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2363259C2 (ru) Средство, усиливающее вкус, пищевые продукты или напитки, содержащие средство, усиливающее вкус, а также способ усиления вкуса
EP2830440B1 (en) N-acyl-aminocyclopropyl carboxylic acids as food flavouring compounds
JP6744858B2 (ja) エリスリトールを含む甘味料組成物
JP2017205100A (ja) 甘味料組成物及びステビア抽出物の味質改善方法
JP4986732B2 (ja) 調味剤
JP6966434B2 (ja) セロビオースおよび/またはプシコースで、オフテイストをマスキングする方法
JP2018531030A6 (ja) セロビオースおよび/またはプシコースで、オフテイストをマスキングする方法
JP6910351B2 (ja) 甘味増強
JP2018531032A6 (ja) 甘味増強
WO2022138890A1 (ja) 香料組成物
CN106659204B (zh) 甜味剂组合物
GB2511766A (en) Mouthfeel enhancement
JP5318642B2 (ja) 高甘味度甘味料とモルトエキスを含有する甘味料組成物
CN102639008A (zh) 2-甲氧基-5-(苯氧基甲基)苯酚
GB2511742A (en) Off-taste masking
WO2023242015A2 (en) Compositions containing brazzein
CA3171162A1 (en) Taste modifying ingredient
JP2021101654A (ja) シーズニング風味増強剤、及びそれを含有するシーズニング
JP2019201589A (ja) 呈味改善剤
CN116782778A (zh) 浓厚味道的增强和相关筛选方法
JP2020129965A (ja) ココナッツミルク感増強剤
WO2013060813A1 (en) Organic compounds
JP2006333871A (ja) 苦渋味が抑制された口腔適用対象物