JP2018530340A - アルコール飲料およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、典型的な熟成した蒸留酒の知覚特性を有するアルコール飲料に関する。本発明のアルコール飲料の製造方法は、ある割合の木材チップを蒸留酒に導入するステップと、木材チップと蒸留酒とを相互作用させるように圧力をかけるステップと、を含む。【選択図】図1

Description

<関連出願の相互参照>
本出願は、2015年10月16日に出願された米国仮特許出願第62/242,396号の利益を主張するものである。
<連邦支援研究に関する声明>
適用なし。
<共同研究協定に対する締約国の名称>
適用なし。
<コンパクトディスクで提出された資料の参照による組み込み>
適用なし。
本発明は、概して、アルコール飲料に関する。より詳細には、若い蒸留酒に、より熟成した蒸留酒の知覚特性を付与するための方法および該方法により得られる蒸留酒に関する。
伝統的なウイスキーの製造方法においては、高品質の蒸留物をオーク樽で熟成させ、木材によって色、滑らかさ、風味およびその他の特性をウイスキーに加える。しかしながら、木製の樽はますます高価になってきており、また、木製の樽の多孔質性は(熟成プロセスにおいては重要である一方で)、顕著な蒸発損失をもたらし得る。
さらに、木材費用に関するコスト上の問題は、特定の蒸留酒は3〜50年またはそれ以上の年月をかけて熟成し得る、という実際の熟成プロセスにある。一般的に、長期にわたって熟成させた蒸留酒は、樽の木材とより多くの相互作用が可能となり、消費者が望むようなより洗練された風味、味、色、後味および滑らかさを発現させることができる。
この問題を複雑にしているのは、熟成したウイスキーの在庫が減少しており、伝統的なスコッチウイスキーや他の熟成した蒸留酒を消費した年代である「ベビーブーム」世代のウイスキーの在庫が減少している、という事実である。
若い(熟成期間が短い)蒸留酒は、辛くて粗い傾向がある。一般に、蒸留酒は、蒸留酒を保持する樽をなす木材との相互作用を介して、購入の好みや「滑らかさ」および「飲みやすさ」といった認識によって測定される、消費者が一般に好む知覚特性を発現する。
業界内では、バーボンの製造にはニューアメリカンオークを使用することが法律で義務付けられているとともに、バーボンの味にとっても当該木材の使用が重要であることが知られている。スコッチウイスキー業界内では、時間の経過とともに樽が「消耗」し、ウイスキーに風味付けする能力が失われることも知られている。
したがって、木製の樽を用いて何年も熟成させることにより得られる知覚特性が望まれているが、有意に短期間で製造することにより、製品コストを削減し、典型的な樽での熟成では得られない新しい味覚を創造する機会を創出することもまた望まれている。
これまで、伝統的に熟成した蒸留酒の知覚特性を有する、より若い蒸留酒を製造する試みがなされてきた。その一つが、特許文献1に記載される「エチルアルコールの熟成方法」である。特許文献1は、「コニャックを熟成させるための熟成促進」のプロセスを開示しており、該プロセスは、10mm厚のオークリベットをアルコール入りタンクに装填するステップと、その後、タンクの内圧を24〜48時間かけて2〜5ATAに上昇させてから24〜48時間無圧にするステップと、を含む。特許文献1に記載されるプロセスは従来の方法に比べて速いが、より迅速なサイクルタイムによって同様の結果を得ることが好ましい。
Lixによる特許文献2のような他の特許は、加圧容器内でウイスキーを製造するためのプロセスに関する一般的な情報を提供しているが、アルコールを入れた容器内に配置される樽板のプロファイルを教示する以外には、該プロセスに関する多くの詳細を提供していない。
Watsonによる特許文献3は、「エタノールベースの飲料の熟成を加速させる」ための方法を開示している。当該方法では、少なくとも200psi〜5000psiの圧力を用いる方法を非常に一般的に説明しており、それ未満の圧力は所望の反応を「得るのに不十分である」であるとしている。しかしながら、そのような圧力は、生産工程で実現するのは非常にコスト高であるとともに、大半の生産設備では達成できない。
ロシア登録特許第2084510号明細書 米国特許第8889206号明細書 米国特許出願第2010/092636号明細書
したがって、熟成した蒸留酒の知覚的印象を、1日未満の全プロセス時間かつより低い適応圧力によって得ることが望まれている。
本発明は、若い蒸留酒に、熟成した蒸留酒の知覚特性を付与するための方法である。本発明の方法は、アルコール度数が約40%〜約57%である蒸留酒を容器に導入するステップと、蒸留精液750mLあたり約10g〜約120gの割合で、容器に木材チップを添加するステップと、容器を密封するステップと、容器内で所定の最大圧力が達成されたら該圧力を開放して容器の内部圧力が所定のより低い圧力に戻るように、容器の内部圧力を約5psi〜約50psiに上昇させるステップと、を含む。容器の内部圧力の増減は、必要に応じて繰り返すことができる。
蒸留酒を急速に熟成させる方法を示すフローチャートである。 アルコール度数42%の蒸留酒を用いて15psiの圧力下で行った、本発明に従う試験の結果を示すグラフである。
図1を参照して、本発明は、若い蒸留酒に、伝統的な熟成した蒸留酒の知覚特性を有意に短期間で付与するための方法を含む。
なお、本発明の方法の特徴は、特定の消費者市場に向けられていることに留意されたい。特に、本発明の方法の特徴は、現在「ミレニアルズ」として認識されている、一般に、1980年〜2000年生まれを含む世代が魅力を感じることが判明している、蒸留酒における風味、質感、色、滑らかさ、および、飲みやすさの知覚特性を提供する。
この方法を研究するにあたっては、21〜39歳の消費者をアルコール消費法に沿ってリサーチした。本発明の方法に従って得られる蒸留酒の知覚特性は、伝統的なウイスキー、バーボンまたは他の蒸留酒の酒飲みにとっては、総じて美味しくない可能性がある。しかしながら、ミレニアルズは最も勢いのある消費者に成長しているので、本発明の方法および当該方法により得られた完成品に関して実施した調査は、主にミレニアルズに焦点を当てている。また、分野横断的な業界慣習と同様に、商品およびサービスの新しいカテゴリに導入されているがため法的にその製品を使用することができる、若年層を惹きつける必要がある。
本発明の方法は、まず、木材チップを取得することから始まる。木材チップは、以前に使用された樽から取得することができる。しかしながら、木材チップは、業界内で一般に知られているように整調されているものであれば、他の木材から供給することもできる。
例示的な一実施形態において、木材チップの一次側(長さ×幅)の寸法は、長さが約1〜約2インチ、幅が約1/2インチ〜約1インチであり、且つ厚さは、約1/8〜約1/4インチである。木材チップの形状は、実質的に矩形状として説明されているが、当業者には、木材チップの形状およびサイズが変化し、寸法が均一でない可能性があることは理解される。
容器に木材チップを導入し、該容器内の木材チップに蒸留酒を導入する。
本発明の方法では、木材チップに加えて、または、木材チップに替えて、ナッツの殻を蒸留酒との混合に用いることができる。
背景技術に記載されるように、バーボンの製造に使用する木材には、ニューアメリカンオークを使用する必要があり、また、使用することが重要である。また、スコッチウイスキーの業界内では、時間の経過とともに樽が「消耗」し、ウイスキーに風味付けする能力が失われることも知られている。本発明の方法において、木材チップは、ウイスキー/ウィスキーの製造においてもはや有用でないとされた木製の樽から調達することができる。例示的な一実施形態における木材は、木材を少なくとも10年間空気乾燥させた樽または他の供給源によるものである。さらに、例示的な他の一実施形態における木材は、木材を少なくとも100年間空気乾燥させた樽または他の供給源によるものである。
本明細書全体を通して使用される蒸留酒という用語は、少なくとも5体積%のアルコール(ABV)を含有する蒸留された飲料をいう。本明細書に記載される蒸留酒は、若い蒸留酒または熟成した蒸留酒である。熟成した蒸留酒は、いくつかの国の規制によれば、少なくとも3年間は木材の中に保持される必要があり、また、若い蒸留酒は、新しく製造された蒸留酒として定義される。本発明の方法は、そのような若い蒸留酒または熟成した蒸留酒における、さらなる処置および/または仕上げを可能にする。
蒸留酒は、ウイスキー、スコッチウイスキー、バーボン、ウォッカ、ジン、ラム酒、ブランデー、オー・ドゥ・ヴィ(フルーツブランデーまたはシュナップス)、テキーラ、白酒、ソジュ、アグアルディエンテ、パリンカ、カシャーサ、シンガニ、ボロヴィチュカ、スリヴォヴィッツ、ムーンシャイン、蒸留精液もしくは若い蒸留酒のいずれか、または、それらの組み合わせとすることができる。
木材チップとアルコールとの比は、本発明の重要な特徴である。750ml(標準的なボトル)の蒸留酒に対して、木材チップの量は30グラム(g)〜120gの間とするべきであることが判明している。実際の木材チップの量は、結果として得られる蒸留酒に望まれる知覚特性に基づいて変化する。本発明における蒸留酒のアルコール度数は、約40%〜約57%であることが好ましいことが判明している。
木材チップと蒸留酒の混合物を保持する容器を密封し、密封した容器の内部における測定圧力が最低でも5psiに上昇するまで加熱するが、約50psiは超えないようにする。木材チップの望ましくない知覚特性が、結果として得られる蒸留酒に引き出される可能性があるため、圧力が50psiを超えないことが重要である。
容器内の圧力が上昇すると、蒸留酒分子が木材チップに押し込まれて、蒸留酒が木材チップの表面だけでなく内部と相互作用することが実験によって示された。圧力が低下すると、蒸留酒が木材チップから排出される。これにより、木材の内部の一部に蒸留酒が導入され、該木材の内部の一部が蒸留酒と相互作用して新しい化合物を生成する相互作用が引き起こされる。
圧力は、約10psi〜約20psiの間であることが最も好ましい。なお、このより低い圧力は、従来技術および当業者が設定すべきであると主張する圧力に反していることに留意されたい。しかしながら、このより低い圧力によれば、より高い圧力で抽出される木材チップの望ましくない特性によって結果として得られるアルコールが汚染させるのを防止し、関心のある消費者にとって望ましくない知覚特性が蒸留酒に付与されるのを防止できることが見出されている。
続いて、容器を熱から取り出し、実質的に室温まで冷却して、容器の内部圧力を所定のより低い圧力まで低下させる。
木材チップと蒸留酒の混合物が入った容器を約5psi〜20psiの雰囲気に加熱し、その後、該容器の温度を冷却して標準圧力にすることは、熟成の1サイクルと考えられる。
容器の内部圧力が最大圧力に達したら、圧力を低下させて標準圧力にすることが好ましい。換言すれば、容器の内容物を長時間にわたって最大圧力のもとで保持しないことが好ましく、所望の知覚特性に基づいて24時間未満とすることが好ましい。とはいえ、いったん最大圧力に達してから減圧することが好ましい。各サイクルの実際の所要時間は、蒸留酒、および木材の量、並びに、最大圧力、所望の味覚特性および生産効率などに基づいて変化する。
蒸留酒と木材チップとの混合は、1回以上の熟成サイクルを経て行うが、実際のサイクル数は、結果として得られる急速に熟成した蒸留酒に求められる所望の知覚特性に基づいて変化する。このサイクルは、ミレニアル世代の消費者に望まれる知覚特性を結果として得られる蒸留酒に提供するように、蒸留酒と木材チップとを相互作用させることが要求される。
より好ましいサイクル数は、結果として得られる蒸留酒あたり2〜5回である。
所望のサイクル数を実行した後、結果として得られた蒸留酒を濾過して、木材チップおよび他の粒子状物質からそれを分離する。急速に熟成した蒸留酒は、その後、貯蔵または消費される。
驚くべきことに、木材チップの2つの一次側の少なくとも一方または木材チップ全体を炭化させると、本発明の方法が促進されることが分かった。これは、木材チップの少なくとも一方側を、該木材チップを蒸留酒と混合する前に炭化させ、1回以上のサイクルを経ることによれば、より少ないサイクル数で、木材チップから蒸留酒により多くの色および風味を付与できることを意味する。または、別の言い方をすれば、木材チップを炭化させると、蒸留酒に付与される異なる知覚特性が変化する。
他の実施形態では、木材チップを炭化させることに加えて、または、木材チップを炭化させる代わりに、木材チップをトーストする。炭化と同様に、木材をトーストすると蒸留酒に付与される異なる知覚特性が変化する。
木材チップを炭化させる代わりに、または、木材チップを炭化させることに加えて、木材チップを容器に導入して蒸留酒と混合する前に、木材チップをスモークすることができる。従来行われているように、木材チップ全体を炭化させることやトーストすることもできる。
業界内で周知であるように、特定の木製樽は、樽内の蒸留酒に異なる知覚特性を付与する。例えば、スコットウイスキーは、シェリーオーク製の樽で仕上げられる。したがって、本発明のさらに他の実施形態では、木材チップを、業界内で既知の仕上げ手順によって整調する。
蒸留酒を熟成させるために実行する実際のサイクル数は、蒸留酒に対する木材チップの割合、木材チップの炭化状態、木材チップの種類、蒸留酒の種類に応じて変化する。図2は、3年熟成させたスコッチウイスキーを用いた試験の結果を示している。3年の熟成期間は、合法的にスコッチウイスキーとしてみなされる最短の熟成期間であり、単一のサイズに炭化させたシェリーオーク樽の木材チップを用いた。スコッチウイスキーのアルコール度数は42%であり、内容物を15psiの圧力にかけた。「X」でマークされたマトリックスのセルは、所望の知覚特性、すなわち、熟成期間がより長いスコットランド産のウイスキーの知覚特性が得られることが分かった。
実施例1
本発明に従う蒸留酒(ウイスキー)を以下のように調製した。
木材チップの量 30g
蒸留酒の量 750ml
蒸留酒のアルコール度数 42%
サイクルあたりの最大圧力 15psi
サイクル数 4
結果として得られた蒸留酒のアルコール度数も42%であった。ペア比較のブラインドテストを実施して、米国および国際セールスに基づく売り上げ第2位の、酒齢18年のスーパープレミアムウイスキーと比較した。無作為に選ばれた21〜39歳の米国人が試飲した。「購入意向」の評価では、本発明の実施例1が71%であり、29%であるスーパープレミアムウイスキーよりも好まれる結果となった。
実施例2
本発明に従う蒸留酒(ウイスキー)を以下のように調製した。
木材チップの量 120g
蒸留酒の量 750ml
蒸留酒のアルコール度数 42%
サイクルあたりの最大圧力 15psi
サイクル数 4
結果として得られた蒸留酒のアルコール度数も42%であった。21〜39歳の米国人を無作為にサンプリングしてペア比較のブラインドテストを実施し、上述の実施例1と比較した。「購入意向」の評価では、実施例2が43%であり、57%である実施例1に劣った。同じペア比較における消費者の「滑らかさ」および「飲みやすさ」の評価においても、実施例2は実施例1に劣った。これらの結果は、アルコールに対する木材チップの割合の上限を裏付けるのに役立った。
実施例3
本発明に従う蒸留酒(ウイスキー)を以下のように調製した。
木材チップの量 30g
蒸留酒の量 750ml
蒸留酒のアルコール度数 57%
サイクルあたりの最大圧力 15psi
サイクル数 4
結果として得られた蒸留酒のアルコール度数も57%であった。21〜39歳の米国人を無作為にサンプリングしてペア比較のブラインドテストを実施し、上述の実施例1と比較した。「購入意向」の評価では、実施例3が34%であり、66%である実施例1に劣った。同じペア比較における消費者の「滑らかさ」および「飲みやすさ」の評価においても、実施例3は実施例1に劣った。これらの結果は、アルコール度数の上限を裏付けるのに役立った。
実施例4
本発明に従う蒸留酒(ウイスキー)を以下のように調製した。
木材チップの量 30g
蒸留酒の量 750ml
蒸留酒のアルコール度数 42%
サイクルあたりの最大圧力 50psi
サイクル数 4
結果として得られた蒸留酒のアルコール度数も42%であった。21〜39歳の米国人を無作為にサンプリングしてペア比較のブラインドテストを実施し、上述の実施例1と比較した。「購入意向」の評価では、実施例4が37%であり、63%である実施例1に劣った。同じペア比較における消費者の「滑らかさ」および「飲みやすさ」の評価においても、実施例4は実施例1に劣った。これらの結果は、サイクルあたりの最大圧力の上限を裏付けるのに役立った。
実施例5
本発明に従う蒸留酒(ウイスキー)を以下のように調製した。
木材チップの量 30g
蒸留酒の量 750ml
蒸留酒のアルコール度数 42%
サイクルあたりの最大圧力 15psi
サイクル数 4
なお、木材チップは、少なくとも100年間にわたって空気乾燥させた木材を供給源としている。結果として得られた蒸留酒のアルコール度数も42%であった。ペア比較のブラインドテストを実施して、米国および国際セールスに基づくトップセールスの1つであるスーパープレミアムウイスキーと比較した。無作為に選ばれた21〜39歳の米国人が試飲した。「購入意向」の評価では、本発明の実施例5が66%であり、34%であるスーパープレミアムウイスキーよりも好まれる結果となった。
本発明を、以上に概説した特定の実施形態とともに説明したが、当業者にとって、多くの代替、修正および変形が可能であることは明らかである。従って、上述した本発明の好適な実施形態は、例示的なものであり、本発明を限定するものではない。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができる。
本明細書の開示の一部には、著作権保護の対象となる資料が含まれている。著作権者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に記載されているように、特許文書または特許開示のいずれかによるファクシミリ複製に異論を唱えないものとし、それ以外の場合はすべての著作権を留保するものとする。

Claims (30)

  1. 蒸留酒に、より熟成した蒸留酒の知覚特性を付与するための方法であって、
    アルコール度数が約40%〜約57%である蒸留酒を容器に導入するステップと、
    前記蒸留精液750mLあたり約10g〜約120gの割合で、前記容器に木材チップを添加するステップと、
    前記容器を密封するステップと、
    前記容器内で所定の最大圧力が達成されたら該圧力を開放して前記容器の内部圧力が所定のより低い圧力に戻るように、前記容器の前記内部圧力を約5psi〜約50psiに上昇させるステップと、を含み、
    前記上昇させるステップを1回以上実行する、方法。
  2. 前記容器の前記内部圧力を上昇させる前記ステップを繰り返すステップをさらに含み、前記容器の前記内部圧力を合計10回にわたって増減させる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記容器の前記内部圧力を上昇させる前記ステップを繰り返すステップをさらに含み、前記容器の前記内部圧力を合計2〜6回にわたって増減させる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記蒸留精液750mLあたり約20g〜約80gの割合で、前記容器に前記木材チップを添加する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記蒸留精液750mLあたり約30g〜約50gの割合で、前記容器に前記木材チップを添加する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記蒸留酒の前記アルコール度数が約40%〜約45%である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記容器の前記内部圧力を、最大で約10psi〜約20psiまで上昇させる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記容器内の前記木材チップから前記蒸留酒を濾過するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記木材チップの少なくとも一方側を事前に炭化またはトーストし、該木材チップを、前記容器へ導入する前に仕上げる、請求項1に記載の方法。
  10. 前記容器に導入する前に、前記木材チップをスモークする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記容器に導入する前に、前記木材チップを仕上げる、請求項1に記載の方法。
  12. 前記木材チップを、ウイスキーの製造にもはや有用でないとみなされた木製の樽から調達する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記木材チップを、少なくとも10年にわたって空気乾燥させた木材から調達する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記木材チップを、少なくとも100年にわたって空気乾燥させた木材から調達する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記木材チップの一次側(長さ×幅)の寸法は、長さが約1〜約2インチ、幅が約1/2〜約1インチであり、且つ、厚さは、約1/8〜約1/4インチである、請求項1に記載の方法。
  16. 蒸留酒に、より熟成した蒸留酒の知覚特性を付与するための方法であって、
    アルコール度数が約40%〜約50%である蒸留酒を容器に導入するステップと、
    前記蒸留精液750mLあたり約30g〜約60gの割合で、前記容器に木材チップを添加するステップと、
    前記容器を密封するステップと、
    前記容器内で所定の最大圧力が達成されたら該圧力を開放して前記容器の内部圧力が所定のより低い圧力に戻るように、前記容器の前記内部圧力を約10psi〜約25psiに上昇させるステップと、
    前記容器の前記内部圧力を上昇させる前記ステップを繰り返すステップであって、前記容器の前記内部圧力を合計2〜5回にわたって増減させるステップと、を含む、方法。
  17. より熟成した蒸留酒の知覚特性を有する、完成した蒸留酒であって、
    アルコール度数が約40%〜約57%である蒸留酒を容器に導入するステップと、
    前記蒸留精液750mLあたり約10g〜約120gの割合で、前記容器に木材チップを添加するステップと、
    前記容器を密封するステップと、
    前記容器内で所定の最大圧力が達成されたら該圧力を開放して前記容器の内部圧力が所定のより低い圧力に戻るように、前記容器の前記内部圧力を約5psi〜約50psiに上昇させるステップと、
    前記容器内の前記木材チップから前記蒸留酒を濾過するステップと、を含む方法により得られる、完成した蒸留酒。
  18. 前記容器の前記内部圧力を上昇させる前記ステップを繰り返すステップであって、前記容器の前記内部圧力を合計10回にわたって増減させるステップをさらに含む方法により得られる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  19. 前記容器の前記内部圧力を上昇させる前記ステップを繰り返すステップであって、前記容器の前記内部圧力を合計2〜6回にわたって増減させるステップをさらに含む方法により得られる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  20. 前記蒸留精液750mLあたり約20g〜約80gの割合で、前記容器に前記木材チップを添加してなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  21. 前記蒸留精液750mLあたり約30g〜約50gの割合で、前記容器に前記木材チップを添加してなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  22. 前記蒸留酒の前記アルコール度数が約40%〜約45%である、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  23. 前記容器の前記内部圧力を、最大で約10psi〜約20psiまで上昇させてなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  24. 前記木材チップの少なくとも一方側を事前に炭化またはトーストし、該木材チップを前記容器へ導入する前に仕上げてなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  25. 前記容器へ導入する前に、前記木材チップをスモークしてなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  26. 前記容器へ導入する前に、前記木材チップを仕上げてなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  27. 前記木材チップを、ウイスキーの製造にもはや有用でないとみなされた木製の樽から調達してなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  28. 前記木材チップを、少なくとも10年にわたって空気乾燥させた木材から調達してなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  29. 前記木材チップを、少なくとも100年にわたって空気乾燥させた木材から調達してなる、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
  30. 前記木材チップの一次側(長さ×幅)の寸法は、長さが約1〜約2インチ、幅が約1/2〜約1インチであり、且つ、厚さは、約1/8〜約1/4インチである、請求項17に記載の完成した蒸留酒。
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