JP2018523954A - データ及びパイロットを含むdft拡散ofdmシンボルを形成するための方法及びデバイス - Google Patents

データ及びパイロットを含むdft拡散ofdmシンボルを形成するための方法及びデバイス Download PDF

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Abstract

データ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成する方法及びデバイスであって、時間領域においてパイロットシンボルを形成することであって、パイロットシンボルは少なくとも2つの部分を含み、第1の部分は前パイロットのサンプルを含み第2の部分はヌル値を含むものと、パイロットシンボルのDFT拡散OFDM変調を行うことと、データをプリコーディングすることと、プリコーディングされたデータを時間領域でのデータシンボルの形式にすることであって、データシンボルは少なくとも2つの部分を含み、第1の部分はヌル値を含み第2の部分はデータを含むものと、データシンボルのDFT拡散OFDM変調を行うことと、DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分を変更することと、変更されたDFT拡散OFDM変調されたデータをDFT拡散OFDM変調パイロットシンボルに結合することとを含む。

Description

本発明は、包括的には、データ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成するための方法及びデバイスに関する。
離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重(DFT拡散OFDM)変調は、電気通信技術においてますます用いられるようになっている。
例えば、非特許文献1に開示されているように、SC−FDMA(シングルキャリア周波数分割多重接続)の頭字語の下で、3GPP/LTEネットワークにおけるアップリンク送信を実施するのにDFT拡散OFDMが用いられている。
例えば、DFT拡散OFDMは、DVB−NGHシステムハイブリッドプロファイルの衛星コンポーネントを実施するのに用いられている(非特許文献2を参照されたい)。
2つの上述したシステムにおいて、DFT拡散OFDMは、送信機における電力消費を低減するための成功の鍵となる、低い電力包絡線変動に起因して選択された。DFT拡散OFDMは、実際に、シングルキャリア(SC)及びマルチキャリア(MC)の波形の適切な特性、すなわち、シングルキャリア変調の柔軟性のある低電力変動と、マルチキャリア変調の低い受信機複雑性とを組み合わせる。
DFT拡散OFDM変調において、コンスタレーションサンプルは、まず、DFTによって周波数を拡散される。2つの帯域エッジにおいてヌルサブキャリアが追加された後、拡散されたシンボルがOFDM変調され、期待されるスペクトル形状を有する信号が得られる。拡散のためのDFTと、変調のためのIDFTとを組み合わせることによって、単に元のサンプルのオーバーサンプリングされたバージョンとして理解することができる結果としての信号がもたらされる。これは、連続時間補間における基数正弦関数又は正弦関数の、DFT補完における均等物である、ディリクレ核としても知られるディリクレ波形によりフィルタリング除去される。
これは実際に、既知のFFT又はフーリエオーバーサンプリングアルゴリズムの原理である。DFT拡散OFDM変調は、シングルキャリア信号の生成を行うための基本時間領域フィルタリングに対する代替として解釈することができると考えることができる。DFT畳み込みの循環性に起因して、各OFDMシンボルにわたる最初の数サンプル及び最後の数サンプルは、複数のおおよそ4〜6×N’/K’個のサンプル、すなわち、ディリクレ波形の最初の2つ又は3つのローブにわたって互いに大きく相関する。ここで、N’はOFDM変調後のサンプル数であり、K’は、DFT変換後のサンプル数である。
従来のOFDM変調は、チャネルの影響を、各サブキャリアにわたって単純な1タップイコライザーによって容易に修復することができるため、周波数選択性チャネルに特によく適している。イコライザー係数を計算するために、受信機は、全てのデータサブキャリアにわたってチャネル係数を推定する必要がある。
正確なチャネル推定は、OFDM受信機の主要な機能として現れる。チャネルは通常、受信機において既知のパイロットとも呼ばれる基準シンボルを用いて推定される。シングルキャリア信号と異なり、OFDMにおいて、無線データ/パイロットを、周波数領域及び時間領域の双方におけるチャネル特性に従って調整することが可能である。例えば、チャネルコヒーレンス帯域幅が非常に高いが、チャネルが急速に変化する場合、時間において規則的に、例えば、数δシンボルごとに1OFDMシンボル離間して、僅かな数のパイロット、例えば、γ>>1個のサブキャリアごとに1パイロットのみを周波数領域に挿入することが可能である。更には時間ごとにパイロットの位置を変更することが可能である。
これは、シングルキャリア変調及びDFT拡散OFDM変調に対する、OFDM変調の主要な利点のうちの1つである。
DFT拡散OFDM変調が、等化に関してOFDM系統から利益を得る場合、これはパイロットの挿入には当てはまらない。実際、DFT拡散OFDM信号包絡線の低電力変動は、DFT拡散シンボルのOFDM変調から生じる。例えば、基準サブキャリアの挿入を通じた拡散サブキャリアの任意の恣意的な変更は、信号のピーク対平均電力比(PAPR)特性を崩す可能性がある。この理由により、3GPP/LTEアップリンクシステムは、ザドフ−チューシーケンスとして周波数領域に直接挿入される、フルパイロット、すなわち、パイロットを搬送するシンボルの全ての変調されたサブキャリアを指定する。ザドフ−チューシーケンスは、一定の振幅を有し、DFT後にザドフ−チューシーケンスを保つ。このため、送信されたパイロットは、シングルキャリア信号の良好なPAPR特性を保持する。
パイロットオーバヘッドを低減するために、DVB−NGHシステムは、データ及び基準情報を組み合わせるパイロット(以後、ハイブリッドパイロットシンボルと呼ばれる)を指定する。データは、パイロットが挿入されない場合、用いられるDFTのサイズの半分に等しい長さを有するデータのブロックにわたって拡散DFTを適用することによって得られる。次に、拡散データは、拡散ザドフ−チューシーケンス(同様に通常のデータシンボルに対し半分の長さを有する)に沿って、2つのサブキャリアごとに1つインターリーブされる。基準シンボル(データ及びパイロット)の成分ごとに、結果として得られる信号は、単に、元の半分の長さのシーケンスの2つの連続したコピーのオーバーサンプリングされたバージョンである。
2つのシングルキャリア信号の和として、結果として得られる信号は、もはや単なるSC信号ではない。
A document 3GPP TS 36.211 v10.4.0, entitled "3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation," issued on Dec. 2011. Digital Video Broadcasting (DVB); Next Generation broadcasting system to Handheld, physical layer specification, DVB Document A160 issued on Nov. 2012 under the acronym of SC-OFDM (Single Carrier-Orthogonal Frequency Division Multiplexing A paper of Coleman, T. F. and Y. Li entitled "A Reflective Newton Method for Minimizing a Quadratic Function Subject to Bounds on Some of the Variables," published in SIAM Journal on Optimization, Vol. 6, Number 4, pp. 1040-1058, 1996 A book of Gill, P. E., W. Murray, and M. H. Wright. Entitled Practical Optimization, Academic Press, London, UK, 1981 Draft ETSI EN 303 105 V1.1.1, "Digital Video Broadcasting (DVB); Next Generation broadcasting system to Handheld, physical layer specification (DVB-NGH)," June 2013
本発明は、シングルキャリア信号の低PAPR特性を依然として保持しながら、チャネル需要に従ってパイロットシンボルにおけるデータ/パイロットサブキャリア比を制御する能力を用いて、DFT拡散OFDM変調のための基準シンボルを生成することができる方法及びデバイスを提供することを目的とする。
このために、本発明は、データ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成する方法であって、
時間領域においてパイロットシンボルを形成するステップであって、パイロットシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、パイロットシンボルの第1の部分は、前パイロット(front pilots)のサンプルを含み、パイロットシンボルの第2の部分は、ヌル値を含み、パイロットシンボルの第1の部分に連続している、ステップと、
パイロットシンボルのDFT拡散OFDM変調を行うステップと、
DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの一部分に対するデータ寄与の変更を補償するためにデータをプリコーディングするステップと、
プリコーディングされたデータを、時間領域におけるデータシンボルの形式にするステップであって、データシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、データシンボルの第1の部分は、ヌル値を含み、データシンボルの第2の部分は、データを含み、データシンボルの第2の部分は、データシンボルの第1の部分に連続している、ステップと、
データシンボルのDFT拡散OFDM変調を行うステップと、
結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを形成するために、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分を変更するステップと、
フルDFT拡散OFDMシンボルを形成するために、結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを、DFT拡散OFDM変調されたパイロットシンボルに結合するステップと、
を含むことを特徴とする、方法に関する。
本発明はまた、データ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成するためのデバイスであって、
時間領域においてパイロットシンボルを形成する手段であって、パイロットシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、パイロットシンボルの第1の部分は、前パイロットを含み、パイロットシンボルの第2の部分は、ヌル値を含み、パイロットシンボルの第1の部分に連続している、手段と、
パイロットシンボルのDFT拡散OFDM変調を行う手段と、
DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの一部分に対するデータ寄与の変更を補償するためにデータをプリコーディングする手段と、
プリコーディングされたデータを、時間領域におけるデータシンボルの形式にする手段であって、データシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、データシンボルの第1の部分は、ヌル値を含み、データシンボルの第2の部分は、データを含み、データシンボルの第2の部分は、データシンボルの第1の部分に連続している、手段と、
データシンボルのDFT拡散OFDM変調を行う手段と、
結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを形成するために、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分を変更する手段と、
フルDFT拡散OFDMシンボルを形成するために、結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを、DFT拡散OFDM変調されたパイロットシンボルに結合する手段と、
を備えることを特徴とする、デバイスに関する。
このため、本発明は、シングルキャリア信号の低電力包絡線変動特性を依然として保持しながら、チャネル需要に従ってシンボルにおけるデータ/パイロットサブキャリア比を制御する能力を用いて、DFT拡散OFDM変調のためのシンボルを生成することを可能にする。
特定の特徴によれば、パイロットシンボルの第1の部分の末尾のパイロットサンプルが、パイロットシンボルの第1の部分の先頭にコピーされる。
このため、受信機は、前パイロットの抽出から、FFT領域におけるチャネルを正確に推定することができる。この前パイロットは、低減された長さの基準OFDMパイロットとして用いられ、この低減された長さのOFDMシンボルに関連するサイクリックプレフィックスの挿入により、循環しているように見えるチャネルを有する。
特定の特徴によれば、データシンボルのDFT拡散OFDM変調後のデータ寄与の変更は、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分をゼロ化することにある。
このため、前パイロットは、未知のデータサンプルからのいかなる寄与も含まず、このため、受信機において既知の前パイロットの値を用いて受信機におけるチャネルの正確な推定を可能にする。
特定の特徴によれば、データシンボルの第1の部分のサイズは、パイロットシンボルの第1の部分のサイズと同一であり、データシンボルの第2の部分のサイズは、パイロットシンボルの第2の部分のサイズと同一である。
このため、パイロットサンプルからの干渉なしでデータ部分をDFT拡散OFDM復調することができる。
特定の特徴によれば、パイロットシンボルは、第3の部分を含み、パイロットシンボルの第3の部分は、後パイロット(end pilots)を含み、パイロットシンボルの第2の部分に連続しており、データシンボルは第3の部分を含み、データシンボルの第3の部分は、ヌル値を含み、データシンボルの第2の部分に連続している。
このため、データ部分は、シンボル全体の循環性の欠如の影響から保護される。サイクリックプレフィックスは、OFDMにおいて一般的に行われるようにOFDMシンボルの最後の部分ではなく、前パイロットに対して挿入される。
特定の特徴によれば、データシンボルのDFT拡散OFDM変調後のデータ寄与の変更は、後パイロットに対し更に行われる。
このため、DFT拡散OFDM変調後の後パイロットに対するデータの寄与を軽減し、これにより任意の必要とされる需要に従って後パイロットの生成を単純化することが可能である。
特定の特徴によれば、後パイロットのサンプルは、パイロットシンボルの第1の部分の先頭にコピーされるサンプルと可能な限り同一であるように決定される。
このため、挿入されるサイクリックプレフィックスは、前パイロットのOFDM復調及びフルDFT拡散OFDM変調されたシンボルの双方に関連する。
特定の特徴によれば、パイロットシンボルの第1の部分の先頭に挿入されるサンプルと可能な限り同一であるように決定される後パイロットのサンプルは、制約付き二次距離に従って決定される。
このため、パイロットサンプルは、低複雑度のアルゴリズムにより計算することができる。
特定の特徴によれば、データシンボルのDFT拡散OFDM変調後のデータ寄与の変更は、DFT拡散変調前のデータシンボルの第3の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分をゼロ化することにある。
このため、DFT拡散OFDM変調後の後パイロットに対するデータの寄与をなくし、これにより、任意の必要な需要に対し、後パイロットの生成を単純化することが可能である。
特定の特徴によれば、データシンボルの第3の部分のサイズは、パイロットシンボルの第3の部分のサイズと同一である。
このため、後パイロットサンプルからの干渉なしでデータ部分をDFT拡散OFDM復調することができる。
特定の特徴によれば、DFT拡散OFDM変調前のパイロットシンボルの第2の部分に対応するDFT拡散OFDM変調パイロットシンボルの部分は変更されない。
このため、パイロットサンプルから生じる任意の寄与によって干渉されることなくデータを復調することができる。
更に別の態様によれば、本発明は、プログラマブルデバイス内に直接ロードすることができるコンピュータープログラムであって、このコンピュータープログラムがプログラマブルデバイスにおいて実行されると本発明による方法のステップを実施する命令又はコード部を含む、コンピュータープログラムに関する。
このコンピュータープログラムに関する特徴及び利点は、本発明による方法及び装置に関連して上記で述べたものと同じであるので、ここでは繰り返さないことにする。
本発明の特徴は、一例示の実施の形態の以下の説明を読むことによってより明らかになる。この説明は、添付図面に関して作成されたものである。
本発明が実施される無線システムを表す図である。 本発明が実施される送信元のアーキテクチャを表す図である。 本発明による、送信元の無線インターフェースのアーキテクチャの例を表す図である。 本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するために送信元によって実行されるアルゴリズムを表す図である。 本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するのに用いられるサンプルの様々なビューを開示する図である。 本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するのに用いられるサンプルの様々なビューを開示する図である。 本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するのに用いられるサンプルの様々なビューを開示する図である。 本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するのに用いられるサンプルの様々なビューを開示する図である。 本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するのに用いられるサンプルの様々なビューを開示する図である。
図1は、本発明が実施される無線システムを表している。
本発明は、送信元Srcによって転送された信号が受信機Recに転送される一例において開示される。
例えば、送信元Srcは、衛星又は地上送信機に含めることができ、少なくとも1つの受信機に信号を転送する。
受信機Recは、可動性であっても可動性でなくてもよい。
本発明によれば、送信元Srcは、
時間領域においてパイロットシンボルを形成し、パイロットシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、パイロットシンボルの第1の部分は、前パイロットのサンプルを含み、パイロットシンボルの第2の部分は、ヌル値を含み、パイロットシンボルの第1の部分に連続しており、
パイロットシンボルのDFT拡散OFDM変調を行い、
DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの一部分に対するデータ寄与の変更を補償するためにデータをプリコーディングし、
プリコーディングされたデータを、時間領域におけるデータシンボルの形式にし、データシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、データシンボルの第1の部分は、ヌル値を含み、データシンボルの第2の部分は、データを含み、データシンボルの第2の部分は、データシンボルの第1の部分に連続しており、
データシンボルのDFT拡散OFDM変調を行い、
結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを形成するために、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分を変更し、
フルDFT拡散OFDMシンボルを形成するために、結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを、DFT拡散OFDM変調されたパイロットシンボルに結合する。
図2は、本発明が実施される送信元のアーキテクチャを表す図である。
送信元Srcは、例えば、バス201によって互いに接続された構成要素と、図4に開示されるようなプログラムによって制御されるプロセッサ200とに基づくアーキテクチャを有する。
ここで、送信元Srcは、専用集積回路に基づくアーキテクチャを有することができることに留意すべきである。
バス201は、プロセッサ200を、読み出し専用メモリROM202、ランダムアクセスメモリRAM203及び無線インターフェース205にリンクする。
メモリ203は、変数と、図4に開示されるようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令とを収容するように意図されたレジスタを含む。
プロセッサ200は、無線インターフェース205の動作を制御する。
読み出し専用メモリ202は、図4に開示されるようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令を含む。これらの命令は、送信元Srcに電源が投入されると、ランダムアクセスメモリ203に転送される。
図4に関して以下で説明するアルゴリズムの全てのステップは、PC(パーソナルコンピューター)、DSP(デジタル信号プロセッサ)又はマイクロコントローラー等のプログラマブルコンピューティングマシンによる一組の命令又はプログラムの実行によってソフトウェアで実施することもできるし、それ以外にFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)等のマシン又は専用構成要素によってハードウェアで実施することもできる。
換言すれば、送信元Srcは、図4に関して以下で説明するアルゴリズムのステップを送信元Srcに実行させる回路部、又は回路部を備えるデバイスを備える。
図3は、本発明による、送信元の無線インターフェースのアーキテクチャの例を表す図である。
無線インターフェース205は、DFT拡散OFDM信号を生成するのに用いられる基準サンプルの値を計算する前パイロット及び後パイロット生成モジュール310を備える。最終的なDFT拡散OFDMシンボルにおけるパイロット及びデータの寄与は、別個に計算され、DFT拡散OFDM変調の線形性を利用して、後の段階において組み合わされる。
DFT拡散OFDM変調は、以下のように表すことができる。パースされてサイズMのデータブロックxにされるデータシンボルを、xで表す。i番目のデータブロックx(i)は、以下のように書かれる。
Figure 2018523954
ここで、[]は、行ベクトル[]の転置である。
データブロックx(i)は、まず、M点正規化離散フーリエ変換(DFT)を用いて周波数において以下のように「拡散」される。
Figure 2018523954
ここで、Fは、k番目の行及びn番目の列に要素
Figure 2018523954
を有する(M,M)行列の形式の下でのM点正規化離散フーリエ変換(DFT)である。ここで、k,n=0...M−1であり、ω=exp(j2π/M)は、1の原始根である。次に、結果として得られるベクトルは、サブキャリアマッピング(N,M)行列Qによって逆DFTのN個の入力のうちのM個の組にマッピングされ、サイズNのベクトルz(i)が得られる。
Figure 2018523954
ここで、マッピング行列Qは、基本的に、M個のサブキャリアの2つの帯域エッジにヌルサブキャリアを挿入するのに用いられる。上記の信号は、元のサンプルの関数として表すこともできる。
Figure 2018523954
ここで、Gは、(N,M)行列であり、
Figure 2018523954
は定義により等しいことを表す。
最終的に、N点正規化逆離散フーリエ変換(DFT)をサブキャリアベクトルに適用することによって、SC−OFDM信号が生成される。
Figure 2018523954
ここで、Hは、(N,M)行列であり、Fは、k番目の行及びn番目の列に要素
Figure 2018523954
を有する(N,N)行列の形式の下でのN点正規化離散フーリエ変換(DFT)であり、[]は行列[]のエルミート変換(共役及び転置)である。
チャネル分散及びノイズを有しない理想的なチャネルにわたる送信を仮定すると、復調は、行列式を用いて以下のように表すこともできる。
Figure 2018523954
ここで、
Figure 2018523954
は、(M,N)行列であり、デマッピング行列
Figure 2018523954
は、基本的に、情報を搬送するM個のサブキャリアの2つの帯域エッジにおけるヌルサブキャリアを除いたデータを含むサブキャリアを抽出するのに用いられる。
実際に、信号は、受信機において軽減される必要がある影響である加法的白色ガウス雑音(AWGN)を有する、周波数選択性の、場合によっては時間とともに変動するチャネルを通じて受信される。DFT拡散OFDMは、MC−CDMA(マルチキャリア−符号分割多重アクセス)等のプレコーディングされたOFDM方式とみなすことができる。任意のOFDMベースの方式に関して、OFDM信号のために一般的に用いられる周波数領域等化(FDE)逆フィルタリング手法に依拠してDFT拡散OFDM変調を復調することが可能である。受信機は、まず、受信機において既知のパイロットシンボルからチャネルを推定する。基本的に、受信機は、パイロットのOFDM復調を行い、復調されたサンプルをパイロットサンプルの既知の値で除算することにより、基準サンプルを搬送するサブキャリアのためのチャネル係数の値を推定する。取得されたチャネル係数を用いて、全てのサブキャリア(周波数領域)及びOFDMシンボル(時間領域)について、任意の適切な手段、通常はノイズ低減にも役立つことができる補間フィルタリングによりチャネルを推定する。チャネル係数から、受信機は、ゼロフォーシング(ZF)又は最小平均二乗誤差(MMSE)イコライザーの係数を計算することができる。
等化後、信号は、逆拡散され、正規化及び軟デマッピング後に対数尤度比(LLR)軟ビットが計算される。何回かの軽度の簡単化の下で、DFT拡散OFDM受信機は、IDFT逆拡散器機能を挿入することを明確に必要として、純粋なOFDM受信機と類似させることができることが有利である。
明確にするために、処理の下でのOFDMシンボル番号(i)への参照は、下記において無視される。この事例において、ハイブリッドパイロットシンボルを生成するのに用いられるデータブロックは、3つの別個の部分、すなわち、前パイロット、データ部、及び最後に後パイロットから作成される。
Figure 2018523954
ここで、fは、以下で開示されるサイズKを有する前パイロットのベクトルであり、eは、以下で開示されるサイズL≦Kを有する後パイロットのベクトルであり、dは、サイズM−K−Lを有する送信されるユーザーデータのベクトルである。
ここで、ハイブリッドパイロットシンボルが連続している場合、後パイロットは省くことができることに留意されたい。そのような場合、次のハイブリッドパイロットシンボルの前パイロットが、現在のハイブリッドパイロットシンボルの後パイロットに置き換わる。
DFT拡散OFDM変調によれば、変調後の生成されたシンボルは、おおよそ、サンプルxの元の組のオーバーサンプリングされたバージョンである。変調後の3つの部分の各々の長さは、それらの長さ(それぞれ、K、M−K−L、及びL)をオーバーサンプリング係数N/Mと乗算することによって得られる。
本発明によれば、受信機は、前パイロットに対応するサンプルの部分を抽出し、これをチャネル推定のための基準OFDMシンボルとして用いることができる。DFT拡散変調後に得られるP個のパイロットの長さは、より短いOFDMシンボルのFFTビンが、より長いOFDMシンボル(サイズNを有する)のサブキャリア上に位置するように、すなわち、比N/Pが整数であるように選択される。DFT拡散変調後に得られるP個のパイロットを生成するのに必要なサンプル数Kは、以下のように選択される。
Figure 2018523954
ここで、ceil(x)は、x以上の最も小さな整数である。換言すれば、K個のサンプルから生成された信号の部分は、インデックスP−1及びPを有するサンプル間に行き着き、DFT拡散OFDM変調後に前パイロットとして選択される部分は、最初のP個のサンプルである。
次に、受信機は、フィルタリングされた前パイロットサンプルに対応する最初のP個のサンプルを抽出し、受信機において既知のこの低減された長さのOFDMシンボルにわたってOFDM復調を行うことができる。この原理によれば、受信機は、或る意味で、散乱したOFDMパイロットと同様に、生成された信号の良好なPAPR特性を依然として保持しながら、規則的に離間されたサブキャリアにおいてチャネルを推定することができる。
同様に、DFT拡散OFDM変調後に得られる最後のR個のパイロットサンプルを生成するのに必要なサンプル数Lは、以下のように選択される。
Figure 2018523954
以下で開示されるように、前パイロット及び後パイロット生成モジュール310は、DFT拡散OFDM変調後に、後パイロット(シンボル全体の最後のR個のサンプル)が、サイクリックプレフィックスの挿入に用いられる前パイロットの最後のサンプル(P−RからP−1の範囲のインデックスを有するサンプル)に密に類似するようにパイロットサンプルを生成する。これを行うことにより、サイクリックプレフィックスは、シンボル全体及びそれに続いてデータサンプルのチャネル推定及び復調の双方に有効となる。
以下で開示されるように、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号の最初のP個及び最後のR個のサンプルに対する、DFT拡散OFDM変調前のデータサンプルの寄与が除去されるので、生成されたシンボルの最初のP個のサンプル及び最後のR個のサンプルに対する前パイロット及び後パイロットの寄与のみが最初に計算される。通常、生成される信号は、以下のように表すことができる。
Figure 2018523954
ここで、H=H[0:N−1;0:K−1]は、行列Hにおいて、最初のK個の列を選択することによって得られる(N,K)行列であり、H=H[0:N−1;0:M−L:M−1]は、行列Hにおいて、L個の最後の列を選択することによって得られる(N,L)行列であり、H=H[0:N−1;K:M−L−1]は、行列Hにおいて、残りのM−K−L個の列を選択することによって得られる(N,M−K−L)行列であり、yは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号に対するDFT拡散OFDM変調前の前パイロットの寄与であり、yは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号に対するDFT拡散OFDM変調前のデータの寄与であり、yは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号に対するDFT拡散OFDM変調前の後パイロットの寄与である。このため、生成された信号の最初のP個及び最後のR個のサンプルに対するK個のパイロットサンプルの寄与は、以下によって与えられる。
Figure 2018523954
ここで、yffは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号の最初のP個に対するDFT拡散OFDM変調前のK個のパイロットサンプルの寄与であり、yfeは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号の最後のR個に対するDFT拡散OFDM変調前のK個のパイロットサンプルの寄与である。このため、生成された信号の最初のP個及び最後のR個のサンプルに対する最後のL個の後パイロットの寄与は、以下によって得られる。
Figure 2018523954
ここで、yefは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号の最初のP個のサンプルに対するDFT拡散OFDM変調前のL個の後パイロットサンプルの寄与であり、yeeは、DFT拡散OFDM変調後の生成された信号の最後のR個のサンプルに対するDFT拡散OFDM変調前のL個の後パイロットの寄与である。
ここでの目的は、生成されたシンボル全体の最後のR個のサンプル(N−R〜N−1のインデックスを有するサンプル)と、DFT拡散OFDM変調後の前パイロットの最後のR個のサンプル(P−R〜P−1のインデックスを有するサンプル)との間の誤差を最小にする前パイロットf及び後パイロットeを見つけることである。理想的には、これらのサンプルは、以下の等式を保証する。
Figure 2018523954
ここで、[0]は、R個の行がゼロに等しいベクトルである。
上記で定義されたサイズ(R,K+L)を有する行列のカーネルに属するベクトルが探索される。行列が最大階数である限り、カーネルの階数はK+L−Rに等しい。
ここで、最小二乗の意味で、良好なPAPR特性のために選択された基準ベクトルに対し復調されたパイロットベクトルの最初のK個のサンプル間の距離を最小限にするベクトルを保持することが提案される。サイズKを有するそのようなベクトルをfrefで表す。生成された信号に対する前パイロット及び後パイロットの寄与は以下によって与えられる。
Figure 2018523954
ここで、Hf,e=H[0:N−1;0:K−1∪M−L:M−1]は、行列Hにおいて、最初のK個の列及び最後のL個の列を選択することによって得られる(N,K+L)行列である。
DFT拡散OFDM復調後のこの信号の全体寄与は、以下となる。
Figure 2018523954
最初のK個のサンプルに対応する部分
Figure 2018523954
は、以下のように定義される。
Figure 2018523954
最終的に解かれる系(system)は、
Figure 2018523954
であり、以下の制約を受ける。
Figure 2018523954
そのような系の解決は、例えば、非特許文献3に開示されている方法又は非特許文献4に開示されている方法を用いて行うことができる。
前パイロット(K個のサンプル)及び後パイロット(L個のサンプル)生成モジュール310の出力は、時間領域におけるパイロット生成モジュール304に与えられる。
時間領域におけるパイロット生成モジュール304は、DFT拡散前に、すなわち、データ/パイロット比を制御する能力を用いて、時間領域においてパイロットを挿入する。より詳細には、K個のパイロットが、変調されるデータの先頭に挿入される。
時間領域におけるパイロット生成モジュール304は、時間領域においてパイロットをマッピングする。
図5Cは、時間領域におけるパイロット生成モジュール304によって形成されるパイロットブロックの例である。
パイロットブロックは、3つの部分に分解される。
521で示される部分は、以下で開示されるようにK個の前パイロットを含み、522で示される後続の部分は、M−K−L個のヌル値を含み、523で示される最後の部分は、以下で開示されるようにL個の後パイロットを含む。
ここで、前パイロット(K個のサンプル)及び後パイロット(L個のサンプル)に対応するK+L個のサンプルがステップ310において計算されたと仮定される。長さM−K−Lを有するヌルベクトルが、最初のK個のインデックス間に挿入され、サンプルは前パイロットに対応し、最後のL個のインデックスにおいて、サンプルは後パイロットに対応する。
DFT拡散変調の前に得られるパイロットは、DFT拡散変調モジュール305に与えられる。DFT拡散変調モジュール305は、まず、M点正規化離散フーリエ変換を用いて周波数において「拡散」し、次に、結果として得られるベクトルが、サブキャリアマッピング(N,M)行列Qによって逆DFTのN個の入力のうちのM個の組にマッピングされ、結果としてサイズNのベクトルが得られる。ここで、マッピング行列Qは、基本的に、M個のサブキャリアの、511及び512で表される2つの帯域エッジ上にヌルサブキャリアを挿入するのに用いられる。
最終的に、サブキャリアベクトルにN点正規化逆離散フーリエ変換(DFT)を適用することによって、DFT拡散OFDM信号が生成される。前パイロット及び後パイロットは、前もって計算し、適切な記憶手段に記憶することができることに留意されたい。
DFT拡散OFDM変調305の後、データ部分(P〜N−R−1のインデックスを有するサンプル)に対するパイロット寄与が存在する。
DFT拡散変調305及びデータ寄与ゼロ化モジュール303の出力は、結合モジュール306に与えられ、結合モジュール306は、データから形成されたDFT拡散OFDMシンボル及びパイロットから形成されたDFT拡散OFDMシンボルを合算する。
フルDFT拡散OFDMシンボルと呼ばれる結合モジュールシンボルによって与えられるDFT拡散OFDMシンボルが図5Dに示される。
図5Dは、本発明に従って形成されるフルDFT拡散OFDMシンボルの例である。
531で示される部分は、P個のサンプルを含み、532で示される後続の部分は、N−P−R個のデータサンプルを含み、最後の部分533は、R≦S個のサンプルを含み、ここで、Sは、ガードインターバルのサンプル数である。
DFT拡散変調後のデータ部分に対するパイロットの寄与は、534a及び534bで示される。
無線インターフェースは、データプリコーディングモジュール300を備える。
データプリコーディングモジュール300は、以下で開示されるように、前パイロット及び後パイロットに対するゼロ化のように、データ変調を補償するためにデータのプリコーディングを行う。データプリコーディングモジュール300は、M−K−L個のデータサンプルを変更し、これらのサンプルは、受信機に対しゼロ化動作をマスキングするために、ハイブリッド基準DFT拡散OFDMシンボルによって、前パイロット及び後パイロットと共に伝達される。
プリコーディングの原理は、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分に対するデータの寄与の変更を補償することにある。
例えば、DFT拡散OFDM変調後の前パイロットサンプル及び後パイロットサンプルに対するデータ寄与の変更は、パイロット部分に対するデータ寄与をゼロ化することである。パイロット部分に対するデータ寄与のゼロ化については、以下で開示される。
ゼロ化後の復調データサンプルに対するデータ寄与は、行列形式で表すことができる。
シンボルのパイロット部分が変更なしで送信されるので、復調されたデータサンプルに対するパイロット寄与は、完全なイコライザーを仮定してヌルである。
このため、以下の計算において、復調されたデータサンプルに対するパイロット寄与を無視することが可能である。
まず、生成された信号に対するデータサンプルの寄与を計算する。通常、生成された信号は、以下のように表すことができる。
Figure 2018523954
ここで、Hf,e=H[0:N−1;0:K−1∪M−L:M−1]は、行列Hにおいて、最初のK個の列及び最後のL個の列を選択することによって得られる(N,K+L)行列であり、H=H[0:N−1;K:M−L−1]は、行列Hにおいて、残りのM−K−L個の列を選択することによって得られる(N,M−K−L)行列であり、yは、DFT拡散OFDM変調後の生成されたシンボルに対するDFT拡散OFDM変調前のデータサンプルの寄与であり、yf,eは、DFT拡散OFDM変調後の生成されたシンボルに対するDFT拡散OFDM変調前の前パイロットサンプル及び後パイロットサンプルの共同の寄与である。
このため、インデックスPから始まるyにおけるN−P−R個の中央サンプルに対するデータ部分の寄与は、以下によって与えられる。
Figure 2018523954
ここで、パイロット部分(最初のP個及び最後のR個のインデックス)に対するデータサンプルの寄与は、ゼロ化動作によってゼロ値に強制されるため、無視される。パイロット部分(最初のP個及び最後のR個のサンプル)へのデータの寄与をゼロに設定した後の復調されたデータサンプルに対する元のデータサンプルの寄与は、以下によって与えられる。
Figure 2018523954
ここで、
Figure 2018523954
は、行列
Figure 2018523954
において、インデックスPから始まるN−P−R個の中央列を選択することによって得られる(M,N−P−R)行列である。
DFT拡散OFDM変調後のパイロット部分に対するデータ寄与をゼロ化した後、DFT拡散OFDM復調後のデータサンプルに対するDFT拡散OFDM変調前のデータの寄与を以下のように表すことができる。
Figure 2018523954
プレコーディングの目標は、ゼロ化動作によって変更された復調サンプルと元データとの間の距離を最小限にするためにデータサンプルの値を変更することである。
基本的な解は、以下の系を解くために、摂動αをデータに加えることにある。
Figure 2018523954
このため、解は、行列の積の逆の計算を通じて得ることができる。このため、実際に送信されるデータのベクトルdprecodedは、逆行列をデータの元のベクトルと乗算することによって得られる。
Figure 2018523954
データベクトルが長い場合、最も高度な変更を受けるデータはゼロ化された部分の近く、すなわちパイロット付近のデータであるため、プレコーディングされるデータ数を低減することによって、計算負荷を低減することが可能であり得る。
次に、プレコーディングされたデータは、時間領域におけるデータ生成モジュール301に転送される。
時間領域におけるデータ生成モジュール301は、ユーザーデータをパースしてサイズMのブロックxにし、データシンボルを形成する。i番目のデータブロックxは、以下のように書かれる。
Figure 2018523954
ここで、時間への参照は、簡単にするために無視される。各データブロックは、それぞれデータ及びゼロ値を含む3つの部分からなる。データブロックの例が、図5Aを参照して与えられる。
図5Aは、DFT拡散OFDM変調前に時間領域におけるデータ生成モジュール301によって形成されるデータブロックの例である。
データブロックは、3つの部分に分解される。
501で示される部分は、K個のヌル値を含み、502で示される後続の部分は、M−K−L個の値を含み、503で示される最後の部分は、L個のヌル値を含む。
各データブロックは、DFT拡散変調モジュール302に提供される。
DFT拡散変調モジュール302は、以下のプロセスを行う。
データブロックxは、まず、M点正規化離散フーリエ変換(DFT)を用いて周波数において以下のように「拡散」される。
Figure 2018523954
ここで、Fは、k番目の行かつn番目の列において要素
Figure 2018523954
を有する(M,M)行列の形式の下でのM点正規化離散フーリエ変換(DFT)である。次に、結果として得られるベクトルは、サブキャリアマッピング(N,M)行列Qによって逆DFTのN個の入力のうちのM個の組にマッピングされ、結果として以下のサイズNのベクトルが得られる。
Figure 2018523954
ここで、マッピング行列Qは、基本的に、2つの帯域エッジにヌルサブキャリアを挿入するのに用いられる。上記の信号は、元のサンプルの関数として表すこともできる。
Figure 2018523954
ここで、Gは(N,M)行列である。
最終的に、サブキャリアベクトルにN点正規化逆離散フーリエ変換(DFT)を適用することによって、DFT拡散変調OFDM信号が生成される。
Figure 2018523954
ここで、Hは、(N,M)行列である。
DFT拡散OFDM変調モジュール302の出力は、データ寄与ゼロ化モジュール303に与えられる。
DFT拡散OFDM変調後、前パイロット部分及び後パイロット部分に対するデータ寄与が存在する。図5Bを参照して例が与えられる。
図5Bは、DFT拡散OFDM変調後のパイロットに対するデータ寄与の例である。
511で示される部分は、P個のサンプルを含み、512で示される後続の部分は、N−P=R個のデータサンプルを含み、最後の部分513は、R≦S個のサンプルを含み、Sについては以下で紹介する。サイクリックプレフィックスの通常のサイズ未満のサンプルを用いることによって、後パイロットの挿入に起因したスペクトル効率損失を低減することが可能になる。
DFT拡散変調後のパイロットに対するデータ寄与は、514a及び514bで示される。
データ寄与ゼロ化モジュール303は、部分511及び513に含まれる全ての値をヌル値にセットする。
DFT拡散OFDM変調305及びデータ寄与ゼロ化モジュール303の出力は、データから形成されたDFT拡散OFDMシンボル及びパイロットから形成されたDFT拡散OFDMシンボルを合算する結合モジュール306に与えられる。
フルDFT拡散OFDMシンボルと呼ばれる結合モジュールシンボルによって生成されるDFT拡散OFDMシンボルが図5Dに示される。
図5Dは、本発明に従って形成されるフルDFT拡散OFDMシンボルの例である。
531で示される部分は、P個のサンプルを含み、532で示される後続の部分は、N−P−R個のデータサンプルを含み、最後の部分533は、R≦S個のサンプルを含む。
DFT拡散OFDM変調後のデータに対するパイロット寄与は、534a及び534bで示される。
結合モジュール306の出力は、サイクリックプレフィックス加算モジュール307に与えられる。
サイクリックプレフィックスを用いて、チャネル応答との畳み込みを循環させることは、逆フィルタリング手法に依拠して復調を行う際に特に重要である。チャネルが循環しているように見え、これはサンプルの同じパターンの無限かつ周期的送信と等価であるため、逆フィルターの適用により、アナログ領域における逆フィルターがシーケンスの長さ(又はFFTの長さ)よりもはるかに長いサポートにわたって延びる場合であっても、送信されたサンプルを正確に復元することが可能である。実際に、逆フィルターは、基礎をなす信号が、サンプルの同じ組の永続的な複製であることを利用する。同じことは、チャネルの推定にも当てはまる。チャネルの推定は、OFDM復調の結果を、既知のサンプルによって除算することによって行われ、これもまた逆フィルタリング動作である。
サイクリックプレフィックス加算モジュール307は、S個のサンプルのガードインターバルに前パイロットの最後の数サンプルを供給し、すなわち、前パイロットに関連するサイクリックプレフィックスを導入する。サンプルは、DFT拡散OFDM変調の完了後に挿入される。サイクリックプレフィックス加算モジュール307は、DFT拡散OFDM変調後の生成されたシンボルの前に、前パイロットの最後の数サンプルのコピーであるS個のサンプルを挿入する。これらは、P−S〜P−1の範囲のインデックスを有するサンプルである。前パイロットは、少なくとも、チャネル分散に従って定義することができるサイクリックプレフィックスと同じだけの長さがある必要があることも述べておく。
前パイロットに関するガードインターバルの導入により、離散領域におけるチャネルの正確な推定が可能になる。
しかし、副次的影響として、フルOFDMシンボルの末尾の数サンプルに循環的に関連していないガードインターバルがシンボル全体に先行する。これは、前パイロットに関連するサイクリックプレフィックスに密に類似した最後の数サンプルを有する信号の生成を可能にするための後パイロットの目的である。
サイクリックプレフィックス挿入の例は、図5Eを参照して与えられる。
図5Eは、本発明に従ってサイクリックプレフィックスが挿入されるフルDFT拡散OFDMシンボルの例である。
541で示される部分は、P個のサンプルを含み、542で示される後続の部分は、N−P−R個のデータサンプルを含み、最後の部分543は、R≦S個のサンプルを含む。
DFT拡散変調後のパイロットに対するデータ寄与は、534a及び534bで示される。
サイクリックプレフィックス加算モジュール307は、545bで示されるS個のサンプルのガードインターバルに前パイロットの最後の数サンプル545aを供給し、すなわち、前パイロットに関連するサイクリックプレフィックスを導入する。高度に劣化したチャネルに対するロバスト性が低くなることと引き換えにスペクトル効率の損失を低減するために、後パイロットの長さを、複数のR≦S個のサンプルに設定することができる。
図4は、本発明による、DFT拡散OFDMシンボルを形成するために送信元によって実行されるアルゴリズムを表している。
ステップS400において、前パイロット及び最終的に後パイロットが生成される。
DFT拡散OFDM信号を生成するために用いられる基準サンプルの値は、フロントエンドパイロット生成モジュール310によって行われるのと同様にして計算されるか、又はメモリから取得される。
ステップS401において、前パイロット(K個のサンプル)及び後パイロット(L個のサンプル)生成ステップの出力は、時間領域において生成される。
パイロットは、DFT拡散の前に、すなわち、時間領域におけるパイロット生成モジュール304によって行われるのと同じようにデータ/パイロットの比を制御する能力を用いて、時間領域において挿入される。
時間領域におけるパイロット生成は、図5Cに開示されるように、時間領域においてパイロットをマッピングする。
パイロットブロックは、3つの部分に分解される。
521で示される部分は、以下で開示されるようにK個の前パイロットを含み、522で示される後続の部分は、M−K−L個のヌル値を含み、523で示される最後の部分は、以下で開示されるようにL個の後パイロットを含む。
ここで、前パイロット(K個のサンプル)及び後パイロット(L個のサンプル)に対応するK+L個のサンプルがステップ310において計算されたと想定される。長さM−K−Lを有するヌルベクトルが、前パイロットに対応するサンプルである最初のK個のインデックスと、後パイロットに対応するサンプルである最後のL個のインデックスとの間に挿入される。
次のステップS402において、時間領域において生成されたパイロットに対しDFT拡散OFDM変調が行われる。
DFT拡散OFDM変調は、まず、M点正規化離散フーリエ変換を用いて周波数において入力サンプルを「拡散」し、次に、結果として得られるベクトルが、サブキャリアマッピング(N,M)行列Qによる逆DFTのN個の入力のうちのM個の組にマッピングされ、結果としてサイズNのベクトルが得られる。ここで、マッピング行列Qは、基本的に、M個のサブキャリアの、511及び512で示される2つの帯域エッジ上にヌルサブキャリアを挿入するのに用いられる。
最終的に、DFT拡散OFDM信号は、サブキャリアベクトルにN点正規化逆離散フーリエ変換(DFT)を適用することによって生成される。パイロットは、前もって計算し、適切な記憶手段に記憶することができることに留意されたい。
DFT拡散変調の後、データ部分(P〜N−R−1のインデックスを有するサンプル)に対するパイロット寄与が存在する。
DFT拡散OFDM変調によれば、変調後の生成されたシンボルは、おおよそ、サンプルxの元の組のオーバーサンプリングされたバージョンである。変調後の3つの部分の各々の長さは、それらの長さ(それぞれ、K、M−K−L、及びL)をオーバーサンプリング係数N/Mと乗算することによって得られる。
ステップS403において、前パイロット及び後パイロットに対するデータ取り消しを補償するために、データのプリコーディングが行われる。データのプリコーディングは、データプリコーディングモジュール300によって行われるのと同様にして行われる。
プリコーディングは、M−K−L個のデータサンプルを変更し、これらのサンプルは、受信機に対しゼロ化動作をマスキングするために、ハイブリッド基準DFT拡散OFDMシンボルによって、前パイロット及び後パイロットと共に伝達される。
プリコーディングの原理は、復調データサンプルにおいて、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分又は第1の部分及び第3の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分に対するデータ寄与の変更の影響を軽減することにある。
例えば、DFT拡散復調後の前パイロットサンプル及び後パイロットサンプルに対するデータ寄与の変更は、パイロット部分に対するデータ寄与をゼロ化することである。パイロット部分に対するデータ寄与のゼロ化については、以下で開示される。
次のステップS404において、時間領域におけるデータ生成モジュール301によって行われるのと同様にして、データシンボルが、プリコーディングされたデータを用いて時間領域において生成される。
時間領域におけるデータ生成は、ユーザーデータをパースしてサイズMのブロックxにし、データシンボルを形成する。
図5Aに開示されるように、各データブロックは、それぞれデータ及びゼロ値を含む3つの部分からなる。
501で示される部分は、K個のヌル値を含み、502で示される後続の部分は、M−K−L個の値を含み、503で示される最後の部分は、L個のヌル値を含む。
次のステップS405において、DFT拡散OFDM変調モジュール302によって行われるのと同様にして、データブロックごとにDFT拡散OFDM変調が行われる。
次のステップS406において、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分及び最終的に第3の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分の変更が行われる。
例えば、DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの第1の部分に対応するDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの部分の変更は、ゼロ化である。
ゼロ化は、データ寄与ゼロ化モジュール303によって行われるものと同様にして行われる。
ステップS407において、DFT拡散OFDM変調ステップS403及びデータ寄与ゼロ化ステップS406の出力は、データから形成されたOFDMシンボル及びパイロットから形成されたDFT拡散OFDMシンボルを合算する結合モジュール306によって行われるのと同様にして結合される。
ステップS408において、サイクリックプレフィックスが加算される。
サイクリックプレフィックス加算は、S個のサンプルのガードインターバルに前パイロットの最後の数サンプルを供給し、すなわち、前パイロットに関連するサイクリックプレフィックスを導入する。サンプルは、DFT拡散OFDM変調の完了後に挿入される。サイクリックプレフィックス加算モジュール307は、DFT拡散OFDM変調後、生成されたシンボルの前に、前パイロットの最後の数サンプルのコピーであるS個のサンプルを挿入する。これらは、P−S〜P−1の範囲のインデックスを有するサンプルである。前パイロットは、少なくとも、チャネル分散に従って定義することができるサイクリックプレフィックスと同じだけの長さがある必要があることも述べておく。
サイクリックプレフィックスの加算は、サイクリックプレフィックス加算モジュール307によって行われるものと同様である。
本発明は、任意のDFT拡散OFDMベースのシステムに適用することができる。ここで、実施の例は、非特許文献5に指定されているDVB−NGHブロードキャストシステムの変更実施態様において与えられる。
DVB−NGH規格は、コアプロファイルに加えて、地上ネットワークに由来する主要コンポーネント及び衛星に由来する追加コンポーネントで構成されるハイブリッドプロファイルを指定している。
SC−OFDM変調は、ハイブリッドプロファイルのための2つの基準波形として、OFDMと共に選択されてきた。ハイブリッドプロファイルの衛星コンポーネントは、L及びS帯域で伝送するための2つの帯域幅、2.5MHz及び5MHzについて定義されている。
NGHハイブリッドプロファイルのDFT拡散OFDMモードは、PP9として定義される新たなパイロットパターンを指定する。PP9パイロットパターンは、6つのOFDMシンボルごとに1つ挿入される。
通常、ザドフ−チュー(ZC)シーケンスは、それらの低PAPR並びに良好な直交性及び相関プロファイルに起因して、パイロットパターンとして用いられる。DVB−NGHブロードキャストシステムでは、6シンボルで構成される各NGHデータセクションの最後のDFT拡散OFDMシンボルにおいて、サブキャリアの半分がDFT拡散データに割り当てられる一方、サブキャリアのもう半分は、パイロットを伝達する。データ及びパイロットは、周波数領域において多重化される、すなわち、連続していない。
本発明は、そのようなシステムにおいて用途を見出し、周波数領域におけるパイロット数を調整することを可能にする。例えば、N=512(M=432)及び最大で0.08の正規化ドップラースプレッドを有するシステムを仮定すると、本発明は、Q=16を用いることによって、より良好な結果を提供することができ、これは、少なくともP=2Q=32個のサンプルを有する前パイロットを意味する一方で、後パイロットは、最大で16個の追加のサンプルを必要とする。これは、前パイロットの場合の複数のK=27個のサンプル、及び後パイロットの場合の14個のサンプルに対応し、すなわち、PP9パターンを有するDVB−NGHブロードキャストシステムにおいて用いられる技法の場合、432/2=216個のサンプルではなく、合計41個のサンプルとなる。
さらに、本発明は、より良好なチャネル推定が必要とされる場合に、K=54、P=64又はK=108及びP=128のような中間値を定義することを可能にする。
パイロットを構築するために用いられるシンボルは、PP9アルゴリズムのために用いられるのと同じザドフ−チューシーケンスとすることができる。
当然のことながら、本発明の範囲から逸脱することなく、上記で説明した本発明の実施の形態に対して多くの変更を行うことができる。
本発明の方法及びデバイスは、多種の分野においてデータ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成するための方法及びデバイスに適用可能である。

Claims (12)

  1. データ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成する方法であって、
    時間領域においてパイロットシンボルを形成するステップであって、前記パイロットシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、前記パイロットシンボルの第1の部分は、前パイロットのサンプルを含み、前記パイロットシンボルの第2の部分は、ヌル値を含み、前記パイロットシンボルの前記第1の部分に連続しているものと、
    前記パイロットシンボルのDFT拡散OFDM変調を行うステップと、
    前記DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの前記第1の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの一部分に対するデータ寄与の変更を補償するために前記データをプリコーディングするステップと、
    前記プリコーディングされたデータを、前記時間領域におけるデータシンボルの形式にするステップであって、前記データシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、前記データシンボルの第1の部分は、ヌル値を含み、前記データシンボルの第2の部分は、前記データを含み、前記データシンボルの前記第2の部分は、前記データシンボルの前記第1の部分に連続しているものと、
    前記データシンボルのDFT拡散OFDM変調を行うステップと、
    結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを形成するために、前記DFT拡散OFDM変調前の前記データシンボルの前記第1の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの前記部分を変更するステップと、
    フルDFT拡散OFDMシンボルを形成するために、前記結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを、前記DFT拡散OFDM変調されたパイロットシンボルに結合するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記パイロットシンボルの前記第1の部分の末尾のパイロットサンプルが、該パイロットシンボルの該第1の部分の先頭にコピーされる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記データシンボルのDFT拡散OFDM変調後の前記データ寄与の前記変更は、前記DFT拡散変調前の前記データシンボルの前記第1の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの前記部分をゼロ化することにある、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記データシンボルの前記第1の部分のサイズは、前記パイロットシンボルの前記第1の部分のサイズと同一であり、前記データシンボルの前記第2の部分のサイズは、前記パイロットシンボルの前記第2の部分のサイズと同一である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記パイロットシンボルは、第3の部分を含み、該パイロットシンボルの該第3の部分は、後パイロットを含み、前記パイロットシンボルの前記第2の部分に連続しており、前記データシンボルは第3の部分を含み、該データシンボルの該第3の部分は、ヌル値を含み、前記データシンボルの前記第2の部分に連続している、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記データシンボルのDFT拡散OFDM変調後の前記データ寄与の前記変更は、前記後パイロットに対し更に行われる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記後パイロットの前記サンプルは、前記パイロットシンボルの前記第1の部分の先頭にコピーされる前記サンプルと可能な限り同一であるように決定される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記パイロットシンボルの前記第1の部分の先頭に挿入される前記サンプルと可能な限り同一であるように決定される前記後パイロットの前記サンプルは、制約付き二次距離に従って決定される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記データシンボルのDFT拡散OFDM変調後の前記データ寄与の前記変更は、前記DFT拡散変調前の前記データシンボルの前記第3の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの前記部分をゼロ化することにある、請求項5から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記データシンボルの前記第3の部分のサイズは、前記パイロットシンボルの前記第3の部分のサイズと同一である、請求項5から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記DFT拡散OFDM変調前の前記パイロットシンボルの前記第2の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調パイロットシンボルの前記部分は変更されない、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. データ及びパイロットを含むDFT拡散OFDMシンボルを形成するためのデバイスであって、
    時間領域においてパイロットシンボルを形成する手段であって、前記パイロットシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、前記パイロットシンボルの第1の部分は、前パイロットを含み、前記パイロットシンボルの第2の部分は、ヌル値を含み、前記パイロットシンボルの前記第1の部分に連続しているものと、
    前記パイロットシンボルのDFT拡散OFDM変調を行う手段と、
    前記DFT拡散OFDM変調前のデータシンボルの前記第1の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの一部分に対するデータ寄与の変更を補償するために前記データをプリコーディングする手段と、
    前記プリコーディングされたデータを、前記時間領域におけるデータシンボルの形式にする手段であって、前記データシンボルは、少なくとも2つの部分を含み、前記データシンボルの第1の部分は、ヌル値を含み、前記データシンボルの第2の部分は、前記データを含み、前記データシンボルの前記第2の部分は、前記データシンボルの前記第1の部分に連続しているものと、
    前記データシンボルのDFT拡散OFDM変調を行う手段と、
    結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを形成するために、前記DFT拡散OFDM変調前の前記データシンボルの前記第1の部分に対応する前記DFT拡散OFDM変調されたデータシンボルの前記部分を変更する手段と、
    フルDFT拡散OFDMシンボルを形成するために、前記結合されるDFT拡散OFDM変調されたデータシンボルを、前記DFT拡散OFDM変調されたパイロットシンボルに結合する手段と、
    を備える、デバイス。
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