JP2018523839A - ピペットチップ収容容器及びそれを提供する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、収容ケース(3)とカバー(4)とを有するピペットチップ収容容器(1)に関するものである。カバーはその閉鎖位置において収容ケース(3)の収容開口部(12)を覆う。カバー(4)は、規格化された設置面を有し、かつ収容ケース(3)のためのアダプタ部材として形成されている。カバー(4)には、複数の位置決め部材(26)を有する位置決め装置(25)が設けられている。収容ケース(3)はその底(7)によってカバー(4)に支持され、収容ケース(3)は位置決め部材(26)によって、カバー(4)によって定められる設置面に関して、自動化された試料処理のための位置決め位置に位置決めして方向付けされている。本発明はさらに、この種のピペットチップ収容容器(1)を提供する方法に関する。

Description

本発明は、請求項1に記載されているような、多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器に関する。しかし、本発明はさらに、請求項17に記載されているような、多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器を提供する方法にも関する。
特許文献1及びそれに由来する特許文献2は、多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器を開示している。ピペットチップ収容容器は、底と底から立ち上がる側壁とを備えた収容ケースを有している。側壁は、少なくとも領域的に収容開口部を包囲し、底と共に収容室を定める。さらに、ピペットチップ収容容器は、カバー壁とカバー壁から張り出すカバー側壁とを備えたカバーを有しており、その場合にカバー側壁がカバー壁と共にカバー内部空間を定める。収容ケース内の、その収容開口部の領域内に、ピペットチップを方向付けして収容するための収容開口部を有する支持体が配置されている。さらに収容ケースは、その側壁の領域においてモノコック構造(single-walled manner)で形成されている。カバーはその閉鎖位置において、収容ケースの収容開口部を覆い、その場合にカバーは収容ケースに取り外し可能に保持されている。収容ケースは、その外側およびその底の領域内に支持部材を有しており、それら支持部材は収容室とは逆の方向へ突出している。支持部材は、収容容器のための規格化された設置面(フットプリント)を形成するために用いられる。付加的に側壁と支持部材の領域内にリブを配置することができ、それらのリブは収容室とは逆方向に張り出して、側壁及び支持部材と結合されている。その場合の欠点は、それぞれ収容ケース毎の付加的な支持部材によって、形成するために必要となる材料需要が高くなり、さらに手動で取り扱うために、収容ケースをつかむことも難しくなることである。
米国特許出願公開第2014/0234182(A1)号明細書 国際公開第2014/130679(A1)号
本発明の課題は、従来技術の欠点を克服し、普遍的に使用可能なピペットチップ収容容器を提供することであって、そのピペットチップ収容容器は少ない原材料消費をもって容易かつコストパフォーマンスよく形成すべきものであり、かつ、手動の試料処理のためにも、自動化された試料処理のためにも使用できるものである。そしてまたさらに、等しい構造で形成された収容ケースはそれが完全なものとなるまで場所をとらずに移送かつ保管できなければならない。
本発明のこの課題は、カバーが収容ケースのためのアダプタ部材として形成されており、かつカバーに、特にカバーの集にわたって、分配して配置された複数の位置決め部材を有する位置決め装置が設けられていることによって、かつ、カバーがその外側の周領域内で少なくとも部分的に、長さ寸法とそれに対して直角に方向付けされた幅寸法とを有する規格化された設置面を定め、かつカバーの収容ケースから取り外された解放位置において、収容ケースがその底によってカバーに支持されており、かつこのアダプタ位置において収容ケースが位置決め部材によって、カバーによって定められる設置面に関して、自動化された試料処理のための位置決め位置に位置決めして方向付けされていることによって、解決される。
それによって得られる利点は、収容ケースが、材料を節約し、かつ手動で取り扱うために容易につかむことができる簡易な構成で形成できることにある。その場合にピペットチップ収容容器のカバーは、自動化された試料処理のために収容ケースを支持し、かつ正確に位置決めするためのアダプタ部材として用いられ、かつ、収容ケースはその寸法において、特にその底の領域において、自動化された試料処理のために規格化された寸法とは関係なく形成することができ、それにもかかわらず2つの種類の試料処理のために使用することができる。それによって、収容ケースを形成する場合に、かなりの量もしくは質量の材料、特にプラスチックを節約することができる。さらに、単純に形成された型工具によっても、収容ケースを形成することができる。そしてまた、材料使用が少ないことによって、より短いサイクル時間で形成を行うこともでき、それによって同様に節約を得ることができる。さらに、このようにしてカバーの平面図形状は、設置面の規格化された寸法に容易に適合させることができる。したがってカバー壁の領域内のカバー側壁の外周領域は、ほぼ直線的かつ平面的に形成することができる。したがって、位置決めストッパとしての規格化された寸法を維持し、かつ形成するために、付加的なストッパ手段又は同種のものを、省くことができる。
さらに、規格化された設置面の長さ寸法が、127.76mm±0.25mmの値を有し、幅寸法が85.48mm±0.25mmの値を有していると、好ましい場合がある。それによってカバーは、規格に従って定められた寸法に正確に合わせて形成することができる。規格化された寸法を定めかつ維持することによって、カバーの外側の寸法のみがそれに合わせられ、かつ収容ケースはより容易に、かつ材料をより節約して形成することができる。好ましくはそれによって、規格化された設置面を正確に維持するために、カバー側壁は、付加的な突出部などなしで、直線的もしくは平面的に形成することができる。
他の形成において、位置決め装置はカバーのカバー内部空間内及びそのカバー壁の領域内に配置又は形成されている。したがってカバーのカバー内部空間は、収容ケースを収容し、かつ支持するために用いることができる。それによってさらに、わずかな場所しか必要とせずに、アダプタ位置を得ることができる。というのは、カバー側壁が収容ケースの側方でカバー壁から張り出しているからである。
さらに、位置決め装置がカバー壁に、そしてそのカバー内部空間とは逆の側に配置又は形成されていると、効果的であり得る。それによってカバーは二重機能を満たすことができる。一方では、このカバーによって収容ケースのためのアダプタ部材を形成することができ、他方では同時に、複数のピペットチップ収容容器のスタックを形成するための位置決め部材を形成することもできる。
他の実施形態は、収容ケースがその位置決め位置において直接カバー壁に支持されることを、特徴としている。それによって収容ケースは、その本来の組み立て高さに関してわずかに高さを増大させるだけで、自動化された試料処理もしくはピペットチップの取り出しへ供給することができる。それによってさらに、カバー内の収容ケースの強度も改良することができ、かつ意図しない傾きを回避することができる。
他の可能な実施形態は、収容ケースがそれぞれ、周方向に相前後して配置された側壁の間の移行領域内でそれらの側壁に支持され、そして底へ向いた周領域内では位置決め部材に支持されている、特徴を有している。それによって個々の位置決め部材はカバー内部空間の領域内に、カバー壁を比較的わずかに越えるように形成することができ、それにもかかわらず互いに対する充分かつ確実な位置決めを達成することができる。
他の形成において、カバーに、特にそのカバー壁に、収容ケースの移行領域の各々のために、少なくとも2つの位置決め部材が設けられている。それによって収容ケースは、その角部領域もしくは個々の側壁の間の移行領域の各々において、カバー内に正確に位置決めすることができる。すなわち、これら多数の位置決め部材によって、収容ケースはカバー内部空間内へ挿入するプロセスにおいてすでにより良好に案内することができ、次に正確に位置決めして方向付けされて、この位置にほとんどずれないように保持することができる。
他の可能な実施形態は、収容ケースが位置決め位置にある場合に、この収容ケースは、カバーによって定められる設置面に関して中心に方向付けされていることを、特徴としている。それによって収容ケースは、前もって相互に方向付けすることなしに容易に、かつカバーの相対的な位置に関係なく、カバー内部空間内へ挿入することができる。
さらに、カバーが少なくとも1つの揺動構造によって収容ケースに揺動可能に支承されていると、効果的であり得る。それによって、手動で試料を取り出すために、カバーを容易に揺動させて開くことができ、それによってピペットチップ収容容器内にストックされている、あるいは収容されているピペットチップへの接近が可能となる。それによってさらに、収容ケースとカバーとからなるつながりあった構成ユニットも形成される。
他の代替的な実施形態は、収容ケースがその側壁の領域内でモノコック形成されていることを、特徴としている。少なくとも側壁の領域内で形成されている、モノコック構造の収容ケースによって、著しい材料節約を達成することができる。そのようにしてさらに、収容ケースを形成するための単純に形成された工具を使用することもできる。
他の可能な、そして場合によっては代替的な実施形態は、収容ケースの側壁が軸断面で見てそれぞれ収容開口部から始まって底の方向へ円錐状に細くなるように形成されており、かつ収容ケースがその収容開口部の領域内で、底の領域における収容ケースの外側の横断面寸法よりも大きく形成された、内側の横断面寸法を有しているという、特徴を有している。それによって、同じ構造の収容ケースが、カバーを接合し、もしくは取り付けるまでは、場所をとらずに入れ子に積み重ねておくことができる、という原理的な特徴を形成することができる。すなわち収容ケースの適切な開口部幅を選択することによって、同様に入れ子に重ねられる収容ケースをどうような積み重ね高さにするか、という規模を定めることができる。横断面寸法における差が大きくなるほど、複数の収容ケースをそれだけ深く、かつその分場所を節約するように、入れ子にして積み重ねることができ、それによって移送及び保管のためにより少ない体積/容積で間に合わせることができる。
他の実施形態は、収容ケースの収容室の領域内に、少なくとも1つの第1のスタック手段が配置又は形成されており、他の構造的に等しく形成された収容ケースが収容室内へ挿入可能であって、かつ少なくとも1つの第1のスタック手段に支持可能であることを、特徴としている。相互に当接制限することにより、収容ケースを積み重ねる際に相互に固着することを防止することができる。
他の好ましい実施形態は、収容ケースの底が少なくとも領域的に他のスタック手段を形成することを、特徴としている。それによってわずかな手間と費用で、構造的に等しく形成されている複数の収容ケースの入れ子の積み重ねを可能とすることができる。
他の形成において、収容ケースの収容開口部の領域内に支持体とその中に配置されている、ピペットチップを方向付けして収容するためのセンタリング収容部が配置又は形成されている。それによって、ピペットチップ収容容器の内部にしかるべく正確に方向付けされたピペットチップを準備できる、可能性が形成される。
他の実施形態は、カバーがその閉鎖位置において少なくとも1つの閉鎖装置によって収容ケースにロック保持されており、その場合に少なくとも1つの閉鎖装置はカバーに第1の閉鎖部材を有し、それと協働する第2の閉鎖部材を収容ケースに有することを、特徴としている。閉鎖部材が互いに係合することによって、カバーの意図されない開放を阻止することができる。したがってピペットチップを保護して保管することができる。
他の好ましい実施形態は、カバーに、特にそのカバー側壁の少なくとも1つに、配置された閉鎖部材がフラップ形状に形成されており、かつ揺動可能にカバーと結合されていること、及び収容ケースが位置決め位置にある場合に第1の閉鎖部材がカバー内部空間内へ揺動挿入されており、かつ直接隣接して配置されている、収容ケースの側壁に添接することを、特徴としている。閉鎖部材がフラップ形状に形成されていることにより、閉鎖部材は複数の機能において使用することができる。ノーマルな使用位置において、第1の閉鎖部材は、カバーをその閉鎖位置において収容ケースにロックして保持するために、用いられる。他の使用において第1の閉鎖部材は、さらに、収容ケースの側壁とカバー側壁との間に形成される間隙内へ揺動して入るために、用いられる。このように間隙内へ揺動して入って、中へ張り出すことにより、フラップ形状閉鎖部材の復帰作用に基づく押圧力を、収容ケースに及ぼすことができる。それによってさらに、カバーにおいて、自動化された試料処理において妨げとなり、あるいは特に阻止することにもなる、カバーの外周を越えて側方へ張り出す部分を回避することができる。
他の実施形態は、収容ケースが位置決め位置にある場合に、直接互いに隣接して配置されている、収容ケースの側壁とカバーのカバー側壁が、周方向に見て、それぞれ実質的に互いに対して平行に延びるように方向付けされていることを、特徴としている。それによって利用者のために容易な視覚的コントロールを準備することができ、そのようにしてカバー内の収容ケースの正確な位置決めを容易にコントロールすることができる。
そしてまた、本発明の課題は、それとは関係なく、請求項17に記載された特徴に基づく多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器を提供する方法によっても解決される。この請求項の特徴の組み合わせから得られる利点は、それによって収容ケースを、容易に、かつ材料を節約して、そして手動操作のために容易に捕捉できる構成で形成できることにある。その場合にピペットチップ収容容器のカバーは、自動化された試料処理のために収容ケースを収容して正確に位置決めするためのアダプタ部材として用いられ、かつ、収容ケースの寸法は、特にその底の領域において、自動化された試料処理のために規格化された寸法に関係なく、形成することができ、それにもかかわらず2つの種類の試料処理のために使用することができる。それによって、収容ケースを形成する場合に、かなりの量もしくは質量の材料、特にプラスチックを節約することができる。さらに、単純に形成された成形工具によって収容ケースを形成することもできる。そして、より少ない材料使用によって、より短いサイクル時間で形成を行うことができ、それによっても同様に節約が得られる。
他の好ましいやり方は、収容ケースがカバー内のその位置決め位置において、カバーによってさだめられる設置面に関して中心に方向付けされていることを、特徴としている。それによって収容ケースは、前もって相互に方向付けすることなく、容易かつカバーの相対的な位置に関係なく、カバー内部空間内へ挿入することができる。
そして、収容ケースがカバー内のその位置決め位置において付加的に、カバー壁に対してほぼ平行に方向付けされた操作力を、その側壁の少なくとも1つに作用するように供給され、かつ収容ケースが操作力の作用方向に操作力によって位置決め部材の少なくとも1つに対して押圧される、方法変形例も、効果的である。それによって第1の閉鎖部材が収容ケースの側壁とカバー側壁との間に形成された間隙内へ揺動された位置において、その第1の閉鎖部材によって、方向付けされた押圧力を収容ケースへ、そしてさらに対向して配置されている位置決め部材へ加えることができる。
本発明をさらによく理解するために、以下の図を用いて本発明を詳細に説明する。
図は、それぞれ著しく簡略化した図式的な表示である。
ピペットチップ収容容器を収容ケースに設けられたカバーの閉鎖位置において示す斜視図である。 図1に示すピペットチップ収容容器を、カバーの解放位置において示す斜視図である。 図1と2示すピペットチップ収容容器を、収容ケースをカバーから取り外して、カバー内に挿入された収容ケースを位置決め位置で示す斜視図である。 ピペットチップ収容容器のカバーを、収容ケースの輪郭を示唆しながらそのカバー内部空間を見る方向に示す図である。 カバーとその中に収容された収容ケースの一部分を、位置決め装置の領域内で図4のV−V線に沿って破断して示す側面図である。 カバーとその中に収容された収容ケースの他の一部分を収容ケースの側壁に支持される閉鎖部材と共に図3のVI−VI線に沿って破断して示す側面図である。 等しい構造で形成された収容ケースの一部分を互いに入れ子に積み重ねた位置で破断して示す側面図である。 収容ケースとアダプタ部材としてのカバーの他の可能な配置の一部分を破断して示す側面図である。
最初に記載しておくが、異なるように記載される実施形態において、同一の部分には同一の参照符号ないし同一の構成部分名称が設けられており、その場合に説明全体に含まれる開示は、同一の参照符号ないし同一の構成部分名称を有する同一の部分へ意味に従って移し替えることができる。また、説明内で選択される、たとえば上、下、側方などのような位置記載は、直接説明され、かつ示される図に関するものであって、この位置記載は位置が変化した場合には意味に従って新しい位置へ移し替えられる。
以下において、「特に」という概念は、それが、対象又は方法ステップの可能な特殊な形成又はより詳細な特殊化であると考えることができるが、必ずしもその必然的な好ましい実施形態又はやり方をあらわす必要はない。
図1〜7には、多数のピペットチップ2を収容するためのピペットチップ収容容器1が示されており、そのピペットチップ収容容器は、収容ケース3、カバー4及び支持体5とその中に配置あるいは形成されている、ピペットチップ2のためのセンタリング収容部6を有している。多数のセンタリング収容部6の互いに対する配置は、少なくとも規格化されている。センタリング収容部6の中心軸線の間の縦と横の間隔は、好ましくはそれぞれ9.00mmであり、その場合にこれらの縦と横の間隔は、同様に、しかるべき規格と一致させて選択される。センタリング収容部6は、図示されるピペットチップ収容容器1において以前から知られているように、ピペットチップ2を方向付けして収容するために用いられる。
収容ケース3自体は、底7とそれぞれから張り出すように方向付けされた側壁8〜11とを有している。側壁8〜11は、少なくとも領域的に、底7から離隔したその端部において、収容開口部12を包囲し、底7と共に収容室13を定める。
この実施例において、カバー4は、カバー壁14及びその周領域内でこのカバー壁から張り出すカバー側壁15〜18を有している。カバー側壁15〜18は、カバー壁14と共にカバー内部空間19を定める。カバー4の上側もしくは外側に、その外周においてそれぞれ角部領域に位置決め補助が配置されており、それら位置決め補助は、複数の閉鎖されたピペットチップ収容容器1のスタックを形成するために、好ましくは構造の等しい収容ケース3の底を、互いに重ねて滑らないように保持するために、用いられる。ここでは位置決め補助は、カバー4の全周にわたって一周するように設けられるのではなく、角部領域のみに設けられている。
図1に示す閉鎖位置において、カバー4は収容ケース3の収容開口部12を覆っている。さらに、カバー4は、収容ケース3に取り外し可能に保持されている。これは、1つには、純粋にかぶせ結合によって行うことができ、その場合にカバー側壁15〜18が少なくとも領域的に収容ケース3の側壁8〜11の外側を把持することができる。この実施例において、カバー4が少なくとも1つの揺動構造20によって収容ケース3に揺動可能に支承されていることが、示されている。そのために2つの幅狭の、もしくは短い方の側壁10、11の領域にそれぞれ揺動ピン21が配置されており、特にその側壁に一体的に形成されている。カバー4に、特にここでは同様により短く形成されているカバー側壁17と18に、それぞれ揺動鳩目部22が配置されており、その揺動鳩目部は、図1〜3を一緒に見ると一番よくわかる。1つ又は複数の揺動鳩目部22は、一方で、1つ又は複数の揺動ピン21を中心とするカバー4の揺動が可能であり、かつカバー4が1つ又は複数の揺動鳩目部22の弾性的な変形によって1つの揺動ピン21もしくは複数の揺動ピン21から取り外し可能であるように、形成されている。カバー4の取り外しと他の使用については、以下でさらに詳細に説明する。
図3〜5の表示から、さらによくわかるように、カバー4は収容ケース3のためのアダプタ部材として形成されている。ここでアダプタ部材というのは、カバー4がその外側の周領域内で少なくとも部分的に、長手寸法23とそれに対して直角に方向付けされた幅寸法24とを有する規格化された設置面を定めることである。規格化された設置面は、いわゆる「フットプリント」と称することもできる。様々なラボにおいて、自動化された試料処理のために、設置面の規格化された寸法が導入され、それによって自動的に作動する設備内で、様々なメーカーから市場に出されるような、様々な構造のピペットチップ収容容器1を収容して、処理することができる。自動化された試料処理というのは、ここでは一般に、設備内でピペットチップ2が正確に定められた位置へ移動され、その位置において個々の、あるいは複数のピペットチップ2を自動的に取り出すために位置決めされた位置に留まることである。収容ケース3自体の中でピペットチップ2は、あらかじめ定められたラスター寸法で収容されているので、収容ケース3は正確に定められた位置へ移動される。この形成において、カバー4は、一方では、位置決め用に規格化された設置面を形成するために、そして他方では収容ケース3を、ピペットチップ2が規格化された設置面に関してそのように配置されるように、位置決めして収容することができるようにするために、用いられる。
カバー4内で収容ケース3の相互に位置決めされた方向付けを保証することができるようにするために、カバー4のカバー壁14の領域内に位置決め装置25が設けられている。位置決め装置25自体は複数の、特にカバー4の周にわたって分配して配置された、位置決め部材26を有することができる。ここに示される実施例において、位置決め部材26は、底7もしくは側壁8〜11の外周端縁に対応づけられており、あるいはそれ又はそれらと協働する。
しかしまた、それとは関係なく、カバー壁14の、位置決め位置において底7へ向いた側に複数の位置決め部材26を設けることも、可能であって、それら位置決め部材はカバー壁14を越えて張り出し、かつ位置決め位置において、それぞれ底7内に配置又は形成されているセンタリング開口部内へ嵌入する。この形成が、図5の底領域内に簡略化して破線で示唆されている。
カバー4が、収容ケース3のためのアダプタ部材として使用される場合に、カバー4は収容ケース3から解放位置へ移動される。それによって、収容ケース3の底7をカバー4に格納することが可能である。この実施例において、収容ケース3はカバー4のカバー内部空間9内に挿入される。その場合にカバー4内の収容ケース3の収容位置に言及することもできる。位置決め部材26を設けることによって、収容ケース3は、カバー4によって定められる設置面に関して、自動化された試料処理のための、いわゆる位置決め位置に位置決めして方向付けされる。これは、収容ケース3によって規格化された設置面が定義され、もしくは定められるのではなく、カバー4が収容ケース3のためにアダプタ部材として用いられることを、意味している。
それによって、収容ケース3を、規格化された設置面に関係なく、それぞれの必要性と寸法に合わせて形成できる、可能性が形成される。この場合において、収容ケース3のために、まず、カバー4との組み合わせにおいて、アダプタ部材として、ピペットチップ収容容器1のための規格化された設置面が形成される。
規格化された設置面の寸法もしくは大きさは、たとえば米国国家規格協会によって規格SLAS 1−2004(R2012)内で定められている。
定めるためのこの規格もしくは規格化された設置面の寸法によれば、長さ寸法23は127.76mm±0.25mmの値を有している。幅寸法24は、85.48mm±0.25mmの値を有する。
収容ケース3が、たとえばカバー4の内部で、その位置決め位置にある場合に、この収容ケースは直接カバー壁14に支持することができる。したがって収容ケース3の底7は、直接カバー壁4の内側に載置することができる。
周方向に直接相前後して配置された側壁8〜11は、それぞれそれらの間に移行領域27もしくは角部領域を形成する。この実施例において、移行領域27は、側壁8〜11によって形成される角部領域内でそれぞれ外側へ張り出している。収容ケース3は、それぞれその移行領域17内及び底7を向いた周領域内で、少なくとも部分的に位置決め部材26に支持されている。好ましくは、カバー4に、あるいはカバー内に、収容ケース3の移行領域27の各々のために、それぞれ2つの位置決め部材26が設けられている。それによって移行領域27の各々は−したがって収容ケース3は−、その角部領域の各々において側壁8〜11の間に一義的に位置決めすることができる。位置決め部材26は、好ましくはウェブ形状又はリブ形状に形成されている。それぞれ移行領域27もしくは角部領域に対応づけられた位置決め部材26は、互いに対して90°の角度の方向付けを有している。
収容ケース3がカバー4内のその位置決め位置にある場合に、それぞれ互いに直接隣接して配置されている、収容ケース3の側壁8〜11とカバー4のカバー側壁15〜18は、周方向に見て実質的に互いに対して平行に延びるように方向付けされている。
収容ケース3の位置決め位置において、収容ケースはカバー4によって定められる設置面に関して中心に方向付けされている。ここで中心というのは、位置決め位置において収容ケース3の中心が、カバー4の中心に関して互いに等しく配置されていることを意味している。したがって支持体5内のセンタリング収容部6の適切な配置と方向付けにおいて、ピペットチップも、定められた設置面に関して一義的な相対位置に方向付けされて配置されている。
さらに、この実施例において、収容ケース3が少なくともその側壁8〜11の領域内で、モノコック構造で形成されていることが、示されている。それによって、少ない材料需要で間に合わせることができる。
収容ケース3の収容開口部12の領域内に支持体5を支持するために、側壁8〜11の部分セクションを収容室13の方向へ向けて変位させることができる。この内側変位によって、収容ケース3の射出技術的により容易な形成を得ることができ、それにもかかわらず、側壁8〜11の内側へ向かって張り出す部分セクションが、支持体5のための載置部もしくは支持部を形成する。
さらに、収容ケース3の側壁8〜11は、軸断面で見て、それぞれ収容開口部12から始まって底7の方向へ円錐状に細くなるように形成することができる。それによって収容ケース3の離型を容易にすることができるだけでなく、円錐状のテーパの選択と大きさが適切である場合に、構造的に等しく形成されている収容ケース3の入れ子の積み重ねも可能にすることができる。そのために、収容ケース3の内側の横断面寸法は、その収容開口部12の領域内で、底7の領域内の収容ケース3の外側の横断面寸法よりも大きく形成される。それによって、構造的に等しく形成されている収容ケース3は、図7の表示から読み取ることができるように、互いに入れ子に重ねることができる。
構造的に等しい収容ケース3のあらかじめ定められたスタック寸法とそれに伴って入り組む寸法を定めることができるようにするために、収容ケース3の収容室13の領域内に少なくとも1つの第1のスタック手段28を配置又は形成することができる。この少なくとも1つの第1のスタック手段28に、他の構造的に等しく形成された収容ケース3が支持可能である。この実施例において、たとえば収容ケース3の底7は、少なくとも領域的に他のスタック手段29を形成することができる。
図1から特によくわかるように、カバー4はその閉鎖位置において少なくとも1つの閉鎖装置30によって収容ケース3にロック保持することができる。ここに示される少なくとも1つの閉鎖装置30は、カバー4に第1の閉鎖部材31を、そしてそれと協働する第2の閉鎖部材32を収容ケース3に有することができる。
図1には、第1の閉鎖部材31の最初の変形されていない位置が示されており、その場合に2つの閉鎖部材31、32は、まだ互いに係合していないロック位置もしくは閉鎖位置にある。この実施例において、第1の閉鎖部材31がフラップ形状に形成されており、かつカバー4に接続する領域内に、第2の閉鎖部材32を収容するための切り欠きもしくは貫通部を有していることが、示されている。それによって第1の閉鎖部材31の切り欠きが、第2の閉鎖部材32の後方を把持することができる。さらに、少なくとも1つの第1の閉鎖部31は、カバー4と揺動可能に結合されている。それによって、図6に示すように、収容ケース3が位置決め位置にある場合に、第1の閉鎖部材31がカバー内部空間19内へ揺動されており、かつカバー壁14の方向へ張り出すことが、可能である。その場合にこの位置において、第1の閉鎖部材31は、それぞれそれに直接隣接して配置されている、収容ケース3の側壁8〜11に添接する。第1の閉鎖部材31の変形されていないオリジナル位置が破線で示されており、その場合に変形された位置は実線で示されている。
フラップ形状に形成された第1の閉鎖部材31がこのように内側へ揺動することによって、収容ケース3にカバー4内の位置決め位置において、付加的に、カバー壁14に関してほぼ平行に方向付けされた操作力を供給することができ、その操作力は収容ケース3のそれぞれそのカバー壁側の側壁8〜11へ作用する。もたらされた操作力によって、収容ケース3は、操作力の作用方向にそれぞれ対向する側における少なくとも1つの位置決め部材26に対して押圧される。それによってこの位置決め位置において、収容ケース3とカバー4の間に付加的な保持力もしくは固定力を得ることができる。
ピペットチップ収容容器1を提供する方法は、以下で説明するように、以下のステップを有することができる。個々のピペットチップ2は、様々な大きさで形成されて、それぞれその同種のものが上述した支持体5上に位置決めして収容される。大体において、それぞれのピペットチップ2を有する複数の支持体5が、使用スタックにまとめられて、それぞれ数と大きさに応じて使用ユニットで準備される。
ピペットチップ収容容器1は、収容ケース3の収容開口部12の領域内に支持体5の1つを収容して、そこに位置決めして保持するために用いられる。ピペットチップ収容容器1を提供するために、様々な可能性が考えられる。すなわち、たとえば収容ケース3のみをその上に保持されているカバー4と共に、しかしその中に収容されている支持体なしで、したがってピペットチップ2もなしで、適用者又は利用者へ供給することができる。その後適用者又は利用者は、それぞれ必要に応じて使用ユニットの1つから支持体5をその上に保持されているピペットチップ2と共に取り出して、開放した収容ケース3内へ挿入することができる。
しかしまた、ピペットチップ収容容器1がその中に収容されている支持体5及びそこに保持されているピペットチップ2と共に適用者又は利用者へ供給されることも、可能である。
それぞれ適用と使用に応じて、カバー4が開放されている場合に、ピペットチップ2の1つ又は複数を手動で、あるいは自動化された取り出しプロセスにおいて、図示されないピペッターを用いて取り出すことができる。すなわちこの実施例において、収容ケース3は原則的に、支持体5をその上に配置もしくは収容されているピペットチップ2と共に取り出しのために位置決めして収容するために、用いられる。ピペットチップ2が支持体5から完全に取り出されている場合に、からになった支持体5は収容ケース3から除去されて、ピペットチップ2を搭載した新しい支持体5を再び収容ケース3の収容開口部12内へ挿入することができる。
したがってピペットチップ収容容器1はその基本形状において、収容ケース3及びその上に取り外し可能に保持されたカバー4を有している。好ましくは収容ケース3とカバー4は、互いに別々に形成されて、供給のために、組み合わされ、もしくは接合された位置へ移動することができる。ピペットチップ2を有する支持体5は、すでに収容しておいてもよく、あるいは後から挿入される。カバー4のこのいわゆる閉鎖位置において、カバーは収容ケース3の収容開口部12を覆っている。
ピペットチップ2を手動で操作し、もしくは取り出すために、カバー4がその分だけ開放され、あるいは収容ケース3から取り外されるので、個々のピペットチップ2への妨げられない接近が可能となる。
ピペットチップ2を自動化して取り出すため、あるいは試料処理のために、ここでは、カバー4は収容ケース3のための閉鎖部材を形成するだけでなく、付加的にさらに、収容ケース3のためのアダプタ部材としても用いられる。そのために、上述したように、カバー内部空間19内のカバー壁14の領域内に、あるいはカバー壁14のカバー内部空間19とは逆の側に、好ましくはカバー4の周にわたって分配して配置された、複数の位置決め部材26を備えた位置決め装置25が設けられている。さらに、カバー4はその外側の周領域において少なくとも部分的に規格化された設置面を有するように形成されており、その場合に規格化された設置面によって長さ寸法23とそれに対して直角に方向付けされた幅寸法24が定められる。
収容ケース3のためのカバー4のアダプタ位置を形成するために、カバー4が収容ケース3から取り外される。それに続いて、収容ケース3の底7がカバー4に支持される。そのために収容ケース3は、カバー4のカバー内部空間19内へ挿入することができきるか、あるいはカバー内部空間19とは逆の側においてカバー壁14上におくことができる。上述した位置決め部材26によって、収容ケース3が、カバー4によって定められる設置面に関して、それに対して正確な位置決め位置に方向付けされる。したがってカバー4は、収容ケース3のための互いに位置決めされた位置において、自動化された試料処理のため又は個々のピペットチップ2の取り出しのためのアダプタ位置を形成する。しかし、それとは関係なく、充填されたピペットチップ2を支持体5内へ挿入することもできる。
図8には、ピペットチップ収容容器1の他の、場合によってはそれ自体自立した実施形態が示されており、その場合にここでも、先行する図1〜7におけるとの同一の部分には同一の参照符号もしくは構成部品名称が使用される。不必要な繰り返しを避けるために、図1〜7における詳細な説明を参照するよう指示し、もしくは参照される。
この形態は、図5においてすでに詳細に説明した配置に対する可能な代替案を示すものであるので、ここではそれに対する差のみを詳細に説明する。
カバー4は、ここでも収容ケース3のためのアダプタ部材として形成されている。位置決め装置25は、上述した形態とは異なり、カバー内部空間19の領域内ではなく、カバー内部空間19とは逆の側においてカバー壁14に配置又は形成されている。したがってカバー4の開放した側−したがってカバー側壁15〜18−が、位置決めされたアダプタ位置における設置面として用いられる。したがってカバー4の寸法は、少なくともこの部分内では、すでに上述したように、規格化された設置面によって形成される。
位置決め部材26は、カバー壁14自体を適切に形成することにより、かつ/又は1つ又は複数のウェブ又はリブによって形成することができる。この実施例においては、位置決め部材26は、同時に、互いに積み重ねられる複数のピペットチップ収容容器1のスタック形成のための方向付け補助もしくは積み重ね補助としても用いられる。互いに積み重ねられる複数のピペットチップ収容容器1のスタック形成のために、たとえばカバー4の外側の周端縁をカバー壁14を越えて少し張り出すことが、すでに知られているが、その場合に許容誤差が極めて大きいことに基づいて、互いに対する正確な位置決めは可能にならない。さらにカバーは、規格化された設置面も有していない。
さらに、上で図1〜6において説明した、カバー内部空間19の領域内の位置決め装置25も、ここで図8において説明したその配置も、同時にカバー4に形成し、あるいは配置することも可能であろう。それによってカバー4のさらに普遍的な使用を達成することができる。
実施例は、ピペットチップ収容容器1の可能な実施変形例と使用例を示すものであって、その場合にここに記載しておくが、本発明は具体的に示されたその実施変形例に限定されるものではなく、むしろ個々の実施変形例を互いに様々に組み合わせることも可能であって、これらの変形可能性は、具体的な発明による技術的に取り扱うための教示に基づいて、この分野で活動する当業者の裁量の範囲内にある。
保護領域は、請求項によって定められる。しかし、明細書と図面は、請求項を解釈するために利用されるべきである。図示され、かつ説明された様々な実施例からなる個別特徴又は特徴の組み合わせは、それ自体自立した進歩的解決を表すことができる。自立した進歩的解決の基礎となる課題は、明細書から読み取ることができる。
具体的な説明内の値領域についてのすべての記載は、その任意の部分領域とすべての部分領域を共に含むものであって、たとえば記載1〜10は、下限の1と上限の10から始まるすべての部分領域、すなわち下限の1またはそれ以上で始まり、上限の10またはそれ以下で終了する、たとえば1〜1.7、または3.2〜8.1、あるいは5.5〜10のすべての部分領域、を一緒に含んでいるものとする。
最後に形式的に指摘しておくが、ピペットチップ収容容器の構造をよりよく理解するために、このピペットチップ収容容器もしくはその構成部品は、部分的に縮尺通りではなく、かつ/又は拡大及び/又は縮小して示されている。
1 ピペットチップ収容容器
2 ピペットチップ
3 収容ケース
4 カバー
5 支持体
6 センタリング収容部
7 底
8〜11 側壁
12 収容開口部
13 収容室
14 カバー壁
15〜18 カバー側壁
19 カバー内部空間
20 揺動構造
21 揺動ピン
22 揺動鳩目部
23 長さ寸法
24 幅寸法
25 位置決め装置
26 位置決め部材
27 移行領域
28 第1のスタック手段
29 他のスタック手段
30 閉鎖装置
31 第1の閉鎖部材
32 第2の閉鎖部材
本発明は、請求項1に記載されているような、多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器に関する。しかし、本発明はさらに、請求項16に記載されているような、多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器を提供する方法にも関する。
特許文献1からは、ピペットチップを準備するための、種概念に基づく装置が知られており、それにおいてベースボディは、定められた長さ寸法とそれに対して直角に方向付けされた、定められた幅寸法とを備えた規格化された設置面を有している。規格化された設置面を得るために、ベースボディの外側の周領域は、圧倒的に二重壁構造をもって形成されており、その場合にここで外側の二重の壁部分が規格化された設置面を形成する。ベースボディの内部に、その開放した上側まで達する、互いに交わるウェブが、その間に配置された凹部を形成しながら所定のパターンで配置されている。これらのウェブ上に、ピペットチップを収容するために用いられる開口部をその内部に有する支持体プレートが支持されている。支持体プレート内の開口部の数とパターン配置は、支持体プレート上に収容すべきピペットチップの大きさと数及び定められた規格(SBS規格)に従って選択される。ベースボディ内のウェブのパターン配置が、収容すべきピペットチップの数及び支持体プレート上のその配置に関して互いに異なる支持体プレートの使用を可能にする。すなわち、ピペットチップを準備するために、常に規格化された設置面を有する同一のベースボディを使用することができる。そのためには、ベースボディを用いて規格化された試料処理のために必要な、ピペットチップの位置を決めるために、それぞれの使用目的に応じた支持体プレートを使用するだけでよい。さらに、準備装置のベースボディの上側は、取り付け可能なカバーによって閉鎖することができる。それぞれベースボディ上にカバーが取り付けられた場合に、同じように形成された複数の準備装置を互いに積み重ねて配置してスタックとすることもできる。そのために、カバーの上側及びベースボディの下側に、それぞれ協働する形状結合構造が設けられている。
特許文献及びそれに由来する特許文献は、多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器を開示している。ピペットチップ収容容器は、底と底から立ち上がる側壁とを備えた収容ケースを有している。側壁は、少なくとも領域的に収容開口部を包囲し、底と共に収容室を定める。さらに、ピペットチップ収容容器は、カバー壁とカバー壁から張り出すカバー側壁とを備えたカバーを有しており、その場合にカバー側壁がカバー壁と共にカバー内部空間を定める。収容ケース内の、その収容開口部の領域内に、ピペットチップを方向付けして収容するための収容開口部を有する支持体が配置されている。さらに収容ケースは、その側壁の領域においてモノコック構造で形成されている。カバーはその閉鎖位置において、収容ケースの収容開口部を覆い、その場合にカバーは収容ケースに取り外し可能に保持されている。収容ケースは、その外側およびその底の領域内に支持部材を有しており、それら支持部材は収容室とは逆の方向へ突出している。支持部材は、収容容器のための規格化された設置面(フットプリント)を形成するために用いられる。付加的に側壁と支持部材の領域内にリブを配置することができ、それらのリブは収容室とは逆方向に張り出して、側壁及び支持部材と結合されている。その場合の欠点は、それぞれ収容ケース毎の付加的な支持部材によって、形成するために必要となる材料需要が高くなり、さらに手動で取り扱うために、収容ケースをつかむことも難しくなることである。
米国特許第6221317(B1)号明細書 米国特許出願公開第2014/0234182(A1)号明細書 国際公開第2014/130679(A1)号
本発明の課題は、従来技術の欠点を克服し、普遍的に使用可能なピペットチップ収容容器を提供することであって、そのピペットチップ収容容器は少ない原材料消費をもって容易かつコストパフォーマンスよく形成すべきものであり、かつ、手動の試料処理のためにも、自動化された試料処理のためにも使用できるものである。そしてまたさらに、等しい構造で形成された収容ケースはそれが完全なものとなるまで場所をとらずに移送かつ保管できなければならない。
本発明のこの課題は、
カバーの外側の周領域が、少なくとも部分的に、米国国家規格協会(ANSI)の規格SLAS 1−2004(R2012)に従って規格化された、127.76mm±0.25mmの値を有する長さ寸法とそれに対して直角に方向付けされた85.48mm±0.25mmの値を有する幅寸法とを備えた設置面を定め、
カバーに、特にカバーの周囲にわたって、分配して配置された複数の位置決め部材を有する位置決め装置が設けられており、
カバーは、収容ケースから取り外された解放位置において、収容ケースのためのアダプタ部材を形成し、かつ
カバーの取り外された解放位置において、収容ケースの底が、アダプタ位置を形成しながら、収容ケースから取り外されたカバーに支持されており、かつこのアダプタ位置において収容ケースが位置決め部材によって、カバーにより定められる設置面(フットプリント)に関して、自動化された試料処理のための位置決め位置に位置決めして方向付けされている、ことによって、解決される。
それによって得られる利点は、収容ケースが、材料を節約し、かつ手動で取り扱うために容易につかむことができる簡易な構成で形成できることにある。その場合にピペットチップ収容容器のカバーは、自動化された試料処理のために収容ケースを支持し、かつ正確に位置決めするためのアダプタ部材として用いられ、かつ、収容ケースはその寸法において、特にその底の領域において、自動化された試料処理のために規格化された寸法とは関係なく形成することができ、それにもかかわらず2つの種類の試料処理のために使用することができる。それによって、収容ケースを形成する場合に、かなりの量もしくは質量の材料、特にプラスチックを節約することができる。さらに、単純に形成された型工具によっても、収容ケースを形成することができる。そしてまた、材料使用が少ないことによって、より短いサイクル時間で形成を行うこともでき、それによって同様に節約を得ることができる。さらに、このようにしてカバーの平面図形状は、設置面の規格化された寸法に容易に適合させることができる。したがってカバー壁の領域内のカバー側壁の外周領域は、ほぼ直線的かつ平面的に形成することができる。したがって、位置決めストッパとしての規格化された寸法を維持し、かつ形成するために、付加的なストッパ手段又は同種のものを、省くことができる。
さらに、それによってカバーが正確に、規格に従って定められた寸法に合わせて形成される。規格化された寸法を定めかつ維持することによって、カバーの外側の寸法のみがそれに合わせられ、かつ収容ケースはより容易に、かつ材料をより節約して形成することができる。好ましくはそれによって、規格化された設置面を正確に維持するために、カバー側壁は、付加的な突出部などなしで、直線的もしくは平面的に形成することができる。
他の形成において、位置決め装置はカバーのカバー内部空間内及びそのカバー壁の領域内に配置又は形成されている。したがってカバーのカバー内部空間は、収容ケースを収容し、かつ支持するために用いることができる。それによってさらに、わずかな場所しか必要とせずに、アダプタ位置を得ることができる。というのは、カバー側壁が収容ケースの側方でカバー壁から張り出しているからである。
さらに、位置決め装置がカバー壁に、そしてそのカバー内部空間とは逆の側に配置又は形成されていると、効果的であり得る。それによってカバーは二重機能を満たすことができる。一方では、このカバーによって収容ケースのためのアダプタ部材を形成することができ、他方では同時に、複数のピペットチップ収容容器のスタックを形成するための位置決め部材を形成することもできる。
他の実施形態は、収容ケースがその位置決め位置において直接カバー壁に支持されることを、特徴としている。それによって収容ケースは、その本来の組み立て高さに関してわずかに高さを増大させるだけで、自動化された試料処理もしくはピペットチップの取り出しへ供給することができる。それによってさらに、カバー内の収容ケースの強度も改良することができ、かつ意図しない傾きを回避することができる。
他の可能な実施形態は、収容ケースがそれぞれ、周方向に相前後して配置された側壁の間の移行領域内でそれらの側壁に支持され、そして底へ向いた周領域内では位置決め部材に支持されている、特徴を有している。それによって個々の位置決め部材はカバー内部空間の領域内に、カバー壁を比較的わずかに越えるように形成することができ、それにもかかわらず互いに対する充分かつ確実な位置決めを達成することができる。
他の形成において、カバーに、特にそのカバー壁に、収容ケースの移行領域の各々のために、少なくとも2つの位置決め部材が設けられている。それによって収容ケースは、その角部領域もしくは個々の側壁の間の移行領域の各々において、カバー内に正確に位置決めすることができる。すなわち、これら多数の位置決め部材によって、収容ケースはカバー内部空間内へ挿入するプロセスにおいてすでにより良好に案内することができ、次に正確に位置決めして方向付けされて、この位置にほとんどずれないように保持することができる。
他の可能な実施形態は、収容ケースが位置決め位置にある場合に、この収容ケースは、カバーによって定められる設置面に関して中心に方向付けされていることを、特徴としている。それによって収容ケースは、前もって相互に方向付けすることなしに容易に、かつカバーの相対的な位置に関係なく、カバー内部空間内へ挿入することができる。
さらに、カバーが少なくとも1つの揺動構造によって収容ケースに揺動可能に支承されていると、効果的であり得る。それによって、手動で試料を取り出すために、カバーを容易に揺動させて開くことができ、それによってピペットチップ収容容器内にストックされている、あるいは収容されているピペットチップへの接近が可能となる。それによってさらに、収容ケースとカバーとからなるつながりあった構成ユニットも形成される。
他の代替的な実施形態は、収容ケースがその側壁の領域内でモノコック形成されていることを、特徴としている。少なくとも側壁の領域内で形成されている、モノコック構造の収容ケースによって、著しい材料節約を達成することができる。そのようにしてさらに、収容ケースを形成するための単純に形成された工具を使用することもできる。
他の可能な、そして場合によっては代替的な実施形態は、収容ケースの側壁が軸断面で見てそれぞれ収容開口部から始まって底の方向へ円錐状に細くなるように形成されており、かつ収容ケースがその収容開口部の領域内で、底の領域における収容ケースの外側の横断面寸法よりも大きく形成された、内側の横断面寸法を有しているという、特徴を有している。それによって、同じ構造の収容ケースが、カバーを接合し、もしくは取り付けるまでは、場所をとらずに入れ子に積み重ねておくことができる、という原理的な特徴を形成することができる。すなわち収容ケースの適切な開口部幅を選択することによって、同様に入れ子に重ねられる収容ケースをどうような積み重ね高さにするか、という規模を定めることができる。横断面寸法における差が大きくなるほど、複数の収容ケースをそれだけ深く、かつその分場所を節約するように、入れ子にして積み重ねることができ、それによって移送及び保管のためにより少ない体積/容積で間に合わせることができる。
他の実施形態は、収容ケースの収容室の領域内に、少なくとも1つの第1のスタック手段が配置又は形成されており、他の構造的に等しく形成された収容ケースが収容室内へ挿入可能であって、かつ少なくとも1つの第1のスタック手段に支持可能であることを、特徴としている。相互に当接制限することにより、収容ケースを積み重ねる際に相互に固着することを防止することができる。
他の好ましい実施形態は、収容ケースの底が少なくとも領域的に他のスタック手段を形成することを、特徴としている。それによってわずかな手間と費用で、構造的に等しく形成されている複数の収容ケースの入れ子の積み重ねを可能とすることができる。
他の形成において、収容ケースの収容開口部の領域内に支持体とその中に配置されている、ピペットチップを方向付けして収容するためのセンタリング収容部が配置又は形成されている。それによって、ピペットチップ収容容器の内部にしかるべく正確に方向付けされたピペットチップを準備できる、可能性が形成される。
他の実施形態は、カバーがその閉鎖位置において少なくとも1つの閉鎖装置によって収容ケースにロック保持されており、その場合に少なくとも1つの閉鎖装置はカバーに第1の閉鎖部材を有し、それと協働する第2の閉鎖部材を収容ケースに有することを、特徴としている。閉鎖部材が互いに係合することによって、カバーの意図されない開放を阻止することができる。したがってピペットチップを保護して保管することができる。
他の好ましい実施形態は、カバーに、特にそのカバー側壁の少なくとも1つに、配置された閉鎖部材がフラップ形状に形成されており、かつ揺動可能にカバーと結合されていること、及び収容ケースが位置決め位置にある場合に第1の閉鎖部材がカバー内部空間内へ揺動挿入されており、かつ直接隣接して配置されている、収容ケースの側壁に添接することを、特徴としている。閉鎖部材がフラップ形状に形成されていることにより、閉鎖部材は複数の機能において使用することができる。ノーマルな使用位置において、第1の閉鎖部材は、カバーをその閉鎖位置において収容ケースにロックして保持するために、用いられる。他の使用において第1の閉鎖部材は、さらに、収容ケースの側壁とカバー側壁との間に形成される間隙内へ揺動して入るために、用いられる。このように間隙内へ揺動して入って、中へ張り出すことにより、フラップ形状閉鎖部材の復帰作用に基づく押圧力を、収容ケースに及ぼすことができる。それによってさらに、カバーにおいて、自動化された試料処理において妨げとなり、あるいは特に阻止することにもなる、カバーの外周を越えて側方へ張り出す部分を回避することができる。
他の実施形態は、収容ケースが位置決め位置にある場合に、直接互いに隣接して配置されている、収容ケースの側壁とカバーのカバー側壁が、周方向に見て、それぞれ実質的に互いに対して平行に延びるように方向付けされていることを、特徴としている。それによって利用者のために容易な視覚的コントロールを準備することができ、そのようにしてカバー内の収容ケースの正確な位置決めを容易にコントロールすることができる。
そしてまた、本発明の課題は、それとは関係なく、請求項16に記載された特徴に基づく多数のピペットチップを収容するためのピペットチップ収容容器を提供する方法によっても解決される。この請求項の特徴の組み合わせから得られる利点は、それによって収容ケースを、容易に、かつ材料を節約して、そして手動操作のために容易に捕捉できる構成で形成できることにある。その場合にピペットチップ収容容器のカバーは、自動化された試料処理のために収容ケースを収容して正確に位置決めするためのアダプタ部材として用いられ、かつ、収容ケースの寸法は、特にその底の領域において、自動化された試料処理のために規格化された寸法に関係なく、形成することができ、それにもかかわらず2つの種類の試料処理のために使用することができる。それによって、収容ケースを形成する場合に、かなりの量もしくは質量の材料、特にプラスチックを節約することができる。さらに、単純に形成された成形工具によって収容ケースを形成することもできる。そして、より少ない材料使用によって、より短いサイクル時間で形成を行うことができ、それによっても同様に節約が得られる。
他の好ましいやり方は、収容ケースがカバー内のその位置決め位置において、カバーによってさだめられる設置面に関して中心に方向付けされていることを、特徴としている。それによって収容ケースは、前もって相互に方向付けすることなく、容易かつカバーの相対的な位置に関係なく、カバー内部空間内へ挿入することができる。
そして、収容ケースがカバー内のその位置決め位置において付加的に、カバー壁に対してほぼ平行に方向付けされた操作力を、その側壁の少なくとも1つに作用するように供給され、かつ収容ケースが操作力の作用方向に操作力によって位置決め部材の少なくとも1つに対して押圧される、方法変形例も、効果的である。それによって第1の閉鎖部材が収容ケースの側壁とカバー側壁との間に形成された間隙内へ揺動された位置において、その第1の閉鎖部材によって、方向付けされた押圧力を収容ケースへ、そしてさらに対向して配置されている位置決め部材へ加えることができる。
本発明をさらによく理解するために、以下の図を用いて本発明を詳細に説明する。
図は、それぞれ著しく簡略化した図式的な表示である。
ピペットチップ収容容器を収容ケースに設けられたカバーの閉鎖位置において示す斜視図である。 図1に示すピペットチップ収容容器を、カバーの解放位置において示す斜視図である。 図1と2示すピペットチップ収容容器を、収容ケースをカバーから取り外して、カバー内に挿入された収容ケースを位置決め位置で示す斜視図である。 ピペットチップ収容容器のカバーを、収容ケースの輪郭を示唆しながらそのカバー内部空間を見る方向に示す図である。 カバーとその中に収容された収容ケースの一部分を、位置決め装置の領域内で図4のV−V線に沿って破断して示す側面図である。 カバーとその中に収容された収容ケースの他の一部分を収容ケースの側壁に支持される閉鎖部材と共に図3のVI−VI線に沿って破断して示す側面図である。 等しい構造で形成された収容ケースの一部分を互いに入れ子に積み重ねた位置で破断して示す側面図である。 収容ケースとアダプタ部材としてのカバーの他の可能な配置の一部分を破断して示す側面図である。
最初に記載しておくが、異なるように記載される実施形態において、同一の部分には同一の参照符号ないし同一の構成部分名称が設けられており、その場合に説明全体に含まれる開示は、同一の参照符号ないし同一の構成部分名称を有する同一の部分へ意味に従って移し替えることができる。また、説明内で選択される、たとえば上、下、側方などのような位置記載は、直接説明され、かつ示される図に関するものであって、この位置記載は位置が変化した場合には意味に従って新しい位置へ移し替えられる。
以下において、「特に」という概念は、それが、対象又は方法ステップの可能な特殊な形成又はより詳細な特殊化であると考えることができるが、必ずしもその必然的な好ましい実施形態又はやり方をあらわす必要はない。
図1〜7には、多数のピペットチップ2を収容するためのピペットチップ収容容器1が示されており、そのピペットチップ収容容器は、収容ケース3、カバー4及び支持体5とその中に配置あるいは形成されている、ピペットチップ2のためのセンタリング収容部6を有している。多数のセンタリング収容部6の互いに対する配置は、少なくとも規格化されている。センタリング収容部6の中心軸線の間の縦と横の間隔は、好ましくはそれぞれ9.00mmであり、その場合にこれらの縦と横の間隔は、同様に、しかるべき規格と一致させて選択される。センタリング収容部6は、図示されるピペットチップ収容容器1において以前から知られているように、ピペットチップ2を方向付けして収容するために用いられる。
収容ケース3自体は、底7とそれぞれから張り出すように方向付けされた側壁8〜11とを有している。側壁8〜11は、少なくとも領域的に、底7から離隔したその端部において、収容開口部12を包囲し、底7と共に収容室13を定める。
この実施例において、カバー4は、カバー壁14及びその周領域内でこのカバー壁から張り出すカバー側壁15〜18を有している。カバー側壁15〜18は、カバー壁14と共にカバー内部空間19を定める。カバー4の上側もしくは外側に、その外周においてそれぞれ角部領域に位置決め補助が配置されており、それら位置決め補助は、複数の閉鎖されたピペットチップ収容容器1のスタックを形成するために、好ましくは構造の等しい収容ケース3の底を、互いに重ねて滑らないように保持するために、用いられる。ここでは位置決め補助は、カバー4の全周にわたって一周するように設けられるのではなく、角部領域のみに設けられている。
図1に示す閉鎖位置において、カバー4は収容ケース3の収容開口部12を覆っている。さらに、カバー4は、収容ケース3に取り外し可能に保持されている。これは、1つには、純粋にかぶせ結合によって行うことができ、その場合にカバー側壁15〜18が少なくとも領域的に収容ケース3の側壁8〜11の外側を把持することができる。この実施例において、カバー4が少なくとも1つの揺動構造20によって収容ケース3に揺動可能に支承されていることが、示されている。そのために2つの幅狭の、もしくは短い方の側壁10、11の領域にそれぞれ揺動ピン21が配置されており、特にその側壁に一体的に形成されている。カバー4に、特にここでは同様により短く形成されているカバー側壁17と18に、それぞれ揺動鳩目部22が配置されており、その揺動鳩目部は、図1〜3を一緒に見ると一番よくわかる。1つ又は複数の揺動鳩目部22は、一方で、1つ又は複数の揺動ピン21を中心とするカバー4の揺動が可能であり、かつカバー4が1つ又は複数の揺動鳩目部22の弾性的な変形によって1つの揺動ピン21もしくは複数の揺動ピン21から取り外し可能であるように、形成されている。カバー4の取り外しと他の使用については、以下でさらに詳細に説明する。
図3〜5の表示から、さらによくわかるように、カバー4は収容ケース3のためのアダプタ部材として形成されている。ここでアダプタ部材というのは、カバー4がその外側の周領域内で少なくとも部分的に、長手寸法23とそれに対して直角に方向付けされた幅寸法24とを有する規格化された設置面を定めることである。規格化された設置面は、いわゆる「フットプリント」と称することもできる。様々なラボにおいて、自動化された試料処理のために、設置面の規格化された寸法が導入され、それによって自動的に作動する設備内で、様々なメーカーから市場に出されるような、様々な構造のピペットチップ収容容器1を収容して、処理することができる。自動化された試料処理というのは、ここでは一般に、設備内でピペットチップ2が正確に定められた位置へ移動され、その位置において個々の、あるいは複数のピペットチップ2を自動的に取り出すために位置決めされた位置に留まることである。収容ケース3自体の中でピペットチップ2は、あらかじめ定められたラスター寸法で収容されているので、収容ケース3は正確に定められた位置へ移動される。この形成において、カバー4は、一方では、位置決め用に規格化された設置面を形成するために、そして他方では収容ケース3を、ピペットチップ2が規格化された設置面に関してそのように配置されるように、位置決めして収容することができるようにするために、用いられる。
カバー4内で収容ケース3の相互に位置決めされた方向付けを保証することができるようにするために、カバー4のカバー壁14の領域内に位置決め装置25が設けられている。位置決め装置25自体は複数の、特にカバー4の周にわたって分配して配置された、位置決め部材26を有することができる。ここに示される実施例において、位置決め部材26は、底7もしくは側壁8〜11の外周端縁に対応づけられており、あるいはそれ又はそれらと協働する。
しかしまた、それとは関係なく、カバー壁14の、位置決め位置において底7へ向いた側に複数の位置決め部材26を設けることも、可能であって、それら位置決め部材はカバー壁14を越えて張り出し、かつ位置決め位置において、それぞれ底7内に配置又は形成されているセンタリング開口部内へ嵌入する。この形成が、図5の底領域内に簡略化して破線で示唆されている。
カバー4が、収容ケース3のためのアダプタ部材として使用される場合に、カバー4は収容ケース3から解放位置へ移動される。それによって、収容ケース3の底7をカバー4に格納することが可能である。この実施例において、収容ケース3はカバー4のカバー内部空間9内に挿入される。その場合にカバー4内の収容ケース3の収容位置に言及することもできる。位置決め部材26を設けることによって、収容ケース3は、カバー4によって定められる設置面に関して、自動化された試料処理のための、いわゆる位置決め位置に位置決めして方向付けされる。これは、収容ケース3によって規格化された設置面が定義され、もしくは定められるのではなく、カバー4が収容ケース3のためにアダプタ部材として用いられることを、意味している。
それによって、収容ケース3を、規格化された設置面に関係なく、それぞれの必要性と寸法に合わせて形成できる、可能性が形成される。この場合において、収容ケース3のために、まず、カバー4との組み合わせにおいて、アダプタ部材として、ピペットチップ収容容器1のための規格化された設置面が形成される。
規格化された設置面の寸法もしくは大きさは、たとえば米国国家規格協会によって規格SLAS 1−2004(R2012)内で定められている。
定めるためのこの規格もしくは規格化された設置面の寸法によれば、長さ寸法23は127.76mm±0.25mmの値を有している。幅寸法24は、85.48mm±0.25mmの値を有する。
収容ケース3が、たとえばカバー4の内部で、その位置決め位置にある場合に、この収容ケースは直接カバー壁14に支持することができる。したがって収容ケース3の底7は、直接カバー壁4の内側に載置することができる。
周方向に直接相前後して配置された側壁8〜11は、それぞれそれらの間に移行領域27もしくは角部領域を形成する。この実施例において、移行領域27は、側壁8〜11によって形成される角部領域内でそれぞれ外側へ張り出している。収容ケース3は、それぞれその移行領域17内及び底7を向いた周領域内で、少なくとも部分的に位置決め部材26に支持されている。好ましくは、カバー4に、あるいはカバー内に、収容ケース3の移行領域27の各々のために、それぞれ2つの位置決め部材26が設けられている。それによって移行領域27の各々は−したがって収容ケース3は−、その角部領域の各々において側壁8〜11の間に一義的に位置決めすることができる。位置決め部材26は、好ましくはウェブ形状又はリブ形状に形成されている。それぞれ移行領域27もしくは角部領域に対応づけられた位置決め部材26は、互いに対して90°の角度の方向付けを有している。
収容ケース3がカバー4内のその位置決め位置にある場合に、それぞれ互いに直接隣接して配置されている、収容ケース3の側壁8〜11とカバー4のカバー側壁15〜18は、周方向に見て実質的に互いに対して平行に延びるように方向付けされている。
収容ケース3の位置決め位置において、収容ケースはカバー4によって定められる設置面に関して中心に方向付けされている。ここで中心というのは、位置決め位置において収容ケース3の中心が、カバー4の中心に関して互いに等しく配置されていることを意味している。したがって支持体5内のセンタリング収容部6の適切な配置と方向付けにおいて、ピペットチップも、定められた設置面に関して一義的な相対位置に方向付けされて配置されている。
さらに、この実施例において、収容ケース3が少なくともその側壁8〜11の領域内で、モノコック構造で形成されていることが、示されている。それによって、少ない材料需要で間に合わせることができる。
収容ケース3の収容開口部12の領域内に支持体5を支持するために、側壁8〜11の部分セクションを収容室13の方向へ向けて変位させることができる。この内側変位によって、収容ケース3の射出技術的により容易な形成を得ることができ、それにもかかわらず、側壁8〜11の内側へ向かって張り出す部分セクションが、支持体5のための載置部もしくは支持部を形成する。
さらに、収容ケース3の側壁8〜11は、軸断面で見て、それぞれ収容開口部12から始まって底7の方向へ円錐状に細くなるように形成することができる。それによって収容ケース3の離型を容易にすることができるだけでなく、円錐状のテーパの選択と大きさが適切である場合に、構造的に等しく形成されている収容ケース3の入れ子の積み重ねも可能にすることができる。そのために、収容ケース3の内側の横断面寸法は、その収容開口部12の領域内で、底7の領域内の収容ケース3の外側の横断面寸法よりも大きく形成される。それによって、構造的に等しく形成されている収容ケース3は、図7の表示から読み取ることができるように、互いに入れ子に重ねることができる。
構造的に等しい収容ケース3のあらかじめ定められたスタック寸法とそれに伴って入り組む寸法を定めることができるようにするために、収容ケース3の収容室13の領域内に少なくとも1つの第1のスタック手段28を配置又は形成することができる。この少なくとも1つの第1のスタック手段28に、他の構造的に等しく形成された収容ケース3が支持可能である。この実施例において、たとえば収容ケース3の底7は、少なくとも領域的に他のスタック手段29を形成することができる。
図1から特によくわかるように、カバー4はその閉鎖位置において少なくとも1つの閉鎖装置30によって収容ケース3にロック保持することができる。ここに示される少なくとも1つの閉鎖装置30は、カバー4に第1の閉鎖部材31を、そしてそれと協働する第2の閉鎖部材32を収容ケース3に有することができる。
図1には、第1の閉鎖部材31の最初の変形されていない位置が示されており、その場合に2つの閉鎖部材31、32は、まだ互いに係合していないロック位置もしくは閉鎖位置にある。この実施例において、第1の閉鎖部材31がフラップ形状に形成されており、かつカバー4に接続する領域内に、第2の閉鎖部材32を収容するための切り欠きもしくは貫通部を有していることが、示されている。それによって第1の閉鎖部材31の切り欠きが、第2の閉鎖部材32の後方を把持することができる。さらに、少なくとも1つの第1の閉鎖部31は、カバー4と揺動可能に結合されている。それによって、図6に示すように、収容ケース3が位置決め位置にある場合に、第1の閉鎖部材31がカバー内部空間19内へ揺動されており、かつカバー壁14の方向へ張り出すことが、可能である。その場合にこの位置において、第1の閉鎖部材31は、それぞれそれに直接隣接して配置されている、収容ケース3の側壁8〜11に添接する。第1の閉鎖部材31の変形されていないオリジナル位置が破線で示されており、その場合に変形された位置は実線で示されている。
フラップ形状に形成された第1の閉鎖部材31がこのように内側へ揺動することによって、収容ケース3にカバー4内の位置決め位置において、付加的に、カバー壁14に関してほぼ平行に方向付けされた操作力を供給することができ、その操作力は収容ケース3のそれぞれそのカバー壁側の側壁8〜11へ作用する。もたらされた操作力によって、収容ケース3は、操作力の作用方向にそれぞれ対向する側における少なくとも1つの位置決め部材26に対して押圧される。それによってこの位置決め位置において、収容ケース3とカバー4の間に付加的な保持力もしくは固定力を得ることができる。
ピペットチップ収容容器1を提供する方法は、以下で説明するように、以下のステップを有することができる。個々のピペットチップ2は、様々な大きさで形成されて、それぞれその同種のものが上述した支持体5上に位置決めして収容される。大体において、それぞれのピペットチップ2を有する複数の支持体5が、使用スタックにまとめられて、それぞれ数と大きさに応じて使用ユニットで準備される。
ピペットチップ収容容器1は、収容ケース3の収容開口部12の領域内に支持体5の1つを収容して、そこに位置決めして保持するために用いられる。ピペットチップ収容容器1を提供するために、様々な可能性が考えられる。すなわち、たとえば収容ケース3のみをその上に保持されているカバー4と共に、しかしその中に収容されている支持体なしで、したがってピペットチップ2もなしで、適用者又は利用者へ供給することができる。その後適用者又は利用者は、それぞれ必要に応じて使用ユニットの1つから支持体5をその上に保持されているピペットチップ2と共に取り出して、開放した収容ケース3内へ挿入することができる。
しかしまた、ピペットチップ収容容器1がその中に収容されている支持体5及びそこに保持されているピペットチップ2と共に適用者又は利用者へ供給されることも、可能である。
それぞれ適用と使用に応じて、カバー4が開放されている場合に、ピペットチップ2の1つ又は複数を手動で、あるいは自動化された取り出しプロセスにおいて、図示されないピペッターを用いて取り出すことができる。すなわちこの実施例において、収容ケース3は原則的に、支持体5をその上に配置もしくは収容されているピペットチップ2と共に取り出しのために位置決めして収容するために、用いられる。ピペットチップ2が支持体5から完全に取り出されている場合に、からになった支持体5は収容ケース3から除去されて、ピペットチップ2を搭載した新しい支持体5を再び収容ケース3の収容開口部12内へ挿入することができる。
したがってピペットチップ収容容器1はその基本形状において、収容ケース3及びその上に取り外し可能に保持されたカバー4を有している。好ましくは収容ケース3とカバー4は、互いに別々に形成されて、供給のために、組み合わされ、もしくは接合された位置へ移動することができる。ピペットチップ2を有する支持体5は、すでに収容しておいてもよく、あるいは後から挿入される。カバー4のこのいわゆる閉鎖位置において、カバーは収容ケース3の収容開口部12を覆っている。
ピペットチップ2を手動で操作し、もしくは取り出すために、カバー4がその分だけ開放され、あるいは収容ケース3から取り外されるので、個々のピペットチップ2への妨げられない接近が可能となる。
ピペットチップ2を自動化して取り出すため、あるいは試料処理のために、ここでは、カバー4は収容ケース3のための閉鎖部材を形成するだけでなく、付加的にさらに、収容ケース3のためのアダプタ部材としても用いられる。そのために、上述したように、カバー内部空間19内のカバー壁14の領域内に、あるいはカバー壁14のカバー内部空間19とは逆の側に、好ましくはカバー4の周にわたって分配して配置された、複数の位置決め部材26を備えた位置決め装置25が設けられている。さらに、カバー4はその外側の周領域において少なくとも部分的に規格化された設置面を有するように形成されており、その場合に規格化された設置面によって長さ寸法23とそれに対して直角に方向付けされた幅寸法24が定められる。
収容ケース3のためのカバー4のアダプタ位置を形成するために、カバー4が収容ケース3から取り外される。それに続いて、収容ケース3の底7がカバー4に支持される。そのために収容ケース3は、カバー4のカバー内部空間19内へ挿入することができきるか、あるいはカバー内部空間19とは逆の側においてカバー壁14上におくことができる。上述した位置決め部材26によって、収容ケース3が、カバー4によって定められる設置面に関して、それに対して正確な位置決め位置に方向付けされる。したがってカバー4は、収容ケース3のための互いに位置決めされた位置において、自動化された試料処理のため又は個々のピペットチップ2の取り出しのためのアダプタ位置を形成する。しかし、それとは関係なく、充填されたピペットチップ2を支持体5内へ挿入することもできる。
図8には、ピペットチップ収容容器1の他の、場合によってはそれ自体自立した実施形態が示されており、その場合にここでも、先行する図1〜7におけるとの同一の部分には同一の参照符号もしくは構成部品名称が使用される。不必要な繰り返しを避けるために、図1〜7における詳細な説明を参照するよう指示し、もしくは参照される。
この形態は、図5においてすでに詳細に説明した配置に対する可能な代替案を示すものであるので、ここではそれに対する差のみを詳細に説明する。
カバー4は、ここでも収容ケース3のためのアダプタ部材として形成されている。位置決め装置25は、上述した形態とは異なり、カバー内部空間19の領域内ではなく、カバー内部空間19とは逆の側においてカバー壁14に配置又は形成されている。したがってカバー4の開放した側−したがってカバー側壁15〜18−が、位置決めされたアダプタ位置における設置面として用いられる。したがってカバー4の寸法は、少なくともこの部分内では、すでに上述したように、規格化された設置面によって形成される。
位置決め部材26は、カバー壁14自体を適切に形成することにより、かつ/又は1つ又は複数のウェブ又はリブによって形成することができる。この実施例においては、位置決め部材26は、同時に、互いに積み重ねられる複数のピペットチップ収容容器1のスタック形成のための方向付け補助もしくは積み重ね補助としても用いられる。互いに積み重ねられる複数のピペットチップ収容容器1のスタック形成のために、たとえばカバー4の外側の周端縁をカバー壁14を越えて少し張り出すことが、すでに知られているが、その場合に許容誤差が極めて大きいことに基づいて、互いに対する正確な位置決めは可能にならない。さらにカバーは、規格化された設置面も有していない。
さらに、上で図1〜6において説明した、カバー内部空間19の領域内の位置決め装置25も、ここで図8において説明したその配置も、同時にカバー4に形成し、あるいは配置することも可能であろう。それによってカバー4のさらに普遍的な使用を達成することができる。
実施例は、ピペットチップ収容容器1の可能な実施変形例と使用例を示すものであって、その場合にここに記載しておくが、本発明は具体的に示されたその実施変形例に限定されるものではなく、むしろ個々の実施変形例を互いに様々に組み合わせることも可能であって、これらの変形可能性は、具体的な発明による技術的に取り扱うための教示に基づいて、この分野で活動する当業者の裁量の範囲内にある。
保護領域は、請求項によって定められる。しかし、明細書と図面は、請求項を解釈するために利用されるべきである。図示され、かつ説明された様々な実施例からなる個別特徴又は特徴の組み合わせは、それ自体自立した進歩的解決を表すことができる。自立した進歩的解決の基礎となる課題は、明細書から読み取ることができる。
具体的な説明内の値領域についてのすべての記載は、その任意の部分領域とすべての部分領域を共に含むものであって、たとえば記載1〜10は、下限の1と上限の10から始まるすべての部分領域、すなわち下限の1またはそれ以上で始まり、上限の10またはそれ以下で終了する、たとえば1〜1.7、または3.2〜8.1、あるいは5.5〜10のすべての部分領域、を一緒に含んでいるものとする。
最後に形式的に指摘しておくが、ピペットチップ収容容器の構造をよりよく理解するために、このピペットチップ収容容器もしくはその構成部品は、部分的に縮尺通りではなく、かつ/又は拡大及び/又は縮小して示されている。
1 ピペットチップ収容容器
2 ピペットチップ
3 収容ケース
4 カバー
5 支持体
6 センタリング収容部
7 底
8〜11 側壁
12 収容開口部
13 収容室
14 カバー壁
15〜18 カバー側壁
19 カバー内部空間
20 揺動構造
21 揺動ピン
22 揺動鳩目部
23 長さ寸法
24 幅寸法
25 位置決め装置
26 位置決め部材
27 移行領域
28 第1のスタック手段
29 他のスタック手段
30 閉鎖装置
31 第1の閉鎖部材
32 第2の閉鎖部材

Claims (20)

  1. 多数のピペットチップ(2)を収容するためのピペットチップ収容容器(1)であって、
    底(7)と該底(7)から張り出す側壁(8〜11)とを備えた収容ケース(3)であって、前記側壁(8〜11)が少なくとも領域的に収容開口部(12)を包囲し、かつ前記底(7)と共に収容室(13)を定める収容ケース(3)と、
    カバー壁(14)と該カバー壁(14)から張り出すカバー側壁(15〜18)とを備えたカバー(4)であって、前記カバー側壁(15〜18)が前記カバー壁(14)と共にカバー内部空間(19)を定めるカバー(4)と、を備え、
    前記カバー(4)が、その閉鎖位置において前記収容ケース(3)の収容開口部(12)を覆い、かつ取り外し可能に前記収容ケース(3)に保持されている、ピペットチップ収容容器(1)において、
    前記カバー(4)が、前記収容ケース(3)のためのアダプタ部材として形成されており、かつ前記カバー(4)に、特に前記カバー(4)の周囲にわたって、分配して配置された複数の位置決め部材(26)を有する位置決め装置(25)が設けられており、
    前記カバー(4)が、その外側の周領域内で少なくとも部分的に、長さ寸法(23)と該長さ寸法に対して直角に方向付けされた幅寸法(24)とを有する規格化された設置面を定め、
    前記収容ケース(3)が、該収容ケース(3)から取り外された、前記カバー(4)の解放位置において、前記底(7)によって前記カバー(4)に支持されており、かつこのアダプタ位置において前記収容ケース(3)が前記位置決め部材(26)によって、前記カバー(4)によって定められる前記設置面に関して、自動化された試料処理のための位置決め位置内に位置決めされて方向付けされている、ことを特徴とするピペットチップ収容容器(1)。
  2. 規格化された設置面の前記長さ寸法(23)が、127.76mm±0.25mmの値を有し、前記幅寸法(24)が85.48mm±0.25mmの値を有していることを特徴とする請求項1に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  3. 前記位置決め装置(25)が、前記カバー(4)の前記カバー内部空間(19)内と、前記カバー壁(14)の領域内とに配置又は形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  4. 前記位置決め装置(25)が、前記カバー壁(14)に、および前記カバー内部空間(19)とは逆の側に、配置又は形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  5. 前記収容ケース(3)が、該収容ケース(3)の位置決め位置において、直接的に前記カバー壁(14)に支持されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  6. 前記収容ケース(3)が、それぞれ、周方向に相前後して配置されている前記側壁(8〜11)の間の移行領域(27)内で、前記側壁に、および前記底(7)を向いたその周領域内で前記位置決め部材(26)に支持されている、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  7. 前記カバー(4)に、特に該カバーの前記カバー壁(14)に、前記収容ケース(3)の移行領域(27)の各々のために、2つの位置決め部材(26)が設けられている、ことを特徴とする請求項6に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  8. 前記収容ケース(3)が位置決め位置にある場合に、該収容ケースが、前記カバー(4)によって定められる設置面に関して中心に方向付けされている、ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  9. 前記カバー(4)が、少なくとも1つの揺動構造(20)によって、前記収容ケース(3)に揺動可能に支承されている、ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  10. 前記収容ケース(3)が、前記側壁(8〜11)の領域内でモノコック構造に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  11. 前記収容ケース(3)の前記側壁(8〜11)が、軸断面で見てそれぞれ収容開口部(12)から始まって前記底(7)の方向へ円錐状に細くなるように形成されており、
    前記収容ケース(3)が前記収容開口部(12)の領域内で、前記底(7)の領域内の前記収容ケース(3)の外側の横断面寸法よりも大きく形成されている、内側の横断面寸法を有している、ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  12. 前記収容ケース(3)の前記収容室(13)の領域内に、少なくとも1つの第1のスタック手段(28)が配置又は形成されており、
    他の構造的に等しく形成された収容ケース(3)が、収容室(13)内へ挿入可能であり、少なくとも1つの第1のスタック手段(28)に支持可能である、ことを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  13. 前記収容ケース(3)の前記底(7)が、少なくとも領域的に他のスタック手段(29)を形成している、ことを特徴とする請求項12に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  14. 前記収容ケース(3)の収容開口部(12)の領域内に、ピペットチップ(2)を方向付けして収容するためのセンタリング収容部(6)を有する支持体(5)が配置又は形成されている、ことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  15. 前記カバー(4)が、その閉鎖位置において、少なくとも1つの閉鎖装置(30)によって収容ケース(3)にロック保持されており、前記少なくとも1つの閉鎖装置(30)が、前記カバー(4)に第1の閉鎖部材(31)と協働する第2の閉鎖部材(32)とを収容ケース(3)に有している、ことを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  16. 前記カバー(4)に、特にその少なくとも1つの前記カバー側壁(15〜18)に、配置された前記第1の閉鎖部材(31)がフラップ形状に形成されており、かつ揺動可能に前記カバー(4)と結合され、
    前記収容ケース(3)が位置決め位置にある場合に、前記第1の閉鎖部材(31)が前記カバー内部空間(19)内へ揺動挿入され、かつ前記収容ケース(3)の直接隣接して配置されている前記側壁(8〜11)に添接する、ことを特徴とする請求項15に記載のピペットチップ収容容器(1)。
  17. 多数のピペットチップ(2)を収容するためのピペットチップ収容容器(1)を提供する方法であって、
    底(7)と該底(7)から張り出す側壁(8〜11)とを有する収容ケース(3)が形成され、前記側壁(8〜11)によって少なくとも領域的に収容開口部(12)が包囲され、かつ底(7)と共に収容室(13)が定められ、
    カバー壁(14)と該カバー壁(14)から張り出すカバー側壁(15〜18)とを有するカバー(4)が形成され、前記カバー壁(14)と共に前記カバー側壁(15〜18)によってカバー内部空間(19)が定められ、
    前記カバー(4)の閉鎖位置において、前記カバーによって前記収容ケース(3)の収容開口部(12)が覆われ、かつ前記カバー(4)が前記収容ケース(3)に取り外し可能に保持される、ピペットチップ収容容器(1)を提供する方法において、
    前記カバー(4)が、前記収容ケース(3)のためのアダプタ部材として形成され、かつ前記カバー(4)に、特に前記カバー(4)の周面にわたって、分配して配置された複数の位置決め部材(26)を有する位置決め装置(25)が設けられ、
    前記カバー(4)がその外側の周領域内に少なくとも部分的に規格化された設置面を有するように形成され、かつ規格化された設置面によって長さ寸法(23)と、該長さ寸法に対して直角に方向付けされた幅寸法(24)が定められ、
    前記カバー(4)が収容ケース(3)から取り外され、次に該収容ケース(3)の底(7)が前記カバー(4)に支持され、かつ前記収容ケース(3)が前記位置決め部材(26)によって、前記カバー(4)によって定められる設置面に関して位置決め位置に位置決めされて方向付けされ、
    前記カバー(4)によって、互いに位置決めされた位置において前記収容ケース(3)のために、自動化された試料処理のためのアダプタ位置が形成される、ことを特徴とするピペットチップ収容容器を提供する方法。
  18. 規格化された前記設置面の前記長さ寸法(23)が127.76mm±0.25mmの値を有し、前記幅寸法(24)が85.48mm±0.25mmの値を有する、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記収容ケース(3)が、前記カバー(4)におけるその位置決め位置において、前記カバー(4)によって定められる前記設置面に関して中心に方向付けされる、ことを特徴とする請求項17又は18に記載の方法。
  20. 前記収容ケース(3)が、前記カバー(4)内のその位置決め位置において、付加的に、前記カバー壁(14)に関してほぼ平行に方向付けされた操作力を、前記側壁(8〜11)の少なくとも1つに作用するように提供され、
    前記収容ケース(3)が、操作力の作用方向に、該操作力によって前記位置決め部材(26)の少なくとも1つに対して押圧される、ことを特徴とする請求項17〜19の何れか一項に記載の方法。
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