JP4218786B2 - 簡易分配容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は簡易分配容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、比較的粘度の高いクリーム状の液体等を宣伝用の試供品として配布する容器は、その性質上、簡易で安価に製造できるものが要求される場合が多い。従って、例えば、上端を開口した有底筒状の本体と、該本体上端開口を閉塞して着脱可能に設けた伏せ皿状の蓋体とからなる様な極単純な形のものが使用されている。
【0003】
しかしながら、内容物が定量且つ複数回に分けて使用するものである場合には、この様な容器は不向きであり、一回分を収納した極めて小さい容器を複数用意しなければならない。従って、この種の容器を一回分に小型化すれば要は足りる様に思われるが、今度は容器が小さい分取り扱い難いという欠点を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、定量且つ複数回に分けて使用する内容物を一回ずつ分取でき、しかも極めて簡単な操作により取り扱うことができるとともに、構造も簡単で、安価に製造できるという簡易容器としての要求を充分満足できる簡易分配容器を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の容器は、上記課題を解決するため、複数の合成樹脂製の単位容器Aを破断分離可能に連設してなる簡易分配容器であって、上記各単位容器Aは、下端開口の有頂筒状をなすとともに、頂壁7に吐出口8を穿設してなる本体2と、該本体上端縁部に開閉可能に一端縁部を連結するとともに、裏面より垂設した棒栓10を吐出口8に液密に嵌着させた蓋板3と、上記本体周壁5内周下部に周壁11上端部を液密摺動可能に嵌合させるとともに、周壁11上端部より底板12を延設してなる可動底蓋4とからなり、本体周壁5下部に取り除き可能なスペーサー15を介在させてなることを特徴とする簡易分配容器として構成した。
【0006】
また,請求項2発明の容器は、上記本体2上面に凹部6を形成するとともに、該凹部6内に上記吐出口8を穿設してなる請求項1記載の簡易分配容器として構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
図面に示す如く、本発明の簡易分配容器1は合成樹脂により形成されたもので、複数の単位容器Aを破断分離が可能に連設している。
【0009】
上記単位容器Aは、本体2と、蓋板3と、可動底蓋4とから構成している。本体2は、下端開口の有頂筒状をなすとともに、頂壁に吐出口を穿設してなるもので、図示例では、円筒状の周壁5上端縁より中央部が球面状に下方へ凹む凹部6を備えた略四角板状の頂壁7を延設し、凹部6中央に上記吐出口8を穿設している。
【0010】
蓋板3は、本体2と一体に形成したもので、本体2上端縁部に一端縁部を開閉可能に連結するとともに、裏面より垂設した棒栓を吐出口に液密に嵌着させている。図示例では、本体2の頂壁7後部に一対の帯状ヒンジ9を介して後部を連結した略四角板状をなし、裏面中央部より円柱状の棒栓10を垂設している。
【0011】
可動底蓋4は、上記本体周壁5内周下部に外周上端部を液密摺動可能に嵌合させた周壁11上端縁より底板12を延設して構成しており、この可動底蓋4の押し込みにより収納液を吐出口8より吐出する如く構成している。図示例では、周壁11上端縁を上向きスカート部13に形成して、本体周壁5との液密性及び摺動性をより良好にすべく構成している。また、底板12を下方へ球面状に凹ませて、可動底蓋4を押し込んだ際に本体頂壁7の凹部6下面とにできるだけ隙間を生じない様に構成している。更に、周壁11下端部より外方へフランジ14突設している。
【0012】
また、本発明では、本体周壁5下部に取り除き可能なスペーサー15を介在させている。スペーサー15は、本体2或いは可動底蓋4と一体に形成したものであっても、別体に形成したものであっても良い。このスペーサー15の存在で、可動底蓋4の押込みを阻止し、不用意な液の漏出を防止するとともに、必要に応じて取り除いて液の吐出可能状態を速やかに現出できる如く構成している。
【0013】
図1の実施例では、可動底蓋4の周壁11外周下部に、本体周壁5と可動底蓋4のフランジ14との間に介在させて、開環状のスペーサー15を嵌着させている。このスペーサー15は、図4に示す如く平面視円弧状をなす板状で、両端に取り外しの際に容易に行える如く、突部16を突設している。
【0014】
尚、スペーサー15の形態はこれに限られず、図6に示す如く、本体2の周壁5下面に周方向複数の連結片17を介して破断分離可能に延設した開環状のスペーサー15を設けても良い。図において18は把手を示す。また、図示しないが、本体2の周壁5下面に破断分離可能に環状のスペーサーを設けても良く、或いは、可動底蓋4のフランジ上に破断分離可能な環状或いは開環状のスペーサーを設けても良い。尚、この場合、環状のものを用いる場合には、縦断する切り取り部を必要とする。
【0015】
この様に構成された複数の単位容器Aを、破断分離可能に連結している。図示例では、本体2の頂壁7側面間を容易に破断可能な連結片17により連結して六個の単位容器Aを一体に連結している。各単位容器A間の連結手段としては、この様な連結片17を使用したものに限らず、例えば、本体2の上端縁部相互を薄肉部で一体に連結することも可能であり、連結部分をミシン目に形成することも可能である。また、連結する単位容器Aの数も六個に限らず、必要に応じて適宜選択することができる。
【0016】
上記の如く構成した簡易分配容器1を使用する場合には、まず、図1の状態から連結片17を破断して端部に位置する単位容器Aを分離し、次いで、図5に示す如く、スペーサー15を取り外した後、蓋板3を開き、可動底蓋4を本体2に押し込めば吐出口8より液が吐出される。図示例の場合には、可動底蓋4の底板12上面と本体頂壁7下面との間にできるだけ隙間を生じない様にしているため、無駄のない液の吐出を行える。
【0017】
【発明の効果】
以上説明した如く、本請求項1発明の簡易分配容器は、既述構成としたことにより、定量液を複数回に分けて使用することができ、しかも、その都度の操作もスペーサー15を外して可動底蓋4を押し込むという簡単な操作により行えて取り扱いが極めて便利である。
【0018】
また、非使用時に不都合な外力がかかっても、スペーサー15の存在で可動底蓋4が押し込まれることがなく、液が漏出する等の不都合を防止できるものである。更に、構造が簡単で安価に製造できる利点を兼ね備えている。
【0019】
また、請求項2発明の容器は、吐出された液が凹部6上に一時的に蓄えられるため、使用上便利であり、順次凹部内に吐出して使用できる便利がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例の各単位容器の開蓋状態を示す平面図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【図4】同実施例に於けるスペーサーの平面図である。
【図5】同実施例の使用を説明する断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に於ける単位容器を示す正面図である。
【符号の説明】
2…本体、3…蓋板、4…可動底蓋、5…本体周壁、6…凹部、
7…本体頂壁、8…吐出口、10…棒栓、11…可動底蓋の周壁、
12…可動底蓋の底板、13…スカート部、15…スペーサー、A…単位容器
Claims (2)
- 複数の合成樹脂製の単位容器Aを破断分離可能に連設してなる簡易分配容器であって、上記各単位容器Aは、下端開口の有頂筒状をなすとともに、頂壁7に吐出口8を穿設してなる本体2と、該本体上端縁部に開閉可能に一端縁部を連結するとともに、裏面より垂設した棒栓10を吐出口8に液密に嵌着させた蓋板3と、上記本体周壁5内周下部に周壁11上端部を液密摺動可能に嵌合させるとともに、周壁11上端部より底板12を延設してなる可動底蓋4とからなり、本体周壁5下部に取り除き可能なスペーサー15を介在させてなることを特徴とする簡易分配容器。
- 上記本体2上面に凹部6を形成するとともに、該凹部6内に上記吐出口8を穿設してなる請求項1記載の簡易分配容器。
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JP2001293763A JP4218786B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 簡易分配容器 |
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JP2001293763A JP4218786B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 簡易分配容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003095353A JP2003095353A (ja) | 2003-04-03 |
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Family Applications (1)
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2001
- 2001-09-26 JP JP2001293763A patent/JP4218786B2/ja not_active Expired - Fee Related
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