JP2018523067A - 家具および家財アイテムのパーツのための、視認性が最小限の接合デバイス - Google Patents

Abstract

本発明は、家具および家財アイテムのパーツのための、特に、一方のパネルの縁部（Ｂ）を他方のパネルの表面（Ｓ）に対して締め付け位置で緩衝させるように、接近方向（ｄ）に従って互いに向かって移動されなければならない第１のパネル（１１）と第２のパネル（１２）との間の、視認性が最小限の接合デバイスであって、前記接合デバイスが、閉塞群（ＧＢ）と、前記パネル（１１、１２）に組み付けられる接続群（ＧＣ）とからなる、接合デバイスに関する。本発明によれば、前記閉塞群（ＧＢ）は、閉塞群（ＧＢ）が適用されるパネル（１１、１２）の厚み（ＳＰ）に含まれている弁座（Ｓ１）の内側に挿入され、前記弁座（Ｓ１）は、前記方向（ｄ）に対して直角で、かつ、前記パネル（１１、１２）の内側に向かって縁部（Ｂ１）から延びる長手方向軸（Ｘ）を有する。【選択図】図４

Description

本発明は、家具および家財アイテムのパーツのための、視認性が最小限の接合デバイスに関する。

２つのパネルの間の、たとえば、１個の家具のあるいは任意の場合には棚におけるショルダー部とベース部との間の接合は、現在、種々の手順を使用し、様々な解決策による家具および家財アイテムの分野で実施される。

これらの解決策の例は、たとえば、米国特許第７４９４２９７号、米国特許第５５６７０８１号、米国特許第６５４７４７７号および米国特許第４４０８９２３号により知られている。

これらの既知の解決策は、接合を実施する要素を位置決めするために必要な座部または穴の閉鎖要素を必要とするので、特定の複雑度を有しており、いずれの場合も、特定の視認性を有する。

さらにより簡単にいうと、図１、図２および図３は、家具および家財アイテムのパーツのための、たとえば、１個の家具のあるいは任意の場合には棚におけるショルダー部とベース部との間の接合デバイスの既知の解決策を示す。

例示される既知の解決策では、１個の家具のショルダー部１１とベース部１２の双方に、穴を設けなければならず、いずれも当該家具の接続部に部分的に示されている。実際には、ショルダー部１１には、見えない水平穴１３が設けられ、ベース部１２には、さらに２つの穴１４、１５が設けられる。より詳細には、水平穴１４は、ショルダー部１１の穴１３と整列し、垂直穴１５は、閉塞要素、たとえばビード１６を挿入するために第１の穴１４と交差するベース部１２の上面に形成され、いずれの穴も見えなくなっている。

前記穴１３は、ショルダー部１１に対して直角な軸Ａを有する。

この既知の接合デバイスは、ショルダー部１１の穴１３に位置決めされた雌ねじブッシュ１９の内側でピン１７と第１のねじ付き端部１８との位置決めを行う。ピン１７は、他方の端部２０に、ビード１６の端部のためのハウジング２１を含んでいる。

ブッシユ２２は、ベース部１２の垂直穴１５に収容され、垂直穴１５は、ピン１７の突出端部２０を受ける水平方向の貫通穴２３と、ビード１６を受ける垂直方向のねじ付き貫通穴２４を提供する。

このように既知の接合デバイスを形成する前記要素を位置決めし、図１の矢印Ｆに従ってショルダー部とベース部を並置することによって、図２の結合が得られ、ピン１７がベース部１２の穴１４およびブッシユ２２に挿入されている。

次いで、矢印２６に従って、ビード１６の先端が、ピン１７の自由端２０に設けられたハウジング２１に位置決めされるように、ツール２５を用いてビード１６をブッシユ２２にねじ係合する。

ビード１６を締め付けると、ベース部１２がショルダー部１１に対して押され、図３に示す最終的な安定位置が作り出される。

この既知の解決策では、閉塞群はベース部にあり、ベース部に対して、また、移動方向または接近方向に対して直角に配列され、ショルダー部とベース部との間が締め付けられる。

閉塞群と協働するピンのみが、ショルダー部または側面パネルの厚みに設けられる。

前記図３は、一連の矢印を用いて、１つの家具のショルダー部１１とベース部１２との間における、および接合デバイスのパーツの間における作動時の力を模式的に表している。

また、この最終的な位置は、穴１５の端部がベース部１２の上面にどのように存在するかを示し、通常は、閉鎖キャップ（図示せず）で覆われている。

当該穴と、対応するキャップとは、接合デバイスの可視部分を形成する。

まず第一に、キャップは存在しているが、接合部がどのように製作されているかが分かるので、このパーツでは審美的効果のある外観にはならない。さらに、キャップ自体は、特にベース部の表面と面一につるのが難しく、任意の物体の挿入にとって障害となり、最小限の場合であって、ベース部の上面に対して突起を生成する。

さらに、ベース部に、互いと交差する少なくとも２つの穴が存在することにより、負荷に耐えなければならないベース部自体を脆弱化することになり、破損の原因となる可能性を示す。

ドイツ特許第２７０１８７１号は、ピンを用いて作製される家具のパーツのための接合デバイスであって、溝付き穴を備え、第２のパネルに接続されたパネルに部分的に挿入され、その中に、止まり穴が形成され、円錐形の頭部をもつねじが挿入され、２つのパネルとそれらの閉塞との間に結合を形成する、接合デバイスを開示する。

本発明の全般的な目的は、極めて単純で経済的に、かつ特に機能的に上述した既知の技術の欠点を解決することが可能な、ショルダー部およびベース部のような家具および家財アイテムのパーツの間の接合デバイスを提供することである。

本発明のさらなる目的は、観察者には見えない、したがって、高い審美的な値を有する、ショルダー部およびベース部のような家具および家財アイテムのパーツの間の接合デバイスを提供することである。

本発明のさらなる目的は、ベース部の上面に関していかなる突起も有さない、ショルダー部およびベース部のような家具および家財アイテムのパーツ間の接合デバイスを提供することである。

本発明の構造的および機能的特性、ならびに既知の技術に対するその利点は、本発明の実施形態例を示す添付の概略図を参照すると、以下の説明からより明らかになるであろう。

家具および家財アイテムのパーツのための、たとえば、１個の家具のあるいは任意の場合には棚におけるショルダー部とベース部との間の既知の接合デバイスの、互いから離間したパーツを示す断面図である。 互いに並置され、互いに部分的に挿入された前記パーツを示す、図１の既知のデバイスの断面図である。 互いに挿入され、完全に締め付けられた前記パーツを示す、図１の既知のデバイスの断面図である。 前記パーツが互いから離間している第１の実施形態における、家具および家財アイテムのパーツのための、たとえば、１個の家具のあるいは任意の場合には棚におけるショルダー部とベース部との間の接合デバイスの、互いから離間したパーツを示す断面図である。 前記パーツが互いに並置され、部分的に挿入されている、図４のデバイスの断面図である。 前記パーツが互いに完全に挿入され、締め付けられている、図４のデバイスの断面図である。 本発明による、前記パーツが互いから離間している第２の実施形態における、家具および家財アイテムのパーツのための、たとえば、１個の家具のあるいは任意の場合には棚におけるショルダー部とベース部との間の接合デバイスの、互いから離間したパーツを示す、上昇断面図である。 図７ａの線ＶＩＩｂ−ＶＩＩｂに従った断面図である。 前記パーツが互いに並置され、互いに部分的に挿入された、図７ａおよび図７ｂのデバイスの上昇断面図である。 図８ａの線ＶＩＩＩｂ−ＶＩＩＩｂに従った断面図である。 前記パーツが互いに完全に挿入され、締め付けられている、図７ａおよび図７ｂのデバイスの上昇断面図である。 図９ａの線ＩＸｂ−ＩＸｂに従った断面図である。 本発明による、前記パーツが互いから離間している第３の実施形態における、家具および家財アイテムのパーツのための、たとえば、１個の家具のあるいは任意の場合には棚におけるショルダー部とベース部との間の接合デバイスの、互いから離間したパーツを示す断面図である。 前記パーツが互いに並置され、互いに部分的に挿入されている、図１０のデバイスの断面図である。 前記パーツが互いに完全に挿入され、締め付けられている、図１０のデバイスの断面図である。 接合デバイスの考えられ得る変形形態を示す図１２と同様の図である。 本発明による、前記パーツが互いから離間している第４の実施形態における、図９〜図１２の接合デバイスと同様の家具および家財アイテムのパーツのための接合デバイスの、互いから離間したパーツを示す断面図である。 前記パーツが互いに並置され、互いに部分的に挿入されている、図１３のデバイスの断面図である。 前記パーツが互いに完全に挿入され、締め付けられている、図１３のデバイスの断面図である。 上から見た際の、図１３〜図１５の接合デバイスを示す部分斜視断面図である。

まず第一に図４、図５および図６に参照すると、これらは、本発明による家具および家財アイテムのパーツのための接合デバイスの第１の実施形態を示している。この実施例では、接合デバイスは、第１のパネル１１、たとえば１個の家具のショルダー部１１と、第２のパネル１２、たとえばベース部１２、あるいは任意の場合には、図面に部分的に示したパネルまたは棚を接続および接合しなければならない。この実施例に示すように、ショルダー部１１とベース部またはパネル１２とは、一般に、互いに対して直角であるが、互いに対して傾斜していてもよい。

ベース部１２は、その端部のうちの一方に、水平止まり穴３０の形態の弁座Ｓ２を含んでおり、その中に、ピン３３のねじ付き端部３２を受けるために、雌ねじブッシュ３１が位置決めされる。

ピン３３は、その突出部分に、閉塞ビード３５の先端のためのハウジング３４を提供する。

前記ピン３３は、より詳しく下記に説明するように、前記ショルダー部１１と前記ベース部１２とをしっかりと閉塞する、又は安定して相互接続するための接続群ＧＣを規定する。このようにすると、接続群ＧＣの少なくとも一部は、互いに対して２つのパネル１１、１２を最終的に結合する前に、パネル１２中に組み付けられる。

ショルダー部１１は、弁座Ｓ１を提供し、閉塞群ＧＢのために、互いから離間している第１の水平止まり穴３７および第２の水平止まり穴３８と交差する垂直止まり穴３６の形態で、実質的に細長い構成を有する。

前記弁座Ｓ１は、周縁部Ｂ１から前記ショルダー部またはパネル１１の内側に向かって延在することを特徴とする。

閉塞群ＧＢは、２つのパネル１１、１２を互いに対して最終的に結合する前に、弁座Ｓ１の内部に挿入される。

実際には、円筒形のケーシングを形成する垂直穴３６にハーフシェル３９、４０の対が収容され、垂直穴３６の内側部分において、ピニオンと歯付き頂部とのベベル対を用いて、ビード３５をスライドさせる。実際には、ピニオン４１は、ショルダー部１１の第１の水平穴３７と整列している２つのハーフシェル３９のうちの一方に形成された穴４２の内側に、回転するように位置決めされる。ピニオン４１は、ねじスクリュー４４の頭部として形成される歯付き頂部４３と係合しており、２つの結合されたハーフシェル３９および４０に製作される弁座４５で回転することができる。次いで、ねじスクリュー４４は、ビード３５の内側のねじ付き軸穴４６において位置決めされる。

ピン３３で構成される上述の接続群ＧＣに作用するのに適した前記構成部品３４、４１、４３、４６は、より詳しく下記に説明するように、閉塞群ＧＢを規定する。

六角形のキーのような整形ツール４７は、ピニオン４１の相補的弁座に挿入するのに適しており、ショルダー部１１の第１の穴３７を通過し、したがって、ピニオン４１と結合してそれを回転させる。

次いで、ピニオン４１の回転は、ねじスクリュー４４の頭部の歯付き頂部４３の回転を引き起こす。ねじスクリュー４４の回転は、次いで、ビード３５を下向きに移動させる。

したがって、この第１の実施形態では、どのように、本発明の接合デバイスが、ベース部１２の弁座Ｓ２の内側に配置された閉塞されるピン接続群ＧＣ３３に作用し、ベース部１２自体の側部に形成された水平穴３０から延在する、ショルダー部１１の細長い垂直穴３６の形態の弁座Ｓ１の内側に挿入される閉塞群ＧＢ（３５、４１、４３、４４、４６）を本質的に備えるかが分かる。より一般的には、この第１の実施例に示されているものにかかわらず、本発明によれば、閉塞群ＧＢは、必要に応じてショルダー部またはパネルの厚みＳＰ中に完全に含まれている弁座Ｓ１内に挿入され、前記弁座Ｓ１または穴３６の長手方向軸ｘは、接近方向ｄに対して直角に延び、ショルダー部またはパネルへのベース部の締め付けが実現される。

図面を見るとはっきりと分かるように、前記閉塞群ＧＢは、閉塞群ＧＢが適用されるショルダー部１１の厚みＳＰに含まれている前記弁座Ｓ１内に挿入されており、弁座Ｓ１は、上述の方向ｄに対して直角な軸Ｘに従って、ショルダー部１１の内側に向かって縁部Ｂ１から延在している。

実施例に戻ると、本発明による接合デバイスの２つのパーツは、図４に示すように、最初に、２つのハーフシェル３９および４０をショルダー部１１の穴３６に配置し、ピン３３をベース部１２の穴３０に配置することによって位置決めされる。

ベース部１２の縁部Ｂをショルダー部１１の表面Ｓに向かって移動させ、ピン３３の突出部分をショルダー部１１の第２の水平穴３８に挿入する。

次いで、本実施例では六角形のキーであるツール４７を、ショルダー部１１の第１の穴３７を通るピニオン４１の回転を引き起こすように、ピニオン４１の相補的弁座に挿入する。ピニオン４１の回転は、ねじスクリュー４４の頭部の歯付き頂部４３の回転を引き起こし、ビード３５を下向きに移動させる。この目的のために、ビード３５は、回転に逆らう閉塞手段３５Ａ、３５Ｂ（回転防止フォーム）を備えており、それにより、ビード３５自体の平行運動を可能にして、ビード３５の回転を防止する。手段３５Ａは、たとえば、ハーフシェル３９、４０の対応する弁座３５Ｂの内側に結合される径方向突起から構成することができる。

ビード３５の先端は、ピンのハウジング３４に係合し、図６に示すように、弁座Ｓ１または穴３６の長手方向軸ｘに対して直角な方向ｄにベース部１２を移動させることによって、ショルダー部１１とベース部１２とを締め付ける。図６は、一連の矢印を用いて、１つの家具のショルダー部１１とベース部１２との間における、および接合デバイスの本実施形態のパーツの間における作動時の力を模式的に表している。

図７ａおよび図９ｂは、第２の実施形態における本発明の接合デバイスの上昇断面図および断面図である。

第１の実施形態ではベベル歯車が使用されているが、この第２の実施形態では、部分的に示された１個の家具のショルダー部１１およびベース部１２を閉塞するための接合は、カムを用いて達成される。

ベース部１２は、水平止まり穴３０の形態の弁座Ｓ２を備え、その中に、本実施例ではフレア状の拡大頭部５０を有するねじのａのねじ付き端部３２を受けるために閉塞配置された雌ねじブッシュ３１が位置決めされる。

ショルダー部１１は、互いから離間している第１の水平止まり穴３７および第２の水平止まり穴３８と交差する垂直止まり穴３６の形態の弁座Ｓ１を備える。

垂直穴３６にシリンダ５１が収容され、垂直穴３６中で回転する。シリンダ５１は、中間部分に、ベース部１２のブッシユ３１と一体に位置決めされた拡大頭部５０を有するねじと係合するのに適したカム５２を提供する。回転可能なカム５２は、可変プロファイルを有する、上向きに延在する歯を形成する湾曲した壁の形態で製作される（図９ｂ）。

シリンダ５１の上側部分は、部分的にのみ図示されているドライバー５５の星形の先端５４を用いて係合することができる、シリンダ５１の側面に対して埋め込まれた周縁歯５３を収容する。前記歯５３は、カム５２の回転のためのアクティブ化手段を形成する。

また、この第２の実施形態では、本発明の接合デバイスは、ベース部１２の弁座Ｓ２の内側に配置された閉塞されるピン接続群ＧＣ５０に作用し、ベース部１２の側部に製作された水平穴３０から延在する、ショルダー部１１の細長い垂直穴３６の形態の弁座Ｓ１に位置決めされた閉塞群ＧＢ（５１、５２、５３）を本質的に備える。

拡大頭部５０をもつねじがベース部１２に位置決めされ、シリンダ５１がショルダー部１１に位置決めされると、以下の手順を行ってパーツを接合する。

図８ａおよび図８ｂに示すように、まず、拡大頭部５０をもつ前記ねじをショルダー部１１の第２の水平穴３８に挿入する。このようにすると、拡大頭部５０をもつねじは、カム５２と対応するようになる。

この時点で、ドライバー５５の星形の先端５４をショルダー部１１の第１の穴３７に挿入することによって、シリンダ５１の周縁歯５３に係合するようになり、矢印５６に従ってドライバーを回転させ、矢印５７に従ったシリンダ５１の回転を引き起こす。また、この回転は、拡大頭部５０をもつねじのフレア部の下に挿入されるカム５２の歯の回転を引き起こし、図９ａに示すように、弁座Ｓ１または穴３６の軸ｘに対して直角な方向ｄにベース部１２を移動させることによって、パーツを締め付ける。また、この図は、一連の矢印によって、１つの家具のショルダー部１１とベース部１２との間における、および接合デバイスのパーツの間における作動時の力の位置決めを示している。

本発明によれば、閉塞群は、ショルダー部またはパネル１１の厚みＳＰに形成された、又は完全に含まれている弁座または穴に挿入され、弁座Ｓ１または穴３６の軸ｘは、方向ｄに対して直角である。

図１０、図１１および図１２は、本発明による、さらなる実施形態における１個の家具のショルダー部とベース部との間での接合デバイスのパーツの位置決めの断面図を示す。

本発明の他の実施形態に関して、前記接合デバイスは、部分的に示され、１個の家具のパーツを形成する、ベース部１２とショルダー部１１との間の安定した結合を形成しなければならない。

ベース部１２は、その端部のうちの一方に、水平止まり穴３０の形態の弁座Ｓ２を含んでおり、その中に、ピン１３３のねじ付き端部３２を受けるのに適した、雌ねじブッシュ３１が位置決めされる。たとえば、ピン１３３は、円筒形状であり、突出した側面パーツにＶ形状のキャビティ６０を提供する。

ショルダー部１１は、互いから離間している第１の水平止まり穴３７および第２の水平止まり穴３８と交差する垂直止まり穴３６の形態の弁座Ｓ１を備える。

シリンダ６１は、細長い垂直穴３６に収容され、その中間部分に、シリンダ６１の軸に対して直角で、かつ、ピン１３３を受けるのに適した貫通穴６２が設けられる。貫通穴６２は、ショルダー部１１の第２の穴３８に対して整列した位置にある。

シリンダ６１の上側部分は、最初部分では外側に向かい、シリンダ６１の中間部分に向かって下方に向いたシリンダ６１の軸に対して傾斜する方向に製作されたさらなるパーツでは第１の穴３７と整列したさらなる穴６３を含んでいる。前記穴６３は、貫通穴６２と交差しており、そのねじ付き部分６４において、六角形のキーのような整形ツール４７を用いてアクティブ化することができるビード６５を受ける。

図面を見るとはっきりと分かるように、図１０〜図１３のバージョンでは、シリンダ６１は長く、穴３６の外側に縁部Ｂ１から突き出しているが、図１２ａの考えられ得る変形形態は、前記縁部Ｂ１から突き出していない短いシリンダ６１Ａを提供する。

図面を見るとはっきりと分かるように、図７ａ〜図９ｂに例示した接合デバイスの実施形態もまた、短いシリンダ５１を提供する。しかしながら、本実施形態では、穴３６の開口端部はキャップＴにより閉鎖されている。

ここでもまた、上述した本発明の接合デバイスは、ベース部１２の弁座Ｓ２の内側に配置された閉塞されるピン接続群ＧＣ（１３３、６０）に作用し、ベース部１２の側部に製作された水平穴３０から延在する、弁座Ｓ１またはショルダー部１１の細長い垂直穴３６の内側に挿入される閉塞群ＧＢ（６１、６３、６５）を本質的に備える。

また、この場合には一般的に、このさらなる実施例に示されているものにかかわらず、本発明は、ショルダー部またはパネルの厚みＳＰ内に完全に製作された弁座または穴に挿入されている閉塞群ＧＢを提供し、穴３６の軸ｘは、接近方向ｄに対して直角に延び、ベース部をショルダー部またはパネルを締め付けることを主張することができる。より詳細には、この場合、ツールは、接近方向ｄに対して傾斜したショルダー部の穴に挿入され、パーツを締め付ける。

したがって、ピン１３３がベース部１２に位置決めされ、シリンダ６１がショルダー部１１に位置決めされると、以下の手順を行ってパーツを接合する。

まず第一に、図１１に示すように、ピン１３３をショルダー部１１の第２の水平穴３７に挿入する。このようにすると、ピン１３３は、シリンダ６１の貫通穴６２の内側に入る。

次いで、整形ツール４７、すなわち六角形のキーを、ショルダー部１１の第１の穴３７を通るビード６５の頭部に挿入する。矢印６７に従ってツール４７を回転させることによって、ビード６５の回転を引き起こし、それにより、その先端６６は、ピン１３３のＶ形状のキャビティ６０に位置決めされ、それを閉塞する（図１２）。

ビード６５の動作によって実現されるパーツ間の閉塞は、図１２に示した方式に従って一連の作動時の力を生成する。またこの実施形態において、矢印は、１つの家具のショルダー部１１とベース部１２との間で、および、接合デバイスのパーツ間で作用する力を示す。

図１３〜図１６は、図９〜図１２の極めて類似している、家具および家財アイテムのパーツのための接合デバイスの第４の実施形態を斜視断面図で示す。

このさらなる実施例では、同じ要素は、同じ参照番号を用いて示される。

本実施例では、垂直止まり穴３６の形態の弁座Ｓ１がショルダー部１１に設けられ、先の実施例の２つの穴３７および３８の代替である単一の拡大水平止まり穴１３７と交差することが分かる。

また本実施例では、シリンダ６１は、細長い垂直穴３６に収容され、その中間部分に、シリンダ６１の軸に対して直角で、かつ、ピン１３３を受けるのに適した貫通穴６２が設けられる。シリンダ６１の上側部分は、シリンダ６１の中間部分に向かって下方に向いたシリンダ６１の軸に対する傾斜方向に従って製作されたさらなる穴６３を含んでいる。

穴６２と穴６３とは共に、ショルダー部１１の単一の拡大された水平止まり穴１３７において向かい合っている。

明らかに、この場合でも、本発明の接合デバイスは、ベース部１２の弁座Ｓ２の内側に配置された閉塞されるピン接続群ＧＣ（１３３、６０）に作用し、ベース部１２自体の側部に形成された水平穴３０から延在する、弁座Ｓ１またはショルダー部１１の細長い垂直穴３６の内側に挿入される閉塞群ＧＢ（６１、６３、６５）を本質的に備える。

穴１３７が１つだけ設けられているので、パーツの接近および締め付け動作が容易になる。

既に示しているように、図１４は、パーツが並置され、互いに部分的に挿入されていること示しており、図１５は、これらのパーツが完全に挿入され、互いに対して締め付けられていることを示している。図１６は、位置決めされ、作動させたときに上から見た接合デバイスの斜視部分断面図を示しており、また、ショルダー部１１をベース部または同様のパネル１２と接続するための２つ以上のものがどのようにあるかを示している。

これらの４つの本発明の実施形態は、何よりも先に、デバイスの視認性に関連する課題がどのように有利に解決されたかを示している。１つの家具のショルダー部にアクティブ化区域を形成することにより、審美的効果のある外観を作り出す。

さらに、穴の中に位置決めされる考えられ得るキャップはいずれも、いかなるタイプの穴もない家具のベース部にあるものと干渉しない。

このようにすると、ベース部には任意の物体を挿入するための障害はなく、ベース部の上面に関して、最小限であってもいかなるタイプの突起も除去される。

ショルダー部に製作された穴は、既知の技術のようなベース部の穴に関して、観察者に詳細には見えず、したがって、高い審美的価値が得られる。

ベース部の互いと交差する穴を除去すると、ベース部自体を任意の起こり得る脆弱化が排除され、したがって、ベース部の破損の原因となる可能性のいかなる危険もなく、高い負荷に耐えることができる。

最終的に、本発明による接合デバイスは、２つのパネルを接続し、接続動作の前に準備することが可能になる。実際に、一方では、閉塞群ＧＢは、２つのパネル１１、１２の最終的な結合の前に、パネル１１の弁座Ｓ１の内側に挿入され、他方では、接続群ＧＣのまた少なくとも一部、すなわちピンは、前記パネル１１、１２の最終的な結合の前に、他のパネル１２中に組み立てられる。次いで、他の要素を追加または挿入することなく好適なツールを使用することによって、極めて単純かつ安全に、パーツ間にセンタリング動作に頼ることなく、接合が実施される。

本発明の接合デバイスの製作のための構造の形態は、材料および組み付けの態様として、純粋に例示的目的で非限定的な目的で図示されたものとは当然異なることがある。

したがって、本明細書の前文で説明した目的が達成された。

本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲により規定される。

Claims (20)

1. 家具および家財アイテムのパーツのための、特に、一方のパネルの縁部（Ｂ）を他方のパネルの表面（Ｓ）に対して締め付け位置で緩衝させるように、接近方向（ｄ）に沿って互いに向かうように移動される第１のパネル（１１）と第２のパネル（１２）との間の、視認性が最小限となる接合デバイスであって、前記接合デバイスは、閉塞群（ＧＢ）および接続群（ＧＣ）からなり、前記接続群（ＧＣ）の少なくとも一部は、前記パネル（１１、１２）の最終的な相互の結合の前においては、前記パネル（１１、１２）のうちの一のパネル（１２）に組み付けられ、前記パネルのうち他（１１）は、厚み（ＳＰ）に含まれる前記閉塞群（ＧＢ）のための弁座（Ｓ１）を備え、前記弁座（Ｓ１）は、前記方向（ｄ）に対して直角な長手方向軸（Ｘ）を有するとともに、縁部（Ｂ１）から前記パネル（１１、１２）の内側に向かって延在し、前記閉塞群（ＧＢ）は、前記パネル（１１、１２）の前記最終的な相互の結合の前においては、前記弁座（Ｓ１）の内側に挿入されることを特徴とする、接合デバイス。
2. 前記弁座（Ｓ１）は、実質的に細長い構成を有することを特徴とする、請求項１に記載のデバイス。
3. 前記閉塞群（ＧＢ）は、前記閉塞群（ＧＢ）が適用される前記パネル（１１、１２）の前記厚み（ＳＰ）に含まれる前記弁座（Ｓ１）の内側に挿入され、前記弁座（Ｓ１）が、前記方向（ｄ）に対して直角な軸（Ｘ）に従って前記パネル（１１、１２）の内側に向かって前記縁部（Ｂ１）から延在することを特徴とする、請求項１に記載のデバイス。
4. 前記接合デバイスが、前記ショルダー部（１１）の穴（３６）に位置決めされ、閉塞されるピン（３３；５０；１３３；６０）接続群（ＧＣ）に作用し、前記ベース部（１２）に配置され、前記ベース部（１２）の側部に形成された水平穴（３０）から延在する、閉塞群（３５、４１、４３、４４、４６；５１、５２、５３；６１、６１Ａ、６３、６５）を備えることを特徴とする、請求項１に記載の接合デバイス。
5. 前記ショルダー部（１１）の前記穴（３６）が垂直であることを特徴とする、請求項４に記載の接合デバイス。
6. 前記ショルダー部（１２）の前記穴（３０）が水平であることを特徴とする、請求項４または５に記載の接合デバイス。
7. 前記ショルダー部（１１）に形成された第１の穴（３７）から前記閉塞群（ＧＢ）をアクティブ化することができ、また、前記ショルダー部（１１）に形成された第２の穴（３８）から前記ピン接続群（ＧＣ）を前記ショルダー部（１１）と連結することができることを可能にし、前記２つの穴（３７、３８）が、互いに水平方向に離間していることを特徴とする、請求項１から６のいずれか１項に記載の接合デバイス。
8. 前記閉塞群（ＧＢ）は、前記ショルダー部（１１）の前記穴（３６）に設けられるケーシング（３９、４０）に収容され、前記ピン群（３３）に係合するのに適したビード（３５）の移動を駆動する、ピニオンと歯付き頂部とのベベル対（４１、４３）を備えることを特徴とする、請求項１から７のいずれか１項に記載の接合デバイス。
9. 前記ベベル対の歯付き頂部（４３）は、ねじスクリュー（４４）へと延在し、そして、前記ビード（３５）の内側のねじ付き軸穴（４６）に位置決めされることを特徴とする、請求項８に記載の接合デバイス。
10. 前記ピン群は、ねじ付き端部（３２）に、前記ベース部（１２）の前記穴（３０）に設けられる雌ねじブッシュ（３１）に位置決めされるピン（３３）を備え、前記ピン（３３）が、突出部分に、前記ビード（３５）と対応するハウジング（３４）を備えることを特徴とする、請求項８または９に記載の接合デバイス。
11. 前記閉塞群（ＧＢ）は、前記ショルダー部（１１）の前記穴（３６）に、前記ピン群（５０）と係合するのに適し、前記回転のためのアクティブ化手段（５３）を備える回転カム（５２）を備えることを特徴とする、請求項１から１０のいずれか１項に記載の接合デバイス。
12. 前記回転カム（５２）は、動作ツール（５４、５５）を用いて係合することができる、シリンダ（５１）の側面に対して埋め込まれる周縁歯（５３）を上側部にて供する前記シリンダ（５１）の中間部分に位置決めされることを特徴とする、請求項１１に記載の接合デバイス。
13. 前記ピン接続群（ＧＣ）が、前記ベース部（１２）のブッシユ（３１）に一体に位置決めされる拡大頭部（５０）を有するねじを用いて製作されることを特徴とする、請求項１１または１２に記載の接合デバイス。
14. 前記回転カムは、可変プロファイルを有する歯を形成する湾曲した壁（５２）の形態であることを特徴とする、請求項１１から１３の１つまたは複数に記載の接合デバイス。
15. 前記閉塞群（ＧＢ）は、前記ショルダー部（１１）の前記穴（３６）において、シリンダ（６１）を備え、前記シリンダ（６１）は、前記シリンダ（６１、６１Ａ）の軸に対して直角で、かつ、前記ピン群（１３３）を受けるのに適した貫通穴（６２）を中間部分に備え、前記シリンダ（６１）には、前記貫通穴（６２）と交差する前記シリンダ（６１）の前記軸に対して傾斜する方向に沿って構成されるさらなる穴（６３）が設けられ、前記シリンダ（６１）は、前記ねじ付き部分（６４）において、前記ピン群（１３３）の閉塞ビード（６５）を受けることを特徴とする、請求項１から１４のいずれか１項に記載の接合デバイス。
16. 前記ピン群は、前記ビード（６５）を収容するＶ形状のキャビティ（６０）をその突出部にて供する前記ベース部（１２）に配列されるピン（１３３）を備えることを特徴とする、請求項１５に記載の接合デバイス。
17. 前記貫通穴（６２）および前記さらなる穴（６３）は、前記ショルダー部（１１）に形成される単一の穴（１３７）に面していることを特徴とする、請求項１５または１６に記載の接合デバイス。
18. 前記貫通穴（６２）および前記さらなる穴（６３）は、前記ショルダー部（１１）においてそれぞれが離間する水平な２つの穴（３７、３８）にそれぞれ面していることを特徴とする、請求項１５から１７のいずれか１項に記載の接合デバイス。
19. 前記シリンダ（６１）は長く、前記縁部（Ｂ１）から突出して前記穴（３６）の外側に延在することを特徴とする、請求項１５に記載の接合デバイス。
20. 前記シリンダ（６１Ａ）は短く、前記穴（３６）の内側に完全に含まれ、前記縁部（Ｂ１）から突出しないことを特徴とする、請求項１５に記載の接合デバイス。

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