JP2018522800A - ガラスリボンを処理する方法及びシステム - Google Patents

ガラスリボンを処理する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

第1の処理区において、第1の処理区内で第1の移動方向を有するガラスリボンを形成するよう構成される形成装置を備える、ガラスを処理するための方法及び装置。本発明の装置はまた、第2の処理区において、第2の移動方向を有するガラスリボンの1つ以上の部分を分割するよう構成される第1の切断装置を備える。本発明の装置は、ガラスリボンが2つの離間したペイオフ位置の間で第1のカテナリーに支持される、第1の処理区と第2の処理区との間の第1の緩衝区を備える。第2の処理区内の第2の移動方向は、第1の処理区内の第1の移動方向に直交してもよい。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容が依拠され、その全体がここに参照することによって本願に援用される、2015年5月18日出願の米国仮特許出願第62/163056号の米国法典第35編特許法119条に基づく優先権の利益を主張する。
本明細書に記載される実施の形態は、ガラスリボンを処理するためのシステム、装置及び方法に関する。
ディスプレイ用途で用いられるガラスシートのためのさまざまなガラス製品を形成するために、ガラス処理装置が広く使用されている。可撓型電子用途におけるガラス基板は、より薄くかつより軽くなってきている。0.5mmより薄い、例えば0.3mm未満、例えば0.1mm又はさらに薄い厚さを有するガラス基板が、ラップトップコンピュータ、手持ち式装置などを含む特定のディスプレイ用途に所望でありうる。
ディスプレイ装置の製造に使用されるガラス基板は、しばしばシート形態で処理される。従来のシート製造工程は、成形機、及び、成形直後にシートに切込み線を入れ分割する移動性アンビルロボット(anvil robot)を含んでもよい。この切断されたシートは、次いで、さらなる処理、検査及び梱包のために下流に送られる。そのような処理には、例えば、基板上への薄膜エレクトロニクスの蒸着が含まれてもよい。従来のシート形態の処理は、シートが個別に輸送され、固定され、処理され、取り外されなければならないので、連続処理と比較して比較的ゆっくりとした処理速度を有する。リボン形態のガラス基板の連続処理は、比較的早い製造速度を提供しうる。
しかしながら、当該技術において、張力及び形状の制御を提供し、操行の制御を提供し、必要であればシートを処理しながらガラスリボンにおける動きを低減し擾乱(disturbances)を隔離する必要が依然としてある。
いくつかの実施の形態において、ガラスリボンを処理する方法が提供される。本発明の方法は、第1の処理区でガラスリボンを形成する工程、第1の移動方向を有する第1の処理区から、第1の移動方向と直交する第2の移動方向を有する第2の処理区へ、ガラスリボンを連続的に供給する工程、包括制御装置を用いて第1の処理区及び第2の処理区をそれぞれ通るガラスリボンの供給速度を制御する工程、第2の処理区においてガラスリボンを切断する工程、及び、第2の処理区において生じる摂動(perturbations)から第1の処理区を隔離する工程、を含む。
さらなる実施の形態において、第1の処理区において第1の移動方向を有するガラスリボンを形成するよう構成された、第1の処理区中の形成装置、第2の移動方向を有するガラスリボンの1つ以上の部分を分離するよう構成された、第2の処理区中の第1の切断装置、及び、2つの離間したペイオフ位置の間でガラスリボンが第1のカテナリーに支持され、第2の処理区における第2の移動方向が第1の処理区における第1の移動方向と直交する、第1の処理区と第2の処理区との間の第1の緩衝区、を備えたガラス処理装置が提供される。
前述の概要及び以下の詳細な説明はいずれも、本開示の実施の形態を示すものであり、記載及び請求される実施の形態の性質及び特性を理解するための概観又は枠組みを提供することが意図されているものと理解されるべきである。添付の図面は、実施の形態のさらなる理解をもたらすために含まれ、本明細書に取り込まれてその一部を構成する。図面は、本開示のさまざまな実施の形態を例証しており、その説明と共に、さまざまな実施形態の原理及び動作を説明する役割を果たす。
本開示のこれらの及び他の特徴、態様及び利点は、添付の図面を参照して読まれた場合にさらに理解できる。
本開示の実施の形態に従ったガラス製造装置の略図 図1の線2−2に沿ったガラス製造装置の断面透視図 ガラス形成方法及び装置の実施の形態の概略図 図1のガラス形成プロセス及び装置の簡略な詳細図 エッジトリミング方法及び装置の実施の形態の簡略な平面図 図4のエッジトリミング方法及び装置の簡略な側面図 本発明のいくつかの実施の形態の簡略な平面図 本発明のいくつかの実施の形態の簡略な描写 本発明の他の実施の形態の簡略な描写 本発明のさらなる実施の形態の簡略な描写 本発明の追加の実施の形態の簡略な描写 本発明のさらなる実施の形態の簡略な描写 本発明の追加の実施の形態の簡略な描写
以下の詳細な説明においては、限定ではなく説明の目的のために、本開示のさまざまな原理の完全な理解を提供するための特定の詳細を開示する例示的な実施の形態が述べられる。しかしながら、本開示の恩恵を有している当業者には、本開示が本明細書に開示される特定の詳細にこだわらない別の実施の形態で実施され得ることが明らかであろう。さらに、周知のデバイス、方法及び材料の説明は、本開示のさまざまな原理の説明を不明瞭にすることのないように、省略されうる。最後に、適用できる限り、同様の参照数字は同様の要素を指す。
本開示のさまざまのガラス製造装置及び方法を用いて、ガラス物品(例えば、容器、リボンなど)を製造してもよい。ある実施の形態において、ガラス製造システム及び方法を用いて、1つ以上のガラスシートにさらに処理されうるガラスリボンを含むガラス物品を製造してもよい。例えば、ガラス製造装置は、ダウンドロー、アップドロー、フロート、フュージョン、プレスロール、スロットドロー、又は他のガラス形成技術によってガラスリボンを形成するよう構成されてもよい。これらのプロセスのいずれかからのガラスリボンは、次いで分割され、所望のディスプレイ用途へのさらなる処理に適切なシートガラスを提供してもよい。ガラスシートは、広範囲のディスプレイ用途、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)などにおいて使用できる。本明細書に記載されるシステム、装置、及び方法は、処理区の間でガラスリボンの自由ループ(緩衝区又はカテナリーとも称される)を用いてさまざまの処理区を互いに隔離することにより、これらの例示的な形成プロセスによるガラスリボンの連続処理を容易にする。処理区には、形成区、エッジ分離区、切断区、巻取り区などが含まれてもよい;しかしながら、別のタイプの処理区を用いることもできる。さらに、ガラスリボンの速度及び張力は、包括制御装置、例えば、それぞれの区内の状態を監視するコンピュータを用いて、処理区内で局所的に制御できる。そのような装置及び方法を用いて、所望の位置でガラスリボンを駆動し、同時に、張力及び形状を維持し、操行を制御し、動きを低減し、擾乱を隔離することができる。
図1は、ガラスリボン103を引くように構成されるガラス製造装置101の実施の形態を概略的に示す。図1を参照すると、ガラス製造装置101は、フュージョンダウンドロー装置として示されるが、アップドロー、フロート、プレスロール、スロットドローなどのために構成された他のガラス製造装置をさらなる実施の形態において提供してもよい。さらに、上記のように、本開示の実施の形態は、ガラスリボンの製造に限定されない。実際、本開示において示される概念は、広範囲のガラス物品を製造するために広範囲のガラス製造装置で使用しうる。
図示されるように、ガラス製造装置101は、貯蔵室109からバッチ材料107を受け取るよう構成される溶融容器105を備えてもよい。バッチ材料107は、モータ113により動力供給されるバッチ供給装置111により導入されてもよい。矢印117により示されるように、モータ113は、所望の量のバッチ材料107を溶融容器105中へ導入しうる。次いで、溶融容器105は、バッチ材料107を多量の溶融材料121に溶融しうる。
ガラス製造装置101は、溶融容器105から下流に配置されかつ第1の連結管129を介して溶融容器105に連結される、清澄容器127、例えば清澄管を備えてもよい。混合容器131、例えば撹拌チャンバも、清澄容器127から下流に配置されてもよく、供給装置133は、混合容器131から下流に配置されてもよい。図示されるように、第2の連結管135は、清澄容器127を混合容器131に連結し、第3の連結管137は、混合容器131を供給装置133に連結しうる。さらに図示されるように、随意的な供給管139が、溶融材料121を、供給装置133の供給容器161からフュージョンドロー装置140へ供給するように配置されてもよい。以下により詳細に議論されるように、フュージョンドロー装置140は、溶融材料121をガラスリボン103に引くように構成されてもよい。図示される実施の形態において、フュージョンドロー装置140は、例えば供給管139により、直接又は間接的に供給容器161から溶融材料を受け取るよう構成される入口141を備えた形成容器143を備えてもよい。提供される場合、供給管139は、供給容器161から溶融材料を受け取るように構成でき、形成容器143の入口141は、供給管139から溶融材料を受け取るように構成できる。
溶融容器105及び形成容器143の特徴は通常、耐熱材料、例えば耐熱セラミック(例えば、セラミックレンガ、セラミックモノリシック形成体など)から作製される。ガラス製造装置101は、通常は白金又は白金含有金属、例えば白金−ロジウム、白金−イリジウム及びそれらの組合せから作製される成分をさらに含んでもよいが、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタニウム、タングステン、ルテニウム、オスミウム、ジルコニウム、及びそれらの合金及び/又は二酸化ジルコニウムのような耐熱金属を含んでもよい。白金含有成分は、第1の連結管129、清澄容器127(清澄管)、第2の連結管135、混合容器131(例えば、撹拌チャンバ)、第3の連結管137、入口141及び形成容器143の特徴の1つ以上を含んでもよい。供給装置133の部分も、供給装置133の供給容器161、供給管139及び/又はスタンドパイプ163のような白金含有成分を含んでもよい。
図2は、図1の線2−2に沿ったガラス製造装置101の断面透視図である。図2を参照すると、形成容器143は、入口141から溶融材料121を受け取るように構成されたトラフ200を備えてもよい。形成容器143はさらに、形成ウェッジ201の対向する端部の間に伸長する一対の下方に傾斜した合流表面部203、205を含む形成ウェッジ201をさらに備える。一対の下方に傾斜した合流表面部203、205は、ドロー方向207に沿って合流し、ルート209を形成する。ドロー面211は、ルート209を通って伸長し、ガラスリボン103は、ドロー面211に沿ってドロー方向207に引かれてもよい。図示されるように、ドロー面211はルート209を二分しうるが、ドロー面211はルート209に関して他の方向に伸長してもよい。
続けて図2を参照すると、ある実施の形態において、溶融材料121は、入口141から形成容器143のトラフ200中に流入しうる。次いで、溶融材料121は、トラフ200から溢れ、同時に対応する堰202a、202bを超えて、対応する堰202a、20bの外表面204a、204b上を下方に流れる。次いで、溶融材料の各流れは、形成ウェッジ201の下方に傾斜した合流表面部203、205に沿って流れ、形成容器143のルート209から流れ落ち、この流れが合流及び融合してガラスリボン103となる。その際、ガラスリボン103は、ドロー方向207に沿ってドロー面211においてルート209から流れ落ちてもよい。
図2に示されるように、ガラスリボン103は、第1の主面213及び第2の主面215を有してルート209から引かれてもよい。図示されるように、第1の主面213及び第2の主面215は、約1mm以下、例えば約50μm〜約750μm、例えば約100μm〜約700μm、例えば約200μm〜約600μm、例えば約300μm〜約500μm、及びこれらの間の全ての部分的範囲でもよい厚さ217を有し、反対方向を向く。上記の範囲及び部分的範囲に加えて、さらなる実施の形態において、厚さ217は、1mm超、例えば約1mm〜約3mm、及びその間の全ての部分的範囲でもよい。
いくつかの実施の形態において、ガラスリボンをフュージョンドローするためのガラス製造装置101はまた、少なくとも1つのエッジロールアセンブリ149a、149bを含んでもよい。図示されるエッジロールアセンブリ149a、149bの各々は、ガラスリボン103の対応する対抗エッジ部223a、223bの適切な表面処理を提供するよう構成される一対のエッジローラ221を含んでもよい。さらなる実施の形態において、ガラス製造装置101はさらに、第1及び第2のプル又はスタブロールアセンブリ151a、151bを含んでもよい。図示されるプル又はスタブロールアセンブリ151a、151bの各々は、ドロー面211のドロー方向207におけるガラスリボン103の牽引を容易にするよう構成される一対のローラ153を含んでもよい。
図3A及び3Bは、本発明の別の実施の形態を示す概略図である。図3A及び3Bを参照すると、いくつかの実施の形態は、それぞれが前面スタブローラ153a及び背面スタブローラ153bを有する、複数の能動駆動スタブローラ対153を備えることができる。前面スタブローラ153aは、前面モータ364に連結された、前面伝導装置362に結合されてもよい。前面伝導装置362は、前面スタブローラ153aに伝達される前面モータ364の出力速度及びトルクを改変する。同様に、背面スタブローラ153bは、背面モータ360に連結された、背面伝導装置358に結合されてもよい。背面伝導装置358は、背面スタブローラ153bに伝達される背面モータ360の出力速度及びトルクを改変する。図示されていないが、ローラの任意の1つ、複数又は対を、傾ける又は角度付けてもよい。
任意の数のスタブローラ対153又は他の装置の動作は、例えばだがこれらに限定されない、ガラスリボン103に印可されるトルク及びスタブローラ153a、153bの回転速度を含むさまざまの条件に対して包括制御装置370(例えば、プログラマブルロジックコントローラ−PLC)によって制御できる。ガラスリボン103がまだ粘弾性状態にある間に複数のスタブローラ対153によってガラスリボン103に印可される引き力は、ガラスリボン103を引っ張るか又は引き伸ばし、それによって、ガラスリボン103がフュージョンドロー装置140に沿って平行移動しながらドロー方向及びクロスドロー方向の一方又は両方においてガラスリボン103に印可される張力を制御することでガラスリボン103の寸法を制御し、同時にガラスリボン103を移動させる。
包括制御装置370は、とりわけ、例えば包括制御装置370にフィードバックを提供する任意の適切なセンサを用いて、スタブローラ対153により与えられるガラスリボン103の引き張力及び速度を決定することができる、メモリ372に格納されかつプロセッサ374によって実行される、コンピュータ読取可能命令を有することができる。さらに、コンピュータ読取可能命令は、センサからのフィードバックを参照したパラメータ、例えば、スタブローラ対153のトルク及び速度の改変を可能にすることができる。一例として、包括制御装370と交信する、回転速度を示すためのスタブローラ376を設けることができる。ガラスリボン103によるスタブローラ376の回転速度は、ガラスリボン103がそれによって移動している間のガラスリボン103の外因直線送り速度を決定するために包括制御装置370によって用いられ得る。リボンの両側に一対のスタブローラ153が示されているが、ドロー長及び所望の制御に応じて、任意の適切な数の、このタイプのスタブローラ対を用いることができる。同様に、リボンの両側に2つのスタブローラ対153が示されているが、任意の適切な数の、このタイプのスタブローラ対153を用いることができる。
ガラスリボン103がフュージョンドロー装置140を通して引かれている間、ガラスには冷える時間が与えられる。複数のスタブローラ対153を有する例示的なガラス製造装置は、ガラスリボン103が粘性−弾性転移を経る領域におけるクロスドロー張力及び/又はダウンドロー張力の制御性及び一貫性を向上させることができる。この領域は、応力及び平坦性がガラスリボン103に設定される、「設定区」と定義することができる。複数の能動駆動スタブローラ対153を有するガラス製造システムは、ガラスリボン103の全幅に沿って伸長するローラを採用する、従来設計の製造装置に比較して、ガラスリボン103の製造における改良を提供することができる。しかしながら、ある種の状況においては、ガラスリボン103の全幅に沿って伸長するローラを利用する製造装置を用いてもよい。
概略的に図示され上記に記載されるように、制御装置370は、さまざまの機能のいずれか1つ又は機能の組合せを実行するために提供されてもよい。単一のコントローラ377が図示されるが、さらなる実施の形態において複数のコントローラが提供されてもよく、「コントローラ」(例えば「プロセッサ」)なる用語は、データを処理するための全ての装置、デバイス、及びマシンを包含しうるものであり、例として、プログラム可能プロセッサ、コンピュータ、又は複数のプロセッサもしくはコンピュータを含んでもよい。プロセッサは、ハードウェアに加えて、対象のコンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、又はそれらの1つ以上の組合せを構成するコード、を含んでもよい。
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、又はコードとしても知られる)は、コンパイラ型言語又はインタープリタ型言語、あるいは、宣言型言語又は手続き型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書き込まれてもよく、スタンドアロンプログラムとして又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン、又は演算環境での使用に適切な他のユニットとしてのものを含む、任意の形態で展開されてもよい。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内の1つのファイルに必ずしも対応しない。プログラムは、他のプログラム又はデータを保持しているファイル(例えば、マークアップ言語の文書に格納された1以上のスクリプト)の一部に格納されてもよく、対象のプログラム専用の単一のファイルに格納されてもよく、又は、複数の組織的なファイル(例えば、1以上のモジュール、サブプログラム、コードの一部を格納しているファイル)に格納されてもよい。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、又は、1つの場所に位置するもしくは複数の場所に分散され通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるよう展開され得る。
本明細書に記載される処理は、入力されたデータに対する処理を行い、出力を生成することによって機能を行うための1以上のコンピュータプログラムを実行する1以上のプログラマブルプロセッサを備える1以上のコントローラによって行われ得る。また、処理及び論理フローは、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)等の専用論理回路によって行われてもよく、装置はそのような専用論理回路として実装されてもよい。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用及び専用マイクロプロセッサ、並びに、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1以上のプロセッサを含む。一般的に、プロセッサは、読出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、又はそれらの両方から指示及びデータを受け取る。コンピュータの必須要素は、指示を行うためのプロセッサ、並びに、指示及びデータを格納するための1以上のデータメモリ装置である。一般的に、コンピュータは、データの受信、データの転送、又はそれらの両方のために、データを格納するための1以上の大容量ストレージ装置、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、又は光ディスク等も含むか、又はそれらに動作的に接続される。しかしながら、コンピュータがそのような装置を有する必要はない。さらに、コンピュータは、2〜3だけ例を挙げると例えば、携帯電話、携帯端末(PDA)等の別の装置に埋め込まれてもよい。
コンピュータプログラム指示およびデータを格納するのに適したコンピュータ読取可能媒体は、不揮発性メモリ、媒体、及びメモリ装置を含む全ての形態のデータメモリを含み、例えば、EPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリ装置等の半導体メモリ装置、例えば、内部ハードディスク又はリムーバブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、並びに、CD−ROM及びDVD−ROMディスクを含む。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補充されてもよく、又は、専用論理回路に組み込まれてもよい。
本明細書に記載される実施の形態は、ユーザとのやりとりのために、ユーザに対して情報を表示するためのディスプレイ装置、例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ等と、ユーザがコンピュータに対して入力を行うのを可能にするキーボード及びポインティングデバイス、例えば、マウスもしくはトラックボール、又はタッチスクリーンとを有するコンピュータ上で実装され得る。ユーザとのやりとりのために、他の種類の装置も用いることができ、例えば、ユーザからの入力は、音響、発話、又は接触による入力を含む任意の形態で受け取られ得る。
本明細書に記載される実施の形態は、例えばデータサーバとして、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、ミドルウェアコンポーネント、例えばアプリケーションサーバを含むコンピューティングシステム、フロントエンドコンポーネント、例えばユーザが本明細書において記載される主題の実装例とやりとりするために用いるグラフィカルユーザインターフェース又はウェブブラウザを有するクライアントコンピュータを含むコンピューティングシステム、又は、1以上のそのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、もしくはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せを含むコンピューティングシステムにおいて実装され得る。システムのコンポーネントは、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続され得る。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)及びワイドエリアネットワーク(WAN)、例えば、インターネットが挙げられる。
コンピューティングシステムは、クライアント及びサーバを含み得る。クライアント及びサーバは、一般的に互いから離れており、典型的には通信ネットワークを介してやりとりする。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行される、互いにクライアントとサーバとの関係を有するコンピュータプログラムによって生じるものである。
いくつかの実施の形態において、包括制御装置370は、フュージョンドロー装置140を用いて、リボンの厚さを制御し、かつ、ガラスリボンの形状及び応力を制御及び最適化するように全域管理速度を設定してもよい。ガラスリボンのリボン速度及び厚さを制御する例示的な方法は、その全体が参照することによりここに援用される、2014年7月8日出願の共に継続する米国特許出願第62/021,924号明細書にも記載される。図4は、エッジトリミング方法及び装置の実施の形態の簡略な平面図である。図4を参照すると、いくつかの実施の形態には、形成容器143の下流の例示的なエッジトリミング装置401が含まれる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン103は、フュージョンドロー装置140から、その後の処理ステーション又は装置に垂直の態様で搬送されてもよく、又は、ガラスリボンの流れが実質的に水平になるように形成容器143のルートからガラスリボンの流れに直角に単軸の周りに回転されてもよい。他の実施の形態において、一方又は両方が形成容器143のルートからガラスリボンの流れに直角である、2つの軸の周りにリボンを回転することにより、ガラスリボン103を、フュージョンドロー装置140からその後の処理ステーション又は装置に搬送し、ガラスリボンの流れを、実質的に水平であるがリボンが単軸の周りに回転された実施の形態とは異なる方向に移動する、あるいは、部分的に平行(水平に対して測定して45度未満)にすることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン103は、例示的なエッジトリミング装置401を通ってガラス製造装置101(図1)から連続的な態様で搬送されうる。ガラスリボン103は、ガラスリボン103の長さに沿って伸長する一対の対向する第1及び第2のエッジ402及び404、並びに、第1のエッジ402と第2のエッジ404との間に広がる中央部406を含みうる。いくつかの非限定的な実施の形態において、第1及び第2のエッジ402及び404は、第1及び第2のエッジ402及び404を接触から保護及び遮断するために用いられる粘着テープ408で被覆されてもよい。テープ408は、ガラスリボン103がエッジトリミング装置401を通って移動する際に、第1及び第2のエッジ402及び404のいずれか一方又は両方に施すことができる。他の実施の形態において、粘着テープ408を使用しなくてもよい。第1の広い面410及び反対側の第2の広い面412もまた、第1のエッジ402と第2のエッジ404との間に広がり、中央部406の一部を形成しうる。
ガラスリボン103がダウンドローフュージョンプロセスを用いて形成される実施の形態において、第1及び第2のエッジ402及び404は、厚さTが中央部406内の厚さTより大きい、ビード414及び416を有することができる。中央部406は、約1mm以下、例えば約50μm〜約750μm、例えば約100μm〜約700μm、例えば約200μm〜約600μm、例えば約300μm〜約500μm、及びそれらの間の全ての部分的範囲の厚さTを有することができる。中央部406はまた、例えば、約0.01〜0.05mm、約0.05〜0.1mm、約0.1〜0.15mm及び約0.15〜0.3mmを含むが、これらに限定されない、約0.3mm以下のTを有する「極薄」とすることができるが、他の例では他の厚さを有するガラスリボン103を形成することができる。
ビード414、416は、以下に説明されるように例示的なエッジトリミング装置401を用いて除去できる、あるいは、いくつかの実施の形態においてリボンが依然として垂直方向下側に及び形成容器143の下流にある間のドロー中に除去できる。ビードがドロー中に除去される実施の形態において、第1の加熱又は冷却装置を用いて、連続的に移動するガラスリボン中で形成容器のルートの下方に垂直クラックを生じてもよく、第2の加熱又は冷却装置を用いて、連続的に移動するガラスリボン中で生じたクラックを位置付け又は停止してもよい。この第2の加熱又は冷却装置は、第1の加熱又は冷却装置の下流でありうる。
さらなる実施の形態において、第1の加熱又は冷却装置を用いて、流れの方向で連続的に移動するガラスリボンを分割してもよく、第2の加熱又は冷却装置を用いて、ルートの前で連続的に移動するガラスリボンの分割を位置付け又は停止してもよい。第1及び第2の加熱又は冷却装置の下流、又は、第1の加熱又は冷却装置の下流かつ第2の加熱又は冷却装置の上流の第3の加熱又は冷却装置を用いてもよい。いくつかの実施の形態において、第2の加熱又は冷却装置は、第1の加熱又は冷却装置の下流でもよい。
さらなる実施の形態において、第1の加熱又は冷却装置を用いて、連続的に移動するガラスリボンの粘弾性領域にクラックを生じてもよく、第2の加熱又は冷却装置を用いて、連続的に移動するガラスリボン中で生じたクラックを位置付け又は停止してもよい。上記の第1、第2及び/又は第3の加熱又は冷却装置は、ノズル、ジェット、レーザ、IRヒータ及びバーナーの少なくとも1つを含みうる。そのような実施の形態は、その全体が参照することによりここに援用される、「ガラスリボンのエッジを除去する方法及び装置」と題された、2015年3月18日出願の共に継続する米国特許出願第62/134,827号明細書にさらに記載される。
ビード414、416が例示的なエッジトリミング装置401を用いて除去される実施の形態において、ガラスリボン103は、包括制御装置370によって制御できるコンベアシステム420を用いて装置401を通って搬送できる。機械装置又はガラスリボン103の進行方向に対して正しい横位置にガラスリボン103を配置するため、横ガイド422及び424が備えられてもよい。例えば、簡略に示されるように、横ガイド422及び424は、第1及び第2のエッジ402及び404と契合するローラ428を含んでもよい。対向する力430及び432を、横ガイド422及び424を用いて第1及び第2のエッジ402及び404に印加してもよく、これは、ガラスリボン103を進行方向426において所望の横方位にシフト及び位置合わせするに役立つ。エッジトリミング装置401はさらに、ガラスリボン103をその周りで曲げることができる曲げ軸442の下流に切断区440を有することができる。一例において、エッジトリミング装置装置401は、切断区440においてガラスリボン103を曲げて、曲げ方位をもつ曲げられた標的セグメント444を提供するように構成された切断支援部材を備えることができる。切断区440内で標的セグメント444を曲げることは、切断作業中のガラスリボン103の安定化に役立ち得る。そのような安定化は、ガラスリボン103の中央部406からの第1及び第2のエッジ402及び404の内の少なくとも一方を分離する作業中の、ガラスリボンプロファイルの座屈又は擾乱の防止に役立ち得る。切断区440に曲げられた標的セグメント444を設けることで、切断区440の全体に亘ってガラスリボン103の剛性を高めることができる。いくつかの実施の形態において、随意的な横ガイド450、452は、切断区440内の曲げ状態においてガラスリボン103に係合することができる。したがって、横ガイド450及び452によって印加される力454及び456により、ガラスリボン103が切断区440を通過している間の横位置合わせ時の、ガラスリボンプロファイルの座屈又は、そうではなくとも安定性の擾乱はおこり難いであろう。他の実施の形態において、曲げられた標的セグメントは採用されず、ガラスリボン103は切断区において実質的に平坦なままでもよい。
上述したように、切断区440内に曲げ配位にある曲げられた標的セグメント444を設けることは、切断作業中のガラスリボン103の安定化に役立ち得る。そのような安定化は、第1及び第2のエッジ402及び404の内の少なくとも一方を分離する作業中の、ガラスリボンプロファイルの座屈又は擾乱の防止に役立ち得る。さらに、曲げられた標的セグメント444の曲げ配位は、曲げられた標的セグメント444の剛性を高めて、曲げられた標的セグメント444の横配位の随意的な微調整を可能にする。したがって、第1及び第2のエッジ402及び404の内の少なくとも一方を分離する作業中に中央部406の第1及び第2の主表面に接触することなく、ガラスリボン103を効果的に安定化し、その横配位を適切に定めることができる。
装置401はさらに、ガラスリボン103の中央部406から第1及び第2のエッジ402及び404を連続態様で分離するように構成された、広範なエッジトリミング装置を備えることができる。図5は、図4のエッジトリミング方法及び装置の簡略な側面図である。図5を参照すると、いくつかの実施の形態において、例示的なエッジトリミング装置401は、曲げられた標的セグメント444の上向き表面の一部を照射し、よって加熱するための、光送出装置472を備えることができる。一例において、光送出装置472は、切断具、例えば図示されるレーザ474を備えることができるが、別の例においては別の光源を備えてもよい。光送出装置472は、円偏光子476、ビームエクスパンダ478及びビーム成形装置480をさらに備えることができる。光送出装置472はさらに、光源(例えば、レーザ474)からの光ビーム(例えば、レーザビーム482)を転向させるための光学素子(例えば、ミラー484、486及び488)を備えることができる。光源は、レーザビームがガラスリボン103上に入射する場所においてガラスリボン103を加熱するのに適する波長及びパワーを有するレーザビームを放射するように構成されてもよい。ある実施の形態において、レーザ474はCOレーザを含んでもよいが、別の実施の形態では別のタイプのレーザを用いることができる。図5にさらに示されるように、例示的なエッジトリミング装置401は、曲げられた標的セグメント444の上向き表面の加熱部分を冷却するように構成された、冷媒流体送出装置492を備えることもできる。冷媒流体送出装置492は、冷媒ノズル494、冷媒源496及び、冷媒を冷媒ノズル494に送ることができる付帯コンジット498を備えることができる。一例において、冷媒ジェット500は水を含むことができるが、ガラスリボン103の曲げられた標的セグメント444の上向き表面を汚すかまたは損傷することのない、任意の適切な冷却流体(例えば、液体ジェット、気体ジェット又はこれらの組合せ)とすることができる。冷媒ジェット500は、ガラスリボン103の表面に送られて、冷却域502を形成することができる。図示されるように、冷却域502は、初期クラックを広げるため、照射域504の下流にあってもよい(図4参照)。
光送出装置472及び冷媒流体送出装置492による加熱と冷却の組合せは、中央部406から第1及び第2のエッジ402及び404を効果的に分離し、同時に他の分離手法によって形成され得る中央部406の対向するエッジ506、508における所望でない残留応力、マイクロクラック又はその他の欠陥を最小限に抑えるか又は排除することができる。さらに、切断区440内の曲げられた標的セグメント444の曲げ配位により、切断プロセス中の第1及び第2のエッジ402及び404の精確な分離を容易にするようにガラスリボン103を位置決め及び安定化することができる。さらにまた、上向き凸支持表面の凸面トポグラフィにより、エッジトリム510及び512の連続ストリップが直ちに中央部406から離れて進行することができ、よって第1及び第2のエッジ402及び404が続いて中央部406の第1及び第2の主表面、及び/又は中央部406の対向する高品質エッジ506、508と係合する(したがって、表面及び/又はエッジを損傷させる)であろう可能性を減じることができる。中央部406は次いで、例えば巻取り装置570、追加の切断装置などであるがこれらに限定されない、下流の追加の処理装置に供給されてもよい(例えば、図7−12参照)。
図6は、本発明のいくつかの実施の形態の簡略な平面図である。図6を参照すると、理解されるように、リボンが例示的なガラス製造システム101を通って移動する間、さまざまなプロセス(例えば、形成、エッジ分離及びロール巻き)によって、不安定性、動揺、振動及び過渡効果をガラスリボン103に導入し得る。いかなる不安定性、動揺、振動及び過渡効果の上流及び下流への影響も減じるため、処理装置は、多くの隔離された処理区に分割することができ、それぞれの処理区は1つ以上の異なるプロセスに対応する。簡略に示される図の例において、処理区Aはガラスリボン形成プロセスを含み、処理区Bはガラスリボン切断プロセスを含み、処理区Cは巻取りプロセス、切断プロセスなどのような別のガラスリボンプロセスを含む。
処理区Aは、ガラスリボン103を生成するためにフュージョンドロー、アップドロー、フロート、プレスロール、スロットドロー、又は他の適切なガラス形成プロセスが用いられる、図1を参照して上述した供給装置133と同様または同じ、供給装置530を備えることができる。処理区A内のガラスリボン103の安定性は、矢印538によって示される進行方向において、(例えば約0.36kg/m〜約8.9kg/m(0.02pli〜約0.5pli)、例えば約0.9kg/m〜約5.4kg/m(約0.05pli〜約0.3pli)、例えば約1.4kg/m〜約2.7kg/m(約0.08pli〜約0.15pli))の可調機械的張力を、また、必要であれば、進行方向に直交する方向の張力も、印加する、要素534、535及び536で表される駆動ローラ(例えば、駆動ローラ対の複数登用)を使用することによって達成することができる。少なくとも処理区A内におけるガラスリボン103の全域管理速度を、例えば、約84mm/秒〜約255mm/秒(例えば、約200インチ毎分(ipm)(約5m毎分)〜約600ipm(約15m毎分))に設定するため、駆動ローラ534、535及び536の内の1つ以上(例えば、駆動ローラ535)を包括制御装置370によって用いることもできる。
処理区Aと処理区Bとの間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に緩衝区540が設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボン103は自由ループ542に保持することができ(図5参照)、2つの駆動ローラ544及び546で定められる2つのペイオフ位置(より詳細には、ガラスリボン103が駆動ローラ544及び546を離れる位置)の間にカテナリーをなして吊り下がることができる。例えば、ローラ544及び546は、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具、等の使用を可能にするため、1m〜12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン103中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。
自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボン103を収容できる。したがって、緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、2〜3例を挙げると例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差を含むがこれらに限定されない、誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサ547、例えば超音波センサ又は光センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン103内の張力を測定するため、張力センサ(例えば、ひずみゲージ)を備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン103内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラ544及び546の速度及び/又は張力を調節することができる。
処理区Bは、第1及び第2のエッジ(図6にはエッジ402だけが示されている)がガラスリボン103の中央部406から分離される、図4及び5を参照して前述したエッジトリミング装置401と同様または同じ、エッジトリミング装置550を備えることができる。もちろん、処理区Bは、図7−12に関して以下に説明される任意の数又は種類の装置を有してもよく、この例は、本明細書に添付の請求項の範囲を限定するものではない。処理区B内のガラスリボン103の安定性は、要素552及び554a及び554bで表される駆動ローラの使用によって達成することができる。ローラ546は、ガラスリボ103の初期スレッディング中は駆動され得るが、その後は処理区B内のガラスリボン103の進行方向に直交する方向での操行又は案内のために、アイドリングさせておくことができる。駆動ローラ552、554a及び554bは、切断区440(図4参照)内で、張力(例えば約0.36kg/m〜約8.9kg/m(0.02pli〜約0.5pli)、例えば約0.9kg/m〜約5.4kg/m(約0.05pli〜約0.3pli)、例えば約1.4kg/m〜約2.7kg/m(約0.08pli〜約0.15pli)を与えるため、かつガラスリボン103及び、中央部406から分離される際の、第1及び第2のエッジ(エッジ402だけが示されている)の操行を制御するために、用いることができる。処理区B内の局所管理速度(例えば約84mm/秒〜約255mm/秒(例えば、約200ipm〜約600ipm))を設定するため、駆動ローラ552及び554bの内の1つ以上(例えば、駆動ローラ554b)を包括制御装置370によって用いることができる。処理区A、B及びC内で、局所管理を介して張力及び絶対誤差を管理でき、次いで誤差管理のために分離区を利用できることに留意すべきである。
処理区Bと処理区Cとの間のプロセス隔離のため、処理区Bと続く処理区Cとの間に別の緩衝区560が設けられてもよい。緩衝区560内において、ガラスリボン103は、自由ループ562に保持することができ(図5参照)、駆動ローラ554b及び564で定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリーをなして吊り下がることができる。例えば、ローラ554bと564は、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具等の使用を可能にするため、約1m〜約12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン103中の張力は、自由ループ562内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)になりうる。自由ループ562の形状は、緩衝区560内の引張り力と重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ562は、自由ループ562の出口における速度によって制御できる、自由ループ562の形状を調節することで多少のガラスリボン103を収容できる。したがって、緩衝区560は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区560は、2〜3例を挙げると例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差を含むがこれらに限定されない、誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサ566、例えば超音波センサ又は光センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン103内の張力を測定するため、張力センサ(例えば、ひずみゲージ)を備えることができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラ544b及び564の速度及び/又は張力を調節することができる。
いくつかの非限定的な実施の形態において、処理区Cは、ガラスリボン103の中央部406がロール巻きにされる、巻取り装置570を備えることができる。他の実施の形態において、処理区Cは、追加の切断装置又はステーションを備えてもよい。処理区Cにおいて巻取り装置570を使用する実施の形態において、ガラスリボン103の安定性は、要素568、574、576及び578により表される駆動ローラの使用に寄って達成することができる。ローラ564は、ガラスリボン103の初期スレッディング中は駆動され得るが、その後は処理区C内のガラスリボン103の進行方向に直交する方向での操行又は案内のために、アイドリングさせておくことができる。駆動ローラ568、574、576及び578は、処理区C内で張力(例えば約2.7kg/m〜約6.3kg/m(約0.15pli〜約0.35pli))を与えるため、及びガラスリボン103の操行を制御するために、用いることができる。いくつかの実施形態において、例えば、ガラスがロール巻きにされている間、ガラスに張力を印加するために駆動ローラが用いられる場合、ガラスロールの直径が大きくなっていくことにより、駆動ローラからのトルクを調節して、(巻かれている可撓ガラスリボン内の)張力を約6.3kg/m〜約2.7kg/m(約0.35pli〜約0.15pli)直線ランプで低減することができる。処理区C内の局所管理速度(例えば約84mm/秒〜約255mm/秒(例えば約200ipm〜約600ipm))を設定するため、駆動ローラ568、574、576及び578の内の1つ以上(例えば、駆動ローラ574及び578)を包括制御装置370によって用いることができる。
上記で説明した隔離及び張力の概念は、ガラスリボン及び/又はシートが水平又は垂直に搬送される多くの実施の形態に適用できる。例えば、図7は、本発明のいくつかの実施の形態の簡略な描写である。図7を参照すると、図示される実施の形態は、フュージョンドロー又は他の形成プロセスを用いてガラスリボンを生成しうる供給装置を含む処理区Aの下流でありうる。緩衝区540は、処理区間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー601上の駆動ローラと続くタートルバック603上の駆動ローラとで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリー601をなして吊り下がることができる。これらのローラは、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具、等の使用を可能にするため、1m〜12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。したがって、この緩衝区540は、制御された態様で、処理区Aにおいて供給装置(例えば、フュージョンドロー装置又は同等物)の形成されたガラス中心線から離れてガラスを搬送する作用をし、下流のプロセスをガラス成形プロセスから隔離できる。示される実施の形態において、処理区Bは、移動性アンビル装置605、又は、ガラスシートを生成するためのリボンの移動の方向と直交してガラスリボンを分離するよう構成される他の適切な機械装置を備えてもよい。例示的な移動性アンビル装置605を用いて、ガラスリボンを移動させながらガラスリボンに切込み線を入れて割断し、実質的にまっすぐの切込み線を生じる。他の実施の形態において、レーザ機構(図示せず)を、同じ目的のために移動性アンビル装置605の代わりに用いてもよい。水平方向移動性アンビル装置605の後、ワープ、切断、接着ガラスなどを分析するために検査ステーション607が提供され、適切なエッジトリミング機構609を用いてビードを除去できる(図4参照)。適切なエッジトリミング機構609は、ビードの機械的及び/又は光学的除去を含みうる。ビードの除去後、差込み材料(例えば、Visqueen 613、紙、他のポリエチレンシーティングなど)、コーティング、又は両方を、ガラスシートの片側又は両側に提供するよう構成される適切なインターリーブ機構611を用いて、ガラスシートの一方又は両方の面に保護ラミネートを施してもよい。次いで、ラミネートされたガラスシートを、1つ以上の適切な梱包かご中に配置してもよい。いくつかの実施の形態において、これらの梱包かご620は、ラミネートされたガラスシートの移動の方向に直角の方向でインデックス可能であり、1つのかごが所定のレベルに充填されると、別のかごがその代わりに、例えばクロス−シャトル又は他の適切なインデキシング機構を用いてインデックスされる。示される実施の形態において、処理区Bにおいて行われる処理は、水平にかつ整列して行われる。
さらなる例として、図8は、本発明の他の実施の形態の簡略な描写である。図8を参照すると、図示される実施の形態は、フュージョンドロー又は他の形成プロセスを用いてガラスリボンを生成しうる供給装置を含む処理区Aの下流でありうる。緩衝区540は、処理区間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー601上の駆動ローラ(例えば、ニップローラ602)と続くタートルバック603上の駆動ローラとで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリー601をなして吊り下がることができる。これらのローラは、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具、等の使用を可能にするため、1m〜12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。したがって、この緩衝区540は、制御された態様で、処理区Aにおいて供給装置(例えば、フュージョンドロー装置又は同等物)の形成されたガラス中心線から離れてガラスを搬送する作用をし、下流のプロセスをガラス成形プロセスから隔離できる。示される実施の形態において、処理区Bは、ガラスリボン上のビードを除去するための適切なエッジトリミング機構609(図4参照)を備えてもよい。適切なエッジトリミング機構609は、連続的又は非連続的な態様で、ビードの機械的及び/又は光学的除去を含みうる。別の緩衝区560を、処理区Bとその後の処理区Cとの間に、処理区BとCとの間のプロセス隔離のために提供してもよい。緩衝区560内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー上の駆動ローラと続くタートルバック603上の駆動ローラとで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリーをなして吊り下がることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。自由ループ562の形状は、緩衝区560内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ562は、自由ループ562の出口における速度により制御できる、自由ループ562の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区560は、処理区Bと処理区Cとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区560は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサ566を備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。処理区Cにおいて、ワープ、切断、接着ガラスなどを分析するために検査ステーション607が提供され、次いで、切込み曲げ装置605、あるいは、ガラスシートを生成するためにガラスリボンが移動する方向と直角にガラスリボンを分離するよう構成される他の適切な機械装置が提供されてもよい。例示的な切込み曲げ装置605を用いて、ガラスリボンを移動させながらガラスリボンに切込み線を入れて割断し、実質的にまっすぐの切込み線を生じることができる。他の実施の形態において、レーザ機構(図示せず)を、同じ目的のために切込み曲げ装置605の代わりに用いてもよい。水平方向切込み曲げ装置605の後、差込み材料(例えば、Visqueen 613、紙、他のポリエチレンシーティングなど)、コーティング、又は両方を、ガラスシートの片側又は両側に提供するよう構成される適切なインターリーブ機構611を用いて、ガラスシートの一方又は両方の面に保護ラミネートを施してもよい。次いで、ラミネートされたガラスシートを、1つ以上の適切な梱包かご中に配置してもよい。いくつかの実施の形態において、これらの梱包かご620は、ラミネートされたガラスシートの移動の方向に直角の方向でインデックス可能であり、1つのかごが所定のレベルに充填されると、別のかごがその代わりに、例えばクロス−シャトル又は他の適切なインデキシング機構を用いてインデックスされる。示される実施の形態において、処理区B及びCにおいて行われる処理は、水平にかつ整列して行われる。
図9は、本発明のさらなる実施の形態の簡略な描写である。図9を参照すると、図示される実施の形態は、フュージョンドロー又は他の適切な形成プロセスを用いてガラスリボンを生成しうる供給装置を含む処理区Aの下流でありうる。緩衝区540は、処理区間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー601上の駆動ローラ(例えば、ニップローラ602)と続くタートルバック603上の駆動ローラとで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリー601をなして吊り下がることができる。これらのローラは、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具、等の使用を可能にするため、1m〜12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。したがって、この緩衝区540は、制御された態様で、処理区Aにおいて供給装置(例えば、フュージョンドロー装置又は同等物)の形成されたガラス中心線から離れてガラスを搬送する作用をし、下流のプロセスをガラス成形プロセスから隔離できる。示される実施の形態において、処理区Bは、移動性アンビル装置605、又は、ガラスシートを生成するためのリボンの移動の方向と直交してガラスリボンを分離するよう構成される他の適切な機械装置を備えてもよい。例示的な移動性アンビル装置605を用いて、ガラスリボンを移動させながらガラスリボンに切込み線を入れて割断し、実質的にまっすぐの切込み線を生じる。他の実施の形態において、レーザ機構(図示せず)を、同じ目的のために移動性アンビル装置605の代わりに用いてもよい。水平方向移動性アンビル装置605の後、ガラス搬送の方向を、アキュムレータ又は堰ステーション606で調節することができ(非限定的に示される場合において90度)、次いで、調節されたガラス搬送方向で適切なエッジトリミング機構609(図4参照)を用いてビードを除去してもよい。適切なエッジトリミング機構609は、ビードの機械的及び/又は光学的除去を含みうる。次いで、ワープ、切断、接着ガラスなどを分析するために検査ステーション607が提供されてもよく、検査の後、差込み材料(例えば、Visqueen 613、紙、他のポリエチレンシーティングなど)、コーティング、又は両方を、ガラスシートの片側又は両側に提供するよう構成される適切なインターリーブ機構611を用いて、ガラスシートの一方又は両方の面に保護ラミネートを施してもよい。次いで、ラミネートされたガラスシートを、1つ以上の適切な梱包かご620中に配置してもよい。いくつかの実施の形態において、これらの梱包かご620は、ラミネートされたガラスシートの移動の方向に直角の方向でインデックス可能であり、1つのかごが所定のレベルに充填されると、別のかごがその代わりに、例えばクロス−シャトル又は他の適切なインデキシング機構を用いてインデックスされうる。示される実施の形態において、処理区Bにおいて行われる処理は、水平に行われる;しかしながら、シートへの分離の後、残りのプロセスフローは、システム全体の専有面積を低減するために、入ってくるプロセスフローに対して垂直でもよい。
図10は、本発明の追加の実施の形態の簡略な描写である。図10を参照すると、図示される実施の形態は、フュージョンドロー又は他の適切な形成プロセスを用いてガラスリボンを生成しうる供給装置を含む処理区Aの下流でありうる。緩衝区540は、処理区間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー601上の駆動ローラ(例えば、ニップローラ602)と続くタートルバック603上の駆動ローラとで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリー601をなして吊り下がることができる。これらのローラは、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具、等の使用を可能にするため、1m〜12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。したがって、この緩衝区540は、制御された態様で、処理区Aにおいて供給装置(例えば、フュージョンドロー装置又は同等物)の形成されたガラス中心線から離れてガラスを搬送する作用をし、下流のプロセスをガラス成形プロセスから隔離できる。示される実施の形態において、処理区Aは、ドロー中のガラスリボンからのビードの除去を含み、上述されさらにその全体が参照することによりここに援用される、「ガラスリボンのエッジを除去する方法及び装置」と題された、2015年3月18日出願の共に継続する米国特許出願第62/134,827号明細書に開示される。ビード除去は、カテナリー601上で利用できるシュート602又は他の適切な除去機構を使用して促進できる。処理区Bは、ワープ、切断、接着ガラスなどを分析するための検査ステーション607を備えてもよく、検査の後、切込み曲げ装置605、あるいは、ガラスシートを生成するためにガラスリボンが移動する方向と直角にガラスリボンを分離するよう構成される他の適切な機械装置が提供されてもよい。他の実施の形態において、レーザ機構(図示せず)を、同じ目的のために切込み曲げ装置605の代わりに用いてもよい。水平方向切込み曲げ装置605の後、差込み材料(例えば、Visqueen 613、紙、他のポリエチレンシーティングなど)、コーティング、又は両方を、ガラスシートの片側又は両側に提供するよう構成される適切なインターリーブ機構611を用いて、ガラスシートの一方又は両方の面に保護ラミネートを施してもよい。次いで、ラミネートされたガラスシートを、1つ以上の適切な梱包かご620中に配置してもよい。いくつかの実施の形態において、これらの梱包かご620は、ラミネートされたガラスシートの移動の方向に直角の方向でインデックス可能であり、1つのかごが所定のレベルに充填されると、別のかごがその代わりに、例えばクロス−シャトル又は他の適切なインデキシング機構を用いてインデックスされる。示される実施の形態において、処理区Bにおいて行われる処理は、水平にかつ整列して行われる。
図11は、本発明のさらなる実施の形態の簡略な描写である。図11を参照すると、図示される実施の形態は、フュージョンドロー又は他の適切な形成プロセスを用いてガラスリボンを生成しうる供給装置を含む処理区Aの下流でありうる。緩衝区540は、処理区間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー601上の駆動ローラ(例えば、ニップローラ602)と続くタートルバック603上の駆動ローラとで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリー601をなして吊り下がることができる。これらのローラは、多くのカレットシュート、ループアウト軽減具、等の使用を可能にするため、1m〜12m隔てる、例えば約1.5m〜約7.5m隔てることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。したがって、この緩衝区540は、制御された態様で、処理区Aにおいて供給装置(例えば、フュージョンドロー装置又は同等物)の形成されたガラス中心線から離れてガラスを搬送する作用をし、下流のプロセスをガラス成形プロセスから隔離できる。示される実施の形態において、処理区Bは、図7−10に示される実施の形態と反対に、ガラスリボン又はウェブを垂直の位置に戻すタートルバック603を備える。この方向から、移動性アンビル装置、あるいは、ガラスシートを生成するためにリボンが移動する方向と直角にガラスリボンを分離するよう構成される他の適切な機械装置を備えてもよい。他の実施の形態において、レーザ機構(図示せず)を、同じ目的のために移動性アンビル装置の代わりに用いてもよい。さらに、ガラスリボンが垂直方向にある間又は水平方向にある間(図示せず)に、適切なエッジトリミング機構609(図4参照)を用いて、処理区Aにおけるドロー中に又はタートルバック603の後の処理区Bにおいて、ビード除去を行ってもよい。適切なエッジトリミング機構はまた、レーザなどによる除去を含みうる。さらに、ガラスリボンをガラスシートに分離する前又は後にビード除去を行ってもよい。図示されていないが、処理区Bは、成就のように垂直、略垂直又は水平の方向に、検査ステーション(ワープ、切断、接着ガラスなどを検査後に分析するため)、ラミネート化及びインターリーブステーション、及び梱包ステーションを備えてもよい。示される実施の形態において、処理区Bにおいて行われる処理は、垂直及び/又は水平に及び/又は整列して、あるいは、入ってくる処理フローに対して垂直に行われてもよい。
図12は、本発明のさらなる実施の形態の簡略な描写である。図12を参照すると、図示される実施の形態は、フュージョンドロー又は他の適切な形成プロセスを用いてガラスリボンを生成しうる供給装置を含む処理区Aの下流でありうる。緩衝区540は、処理区間のプロセス隔離のため、処理区Aと処理区Bとの間に設けられる。緩衝区540内において、ガラスリボンは自由ループ542に保持することができ(図5参照)、カテナリー601上の駆動ローラ(例えば、ニップローラ602)と細線切込み機構(threading and scoring mechanism)604とで定められる2つのペイオフ位置の間にカテナリー601をなして吊り下がることができる。これらの2つのペイオフ位置の間では、ガラスリボン103は、カテナリー原理を利用して隔てられるように設計される自由ループで保持されうる。例えば、ガラスリボン中の張力は、自由ループ542内で約1.8kg/m(約0.1pli)未満、例えば約0.18kg/m〜約1.8kg/m(約0.01pli〜約0.1pli)でなければならない。自由ループ542の形状は、緩衝区540内の引張り力及び重力の大きさに依存して自動調節され得る。自由ループ542は、自由ループ542の出口における速度により制御できる、自由ループ542の形状を調節することで多少のガラスリボンを収容できる。緩衝区540は、処理区Aと処理区Bとの間の誤差のアキュムレータとして作用できる。緩衝区540は、例えば、速度による経路長差、ひずみの不整合によるねじれ又は形状偏差、及び機械の位置合せ誤差などの誤差を調整できる。いくつかの実施の形態において、予め選ばれたループ高を維持するため、ループセンサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ガラスリボン内の張力を測定するため、張力センサを備えることができる。いくつかの実施の形態において、ローラを駆動する駆動機構は、ガラスリボン内の張力を測定するために用いられるインライントルク変換器を有することができる。センサは、リアルタイム情報を包括制御装置370に提供することができ、包括制御装置370はこの情報に基づいて駆動ローラの速度及び/又は張力を調節することができる。したがって、この緩衝区540は、制御された態様で、処理区Aにおいて供給装置(例えば、フュージョンドロー装置又は同等物)の形成されたガラス中心線から離れてガラスを搬送する作用をし、下流のプロセスをガラス成形プロセスから隔離できる。示される実施の形態において、処理区Bは、細線切込み機構604を備えてもよく、これは、いくつかの実施の形態において、自由ループ542及び/又はカテナリー601から、垂直方向であるが第1処理区中のガラスリボンの移動の方向に横方向に直交してガラスを搬送するよう構成される垂直方向供給システム608へ、ガラスリボンを供給するよう構成される、回転可能又は固定機構を備えてもよい。カテナリー601に遠位の細線切込み機構604の端部には、リボンの移動の方向に直交してガラスリボンを分割しガラスシートを生成するように構成される切込み線装置を提供してもよい。この切り込み線装置は、本質的に機械的でも光学的(例えばレーザ)でもよく、それぞれガラスリボンに切込み線を入れる能力を提供する。
例示的な垂直方向供給システム608は、リボンの切込み部をガラスシートに分割し、分割されたガラスシートが支持レール618又は吊下げ装置を有する搬送機構から移動することを可能にするよう構成される、ロボット又は他の装置を備えてもよい。例えば、ガラスシートの切込み及び分割の後、ロボット又は他の装置は、例示的な吊下げ装置619を有する支持レール618からガラスシートを吊り下げるために、ガラスシートを適切な位置に運び再び方向付けてもよい。いくつかの実施の形態において、支持レールは、部屋(例えばクリーンルーム)の支持表面に関してしっかりと取り付けられてもよい。例えば、支持レール618は、部屋の天井から梁又は他の支持部材により吊り下げられてもよく、他の実施の形態において、支持レール618は、下方から(例えば、クリーンルームの床から)又は側方(例えば、クリーンルームの壁)から支持されてもよい。支持レール618が所定の位置にしっかりと取り付けられると、吊下げ装置619が、支持レール618からガラスシートを吊り下げることによりガラスシートの重量を効果的に支持することができる。ガラスシートの搬送は、必要に応じて追加の処理ステーション(例えば、検査、洗浄、仕上げ、ビード分離、梱包など)へ支持レール618を介して行われてもよい。例示的な垂直方向供給システム608は、その全体が参照することによりここに援用される、「ガラスシート処理装置及び方法」と題された、2014年10月21日出願の共に継続する米国特許出願第62/066,656号明細書に記載される任意の1つ又は複数の実施の形態を含んでもよいがそれに限定されない。
ガラスリボンを連続的に製造するための上述の方法及び装置は、処理区(例えば、形成、切断、など)のそれぞれにおいて精確なガラスリボン位置管理を維持しながら、薄い〜極薄のガラスリボンを提供することができる。移動体として、ガラスリボンは、さまざまな処理装置が整列されている、予め定められた方向に沿って進行することができる。ガラスリボン内の張力はそれぞれの処理区内の処理工程の必要性に十分であり合致し得る。処理区及びそれぞれの処理工程は、緩衝区及び自由ループを用いて他の処理区の処理工程から隔離されうる。包括制御装置は、張力及び速度を、処理区内に配置されたさまざまな張力センサ、速度センサ及び位置センサからのリアルタイムフィードバックを用いて、それぞれの処理区内で局所的に、また全域的に、制御することができる
いくつかの実施の形態は、形成されたガラスリボンを垂直から水平に曲げるためのカテナリー及び供給装置とその後の処理ステーションとの間のリボン張力を管理し隔離するためのカテナリーニップ駆動を用いて、各形成装置とその後の処理工程との間の独立した張力制御を提供する。他の実施の形態において、ウェブ又はリボンの動きの隔離は、蓄積能を有する1つ以上の自由ループを用いて及び/又は最適化された水平方向又は垂直方向のリボン又はシートの搬送及び処理を用いて、行ってもよい。さらなる実施の形態において、低減されたサイクル時間、自由ループ及びカテナリーを用いたシート分割の隔離、並びに、最適化された水平方向及び/又は垂直方向のリボン/シートの搬送及び処理の結果として、より高い処理能力及び産出量が与えられる。
いくつかの実施の形態は、安定的な形成及び他の処理、例えば、ガラスシート分離、ビード分割及び他の処理からの形成処理の隔離を可能にするための張力及び位置制御の利点を提供する。この隔離は、製品の特性に即座に影響を与え改良することが分かった。さらなる実施の形態において、最適化された搬送により、サイクル時間の低減(例えば、シートの連続的な供給又はシート操作のための複数のロボットの設置により)、より高い産出量(例えば、さらに下流で分割を提供することにより)が可能となる。建物の構造基盤の変更が必要ではないので、さらなる実施の形態により、既存の構造基盤を設備改良して資産活用することが可能となり、例えば、溶融及び形成装置及びシステムに変更は必要ない。
いくつかの実施の形態において、ガラスリボンを処理する方法が提供される。この方法は、第1の処理区でガラスリボンを形成する工程、第1の移動方向を有する第1の処理区から、第1の移動方向と垂直な第2の移動方向を有する第2の処理区へ、ガラスリボンを連続的に供給する工程、包括制御装置を用いて第1の処理区及び第2の処理区をそれぞれ通るガラスリボンの供給速度を制御する工程、第2の処理区においてガラスリボンを切断する工程、及び、第2の処理区において生じる摂動から第2の処理区を分離する工程、を含む。いくつかの実施の形態において、第2の処理区でガラスリボンを切断する工程は、ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含む。他の実施の形態において、第2の処理区でガラスリボンを切断する工程は、第2の移動方向と実質的に直交する方向でガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程をさらに含む。さらなる実施の形態において、形成工程は、ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割し、1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含む。追加の実施の形態において、ガラスリボンを連続的に供給する工程が、第2の処理区から第3の処理区へガラスリボンを連続的に供給する工程をさらに含む。いくつかの実施の形態は、第3の処理区において生じる摂動から第2の処理区を分離する工程をさらに含む。いくつかの実施の形態において、ガラスリボンを切断する工程は、ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含み、この方法さらに、第3の処理区でガラスリボンを検査する工程、第2の移動方向と実質的に直交する方向でガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程、及びガラスシートをラミネートする工程、のいずれか1つ又はこれらの組合せを含む。追加の実施の形態において、この方法はさらに、第2の処理区でガラスリボンを検査する工程、第2の移動方向と実質的に直交する方向でガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程、ガラスシートを梱包する工程、及びガラスシートをラミネートする工程、のいずれか1つ又はこれらの組合せを含む。さらなる実施の形態において、形成工程は、ガラスリボンを形成するためのフュージョンドロー、フロート、又はリドロープロセスを用いる形成をさらに含む。追加の実施の形態において、制御工程は、第1の処理区、第2の処理区、又は第1及び第2の処理区の両方の中のガラスリボンの供給速度を制御する工程をさらに含む。任意のこれらの実施の形態において、第1の移動方向は垂直であり、第2の移動方向は水平である、あるいは、第1の移動方向は垂直であり、第2の移動方向は横方向である。いくつかの実施の形態において、ガラスリボンは、0.5mm未満の厚さを有する。さらなる実施の形態において、制御工程は、第1及び第2の処理区を通る第1及び第2の移動方向及び第1の緩衝区における張力を制御する工程をさらに含む。
さらなる実施の形態において、第1の処理区において第1の移動方向を有するガラスリボンを形成するよう構成された、第1の処理区中の形成装置、第2の移動報告を有するガラスリボンの1つ以上の部分を分離するよう構成された、第2の処理区中の第1の切断装置、及び、2つの離間したペイオフ位置の間でガラスリボンが第1のカテナリーに支持され、第2の処理区における第2の移動方向が第1の処理区における第1の移動方向と垂直である、第1の処理区と第2の処理区との間の第1の緩衝区、を備えたガラス処理装置が提供される。さらなる実施の形態は、第2の処理区と第3の処理区との間に第2の緩衝区をさらに備え、ここでガラスリボンは、2つの間隔をあけたペイオフ位置の間で第2のカテナリーに支持される。さらなる実施の形態において、第3の処理区はさらに、検査ステーション、第2の切断装置、梱包ステーション、及びラミネート化ステーションのいずれか1つ又はその組合せを含む。他の実施の形態において、形成装置は、フュージョンドロー、スロットドロー、フロート、又はリドロープロセスを用いてガラスリボンを形成するよう構成される。いくつかの実施の形態において、第1の切断装置は、ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去するよう構成される。さらなる実施の形態において、第1の切断装置は、第2の方向に実質的に直交する方向でガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成するよう構成される。追加の実施の形態において、第1の処理区はさらに、第1の移動方向に沿ってガラスリボンの1つ以上のエッジを分割するよう構成される第2の切断機構を含む。いくつかの実施の形態はさらに、第1の処理区、第2の処理区、又は第1及び第2の処理区の両方の中において、ガラスリボンの供給速度を制御する包括制御装置を含む。さらなる実施の形態において、第2の処理区はさらに、検査ステーション、第2の切断装置、梱包ステーション、及びラミネート化ステーションのいずれか1つ又はその組合せを含む。任意のこれらの実施の形態において、第1の移動方向は垂直であり、第2の移動方向は水平である、あるいは、第1の移動方向は垂直であり、第2の移動方向は横方向である。いくつかの実施の形態において、ガラスリボンは、0.5mm未満の厚さを有する。追加の実施の形態において、第1の切断装置は、機械的又は光学的である。
さまざまの開示される実施の形態は、特定の実施の形態と関連して記載される特定の特徴、要素又は工程を含んでもよいことが理解されるであろう。特定の特徴、要素又は工程は、ある特定の実施の形態に関して記載されているが、さまざまの図示されていない組合せ又は順列で別の実施の形態と入れ替えて又は組み合わせてもよいことが理解されるであろう。
また、本明細書において用いられる名詞は、「少なくとも1つ」の対象を指し、特に明記しない限り、「1つのみ」の対象に限定されるべきではないことを理解されたい。同様に、「複数」は「1つより多い」ことを示すことを意図する。
本明細書において、範囲は、「約」ある特定の値から、及び/又は、「約」別の特定の値までと表現されうる。そのような範囲が表現された場合には、実施の形態は、そのある特定の値から、及び/又は、別の特定の値までを含む。同様に、値が「約」という語を用いて概算として表現された場合には、その特定の値が、別の態様を構成することを理解されたい。さらに、各範囲の終点は、他方の終点との関係において、及び他方の終点から独立して、有意であることを理解されたい。
本明細書において用いられる「略」、「実質的に」、及びそれらの変化の用語は、記載された特徴が、ある値または記載に等しい又は略等しいことを意味することが意図される。さらに、「実質的に類似」とは、2つの値が等しい又はほぼ等しいことを意味することが意図される。
特に明記しない限り、本明細書において述べられたいずれの方法も、その工程が特定の順序で行われることを要することは意図しない。したがって、方法の請求項が、その工程が辿るべき順序を実際に記載していない場合、又は、特許請求の範囲もしくは説明において、その工程が特定の順序に限定されることが具体的に述べられていない場合には、どのような特定の順序も推論されることは意図しない。
特定の実施の形態のさまざまな特徴、要素、又は工程は、「〜を含む/有する」という移行句を用いて開示され得るが、それらの特徴、要素、又は工程を含む、「〜からなる」または「〜から実質的になる」という移行句を用いて記載され得る別の実施の形態も含まれることを理解されたい。したがって、例えばA+B+Cを含む装置に対して含まれる別の実施形態は、装置がA+B+Cからなる実施の形態及び装置がA+B+Cから実質的になる実施の形態を含む。
本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本開示に対してさまざまな変形及び変更が行われ得ることが、当業者に明らかであろう。したがって、本発明は、添付の請求項及びその等価物の範囲内という条件で本開示の返希恵及び変更を含むことを意図する。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラスリボンを処理する方法であって、
第1の処理区でガラスリボンを形成する工程;
第1の移動方向を有する前記第1の処理区から、前記第1の移動方向に直交する第2の移動方向を有する第2の処理区へ、前記ガラスリボンを連続的に供給する工程;
包括制御装置を用いて、前記第1の処理区及び第2の処理区のそれぞれを通る前記ガラスリボンの供給速度を制御する工程;
前記第2の処理区で前記ガラスリボンを切断する工程;及び
前記第2の処理区で生じる摂動から前記第1の処理区を隔離する工程、
を含む方法。
実施形態2
前記第2の処理区で前記ガラスリボンを切断する工程が、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割し、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3
前記第2の処理区で前記ガラスリボンを切断する工程が、前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態4
前記形成する工程が、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含む、実施形態1〜3のいずれかに記載の方法。
実施形態5
前記ガラスリボンを連続的に供給する工程が、前記第2の処理区から第3の処理区へ前記ガラスリボンを連続的に供給する工程をさらに含む、実施形態1〜4のいずれかに記載の方法。
実施形態6
前記第3の処理区で生じる摂動から前記第2の処理区を隔離する工程をさらに含む、実施形態5に記載の方法。
実施形態7
前記ガラスリボンを切断する工程がさらに、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含む、実施形態5に記載の方法であって、該方法が、
前記第3の処理区で前記ガラスリボンを検査する工程、
前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程、
前記ガラスシートをラミネートする工程、及び
前記ガラスシートを梱包する工程、
のいずれか1つ又はその組合せをさらに含む、
方法。
実施形態8
前記第2の処理区で前記ガラスリボンを検査する工程、
前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程、
前記ガラスシートをラミネートする工程、及び
前記ガラスシートを梱包する工程、
のいずれか1つ又はその組合せをさらに含む、
実施形態1〜4のいずれかに記載の方法。
実施形態9
前記形成工程が、フュージョンドロー、スロットドロー、フロート、又はリドロープロセスを用いて前記ガラスリボンを形成する工程をさらに含む、実施形態1〜3のいずれかに記載の方法。
実施形態10
前記制御する工程が、前記第1の処理区、前記第2の処理区、又は前記第1及び第2の処理区の両方において前記ガラスリボンの供給速度を制御する工程をさらに含む、実施形態1〜9のいずれかに記載の方法。
実施形態11
前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が水平である、実施形態1〜10のいずれかに記載の方法。
実施形態12
前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が横方向である、実施形態1〜10のいずれかに記載の方法。
実施形態13
前記ガラスリボンが、0.5mm未満の厚さを有する、実施形態1〜12のいずれかに記載の方法。
実施形態14
前記制御する工程が、前記第1及び第2の処理区を通る前記第1及び第2の移動方向及び第1の緩衝区における張力を制御する工程をさらに含む、実施形態1〜9のいずれかに記載の方法。
実施形態15
第1の処理区内の形成装置であって、前記第1の処理区において第1の移動方向を有するガラスリボンを形成するよう構成される形成装置;
第2の処理区内の第1の切断装置であって、第2の移動方向を有する前記ガラスリボンの1つ以上の部分を分割するよう構成される第1の切断装置;及び
前記ガラスリボンが、2つの離間したペイオフ位置の間で第1のカテナリーに支持される、前記第1の処理区と前記第2の処理区との間の第1の緩衝区、
を備え、
前記第2の処理区における前記第2の移動方向が、前記第1の処理区における前記第1の移動方向と直交する、
ガラス処理装置。
実施形態16
前記ガラスリボンが、2つの離間したペイオフ位置の間で第2のカテナリーに支持される、前記第2の処理区と第3の処理区との間の第2の緩衝区をさらに備える、実施形態15に記載のガラス処理装置。
実施形態17
前記第3の処理区が、検査ステーション、第2の切断装置、梱包ステーション、及びラミネート化ステーションのいずれか1つ又はその組合せをさらに備える、実施形態15又は16記載のガラス処理装置。
実施形態18
前記形成装置が、フュージョンドロー、スロットドロー、フロート、又はリドロープロセスを用いて前記ガラスリボンを形成するよう構成される、実施形態15〜17のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態19
前記第1の切断装置が、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去するよう構成される、実施形態15〜18のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態20
前記第1の切断装置が、前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成するよう構成される、実施形態15〜18のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態21
前記第1の処理区が、前記第1の方向に沿って前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割するよう構成される第2の切断機構をさらに備える、実施形態15又は20に記載のガラス処理装置。
実施形態22
前記第1の処理区、前記第2の処理区、又は前記第1及び第2の処理区の両方において前記ガラスリボンの供給速度を制御する包括制御装置をさらに備える、実施形態15〜21のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態23
前記第2の処理区が、検査ステーション、第2の切断装置、梱包ステーション、及びラミネート化ステーションのいずれか1つ又はその組合せをさらに備える、実施形態15〜22のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態24
前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が水平である、実施形態15〜23のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態25
前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が横方向である、実施形態15〜23のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態26
前記第1の切断装置が、機械的又は光学的である、実施形態15〜25のいずれかに記載のガラス処理装置。
実施形態27
前記ガラスリボンが、0.5mm未満の厚さを有する、実施形態15〜26のいずれかに記載のガラス処理装置。

Claims (14)

  1. ガラスリボンを処理する方法であって、
    第1の処理区でガラスリボンを形成する工程;
    第1の移動方向を有する前記第1の処理区から、前記第1の移動方向に直交する第2の移動方向を有する第2の処理区へ、前記ガラスリボンを連続的に供給する工程;
    包括制御装置を用いて、前記第1の処理区及び第2の処理区のそれぞれを通る前記ガラスリボンの供給速度を制御する工程;
    前記第2の処理区で前記ガラスリボンを切断する工程;及び
    前記第2の処理区で生じる摂動から前記第1の処理区を隔離する工程、
    を含む方法。
  2. 前記第2の処理区で前記ガラスリボンを切断する工程が、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割し、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含む、又は、前記第2の処理区で前記ガラスリボンを切断する工程が、前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記形成する工程が、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ガラスリボンを連続的に供給する工程が、前記第2の処理区から第3の処理区へ前記ガラスリボンを連続的に供給する工程をさらに含み、さらに、前記第3の処理区で生じる摂動から前記第2の処理区を隔離する工程を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第2の処理区で前記ガラスリボンを検査する工程、
    前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成する工程、
    前記ガラスシートをラミネートする工程、及び
    前記ガラスシートを梱包する工程、
    のいずれか1つ又はその組合せをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が水平である、又は、前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が横方向である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ガラスリボンが、0.5mm未満の厚さを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 第1の処理区内の形成装置であって、前記第1の処理区において第1の移動方向を有するガラスリボンを形成するよう構成される形成装置;
    第2の処理区内の第1の切断装置であって、第2の移動方向を有する前記ガラスリボンの1つ以上の部分を分割するよう構成される第1の切断装置;及び
    前記ガラスリボンが、2つの離間したペイオフ位置の間で第1のカテナリーに支持される、前記第1の処理区と前記第2の処理区との間の第1の緩衝区、
    を備え、
    前記第2の処理区における前記第2の移動方向が、前記第1の処理区における前記第1の移動方向と直交する、
    ガラス処理装置。
  9. 前記ガラスリボンが、2つの離間したペイオフ位置の間で第2のカテナリーに支持される、前記第2の処理区と第3の処理区との間の第2の緩衝区をさらに備え、前記第3の処理区が、検査ステーション、第2の切断装置、梱包ステーション、及びラミネート化ステーションのいずれか1つ又はその組合せをさらに備える、ことを特徴とする請求項8記載のガラス処理装置。
  10. 前記第1の切断装置が、前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割して、該1つ以上のエッジに隣接する任意のビードを除去するよう構成される、又は、前記第1の切断装置が、前記第2の移動方向に実質的に直交する方向で前記ガラスリボンを分割し、ガラスシートを生成するよう構成される、ことを特徴とする請求項8又は9に記載のガラス処理装置。
  11. 前記第1の処理区が、前記第1の方向に沿って前記ガラスリボンの1つ以上のエッジを分割するよう構成される第2の切断機構をさらに備える、ことを特徴とする請求項8又は10に記載のガラス処理装置。
  12. 前記第2の処理区が、検査ステーション、第2の切断装置、梱包ステーション、及びラミネート化ステーションのいずれか1つ又はその組合せをさらに備える、ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のガラス処理装置。
  13. 前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が水平である、又は、前記第1の移動方向が垂直であり、前記第2の移動方向が横方向である、ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のガラス処理装置。
  14. 前記ガラスリボンが、0.5mm未満の厚さを有する、ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のガラス処理装置。
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