JP2018522694A - 歯科用吸引装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、唾液及び他の流体を人の口腔から除去する歯科用吸引装置に関する。吸引装置は、口腔内に入れられるべき吸引管(101)と吸収体(111)とを備える。吸引管(101)は、吸収体(111)内に配置され、吸収体(111)と連通する複数の孔器官(104)を備える吸引部(103)を備える。本発明によれば、吸引装置は、口の底の解剖学的形状に適合するように弾性変形可能な材料で構成される。【選択図】 図2

Description

本発明は、唾液及び他の流体を人の口腔から除去する歯科用吸引装置に関する。吸引装置は、口腔内に入れられるべき吸引管と吸収体とを備え、吸引管は、吸収体内に配置され、吸収体と連通する孔器官を備える吸引部を備える。
歯科分野では、唾液及び水を口腔から除去するために様々な吸引装置が使用される。水の供給は、主に、歯質にドリルで穴を開けたり、研磨したりする際、及び、歯石を除去する際に行われる。或いは、歯の冷却−水噴霧器を使用した−は、口腔体温を低下させるために利用者にとって非常に心地よいことである。水供給は、水噴霧が用いられる場合である歯−及び口腔−洗浄に関しても一般的なことである。唾液及び水の除去は、患者又は利用者の快適さ、作業領域の視界、手術領域の乾燥維持を含む、いくつかの理由から有益である。唾液及び水の除去は、洗浄治療における視界を向上するため、及び、手術領域の乾燥を維持するために、利用者の快適さなどのいくつかの理由から必要である。
唾液及び水の除去は、主に、異なる寸法を有する複数の管を備える二種類の吸引装置を使用して実施され、より厚い方の管は、大量の水及び唾液を効率的に除去し、手術者又は助手により手動操作されるいわゆる高速吸引装置である。より薄い寸法及びより低い吸引能力を有する吸引装置は、主に、口腔内に固定された装置と関連付けて使用され、唾液及び水の除去は、手術者の影響を受けることなく自動的に行われる。吸引装置は、回転式器具から舌を隔離することにより回転式器具に対する舌の保護具として機能することも多い。このようなより薄い寸法を有する吸引装置の一例が、米国特許第3,086,289号明細書に記載されている。これらの種類の吸引装置は、真っ直ぐな、又は、異なる形状に予め曲げられた種々の可塑性の管のみから成り、一端に、又は、管に沿って配置された複数の孔を有する。吸引装置の形状を手で直すことにより、現時点で吸収が最も必要とされ、吸引装置が最大の利益をもたらす口腔内の異なる場所に合うように装置を調整することができる。
問題は、構造がむしろ静的であり、吸収効果をそれが最も必要とされる領域に合うように調整する可能性があまりないという事実とともに、すべての人々の外観が異なることである。吸収効果は吸引装置の孔が設けられた領域に限られるので、これらの構造は、舌下腺に隣接した口の底で更に下った唾液及び水を吸収することも、更に喉に戻った唾液及び水を吸収することもできない上、これらの構造が手術領域を唾液から安全に隔離する能力は限定的である。
別の主な問題は、これらの構造の快適さが低いことである。唾液及び水を除去する必要性は、口の底において最も高いことが多いが、吸引装置が口の底に配置された場合、吸引装置は、痛みに敏感な部位であるために患者又は利用者が強い不快感を覚えがちな下顎の内部に、ほぼ必ず接触する。この作用を最小限に抑えるために、吸引装置の形状を調整し、変更する必要がしばしば生じることがあり、手術者の他の仕事から時間を割くことになる。吸引装置を口の底に配置する場合、吸引装置の孔は閉塞されることが多いが、それは、粘膜の可動部が孔に吸収されることにより装置の吸収能力が消滅したり、急低下したりするからである。加えて、このような場合、吸収された粘膜が吸引装置の孔において振動すると、非常に大きな騒音が生じることが多い。
従来、吸収体を備える複数の可塑性の管を提供し、これらを歯槽の各側に沿って、又は、歯列に沿って配置することが更に知られている。したがって、唾液吸収に関する上述の負の効果及び問題のうちのいくつかを軽減することができる。このような種類の吸引装置の例が、米国特許第5,071,347号明細書及び米国特許第6,309,218号明細書に記載されている。
このような吸収体を使用して効率的に唾液及び水を口腔から吸収するために、吸収体が、唾液が生成され、蓄積される領域との良好な接続/被覆関係を有することが重要である。上述の周知の吸引装置の吸収体は、円筒状である。そのため、それぞれの領域との接続は不完全である。いくつかの吸収体は、いくぶんか弾性を有するので、吸収体が圧縮され、限定的であるとはいえ接続点の領域が拡大され得ることは確実である。これは、不充分な吸収につながり、吸収管のみを使用した実施の利点が限定的なのは、そのためである。
これらの装置は非常に静的であり、複数の吸収体は、固定装置内の歯列に沿って配置され、吸収は、唾液/流体が所定量に達し、吸収体と接触する場合にのみ行われ得る。吸収体間の領域は、乾燥が維持されるが、残りの流体及び唾液はすべて、いかなる吸引装置も全く存在しないかのように、患者の喉に到達し得る。
周知の技術の円筒形状の吸収体の別の不利益は、吸収体が歯槽に沿って配置されることである。唾液が口腔に蓄積され、ある量まで上昇することにより患者の喉を越えて流れがちになると、患者は反射的に嚥下し得る上、この嚥下運動は唾液及び水の量を増大し得る。
したがって、唾液及び水が蓄積する場所、即ち、口の底で唾液及び水を除去することにより、手術領域の乾燥及び無水を維持し、患者の嚥下の必要を最小限に抑え、特に、下顎の内部に接触する際に患者が不快感を覚えないようにする吸引装置が必要とされる。
本発明の一目的は、当該分野の周知の従来技術に関する問題を取り除くことにより、先の提案より効果的に唾液及び他の流体を吸収することである。
上記及び他の目的は、唾液及び他の流体を人の口腔から除去する歯科用吸引装置であって、口腔内に入れられるべき吸引管と吸収体とを備え、吸引管が、吸収体内に配置され、吸収体と連通する複数の孔部材を備える吸引部を備える歯科用吸引装置により、完全に、又は、部分的に達成される。本発明によれば、吸引装置は、口の底の解剖学的形状に適合するように弾性変形可能な材料で構成される。
弾性変形可能な材料を介して、吸引装置の外面の主部は、流体が吸収され得る口の底における領域と接続され得る。これは、より効果的且つ完全な吸収を可能にする。
また、吸収体を有する吸引管が、下顎の下部まで延びるだけでなく、下顎の下部に沿って延びることは、重要である。これにより、吸収体は舌と下顎との間にある程度挟持され、この場所から意図せずに離脱しないようにすることができる。
これは、患者が従来技術の装置と同様に嚥下する場合、口腔の激しい運動に起因して吸引管が通常消失するので、特に重要である。
弾性変形可能な材料を含む吸引装置は、口の底に適合し、患者にいかなる不快感ももたらすことなく領域を覆うと同時に、唾液が歯に接触することを防止し、更に、装置は、部分的に舌の下に配置されるので口の底に保持される。吸引管は、最良の位置に適合するように所望の形状に変形されてもよい。吸引管は、臼歯又は切歯にわたって延びてもよく、遠位方向において下顎に近接し且つ沿って延びてもよい。吸引管は、犬歯に近接した下顎の下部、即ち、主な舌延長部の下方の高さに達し、小臼歯及び臼歯に沿って舌の下へ延びることが好ましい。
吸引管は、容易且つ塑性的に変形可能な可塑性の材料で構成されることが好ましい。吸収体は、接着又は摩擦などの任意の好適な方法で、吸引管の吸引部に固定されてもよい。吸引装置は、左又は右の下顎の両方に好適に適用される。
吸引装置内の吸収体は、患者が嚥下する際の運動、及び、その後の拡張に起因して圧縮される場合、ポンプとしても機能する。
所望の有益なポンプ作用を保証するために、弾性吸収体が、標準的な舌の力により元の体積の半分に圧縮される圧縮性を有することは必須である。圧縮性は、かなり高くてもよく、即ち、最高で85パーセントであってもよい。したがって、吸収体の材料は、弾性係数が低い軟質の開放発泡体、又は、柔らかいフロッキング、又は、内部の吸収体を覆う絹のようなメッシュであってもよい。
吸収体は、例えば、進行中の歯科洗浄治療を吸引装置の調整のために中断する際、それが、非常に痛みを感じる患者の下顎の内部に痛みを伴う圧迫を生じる場合、その中断の必要も取り除く。
吸引装置が、口の底の解剖学的形状に適合し、更に弾性を有するという事実により、吸引装置は、周知の技術の単純な円筒形状の吸収体では不可能な方式で、おのずから非常に効率的に正確な解剖学的形状に適合する。また、吸収体が、騒音遮蔽として機能することにより、吸引孔から発せられる吸引騒音を抑制するので、歯の治療はより静かになる。形成された解剖学的形状は、舌下腺及び顎下腺の両方を離れた唾液の受容を効果的に可能にし、装置は、歯と唾液腺との間に障壁を構築する。
本発明の一実施形態において、吸収体は、断面視において、吸収体の長さ方向の延長部に対して垂直で、非円形の外形を呈する。
別の実施形態において、吸収体は、吸収体の長さ方向の延長部に対して垂直な断面視において、基部と頂部とを有する外形を呈し、上記基部は、上記頂部より幅が広い。この形状は、舌のある一部の下で配置及び保持を容易にする。別の実施形態において、吸収体は、吸収体の長さ方向の延長部に対して垂直な断面視において、少なくとも一つの凹部を有する外形を呈する部分を有する。凹状外形部により、吸収体の形状は、舌を収容する空間を形成するために自然に適合する。これにより舌への圧力集中を回避し得ると同時に、吸収体が、舌の下と同様に、吸収が最も必要とされる領域に効果的に達する。
吸収体の断面は、舌により形成される腰状部の領域の下方より大きく、この腰状部の上方より若干小さいことが好ましい。吸引管の吸引部は、下側のより幅が広い部分に配置されることが好ましい。一実施形態において、吸引管は、口の底の解剖学的形状及び配置位置に適合できるように、弾性変形可能且つ適応可能な材料で構成される。本実施形態は、種々の応用可能性を含む。吸引装置並びに関連の吸引管及び吸収体は、特に、口の底の異なる大きさに適合し得るが、吸収体は非常に長いので、小臼歯及び臼歯と同様に、切歯及び犬歯における顎の歯槽部又は歯肉部に沿って延びる可能性があり、断面形状に起因して、異なる部位に適合する。
本発明の更なる実施形態において、吸引装置は、口腔内に入れられると、喉へ向かって後方へ延びる延長部を含み、延長部は、好ましくは、喉の方向に減少する低減された断面積を有する。延長部は、喉の少し下方に達して喉への流体蓄積の低減を促すことにより、嚥下反射が原因で歯の治療を不快なものにし、治療に支障をきたすことを防ぐ。延長部は、概して、流体量をより低いものとする。
更なる実施形態において、吸収体は、長さが調整可能である。長尺の吸収体は、前もって作成され、切り取らずに短くされ得る。代案として、吸収体は、吸引管の吸引部に摩擦により固定されてもよく、必要に応じて手で延長され、移動されてもよい。更に代案として、吸引部は、穿孔パターンを備え、吸収体とともに延長されてもよい。
更なる実施形態において、孔部材は、多数の孔を含む。これは、吸収体の外面から吸収部又は吸引部への流体の運搬を容易にするが、それは、運搬経路が短くなるためである。多数の孔は、吸収部及びその外周に沿って分布することが好ましい。
更なる実施形態において、上記孔は、異なる大きさ及び/又は形状を有する孔である。孔の大きさ及び/又は形状は、このようにして吸収体の異なる箇所における吸収の必要に関連して局所的な変動に合わせて調整することができる。吸収の必要性は、唾液が生成される場所、唾液が蓄積しがちな場所、他の流体が蓄積する場所、及び、吸収体の変形の差異に応じて異なり得る。また、流れ技術の観点から、吸収部の吸引装置の他の部分に対する接続部までの距離に応じて異なる大きさの孔を有することができるようにすることが好ましい。
更なる実施形態において、吸引装置は、耳下腺排出管に配置されるべき副吸収体を備え、副吸収体は、耳下腺排出管において吸収体と流体接続される。
唾液の重要な部分は、耳下腺排出管、即ち、後部の上側頬部に位置する唾液腺により生成される。吸収体をこの領域内にも配置することにより、すでに唾液生成源にある唾液を吸収することができる上、唾液が口腔の底に蓄積する際、対処する必要がない。加えて、唾液が耳下腺から上顎の側部内の歯に達することも防止するが、それは、患者にとって有益且つ快適である。これは、吸引装置の効率を増進する。
更なる実施形態において、副吸収体と吸収体とは、副吸引管と呼ばれ得る接続管を介して互いに接続される。吸収体の副吸収体への延長部を介した毛管作用による運搬を達成することもできる。しかしながら、流れは、両体間の管を介して実現される場合、より効率的になる。
更なる実施形態において、吸引装置は、多数の吸収体を備え、吸引管は、追加の管を備え、各管は、それぞれの吸収体における吸引部と接続される。
本実施形態において、副吸引管は、ばねの力が副吸収体と主吸収体との間に作用するように形成されてもよい。これにより、両者は所定位置に保たれ、主吸収体は、舌腺のより近傍へ押下される。
本実施形態は、吸引装置を一つだけ使用して口腔内のいくつかの場所から流体を同時に除去することを可能にする。利用者は、吸収体を、舌と歯列との間の右側、歯列と頬との間の右側、それに対応して左側、歯列と唇との間、耳下腺の二つ又はいくつかの異なる箇所、又は、口腔内の他の箇所に配置するか否かを自由に決定することができる。
更なる実施形態において、それぞれの吸引部は、吸引管の他の部分と着脱可能に接続される。
これにより、何らかの事情で吸収能力が低下する場合、吸収体を容易に交換できるようにする。また、単一の同一吸引管が異なる種類の吸収体と接続できるようにする。
更なる実施形態において、吸引装置は、吸引管と、解剖学的形状及び/又は大きさの点から異なる実施形態における多数の吸収体の一式とを備える。
このような一式により高い可撓性が達成されれば、現在の状況に応じて単一の吸引管をいかなる種類の吸収体とも接続することができる。代案として、患者の顎の大きさ又は他の患者に依存する変数に応じて最適な取り付けのために選択するべき異なる大きさの一種類の吸収体の一式を有することが可能である。
更なる実施形態において、吸引装置は、舌を閉塞するために舌保護具であり得る保護シールドを備える。舌保護具は、洗浄治療のような歯の治療中に回転式器具から舌を保護すること、及び、補綴構造の異なる充填及び/又はセメント接合を行う際、舌が、唾液で雑菌が混入し得る重要な領域における一つ又は複数の歯に接触するのを防止することを目的とする。
一実施形態において、舌保護具は、吸引管の延長部に配置され、別の実施形態において、舌保護具は、上記吸引管の一つのサイドアームに配置される。
更なる実施形態において、舌保護具は、弾性変形可能な材料で構成される。本実施形態によれば、舌を顎部から効果的に隔離するために舌保護具を曲げることができる一方、助手が、必要な介入、及び、水及び唾液の補足的な除去のために、いかなる重要な領域においても完全な接近手段及び洞察を得ることもできるようにする利点が得られる。
一実施形態において、舌保護具は、口腔内で取り付け及び配置を調整するため、及び、治療中に舌を保護する能力が保持される間、接近手段及び洞察の増進を可能にするために裂くことができる材料で構成される。
更なる実施形態において、舌保護具は、吸引管に合わせて調整することができるように配置される。これは、患者の状態に応じて特定の調整を行う追加の機会である。
更なる実施形態において、舌保護具は、吸収能力を有する。この吸収能力は、舌保護具が吸収性の材料で構成される、又は、吸収材料により覆われる場合、或いは、舌保護具が吸引装置及びその吸収体と接続された副吸引管を備える場合に設けられる。
一実施形態において、それぞれの舌保護具及び吸引部は、吸引管の他の部分と着脱可能に接続される。
舌保護具と吸収体との間の副吸引管は、舌を下顎の下部から隔離するように付勢するように構成されてもよい。これにより、吸収体は、舌の下で腺に向かって押下される。副吸引管は、約180度より多少小さい角度で曲げられることが有利である。
本発明の別の実施形態において、舌保持具は、小さい横方向延長部のような取っ手を備えてもよい。これにより、歯科医のようないかなる手術者も、舌保持具を横へ、又は、任意の好適な方向へ引くことができる。
本発明の別の実施形態において、舌保持具は、回すことができ、及び/又は、可塑性の蝶番を介して副吸引管に取り付けられる。
本発明の別の実施形態において、舌保持具は、構造化面を有する。これは、舌−何らかの活動をしがちである−が、舌保持具で自由に動くことである。
本発明の別の実施形態において、舌保持具は、熱硬化性材料で構成される。手術者は、この場合、舌保持具を使用前に加熱し、いかなる所望の形状に成形してもよい。再び冷却した後、舌保持具は、選択された形状を維持し得る。この処理は、必要に応じて頻繁に繰返してもよい。
舌保持具は、赤橙色のアクリル樹脂材料で構成され、光硬化シールドを形成してもよく、都合がよい。
吸引管は、特殊な可塑性の材料のような任意の好適な材料で構成されてもよい。上記材料は、記憶効果を有するように選択されてもよく、及び/又は、塑性的且つ/又は弾性的に変形可能であってもよい。
一実施形態において、吸引装置は、吸引管と、解剖学的形状及び/又は大きさの点から異なる実施形態における多数の吸収体の一式と、解剖学的形状及び/又は大きさの点から異なる実施形態における多数の舌保護具の一式とを備える。
本発明の非常に有利な実施形態において、吸収体は、宝石箱で知られるような絹のようなメッシュにより覆われる。このような網状組織又はメッシュは、吸収体が容易に所望の場所へ挿入され得るように、摩擦係数が低い面を有する。それは、患者にとって非常に心地よく快適な感触を持つ。その上、透過性は、メッシュを通して保持された所望の吸引力を有するのに充分である。
絹のようなメッシュは、極薄で非常に可撓性が高いことが好ましい。また、吸収体は、軟質で可撓性が高く、弾性特性を有する。吸収体が発泡体又は任意の他の好適な材料で構成される場合、硬度勾配は、吸引部に近接するほど硬く、その外周に近接するほど軟質であるように用いられてもよい。
このような硬度勾配は、吸収体がフロッキングで構成される場合、おのずから設けられる。いかなる所望の形状及び分布も可能である。フロッキングは、非常に良好な毛管効果を有する。
別の実施形態において、吸引装置は、真空ポンプへフィードバックを与え、舌の下の領域が乾燥している場合、ポンプ作用を軽減するように意図された湿度センサを備える。これは、真空ポンプ騒音も軽減し得る。
本発明の吸引装置は、歯を持たない患者にとっても非常に好適である。舌と口の底との間の吸収体、及び、顎先と下顎の下部との間の吸引管の両方に対するばねの力によって、本発明は、顎が完全に歯を持つか、部分的に歯を持つか、又は、歯を持たないかにかかわらず、大いに機能する。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、図面とともに特許請求の範囲内で、以下の詳細な説明により示される。追加の有利な実施形態が、説明される実施形態からの特徴の異なる可能な組み合わせを通して、以下に示される実施例において説明されるこれらの特徴の各可能な組み合わせとともに生じ得ることを理解されたい。
概して、要求事項における用語は、明示的に記載されない限り、技術分野の通常の意味に従って解釈されるべきである。「一つの(a)/一つの(an)/その(the)/[一つの吸引装置(a suction arrangement)、一つの吸引管(a suction tube)、一つの吸収(an absorption)、等]」への言及はすべて、明示的に記載されない限り、少なくとも一つの上述の吸引装置、吸引管、吸収体等の存在への言及として、広く解釈されるべきである。
本発明の上記及び他の実施形態が、本発明の実施形態を示す添付の図面を参照して、より詳細に説明される。
本発明の第1の実施形態に係る吸引装置の側面図である。 図1における吸引装置を介した長手方向断面である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 流体流れを例示する図2における断面図に対応する断面図である。 流体流れを例示する図3における断面図に対応する断面図である。 下顎の歯槽部と舌との間の口の底に配置された図1における吸引装置の上面図である。 図6のVII−VII線に沿った断面図である。 図6に関して変位した位置における口の底に配置された図1における吸引装置の上面図である。 本発明の一実施形態に係る吸引装置の詳細を例示する。 本発明の五つの異なる実施形態に係る吸引装置の詳細を介した断面図を例示する。 本発明の五つの異なる実施形態に係る吸引装置の詳細を介した断面図を例示する。 本発明の五つの異なる実施形態に係る吸引装置の詳細を介した断面図を例示する。 本発明の五つの異なる実施形態に係る吸引装置の詳細を介した断面図を例示する。 本発明の五つの異なる実施形態に係る吸引装置の詳細を介した断面図を例示する。 本発明に係る吸引装置の更なる実施形態の側面図である。 図15における吸引装置の上面図である。 本発明に係る吸引装置の更なる実施形態の側面図である。 図17における実施形態の詳細を例示する。 変形例の吸収体を有する、本発明の吸引装置の別の実施形態の断面図を示す。 本発明に係る吸引装置の別の実施形態を示す。 本発明に係る吸引装置の更に別の実施形態を示す。
添付の図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。
図1から図8において、本発明の第1の実施形態が例示される。図1に示すように、吸引装置は、吸引管内部に負圧を生成するために真空源に接続され得る吸引管101を有する。吸引管101は、図で確認できる露出部102を有する。吸引管101は、吸収体内に埋め込まれた吸引部103(図1では見えない)を備える吸引装置の吸収体111内へ延びる。吸収体111は、主要部112と、必要に応じて延長部113とから成る。主要部112は、利用者の下顎の下部と舌との間の口の底に配置されるように構成される。
延長部113は、患者の喉へ向かって主要部112から後方へ延びるように構成される。吸引管の露出部102は、従来、患者の顎先の周りに容易に固定されるように曲げられる。吸引装置は、図2の長手方向延長部の断面図において示され、吸引管101の吸引部103は、図で確認できる。本実施例において、吸引管の露出部102が図示される。吸引部103は、代案として、吸引部103と露出部102との間の接合部に連結されてもよい。吸引部103は、管内部を被覆吸収体と接続する多数の孔104を備える。本実施例において、吸収体は滑らかな弓形であるが、吸引装置は弾性変形可能な材料で構成されるので、装置は、患者の口腔、特に、口の底に嵌まるように他の形状にも適合させることができる。
図3は、図2のIII−III線に沿った断面図であり、横方向における吸収体が、基部112b及び頂部112tを有する非円形の外形を有し、基部112bが頂部112tより幅が広いことを示し、且つ、三角形のような断面を示す。吸引管101の吸引部103は、吸収体内の中心に設けられる。説明図の代案として、この部分は、吸収体内の他の位置に、例えば、対称配置で設けられ得る。また、外形は、例示されたものと異なっていてもよい。異なる外形の例は、図10から図14に示される。
図4及び図5は、吸引装置を介した流体流れを概略的に示す。矢印Aに示すように、唾液及び水は、粘膜から、及び、流体が蓄積する口腔内の他の場所から吸収体111に流入する。吸引管101は、真空と接続され、負圧が吸引管101の吸引部103内部に生成される。矢印Bに示すように、毛管作用により、吸収体111に流入した流体は、吸引部103の方向に吸収される。真空を介して、流体は、矢印Cに沿って吸引管により吸収され、矢印Dに沿って除去される。図6及び図7は、下顎116の下部と舌117との間の口の底の所定位置における吸引装置を例示する。
図8は、図6に関して若干変位した位置に配置された吸引装置を例示する。この位置決めは、患者の口の前部における補綴構造の充填及びセメント接合に有益であり得る。吸引装置は、弾性変形可能且つ適応可能な材料で構成されるため、吸引装置は、曲げることができ、切歯によって下顎の下部の脇に口の底に配置することができ、右側及び/又は左側の小臼歯及び臼歯によって下顎の下部に向かって後方へ延びることができる。
吸引管101は、好ましくは、押出プラスチックで構成され、必要であれば、手術者が必要に応じて管の形状を直すことができるようにする統合型の針金を更に含む。吸引管は、口の底に容易に配置することができるように、同時に、確実な固定のために下顎の下部を覆うことができるように既成の形状及び大きさを有する。
吸引管は、更に容易に曲げられる円形又は長円形を有してもよい。また、上記針金は、平坦方向においてより柔らかいばね特性を有するように平坦であってもよい。両者は、利用者の要求に適合し得る。
吸引管の吸引部903は、図9に例示するように、異なる大きさ及び形状の孔を備え得る。孔904a、904b、904cは、異なる直径を有する円形であり、吸引管の露出部に最も近接した孔904aが最も小さい。孔9d及び9eは細長い。
吸収体111は、吸収体111を介した流体搬送を可能にする適切に弾性変形可能な材料、好ましくは、連続気泡を有する発泡プラスチックで構成される。好ましくはメッシュ及び同種のものにより覆われた、例えば、綿繊維、種々の織物繊維、合成繊維、マル、リント布又はガーゼのような毛管作用を有する他の軟質材料を使用することもできる。
図15及び図16に例示される実施例において、吸引装置は、主吸収体612及び613を越えて、副吸収体618を備える。副吸収体618は、耳下腺排出管に配置されるように構成され、接続管605を介して主吸収体と接続される。主吸収体は、図6に例示されるような用途で配置される。副吸収体618を介して、耳下腺からの唾液は、唾液が生成される場所で直接吸収され、主吸収体を介して吸引管602へ運搬される。接続管605は、吸引管の吸引部の延長部として使用することができ、都合がよいが、吸引管の露出部102の追加の管上の配列、又は、延長部への遷移前の吸引部103への追加の管としての配列も可能である。
図17に例示される実施例において、吸引装置は、舌保護具714を備える。舌保護具は、歯の治療中に舌を閉塞することにより回転式器具から舌を保護すること、及び、補綴構造の異なる充填及び/又はセメント接合を行う際、舌が、唾液で雑菌が混入し得るいかなる重要な領域においても一つ又は複数の歯に接触するのを防止することを目的とする。図17は、舌保護具714が吸引管702の延長線705に配置される実施形態を例示するが、別の(不図示)実施形態において、舌保護具は、露出した吸引管702の一つのサイドアームに配置されてもよい。更なる(不図示)実施形態において、吸引装置は、二つの舌保護具を備え、一方は、図17に例示するように配置され、他方は、露出した吸引管702の一つのサイドアームに配置される。舌保護具は、弾性変形可能な材料で構成され得る。したがって、舌保護具は、図18において矢印Hに例示するように、I線に沿って曲げることができるため、舌を操作から効果的に隔離することができる一方、助手が必要な介入、及び、水及び唾液の補足的な除去のために、完全な接近手段及び洞察を得ることもできるようにする。
一実施形態において、舌保護具は、口腔内で取り付け及び配置を調整するため、及び、治療中に舌を保護する能力が保持される間、接近手段及び洞察の増進を可能にするために、例えば線715に沿って、裂くことができる材料で構成される。
更に、舌保護具は、図17において矢印E、F及びGに例示するように、吸引管702の吸引部703及び吸収体712に関連して配置されてもよい。
更なる(不図示)実施形態において、舌保護具は、吸収能力を有する。この吸収能力は、舌保護具が吸収性の材料で構成される、或いは、舌保護具が吸引装置及びその吸収体と接続された吸引管を備える場合に設けられる。
図19は、本発明の別の実施形態を示す。本実施形態によれば、吸収体711は、基部と頂部とを有する非円形等に形成され、基部741は、頂部740より幅が広い。一般的形状は、卵に対応するが、腰状部は、頂部740と基部741とを隔離する凹部719を有する。
本実施形態によれば、患者の舌の下で少なくとも部分的に空間を補充するように意図された大規模な吸引緩衝器が提供される。また、このような大規模な緩衝器を用いて、舌が及ぼす力による所望のポンプ作用が改善される。
吸収体711は、高弾性を有する開放多孔質発泡体、即ち、軟質の開放発泡体で構成される。この発泡体は、図示された実施形態によれば、流体を通過させるために開放多孔質である絹のようなメッシュにより覆われ、患者にとって心地よく快適である。代案として、吸収体711は、流体を閉塞するために閉鎖多孔質であってもよい。
図21は、本発明の歯科用吸引装置の別の実施形態を示す。
吸引部703は、頂部740を通過する。吸引部703は、異なる直径で不均等に分布する複数の吸引孔704a、704b及び704cを有し、吸引部703全体を形成する。
吸引部703は、頂部740の中心へ延びることが好ましい。異なる実施形態において、吸引部703は、吸収体711の一方の側において吸引力を増大させるために、偏心して延びてもよい。
本実施形態によれば、舌保護具714は、第二の吸引管705の端部に配置される。吸収体711は、第二の吸引管705と第1の吸引管702との間に配置される。吸収体711は、複数の吸引孔704を有する吸引部703を備える。
矢印C、D及びEから採取され得るように、本実施形態のすべての部分は、必要に応じて、容易に調整され、曲げられ得る。概して、第二の吸引管705は、約150度から180度に曲げられることが好ましく、第1の吸引管702は、数回曲げられることが好ましい。
着想は、吸収体703が、患者の顎下腺及び舌下腺に近接した口の底の舌の下で可能な限り低く配置され、舌保護具711が、そこから上向きに延び、斜め上向きに顎から離れるように舌を押圧することである。
第1の吸引管702は、他方では、真空ポンプのような吸引源に取り付けられるように、患者の犬歯又は切歯を横断し、口から離れ得る。
このような装置により、吸収体703が下向きに押圧され、舌保護具711が上向きに押圧される。したがって、患者の要求に適合するように曲げることができる第二の吸引管における所定区画を有することが好ましい。
別の実施形態が図21に示される。本実施形態は、吸引管702といわゆる「全顎」吸収体703とを備える。この吸収体は、本質的にU字形をしており、図21では図示を省略するが、複数の吸引孔を有する吸引部を備える。吸収体703は、舌の下に配置されるように意図され、吸引管702は、可撓性の吸引管であるため、この本質的にU字形をしている吸収体が、吸引管702が左側又は右側のいずれかに配置されるように口腔へ挿入されるように、蝶番領域725において吸引管702を曲げることができる。
不図示の別の実施形態において、追加の舌保護具が、吸収体703の端部726に配置される。その発泡体は、図20における発泡体に類似し得、第二の吸引管は、舌保護具714と端部726との間に設けられてもよい。
本発明は、現時点では最も実践的且つ好ましい実施形態であると理解されるものと関連して説明してきたが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、いくつかの変更及び変形が可能であることが理解される。したがって、本発明の範囲は、もっぱら添付の特許請求の範囲により規定される。

Claims (17)

  1. 唾液及び他の流体の除去用の歯科用吸引装置であって、前記吸引装置は、前記唾液及び他の流体の除去用に配置されるべき吸引管(101、602、702)と吸収体(111、611、711)とを備え、前記吸引管(101)は、前記吸収体(111)内に配置され、前記吸収体と連通する多数の孔部材(104、904a−904e)を備える吸引部(103)を備え、前記吸引管(101、602、702)は、既成の形状及び大きさを有し−好ましくは、前記吸収体(111)を腔の底に、又は、前記底の近傍に位置付けるための既成の形状及び大きさを有し、前記吸引管(101、602、702)は、前記底から上方へ向かう隆起部分に沿って延び、確実な固定のために前記部分を少なくとも部分的に取り囲み−、前記孔部材(104、904a−904e)は、前記吸引部(103)の長手方向の範囲に沿って且つその外周に分布し、前記吸収体(111、611、711)は、所望の形状に適合するように弾性変形可能且つ適応可能な材料で構成されることを特徴とする歯科用吸引装置。
  2. 前記吸収体(111、611、711)は、前記吸収体の前記長手方向の範囲に対して垂直な断面視において、非円形の外形を有し、及び/又は、基部と頂部とを有し前記基部が前記頂部より幅が広い外形を有し、及び/又は、少なくとも一つの凹部(119)を有する外形を有することを特徴とする請求項1に記載の歯科用吸引装置。
  3. 前記吸収体(111、611、711)は、好ましくは前記腔内に入れられた場合、前記吸引管(101、601、701)から遠位方向に延びる延長部(113、613)を備え、前記延長部(113、613)は、好ましくは遠位端の方向に減少する低減された断面積を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用吸引装置。
  4. 前記吸収体(111、611、711)は、好ましくは延性的に変形されることにより、長さが調整可能であり、及び/又は、穿孔パターンを有する底面体を有し、前記体が前記吸収体の発泡体とともに延長されるようにすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  5. 前記吸収体(111、611、711)は、絹のような外観及び感触を持つメッシュ、又は、柔らかいフロッキングにより取り囲まれ、若しくは、構成され、前記メッシュ又はフロッキングは、毛管効果を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  6. 前記多数の孔は、異なる大きさ及び/又は異なる形状の孔(104、904a−904e)を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  7. 前記吸引装置は、副吸収体(618)との接続用の前記主吸収体(602、603、611)から延びる副次的且つ調整可能な吸引管(605)を備え、且つ/又は、前記吸引装置は、多数の吸収体を備え、且つ、前記吸引管は、複数の追加の管を備え、各追加の管は、前記それぞれの吸収体における吸引部と接続されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  8. 前記吸引部(103)は、好ましくは関連の吸収体(111)とともに、前記吸引管(102)の他の部分と着脱可能に接続され、且つ、好ましくは、前記吸引装置は、吸引管(102)と形状及び/又は大きさの点から異なる実施形態における多数の吸収体(111、611、618、711)の一式とを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  9. 前記吸収体(111、611、711)及び前記吸収体(111、611、711)を貫通する前記吸引管(101、601、701)、即ち、前記吸引部(103)は、本質的にU字形をしており、前記吸引管(101、601、701)は、端部において前記吸収体(111、611、711)から出ることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  10. 前記吸引装置は、第三の部分が前記歯科用吸引装置のいかなる部分にも移動することを阻止するための少なくとも一つの保護シールド(714)を更に備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  11. 少なくとも一つの前記保護シールド(714)は、前記吸引管(102)の延長部に配置され、且つ/又は、少なくとも一つの前記保護シールド(714)は、前記吸引管(102)のサイドアームに配置され、且つ/又は、前記それぞれの吸引部(103)及び保護シールド(714)は、前記吸引管(102)の他の部分と着脱可能に接続されることを特徴とする請求項10に記載の歯科用吸引装置。
  12. 前記吸引装置は、吸引管(102)と、形状及び/又は大きさの点から異なる実施形態における多数の吸収体(111、611、711)の一式と、形状及び/又は大きさの点から異なる実施形態における多数の保護シールド(714)の一式とを備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の歯科用吸引装置。
  13. 前記保護シールド(714)は、調整可能であり、特に曲げることができ、且つ/又は、少なくとも一つの蝶番を有し、且つ/又は、少なくとも一つの所定の破壊点を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  14. 前記保護シールド(714)は、前記吸収体(711)から遠位の第二の吸引管(705)に搭載され、前記第二の吸引管は、前記吸収体(711)に沿って後方へ延び、前記第二の吸引管(705)は、利用者が故意に前記保護シールド(714)のいかなる配列についても調整可能であることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  15. 前記保護シールド(714)は、光硬化シールドを形成し、好ましくは、赤橙色のアクリル樹脂材料で構成されることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  16. 前記保護シールド(714)は、前記吸引管(705)の延長部として延びる平坦且つ細長い形状を有し、且つ/又は、前記保護シールド(714)の細長い形状から横方向へ延びる突起を有することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
  17. 前記腔は口腔であり、前記隆起部分は下顎であり、前記保護シールドは舌保護具であり、且つ/又は、前記副吸収体(618)は、耳下腺管に位置付けられるように構成され、且つ/又は、前記底は、前記舌と前記口の前記底との間の領域であることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の歯科用吸引装置。
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