JP2018520120A - キサンチン誘導体 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、式Iに示すキサンチン誘導体に関し、ここで、Rは から選ばれ、Rは、シアノ基またはカルボメトキシ基から選ばれ、Rは水素、ハロゲン原子、直鎖または分岐の1〜5個のハロゲン原子により置換または無置換のC1−6アルキル基、直鎖または分岐の1〜5個のハロゲン原子により置換または無置換のC1−6アルコキシ基から選ばれ、X、Yは、それぞれ独立にCまたはNから選ばれ、nは0、1、2、3または4である。

【選択図】なし

Description

本発明は、薬物化学分野に属し、具体的には、キサンチン誘導体及びその調製方法、並びに該種類の化合物をジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)阻害剤とする用途に関する。
糖尿病は、複数の病因による代謝性疾患であって、慢性の高血糖を特徴とし、インスリンの分泌及び/または作用の欠陥による糖、脂肪及びタンパク質の代謝異常が随伴する。糖尿病は非常に歴史のある疾患でもあって、人体内のインスリンの相対的または絶対的な欠乏による血液中のグルコースの濃度の向上であり、多量の糖が小便から排出され、かつ多飲、多尿、多食、体重減少、眩暈、無力等の症状が随伴する。
糖尿病の治療において、運動療法と食事療法は、2種類の不可欠な糖尿病治療方法である。この2種類の療法だけでは病状をコントロールできない場合、インスリンあるいは経口血糖降下薬を使用してもよい。しかし、これらの血糖降下薬物は、数多くの副作用が存在するため、新型の、副作用が低く、かつ効果的に糖尿病を治療することができる薬物の開発は特に重要なことである。ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)は、1種のセリンプロテアーゼであって、セカンダリ末端に1つのプロリン残基を含有するペプチド鎖からN−末端ジペプチダーゼを分解可能であり、DPP−IVの哺乳類に対する生理作用はまだ完全に実証されていないが、神経酵素の代謝、T−細胞刺激、癌細胞の内皮への転移、及びHIVウイルスのリンパ系細胞への進入過程において、いずれも非常に重要な役割を果たす(WO98/19998)。
研究によると、DPP−IVはグルカゴン様ペプチド(GLP)−1の分泌を阻止し、(GLP)−1におけるN−末端の組−プロピルジペプチダーゼを分解して、それを活性形式の(GLP)−1から退化させることが可能である(Endocrinology,1999,140:5356−5363)。生理状況において、循環血液における完全(GLP)−1の半減期は非常に短いが、DPP−IV阻害剤は内因性ひいては外因性の(GLP)−1がDPP−IVによって不活発にならないように完全に保護し、(GLP)−1の生理活性を大幅に向上させ(5〜10倍)ることができ、(GLP)−1は膵臓インスリンの分泌にとって重要な促進剤であり、かつグルコースの分配に直接影響を及ぼすことが可能であるため、DPP−IV阻害剤は、インスリン非依存性糖尿病例の治療に対して良好な役割を果たす(US6110949)。
現在、すでに市販されているDPP−IV阻害剤は、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、アログリプチン、及びリナグリプチンなどがある。なかでも、リナグリプチンは、肝機能及び腎機能に対する損害がより小さい。リナグリプチンの構造式は以下の通りである。
リナグリプチンのFDAに提出した報告には、リナグリプチンのマウス及び人体内におけるバイオアベイラビリティが低い(CD−1mouse、5mg/kg、F=18.4%;man、5mg/subject、F=30%)ため、リナグリプチンを代替する化合物の開発は急務であると開示されている。
上記問題を解決するために、本発明は、リナグリプチンを元に、それに対して構造の改造を行って、安全で、活性がより高く、バイオアベイラビリティがよりよい化合物の取得を期待する。
本発明は、DPP−IV活性を阻害するとともに、DPP−IVに関連する疾患の治療または緩和の薬物に用いることが可能である化合物を提供する。
リナグリプチンは、すでに市販されているDPP−IV阻害剤のうち、活性が最も高く、肝臓および腎臓への毒性が最も少ない薬品であり、本発明の方法によって得る化合物は、リナグリプチンに近い活性を有し、特に、化合物I−3の活性はリナグリプチンより良好であり、将来、DPP−IVに関連する疾患(例えば、糖尿病、高血糖症、肥満症、またはインスリン抵抗性)をよりよく治療することが可能である。
具体的には、本発明は、式Iに示すキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩を提供する。
ここで、
Rは、化学式3から選ばれ、
は、シアノ基またはカルボメトキシ基から選ばれ、
は、水素、ハロゲン原子、直鎖または分岐の1〜5個のハロゲン原子により置換または無置換のC1−6アルキル基、直鎖または分岐の1〜5個のハロゲン原子により置換または無置換のC1−6アルコキシ基から選ばれ、
X、Yは、それぞれ独立に、CまたはNから選ばれ、
nは0、1、2、3または4である。
好ましくは、
は、水素、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、トリフルオロメチル基またはトリフルオロメトキシ基から選ばれ、
nは0、1または2である。
好ましくは、
は、水素、塩素原子、フッ素原子、メチル基またはメトキシ基から選ばれる。
より好ましくは、
は水素またはフッ素原子から選ばれる。
最も好ましくは、
前記キサンチン誘導体は以下から選ばれる。
I−3をTSL−0319と略称する。
ここで、本発明に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記薬学的に許容可能な塩は、キサンチン誘導体、またはその溶媒和物と、塩酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸、マレイン酸、乳酸、メタンスルホン酸、硫酸、リン酸、クエン酸、酢酸またはトリフルオロ酢酸から選ばれる酸とによって形成される塩である。前記酸は、p−トルエンスルホン酸、塩酸、酒石酸またはトリフルオロ酢酸であることが好ましい。
本発明は、前記キサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩を含有する薬物組成物をさらに提供する。
本発明のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩は、薬物組成物の主要な活性成分とすることが可能であり、その重量は薬物組成物の0.1〜99.9%を占める。
本発明の薬物組成物は、単位用量の薬物製剤の形式であることが好ましく、薬物製剤に作製する際、如何なる薬用可能な剤型に作製することができ、このような剤型は、錠剤、糖衣錠剤、フィルムコーティング錠剤、腸溶性錠剤、カプセル剤、ハードカプセル剤、ソフトカプセル剤、経口液剤、舐剤、顆粒剤、懸濁剤、溶液剤、注射剤、坐剤、軟膏剤、硬膏剤、クリーム剤、スプレー剤、貼付剤から選ばれる。経口製剤形式が好ましく、錠剤、カプセル剤が最も好ましい。
さらに、本発明に記載の薬物組成物は、薬学的に許容可能な担体をさらに含有する。
本発明のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩と、薬学的に許容可能な担体とを混合するような製剤学の通常技術を採用して該薬物製剤を調製してもよい。前記薬学的に許容可能な担体は、マンニット、ソルビトール、ソルビン酸またはカリウム塩、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、システイン塩酸塩、チオグリコール酸、メチオニン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD、アゾン、EDTA二ナトリウム、EDTAカルシウムナトリウム、一価のアルカリ金属の炭酸塩、酢酸塩、リン酸塩またはその水溶液、塩酸、酢酸、硫酸、リン酸、アミノ酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、乳酸ナトリウム、キシリトール、マルチトール、グルコース、フルクトース、デキストラン、グリシン、澱粉、蔗糖、乳糖、マンニトール、シリコン誘導体、セルロース及びその誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、グリセロール、プロピレングリコール、エタノール、ツイーン60−80、スパン−80、ミツロウ、ラノリン、流動パラフィン、ヘキサデカノール、没食子酸エステル類、寒天、トリエタノールアミン、アルカリ性アミノ酸、尿素、アラントイン、炭酸カルシウム、重炭酸カルシウム、界面活性剤、ポリエチレングリコール、シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、リン脂質類材料、カオリン、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムなどを含むが、これらに限定されない。
本発明のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩は、薬物組成物の有効な活性成分として、薬剤に作製される際、単位用量の薬剤は0.1〜1000mgの本発明の薬物活性物質を含み、残りは薬学的に許容可能な担体であってもよい。薬学的に許容可能な担体は、重量で、製剤の総重量の0.1〜99.9%であってもよい。
本発明の薬物組成物は、使用する際に患者の状況に応じて用法と用量を確定する。
本発明は、前記キサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩の、ジペプチジルペプチダーゼIVに関連する疾患を治療する薬物の調製における用途もさらに含む。
前記ジペプチジルペプチダーゼIVに関連する疾患は、2型糖尿病、耐糖能異常、高血糖症、肥満症またはインスリン抵抗性などを含むが、これらに限定されない。
正常マウスの耐糖能実験の結果である。 正常マウスの耐糖能実験の結果である。 肥満マウスの耐糖能実験の結果である。 肥満マウスの耐糖能実験の結果である。 糖尿病マウスの耐糖能実験の結果である。 糖尿病マウスの耐糖能実験の結果である。
実施例1
1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
(1)3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチンの調製
室温条件下で、8−ブロモ−3−メチルキサンチン(2.5g、10.2mmol)を15mLのN,N−ジメチルホルムアミド(DMFと略称する)に混合、懸濁し、ジイソプロピルエチルアミン(1.326g、10.2mmol)、1−ブロモ−2−ブチン(1.357g、10.2mmol)を入れ、滴下完了後、室温で12時間攪拌した。反応が完了したら、反応液を氷水に注入し、攪拌して固体を析出させ、吸引ろ過し、真空乾燥して薄い黄色の固体2.57gを得て、収率は85%であった。ES−API(m/z):[M+H]+297.0,299.0。
(2)1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチンの調製
3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(2.9g、9.8mmol)、炭酸カリウム(2.2g、16mmol)、及び2−ブロモメチル−6−フルオロベンゾニトリル(2.3g、10.7mmol)を100mLの丸底フラスコに入れ、25mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、固体を水洗いし、乾燥して3.5gの薄い黄色の固体を得て、収率は84%であり、ES−API(m/z):[M+H]+430.0であった。
(3)1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(3.5g、7.4mmol)、炭酸カリウム(1.9g、14mmol)、及び3−(R)−tert−ブトキシカルボニル−アミノピペリジン(1.6g、8mmol)を50mLの丸底フラスコに入れ、25mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、室温まで冷却させ、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、真空乾燥して、2.9gの薄い黄色の固体を得て、収率は72%であった。ES−API(m/z):[M+H]+550.3。
(4)1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
化合物1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.4g、0.7mmol)を、ジクロロメタン(8ml)に溶解させ、室温下でトリフルオロ酢酸(2ml)を滴下し、室温で1時間反応させた。ジクロロメタン(10ml)を入れて反応溶液を希釈した後、pH=10の炭酸カリウム水溶液を用いて洗浄し、ジクロロメタンを抽出し、有機相は無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、ろ過、濃縮する。残留物は薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)を用いて分離、精製して、化合物1−[(6−フルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.25g、薄い黄色の固体)を得て、收率:77%であった。ES−API(m/z):[M+H]+450.2。
H NMR(400MHz,DMSO)δ7.68(m,1H),7.42(m,1H),7.13(m,1H),5.20(s,2H),4.90(s,2H),3.63(m,2H),3.38(s,3H),3.00(m,1H),2.90−2.71(m,2H),1.92−1.72(m,5H),1.62(m,1H),1.34−1.25(m,1H).
実施例2
1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
(1)1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチンの調製
3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(2.3g、7.9mmol)、炭酸カリウム(1.7g、12.6mmol)、及び2−ブロモメチル−4,5−ジフルオロベンゾニトリル(2.0g、8.7mmol)を100mLの丸底フラスコに入れ、25mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、固体を水洗いし、乾燥して薄い黄色の固体3.0gを得て、収率は86%であり、ES−API(m/z):[M+H]+448.0であった。
(2)1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(2.3g、5.1mmol)、炭酸カリウム(1.4g、10.4mmol)、及び3−(R)−tert−ブトキシカルボニル−アミノピペリジン(1.1g、5.5mmol)を50mLの丸底フラスコに入れ、25mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、室温まで冷却させ、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、真空乾燥して、薄い黄色の固体2.2gを得て、収率は76%であった。ES−API(m/z):[M+H]+568.2。
(3)1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
化合物1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.4g、0.7mmol)をジクロロメタン(8ml)に溶解させ、室温下でトリフルオロ酢酸(2ml)を滴下し、室温で1時間反応させた。ジクロロメタン(10ml)を入れて反応溶液を希釈した後、pH=10の炭酸カリウム水溶液を用いて洗浄し、ジクロロメタンを抽出し、有機相は無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、ろ過、濃縮する。残留物は薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)を用いて分離、精製して、化合物1−[(4,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.26g、黄色の固体)を得て、收率は79%であった。ES−API(m/z):[M+H]+468.2。
H NMR(400MHz,DMSO)δ8.18(m,1H),7.42(m,1H),5.16(s,2H),4.89(s,2H),3.62(m,2H),3.38(s,3H),2.99(m,1H),2.90−2.73(m,2H),1.93−1.71(m,5H),1.70−1.53(m,1H),1.35−1.24(m,1H).
実施例3
1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン
(1)1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチンの調製
3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(0.71g、2.4mmol)、炭酸カリウム(0.53g、3.8mmol)、及び2−ブロモメチル−3−シアノ基−ピラジン(0.52g、2.6mmol)を50mLの丸底フラスコに入れ、5mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、固体を水洗いし、乾燥して薄い黄色の固体0.88gを得て、収率は89%であり、ES−API(m/z):[M+H]+414.0であった。
(2)1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(0.23g、0.78mmol)、炭酸カリウム(0.22g、1.6mmol)、及び3−(R)−tert−ブトキシカルボニル−アミノピペリジン(0.17g、0.85mmol)を10mLの丸底フラスコに入れ、5mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、室温まで冷却させ、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、真空乾燥して、薄い黄色の固体0.35gを得て、収率は85%であった。ES−API(m/z):[M+H]+534.3。
(3)1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
化合物1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.31g、0.6mmol)をジクロロメタン(8ml)に溶解させて、室温下でトリフルオロ酢酸(2ml)を滴下し、室温で1時間反応させた。ジクロロメタン(10ml)を入れて反応溶液を希釈した後、pH=10の炭酸カリウム水溶液を用いて洗浄し、ジクロロメタンを抽出し、有機相は無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、ろ過、濃縮した。残留物は薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)を用いて分離、精製して、化合物1−[(3−シアノ基−ピラジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.19g、黄色の固体)を得て、收率は74%であった。ES−API(m/z):[M+H]+434.2。
H NMR(400 MHz,DMSO)δ8.84(m,1H),8.75(m,1H),5.38(s,2H),4.89(s,2H),3.71−3.53(m,2H),3.37(s,3H),3.07−2.97(m,1H),2.90(m,1H),2.81(m,1H),1.93−1.73(m,5H),1.70−1.56(m,1H),1.32−1.22(m,1H).
実施例4
1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン
(1)1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチンの調製
3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(2.0g、6.7mmol)、炭酸カリウム(1.5g、12.6mmol)、及び2−ブロモメチル−3−ギ酸メチル−ピリジン(1.7g、7.4mmol)を100mLの丸底フラスコに入れ、20mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、固体を水洗いし、乾燥して薄い黄色の固体2.5gを得て、収率は83%であり、ES−API(m/z):[M+H]+446.0であった。
(2)1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−ブロモキサンチン(1.2g、2.7mmol)、炭酸カリウム(0.74g、5.4mmol)、及び3−(R)−tert−ブトキシカルボニル−アミノピペリジン(0.61g、3.1mmol)を50mLの丸底フラスコに入れ、10mLのN,N−ジメチルホルムアミドを入れて、80℃まで昇温させて5時間攪拌し、反応が完了したら、室温まで冷却させ、反応液を氷水に注入して固体を析出させ、吸引ろ過し、真空乾燥して、薄い黄色の固体1.2gを得て、収率は80%であった。ES−API(m/z):[M+H]+566.3。
(3)1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチンの調製
化合物1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.4g、0.7mmol)をジクロロメタン(8ml)に溶解させて、室温下でトリフルオロ酢酸(2ml)を滴下し、室温で1時間反応させた。ジクロロメタン(10ml)を入れて反応溶液を希釈した後、pH=10の炭酸カリウム水溶液を用いて洗浄し、ジクロロメタンを抽出し、有機相は無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、ろ過、濃縮した。残留物は薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)を用いて分離、精製して、化合物1−[(3−ギ酸メチル−ピリジン−2−イル)メチル]−3−メチル−7−(2−ブチン−1−イル)−8−[(R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル]−キサンチン(0.25g、薄い黄色の固体)を得て、收率は77%であった。ES−API(m/z):[M+H]+466.2。
H NMR(400MHz,DMSO)δ8.59(m,1H),8.30(m,1H),7.44(m,1H),5.48(s,2H),4.89(s,2H),3.94(s,3H),3.61(m,2H),3.38(s,3H),3.00(m,2H),2.87−2.77(m,1H),1.94−1.72(m,5H),1.71−1.57(m,1H),1.36−1.25(m,1H).
実施例5
5mgのTSL−0319化合物を含有するコーティング錠剤
1つの錠剤のコアは以下を含む:
TSL−0319 5mg ヒドロキシプロピルメチルセルロース 15mg
リン酸カルシウム 90mg ステアリン酸マグネシウム 1.5mg
コーンスターチ 35mg ポリビニルピロリドン 10mg
総量 166.5mg
以下の通りに調製した。
TSL−0319化合物と、リン酸カルシウム、コーンスターチ、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及び指定量の半分のステアリン酸マグネシウムとを混合した。打錠機において、直径13ミリメートルの錠剤を作製してから、適切な設備を用いて、それを摩擦しながら、1.5ミリメートルのメッシュアンダーサイズを有するストレーナを通過するようにし、かつ残りのステアリン酸マグネシウムと混合した。打錠機においてこれらの顆粒をプレスして、所要の形状の錠剤を形成した。
コア重量:166.5mg パンチ:9ミリメートル、凸型
このように作製した錠剤コアを、基本的にヒドロキシプロピルメチルセルロースから構成されているフィルムでコーティングした。最終的に完成したフィルムコーティングをミツロウでポリッシングした。
コーティング錠剤の重量:175mg
実施例6
5mgのTSL−0319化合物を含有するカプセル
化合物TSL−0319 5g
澱粉 400g
微結晶セルロース 200g
常法によって、得られた薬物組成物を均一に混合した後、普通のゼラチンカプセルに装入して、1000粒のカプセルを得た。このような方法によって、5mgの化合物TSL−0319を含有するカプセルを得た。
試験例一、体外の活性実験
(一)体外のDPP−IV活性阻害試験
ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)は、室温下で、Gly−Pro−アミノルシフェリン(Gly−Pro−Aminoluciferin)を加水分解して、アミノルシフェリン(Aminoluciferin)を生成可能であり、該物質はDPPIV−Glo(TM)プロテアーゼ検出キットにより提供されるルシフェラーゼ反応系において、「グローライク型」の発光信号を発生することが可能であり、該発光信号の強弱はDPP−IV酵素の活力と正比例をなす。
1、実験目的:
本発明の化合物I−1〜I−4の、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)酵素の活性に対する阻害を観察して、その阻害効果を評価する。
2、実験材料:
2.1 ヒト由来の組み換えジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV):SIGMA製品、カタログ番号D3446−10UG。
2.2 DPPIV−Glo(TM)プロテアーゼ検出キット:Promega製品、カタログ番号G8351。
2.3 Trizma base:Sigma製品、カタログ番号T6066−1KG:10mM Tris−HCl、pH 8.0に調製した。
2.4 384孔板(OptiPlate):PerkinElmer製品、カタログ番号6007299。
2.5 液体処理装置:Bravo(Agilent社);Echo(Labcyte社)。
2.6 検出装置:Envision(PerkinElmer社)。
3、実験方法:
3.1 Bravoを用いて、DMSOを用いてテストサンプルを10種類の濃度に勾配希釈してから、Echoを用いて250nlのサンプルを384孔板に移動した。
3.2 10mMのTris−HCl(pH 8.0)を用いて、ジペプチジルペプチダーゼIV(Sigma)を0.2ng/mlの溶液に希釈し、テストサンプルに入れ、孔当たり25μlであった。同時に、ブランクコントロール(基質を含むが、酵素とサンプルは含まない)及びポジティブコントロール(基質、酵素を含むが、サンプルは含まない)を設けた。
3.3 孔当たりに25μlのDPPIV−GloTMReagentを加入した(DPPIV−Glo(TM)プロテアーゼ検出キットの説明書に従って調製し、20μMのDPP−IV基質Gly−Pro−アミノルシフェリン及びルシフェラーゼ反応系を含む)。
3.4 室温で60min反応させ、Envisionを用いて発光強度を測定した。
3.5 発光強度に基づいて、DPP−IV酵素の活力を算出し、酵素の活力=(サンプルの発光強度値−ブランクコントロールの発光強度値/(ポジティブコントロールの発光強度値−ブランクコントロールの発光強度値)×100であった。
3.6 酵素の活力に基づいて、GraphPad Prism5.0ソフトウェアを用いて、サンプルのIC50を算出した。
4、実験結果
以上の結果から分かるように、本発明の化合物I−3は、リナグリプチンより良好な活性を有し、他の化合物I−1、I−2、I−4も、リナグリプチンと相似した活性を有する。
(二)体外の薬物選択性実験
1、実験目的:
本発明の化合物I−3(以下、TSL−0319と略称する)のジペプチジルペプチダーゼ酵素の活性に対する阻害作用を観察し、既に市販されている同種類の薬物の選択性と比較する。
2、実験材料:
2.1 ヒト由来の組み換えジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)、DPP8、およびDPP9酵素以外、他の実験材料は試験例(一)と同じであった。
3、実験方法:試験例(一)と同じであった。
4、実験結果
以上の結果から分かるように、本発明の化合物TSL−0319はDPP4のみに阻害作用を示しており、DPP8、DPP9に対しては阻害作用がないと同時に、化合物TSL−0319の選択性は、既に市販されているすべての同種類の薬物の選択性より顕著に優れる。
試験例二、体内実験
1、実験薬物:化合物I−3(TSL−0319と略称)、リナグリプチン
2、実験方法:正常マウス、肥満マウス、糖尿病マウスを用いて、耐糖能実験を行い、検討した。
OGTT(経口耐糖能実験)実験過程:試験を開始する前に、6時間断食させ、投薬後60minに胃内投与によってグルコース(薬物濃度0.6mg/ml、投薬体積5ml/kg)(糖尿病マウスに2g/kgで糖を投与、肥満マウスに2g/kgで糖を投与、正常マウスに5g/kgで糖を投与)を供与し、それぞれグルコース供与後0min、15min、30min、45min、60min、120minの血糖値を測定した。
3、実験結果:
正常マウスの耐糖能実験は表3、図1〜図2に示されており、本発明の化合物I−3(TSL−0319と略称)は良好な血糖降下効果を有し、特に、血糖降下効果はリナグリプチンより優れている。
肥満マウスの耐糖能実験は、表4、図3〜図4に示されており、本発明の化合物I−3(TSL−0319と略称)は良好な血糖降下効果を有し、特に、血糖降下効果はリナグリプチンより優れている。
糖尿病マウスの耐糖能実験、表5、図5〜図6に示されており、本発明の化合物I−3(TSL−0319と略称)は良好な血糖降下効果を有し、特に、血糖降下効果はリナグリプチンより優れている。
4、結論:
体内の糖代謝試験において、正常マウス、肥満マウス、糖尿病マウスを利用して研究を行った。本発明の化合物I−3(TSL−0319と略称)は、3種類のマウスに対して、いずれも血糖降下作用を有し、かつ血糖降下効果がリナグリプチンより優れている。
試験例三、hERG毒性研究
1、テスト方法:手動パッチクランプ方法を適用して、hERGナトリウムチャネルをトランスフェクションする安定発現細胞株CHOにおいて、化合物のhERGナトリウム電流に対する作用をテストし、化合物のhERGに対するIC50値を算出した。
パッチクランプ技術(Conventional Patch−Clamp)は既に開示されている技術で、イオンチャネルを研究する最も重要な技術手段であり、イオンチャネル研究の「ゴールドスタンダード」として公認されており、イオンチャネルを測定する最も精確な実験方法であり、化合物とイオンチャネルの作用を研究する作用メカニズムに適用され、また、新薬の申請の申告過程における候補薬物の毒性評価と先導化合物の構造の良化にも適用可能である。
心筋細胞において、human Ether−a−go−go Related Gene(hERG)コーディングのカリウムチャネルは遅延整流カリウム電流(IKr)を伝達し、IKr阻害は薬物によってQT間隔が延長される最も重要なメカニズムである。hERGはその特殊な分子構成のため、多様化な構成の化合物によって阻害されることが可能である。現在、化合物のhERGカリウムチャネルに対する作用を検査することは、臨床の前に化合物の心臓安全性を評価する主要なステップになっており、またFDAから要求される新薬の承認に必須な資料である。
安定的にhERGカリウムチャネルをトランスフェクションするCHO細胞体系を用い、パッチクランプ技術によって、化合物のhERGに対する影響をテストし、かつ対応するIC50を測定することが可能である。
2、実験結果:行ったhERG実験において、TSL−0319のhERGに対するIC50=79.80μMである。(リナグリプチンはhERGに対するIC50が報告されず、1μM濃度下で、hERGに対する阻害率が3%であることのみ言及されており、TSL−0319は、1μM濃度下で、hERGに対する阻害率は0%である。)
Cmaxより20倍大きい要求に従って算出すると、TSL−0319は5mg/kgの剤量下で、マウスの体内のCmaxは200〜500nMで、hERGに対するIC50は20μMより大きいはずであるため、TSL−0319はhERG毒性という面では安全であり、リナグリプチンより顕著に優れている。
試験例四、薬−薬の相互作用の研究(DDI)
1、テスト方法:ヒト肝ミクロソームを用いて、化合物のCYP酵素に対する活性阻害テストを行った。
体外のヒト肝ミクロソームのインキュベーションシステムを用い、cocktailプローブ薬物法(公開技術)によって、同時にヒト肝ミクロソームのCYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4基質フェナセチン、ジクロフェナク、S−メフェニトイン、デキストロメトルファン、ミダゾラムの含有量の変化を測定し、異なる濃度下で、TSL−0319のヒト肝ミクロソームのCYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4ハプロタイプ活性に対する影響を評価し、かつ対応するIC50を測定した。
2、実験結果:
3、結論:
TSL−0319のCYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4の5種類の代謝酵素に対するIC50は、いずれも50μMより大きいため、TSL−0319の使用は他の薬物の代謝に影響を及ぼすことがなく、他の薬物の併用可能である。
試験例五、化合物TSL−0319のマウスの薬物動態学実験
1、投薬方案:
7−10週齢の健康なCD−1マウス6匹をランダムに2組に分けた。それぞれ静脈注射及び胃内投与によって2mg/kg、5mg/kgのTSL−0319(静脈注射、2mg/ml、DMSO/PEG400/HO=20/60/20の溶液で透明な溶液に作製し、胃内投与、5mg/ml、PEG400/Tween80/HO=40/10/50の溶液で透明な溶液に作製する)を供与し、投薬する前に12時間断食させ、自由に水を飲用させ、投薬する前及び投薬後に、時点に従って、大伏在静脈または顎下静脈から採血し(静脈注射の採血時点:0h、0.0833h、0.250h、0.500h、1.00h、2.00h、4.00h、8.00h、12.00h、24.00h;胃内投与の採血時点:0h、0.250h、0.500h、1.00h、2.00h、4.00h、8.00h、12.00h、24.00h)、最低定量の濃度(lower limit of quantitation,LLOQ)は3ng/mlとした。
2、実験結果:表7に示す。
3、結論:
TSL−0319はCD−1マウスを利用して薬物動態学実験を行い、採血時点及びLLOQの設定によって、そのT1/2はlinagliptinの開示データに比べ、大きな差異があるが、60.5%のバイオアベイラビリティは、同等な条件下のlinagliptinのバイオアベイラビリティ(linagliptinはCD−1マウスを利用して薬物動態学実験を行い、5mg/kg、経口であり、バイオアベイラビリティは18.4%である)より顕著に高い。
本発明の化合物I−1〜I−2、1−4の構造はI−3に類似するため、化合物I−1〜I−2、1−4は、いずれも化合物I−3と同じ薬効、作用を有する。

Claims (10)

  1. 式Iに示すキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩であって、
    ここで、Rは化学式3から選ばれ、
    は、シアノ基またはカルボメトキシ基から選ばれ、
    は水素、ハロゲン原子、直鎖または分岐の1〜5個のハロゲン原子により置換または無置換のC1−6アルキル基、直鎖または分岐の1〜5個のハロゲン原子により置換または無置換のC1−6アルコキシ基から選ばれ、
    X、Yは、それぞれ独立にCまたはNから選ばれ、
    nは0、1、2、3または4であるキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。
  2. は水素、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ基、エトキシ基、トリフルオロメチル基またはトリフルオロメトキシ基から選ばれ、nは0、1または2である請求項1に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。
  3. は、水素、塩素原子、フッ素原子、臭素原子、メチルまたはメトキシ基から選ばれる請求項2に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。
  4. は、水素またはフッ素原子から選ばれる請求項3に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。
  5. 前記キサンチン誘導体は以下から選ばれる請求項4に記載のキサンチン誘導
    体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。
    または

    または
    または
  6. 前記薬学的に許容可能な塩は、キサンチン誘導体、またはその溶媒和物と、塩酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸、マレイン酸、乳酸、メタンスルホン酸、硫酸、リン酸、クエン酸、酢酸またはトリフルオロ酢酸から選ばれる酸とによって形成される塩であり、前記薬学的に許容可能な塩は、キサンチン誘導体、またはその溶媒和物と、トルエンスルホン酸、塩酸、酒石酸またはトリフルオロ酢酸から選ばれる酸とによって形成される塩であることが好ましい請求項1〜5のいずれか一項に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩を活性成分とする薬物組成物であって、活性成分が薬物組成物の総重量の0.1〜99.9%占める薬物組成物。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩と、薬学的に許容可能な担体とによって作製される製剤であって、薬学的に許容可能な担体は、重量で製剤の総重量の0.1〜99.9%である製剤。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のキサンチン誘導体及びその溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩の、ジペプチジルペプチダーゼIVに関連する疾患を治療する薬物の調製における使用。
  10. 前記ジペプチジルペプチダーゼIVに関連する疾患は、2型糖尿病または耐糖能異常から選ばれる請求項9に記載の使用。
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