JP2018518616A - センタリング付加部を有する支持要素を備えるピック - Google Patents

センタリング付加部を有する支持要素を備えるピック Download PDF

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Abstract

本発明は、ピック、特にラウンドシャンクピックであって、ピックヘッドと、ピックシャンクと、下面に座面を有するとともに座面を越えて突出するセンタリング付加部を有する支持要素と、を備え、センタリング付加部は、ピックの中心縦軸線に対して斜めに延在するセンタリング面を有し、センタリング面は、間接にまたは直接に座面へ移行しており、支持要素は、中心縦軸線に沿って、ピックシャンクを収容するための、内径Diを有する収容孔により中断されている、ピックに関する。このピックにおいて、中心縦軸線の方向で、センタリング付加部の、座面から離反する側の端部と座面との間で、またはセンタリング付加部の端部と、座面よりも深く支持要素内に成形された凹部の内側の終端部との間で測定されるカラー高さが、支持要素の収容孔の内径Diとカラー高さとの比が8より小さくなるように、かつ/またはカラー高さが、ピックホルダに組み付けられたピックの軸方向の遊び幅よりも大きくなるように、設計されている。ピックは、低減された摩耗を特徴としている。

Description

本発明は、ピックヘッドとピックシャンクとを有するピック、特にラウンドシャンクピックであって、下面に座面を有するとともに座面を越えて突出するセンタリング付加部を有する支持要素を備え、センタリング付加部は、ピックの中心縦軸線に対して斜めに延在するセンタリング面を有し、センタリング面は、間接にまたは直接に座面へ移行しており、支持要素は、中心縦軸線に沿って、ピックシャンクを収容するための、内径Diを有する収容孔により中断されている、ピックに関する。
本発明は、さらに、ツールシステムであって、ピック、特にラウンドシャンクピックであって、ピックヘッドとピックシャンクを有する、ピックと、支持要素であって、その下面に座面を有するとともに座面を越えて突出するセンタリング付加部を有し、センタリング付加部は、ピックの中心縦軸線に対して斜めに延在するセンタリング面を有し、センタリング面は、間接にまたは直接に座面へ移行しており、支持要素は、中心縦軸線に沿って、ピックシャンクを収容するための、内径Diを有する収容孔により中断されている、支持要素と、ピックシャンクを収容するためのピックホルダであって、支持要素へ向いた側で、座面を載置するための摩耗面と、支持要素のセンタリング付加部を収容するためのセンタリング収容部とを有する、ピックホルダと、を備える、ツールシステムに関する。
そのようなピックまたはそのようなツールシステムは、独国特許出願公開第102014104040号明細書(DE102014104040A1)において公知である。カッティング要素を起点として、ピックヘッドの直径は、ピックシャンクが続くフランジへ向けて拡大している。円筒形に構成されたピックシャンクは、緊締スリーブを用いて、ピックホルダの保持付加部におけるピック収容部に保持されている。緊締スリーブによる固定が、ピックの中心縦軸線を中心とするピックの回転を許容する一方で、軸方向の運動は、阻害されている。ピックヘッドと保持付加部との間に、支持要素が配置されており、その中心の収容孔を通ってピックシャンクが案内されている。ピックヘッドへ向けて、支持要素は、縁部により取り囲まれた凹部を有し、凹部の底部は、支持面を成し、支持面に、ピックヘッドが、載置面でもって、載置している。ピックホルダへ向けて、支持要素は、座面を形成し、座面は、支持要素の中心へ向けて、センタリング付加部の、ピックの中心縦軸線に対して斜めに延在するセンタリング面へ移行している。センタリング面と座面との間の移行領域に、溝が配置されており、溝は、座面に対して少なくとも0.3mmの深さを有する。ピックホルダの保持付加部の上面は、ピックヘッドへ向けて、支持要素の下面に対応するように成形されている。この上面は、摩耗面を有し、摩耗面に、支持要素の座面が載置している。支持要素のセンタリング付加部は、保持付加部のセンタリング収容部に半径方向で案内されている。ピックを備えるツール構造体の運転中における摩耗面の摩耗により、ピックホルダの摩耗面に、支持要素の溝の領域で、溝に係合する隆起部が形成される。この係合により、支持要素の追加的な側方のガイドが達成される。同時に溝と溝内に係合する隆起部とにより、ピック収容部の領域への掘削材料の侵入が少なくとも減少され、これにより、ピックの回動性が得られるとともに摩耗が低減される。
ピックの中心縦軸線を中心とするピックの回動性を保証するために、ピック保持部内でのピックの軸方向の遊び幅が所望されている。この場合、より大きなピックに対しては、より小さなピックに対するよりも大きな遊び幅が設定されている。軸方向の遊び幅がセンタリング付加部の高さを上回ると、センタリング付加部による支持要素の側方のガイドが失われる。これは、支持要素だけではなくピックホルダの摩耗の増加をもたらしてしまう。
独国EP特許の翻訳60209235号(DE 60209235 T2)において、回動可能なカッティングピックのためのワッシャが公知である。このワッシャは、そのピックヘッドへ向いた側の前面に複数のリブを有する。これらのリブは、カーブした形状を有し、ワッシャの周にわたって均一に分配して配置されてよい。反対の側の背面に、均一に分配された複数の凹部が、ワッシャに成形されてよい。ワッシャの中心の収容孔へ向けて、背面は、ワッシャの中心縦軸線に対して斜めに延在する面取りされたエッジを有するセンタリング付加部を有する。このセンタリング付加部は、ワッシャが組み付けられた状態で、対応する面取り部に突出し、面取り部は、ピックホルダのピック収容部に対して環状に配置されており、これにより、ワッシャの側方のガイドが得られる。リブと凹部とにより、ワッシャの載置面積が減少され、これは、ワッシャの回動性の改善をもたらす。
この構造体では、組み付けられたピックの許容される軸方向の遊び幅に基づいて、センタリング付加部によるワッシャの側方のガイドが、ピックが最大に持ち上げられると失われ得る。これにより、ワッシャ自体およびピックホルダの摩耗が大幅に増加する。特にこれにより生じ得るワッシャの揺動運動が、ピックホルダの端面の不均一な損耗をもたらすおそれがあり、これにより、端面は、傾倒されひいてはより早期に摩耗してしまう。さらに、端面が傾いた状態で摩耗されると、ピックの回動性が制限されるかまたは阻害されるおそれがあり、これは、ピックの片側で早期の摩耗をもたらしてしまう。この場合、半径方向に方向付けられたリブおよび凹部は、ワッシャの追加的な側方のガイドをもたらさない。
本発明の課題は、摩耗具合が改善されたピックを提供することである。さらに本発明の課題は、そのようなピックを備えるツールシステムを提供することである。
ピックに関係する本発明の課題は、中心縦軸線の方向で、センタリング付加部の、座面から離反する側の端部と座面との間で、またはセンタリング付加部の端部と、座面よりも深く支持要素内に成形された凹部の内側の終端部との間で測定されるカラー高さが、支持要素の収容孔の内径Diとカラー高さとの比が8より小さくなるように、かつ/またはカラー高さが、ピックホルダに組み付けられたピックの軸方向の遊び幅よりも大きくなるように、設計されていることにより解決される。ピックホルダに組み付けられた状態で、支持要素の座面は、ピックホルダの摩耗面に載置している。この場合、センタリング付加部は、摩耗面に形成されたセンタリング収容部に係合し、これにより、支持要素の位置の半径方向の安定化がもたらされる。凹部が座面内に形成されていると、ピックホルダの付加部は、凹部に係合する。支持要素の収容孔の内径Diとカラー高さとの比が8よりも小さいことにより、支持要素の側方の運動の十分な阻害が確保されている。この場合、好適には、カラー高さは、ピックの耐用期間にわたって予期される最大の軸方向の遊び幅よりも大きく選択されている。これにより、センタリング付加部は、ピックが軸方向の遊び幅の内側で最大にピック収容部から引き出される場合でも、支持要素の側方の安定化がもたらされる。これにより、支持要素およびピックホルダの摩耗面の摩耗を大幅に低減することができる。これは、特に支持要素の軸方向の荷重が不均一な場合に当てはまる。そのような不均一な軸方向の荷重により、支持要素の側方の安定化が十分ではない場合には、ホルダの摩耗面の非対称のひいては高められた摩耗がもたらされる。本発明に係る支持要素の改善された側方のガイドにより、支持要素の収容孔内で案内されたピックのより正確なセンタリングが行われ、これにより、摩耗面の非対称の摩耗が回避されるかまたは少なくとも低減される。支持要素および摩耗面のわずかな摩耗は、ピックの改善されたセンタリングと、ピック回動運動の安定化にとより得られる。これは、ピックの均一な損耗ひいては耐用期間の延長をもたらす。センタリング付加部は、センタリング収容部と協働して、ラビリンス状のシール性をもたらす。これにより、ピック収容部およびピックシャンクの領域への掘削材料および塵埃の侵入が少なくとも低減される。支持要素の収容孔の内径Diとカラー高さとの、選択された比が8よりも小さいことにより、十分なシール性が確保されるので、ピック収容部およびピックシャンクの領域へ異物が到達しない、またはほとんど到達せず、異物がピックの回動運動を阻害することはない。これにより、ピックの摩耗が低減される。
好適には、収容孔の内径Diとカラー高さとの比が、7.5より小さく、好適には7.0より小さく、特に好適には6.5より小さく設定されてよい。比が7.5より小さい場合、たとえば掘削材料の当接により直接に支持要素に横力が作用する場合でも、良好な側方のガイドが達成される。比が7.0より小さい場合、側方のガイドがさらに改善されるので、軸方向に方向付けられた、支持要素にわたって不均一に分配された力と半径方向に作用する横力とが同時に作用しても、これによりもたらされる高い摩耗を伴う支持要素の揺動運動が生じることはない。比が6.5より小さい場合、すでに生じた摩耗によりピックの軸方向の遊び幅が場合により拡大されているとき、支持要素およびピックの耐用期間の終わり頃でも十分な側方のガイドが達成される。
センタリング付加部および/または凹部が、収容孔に対して環状に配置されていることにより、支持要素およびピックの良好な回動性と同時に、支持要素ひいてはピックの半径方向に作用するガイドを達成することができる。
同一のまたはそれぞれ異なる深さを有する複数の凹部、またはセンタリング付加部の周りに渦巻き状に延在する少なくとも1つの凹部が、座面内に成形されており、支持要素の収容孔の内径Diと、複数の凹部または渦巻き状の凹部の複数の溝のうちの1つに対するカラー高さとの比が、好適には収容孔の内径Diと1つの凹部または1つの溝に対して特定された最大のカラー高さとの比が、8より小さいことにより、支持要素の側方のガイドをさらに改善することができる。半径方向に相並んで配置された複数の凹部と、これに対応する、凹部に係合する、ピックホルダの付加部とにより、軸方向の投影面積は変わらないが、しかし半径方向のピックホルダと支持要素との間の接触面積が拡大される。これにより、より大きな横力を吸収することができる。同時に、ピックホルダと支持要素との間の接触面積が拡大され、これにより、面圧ひいては摩耗も低減される。相並んで位置する凹部と、凹部に係合する付加部とにより、侵入する掘削材料に対するシール作用がさらに大幅に改善される。支持要素の収容孔の内径Diとカラー高さとの比が8より小さいことにより、支持要素が軸方向の遊び幅の範囲内で最大に摩耗面から持ち上げられる場合でも、支持要素ひいてはピックの十分な半径方向のガイドが達成される。
ガイドウェブが、センタリング付加部に対して間隔を置いて、隣接する座面を越えて突出していることにより、側方のガイドおよびシール性ひいてはピックの回動性および摩耗のさらなる改善を達成することができる。この場合、ガイドウェブは、好適には、ピックホルダの摩耗面内に形成された、ガイドウェブに対応するウェブ収容部に係合する。
センタリング付加部は、好適には、ピックホルダに成形されたセンタリング収容部に収容され、その中に回動可能に支持される。この場合、支持要素の座面に成形されたガイドウェブは、ピックの運転中に、平坦に構成された、ピックホルダの摩耗面にすり合わされる。ガイドウェブがウェブ収容部をピックホルダに形成する前に、支持要素の十分な側方のガイドを達成するために、凹部が、センタリング付加部とガイドウェブとの間に形成されており、センタリング付加部が、隣接する座面に関して、ガイドウェブより大きな高さを有するように設定されてよい。
ピック、支持要素およびピックホルダのわずかな摩耗に関する主な条件は、ピックの中心縦軸線を中心とする支持要素およびピックの軽くて自在の回動性である。センタリング面、座面、凹部および/またはガイドウェブの間の移行部が、真っ直ぐにまたは丸み付けられて延在していることにより、回動性を改善することができる。したがって、鋭利で回動を阻害するエッジが回避される。
座面に対する凹部の深さが、0.3mm以上、好適には0.3mm〜2mm、特に好適には0.5mm〜1.5mmであることにより、支持要素の良好な側方のガイドが得られる。凹部が0.3mmより小さく選択されていると、支持要素の十分な側方安定性にとって十分な程度にはっきりした加部が得られない。2mmの深さまでの凹部は、付加部と凹部との間の良好なシール作用(ラビリンスシール)をもたらす。凹部の深さが0.5mm〜1.5mmに選択されると、シール性と側方ガイドとの間の組み合わせられた良好な作用が得られる。
支持要素が、20mmの内径Diを有する収容孔を有し、カラー高さが、2.5mmより大きい、かつ/または支持要素が、22mmの内径Diを有する収容孔を有し、カラー高さが、2.75mmより大きい、かつ/または支持要素が、25mmの内径Diを有する収容孔を有し、カラー高さが、3.125mmより大きい、かつ/または支持要素が、42mmの内径Diを有する収容孔を有し、カラー高さが、5.25mmより大きいことにより、通例のピックの大きさおよびこれに属するピックホルダにとって適切な支持要素が得られる。たとえば微細切削のためのより小さなピックに対しては、20mmまたは22mmの収容孔の内径Diと、少なくとも2.5mmまたは2.75mmのカラー高さとを有する支持要素が適している。平均的な大きさのピックに対しては、25mmの収容孔の内径Diと、3.125mmのカラー高さとを有する支持要素が適している。大きなピックおよびこれに属するピックホルダに対しては、42mmの収容孔の内径直径Diと、少なくとも5.25mmのカラー高さとを有する支持要素を使用することができる。支持要素の収容孔の内径Diとそれぞれのカラー高さとの比が8より小さい場合、より大きな支持要素に対して、相応により高いセンタリング付加部が設けられる。これにより、相応により大きな力が生じ、ピックのより大きな軸方向の遊び幅を有するより大きなピックの場合に支持要素の十分な側方のガイドが提供されることが保証されている。
ツールシステムに関係する本発明の課題は、中心縦軸線の方向で、センタリング収容部の、摩耗面から離反する側の端部と、摩耗面との間で、またはセンタリング収容部の端部と摩耗面を越えて突出する付加部の最高点との間で測定されるセンタリング高さが、支持要素の収容孔の内径Diとセンタリング高さとの比が8より小さい、かつ/またはカラー高さが、ピックホルダに組み付けられたピックの軸方向の遊び幅よりも大きい、ように設計されていることにより解決される。
支持要素の収容孔の内径Diとセンタリング高さとの比が8より小さいことにより、センタリング収容部に係合するセンタリング付加部の良好な側方のガイドが達成される。カラー高さが、ピックホルダに組み付けられたピックの軸方向の遊び幅よりも大きいと、ピックがその最大に許容される軸方向の遊び幅の内側でピックホルダから引き出されていても、依然として良好な側方のガイドが達成され、支持要素を、ピックヘッドとピックホルダとの間にそのように形成されたギャップの領域において軸方向に位置調整することができる。
必要とされるセンタリング高さは、より大きな支持要素ひいてはより大きなツールシステムに対して相応により大きく設定される。これにより、ピックの、相応により大きな許容される軸方向の遊び幅を有する大きなツールシステムの場合でも、支持要素の良好な側方のガイドが達成される。同時に、センタリング収容部と、支持要素の、これに係合するセンタリング付加部とにより、シール区分は、ピック支持部の領域への異物の侵入を困難にするはっきりしたラビリンス状のシール区分が提供される。
支持要素が、その座面でもって、ピックホルダの摩耗面に載置しており、ピックホルダの、摩耗面を越えて突出する少なくとも1つの付加部は、支持要素の、座面内に成形された凹部に対応するように構成されていて、かつ凹部内に突出していることにより、側方のガイドだけではなくシール作用も改善することができる。この場合、付加部およびこれに対応する凹部は、丸溝形または台形に、または様々な輪郭区分による多段式に形成されてよい。
支持要素が、ガイドウェブを有し、ガイドウェブは、隣接する座面を越えて突出しており、ピックホルダは、摩耗面内に成形された、ガイドウェブに対応するウェブ収容部を有し、ウェブ収容部内に、ガイドウェブが突出していることにより、側方のガイドおよびシール作用をさらに改善することができる。支持要素の座面が、少なくとも1つのガイドウェブだけではなく少なくとも1つの凹部も有し、摩耗面が、これに対応して少なくとも1つのウェブ収容部と少なくとも1つの付加部とを有する組合せも考えられる。
本発明の特に好適な態様に基づいて、付加部および/またはウェブ収容部が、ピックホルダの製造に際して賦形方法により摩耗面に形成されており、対応する凹部および/または対応するガイドウェブが、ツールシステムの運転中に座面の摩耗により形成されており、かつ/または凹部および/またはガイドウェブが、支持要素の製造に際して賦形方法により座面に形成されていて、対応する付加部および/または対応するウェブ収容部が、ツールシステムの運転中に摩耗面の摩耗により形成されているように設定されてよい。製造時に単一の構成部材、つまりピックホルダまたは支持要素を相応に成形するだけでよい。この場合、成形部は、運転中に対向する構成部材にすり合わされる。すり合わせ過程は、複数のピック交換にわたって行われてよい。好適には、より硬い構成部材が成形される。特に好適には、成形は、支持要素の座面において行われる。この場合、対応する付加部およびウェブ収容部は、運転中にピックホルダの摩耗面にすり合わされる。すり合わせ込みは、好適には、支持要素の回転運動中に行われる。この場合、支持要素は、そのセンタリング付加部により、ピックホルダのセンタリング収容部に半径方向で案内されている。
以下、図面に示された実施の態様に基づいて本発明を詳説する。
ピックをピックホルダに組み付けた状態でツールシステムを示す側面図である。 図1のIIで示された部分の詳細図である。 公知の支持要素におけるピックホルダの摩耗面の摩耗を示す概略図である。 第1の態様の支持要素の一部を示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。 別の態様の支持要素の一部を概略的に示す側面断面図である。
図1は、ピック10をピックホルダ40に組み付けた状態で、背景技術に基づくツールシステムを側面図で示している。ラウンドシャンクピックとして構成されたピック10は、硬質材料、たとえば超硬合金から成るピック先端部14を有するピックヘッド13を備える。ピック先端部14とは反対の側で、円筒形のセンタリング区分12が、ピックヘッド13に成形されており、センタリング区分12は、先細り区分12.1を介して円筒形のピックシャンク11へ移行している。
ピックホルダ40は、基部41を有し、基部41に、下側で突出する差込み付加部42が成形されている。基部41は、さらに一体的に成形された保持付加部43を有し、保持付加部43に、円筒形の孔としてピック収容部46が形成されている。この場合、ピック収容部46は、貫通孔として構成されており、この貫通孔は、その両方の縦方向の端部で開いている。ピック収容部46の、差込み付加部42から離反する側の端部は、保持付加部43の円筒形の区分44に通じている。保持付加部43の外周に、周方向に延在するリングの態様の摩耗マーク45が設けられている。
ピック10は、そのピックシャンク11でもって、取付けスリーブ20により、ピックホルダ40のピック収容部46に保持されている。そのために、取付けスリーブ20は、保持要素21を有し、保持要素21は、ピックシャンク11の、周方向に延在する溝15に係合する。さらに、取付けスリーブ20は、緊締スリット23を有する。緊締スリット23は、ばね弾性的な材料から製作された取付けスリーブ20がその内部応力に基づいてピック収容部46の壁に押し付けられ、これにより壁に固定されることを可能にする。ピック10は、これにより、その縦軸線を中心に回動可能であるが、軸方向で保持されてピック収容部46に確保されている。この場合、軸方向の支持部は、ピック10の軽快に作動する回動性を実現可能にするために両矢印により示唆された、ピック10の所定の軸方向の遊び幅50を可能にする。
図2に詳しく示されているように、ピックヘッド13とピックホルダ40との間に、ワッシャ状の支持要素30が配置されており、この場合、ワッシャ状の支持要素30の外側輪郭は、所定の幾何学形状および/または任意の形状に追従している。
運転のために、ピックホルダ40は、その差込み付加部42でもって、切削機械の図示されていないミリングドラムにおける対応する保持部に組み付けられる。ピック10は、取付けスリーブ20により、支持要素30とともに、ピックホルダ40の保持付加部43に取り付けられる。運転中、ピック10は、ミリングドラムの回動運動により掘削材料の中を通って案内される。この場合、ピック10は、作用する力に基づいて自動的に回動するので、ピック10の半径方向の均一な損耗が達成される。
図2は、背景技術に基づく、ピック10と支持要素30とを有するツールシステムの、図1においてIIで示された部分の詳細を示している。ピックヘッド13は、ピックシャンク11へ向けて、載置面13.1を形成するフランジ13.2により終端されている。載置面13.1は、支持要素30の支持面32に載置している。支持面32は、収容部31の内側で、支持要素30の上面に形成されている。支持面32は、相応に外側で縁部31.1により画定されている。支持面32とは反対の側で、支持要素30は、座面33を有し、座面33でもって、支持要素30は、保持付加部43の円筒形の区分44の摩耗面47に載置している。支持要素30は、ピック10の中心縦軸線(M)に対して実質的に回転対称に構成されている。座面33は、環状の凹部35を介して、中心縦軸線Mに対して斜めに延在する、センタリング付加部34のセンタリング面34.1へ移行している。図2において明確に示されているように、支持要素30のセンタリング付加部34は、ピックホルダ40の、対応して構成されたセンタリング収容部48に嵌め込まれている。
中心縦軸線(M)に沿って、支持要素30は、収容孔39を有し、収容孔39により、ピック10を案内するためのガイド領域36が形成されている。組付け状態で、ピックシャンク11のセンタリング区分12は、ガイド領域36に対応して配置されている。このようにすると、ガイド領域36とセンタリング区分12との間に回動支持部が生じる。この場合、円筒形のセンタリング区分12の外径は、支持要素30とセンタリング区分12との間の回動自在性が維持されるように、ガイド領域36における収容孔39の内径Diに合わせて調整されていることに留意しなければならない。これら両方の構成部材の間の遊び幅は、(ピック(10)の中心縦軸線に対して横向きに)生じる側方のずれができるだけわずかであるように、選択されるべきである。すでに図1について説明されたように、センタリング区分12は、先細り領域12.1の後で円筒形のピックシャンク11へ移行している。
ピックシャンク11は、取付けスリーブ20により、ピックホルダ40の保持付加部43に保持されている。その上側の端部で、取付けスリーブ20は、面取り部22を有する。
運転中、ピック10は、中心縦軸線を中心に回動する。回動自在性により、ピック10がその周全体にわたって均一に損耗することが保証されている。その際、ルーズに載置された、ピックシャンク11のセンタリング区分12により保持される支持要素30も回動し、これにより、ピック10の回動性が総じてさらに改善される。ピック10の回動と高い機械的な荷重とにより、主に保持付加部43の上側の区分44で、ピックホルダ40の摩耗も生じる。この荷重により、摩耗面47が摩耗される。この場合、保持付加部43の現行の摩耗は、図1に示された摩耗マーク45を介して評価することができる。
図2に示されているように、支持要素30と保持付加部43との間の相対運動により、保持付加部43の、新品状態で平坦な摩耗面47が、支持要素30の凹部35にすり合わされる。したがって、凹部35の輪郭に対応して形成される付加部47.1により、支持要素30は、追加的な側方のガイドを有し、これは、支持要素30ひいてはピック10の回動性にとって有利に働く。センタリング面34.1は、接線方向で凹部35の表面へ移行するので、回動性を妨げるエッジが形成されない。
これに対応して、凹部35の表面は、鋭利なエッジを有しない丸み付け区分を介して座面33へ移行している。凹部35は、その半径方向外側の表面区分でもって、半径方向内向きに支持要素30に作用する力に対抗する。半径方向外向きに向けられた力に、半径方向内側の表面区分が対抗する。これにより、センタリング面34.1が吸収しなければならない力が低減され、これは、この領域において、面圧の低下と、これに応じた摩耗の低減とをもたらす。さらに、このような支持は、支持要素30のワッシャ平面における揺動運動にも対抗し、これは、ピックホルダ40の摩耗の低減をもたらす。さらに、凹部は、摩耗面47から隆起された、凹部の対応部材と相俟って、ラビリンス状のシールとして用いられる。座面33と摩耗面47との間に至る掘削材料は、このシールにより、後続の侵入が阻止され、これにより、わずかに減少された程度しかピックシャンク11の領域に到達しない。
図3は、公知の支持要素30であって、支持要素30に掛けられた荷重が非対称である場合のピックホルダ40の摩耗面47の摩耗を概略図で示している。ワッシャ状の支持要素30は、図示の態様では、平坦な支持面32とこれとは反対の側に同様に平坦に構成された座面33とにより画定されている。センタリング付加部34は、そのセンタリング面34.1でもって、中心の収容孔39に対して環状に座面33に成形されている。収容孔39は、所定の内径Di58を有する。支持面32の側で、収容孔39は、導入面取り部36.1を有する。
非対称の荷重は、第1の力55.1と、これと比べてより大きな第2の力55.2とを記号化している、異なる長さの2つの矢印により表されている。非対称の力の導入は、たとえばミリングドラムの回転方向に対するピックホルダ40の位置に起因してよい。そのような不均一な軸方向の荷重は、支持要素30の側方の運動(半径方向運動54)が比較的大きな場合に、ピックホルダ40の摩耗面47における非対称の摩耗をもたらす。これは、摩耗面47の、中心縦軸線Mに対して垂直に延在する平面に対して摩耗角度56の分だけ傾いたプロフィールにより示唆されている。半径方向運動54は、支持要素30の側方のガイドが不十分な場合に起こり得る。摩耗面47のそのような非対称の損耗により、ピック10を案内する支持要素30は、中心縦軸線Mに対して斜めに摩耗面47に載置している。これにより、収容孔39は、ピック収容部46の中心縦軸線Mに対して不正確に方向付けられている。この誤った位置により、ピック10の、軽快に作動する回動性が妨げられ得るかまたは阻害され得る。
図4は、側方断面図で、第1の態様で本発明に係る支持要素30の一部を示している。
支持面32は、ピックヘッド13を支持するための収容部31に配置されている。これとは反対の側の座面33において、センタリング付加部34のセンタリング面34.1への移行部に、溝状の凹部35が形成されている。凹部35は、0.5mm〜6mmの範囲の、本態様では1.5mmの第1の半径35.1を有する。座面33に対する凹部35の深さは、好適には0.3mm〜2mm、好適には0.5mm〜1.5mmの範囲にあり、本態様では約1.0mmである。凹部35は、第2の半径35.2を有する丸み付けられた領域を介して座面33へ移行している。凹部35からセンタリング面34.1への移行部は、真っ直ぐに延在している。したがって、センタリング面34.1と凹部35と座面33との間のエッジが回避され、これにより、中心縦軸線Mを中心とする、組み付けられた支持要素30の回動自在性が改善される。
頂点35.5が、凹部35の内側の終端部53を形成する。座面33から離反する側で、センタリング付加部34は、ウェブ状の端部34.2により終端されている。カラー高さ52が、両矢印により表されている。カラー高さ52は、本態様では、中心縦軸線Mの方向で測定された、センタリング付加部34の端部34.2と凹部35の終端部53との間の間隔を表している。
図示の態様では、凹部35は、支持要素30の座面33内に成形されている。組み付けられた状態で、支持要素30は、その座面33でもって、図2に示された、ピックホルダ40の摩耗面47に載置している。摩耗面47がセンタリング収容部48へのその移行部にまで平坦に構成されている場合、付加部47.1が、ツールシステムの使用中、かつツールシステムの使用に際して中心縦軸線Mを中心として回動する支持要素30の使用中、凹部35にすり合わされるようになる。これに対して択一的に、凹部35に対応する付加部47.1がピックホルダ40の製造時にすでに摩耗面47に成形されるように設定されてもよい。この場合、付加部47.1は、すでにその最終的な、凹部35に適合する輪郭を有してよい。付加部47.1を、ピックホルダ40の製造時におおむね凹部35の輪郭に適合されるだけにしてもよい。この場合、付加部47.1の最終的な輪郭は、付加部47.1が凹部35にすり合わされる、ツールシステムの使用中に得られる。可能な別の態様に基づいて、座面33は、これに凹部35が成形されないように構成されてよい。その代わりに、付加部47.1が、ピックホルダ40の摩耗面47に成形されている。そこでは、運転中、付加部47.1が、支持要素30の摩耗面33にすり合わされ、これにより、凹部35を形成する。
支持要素30の外径51および支持要素30の収容孔39の内径58は、それぞれ矢印により表されている。外径51は、図示の態様では、座面33の外側の直径57に一致する。
本発明によれば、カラー高さ52は、支持要素30の収容孔39の内径58とカラー高さ52との比が8より小さな値を占めるように設計されている。この場合、カラー高さ52は、センタリング付加部34および凹部35の軸方向の寸法により設定されている。
支持要素30の収容孔39の内径58とカラー高さ52との比が8より小さな場合、支持要素30ひいてはピック10の良好な側方のガイドが確保されている。特にこの場合、カラー高さ52は、これがピック10ひいては支持要素30の軸方向の遊び幅50よりも大きいように設計されている。支持要素30の収容孔39の内径58に依存するカラー高さ52の寸法は、比較的大きなツールシステムの場合に許容されるより大きな軸方向の遊び幅50を考慮している。これにより、ツールの大きさにかかわらず、常に、支持要素30ひいてはピック10の十分な側方のガイドが保証される。
センタリング収容部48に当接するセンタリング面34.1により、ピック収容部46からのピック10の最大の変位の、許容される軸方向の遊び幅50の内側でも、支持要素30の良好な半径方向のガイドが達成される。凹部35と、ピックホルダ40の、凹部35に係合する付加部47.1とにより、支持要素30の別の側方のガイドが達成される。したがって、支持要素30の側方の運動または揺動運動を確実に回避することができる。これにより、支持要素30およびピックホルダ40の摩耗を大幅に低減することができる。図2について記述されているような、支持要素30への荷重が不均一な場合の摩耗面47の非対称の摩耗を回避するかまたは少なくとも大幅に低減することができる。中心縦軸線Mに関する支持要素30ひいてはピック10の当接面としての摩耗面47の角度の変化が生じないことにより、ピック10および支持要素30の変わらない良好な回転が達成される。同様に、支持要素30のガイド領域36にピック10のピックシャンク11のセンタリング区分12が当接することにより、ピック10の正確な側方のガイドが行われる。支持要素30ひいてはピック10の正確な側方のガイドと、これにより低減された、支持要素30ひいてはピックホルダ40の摩耗とにより、支持要素30だけではなくピック10の回動運動の安定化も達成される。これにより、特にピック10およびピックヘッド13の摩耗を低減することができる。
さらに、支持要素30の収容孔39の内径58とカラー高さ52との比が8より小さい場合、比が8以上のツールシステムの場合よりも、支持要素30とピックホルダ40の保持付加部43の上面との、互いに係合し合う輪郭により、侵入する異物に対する改善されたシール作用が達成される。これにより、たとえばピック収容部46の領域へ侵入する掘削材料が減少し、これにより、この領域における摩耗が低減され、ピック10の回動性が確保される。
支持要素30およびピック10の軽い回動性は、さらに、センタリング面34.1と収容部35と座面33との間の、丸み付けられたまたは真っ直ぐに延在し、ひいてはエッジのない移行部により得られる。鋭利な移行部が存在する場合には、容易に、支持要素30がピックホルダ40に対して傾斜され、回動が阻止されてしまう。これは、丸み付けられたまたは真っ直ぐに延在する移行部により回避することができる。
図5〜図14は、概略側方断面図で、それぞれ別の態様の支持要素30の一部を示している。
図5〜図11および図13、図14に示された態様では、支持要素30は、平坦な支持面32を有する。しかしながらこれに対して択一的に、図4の態様に基づいて、縁部31.1により取り囲まれた収容部31を支持要素30の上面に設けることも可能である。この場合、収容部31は、支持面32を形成し、支持面32に、ピックヘッド13が、その載置面13.1でもって載置している。支持面32からガイド領域36への移行部に、導入面取り部36.1が配置されている。これに対して択一的に、移行部は、丸み付けられて構成されてもよい。
図5〜図12に基づく態様では、支持要素30の外径51は、それぞれの座面33の外側の直径57に一致する。図13および図14に基づく態様では、座面33に対して環状に縁取り部38が配置されている。相応に支持要素30の外径51は、この態様では、これに属する座面33の外側の直径57よりも大きい。
図5に示された支持要素30の態様では、ガイドウェブ37が、座面33配置されている。ガイドウェブ37は、センタリング付加部34に対して間隔を置いて延在している。ガイドウェブ37は、座面33に対して斜めに延在する側面を有する台形の輪郭を有する。ピックホルダ40へ向けて、ガイドウェブ37は、座面区分33.1により終端されている。凹部35は、センタリング付加部34とガイドウェブ37との間に形成されている。凹部35も、台形の輪郭を有する。凹部35の終端部53は、当接面35.3により形成される。図示の態様では、当接面35.3は、座面33と同一の平面内でガイドウェブ37の側方に位置する。中心縦軸線Mへ向けて、当接面35.3は、センタリング付加部34の、斜めに延在するセンタリング面34.1へ移行している。センタリング付加部34は、そのウェブ状の端部34.2により、ピックホルダ40へ向けて終端されている。
カラー高さ52は、両矢印により図示されているように、中心縦軸線の方向で、センタリング付加部34の端部34.2と凹部35の終端部53との間で測定されている。支持要素30の収容孔39の内径58とカラー高さ52との比は、8より小さく、本態様では6.5より小さく選択されている。これにより、記載された利点とともに、支持要素30の良好な側方のガイドおよび侵入する異物に対する良好なシール作用が達成される。6.5より小さな比では、すでに生じた摩耗によりピック10の軸方向の遊び幅50が場合により拡大されているとき、支持要素30およびピック10の耐用期間の終わり頃でも十分な側方のガイドが達成される。
8より大きい、支持要素30の収容孔39の内径58とカラー高さ52との比をもたらす縦方向延在長さを有するカラー高さ52をセンタリング付加部34に形成することが考えられる。これにより、ピック収容部46の内側表面におけるセンタリング面34.1の改善された支持および/またはピックシャンクの解放されている領域の外側表面によるカラー高さ52の外側表面の改善された支持が達成される。
組み付けられた状態で、ガイドウェブ37は、ピックホルダ40の摩耗面47に載置している。支持要素30の回転により、支持要素30は、摩耗面47にすり合わされ、これにより、ピックホルダ40の端面に、対応するウェブ収容部を形成する。これにより、支持要素30の側方のガイドだけではなく、シール作用も大幅に改善される。
図示の態様とは異なり、センタリング面34.1から当接面35.3への移行部および/または当接面35.3から隣接するガイドウェブ37の側面への移行部および/またはガイドウェブ37の、これとは反対の側の側面から隣接する座面33への移行部は、丸み付けられてよい。同様に、側面から座面区分33.1への移行部も丸み付けられて構成されてよい。したがって、鋭利なエッジを回避することができる。これにより、支持要素30の回動性が改善される。
図6に示された支持要素30では、同様に台形のガイドウェブ37が、支持要素30の、ピックホルダ40へ向いた側に配置されている。ガイドウェブ37とセンタリング付加部34との間に形成された凹部35は、丸溝状の輪郭を有する。この場合、凹部35の半径は、その表面が接線方向でセンタリング面34.1と、隣接するガイドウェブ37の側面とへ移行するように、選択されている。カラー高さ52は、中心縦軸線Mの方向で延在する、センタリング付加部34の端部34.2と丸溝状の凹部35の頂点35.5との間の間隔に一致する。センタリング付加部34と凹部35とガイドウェブ37との、直接に連続する組合せにより、ピックホルダ40の、対応して成形された摩耗面47と相俟って、侵入する材料に対する良好なシール作用が達成される。
図7に示された支持要素30の座面33は、直接にセンタリング付加部34のセンタリング面34.1へ移行している。座面33の外側の領域で、溝状の凹部35が、座面33内に形成されている。カラー高さ52は、中心縦軸線Mに沿って、センタリング付加部34の端部34.2と溝状の凹部35の頂点35.5との間で測定されている。比較的外側に離れて支持要素30に配置された凹部35は、支持要素30の回動運動の特に良好な安定化をもたらす。
図8には、多段式に構成された凹部35とガイドウェブ37とを有する支持要素30が示されている。センタリング面34.1は、凹部35へと延在し、そこで中心縦軸線Mに対して横向きに、特に中心縦軸線Mに対して垂直に配置された当接面35.3へ移行している。当接面35.3に、凹部35の別の窪みとして溝状の領域35.4が続いている。溝状の領域35.4の表面は、接線方向に、隣接するガイドウェブ37の側面へ移行している。台形に成形されたガイドウェブ37は、座面区分33.1を形成し、座面区分33.1は、ガイドウェブ37の、外側に位置する側面を介して、別の座面33と結合されている。当接面35.3、座面区分33.1および外側に位置する座面33は、中心縦軸線Mに対して横向きに、特に垂直に延在している。この場合、当接面35.3は、座面33よりもさらに深く支持要素30内に成形されている。カラー高さ52は、センタリング付加部34の端部34.2と凹部35の溝状の領域35.4の終端部53としての頂点35.5との間で測定されている。
支持面33、支持面区分33.1および当接面35.3が配置されたそれぞれ異なる平面は、支持要素30の良好な側方ガイドだけではなく良好なシール作用をもたらす。
図9に示された支持要素30の態様では、センタリング付加部34を中心に同心に配置された複数の凹部35が支持要素30内に成形されている。これにより、波形の輪郭が形成されており、輪郭の表面は、座面33を成している。これとは異なり、凹部35は、センタリング付加部34の周りに渦巻き状に延在する溝により形成されてもよい。カラー高さ52は、センタリング付加部34の端部34.2と第1の凹部35の頂点35.5との間で測定されている。それぞれ異なる深さの、隣り合う複数の凹部35では、カラー高さ52は、好適には最大深さを有する凹部35の終端部53に対して特定される。センタリング付加部34の周りに延在するように配置された複数の凹部35により、支持要素30の良好な回動性が確保される。さらに、ピックホルダ40の、対応する複数の付加部47.1の係合により、良好なシール作用がもたらされる。波形の輪郭により、軸方向に投影された面は、平坦な面と同一であるので、軸方向の支持作用が維持される。半径方向で有効な面積は、凹部35の側面により大幅に拡大される。これにより、横力を良好に受け止めることができる。波形形状により、支持要素30と図1に示されたピックホルダ40との間の接触面積が拡大される。これにより、支持要素30とピックホルダ40との間の面圧が低減され、これは、摩耗の低減とともに回動性の改善をもたらす。
図10は、平坦な座面33を有する支持要素を示しており、座面33内には、同心に延在する溝状の2つの凹部35が加工されている。このような配置でも、良好な回動性、良好な側方の安定性および侵入する掘削材料に対する良好なシール作用が達成される。
図11に示された支持要素30は、真っ直ぐに延在するが、中心縦軸線Mに対して斜めに方向付けられた座面33を有する。この場合、支持要素30内への最大の深さ部分は、センタリング面34.1から摩耗面33への、丸み付けされて構成された移行領域に形成されている。センタリング面34.1だけではなく摩耗面33も、中心縦軸線Mに対して斜めの方向付けにより、支持要素30の位置を半径方向に安定するように作用する。カラー高さ52は、センタリング付加部34の端部34.2から、センタリング面34.1から摩耗面33への移行領域における終端部53へ向けて測定される。
図12に示された支持要素30では、支持面32だけではなく座面33も中心縦軸線Mに対して斜めに延在している。この場合、支持面32と座面33とは、好適には互いに面平行に配置されている。中心縦軸線Mの方向で測定された、最大の、センタリング区分34の端部34.2と座面33との間の間隔は、支持要素30の外側の縁部に対して生じるので、この間隔がカラー高さ52を形成する。この態様でも、センタリング面34.1だけではなく中心縦軸線Mに対して斜めに方向付けられた座面33も、支持要素30を半径方向に安定するように作用する。
図13は、外側の縁取り部38を有する支持要素30を示している。センタリング付加部34のセンタリング面34.1は、平坦に延在する支持面33へ移行している。支持面33は、好適には中心縦軸線Mに対して垂直に方向付けされている。座面33の外側の直径57は、ピックホルダ40の摩耗面47の直径よりもわずかに大きく選択されている。図示の態様では直角に構成された縁取り部38は、ピックホルダ40へ向けて延在している。組み付けられた状態で、縁取り部38は、保持付加部43の上側の区分44を包囲し、これにより、支持要素30の追加的な側方の安定化がもたらされる。さらに、縁取り部38は、ピックホルダ40と支持要素30との間の領域を材料の侵入から防護する。支持要素30の傾倒を回避するために、センタリング面34.1から座面33への移行部または座面33から縁取り部38への移行部は、丸み付けられて構成されてよい。カラー高さ52は、センタリング区分34の端部34.2と座面33との間の間隔として両矢印により表されている。
図14も、ピックホルダ40の保持付加部43を包囲する縁取り部38を有する支持要素30を示している。この場合、座面33は、内向きに湾曲して構成されている。これにより、図13に示された態様とは異なり、改善された側方のガイドだけではなく支持要素30の、中心縦軸線Mを中心とする改善された回動性も達成される。センタリング付加部34の端部34.2と座面33の内側の終端部53との間の間隔は、カラー高さ52に一致する。
本発明に係る図示された全ての態様では、それぞれのカラー高さ52は、ピック10ひいては支持要素30の、許容される軸方向の遊び幅50よりも大きく設計されている。これにより、ピック収容部46からピック10が最大に変位する場合でも、支持要素30の十分な側方のガイドが達成される。支持要素30の、ピックホルダ40へ向いた面と、ピックホルダ40の、これに対応するように設計された上面との、実現され得る様々な輪郭により、側方のガイドおよび侵入する異物に対するシール性を相応の要求に適合させることができる。この場合、それぞれのカラー高さ52に対する支持要素30の収容孔39の内径58の比が8より小さいことが重要である。というのも、この比を起点に、支持要素30の半径方向の運動が阻害されていて、支持要素30の半径方向の運動によりもたらされる摩耗の増加が排除されているからである。
出願人の実験により、一例では、たとえばウェブ状の輪郭プロフィールとしての中断された輪郭プロフィールを有するセンタリング付加部34、ガイドウェブ37、および/または1つの凹部35または輪郭プロフィールに沿って分配された複数の個々の凹部35の構成が、ホルダシャンクの端面において、回動するピックのすり合わせ特性に有利に働くことが判明している。結果として、すり合わされたセンタリング付加部34がいわゆるラビリンスシールをホルダシャンクの端面に形成することが認められ、これにより、所望しない汚れから内側孔39を防護するかまたは汚れをセンタリング付加部34、ガイドウェブ37および/または凹部35とホルダシャンクの端面の間に形成されるキャビティから、ピックの軸方向変位に基づいて的確に導出することができる。この場合、追加的に様々な長さの半径方向の延在部でこのような中断部を形成することができ、これにより汚れの導出がさらに改善される。
さらに、ピックの回動運動によりホルダに生じる圧力の導出を改善することができる。

Claims (15)

  1. ピックヘッド(13)とピックシャンク(11)とを有するピック(10)、特にラウンドシャンクピックであって、
    下面に座面(33)を有するとともに該座面(33)を越えて突出するセンタリング付加部(34)を有する支持要素(30)を備え、
    前記センタリング付加部(34)は、前記ピック(10)の中心縦軸線(M)に対して斜めに延在するセンタリング面(34.1)を有し、該センタリング面(34.1)は、間接的にまたは直接的に前記座面(33)へ移行しており、前記支持要素(30)は、前記中心縦軸線(M)に沿って、前記ピックシャンク(11)を収容するための、内径Di(58)を有する収容孔(39)により中断されている、ピック(10)において、
    前記中心縦軸線(M)の方向で、前記センタリング付加部(34)の、前記座面(33)から離反する側の端部(34.2)と前記座面(33)との間で、または前記センタリング付加部(34)の前記端部(34.2)と、前記座面(33)よりも深く前記支持要素(30)内に成形された凹部(35)の内側の終端部(53)との間で測定されるカラー高さ(52)が、前記支持要素(30)の前記収容孔(39)の前記内径Di(58)と前記カラー高さ(52)との比が8より小さくなるように、かつ/またはカラー高さ(52)が、ピックホルダ(40)に組み付けられた当該ピック(10)の軸方向の遊び幅(50)よりも大きくなるように、設計されていることを特徴とする、ピック(10)。
  2. 前記収容孔(39)の前記内径Di(58)と前記カラー高さ(52)との比が、7.5より小さく、好適には7.0より小さく、特に好適には6.5より小さい、請求項1記載のピック(10)。
  3. 前記センタリング付加部(34)および/または前記凹部(35)は、前記収容孔(39)に対して環状に配置されている、請求項1または2記載のピック(10)。
  4. 同一のまたはそれぞれ異なる深さを有する複数の凹部(35)、または前記センタリング付加部(34)の周りに渦巻き状に延在する少なくとも1つの凹部(35)が、前記座面(33)内に形成されており、前記支持要素(30)の前記収容孔(39)の前記内径Di(58)と、複数の前記凹部(35)のうちの1つまたは前記渦巻き状の凹部(35)の複数の溝のうちの1つに対する前記カラー高さ(52)との比が、好適には前記収容孔(39)の前記内径Di(58)と1つの凹部(35)または1つの溝に対して特定された最大の前記カラー高さ(52)との比が、8より小さい、請求項1から3までのいずれか1項記載のピック(10)。
  5. ガイドウェブ(37)が、前記センタリング付加部(34)に対して間隔を置いて、隣接する前記座面(33)を越えて突出している、請求項1から4までのいずれか1項記載のピック(10)。
  6. 前記凹部(35)は、前記センタリング付加部(34)と前記ガイドウェブ(37)との間に形成されており、前記センタリング付加部(34)は、隣接する前記座面(33)に対して、前記ガイドウェブ(37)よりも大きな高さを有する、請求項5記載のピック(10)。
  7. 前記センタリング面(34.1)、前記座面(33)、前記凹部(35)および/または前記ガイドウェブ(37)の間の移行部は、真っ直ぐにまたは丸み付けられて延在している、請求項1から6までのいずれか1項記載のピック(10)。
  8. 前記座面(33)に対する前記凹部(35)の深さは、0.3mm以上、好適には0.3mm〜2mm、特に好適には0.5mm〜1.5mmである、請求項1から7までのいずれか1項記載のピック(10)。
  9. 前記支持要素(30)は、20mmの内径Di(58)を有する収容孔(39)を有し、前記カラー高さ(52)は、2.5mmより大きい、かつ/または前記支持要素(30)は、22mmの内径Di(58)を有する収容孔(39)を有し、前記カラー高さ(52)は、2.75mmより大きい、かつ/または前記支持要素(30)は、25mmの内径Di(58)を有する収容孔(39)を有し、前記カラー高さ(52)は、3.125mmより大きい、かつ/または前記支持要素(30)は、42mmの内径Di(58)を有する収容孔(39)を有し、前記カラー高さ(52)は、5.25mmより大きい、請求項1から8までのいずれか1項記載のピック(10)。
  10. ツールシステムであって、
    ピック(10)、特にラウンドシャンクピックであって、ピックヘッド(13)とピックシャンク(11)を有する、ピック(10)と、
    支持要素(30)であって、その下面に座面(33)を有するとともに該座面(33)を越えて突出するセンタリング付加部(34)を有し、該センタリング付加部(34)は、前記ピック(10)の中心縦軸線(M)に対して斜めに延在するセンタリング面(34.1)を有し、該センタリング面(34.1)は、間接的にまたは直接的に前記座面(33)へ移行しており、前記支持要素(30)は、前記中心縦軸線(M)に沿って、前記ピックシャンク(11)を収容するための、内径Di(58)を有する収容孔(39)により中断されている、支持要素(30)と、
    前記ピックシャンク(11)を収容するためのピックホルダ(40)であって、該ピックホルダ(40)は、前記支持要素(30)へ向いた側で、前記座面(33)を載置するための摩耗面(47)と、前記支持要素(30)の前記センタリング付加部(34)を収容するためのセンタリング収容部(48)とを有する、ピックホルダ(40)と、
    を備える、ツールシステムにおいて、
    前記中心縦軸線(M)の方向で、前記センタリング収容部(48)の、前記摩耗面(47)から離反する側の端部と、前記摩耗面(47)との間で、または前記センタリング収容部(48)の前記端部と前記摩耗面(47)を越えて突出する付加部(47.1)の最高点との間で測定されるセンタリング高さが、前記支持要素(30)の前記収容孔(39)の前記内径Di(58)と前記センタリング高さとの比が8より小さくなるように、かつ/またはカラー高さ(52)が、前記ピックホルダ(40)に組み付けられた前記ピック(10)の軸方向の遊び幅(50)よりも大きくなるように、設計されている
    ことを特徴とする、ツールシステム。
  11. 前記支持要素(30)は、その座面(33)でもって、前記ピックホルダ(40)の前記摩耗面(47)に載置しており、前記ピックホルダ(40)の、前記摩耗面(47)を越えて突出する少なくとも1つの付加部(47.1)は、前記支持要素(30)の、前記座面(33)内に成形された凹部(35)に対応するように構成されていて、かつ該凹部(35)内に突出している、請求項10記載のツールシステム。
  12. 前記支持要素(30)は、ガイドウェブ(37)を有し、該ガイドウェブ(37)は、隣接する前記座面(33)を越えて突出しており、前記ピックホルダ(40)は、前記摩耗面(47)内に成形された、前記ガイドウェブ(37)に対応するウェブ収容部を有し、該ウェブ収容部内に、前記ガイドウェブ(37)が突出している、請求項10または11記載のツールシステム。
  13. 前記付加部(47.1)および/または前記ウェブ収容部は、前記ピックホルダ(40)の製造に際して賦形方法により前記摩耗面(47)に形成されており、対応する前記凹部(35)および/または対応する前記ガイドウェブ(37)は、当該ツールシステムの運転中に前記座面(33)の摩耗により形成されており、かつ/または前記凹部(35)および/または前記ガイドウェブ(37)は、前記支持要素(30)の製造に際して賦形方法により前記座面(33)に形成されていて、対応する前記付加部(47.1)および/または対応する前記ウェブ収容部は、当該ツールシステムの運転中に前記摩耗面(47)の摩耗により形成されている、請求項10から12までのいずれか1項記載のツールシステム。
  14. 前記センタリング付加部(34)、前記ガイドウェブ(37)および/または前記凹部(35)は、中断された輪郭プロフィールを有する、請求項1から13までのいずれか1項記載のツールシステム。
  15. 前記輪郭プロフィールにおける中断部は、半径方向の1つの縦延在部分または半径方向の様々な長さを有する複数の縦延在部分を有する、請求項1から14までのいずれか1項記載のツールシステム。
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